舞台サイボーグ009-13番目の追跡者- 感想

去年(2024年)に公演された、60周年記念舞台の感想はこちら

61周年最高~~~~~!!!!!!(心からの叫び)

正直に話すと、続編を望みつつも無理だろうな……と思っていました。前回の舞台は60周年記念作品でしたからね。円盤が出てくれただけ御の字だな、円盤の収録内容豪華で嬉しいけれど同時に続編は諦めろってことでもあるのかな……なんて考えていたわけです。
い、良いんですか……!? 続編を……!? 全キャスト続投で……!?!? もう本当にありがとうございます……! 今回も円盤を何卒よろしくお願いいたします……!!

千穐楽の配信はこちらから見れますので、是非見てください。俺も今から見ます。

サイボーグ戦士たちの中でいろいろな組み合わせが見れて嬉しいなという気持ちがあります(例:日常シーンでの001+005+008(更に言うとそこからの002+005+008のわちゃわちゃ)、屋敷突入時の002+008、など)。能力の関係でどうしても組み合わせ偏ることはあるんだよな……原作だと特に0013戦は009しか出番がないと言っても過言ではなく、それぞれの見せ場があるのも本当に嬉しい~~~~前回以上にそこが配慮された作品だと思いました。嬉しいね。
出逢った直後だった第1弾の時から仲良くなっていますので、非戦闘時は名前で呼び合っているし(自分、この呼び方の違いがオンオフ切り替えのようで大好きなんです!)。戦闘時もとっさの判断や即座の連携が増えているし。嬉し~~~第2弾だからこその喜びだと思いました。

今回のBGソルジャーズで1番好きなシーン、スカール様(様……?)が0012に命令した後のBGダンスシーンです。軍団として統率が取れていてとても恐ろしい。
アジトではなかったので、「BGソルジャーズ」としての活躍は今回控えめな印象でした。もしかしてだからスペシャルカーテンコールでストッパー外れたようにびっくり人間ショーしてるの? まじで円盤に絶対残して欲しい、頼む。

すみません、ヒーローカーテンコールなるものではスカール様の人質になりそこから002と004に客席までエスコートしていただけるというのは本当のことでございましょうか。どちらか片方だけでもわたくしめにもしていただけませんでしょうか。人質になりました場合、スカール様のお手を煩わせて申し訳ございませんが、そのお手で引導を渡して頂くことをご一考お願いできますでしょうか。

相変わらず悪のカリスマでした。最初、眼だけが見える演出があるのですが、もう本当に大好き。しかしそれでいて、「ブラックゴーストは死の商人で、それは恐ろしい存在なのである」ということをしっかりと伝えてくれる冒頭で嬉しい。サイボーグ009のテーマから外れていないというかさ。大切なことですよね。

アフタートークで仰っていたのですが、人差し指1本分しかない白黒視界だそうです。しかも髑髏の関係上、常にうつむきがちでいるそうです。それで……あの動きを……!? あのダンスを……!?!?
スカール様状態でのお見送り、優雅だったのに途中から明らかに空気音聞こえてきて笑ってしまった。そしてアフタートークで納得しました、そらね……呼吸辛いだろうしね……

美しかった……舞台版だと「戦地で行方不明(死んだ)夫の帰りを、夫との思い出が詰まった屋敷で待ちたいが、病に侵された身のために叶わず、そのためにブラックゴーストによる改造手術を受けた」というキャラなのですが、004に指摘されている通り「ブラックゴーストのせいで夫が死んだかもしれない」ということを心の何処かでわかっている節があります。ずっと後悔して苦悩してきたのだろうなと感じさせる悲痛な叫びが本当に好きです。004に指摘された時の「……だったら何だというんです」の声色も本当に好き。あと、立っているとドレスに見えてターンでふわりとし裾が広がり、しかし踊るとパンツスタイルであることがわかる衣装、本当に大好き。美しい。
最後の夫が帰ってきたシーンは死ぬ間際の願望が見せた幻想か、死んであの世へ連れて行くために迎えに来た夫概念だと思っています。
しかしここまで真面目に語っておいてなんですが、スカール様とのダンスシーンや、004を徹底的に痛めつけるシーンなどが、フフ、その……えっちでしたね…………

ところでスカール様のところでも書いていますが、11/23マチソワ参戦しました。マチネでスカール様・0012・0013のお見送り、ソワレで中の人たちのアフタートークショーからのお見送りです。
前の人たちの様子を見ていて、0012は真顔だけれど割とハートマーク返してくれているのを見て、よしやってみるか……と自分もハートマークをしてみました。
返してくれました。美しい真顔のまま、スン……と両手で綺麗なハートマークを俺にくれました。
ソワレでもしてみました。
良くマチネで真顔保っていたな!?!? という性格だった演者さんが溢れんばかりの笑顔で俺にハートマークをくれました。
フランソワーズ助けて!! 俺この人好きになっちまう!!

