1周目の王国感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら。 4週目の教会感想はこちら。
息をするように全ルートネタバレしています。
2周目は同盟を女主人公でやりました。次同盟やる時に支援会話集めも兼ねて男主人公でやろうと思っているんだけど、生徒たちのCPが可愛すぎて独身エンド迎えそう。
レスター諸侯同盟は、アーサー王伝説やシェイクスピアの『リア王』の要素などが見受けられます。五大諸侯たちを主軸とし、時に助け合い時に対立して暮らしていく人々。クラス内でも庶民枠の生徒が多いです。でもクラス内で貧富の差とかよりは、実力主義の方の風潮を感じます。
次期盟主のクロードに対する反応も様々。ヒルダのように実力があるから(自分をわかってくれているから)と軽口を叩きつつも信頼を早い段階から寄せる者もいれば、最近現れたこともあり本当に盟主・リーガン公の孫なのかと疑い見極めにかかるローレンツなどもいる。こうして書くとローレンツの反応、正しいんだよな……。
士官学校に入った理由も様々。傭兵になりたいレオニー。それぞれ別の理由から騎士になりたいラファエルとイグナーツ。生き急いでいるリシテア。養父に入れられたマリアンヌ。
彼らは本当様々な生き方をしていて、様々な考え方をしている。良く言えばそれぞれの考えを尊重し合っている感じ。王国の面々とかは全員、引き抜かない限りは国と運命を共にするってスタンスなんですが、同盟はそうではない。そもそも当主のクロードが命あってこそと考えるのか帝国ルートだと命乞いしてくるし、王国ルートのヒルダは戦場で撤退したかと思えば次現れる時は自身が最後の砦とばかりに死ぬまで戦場に立ち続ける。マリアンヌに至っては同盟ルート以外だと5年後に出てきません。
ただ、このことは悪く言えば本質はバラバラであるとも言えます。それを主人公がいることで、上手い具合にみんなバラバラのまま、同じ方向を目指しつつバラバラの道を進んで行けるのかな。主人公がいないとバラバラのまま違う方向へ自由に進んでしまう、それが大切な人と別れる道であったり自身が死ぬ道であっても。そんなクラスです。
●主人公
クラスのみんなを丸にすると、帝国・教会は主人公が一番上にいてエーデルガルト・セテスと共にみんな率いている、釣り上げている感じ。王国は主人公は一番下でギュスタヴと共にみんなを支えている感じ、なんですけど、この同盟では、主人公はその丸の中に一緒に居るって感じでした。”隣に居る者”って感じ。最終的には新王になりますが、それも周りに祀られたから感があります。実際、王様になりたい? みたいな質問をクロードからされた時になりたいって答えると好感度上がらないらしい(別に、みたいな選択肢を選ぶと好感度上がる)。
クロードが興味津々のおかげで父親の日記を多めに読むことができるルート、というか今書いていて思ったけどもしかして唯一のルート? 流石に記憶が薄れてきた。
日記を全部読むことはできませんが、この日記のおかげでいろいろ察していたことが確信に変わる。答え合わせ感があります。ジェラルトは父親として真っ当に主人公に接していたのだなあと思えて好きです。FF6のガウとか、出産を理由に母親の方が死ぬことになってしまって、結果として残された父親が子供を愛せなくなる、という例は存在するので……。傭兵として育てたのも、戦うことがジェラルトにとっての一番の武器で、今までそれで生き抜いてきたからこそ、自分の持てる全てを子供に教えたのだと思います。
ペアエンドはクロードにしました。ストーリーで恋仲というよりは悪友くらいの関係の2人が好きだったので、君に決めた! をしました。詳しくはクロードの項で語るけど、主人公に対して無欲を求めてきたクロードが、プロポーズでは欲を求めてきたのはまあ笑うけど好き。
●クロード
同盟やる前、海外のノンケ兄貴が同盟ルートをクリアした後に、「俺はクロードのせいで男がいけるようになったのに、クロードは俺と結婚してくれない……」という感想をもらしたという評判だけ聞いていました。実際わかる。個人的には1部お茶会の支援全然上がっていない状態で、彼氏面みたいなムーブをかまされて声に出して笑ってしまった。
