FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 王国編

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4ルート全部終わったので感想書いていこうと思います。それぞれ1周ずつ、みんなの死を平等に背負いたいとかいうよくわからないオタク精神から他クラスのスカウトなしでやっていたので、感想書きながら支援会話集め+アビスでまたのんびりやっていると思います。
というわけで追記があれば多分最後にあげるアビスの感想記事に書くとして、とりあえずやっていった順番に感想を書いていきます。いやあ、それにしても、人の心がないが褒め言葉になるゲームだなぁ。

1周目は王国に行きました。FEHの級長先行実装でディミトリが唯一来てくれていたので。あと女主人公でやりました。

2周目の同盟感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら。 4週目の教会感想はこちら

以下全ルートネタバレ注意。

ファーガス神聖王国は、非常に血統や伝統といったものに重きを置く国です。寒冷で作物が育ちにくい土地、時に敵対する他民族に囲まれている土地。そんな土地で絶対的になるものはなにか、住む者の心の支えとなるのはなにか。さまざまな策や術を用いて自領を守る領主、力によって国を独立させて今尚国を守り続ける王家、それを支える(王家が生まれるのを擁護した)教会です。
だからこそ多少歪だとは心の奥底で気がつきつつも、力が目視できる紋章が基準になってしまうし、力ある者は血統というものに頭を悩ませられる。罪の意識があるものは女神に救いを求めることとなる。それでも王が先頭に立ち、絶対的な力で国を率い続けていく、それがファーガス神聖王国です。

また、このクラスの面子は非常に初代を彷彿させます。このルートが正史とまでは言わないけれど、構想段階で最初に生まれただろうなとか、極端な話を言うと無くせないルートだろうな、と思います。
それで、物語の裏側は何も見えてはこないものの、綺麗な大団円で終わる。後味が比較的良いのもこのルートです。ラストのエーデルガルト撃破ムービーで視点がエーデルガルト視点になるの、め~~っちゃ痺れました。唐突の語彙力低下。
全部のルートに言えることですが、ラストバトルで戦っている最中に、生徒たちがいろいろ言ってくれるのが好きです。

●主人公

このルートの主人公は”見守る者”って感じでした。二部でディミトリが立ち直るのを見守るのは言わずもがなですが、一部のシルヴァンやアッシュも見守ってます。こうしてみると本当に王国面々、散々な目に遭っているな。
でも、本当に徹底して”見守る者”です。教師をしていた一部は言わずもがな、二部のディミトリも立ち直ったのはロドリグの死がきっかけで、主人公は傍で見守っていただけです。ロドリグに見守っていてくれと託されたこともあるのだろうけれど。
王国という国が真の意味で立て直すには、やはり象徴となる王家の人間がやる他ありません。それを手伝い見守るのは、王国建立の時と同じく、教会の人間です。王家以外の人間が先導したらそれはもう別の国の誕生だし、教会の人間が先導して王国を立て直すのは意味がない。王国は残るだろうけど王家は残らず、名前だけが同じの別の国となってしまう。主人公はそれをしっかりと理解して徹底して見守る立ち位置を全うしています。主人公が見守るのではなく自分から行動するのは、エーデルガルト撃破後のムービーでディミトリが振り返ろうとするのを阻止する時のみ。あそこで振り返ってしまったら、ディミトリはまた足を止めてしまいます。血は繋がってはいないものの唯一の生き残った肉親を己が殺したということだけを見つめ、殺戮者としての自分だけを見つめて王の自分は切り捨て、表舞台から姿を消すでしょう。王家も別の血筋を確立させそう。それをさせないために振り返らせない。重荷を押し付ける罪深い役割にはなりますがね。

ペアエンドはディミトリにしたのですが、いやだってなんか、プレイしながら傍に居てやらねえと……ってなってしまって……。重荷も一緒に背負っていこうな……。男主人公でもペアエンドしなくちゃ、ってなったと思う、けれども男主人公がディミトリに恋愛感情を抱いていても、ディミトリは男主人公に恋愛感情を抱けないと思います。自分で自分を許さなさそう。王家の血を絶やすわけにはいかないので。 
エンドの感想としては、ディミトリの照れた顔と、自分に向けられた愛情に戸惑いつつもしっかりと受け止められるようになっていたことができるようになっていたのが嬉しかったです。グレ期は言わずもがな、一部ディミトリも多分、自分は愛情を向けられる人物ではない、と思っていそう。