原作のあの少年をこんな美形の偉丈夫に! そういうのもあるのか。
偉丈夫に変更したことにより迫力が増している。0012との「ブラックゴーストからは逃げられない」のダンスシーンの、0013のわけわからん動きが好き。どうしてその体勢でその部分だけ動かせるんです……?
原作から明言されているわけではありませんが、おそらく発話障害であり、それが後天性設定にした媒体もある(らしい。すみません、アニメを見とらんので……)のですが、本作はそのあたりはまんまお出しされていて。要素の追加や令和ナイズはすれど要の変更は行わない。前作からそうですが、難しいテーマを扱う作品だからこそ逃げないのは、本当に誠実だなと思います(だからってアニメが誠実ではないと言いたいわけではないです)。そういう脚本だからこそ舞台第2弾が無事に公演されたのかも。

ただ女の子のくだりは入れて欲しかった感もある。公演時間考えると仕方ないのですが、ちょっと仲良くなるのが急すぎる気もしてしまう(しっかり泣いておいて?)。
あと、ジョーとフランソワーズが0013を指して「あの少年」と言うシーンがありますが、青年では……という気がしました。良い感じに令和ナイズされているからこそ、違和感を持ってしまった。
あとこれは0013直接は関係ないのですが、EDの歌が「あーあ」という0013の台詞を意識した歌詞を多用した歌になっているのが好き、泣いちゃう。

前回以上にばっきばきに踊っている、何なら一瞬だけど殺陣っぽいシーンもある。しゅんごい……ど、どうしてそんなに動けるとですか……?
「じじいじゃなくて……お兄さん♡」のシーン、笑ってしまったし、ソワレで日替わりじゃないとわかってまた笑ってしまった。カーテンコールのパイプパフォーマンス、あんなに格好良いのに……!
原作のコズミ博士の役割も担っており、まあ歌って踊れるおじ……お兄さんをもう1人探してくるのは大変か……と思いながら久々に原作を読み返したら、記憶以上にギルモア博士の出番がなくて笑ってしまいました。そりゃ役割くっつけるわ。

めじるしアクセサリーを1つ記念で購入したら博士でした。スマホストラップに通して機械運を高めようと思います。
あとごめん! これ物販に対する不満ですけれど、ちょっとランダム多すぎない!?

心なしか前作より早口なところが多かった気がする、おねむシーンがないからかな。
演出の都合ではあるのですが、ジェロニモとピュンマに揺り篭を作ってもらってふわ~って浮かんでいくシーン、喜んでいるみたいでかわいい。イワンも兄弟たちとの交流を経て自然体でいられているのかもしれない。

前回同様飛び回ってくれるのですが、空中のワイヤーアクションが強化されていて、もうマジマジ大感謝でした。ピュンマもワイヤーアクションがあり横にくるくる回るのですが、ジェットは縦にぐるんぐるん回ってくれてこの違いが本当に嬉しい。そしてこの2人で0012屋敷に突入するところが本当に好き。冒頭で1人スカール様に挑んでいるところも好き。
今回中盤以降は004より冷静に戦闘しているという点も好きです。愛する人との死別を経験しているのか否かの差が出ている……こいつ好きしか言ってねえ! だって本当に大好きで…………

ソワレで通路席だったのですが、ありがたいことに002と007が席降りで横に来てくれました。002は人食い屋敷を探す下りでの席降りだったのですが、まじで私の横で立ち止まり、手掛かりがなく進展もなく苛立りのあまりマイクに乗らないレベルの舌打ちをするジェット・リンクがそこにいました。ありがと~~~~! 墓場の画廊のシャツ着て行って良かった~~~~! 興奮のあまり思わず同行者におててばしばししてしまった、握ってくれてありがとう……一生分の舞台運を使ったかもしれない。(でも、ヒーローカーテンコールの存在を終わってから知ってしまった……)
舞台ジェット、ガラが悪いシーンが度々あり本当に助かる。かといって基本は優しい人なのである、本当に本当に助かる。
ヨミ編を匂わせるような演出もあって嬉しかったです、まじで頼む。いや、あのワイヤーアクション見たら期待しちゃうでしょ……!!