クロードに限らず級長全員に言えることではあると思うのですが、甘えるのが下手。特に猜疑心の塊と自称するクロードは、割と最後の方まで主人公を試すような言動をします。仲間に対しても、他学級の級長と違って従者がクラスにいないことも、同世代の信頼できる従者がいなかったからと考えられます。ぱっと見非常に人当たりが良いやつなのにね、最後に引いた一線をなかなか消さない。
こう言っちゃなんだけど、特に後半、結構主人公に対して傲慢。主人公に対して無欲であることを求めてくる、人間味がないほどの無欲を。それでいて自分は野望まみれ。それが魅力なんでしょうけどね。あと選択肢によっては主人公も大概なことになるし。
自分に流れる2つの血に対して愛憎入り乱れています。名前の語源は clausus「閉じられた」ではないかという意見を見かけました。ぴったりだと思います。彼はかなり広い世界を有しているように見せかけて、どちらの血からも異色扱いをされてしまったからかなり閉じた世界で過ごしてきた。それを広げて新しい景色を見るのが彼の野望なんですけども、それを始めは一人で叶えようとしているあたり、やはり閉じた世界なのかなあって思います。主人公を含めた仲間の力がないとそれはうまくいかないのじゃよ……。
自分も仲間もコマとして考えることができるけれど、死ぬことは許さない。敵対ルートだと自分を見捨ててでも生きろ、という感じがします。というより、多少意味合いは変わってしまうけれど、殉死される対象に自分がなっていたとは思ってなかった感じが近いかも。
●ローレンツ
同盟及びフォドラのことを一番真剣に考えている。
彼自身はあまり認めたくはないでしょうが、彼は補佐役向きですね。非常に優秀で本当に良い人なのですが、如何せん同盟は個人個人の我が強い。それをうまくまとめるには、やはり多少なりとも強引なところが必要です。ローレンツには優しさも相まってそれができない、でもそれをする人を支えることはできる。強引なリーダーと個性が強い部下の潤滑油になれる存在。
正直な話最初はローレンツを色物枠として見ていたのですが、そんなことは全然なかった。勘違いしていてごめんな……。支援会話でも、ローレンツは一人一人としっかり向き合っています。不快な思いをさせてしまったときは謝るし、まだ責任を取ることができないと判断した時は待ったをかける。
あと個人的に良いなって思ったのは、1部の時に彼がお祈りしているところに話しかけると「先生もお祈りしに来たのか?」と聞かれ、返答に困る主人公に、お祈りに来たわけではなくとも責めるつもりはない、って返すところです。上手くは言えないのですが、宗教にもいろいろあるって理解している。
ローレンツとフェルディナントは特にノブレス・オブリージュにこだわりますが、二人ともキャラクター性は違うのは良いですよね。
ペアエンドはマリアンヌとでした、というかここは狙った。クッソ頑張った。ローレンツの支援会話は全体的に良かったので非常に悩みましたが、支援Cの段階からローレンツ×マリアンヌの支援会話には尊い……しか言えなくなってしまったので……。へへ……。いや、ストーリーで支援段階に応じて特殊会話を入れてくるのはずるい。
ヒルダやレオニーとの支援会話も好きなのですが、リシテアとの支援会話もとても好きです。これ見た瞬間にかなり迷ってしまった。恋心とか抜きにしても、大切な仲間の未来を諦めないローレンツが好きです。
●ヒルダ
良ーい女なんだこれが……。こんなかわいい顔で斧ぶん回す女の子がまず好みです(ifでシャーロッテが好きだった奴)。名前がそもそも、ブリュンヒルドやクリームヒルトなどの語源でもある、hiltia から来ている。こんなにかわいい戦乙女が居て良いのか? 良いんだよ。
帝国だと引き抜き不可なこともあり、同盟の従者ポジションで考えられることの多い彼女ですが、どちらかというと従者というよりは「エーデルガルトの政治が嫌い」って感じがする。エーデルガルトとレアは似たキャラクターとして作られているのですが、エーデルガルトとヒルダは対比的に作られていると思います。本質は非常に似ていて、育った環境があまりにも違うために相容れなくなった。幼い頃のエーデルガルトが望んだ未来がヒルダではないのだろうかと思います。エーデルガルトが茶髪のエルのまま成長したら、みたいな。
