FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 帝国編

1週目の王国感想はこちら。 2周目の同盟感想はこちら。 4週目の教会感想はこちら

息をするように全ルートネタバレしています。

男主人公で3週目帝国、4週目教会をやりました(分岐前でセーブ分けた)。
余談ですが学生の鷲獅子戦くらいに、アップデートでイエリッツァ追加が来て、メルセデスをスカウトするか否かすっっっっっごく迷ったのですが、みんなの死を平等に背負うために(?)今回はスカウトをしない方向を貫きました。あと今回、生徒の教会ルートの感想も書くので、ちょっと長くなるかもです。

アドラステア帝国は非常に歴史のある国です。それ故に長い歴史の中で、本来表裏一体である光と闇が、次第に分け隔てられてしまった。歴史の中で生み出された澱みは闇に押し付けられて、そしてそれには帝国と長い付き合いであるセイロス教が関わっている。遅かれ早かれ、セイロス教とアドラステア帝国は袂を分かつことになったと思います。

一見アドラステア帝国とセイロス聖教会の対立ですが、真実はもう一勢力。帝国を傀儡とし古くから教会と対立していた”闇に蠢くもの”が絡んできます。帝国のみならず王国・同盟にも少しずつ浸食をしている勢力です。
女神の眷属よりも先にこの地に住んでいた先住民である彼らは、人道的かどうかはさておいて非常に高い技術力を有しており、加えてもし教会に迫害されていなければまだ人に友好的だった可能性もあり、この勢力によってフォドラ大陸は発展したと思われます。あと教会(というかセテスは知らなかったぽいので、レアの独断だと思われる)は迫害するだけ迫害して、技術とかは利用しているので、グレー中のグレーよ。

それと、先ほども言った通り帝国は光と闇に分かれており、その1つが貧富の差だと思うのですが、このクラスには平民ポジションの子がいません。青学級にはアッシュ、黄学級にはレオニーと、あと家の事情を考えるとラファエルもそのポジションだと言えます。
けれど赤学級そのポジションの子がいません。唯一の平民出身であるドロテアも、大陸一の歌劇団にいた歌姫です。平民ポジションとは言い難いでしょう。
あと加えて言うのなら、ディミトリ-アッシュ、クロード-ラファエルはB支援で終わりますが、エーデルガルト-ドロテアはペアエンドがあります。これも多分意図的なものだと思います。

他には、セテス-ベルナデッタ支援やリンハルト・ハンネマンの誰かしらとの支援で判明することですが(流石に細かいところは忘れた)、同じ紋章を持つ人は類似点があることが研究で発見されているようです。
・レア-エーデルガルト (セイロス)
・セテス-フェルディナント (キッホル)
・ハンネマン-ベルナデッタ (インデッハ)
・フレン-リンハルト (セスリーン)
というように、(ハンネマンは士官学校の先生であって教会の人間というわけではありませんが)、教会と帝国でそれぞれ同じ紋章を持つ者が綺麗に分かれています。類似点も見事にある、皮肉なほどに似ている人たちもいる。類似点は今回、該当するキャラクターの項で話します。

●主人公

主人公はとりあえず帝国の印象のみ書きます。
このルートの主人公は頂点に君臨するエーデルガルトを”支える者”って感じでした。あくまでも頂点にいるのはエーデルガルト。

序盤はどのルートでも共通で「笑わないこと」など、無表情でることを強調されている主人公。ジェラルトが主人公が笑ったことに驚いたり、王国ルートなどでもディミトリが主人公が笑ったときに、もっかいもっかい! するシーンがありますが、このルートの主人公の笑顔で一番印象的だったのは、なんといっても聖廟でエーデルガルト側につくことを決めた時にエーデルガルトに向けての微笑みでした。思わず「お前、笑っとるやんけ~~~~~!!」って声に出してしまった。それくらい心に残る笑みでした。「この子に自分の笑みを見せたら安心してくれる」という考えを主人公が自発的に持った、というのが個人的にきたのかもしれない。

ところで明確には言われていませんが、もしかしたら、ジェラルトがネメシスの子孫だったのかな。セイロスからソティス(身体)を盗んだネメシスと、レアからソティス(心臓)を盗んだジェラルト、って構図が重なるんですよね。