●ディミトリ

王国ルートの主人公。父を殺されている敗戦国の王子、近くの大国に脅かされ、(義)姉と生き別れる。マルスポジションと言えます。マルスと違って火力ゴリラだけど。

一部の時点で食事の時に、こいつ昔の話しかしねぇな……? とは思っていたのですが、フレンとの支援見た瞬間にやっぱりな~! ってなった。その後に大慌てで食事メニューで好き嫌い見たのですが、その時確認できた嫌いな食事は「桃のシャーベット」のみ。多分ですがこれも味が嫌いとかではなくて、嗜好品だからか頭痛が酷くなるかのどちらかで嫌っていると思われます。
エーデルガルト撃破の時が非常に印象的でした。あどけない少女のような顔で、昔自分が彼女の未来が開けますようにという願いを込めて贈った贈り物によって、刺される。初恋の、唯一生き延びた身内に。分かり合える可能性を見出した身内に。眼帯によって表情が読めないので、心情をいろいろ考えてしまって辛かったです。

彼は”守る王”なんですよね。ミドルネームのアレクサンドルは、ギリシア語アレクサンドロス Ἀλέξανδρος (Alexandros)かと思われます。「人を守る (者)」。
彼は優しい、本当に優しい。だからこそ生を全うすることができなかった父や継母・騎士であった友人などを、過ぎたことだからと捨てることができない。それでも、彼に守るべき人たちはまだいるということを気が付くには、ロドリグという最後に残った自分を守ってくれる人を失わなければならない。”守られている人”の立場を完全に捨て去らなければ”守る人”になれない。
それでいて最後に、「王として、殺戮者として」というのが好きです。誰かにとっての英雄は誰かにとっての悪役なので、特に戦争は。

男性キャラとのペアエンドでも、まず恋仲にはならず、女性の伴侶を持ち子孫を残しています。そして彼自身は短命なことが多い。
前者は間違いなく子孫を残さなくてはという表れだと思います。ルートによっては子孫を既に残している可能性がある発言をするし。
後者は精神的な無理が祟ったか、或いは紋章の力を使い過ぎて寿命を削っていたかかなあ、と思っています。放浪していた五年間は自暴自棄だったと思うので、紋章もばんばん多用していそうだし。

●ドゥドゥー

移動力のあるドーガポジション。個人的に、今作の重装キャラ全般、使いやすかったです。

支援会話全般に言えるのは、ダスカー人だからと一番色眼鏡をかけているのは、ドゥドゥー本人なんですよね。仕方のないことではあるのだけれど。外伝やっておいて本当に良かったー! スズカゼのようなことをしおって……。
それでも、「ダスカー人だから」が「ダスカー人だからこそ」になっていったのは本当に良かったです。そういう意味で、メルセデスやアッシュとの支援会話がとても好き。あと余談ですが、『鋼の錬金術師』のラストのマイルズとスカーを思い出した。文化の死が民族の死。ディミトリと協力して、ダスカーの文化を残すことができそう。外伝を見るに生き残りはドゥドゥーだけではないので、血は薄くなろうとも民族としても何とか残るのではないでしょうか。
ダスカーは多分ですが、鉱業などに秀でている土地で、それ故に独占を企む闇に蠢くものの標的になったのだと思います。セイロス教が根付いていないのも、フォドラ発展に貢献させないために(科学技術を進歩させないために)レアが切り捨てたのではないのかなぁ、と思います。

ペアエンドはイングリットとでした。イングリットのところでも言いますが個人的にはグレンを想い続けるイングリットが好きなので、結婚しないペアエンドで嬉しくなりました。もしかしたらお互い恋心を抱いていたのかもしれないけれど、ドゥドゥーがイングリットの過去を理解して、相棒のままでいたりしたのかな、と妄想したり。

