リバース:1999 復興!ウルル運動会 感想

リバース:1999
BLUEPOCHが贈る世紀末タイムリバースRPG。主人公は時代の誕生と消滅を記録する「タイムキーパー」。「ストーム」の影響を受けない唯一の存在として、1920年代のシカゴ、1960年代のロンドン、1910年代のウィーンなど、止めどなく遡る時代を旅する。

公式サイトはこちら。

かつて、オーストラリアの大地で開催された、神秘学者のための運動会「ウルル運動会」を復興するために奔走する神秘学者の「カエンボク」、なし崩しで巻き込まれた同じく神秘学者の「サンド・フランネル」、人間の身でありながら職員として財団に所属する「エズラ」、第一回ウルル運動会の聖火として過去の栄光に縋る「ウル」。
しかし、同じ神秘学者でも、まだ夢ばかり見る年齢のカエンボクといろいろ事情がある青春時代のサンド・フランネルでは、見ているものが違います。
神秘学者のカエンボクと人間のエズラでは、感じるものが違います。
転生したカエンボクと炎として生き続けているウルでは、考えることが違います。

果たして、ウルル運動会は無事に復興されるのでしょうか。

(復刻ではなく初回時に……つまりだいぶ前にクリアしました)

最初はオリンピックが元ネタかと思ったのですが、どうにも違うようです。
というのも、舞台であるオーストラリア。そしてエピソードの主人公でボクシングチャンピオンであるということから、「カエンボク」の元ネタの要素の1つに「ライオネル・ローズ」がいるのだと思います。
つまりは、本作で人間たちと神秘学者の確執および和解として描かれていたのは、コンキスタドールたちとアボリジナルたちの歴史ということになります。史実では、少しずつ和解が進んでいたなか、「ライオネル・ローズ」がアボリジナルとして初のボクシング世界王者になったことからも和解運動の後押しになったようです。
また、「ウルル」とはエアーズロックのことなのですが、エアーズロックという名称はイギリスの探検家(=侵略者側)によって名付けられたものであるがために、本イベントではウルルと言っているのだと思います。
調べた、勉強になった。

誰か才能を持つ者が声をあげねば始まらなかったということなのでしょう。
でも、カエンボクには排他的なところがあり「エズラは人間たちとは違う(けど人間は嫌い)」という気持ちを隠していませんでした。また、エズラがそれを理解するとも思っていた。そのことにショックを受けたエズラが「僕は人間です」と、一時的にカエンボクと対立することになる。
誰が悪いというと差別する社会だと思うのですが、それでも最後の最後の聖火を繋いだあのシーンには、これからの希望が詰まっていると思います。

ところで、今回のイベントの年は、おそらくヴェルティが生まれた年でもありますね。なんか意味がありそう。

●カエンボク

転生者ということで、過去の記憶もあるのであれば、年長者らしい言動を担うキャラなのかと思いましたが、実際は見た目通りの若さでした。ただ、「神秘学者は神秘学者、二元は人間」って決めつけているところはなんか老害みを感じた。
転生ってストームの影響を考えると、額面通り受け取って良いのかどうか。ver1.9でタイトル画面が変更され、なんかこう、「劇場」っぽさが出たんですよね。元々メインストーリーも映画のポスターぽさあるし、物語全体が劇なのかもしれない。転生というのは前回やった役とか。

エズラとのやりとりもそうなのですが、あの書類出すところのお姉さんにもだいぶ助けられたんじゃないかなって。
些細なことで見方は変わるよねって思います。それが良い方面であれ悪い方面であれ。そのことに気が付かせてくれるのがエズラとの交流でもあったのかなって。そのままボクシング選手続けていたら、孤高の天才のままだったのかも。

●ウル

言うほど口うるさいか? ってなった。割と理解があった気がする。固執していたのはカエンボクの方な気がする。

●サンド・フランネル

サンド・フランネルが絡まなければもう少し静かに開催して終わったんだろうなとは思うのですが、それはそれとして人間との和解の芽もなかったのだろうなとも思う。ある意味で、人間社会に溶け込んだ(溶け込みたかった)彼女にしかできない役割だったのかもしれません。
彼女は守りたいものをしっかりと守れたのだろうか。守れていたらいいな。