帝国ペアエンドはリンハルトにしました。教会は教会の方で話します。最初はエーデルガルトにしようと思っていたのですが、彼女は女ペアエンドの方が輝く子だなと思ったのでやめました。
リンハルトは本当に徹頭徹尾解釈一致だった、細かくはリンハルトの項で話すけれど。姿を消すあたりが”らしい”ですよね。愛する人と、愛する人間と、同じだけの月日を歩んで、同じだけの歳を取り、同じように死んでいく。それができるのがこのルートだけなんですよね……。
死ぬ間際とかにフレンがやってきて、どんな人生でした? って聞いてきそう。微笑んで答えられると良いな。

●エーデルガルト

非常に織田信長的な人。織田信長という人は勘違いされやすいのですが、良く言われるのは、格差のない世の中・争いのない世の中にするために動いていた人です。そのためには腐り切った支配者を排除しなければいけない。やり方が多少強引なりとも、誰かが切り開かねばならない道を切り開いて進んだ人です。
また、彼女が意識しているのか無意識なのかはわかりませんが、常にいる場所は1部で基本的にレアが居た場所にいるし、取る政策や戦略や思考回路も割と本質を見るとレアと酷似している。紋章のことも相まってあまりにも似すぎていてあまりにも皮肉すぎて、気が付いた時リアルで頭抱えた。違いは、自分の行いに伴う犠牲が生まれることの自覚とそれに対する認識が、あるかないかだけだと思います。ちなみにあるのがエーデルガルトでないのがレア。レア支援Sしたら印象変わるかな……?

苗字のフレスベルグはもうまんま北欧神話に出てくる。鷲の姿をした巨人です。鷲!
また、「風がおこるのはフレースヴェルグが飛び立とうとして翼を広げるからだ」と、アイスランドの詩人スノッリは言っていたりします。テーマ曲の歌詞にそんなこと歌っている部分なかったっけ。
名前は「死体を飲みこむ者」を意味します。父の、母の、兄弟の、同級生の、義理の弟の、自分が守るべきだった市民たちの、全ての死体を背負って覇道を征く(覚悟をしている)彼女には、皮肉なほどに似合っている名前です。

あと個人的に感じたのは、本人は「男女関係なく好きになった人は好き」というスタンスを取っているつもりでしょうが、恐らく無意識のうちに女寄りになっていると思われます。レズ寄りのバイ。個人的にはマヌエラとの支援会話が好きでした。マヌエラがい~い女なこともあるけれど、エーデルガルトが新しい価値観を知った時に、それを切り捨てないのが好き。大切な人の価値観を守ろうとする。そしてそれで大切な人には告げずにぐるぐる悩んでしまう。
そんな彼女はハンネマンとペアエンドを迎えました。恋仲だったのかどうかは置いておいて、生涯パートナーだったのは間違いない。お互い亡くなった兄弟に対して胸を張れる社会にさせたかったんだろうなと思います。

●ヒューベルト

汚れ役を自ら選ぶ、エーデルガルトの従者。彼の価値判断の基準はエーデルガルトです。誰が相手の支援会話でもまずエーデルガルトの話題は出てきます。
個人的に帝国ルートを毛嫌いする人が一定数いる理由が、ヒューベルトやモブ兵の、少々行き過ぎなのではと思えるほどのエーデルガルト崇拝だと思います。このルート、嫌いではないんだけど、どうしてヒューベルトはここまでエーデルガルトに尽くすのだろうという考えが頭から離れなかった。恋なんかではない一緒にしてくれるな、とドロテアとの支援会話でしていたかと思えば、初恋だとエーデルガルト支援Aで話す。ヒューベルトとエーデルガルトの過去とかをもっと書いてくれたらわかると思うのですが、まあわざと書いていないんだろうなって思います。