ヒルダもエーデルガルトも、嘆くことや悲しむことは基本しません。そういうことをしそうになったら、怒りにシフトチェンジする。ヒルダが作中で弱気になるのは、同盟ルートの最後の方だけです。それも兄のことがあってすぐに怒りに変えるけれど。マリアンヌの悪い噂に怒ったりと、友達の為にも怒ります。支援会話などでもなんだかんだで面倒見が良い面が見られます。
それでいて、彼女は自分のために生きて自分のために死にます。作中で「誰かのために死ぬのは嫌」って言っていたけど、そのスタンスは5年後になっても変わらない。他ルートではクロードのために死んだようにも見えますがそれは違くて、ヒルダはあくまでその道を選んだのは自分だからその道を進みたいという自分のために戦って死ぬ。良い女だぁ……(2回目)。
でも、逆にというかそれ故にというか、作中で自分自身の夢だとかやりたいことだとかを語ることはありません。それが少し寂しいなと思っていたら、セテスとのペアエンドを迎えて、ヒルダが自発的に教会に行ってて感動した。おまっ、おまえっ、やりたいことできたやんけ~!! ってなってしまった。嬉しい。そのかわいさと明るさでセテスを振り回してくれ。
●ラファエル
想像以上に重い過去だったのにそれを悟らせないような子。外伝のグロスタール公の話を聞いた後に親は親、って言えるのは正直凄い。
兎に角誰かを恨むことに向いていない子だと思います。何かすっごい悪いやつが現れてラファエルに危害を加えても、アンタには救ってくれる人がいなかったんだなって哀れみながら倒しそう。倒すことには倒すんです、そういう子です。
妹がいることもあり面倒見が良い、特にリシテアに対してとか。これは面倒見が良いというか前向きって話になるかもしれませんが、弱気なことを言うとそれを跳ね飛ばすのも彼の役目が多いです。
○○くん、○○さんと同級生のみんなを呼ぶラファエルですが、幼馴染のイグナーツだけは別。それも相まって、ラファエルとイグナーツの敵対会話はかなり泣けることになってます。あれでイグナーツの見方が変わったって人も多いと聞きます。
ペアエンドは、ラファエル-フレン・イグナーツ-レオニーを狙っていたら、ラファエルとイグナーツがペアエンド迎えました。
妹を信じて待っていたことも、帰ってきた妹と共にイグナーツを支え続けたことも、ラファエルにしかできないと思います。というか、在学中にラファエルとイグナーツが和解というか元通りにならなかったら、イグナーツはそのことを引きずって自身の夢でる画家の道に行けなさそう。
●リシテア
なーんか生き急いでいやがるぜ! そもそもわざわざ天才っていう名前のスキルが怪しいぜ! 人工天才なんじゃないか? って思ってたら本当にその通りで泣いた。個人的には、彼女自身の努力家であるという本質も、全て実験された過去によって『天才だから』って本人も周りもなっているのが辛かったです。勿論彼女は作られる前から才能はあるんだけど(だからこそ実験の生き残りになったのだろうし)、それ以上に君は努力家であるんだよ……ってなりました。
ヒルダとの支援会話がBまでしかなくて少し寂しかったです。リシテアが割と早い段階から等身大の女の子をしているので、ヒルダとの支援会話が好きだったんです。Aまで行ったらペアエンド必要だもんな……確かにヒルダとリシテアはペアエンドって感じじゃねえな……ってなってたら、フレン-マヌエラは支援会話Aまであるけれどペアエンドないって聞いて、スペースキャットしてしまった。じゃあヒルダとリシテアにも支援Aくれ。
同盟ルートでエーデルガルトを倒す時にリシテアも使用したので、特殊会話発生して白髪が象徴する意味を知ってしまって辛かった。リシテアは元は何色だったのかな……。
帝国ルートの敵対ではクロードとヒルダと共に殺しました。同盟で輝く君が好きだったから……。いうて次は支援会話回収するけれど……。
ペアエンドはハンネマンとでした。生きたいんです、と本音を溢した瞬間に涙した。寿命が戻って嬉しかったです。それはそれとして、ローレンツとのペアエンドの内容を聞いたんですけど、ただの糖尿病の可能性もあるって聞いて笑ってしまった。酷い偏食だったもんね……食生活直すように先生の方から親御さんに言っておくからな……。