●エズラ

最初のやり取りがノンデリ、それはそう。

■

ところで、ミュオソティス氏は英語版だと「Mr. forget me not」らしいです。かっけ~~~! 日本版でもその名前が良い……

レイジングループ 感想

レイジングループ

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バイク旅行中の房石陽明は、見慣れぬ田舎の土地で道に迷ってしまいます。バイクもやられるわ携帯の電波も届かないわの川に突っ込むわのさんざんな目に遭っている彼の目の前に現れたのは、芹沢千枝実という女の子。彼女の助けで藤良村にある休水という集落で休めることになりましたが、そこは「おおかみ」信仰の息づく因習村なのでした……
殺人儀式「黄泉忌みの宴」に巻き込まれ、謎の生物によって殺された彼は、しかし直後にバイクで道に迷っているところに逆行し……生きている状態でまた休水の土地へ足を踏み入れることになります。
数多のループの果てに、彼は惨劇を回避し、この事件を解決できるのでしょうか。

■

人狼ゲームをうまい具合に物語に落とし込んだノベルゲームです。しっかり人狼ゲームのルールに則っている、というわけではない箇所もあるのですが、「人狼ゲームがリアルにあれば、まあこうなるよね」とむしろ納得します。
ただ、ちょっと後半に行くにつれて「なん……なんか、思ってたんと少しちゃうな……」ってなりました。

というのも、いろいろあるのですが、代表としては最後の部分だけ納得がいかない。なんというか、メアリー・スーキャラがいるんですよね。そいつがいたから何とかなったぜ! ハッピーエンド! なのが消化不良でした。同ライターの他ゲームにも出ているようなので、明確にお気に入りキャラなのだと思います。
ただ、いろいろ見ていたら、批判集まり過ぎてライターさんが反省するレベルだったっぽい? ので、まあ自分がこれ以上言う必要はないでしょう……
人を選ぶノリも結構あり、個人的にはキツい箇所もあったのですが、それでも物語全体としてかなり面白かったです。
物語としての吸引力が凄く、気が付いたら夢中で読んでいる類の作品です。ただ、人狼ゲーム要素は期待しない方が良いかも。「人狼ゲームがリアルであったら」を考えるのが好きな人におすすめです。あと、後期クイーン的問題がだめなひとはだめだと思います。

●房石陽明

本名を偽っているのがわかった結婚詐欺シーンは、ドン引きする女性陣の様子も含めて最高でした。最高だったんだけどね……そのあとのめー子で割とマジで冷めてしまった。
後期クイーン的問題の第二問題の方については、自分は否定的ではないので(めちゃ連続で体験したら流石に否定的になるかも。1作に限った話をする時、第一問題については否定的ですが、第二問題についてはその回答もありだろうと思っています)、陽明が最後に出した解決策は割と好き。ループの中で、彼なりに宴の参加者たちに愛着が湧いたんだと思います。本名不明の作家さんとして、主人公「房石陽明」が関わる駒たちに対しての愛着というのかな。「信じてください」はその人たちに対して、物語を解決したい(=解決したその先が知りたい)主人公「房石陽明」として誠実に出た言葉なのではないかと思います。
狼じじいの対しても、そういう意味での愛着はあるだろうけれど、主人公「房石陽明」としてこいつ~~~と思うところはあるにはあるんだろうなと思わせるのが少し安心します。

「分からないことを知りたい」という飽くなき知的好奇心と、トライアンドエラーを苦にしない性格がループに合っていたんだなあ、と思います。まどかちゃんいないほむらちゃんなのに折れる気配がない、なんで? 廻天まだ見ていないですゴメン。
あと、倫理のオンオフできるあたりも、「房石陽明」を本名と切り離して考えられるからなのかなと思いました。時々見誤るっぽいけど。思い返してみれば最初から「こいつら!! ゲーム攻略に対して誠実であれ!!!!」みたいな感じでキレていたの、笑う。