ペアエンドはフェルディナントとでした。大笑いした。Aの時点で二人でお茶会しているんだもん。風花雪月を代表するバカップルになっている。ここは恋仲ペアエンドと解釈しましたので、これ以降はその程で話させていただきます。
Aの時点でもう何か商業BLで見た! って感じなので、今までは不仲営業だったのかって思ったレベルですが、C-Bは明確に仲が悪かったので、逆にそれがよかったです。仲が悪くともお互いの能力を認め合っているのは好印象。だからこそお互い気に食わなさが増していたのでしょうが。嫌味ではなく純粋な嫌悪をヒューベルトがここまで出すのって珍しい気がする、運命の相手だったのでは???? このルートを選ばなければ成立しないペアエンドってあたりがまた……。それはそれとしてA+でフェルディナントが持ってる包装されたテフ豆に嫌味いうところ、めっちゃくちゃ拗ねてて笑う。
因みに支援会話としてはフェルディナントとのやつとペトラとのやつが好きです。ペトラに対しては優しい気がする。苦労しているところをエーデルガルトや自分に重ねているのかもしれない。

●ドロテア

ドロテアという存在を語る上で、マヌエラという存在は欠かせません。ドロテアの運命の人だし、初恋の人だと思われるし、(少なくとも入学の段階までは)生きる理由です。マヌエラに拾われたからドロテアは生きています。
ドロテアにとって、自分を守ってくれて、自分に生き方を示してくれて、自分の傍にいた”強い女”が、母親とマヌエラなのだと思います。母親は死んでしまった。そして自分を拾い上げてくれた、自分の世界の中心だった、自分のとって1番輝いていたマヌエラという歌姫が、まだ輝いているのに舞台の上から去ってしまった。それを見て追うようにして、また自分自身を見つめ直すという意味も込めて、ドロテアはマヌエラを追うようにして舞台を去りました。

ドロテアは本当に終始戦争を嫌っています。リンハルトやベルナデッタでさえ、血に慣れたり同級生を殺すことを「交流なかったし良いか」となる、そのようにハイになっていく帝国ルートでさえ、彼女はずっっっっと戦争を憂いている。
自分が戦場に立つことも嫌だし、知り合いが戦場に立つことも嫌。本当は逃げ出したいけれど、戦争の影響からは逃げ出せないということを知ってしまっている。散策会話で好感度が上がるのは基本的に逃げようとする彼女を肯定する選択肢だし。でも彼女は軍に残り続けるし。
彼女は戦争孤児ではないけれど孤児で、そして戦争によって大量の孤児が生み出されてしまっていることも知ってる。教会ルートでは自力で保護していましたが、帝国ルートではそういった会話はなかったので、もしかしたら自分が侵略国家の軍に所属している戦争の加担者である、という負い目から目を背けた結果なのかなって思いました。わかってはいるけど直視したくないって感じがする。

ペアエンドは、帝国だとマヌエラ、教会だとペトラとでした。

マヌエラとの支援会話は、Bの時点ですれ違いの百合を感じてにこにこしてしまう。ドロテアからの好きは恋愛の好きなのに、マヌエラからの好きは親愛の好き。マヌエラは片付けはできないですが非常に母性の強い人で、彼女の中には「ドロテアは自分が拾って育てた可愛い後輩」という気持ちが強いと思うんですよね。そんなマヌエラが結局ドロテアを恋人としたのかは正直五分五分かな、といったところですが、ドロテアはマヌエラと生涯一緒に居られるというだけで幸せだった気がする。

ペトラとの支援会話も百合豚的には歓喜だった。まず、Cの終わり際にペトラがドキドキするって言ってるのが良い。
でも最終的には何というか、直前に百合豚歓喜って言っておいてあれですが、性別関係なく「ペトラだから」「ドロテアだから」という理由で大切に思っていそうな関係が良い。ドロテアをフォドラの外に連れ出すのはペトラ以外にできないんですよ。互いが互いのために、自分の持てる全ての力を使う、って感じの関係で良いと思います。

●フェルディナント

どのルートでも在学中に挫折を味わうことが確定している人。あとほぼ全プレイヤーがすぐに名前を覚えたでしょう。
文武両道という言葉が本当に似合うような人で、また竹を割ったような性格をしている。優しいから何かを切り捨てるということが苦手そう。教会ルートで自身の配下を連れているのは多分そんな感じ。財産のことを考えれば間違いなく切り捨てる方が良いんですよ。
でも、非常に危うい人で、どういう道を進んでも悩んでいそうだし、あの時こうしていたらというifをずっと考えていそう。教会ルートの配下も、目を離せないと思ってついてきた人とか絶対おるやろ。