前回から思っていたのですが、003の演者さん、ダンスが本当にお上手。今回博士とあわせて少し殺陣っぽいシーンがあったのですが、あの、この003、強いんじゃないかな……!? 006と007をちゃんと叱れるし、前回のラストでジョーに名前で呼べって圧かけれるし……!
俺は003が原作で見せた、運転から即座に暴漢を返り討ちにするシーンが好きなので、ぜひ舞台版003のバチクソイケイケ戦闘シーンも見たいところです。生身の恐竜なら倒せるんやぞ。

これはちょっと自分のことで申し訳ないのですが、話の都合で無能になってしまう後出しキャラクター(「○○か……? いや、確信が持てるまでは仲間に伝えないでおこう……」のパターンのやつ)が苦手で、今回のフランソワーズが微妙にそれだったなと思いつつも、一応本人としてはジョーに伝えたかったけれどその度に横やりが入ってしまっていた感じでしたので、まあええか……になりました。それよりは0013がジョーに感謝の気持ちを伝えた後に歌うシーンの方が気になった、悠長している場合ではないので……笑っとる場合ではないので……パンの歌の時間に逃げられたのでは? という気もしたので…………ここらへん全部女の子を削った都合だと思っているので、それも含めて削って欲しくなかったと思っているのかもしれない。

お前が今作一のメロ男や……
舞台の004は原作よりニヒルな皮肉屋が薄れ、年長者感も006・007両名が担うことが多い(今回は007はそこまでだけれど)印象。この辺りは演者さんの影響もあるのでは、とも少し感じますね。特に後者。でも俺も原作004に恋をしていたから、昔からメロ男だったとも思います……

初対面時に一番警戒しているくせに最終的に一番入れ込んでいるの、本当に辛い。本当に愛の人。0012が幻想の中で旦那に再会できたのは004の最後の言葉のおかげだと思います。004は再会することができない……
まじでさ~~このさ~~ハインリヒの「愛する人との死別を経験している男(更に言うのであれば、愛する人の死は己の詰めの甘さが招いているという見方もできる)」というキャラ造詣が本当に大好きで…………それが舞台版0012と相乗効果を生むのが本当に素敵で…………舞台でヨミ編が見たいの、ハインリヒとビーナの別れのシーンが見たいという理由もあります。酷い理由だ。
カーテンコールカーテンコールカーテンコール! 銃口を向けて撃たずに微笑んで胸に手を当ててお辞儀をする! ずるいだろあんなん!!

演者さんが前回の舞台からプロレスデビューをされたこともあり、ムキムキ具合に拍車がかかっています。カーテンコールでどしんと舞台を片足で揺らすのですが、あの、まじで振動が伝わってくる……! 少し浮いた気すらする。右脚でも左脚でも揺らしてくる。
いや本当に前回以上に戦闘シーンが凄い。BGソルジャーズを二人振り回すし(それについていけるBGソルジャーズの人たちもすごいのだけれど)、BGソルジャーズを軽々と抱えるし、抱えたまま捌けるし……頼りになる男だぜ。歌うシーン以外はどうしても言葉数少ないキャラなのですが、その背中で魅せてくれる。

スペシャルカーテンコールでジェットとのおんぶ見せてくれてありがと~~~!

ジョー(に限らずフランソワーズやジェットたちもなのですが)って、若くて青いんだよなあ、って今回見ていて思いました。ジョーが0013に対して「何でわかってくれないんだ……!!」って叫ぶシーン、ジョーの優しさと同時に若さ・青さを感じさせて好きです。
そんなジョーが0013を1人で止めようとしているのを006が「私も行くアル」「あれを一人は無茶ネ」と冷静に止めるの、本当に好き。良かった。博士が捕まっている関係であまり活躍はできないのですが、戦闘時は万が一の時に情に流されない選択を取れるんだろうなと感じさせる冷静さがある。それはそれとして料理シーンがとてつもなくかわいいという魅力もある。

メイン曲が好きなのですが、特に006~008パートが好きです。006パートは音楽のアレンジと歌詞のかわいさが好きです。「火力は無問題ね♪」←大好き大好き大好きかわいいかわいいかわいい

前作以上にコメディリリーフ担当でした。0012との初邂逅のところ本当好き。それはその……husband的な?
005に泣きつきに行くし正面向かせられるしそれでも尚胸を借りようとすると拳をちらつかせられて大人しくするのも好き。「ジェロニモは拳をちらつかせる奴じゃないが……?」の俺と「フランソワーズもふざけないで頂戴って言っていたしここは真面目に聞くべきシーンだからな……」の俺がいる。張大人が今回シリアス寄りなので、グレートいないと気が抜けるシーンがまじでなくなってしまう。

メイン曲好き話007パートについてなのですが、「舞台役者」感が強いのが本当に好き。ライオンキングのような体勢で高らかに歌い上げる舞台役者。前回のタップダンスもですが、本当舞台化にあたり素晴らしいキャラだと思います。
あと今回、変身シーンで必ずでべそ押してくれるのも好きです。