●芹沢千枝実

あまり好きになれないヒロインだったのですが、まああの主人公ならお前しかヒロインおらんな……感もある。いやまあ千枝実の反応が正しい、房石陽明のSAN値が高すぎる。まどかちゃんいないほむらちゃんなのに折れる気配のないあいつ、本当何?
黄泉のエンディングが絶頂でしたね。宴の参加者たちを駒扱いしているのは陽明も千枝実も変わらないと思うのですが、なんていうんだろうな、宴や駒に対して誠実でないと言えばいいのか? そういうところがあまり好きになれなかったなあと思います。なんだろうなー。陽明や李花子は彼(女)らなりに宴の参加者たちを同一視して愛しているんですよね。千枝実はループの中での宴の参加者と、抜け出した後の参加者とを分けて見ている感じがする。同一キャラの駒とプレイヤーを一致させていないというか。

●回末李花子

ぽんこつかわいい。ゆめのつちぐもとも回末家にとらわれていた彼女が「李花子」個人生きていけるのだろうか、という心配がありますが、能里がおるから大丈夫やろと思います。クリアしたプレイヤーは彼に対する信頼がすごくなることでしょう。

●巻島春

狂人の出現方法がとても面白いと思った、ゲームと物語がうまくかみ合わさった要素の一つだと思います。
思春期の女の子って感じの態度だったので、そりゃ突然やってきてお姉ちゃんと距離が近いチャラい男はあまり印象良くないわなと思っていたら、割とそうでもなかった。マジ!?
暗黒の春ちゃんと房石陽明の関係が好きです。「悪人」になって初めておじいちゃんの死に涙を流すことができる春ちゃん、良いよね……
暗黒の疑似恋人陣営をしているところも好きです。レイジングループという盤上において、あの嘘は非常に効果的に働いているのが好きです。おそろいのペンライトと、それを捨てることができなかった春ちゃんというところから発覚してしまうのですが、その切ない甘さが事態や人狼の仄暗さととマッチして…………

●巻島寛造

(過去の宴を考えたらあの態度も)そらそうよ。孫娘に対して正面からぶつかるべきなのだけれど、お互いにそれが難しすぎた。取り巻く環境が悪すぎる。
基本的に春ちゃんを優先して動いているのに、宴に対しては誠実で、だからこそ暗黒で悪意にはまってしまったんだろうなとか、最後は筋を通して潔かったんだろうなとか、真相ルートでも春ちゃんを括ったんだろうなとか、とかとか。

●山脇多恵

人狼において流されるのは良くないってはっきりわかる。
陽明参加の宴の際に「後で説明したげるから」とちゃんと言ってくれるのは悪い人ではないんだなと思いました。なんだろう、よそものは嫌いだけれど、それでも理不尽な宴に巻き込まれるよそものに対する同情や説明義務が自分にはある(全てを知っているわけではない)という意識がちゃんとある、と言えば良いでしょうか。

●織部かおり

匠さんとの再婚を真剣に考えていてくれていて良かった。かおりさんの方がちょっと姐さん?
母強しの体現者でした。暗黒の、一見頼りにならなさそうだけどそんなことはなくて、でもちょっと過激すぎるので厄介なことに変わりはないという彼女が好きです。

●織部泰長

「正しくありたい人」彼が、「正しさ」について悩みつつ時々爆発するのが良かった。お前の年齢なんて耐え切れずに爆発してなんぼなんだ。頭が良く人当たりも良い(し、村内分を客観的に見ることもできる)のですが、経験が追い付いていないのはそれはそうで、ここから外の世界をたくさん知って欲しいと思いました。
最後に自分がやりたいことについて正直になれたのが良かったし、それに気が付くきっかけをくれた女性(別世界だけど)に惹かれるのがすごく良かったな…..愛情深い年上女性が好きなんだろうな。若くして父的役割をしなくちゃいけなくて母に甘える期間が少なかったから、ってのはありそう。未来に向かって歩け、若人。