なんというか、学生時代の彼は闇を知らない。本当に帝国の重鎮の家の子供か? と思うほどに知らない。愛されていたのだと感じます。それが仇になってしまう感じ。
エーデルガルトの即位に伴い、親の庇護下ではないところで闇と対面することになった彼は、それでも真っすぐに成長します。5年後序盤の多少の卑屈さは背景を考えたらしょうがないと思うのだけれど、正直見ていて辛くなる。でも真っすぐ進んできた君が好きだよ。5年後再開までに何人かの配下は既に看取っていそうなところも闇深いですよね……。

紋章がセテスと同じです。自他共に厳しいところと、補佐役向きだってところが似ています。レアとエーデルガルトほど酷似している訳ではないけれど。
あと個人的に思ったのは、学生時代から彼は貴族の責務を言いますが、紋章の話はあまりしないなあと。自分に紋章あってラッキーだけどないからなんなの? くらいには最初から思っていそう。

ペアエンドは、帝国だとヒューベルト、教会だとベルナデッタとでした。
ベルナデッタとのペアエンドは微笑ましいの一言に尽きる。帝国ペアエンドの中で1番喧嘩しなさそう。ひきこもりを全力で支援する旦那、滅多におらんぞ。フェルディナントも「そのままの君が好き」タイプの人ですよね。支援会話の段階で自分の非を認めて謝るフェルディナントも好きだし、そこで落ち込むフェルディナントに自分なりの慰めの言葉をかけるベルナデッタも好きです。ベル節炸裂。
他の支援会話ではマヌエラ・ドロテアとの支援会話がなかなか他では見られないフェルディナントが見れてよかったです。割と面倒見の良さが多い気がするので、あこがれの人と接する少年のような支援会話で新鮮だった。
ヒューベルトとの支援会話はラブコメ時空かと思った(再確認)。

●ベルナデッタ

帝国ルートと教会ルートで一番印象が変わった子でした。

帝国ルートでは目に見えてハイになっていく。ふと、1部でジェラルトが死んだ時に花を供えに初めて自発的に部屋から出てきた彼女のことを思い出して辛くなった。教会ルートの方でカトリーヌが、「(生徒たちの)人間が歪まないように見守ってやれ(=人を殺すことに慣れないように)」みたいなことを言ってきますが、これ、多分帝国ルートのベルに対する皮肉。
別に根っこは変わっていないし、このルートの成長したベルナデッタも好き。でも何とも言えない気持ちになってしまう。特にクロードを「同級生だけどあまり交流なかったから、まあ殺すことになっても良いか」みたいに言う散策シーンがあって、帝国ルートのベルナデッタの恐ろしさと魅力が詰まっていると感じました。
とはいえ、正直エーデルガルトとベルナデッタの組み合わせも好きなので帝国ルートしている人には是非見ていただきたい……。(亡くなった弟妹たちに)無償の愛を注ぎたかった子と、(親から)無償の愛を注いでほしかった子の会話。ベルから怖いって言われているのに傍に居て見守るエーデルガルトは、あれは正直「エル」が成長した姿とも言えるんじゃないかなって。自然体でいる感じがして好き。正直ここをペアエンドにする気満々だった(小声)。

教会ルートでは引きこもりを相変わらず続けています。
でもこっちでもペトラ外伝でついて行くし、仲間思いなことは変わらない。エーデルガルト戦でも、誰かが”止めなくちゃ”いけないから私たちがやろう、って言う。これ、多分帝国のベルナデッタなら、止めようじゃなくて殺そう、とか普通に言っていたと思うんですよね。
上手く言えないんだよな~~~。帝国ルートのベルナデッタは非常に魅力的ではあるんですけど、僕が愛した在りし日の君ではない感が強い。戦争が終わった後も正直、人を殺した感触をまた感じたいって感じで忘れることができなさそう。
教会ルートのベルナデッタはそんなことはない。もしかした戦時中に自分が殺した人たちを弔った墓を作っていそう。でも帝国で感じてしまったあの魅力というべきか恐怖というべきかが大きすぎた……。あれはね、他の人や他のルートでは出せない……。不思議な魅力がある……。

