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近未来の日本。
(公式サイトより抜粋)
インターネットに視覚的かつ感覚的にアクセスすることの出来る技術によって、「電脳空間EDEN」が人々のあいだで、もう一つの日常世界となっていた。
セキュリティによって守られていた電脳空間。しかし人々の生活に密着するにつれ、そこで起こる犯罪も多くなってきていた。
中でも特殊なウィルスプログラムを利用し電脳世界に甚大な被害をもたらすハッカーたち。
そのウィルスプログラムはAIをもち、あらゆる情報を吸収、環境に応じて多種多様に進化を遂げる能力をもっていた。
人々は、その特殊なウィルスプログラムを「デジタルモンスター」と呼んでいた。
電脳空間で噂のハッカーに興味津々の主人公。ある日チャットで知り合った人物からデジモンを捕まえるための「デジモンキャプチャー」を入手するため、デジモンが出現すると噂の、電脳空間の最下層へとログインする。
待ち合わせをしていたチャット仲間のノキア、アラタと共に仮想エリアを探索し始めるが、突如発生した電脳空間の不具合により、自身の精神データの一部が破損が生じ、主人公は元の肉体にもどれず、半デジタル状態の姿「データ体」で現実世界にはじきだされてしまう!
それと同時期に、町では電脳世界のデータが実体化する怪奇現象が頻発し始めるのであった……。
アニメの「デジモンアドベンチャー」から微妙に世代はずれていることもあり、実はデジモン系は初めて触れました。世代を外れているからこその憧れというか、ずっとやりたいなとは思っていたのですね。初めてのデジモンがこの作品でよかったと思う名作でした。正直序盤のノリで舐めてた(終始このノリですが)。名作です、おすすめ。
「日常生活でインターネットを使用しているけれども、(最初は)ハッカーに至るまで詳しいっていうわけではない」という割と大多数のプレイヤーに近しいのではないかというような主人公なので、作中デジタル関連に適宜解説が入ります。デジモンに関しても同様で、初めてデジモン世界観に触れる人でも割と安心して楽しめました。
シリーズを遊んでいないので、進化がいまいちわからない/どう進化すれば強いデジモンになるのかわからない/そもそもどのデジモンが強いのかわからない問題はありましたが、まあそもそもモンスターつながりのポケモンも新ポケモンがどう進化するかなんて基本わからないわけだし、本作は進化退化が容易なので(というか一部進化条件のために半ば必須なので)、育成もしやすく感じました。
大学時代に勉強していた文学や民俗学なども絡んできて凄い面白かったです。好きなんだよこういう分野~~~オタクくんだからよォ~~~。
いや本当、デジタルのお話なのに民俗学とか妖怪とか都市伝説とか、そういった類が出てきて、うまい具合に話にマッチしている。「オタク、こういうの好きでしょ? だから出してやったよ」ではなく、「オタク、こういうの好きでしょ? 僕も好き! だから出して、話や設定にマッチさせました!」なのが良い。一見なんてことない小ネタな感じの小事件が、巡り巡って別の事件を招待したり、本編に絡んできたりする。
ただ、難点として、人を選ぶキャラクターが多いな、と。良く言えば個性的ですが、悪く言えばアクが強い。そんなキャラクターたちです、そんなキャラクターたちしかいません。
本編中でも遠慮なくその個性を発揮しているので、ちょっと無理なテンションのメインキャラがいるな……となったらクリアまで完走は難しいかもしれません。全体的に、発売当時でもちょっと古いなと感じるインターネットのノリです。人によっては古傷をえぐられて塩を塗られるかもしれません。頑張れ。
以下、ネタバレありの感想。
●主人公
孤独のグルメみたいになってて笑っちゃった。あなた、良くそれでアルファモンの珈琲に耐えられたね……
無口系主人公ではあるのですが、表情で雄弁に語ってくるので、不思議と無口な感じはしなかったな。チャットの返信とかもあるからかも。
アルファモンやアケミのことを世界が忘れた中で、唯一覚えているけれど、誰にも話さずに大切な思い出として持っていくんだろうな。