●フェリクス

火力も高い上に魔法も使えるようになるナバールポジション。トロン使うの見た時、父親と同じ魔法じゃん……って泣いてしまった。

フェリクスについて一番言いたいのは、ドゥドゥーを一番分かり合えないのはおそらくフェリクスだと思う、ということです。
理屈及び理性でダスカー人及びドゥドゥーの真実に気がついているシルヴァンと、理屈ではわかってはいるけどグレンのこともあり理性ではわかりたくないイングリット。2人は支援会話でドゥドゥーとそれぞれ割といい雰囲気で終わるけど(イングリットは私のデータではドゥドゥーとペアエンドしたし)、フェリクスはディミトリのことを猪呼ばわりしていた段階でドゥドゥーとの支援会話を終えるから、必然的に幼馴染の中で1番ドゥドゥーと険悪な仲で終わります。
フェリクスは王家の盾、フラルダリウス家の跡取りなわけで、多分幼馴染の中では実は一番、ディミトリを1人の人間として、1人の王として見ている。そして幼い頃から、自分の王はディミトリ以外いないと当然のように思っている。事実、他ルートに引き抜きされると、大抵の場合フェリクスは死に場所を探して旅に出ることが多いんですよね。
だからこそグレンという兄が亡くなっても、自分が盾になるのだと直ぐに思えたのだと思います。ところがダスカーからディミトリが帰ってきたと思えば、王の人柄が変わっているし、そこには既にドゥドゥーという盾がいるわけですよ。体格・特技など総合面に置いて、自分より”盾”という名称が相応しい男が。そりゃフェリクスとしたら心中穏やかではない。フェリクスにとってはダスカー人ということは多分どうでもいい、”ドゥドゥー”という男がどうでも良くない。
フェリクスはナバール系統だし、能力値で見れば”盾”とは程遠い、”剣”なんですよね。実際紋章も攻撃力加算だし。でもフェリクスがなりたいのは”剣”ではなく”盾”。自身の王・ディミトリに傷一つ付けることない盾。これ、かなり皮肉だなあって思います。まあ攻撃は最大の防御だから頑張りたまえ。

ペアエンドはアネットと組ませたくて後半ずっと一緒に動かしていたのに、シルヴァンが掻っ攫っていきました。何かTwitterで見たら、女性キャラとフェリクスを組ませたかったのにシルヴァンにやられた! という意見が多くて笑ってしまった。みんな通る道なんやな……。アビスの時にリベンジしてやるからな……!

●メルセデス

ママみが凄いレナさんポジション。
メルセデス(Mercedes)はスペイン語で「恩恵、好意、慈悲」を表す merced の複数形です。第二外国語がスペイン語だったのがここでいきるとは……(凄く苦労した)。

彼女は割と戦争を否定してはいません。いや多分嫌ってはいるのだけれど、自分が戦場に立つ覚悟をガチガチに固めています。王国及び自分たちが存続するには戦うしか手がないということを理解し、そのために覚悟を決めて自分ができる全てを尽くす。例え戦場で身内や親友と対峙することになっても引かないのは彼女の方だし、帝国ルートでは援軍を連れてディミトリの救援に来ます。
この帝国ルートでディミトリは「俺のせいで巻き込んだ」みたいなことを言いますが、見ている限り戦場に立つ決断をしたのは間違いなくメルセデスから。弟を見捨てたと思いそれを悔やんでいる彼女が、ディミトリを見捨てられるとは思えません。

青獅子クラスで唯一主人公との同性ペアエンドがある彼女ですが、それも帝国出身であるから、というものはあると思います。FEHか本編かは忘れたけど「流されるまま生きてきた」と自虐していた覚えがあるのですが、芯はかなり強い人です。5年後を見る限り、いざ譲れないものができたら多分一歩も引かない。エミールという引いてしまった過去があるからこそ、譲れないものを作るのが怖くて、それで作らずにいたら流されるままって感じになってしまったのではないのかな、と思います。
あと、アネットとの支援会話で百合豚の自分が高まってしまった。親愛の大好きをいうアネットと、それに気が付きつつ恋愛の大好きを返すメルセデスが堪らなかった(小声)。
そんな彼女ですが、アッシュとのペアエンドを迎えました。ジュリレナ彷彿させて好き。アッシュとの支援会話も好きだったので、ありだな! ってなりました。アッシュ相手だと珍しく世話を焼かれてかわいいです。結構年齢が離れているけれど、お互い少し抜けたところも世話焼きなところもあって、割と似た者同士なのがかわいい。世話焼きあってくれ。