紋章はハンネマンと同じですが、どちらかというとセテスとの支援会話を踏まえると、インデッハそのものと似ていそう。ひきこもりなところと、専門家肌なところ。(ベルナデッタ-芸術家、植物のことを考えると研究者向きな面もあるかも。ハンネマン-研究者)

ペアエンドは、帝国だと独身エンド、教会だとフェルディナントとでした。

●カスパル

真っすぐな男でした。でもそれ故にところどころネジが外れている感じはあって、だからこそリンハルトと親友でいられるのかなと。リンハルトとカスパルは戦場で殺し合うことになっても、恨み言言わなさそう。というかそんな考えがなさそう。死後に顔を合わせても、そういや殺し合ったこともあったね、みたいに笑い合いそう。

帝国ルートでも教会ルートでもあまりスタンスが変わらない人だと感じています。自分にとって間違っていることは間違っていることのままだし、許せないことは許せないことのままだし。結果的に正直帝国・教会どちらにもカスパルが許せなさそうなことやっているなと感じているので、どちらのペアエンドでもフォドラを出ていくのは、私の中ではカスパルらしいなと思いました。
フェルディナントなんかは帝国でも教会でも、戦場に立って人を殺すという行為に思うところがあるキャラだと思うのですが、カスパルは多分帝国でも教会でも、思うところはないキャラだと思います。別に何も感じていないとかではなくて、ここは戦場だからそれしかなくない? みたいな。憐れむことが逆に失礼だと思ってそうだし、自らも憐れまれたら怒ると思う。

ペアエンドは、帝国だとペトラ、教会だとリンハルトとでした。

ペトラとのペアエンドはカスパルが兎に角真っすぐで良かった。カスパルが真っすぐ故に悩んでしまうのを羨ましく思うペトラ。本当は不安や怒りを感じていないわけがないんですよ。親を殺した人たちの元に一人でいるのだから。それでも隠さなくちゃいけないんですよ、彼女はブリギットを背負っているので。そんな彼女がブリギットの時期女王という立場を脱ぎ捨てて一人の少女として、敵を討ちたい気持ちとカスパルを大切に思っている気持ちを吐露する。
ペアエンドでも、ペトラはカスパルの傍だと一人の少女でいられたのではないかな。奔走する方がカスパルっていうのが何か好きです。

リンハルトとのペアエンドはいきなりジャンプ始まって笑った。この二人は結局は縁もゆかりもない土地を最後の地にしたと思う。あと恋仲かと言われたら、個人的にはそうでなかったと思います。お互いの為に死ねることはできるけれど。

●ペトラ

ペトラ、とても、かわいい。思う、思います。
従属国の王族という、非常に危うい立場に彼女はいます。しかも一人娘な気がする。
フォドラでの生活は、彼女にとってもう一つの戦場です。自身の成長は祖国の成長に直結して、自分の成果が祖国の成果に直結するので、フォドラでとにかくがんばらねばならないという使命感を抱えています。だからか、ドロテアとの支援会話で少し気が休めている感じの彼女は、いつもより少し幼く見える。

誰との支援会話でも、彼女は頑張っているんですよね。でも同じく頑張っているアネットと違うのは、ペトラは明確な終点があるからかと思います。アネットの問題はな~、アネットの頑張りで必ずしも解決するわけではないので……ギュスタヴが向き合ってくれるかどうかが大きいので……。アネット本人もそれが分かっているからか、少し自棄になっている節はあると思う。自虐の意も込めた頑張りみたいな。ペトラは自分を粗末に扱えば、それ即ち祖国を粗末に扱うことにつながるので。

因みに最後までこの学級で唯一と言って良いほどに育成方針悩んだ子でした。最適職がよくわかんない。Fナイトで落ち着いたけど。スキル目的でドロテアじゃなくてペトラを踊り子にするのはありだったかもしれないけど、教会最後踊り子いないと私には無理だ……。