●織部義次

兄と共に生き残る(死ぬけど)ルートで、兄の盾であり剣であることを当然のように実行している所ところが好きでした。それはそれとして兄が定規になってはいけない、未来に向かって歩け、若人。

●醸田近望

本作、物語中では相手が幸せであるのなら片想いであることを甘んじて受け入れる男が多すぎる、ライターの性癖?
モッチーに関しては「仲良し三人組を壊したくない」という気持ちの方が強く、それを維持するためなら自分自身の感情を犠牲にできるのですが、そもそもそれを犠牲にしなくても仲良し三人組は存在するし両立するしその犠牲で君は確実にすり減っていたよねすり減るよね気が付いているよね、って人から言われて受け止められたのが良いなと思いました。キキョーのせんぱいからのアドバイス。

●室匠

房石陽明のことを「善人じゃないし敵対したらすごく厄介な奴だけど、誠意と智慧を見せたから少なくとも今この場では信頼できる」という判断に痺れました。主人公こうしてみると、割といろんな人から本質見抜かれている感じありますね。
彼がいなくなると大人と子どもの対立が取り返しのつかないところまで行ってしまう。かおりさんとの恋路に専念できると良いですね。

●能里清之介

常に気高くあるのが本当に好き、死ぬ間際でさえ気高く、次の手に託すところが好き。ただマジでいろいろワンテンポ遅い……!!
能里家の落ちこぼれという意味合いは分かりますし、休水の人たちが陰口を叩いてるのは「田舎ってそうだよね」とは思うのですが、言っちゃあれだけどその人たちよりも頭が良いし優秀だし、田舎ってクソだなという感想に落ち着いてしまいました。そんな彼が李花子を引き取る形で地元を離れることができたのは本当に良かった。素の李花子に対して「ずっとそうしたかったんだね、これからはしていいから。できるから」「それはそれとして多少は自分の話(意見)聞いてね」みたいになるのは、本当に彼女を心から想っているんだなあと泣きそうになりました。
兄に対して笑いながら「祟られるからやめておけ」っていうのも良いですね。休水の人たちに対して、彼なりに折り合いが付けられたのかなあという気持ちにもなりました。

●狼じじい

「元々の黄泉忌みの宴の目的である私刑制度と同じ使い方をされた」がめっちゃなるほどなあと思いました。魔女狩りにもそういう側面合ったりしたのかなあ。
救われない、救っちゃいけない男。自分が救われる側だなんて思ってもいなかったんだろうな。

●めー子

後期クイーン的問題の第一問題の方について否定的なので、当然のようにめー子も最後の一幕でうーん……になりました。最初はデウスエクスマキナかなと思いましたが、同ライターの他作品に出ていることを考えるとメアリー・スーとか後期クイーン的問題の第一問題の方が適切かと思います。

幼女なのでとりあえずの投票先に選ばれないのはそれはそう、めー子が作った罠に躓いて死ぬ狼じじいの結末のどうしようもなさとかは好きです。
あとめー子むじな回の三車の対応。因習村に辟易しているのはそれはそうなんよね、内側から変えることがとてもとてもとっても疲れるし難しいからなんよね。いや、それでも幼女を巻き込んでいい理由にはならない……

エクストラの後日談でふさゆきさんが忘れられない人になっている点は好き。まじでな、メインの最後が…………

●馬宮久子

自分は民族学好きでしてね~~~作中もながら後日談できさらぎ駅に黄泉竈食にクトゥルフにで楽しかったです。
泰長とのCPも良かった。だんだん絆されてほしい。数年経って「もうおばさんよ?」とか言いながら満更でもなく、押しに負けて結婚し、おしどり夫婦として名を馳せて欲しい。これは俺の性癖。

作中での、理性の高さゆえの「無くなった銃がどこにあるか調べるべき」が狼発見の理由に繋がるの、アッアアッアッとなりつつも春ちゃん責められない俺もいてェ……面白いとかやばいとか春ちゃんの反応が辛いとかいろんな感情が入り混じって「あ~~~~~~~~!!!!!」ってなったシーンでした。
あと馬宮⇔橋本の信頼が全体的に高くて良かった、本当に普段から信頼し合っているんだろうな。恋愛感情のないバディ!