演者さんの影響もあり前回ダンス特化だと思っていたのですが、今回は戦闘シーンもめちゃくちゃかっこよかったです、とっさの判断とか(005と共にすぐに残る判断をするところ)。
しかし水中戦では負けてしまう……原作からの問題点ではあるのですけれど、ピュンマって不遇気味。舞台ピュンマが水中戦で活躍するシーンが見たいです……それを考えると、1回くらいは舞台オリジナル脚本を……どうすかね!? 今後同キャストで長く続く前提のお話やないかい。
これは前回の千秋楽挨拶や今回のパンフを見ての感想なのですが、この演者さんがピュンマを演じてくれて本当に嬉しいです。どういうことかわからん人はぜひパンフを買ってください。
あと地味に「Cyborg 008!」の発音が良いところも好きです。

メイン曲のお話。前回から思っていたのですが、絶対演出の人、008演者さんのダンス大好きだと思う。直後の009にBGソルジャーズを人員をまわすために008ソロ多めという裏事情はありそうだなと思うのですが、それ差し引いても「存分に魅せてこい……!!」という気概を感じます。魅せられているので大正解です、もっと頂戴。

0010のシキとリク設定は舞台オリジナル設定ですが、そのせいでというかそのためにというか、友達を立て続けに亡くす薄幸さに拍車をかけている。原作で「友達になりたかった……僕だって!」を、舞台では「僕の……友達だ……!」って言ってくれるの、めっちゃ良いですよね、良い…………
若くて青いのですけれど、それってジョーの格好いいところでもあるので。ヨミ編ばかり言っているけれど「あとは勇気だけだ!」も見たいので、舞台版ミュートス・サイボーグ編も欲を言えば見たい。

今回の舞台でvs0012にジョーを一切入れずだったの、本当に大胆かつ名采配だと思います。それでいて原作でvs0012したのは004,006,009だから、丸きり原作を無視しているというわけでもないんだよな。絶妙だと思います。超特急に乗るところ好きなのですけれど、真っ先に削られるシーンなのも理解している。
舞台が続くとしての話ですが、舞台版はスカール様とジョーのあれこれ関係どうするのかな?

前回も言ったけれどゼロステで地下帝国ヨミ編が見てぇ~~~~!!!! 諦めきれねぇ~~~~!!!! 同じ演者さんたちで見てぇ~~~~!!!! 偉い人、引き続きよろしくお願いいたします!!!!
ちょっと冷静になった上でのコメントですが、何作もは無理だろうと正直思っているので、地下帝国ヨミ編と各々が活躍するオリジナルの2つは何とかして見たいナ……と思います。オリジナルはめちゃくちゃ殺陣しまくって欲しい…………オリジナルじゃなくてナンバーズの短編集でも良い、クビクロをやってくれないか? お前また辛い話をリクエストしやがって……

舞台サイボーグ009 感想

今回は感想記事です。良かったら先に前回のゼロステおすすめ記事を見てね。
あと、前回の記事で「原作履修アニメ未履修」と書きましたが、よく考えたら完結編も未履修でした。まあ、「屍者の帝国」みたいなものだと認識しているので許して……

ゼロステを勧める記事を書いておいてなんですが、今回の舞台がどうしても受け付けられない人がいたら、それはそれで良いと思います! 60周年という長さがあり、いろんなメディアミックスがある作品です。1つくらいそういうのがあったって仕方ないです。
そして、何か特定のメディアミックス・特定の○○編が受け入れられない=サイボーグ009を愛していない、ではないです! 逆(特定のメディアミックス・特定の〇〇編だけが大好き=サイボーグ009は愛していない)もまた然りです! そこは履き違えちゃいけません! 他者に愛することを押し付けてもいけません!
そういう場合は仕方がない! 同じサイボーグ009を愛する者同士ですが、貴方は森で、私はたたら場で暮らしましょう。
それはそれとして、舞台に少しでも興味ある・ちょっとでも「ええやん」ってなったら見てみることをお勧めします! 令和の今だからこそ、そして60周年という節目の今だからこそ、届けてもらえたエンターテインメントでした。

おすすめ記事の時にも言いましたが、「サイボーグ009」を描いてくれてありがとう。これに尽きると思います。
全くのオリジナルエピソードとか(リゼロとかはこれにあたりますね)、極論原作の短編を繋ぎ合わせるとかでも良いと思うんですよ。009の短編名作は山のようにあるし、戦争を扱っていない作品だって数多くあるし、それらで「60周年の舞台結構良かったね~」「まあご時世だしこうなるよね~でも好きなエピソードあって良かった~」くらいで終われると思うんですね。
「60周年凄いね! 本気だね! 良いもの見れたね!」ってなれたのは、やはりサイボーグ009のテーマを正面から描いてくれたからだと思います。