ペアエンドはどちらも相方の方で話したので割愛。

●リンハルト

名前で発売前最も話題になったキャラと言っても良いかもしれない。
終始解釈一致の男でした。倫理観が欠けているというか、わざと欠けさせているって感じ。自分のこういう考えは他人から見たら残酷なんだろうな、とか、自分が異端であることを理解しつつも、だから何? というスタンスで、だからこそスタンスは違えどお互いのスタンスを尊重し合えるカスパルとは親友の仲。
教会ルートでの実家から金を持ってきた話は、フェルディナントとドロテアの後だったので声に出して笑ってしまった。こちとら前二人で軽く泣いてしまったんやぞ、好き。

個人的には”知”には対価が伴うことを理解して納得して当然と考えているところと、結婚=実験で子供=検証と言い切ってしまえる辺りがもう好き。
自分の身体でさえも倫理観でさえも知識欲を満たす手段にしている彼ですが、でも仲間には誠実だし、自分が逃げるところが無くなった場合を考えて怖くなるあたりがかわいい。
個人的には割と普通の人間だと思います。そこから自分の知識欲の為にいろいろ切り捨てた結果、サイコパスに見られるけど実はそうじゃないタイプのキャラ。結婚する程度にはお気に入りのキャラです。

それにしても、このゲーム、男の回復職の最上位職もう少し選択肢が欲しいですね! 馬術にそれまでかすりもしなかったのでホーリーナイト諦めたけれど、正直ホーリーナイトかと言われたら違うんだよな。

紋章はフレンと同じです。めっちゃくちゃにマイペースなところと、体質? リンハルトは遅くまで本を読んでいたから眠いと言いますが、多分それを差し引いても他の人よりも多めの睡眠を必要とする影響を、セスリーンの紋章は持っていると思います。リンハルトが長期的な多めの睡眠時間、フレンが定期的に長期睡眠必要っぽいのは大紋章か小紋章かの違いだと思います。

ペアエンドはどちらも相方の方で話したので割愛。

●イエリッツァ

父を手にかけたトラウマから「死神騎士」という他人格を造り出した彼。他人格というのは基本的に切り捨てから発生するって習った覚えある。

個人的には、メルセデスはイエリッツァに対して異性愛を抱けそうだけど、イエリッツァはメルセデスに対して姉弟愛ではなく異性愛を抱いたと自覚した瞬間に姿を消しそう。異性愛を抱いたら自分が殺した父と同じ畜生になってしまうと思っていそう。
でも、メルセデスの方はというと、弟と重ねているフェリクスと結婚できる当たり普通にエミールとも結婚できると思うんですよね。

主人公が他とペアエンド迎えてメルセデスもスカウトしなかったので独身エンドでした。何か今、ベルナデッタが増えていますよね? 支援会話の予想が付かない……気になる……。

●ランドルフたち

ランドルフたち兄妹は王国ルートの印象が強いので、このルート見て少し見直しました。王国ルートのランドルフは戦争の本質を理解していないけれど、帝国ルートは妹も評したように誇り高い。王国ルートは正直、ディミトリが正しい。戦争がわかっていない。

ラディスラヴァは真面目過ぎて少々印象が薄め。ラディスラヴァ、異様に兵から好かれているのはやはりシンデレラストーリーに近いものがあるからでしょうか。
あとメトジェイ、マジで聖廟荒しにしか出番ないんですね。笑ってしまった。

あとたまたま見かけたツイート(URL貼るのは流石にアレなので、気になる方は検索してください)で、エリザベス朝をモチーフにしているのでは、という話を聞きました。日本史選択だったものでその場調べの付け焼刃の感想ですが、本当イメージそっくりだった。
自分メモ用に載っけておきます。あとでちゃんと調べなくては……。世界史、調べても調べても同じ名前の人が多すぎてこんがらがるんだよな……。(エーデルガルト:エリザベス1世 / ヒューベルト:ウィリアム・セシル / フェルディナント :エセックス伯 / リンハルト:クリストファー・マーロウ / カスパル:チャールズ・ハワード / 先生:レスター伯)

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