●橋本雄大

黄泉忌みの宴経験者か? 時報にならないカメラマンつよ。ひぐらし履修中です!
「奥さんと娘がいるから帰らないと」と言いつつ、馬宮を生き残らせることを優先していくのが大人の男性として偉すぎると思いました。バディとしても理想すぎる。

■

個人的には「賛否両論」に落ち着く作品だったかもしれません。判断が難しいよ~~~面白くはあったのですが……

As Usual, As Usual -M08 感想

As usual.
製作者: せがわ
掲載サイト: ふりーむ!
As usual. -M08-
製作者: せがわ
掲載サイト: ふりーむ!

2作続けてプレイすることをおすすめします。
いつもの日常を過ごしていくゲームです。

どんな感想を書いてもネタバレになるなこれ!

「As Usual」では日常が少しずつ浸食されていきます。が、その日常はとっくに破綻していて、日常を必死に守ろうとしていて、でもうまくいかなかったのが真実。エンド分岐なし。
「As Usual -M08」はそれを別視点から見ることになります。生きていくために無意識のうちに割り切っていた男が、命の重さというのを知る(生きている他人に対する命の重さは元からわかっていたけれど)。エンド2つあり。バッドエンドとグッドエンドというよりかは、ビターエンドとグッドエンドという感じがします。
明日を知れぬ世界なのですが、それでも前を向いて逞しく生きていく人間たちが描かれています。ななどら2020とか好きな人、好きそう。

短編だからこそ日常の変化が、じわじわとなのに直接的に描かれていて良い。
グラフィックの系統や作中の雰囲気から、少し洋画な雰囲気があります。
「As Usual」と言い聞かせているのが、最終的に言い聞かせなくても口癖になっている、みたいな、そんな良さもある。良い短編作品でした。

がんばれ!ミトラ神 感想

がんばれ!ミトラ神
製作者: おしゃき
掲載サイト: ノベルゲームコレクション

紀元後4世紀、古代ローマ……
オリエントに起源を持つ太陽神ミトラを崇拝する密儀宗教・ミトラ教は、新しき神の教団に脅かされていた。
密儀の存続を懸けて、神は立ち上がる。
信徒を訪ね、異教の存在と戦い、失われた信仰を回復しよう!
(公式の説明より引用)

ミトラ教またはミトラス教、ミスラス教など。太陽神ミトラを信仰する宗教。
くらいのイメージしかありませんでした。というのもキリスト教に吸収された宗教です。今日のキリスト教にも薄ら残っているとはいえ、「キリスト教に消された宗教」に対する知識のなさは、キリスト教に馴染みが薄い日本だとなおさらかと思われます。また、これはクリア後に調べた知識ではありますが、密儀宗教だった+女人禁止っぽかったということもあり、普遍的な宗教ではなかったのだなあ、と感じました。
比較的マイナーな宗教・神さまですがわかりやすくその盛衰を知れる作品でした。
参考資料の明記がちゃんとあるのもありがたい。他のゲームもがっつり歴史の勉強ができるような作品で、複数の神さまが登場する。参考文献の数凄そう。作者さんの愛も感じられる、今から楽しみです。

喫茶ブレンド物語 感想

公式サイトはこちら。

カイロソフト作品を初めてプレイしました。
本作から始めたのは、「喫茶店」に憧れが昔からあったからです(今もできるのならやってみたい)。多分幼少期に読んでいた少女漫画(「チョコミミ」)の影響かと思うのですが、「こんな喫茶店やりたい」という話を幼少期によく親に話していて、その時からずっと言い続けていた店名でプレイしました。そういう夢が叶えられるのがゲームの醍醐味ですね。