●アッシュ

ジュリアン+ゴードンポジション。ロナート卿の下りで辛すぎて王国ルートだからか!? と疑ったのですが、どのルートでもロナート卿反乱は共通していた。

アッシュにとって不幸であったことは、ロナート卿は実の息子もアッシュも平等に愛していたことなんですよね。実の息子を愛していたから挙兵せざるを得なかったし、アッシュを愛していたから挙兵することを伝えることができなかった。極端な話、アッシュにスパイとかさせても良かったのに、できなかったわけですから。
でも、ロナート卿に愛されていたことはアッシュにとって幸運なことでもあります。アッシュの中では英雄はロナート卿のような人物を指し、それが揺らぐことはなかった。そんなロナート卿をアッシュも確かに愛していたから、彼の家を残そうと、彼の意志を残そうと、跡を継いだ(私のペアエンドの話だけど)。

生まれが平民だから王国の中でもセイロス教に対する信仰はそこまでない方だと思います。ロナート卿のこともあるし。ドゥドゥーとの支援会話で、ぼくはそっちの方が良いなあ、ってダスカーの考えを自分の中にも受け入れるのは、王国面々の中ではメルセデスとアッシュ以外には割と難しいのではないかと思います。多様性を尊重することと自身も受け入れることはまた別なので。

●アネット

リンダちゃんポジション。今気が付いたんですけど、お父さん関連で苦労しているっぽいのも引き継いでいますね。

魔道学院で好成績を収めた才女な彼女ですが、伯父が男爵であることを考えると、元々(ギュスタヴがまだいたころ)の爵位もそこまで高い方ではないのだろうな、と思います。ディミトリの父親であるランベールは改革的な王様だったらしいので、爵位が低くとも実力のあるギュスタヴを取り上げ、それで逆に他の貴族様たちからはやっかみを買っていた可能性。父が逃げ出していなくても苦労することになりそう。

何事にもまっすぐな彼女は、支援段階中盤の父関連のことを除けば、かなりの純粋さです。ダスカー人だろうと年上のクラスメイトだろうと、真っすぐぶつかっていきます。偏見を持っていたら、後でそのことを恥じてわざわざ謝るタイプの子です。
第二部再集合の時の会話で不穏なディミトリの呟きに「そこまでしなくても良いかも」みたいな返しをします。でも決して不忠者だとか覚悟を決めていないとかではない。そもそもdominicus が元になったであろう「ドミニク」だしね。人を恨み続けるのができないくらい真っすぐな子なのではないのかな、と思っています。ディミトリをお兄ちゃんにしちゃうのかわいい、戦争で曇らない君の純粋さが好き。
折角取りに行った英雄の遺産ですが、父親に持たせました。かわいい女の子が斧をぶん回すのは好きだけど、アネットちゃんは魔法が似合うよ。と思ったけど、敵対ルート斧担いでいる姿も可愛かったので、あれはあれでありでした。へへっ。

ペアエンドは父親とでした。仲良し親子に戻ってよかった、本当に良かった……。というかもしかしてなのだけれど、ギュスタヴとペアエンドしないと和解できないまま終わるんですか……?

あとフェリクスとの支援会話は全プレイヤー見てくれ、全人類見てくれ。あんなに三ツ矢サイダーが似合うような支援会話が今作で見れるとは思わなかった。三ツ矢サイダーのCMにするべき(?)。

シルヴァン

何ポジションというのが非常に難しいキャラクターですが、アベルとカインを1人で担っている感じのポジション。

彼が本当に望んでいたのは”弟”でいることだったのに、彼が幼馴染の中で担っているのが”気のいい兄貴”だということが非常に人の心がない設定。
”女好き”なキャラも作っているものです。全部、「女という生き物はこう言われたら嬉しいんだろうな~」って感じでテンプレートに口説いている。女から種馬扱いされている過去を持つ彼は、その復讐も兼ねて女を個人で見る気がないんです。もしかしたら母親とも何かしらの確執ありそうだなって思っている。
女主人公が他クラス担任時に無条件スカウトが可能なのも、
①あの時点でマイクランは既に英雄の遺産を持ち出して賊の頭領をしている可能性が高い
②大司教のお気に入りの新任教師のクラスに、マイクラン討伐の課題を課せられる可能性が高いと、シルヴァンには考えることができる手札が揃っている
③「女好き」である自分ならば、早い段階で新任教師のスカウトに応じても不自然ではない
④新任教師のクラスの生徒ならば、マイクラン討伐後に英雄の遺産の回収ができる可能性が高い
という考えをシルヴァンがしていたからだと思います。自分は各クラスに、所謂頭のいいキャラが2人ずついると思っているんですけど(どこかでこれも言えたらいいな)、シルヴァンは王国クラスの2人のうちの1人だと思っています。もう1人はアネット。