でも作中での半デジタル体の時はもっと焦って良かったんじゃないかな!? デジタルウェイブできてラッキー♪みたいな感じも微妙に出てきたあたりは心配でした。ノキアとアラタにはもっと早めに伝えてよかったと思う。
●暮海杏子
主人公にとっては、杏子もアルファモンも、どちらも大切な師匠であったんだなっと嬉しくなりました。再構築された世界の暮海杏子は、正確に言うと主人公の知っている暮海杏子ではありませんが、アルファモン要素がない杏子と触れ合いながら生きていくんだろうね。
アルファモンの味覚、どうなってんねん。今思ったんですけれど、意識の主導権を握っているアルファモンが基本的にデジタル体寄りだから、主人公が半デジタル体でもそんなに焦っていなかったのかな。
●白峰ノキア
一番賛否分かれたであろうキャラ。正直うざいと感じるところはまああるのですが(人の話聞かんし……)、いつでもどこでも、前向きで諦めない彼女の姿勢は頼もしかったです。
●真田アラタ
男女平等パンチの使い手( ง’ω’)ڡ≡シュッシュ
いやまあ、主人公が男女選べる割には、ストーリーが全体的に男主人公前提でしたね、といった感じ。パーティメンバーの中では1番好きかな。お兄ちゃんしようと頑張っているのが偉い、好き。
●神代悠子
ごめんなのだけれども正直、終盤のこの子はそこまで好きではありませんでした……理不尽系ツンデレは私は正直そこまで……なので…………賛否分かれるキャラであろうノキアよりも正直苦手でした…………
ユーゴってわかった後のイーターデジタルダイブ時のツンデレはまあ状況が状況だったし、あの場面だけで収まるならまあ……と思っていたのですが、長引かれると……ちょっと…………
リエ(というかロードナイトモン)との最後は良かったです。クーデレ期も好きです。最後が…………
●ユーゴ
本当のユーゴが出てくるのが遅かった関係で、まあ割を食うんだろうなあとは思ってた。俺のヒロインというよりも、アキラのヒロイン。再構築後の世界でそもそもがどうなっているのかわかりませんが、リハビリに付き合うからな……。
●末堂アケミ
こんな好感度高いラスボスおってええんか!!?? 混沌善の塊みたいなやつがおってええんか!!!??? ええんです……好きです…………
社長に対してはマジで純粋に尊敬して慕っていたんだろうなと思います。そんな社長の忘れ形見が一人失われ、まだ幼い子どもたちが重く苦しい思いをしていて。見ていられなかったんだろうな。自分だけが覚えていれば良い(=辛いことは自分が背負うから)、がマッドサイエンティスト具合とは別に伝わってくるのが本当に好きです。
大きくなったアラタに対しての行動も、純粋に生物として進化してほしかったんだろうな……。もしかしたら思うところがなくはなかったのかもしれないけれど、アラタに対して生物としての進化を願うどこか保護者にも似た気持ちと、世界から悲しみを無くしたいという純粋な善の気持ちの半々、みたいな。
お前が救った世界で、俺だけがお前のことを覚えて生きていく…………。いや改めてこう書くと、まじで俺のヒロインだな……。
●岸部リエ
てゆぅかぁ~、普通にィ~、クリア後とか見るにぃ、社長に本当に惚れてたのは伝わってきてェ~? 個人的にはぁ~、好きな悪女だったかもォ~♡ 悪女なのは間違いなァ~~い♡
アケミと同じく、社長/その子どもたちは普通に好きだったと思います。少なくとも最初は。ED後の世界では後妻として兄妹との関係構築を頑張って欲しいですね。
声優さんが個人的に好きな方でした。演じ分けがほんま凄い、流石や。
●エテモンとたわこ
地味にこのコンビ好き。
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もう一度言いますが、正直序盤のノリで「デジモンはまあバンナムIPだし、こういう感じなのかな……」って思ってしまいました。舐めてた。
改めて感想を見返すと、敵キャラの方が割と全体的に好感度高くて笑うな……
最近出た新しいデジモンも面白そうなので気になっています。
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