実況動画で見たことあったのでカイロソフト作品の勝手はわかっていたのですが、まーーーじで時間が溶ける。
カイロソフト最初の作品には何が良いんでしょうね。レビュー見てると波はあるっぽいです。基本は同じだけど、なんというのでしょう、選べるトッピングが豊富というか。戦闘の有無とかもあるし。
本作は結構初カイロソフト向きなのではないかと思います。楽しいし、メニュー開発が想像しやすいというのもあるかもしれません。周年でめちゃすごセールが行われてまんまと購入したので、少しずつプレイしていこうと思います。
基本が「ちょっとレトロな喫茶店」というのが本当良い、わかってるな~って感じがします。ドット絵にも相性抜群!
終盤の喫茶メニューはご愛嬌なのかも。

周回してどんどん強くてニューゲームを楽しむゲームだとはわかっているのですが、いかんせん初回で採用してきた従業員に思い入れが出てしまい、次週に行けない。絶対初期従業員解雇して終盤従業員で固めた方が良いんだろうなとは……わかっている……わかってはいるんだ…………

他の作品もやろうと思います。今作でお気に入りになった子たちが他の世界でどんななのかなっていう楽しみがある。
ドラえもんの評判を見て思いましたが、カイロソフトは版権作品とのコラボに向いていますね。大型であればあるほど。コラボは使いまわせないからドット絵グラフィッカーさんが死にそうではある。

カイロソフトについて理解を深めたい時はこのインタビュー記事がおすすめです。途中でカイロくんつまんでいる写真あって笑った、代理やろがいッ!

いるかにうろこがないわけ 感想

いるかにうろこがないわけ
こんな時間まで起きているわがままハニーマスタードちゃんには特別に、いるかにうろこがないわけを教えてあげようかねえ。

制作に関するお話を知りたい時はこちら。

クリアはできていません。ゆるゲーマーには難しゲームだったのと、シューティング慣れしていないことが敗因です。キュキュイ。

全64面。1面をクリアするごとに物語が1行ずつ読める、固定画面型のシューティングです。弾は1発しかなく(途中で増加可能)、敵に当た後に回収しなければなりません。
体力制で、敵や敵の弾に当たると体力を失い、0になるとゲームオーバー。コンティニューはありません。

上述したようにシューティング慣れしていないこともありむっっっっずかしかったです。
物語が好きです。というよりもこの作者さんの世界観が好きで(湖の感想はこちら。ファミレスを享受せよの感想はこちら。)、どのゲームにも無常な雰囲気がどこか感じられて、そういう意味ではこのゲーム性はとても物語にマッチしています。
だからこれで良いのだと思いました。キュイキュイ。
ただ、手軽に遊べるSwitch版が出たので、トライ&エラー繰り返しながら、そちらで頑張るのも良いかもしれないと思っています。キュイキュイ。

物語の補完をしたかったのでRTA動画で見ました。走りが美しくて思わずそちらに目が行き、物語が読めたのは視聴2回目でした。

Make a bento 感想

Make a bento
製作者: Hagar Nahari
掲載サイト: itch.io

お弁当を作れます、それだけです。
それだけなのですが、何とも言えない愛くるしさがあります。
具材やお弁当箱、果てには食べている場所などもカスタマイズできます。えも言われぬノスタルジア。セル画時代の……アニメ旧セラムンとかのお弁当が好きならまず好きです。君だけのお弁当を作ろう!

中には「海外の人、わかるんかこの具材……?」という具材もありますが、マウスオーバーで説明文もあるので安心。例えば湯葉とかね……え、湯葉!? お弁当に!? いや好きだけどね!?!?
あと最後にお弁当の画像をpngでDLできるボタンもある、需要分かっています。かわよい。
最後に私のお弁当を載せておくのでお弁当自慢対決しましょう、お互いに褒め合うことがルールです。

NamelessRoom / DreamlessRoom / SleeplessRoom / TimelessRoom 感想

AppleStoreは以下の通り。

NamelessRoom

DreamlessRoom

SleeplessRoom

TimelessRoom

かなり前になってしまいますが、お題箱にておすすめいただきました。ありがとうございます!
丁度もらう数日前に見かけて、羊なので気になっていた次第。1~4作目で一段落していそうなので、ここでまとめて感想を。