統率の取れた動きからブラックゴーストの恐ろしさが伝わってきます。ロボット兵のシーン良かった。アクションシーンが本当皆さん凄いの! ゼロゼロナンバーズの能力が凄い、という演出を舞台で伝わってくるのは、CG技術や本人たちの動きもありますが、BGソルジャーズの皆さんの力が大きい。
カーテンコールで1人ずつ紹介されていくのも良かったです。

皆さん本当にダンスがお上手。すっげえ、あの……びっくり人間ショーみたいな……今の舞台ってみなさんこんなに踊るんですか? 嫌なんだろう、メインキャラたちの踊りももちろん凄いし痺れるし「かっこいい~~!」ってなるのですが、BGソルジャーズのそれは、「はわわ……(脳が理解を拒否している)」みたいな感じ……BGソルジャーズとして正しいな!

まっじでめっちゃくちゃ悔しいのですが、スカールのカリスマ性みたいなのがすごい伝わってきました。いや、マントを靡かせるのずるいよ、格好いいよ……あんな人にもし勧誘されたら、俺……ブラックゴースト入っちゃうよ…………
マント靡かせるのも、演者さんがずっと役に入られているのも、特別カーテンコール? で踊らずに威厳たっぷりに座っていらっしゃるのも、本当良かった……「悪のカリスマ」みたいなさ~~~ポケモンのサカキさまみたいな良さがさ~~~~良かった……(しみじみ)

ここ2人の物語を深堀りしているのが令和だなって思いました。でもなんだろうな、「ああ、彼らには本当にそういう物語があったんだろうな」って思えるんですよね。原作での倒し方をわかっていても涙ぐんでしまいました。今までのメディアミックスだと0013が担当している役割な気がしますね。

良かったな……シキとリク、プラスとマイナスの演じ分けが凄かったです。プラマイをしている時、まじでずっと瞬きをされておらず、戦闘用サイボーグであることを強調した演技。それがシキとリクに戻る瞬間、良かった……あと俺、「おにいちゃん」に弱いので……最後の手に取り合うシーン、「この手はお兄ちゃんの手だ」に対して「この手は大切な弟の手だ」っていうのが本当、良かった……
だからこそ25日昼公演のアフタートークめっちゃ見てほしいです、配信で見れるので。好きなお兄ちゃん発表弟じゃん!! 関西弁ハインリヒのインパクトが薄れるとか、ある!?!?

余談ですが最初同行者(ステとか舞台とかめっちゃ行く人、今回二の足を踏んでいた自分を誘ってくれた)から「ラップパートあるらしいよ」って聞いた時、ビジュアルも相まって0010vsゼロゼロナンバーでやるものだと思っていたから、ゼロゼロナンバー内で始めた時、「アッ!? そこで!?!?」ってなりました。

カーテンコールでめっちゃ機敏に踊ってらして「!?」ってなったら、なんと御年64とのことで「!?!?」ってなりました。あの動きで!?!?
渋さとおちゃめさが融合した博士でした。最初のあの、自分が起こしてしまった戦火に己の所業を後悔しつつも、その気持ちに飲まれることなく一歩踏み出すあのシーン。良かったですね……

どうしてもあの表現にまあなるよねって思いました。ずっと誰かかしらに抱っこされているの本当に可愛い。
0010を救いたいジョーに対して「良い考えがある(けど破壊しないとは言っていない)」は、まあ001だなって思いました……ゼロゼロナンバーズでそこらへん1番ドライなの、イワンだと私は思っているので。

ビジュアルが本当に再解釈ジェットたち(リゼロとかの、原作ままのビジュアルでないジェット)の中で一番好きでした。ポニテ最高~~~~!!
配信で改めて見て思うのですが、序盤にあるゼロゼロナンバー紹介の「What number? What number?」のジェット名乗り前の音ハメ部分、くっっっっそ格好いい~~~!! というか全部が格好いい~~~!! 言動や所作がすべてジェット・リンクなんだよな……飛んでる……
凄い……この、何……? 身体能力、何……? 飛んで、走って、空飛んで、踊って、飛んで(2回目)……千秋楽後もどこも痛くないって、な、なに…………? フィジカルおばけじゃん……本当に理想のジェット・リンクでした、ありがとうございます…………

あえてあげるとすれば、自分原作履修アニメ未履修勢なので、ジョーとの差別化で仕方ないこととはわかっていても(原作後期もそうなので)、どうしても「僕」ジェットも見たかったなあ、と思う所存です。メディアミックスは基本「俺」ジェットだよね。「僕」ジェットしてくれているの、メガCD版くらいじゃない!? まあそのメガCD版はどこ落ちをやってくれているので、それだけで「僕」ジェット派大勝利なんですけれど……ゼロステで地下帝国ヨミ編を、終盤原作の台詞ままでやれば解決!