●イグナーツ
ラファエルの項で結構語ってしまった……。本質は結構芯がしていて割とちゃっかり系だと思うのですが、次男という立場とラファエルに対する負い目からか、大人しい性格になってます。
ちゃっかり系だな~と思ったのは、同盟ルート5年後では結構言うようになっていたから。生徒時では、いえなんでもないです、みたいな感じで言いかけて終わってしまうことが多かったので、良い意味で仲間に対して遠慮が無くなったのだと思います。確かな審美眼を有していることやラファエルとの敵対台詞などでもわかりますが、今のフォドラの現状をしっかりと把握できている生徒の一人だと思います。帝国に勝てるわけがないと思いつつもクロードにかけたのかなとか、そんなことを考えてみたり。
余談ですが5年後お茶会で声の高低差を楽しむのが好きでした。外国版だと生徒時から割と低めの声らしいですね。
●マリアンヌ
レスターのキキララの片方、因みにもう片方はヒルダです。
生徒の姿も5年後も正直好みでビビった。髪の毛が綺麗に結えるようになっていたりストーリーで笑う回数が増えるようになっていて、成長を感じます。成長しようと思えたことが他のルートを考えると凄いことで、主人公が担任でないと彼女は生きることにとうとう見切りをつけるのかと思うと辛くなる。
養父は彼女の紋章を調べないでくれと学校にお願いしそれを彼女は忌み嫌われた紋章だから、みたいに考えていましたが、恐らくマリアンヌのためだと思います。養父自体はマリアンヌが獣の紋章を持っていることは正直どうでもいいけれど、マリアンヌがその紋章を持っていることによっての周りの反応を考えると、エドマンド家のためや自分の為というよりは、マリアンヌ本人の為だったのろうな、と。そうでないとまず引き取らないでしょう。あと余談だけど、マリアンヌの実父を殺したの、十中八九エーデルガルトですよね。
支援会話で思ったのは、ローレンツ以外との支援会話では「前向きに変わっていこう!」って感じだったのにローレンツだけは「そのままでいい」なんですよね。他の子の支援がだめってわけではないけれど、根本的解決には正直ローレンツが正解だと思います。フォドラが変わるとはいえ、マリアンヌが獣の紋章を有している事実は変わらないし、マリアンヌが世を憂いていたというか呪っていた過去が消えるわけでもないし。明るくなりたいにしても過去の自分を肯定してくれる人がいた方がどう考えても気が楽だし。
ペアエンドで婚約発表に時間がかかったのはフォドラの情勢が落ち着くのを待ってからというのもあるだろうけれど、2人の心の整理などもあったのかな。
●レオニー
ジェラルトの一番弟子として何かと張り合ってくる。ただ正直、一番弟子は主人公でもレオニーでもなくアロイスな気がするのは黙っておこう……。最初成長がへたれたのですが、後半もう早い! 固い! になってくれた。基本近接物理で育てたのですが弓も多少伸ばしたので、最終戦でその高い機動で弓砲台も使ってくれて、ありがて~! って感じでした。因みに戦闘は斧を中心に使う騎馬職で育てました、ジェラルトの弟子だもんね。
村の為に傭兵になりたいという彼女ですが、少しばかり貴族に対する偏見があるというか……。ローレンツとの支援会話の件は知っておくべきだと思う。
独身エンドを迎えさせてしまった、すまない……。各種酒場へのツケは先生が立て替えてやろう……。というかこの記述を見る限りジェラルトも酒場にツケてた可能性高いのか……。
個人的にはイグナーツ及びセテスとの支援会話が好きでした。セテスとの支援会話は、なんか年上の人に恋をする姉御感がして好きでした。レオニーがクラスの最年長だからか、面倒見が良い~! みたいな支援会話が必然的に多くなってしまうのですが、セテスとはセテスの方が年上なことがあって必然的にその雰囲気が無くなっていたのがよかったです。でも確か調理得意になっていた記憶は、ない……(調理あまり使わなかった)。
●ジュディット
初見時、正直クロードの母親だと思いました。違った。教会でまた協力してくれたのが地味に嬉しかった。クロードとは結構な付き合いっぽいので、どんな会い方をしたのか知りたい……。
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