雰囲気が最高な脱出ゲームです。1作目からグラフィックやBGMにかなり拘られていて素敵、このグラフィックに惹かれるものがあるようでしたらプレイして損はないかと思います。音楽がだんだん豪華になっていく演出はシンプルながら堪らない。
ヒントは正直微妙かなと思いました。ものすごく遠回りでわからない時もあれば、まんま答えを言う時もある。あと「そのヒント、今!?」ってなる作品もなくはなかった、気がする。

「TimelessRoom」が前3作を踏まえた総集編という感じなので、直接的なつながりは明言されてこそいないものの、基本は順番にプレイすることをおすすめします。以降の作品もやろ~♪

ホムの店番 感想

ホムの店番
製作者: tomo-mana
掲載サイト: Unityroom

小さな人形「ホム」と一緒に、忙しい店番を体験しよう
(公式より)

昔りぼんで連載していた「株式会社ラブコットン」が好きでした(途中までしか読んでいないけれど)。それで、りぼん公式から遊べたwebゲームがあったのですが、そこで遊べた「株式会社ラブコットン」のゲームを思い出しました。ラブコットンの方は正確には覚えていないけれどゲーム性は似ていると思う。

おそらくホムンクルスであろう「ホム」に指示しながら、お店にやってきたお客さんを次々捌いていくタワーディフェンス的ゲームです。
シンプル操作ながらスライムの妨害や3つまで持てて渡す順番を考えることで結構考えることがあります。Unityroomでスコアランキングが表示されますし、ランクインするまでやっても良いのではないのでしょうか。1プレイ5分も行かず、お手軽にプレイできるのが魅力。

グラフィックがどことなく「ムーンライター 店主と勇者の冒険」に似ている、と思ったら実際に参考にされたようです。良いフォロワーゲーム。

ムーンライター 店主と勇者の冒険 感想

ムーンライター 店主と勇者の冒険

マイニンテンドーストアはこちら。

いっせいトライアルでプレイ・クリアしていました,いつの話!? いやなんか下書き見返したらうっかり見落としていまして……

主人公の青年・ウィルが住むのは,「ゲート」と呼ばれる次元へと続くダンジョンを売りにして,その近くに設立された「リノカ」という小さな集落です。
ゲートの先ではお宝が発見されることもあり,冒険者たちがゲートに足を踏み入れてはそのお宝で財を成し,リノカの集落全体もその例に漏れず恩恵を授かっていました。
ところがそれは過去の栄光。ダンジョンの危険さ故にゲートは封鎖され,リノカも衰退してしまいました。ウィルが住むのは,そんな衰退して寂れてしまった後のリノカです。

雑貨屋(町で唯一の店)を営みつつ,勇者の夢を捨てきれなくて自ら封鎖されたゲートの中へ足を踏み入れることにしたウィル。ダンジョンでゲットしたお宝を持ち帰っては店で売ります。そして商品を補充するためにまたダンジョンへ。
ウィルの,店主と勇者の二足草鞋生活が始まるのでした。

■

Switch版だからかはわからないのですが,軽微なバグが多くて多くて……進行不能のものに当たらなかったのが救いでした。(検索したらあるにはある模様)

バグへの怨嗟はさておき。面白かった。
ダンジョンへは基本素材確保に行くのですが,やられたら基本ロストです。入るたびに地形は変わるので,地図とかもなし。
レベルの概念もなし。お金をためて武器と防具を強化,見せや町を発展させることにより更に変えるものは広がります。
持って帰った素材を自分の店で売る際,値段は自分で設定できます。とはいえ商品には需要や相場,トレンドがあるというもの。お客さんの反応を見つつ,適正価格を探っていきましょう。お店が一定以上発展すると,万引き犯も出てくるので注意。成敗できるのでこらしめてやりましょう。

ドット絵もなのですが,特に終盤の設定などがFC・SFC時代のゲームを彷彿とさせます。2Dゼルダが好きな人に特におすすめです。