演じられた演者さんがサイボーグ009及びジェット・リンクを好きで格好いいと思ってくれているのが本当に嬉しくて、そんな演者さんがいの一番に「続編お願いします!」って言ってくれるのが本当に本当に嬉しかったです。久しぶりに原作を読み返して夢人格が大暴れしています。
あと、どうでも良いけど公演当日にジェットの上着持って行ったのですが、すっごく天気のいい日で暑くて着れませんでした。Tシャツにすればよかったか……(Tシャツも持っている)

逃げたいと口にしつつも、使命に立ち向かっていく彼女が素敵だなと再確認しました。逃げたい気持ちを隠さずに口にするのがまた良いんだろうな、「そんなわけにはいかないとわかっている(から誰かに止めてほしい)」という気持ちの表れなので……

カーテンコール部分で、他のメインたちはBGソルジャーズとなのに、フランソワーズだけジョーとのデュエットなのが良かったです。序盤ゼロゼロナンバー紹介部分にはソルジャーズさんたちいるので、余計にそう思う。基本的に凛とした表情をしている彼女が、恋する乙女の表情でジョーに手を取ってもらうあの瞬間ね~~~! 良いよね、良い……その前の墓参りのシーンで名前呼びを圧かけるところもかわいいよね……

ハンドガンなど武器を使用する動作時に全部反動を感じさせる動き。ダンスで動きが対比的なジェットとアルベルトが並んでいるの、たまらなかったですね。なんだろうな~~~中に武器が詰まっているためどうしても重くなるアルベルトの動きっていうのかな、ハンドガンやミサイルの反動の再現というのかな、敵を刺した後に嫌そうに血を振り払う動きなのかな。良い意味でかたい動き? その全部が「アルベルト・ハインリヒ」がそこにいるって感じなんですよね……良かった……
メカ眼(三白眼)をアイラインで表現するの天才。ジェロニモとはまた違うごつさで、戦闘シーンで大暴れするの、たまんね~~~な~~~!

上でジェット夢って言っておいてなんですが、ょぅι゛ょ初見時はアルベルトが初恋でした。正確に言うと、「ビーナと心通わせつつ、結局彼女を救えなかったアルベルト」に幼心に惹かれたっぽいなって思います。ょぅι゛ょが抱いていい性癖か!? 本当に!?

「良いよ~良いよ~! 仕上がってるよ! 肩にギルモア博士乗せてんのかい!!」って思ったらまじで開演5分前に乗せてた。まじで公式のLINEスタンプだった。

ただでさえ立派な体格をされており、筋肉もむっきむきで、ジェロニモを再現できる舞台俳優さん他にいるのかなって思うレベルなのですが、本人が「ジェロニモは……こんなもんじゃねえ!」って毎日ジムに通って鍛えていらっしゃるの、まじですごいよ。ストイック。いや、純粋に筋トレが好きということもあるんだろうけれど、それでもね!?
あとラップパートが全部優しい。後半に「気持ちはわかる、心意気が伝わる。でもそれでみんなが危険な目に遭うのは考えたのか」みたいにジョーに伝えるの、本当ジェロニモ・ジュニアの優しさを表現したようなラップでした。でもラップできるジェロニモってじわじわきますね。

かわいかった~! 何が凄いって演者さんもかわいらしかった。自分が行った時のアフタートークで008役の方が「酒井さん(006役の人)が○○(BGソルジャーズの1人)に、現場にあった差し入れを持って行ってそれに毎回手紙を書いているのがずるい。僕も欲しい」って言っていて「ええな~仲ええな~」と思っていたら、実際にTwitterで上がっていた写真を見ると文面や文字も可愛くて、そりゃ欲しくなるわ! って思いました。え、筆まめな張々湖概念、ええな…………(噛みしめ)

張々湖とグレートがいないと本当にずっと重い話だよなあって思います。もちろん二人も重い背景を持っているんだけどね、なんだろうね、酸いも甘いも嚙み分けた最年長だからこそ、場を和ませられるんだろうなあって今回のゼロステで改めて思いました。002と004の言い争いを必死に(物理的に)間に入って止めるところとかね。
舞台中でお怪我をされた? 体調を崩された? ことだけ心配です。最後まで演じてくださり本当に感謝しかないアルよ。

最年長は張々湖とグレートが担当(設定によって異なる)していますが今回はグレートで解釈して脚本描かれたのかなと思いました。(というか、演者さんも含めてそう解釈していたのかも。「最年長も多いグレート」みたいなことをアフタートークでおっしゃっていたので)
舞台版でもひょうきんキャラというか張々湖とあわせてムードメーカーであることに変わりはないのですが、最後にスカール出てきたときに一人だけ銃を構えているグレートとか、フランソワーズが締めに入るために階段から降りるときに手を差し出すグレートとか、最年長の頼もしさを感じさせてまじで格好いい。もちろんタップダンスも最高でした。いやまじでタップダンスするグレート、反則じゃない!?