幼馴染組でディミトリと、自クラス女子でアネットと支援Aがありませんが、これは気を許していないとかではなく、シルヴァンにとって”綺麗なもの”に見えすぎてしまうから汚してしまうのが怖くて手を出せない、というものだと思います。
ディミトリとは、お互い大切な人同士ではあるけれど、お互いの一番にならないことはお互いわかっている感じ。
アネットとの支援は「あと10年はやく会えていればなあ」っていうのに詰まっている。人に本当の自分を失望されることを恐れる男が、自分をずるいと言ってくれて、ずるい自分に正面からぶつかってきてくれる子を嫌えるわけがないんだよなあ。アネットが変な人と結婚しないようにめっちゃ目を光らせていそう。アネットの結婚式でめっちゃ号泣していそう。

●イングリット

カチュアポジション。姉妹は自軍に出てきませんが兄弟いるっぽい発言していたし、叶わない恋をしていたし(グレン)。ふと思ったのですが、婚約者が亡くなっている状態って未亡人になるのでしょうか、どうなのでしょうか。

作中で結婚を親から迫られている彼女ですが、子供を産むのが目的ではなく、家を残すことが目的。最終的な決定権はイングリットにあることも相まって、どちらかというと長男的な問題を迫られています。グレンもフェリクスが大紋章持ちであることを考えると、イングリットの元に婿に行く予定だったのではなかったのだろうか。
そんな彼女が家を飛び出して自らの夢を叶えたペアエンドになったは、とても心地が良かったです。王国の古い風習に改革の一手を入れた感じ。兄弟いるっぽいって先に書きましたが、それって紋章にこだわらなければガラテア家を残すことはイングリットでなくても可能、ということも言えますしね。

イングリットを語る上でグレンは外すことはできません。グレンはイングリットにとって、初恋で憧れで敬愛で、永遠に特別な人なんだな、と思います。ペアエンドで誰かと結婚しても、グレンとの思い出が消えるわけではない。時折その話で華を咲かせていたらいいなあ、と思う次第。余談ですが、グレンは紋章なしだったと思っています。

●ギルベルト(ギュスタヴ)

馬に乗っていないジェイガンポジション。深くキャラ描写をできるようになったことによって、今までのシリーズに無かった”逃げ出した、見守ってくれるはずだった騎士”を描けてしまうの、上手く言えないけど、やばいっすね……。

罪の重さを感じてそれに耐え切れずに一度王の元から逃げ出した彼ですが、王国の滅亡の危機に瀕すると、自らの王の元へ戻ります。それ以降は例え、教会の重役であるセテスから声をかけられても、それが破滅の道であったとしても、王の元を離れることはありません。
アネットのところでも言いましたが、取り立てられるまでの地位はそこまで高くないと思います。そんな自分を見出してくれたことに対して、ランベールに対して計り知れない恩義を感じていそう。それが守れなかったものだから、まあ逃げ出してしまうのも仕方ない……いや、王子は幼いし妻子はいるしで、やっぱりだめだよ(真顔)。

ドゥドゥーとの接し方を見る限り、まあドゥドゥーが忠義者だからというのもあるのだろうけれど、ダスカー人だからとかそういうのは第一部の方でも一言も言っていないんですよね。ダスカーの悲劇に本当はダスカー人が関わっていないこともわかっていそう、自分のこと以外では冷静な人であったと思います。

●ロドリグ

死亡シーンの英語版を見たのですが、彼は本当にディミトリの親代わりなんですよね。王家だとかそういうのは本音を言ってしまえばどうでもいいのかもしれない、親友であるランベールの息子だということだけが重要なのかもしれない。殿下とは呼ぶもののロドリグにとっての陛下はランベールだけなので……。

とりあえずこれで王国の面々は終わりです、支援会話回収しきったら新しい発見あるかな~。
因みに騎士団からスカウトはシャミアだけでした。というか、全てのルートでシャミアはスカウトして教会ルートに至っては結婚しました。どちゃくそ好みだったので……へへ……。騎士団は教会の時にまとめて書きたいと思います。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 王国編

The Bridge 感想

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エッシャーやダリの世界観が好きなので、それらにインスパイアされたゲームを見かけるとついつい買ってしまうのです。
重力を操って解く感じのパズルゲーム、操作するおじさんは多分エッシャーをモデルにしています。