演者さんがアドリブ苦手とのことなのに唯一の日替わりシーン担当していて大変そうでしたw アフタートークなど見ている限りまじで苦手なんだろうなって伝わってくる。アフタートークでもかちかちに緊張されていた。
なのにめちゃくちゃgreatなグレート・ブリテンを演じてくださり感謝しかない。格好よかった~~!

戦闘シーン以外でのキャラ描写的には、「どうしよ~!?」みたいになっているシーンが多かったですね。
というか、これはリゼロでも思ったのですが、ピュンマっていろいろと扱いが難しいのだと思います。人種的・お国的というのもそうなのですが、能力がそもそも水中に特化したものなので、ピュンマを活躍させるには水中の舞台を用意しなくちゃいけない。水中の舞台であるということは、逆に他のゼロゼロナンバーは活躍できない(張々湖とか顕著ですね、水中では炎も地中もないので)。
かつ、明確に大卒で頭が良いという設定があるので、生き残らすと生き残らすでいろいろ判明・確定させていって、脚本としては厄介な存在になる(グノーシア終盤のラキオ状態)。リゼロ序盤で退場した+それでいながら神の声の真意を理解していそうだったのって、多分このあたりが理由なんだと思います。

個人的にはカーテンコールで一人音楽の系統が違うのがめっちゃ良かったし、そこでソロで踊り出すことでダンサーさんたちが次のジョーに繋がるのも良かった……ダンサー20年やってきた演者さんだからこそ任せられたソロ演出なんだろうなって。そしてそのソロパートダンスで、他のダンサーやCGなく己のダンスだけで水中を表現できる彼は間違いなくマーメイドでした。
最後の、博士の吹いた煙を手でパパパッてかき消して笑顔を浮かべるピュンマ良かったな……ピュンマに健康を心配されてえし、なんなら不摂生を叱られてえもんな俺もな……(?)

元宝塚の方がキャストということで、今回一番賛否が分かれた部分だと思います。(ラップパートじゃないのおもろいな……ラップパートは全体的に「ラップする推しが見れるだなんて長生きするもんだ」みたいな肯定的意見が多いの、まじでおもれえな……)

自分は賛の方です。そもそも前提として自分がアニメ見ていないです、リゼロだけ見ている。その上での自分のジョーの解釈なのですが、歴代声優さん見ると草尾毅さんとかに似合いそう~って思ったんですよね。中性的とまではいかなくても少し線の細くて芯の強そうな男性主人公枠と言いましょうか。なので今回の七海さんの声も個人的には違和感ないどころかめっちゃ良いじゃん! ってなった。
でもこれ多分、アニメを中心として009好きな人とは解釈が違くて。多分「島村ジョー」の声のパブリックイメージで多いものって、井上和彦さん櫻井孝宏さんあたりなんじゃないかな、と思います。TVやゲームを担当されていた方たち。櫻井さんはともかく井上さんの声で、宝塚男役に結び付けるのはそりゃ無理だよなあって思います。ジェットのところで上げているメガCD版の声を聞くと、草尾さんに似合いそうだと思ってはいても、でも井上ジョー俺も好き♡ってなるからな……
なので賛否あることは理解も納得しています。まあ、それはそれとして俺は賛なのでべた褒めするがな! がはは!!

良かったな……ジョーの年相応の少年感。少年院には入ったことがある程度に激昂してしまう、踏み込んで欲しくない大切なところがあるという繊細さ。彼がずっと感じている孤独感。ステオリジナルとして、大切だけど眩しすぎて踏み込めなかった存在(双子)との諦めきれなさや葛藤。そして、演者さん自身が「島村ジョー」の格好良さを作るために、ボクシング通ってくださったとのこと。そういうのがすごい伝わってきて……特にシキとリクに独唱シーンは、この演者さんだからこそ演技できたシーンだと思います。
今回は0010との友情がメインでしたが、やっぱり地下帝国ヨミ編が好きな身としては、同じ演者さんたちで002と009の友情とか(千秋楽のハイタッチ最高~~~!)、003との恋物語とか(カーテンコール部分の演出最高~~~!!)、もっと見たいですね。

ゼロステで地下帝国ヨミ編が見てぇ~~~~!!!! 同じ演者さんたちで見てぇ~~~~!!!! 偉い人、頼むわ!!!!

サイボーグ009、60周年最高~~~~!!

舞台サイボーグ009(通常ゼロステ)を見てきました。

おもしれ~~~~~!!!!!!(心からの叫び)

おもろコンテンツは感想書いて後世に伝えよ村の出身なもので、気が付いたら筆を執っていた次第です。
この記事は「気になるけど舞台はな~」みたいに躊躇している人に向けて、背中を押すつもりで書きました。内容に踏み込んだ記事はまた後日書く……かも!

一応見に行ったやつがどんな奴かという説明をすると、原作ファンです。
2.5舞台は数回行ったことがある程度。ただ、結構前のものばかりということもあり、今回の演者さんは声優もされている009役七海ひろきさんしか知りませんでした。
009原作は、幼少期に祖父の書斎にあった父が読んでいたであろう漫画の、地下帝国ヨミ編を手に取って見事にずぶずぶずぶ。ビーナと004、002と009の関係性に脳が焼かれて今もずっと引きずっているってわけ。当時から関係性のおたくをしていたのか……というかこいつらのせいで今も関係性のおたくをしているまであるのか……。ほぼほぼ読んでいるとは思うのですが、全部読めているかと言われるとちょっと自信がねえ。(追加:完結編はまるまる未履修でした。原作定義からは外れているということで一つ……)
アニメはリゼロだけ見ています。いや流石にTV版放送世代は外れてるんすわ……

①キャラがそこにいる

サイボーグ009の能力って、実際にやってみせるのはなかなかに無理なものがあるじゃないですか。002や009の加速とかさ、007の変身とかさ。
舞台では演出でうまくカバーされているんです。CG技術とか音とかワイヤーで。002が空飛んでいるし(これは演者さんの身体能力が高すぎるというのもある……)、004が手からマシンガンぶっぱなしているし、008が水中を自由に泳いでいるんです!

他にもダンスパート! 同じ振り付けを踊っているはずなのに、002は軽やかに動き、004は下に重心がある感じの、安定感がある踊り方をし、全く違う、「嗚呼、キャラがそこにいるな~」と思う動きをしてくれます。これがたまらねえのよ……楽しい。
強いて言うのであれば、009役の方が宝塚出身ということで、2.5俳優さんに比べると動きのキレがいまいちに感じる瞬間もありました。「009の動き」じゃないように一瞬思っちゃうかも。ただ、009がソロで歌うシーンはやっぱりお見事。

本当にさ~~~みんなかっこいいんだよ~~~……スカールもかっこいいんだからずるいわ。マントひらひらするのめっちゃかっこいいわ……そりゃブラックゴーストも栄えるわ…………

②ほどよく原作、ほどよく現代

主に002や008あたり、無理のない再現が最高でした。いや、まじでね!? ポニーテール002、天才だと思うのですが!?!? ビジュアルが最高過ぎ。

見た目だけではなく、演出も現代で、原作目的ではなく俳優さん目的で来られた方も楽しめる作りでした。扱う内容が内容なので、原作全くわからないで来ると大変だろうなあ、と思いつつも、ダンスやラップなどでそういう人たちのも飽きさせない。
いや、あったんですよラップパート。なんでもヒプステ制作陣らしくて、その影響かラップパートがあるんですね。で、演者さんもヒプステ出てらした方たちがやってて、うめぇんだこれがまた……
他にも007のタップダンスシーンも個人的に大好きです。グレート・ブリテンがそこにおるわい……

0010が出てくる部分が今回の物語なのですが、原作(やおそらくアニメにも)なかった0010の人間時代の話を深掘りし、またその内容も009にありそうなものかつわかりやすく、「0010たちがどういうサイボーグなのか」また「舞台の0010はどういう設定なのか」が違和感なく伝わってくる。めっちゃ良かったです。原作でも切ないのに泣いちゃったもん……

③009のテーマから逃げていない

力を授かった者から離反し、野望に対抗するべく孤独な戦いを続ける。
冒頭の演出で、「あ、009のテーマから逃げていないんだな」って思いました。戦争描写がバリバリ。
009とは切っても切り離せない関係にある人種差別も問題もぼかしていません。原作と同じく、008の出身をケニアと明記しています。

今の時代、どちらのテーマも、正面から書くにはすごく大変だし、すごく重くて苦しい気持ちになると思います。だからこそ書いてくれて本当に嬉しかったです。

何が言いたいのかというと、舞台不慣れ勢も原作好き勢も原作知らない勢も、安心して観に行って良いよ! ってことです!

というわけで見事に009熱が再熱しました、わはは。おもれ。夢本だすね。
円盤欲しいです、早く情報下さい。配信見てお待ちします。円盤出たら多分中身に踏み込んだ感想記事も別途あげます。