パズルゲームだと思って買ったし、実際分類はパズルゲームだったんですけど、パズルゲームって言って良いのかなこれ、って気持ちになりました。
というのも後半になればなるほど、解き方はわかっているし正しいのに、タイミングが合わないせいで解けない! って場面が出てくる。パズルゲームよりもタイミングゲームって感じ、タイミングゲームは音ゲ―で十分だ。
巻き戻し機能が付いているので気軽にはできるものの、タイミングが合うのを見守って合わなければまた戻して見守って……といったことを繰り返すので、それがな~。ただ、巻き戻し機能が最初まで巻き戻せちゃうし、回数制限もないのでそこはありがたい。

パズルゲーム目的なら他に名作があるし、ビジュアル目的でも他にもエッシャーやダリをモチーフにしたゲームはあるしなあ、って感じでした。騙し絵的パズルゲームを求めているのなら、個人的にはBack to Bedを推しておきます。Switchにもあるし(PSvitaでやった)。

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The Bridge 感想

Burly Men at Sea:三人の海の男 感想

 Switch版をやりました。感覚でできるパズルADVになるのかな。
 北米の仕掛け絵本を読んでいる気分でプレイしました。絵がかわいいのもなのですが、文章も日本語ローカライズが丁寧で、また、単語のチョイスがかわいいものが多いので、読むのが楽しかったです。
 一周だいたい10分くらいでクリアできるので、分岐が多いとはいえ随所随所で自分の取った行動を覚えておいて次のプレイの時には別の行動をとれるので、ありがたかったです。長いとその分分岐で自分が何をしたのか思い出せなかったりするので……。
 全12ルートで、自力で5,6ルート見てから分岐条件を調べて全ルート見ました。

以下ネタバレ注意。

 12ルート全てEDは共通なので、後半の周回が微妙に辛かったです……。せめて全ルート見たら微妙に変化する、みたいなのは欲しかったと思ってしまった。あと何故か島の裏からコーヒーショップへ移動するところが異様にかくつきました。毎回そこで地味に苦労しました、フリーズしなくて良かった~。
 兄弟たちが旅をする間、出会うのは全部神話的存在なんですよね。島には普通に人間や動物がいるので、旅をしている時間が本当神秘的に感じられる。個人的には死神とクラゲと巨人が好きです。アザラシはローンですかね? ローン好きなのに滅多に見ないので嬉しかったです。
 旅道中は本当いろんな体験ができるので、だからこそEDに対する不満が高まってしまった……。移動の際にダッシュとかムービー加速できなかったのも周回の辛さ(というか面倒くささ)を増していた。
 アザラシの分岐のところが難しかったですね! ジョイコンの右スティックの挙動が少しおかしくなったような気がしないでもない……。

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Burly Men at Sea:三人の海の男 感想

Reigns: Kings & Queens 感想

※クリアしていません!

 Switch版を購入してKingsの方をプレイしていたのですが、致命的なバグ及びそれをずっと放置されているので、少しうんざりしてしまいました。Queensの方は当分やらないと思うので、とりあえず今のところの感想を書いておこうと思います。
 任天堂のIndie Worldでも紹介していたのに……。
 iOS/AndroidやSteamでプレイすることを強くおすすめします。アナログゲームのマスカレイドやラブレターが好きな人ははまりそう。

コンセプトはすごく好きでした! 二者択一を究極化したゲームです。でも政治って極端に言ってしまえばそうですよね。王様となって二択を続けながら政治を行っていきます。
ただ二択を続けるだけではありません。自分の選択によって、4つのパラメーターが増減します。自分は勝手に、宗教・信仰、民衆・国民、軍事、金庫、といったように呼んでいました。
この4つなのですが、低くてもいけない、高くてもいけない。例えば民衆・国民パラメーターが低すぎると王に不満をもった国民たちが暴動をおこすし、軍事パラメーターが高すぎると部下たちによるクーデターがおこってしまいます。
そうするとプレイヤーが操作していた王様は亡くなってしまったり王座を退いてしまったりするのですが、ゲームオーバーではありません。王様が代替わりして、そのままゲームは続きます。
これだけ聞くとゲームクリアしないのでは? と思われるかもしれませんが、そうではなく、エンディングが用意されています。これを見るためのフラグ立てがSwitch版ではできないのだ……。

 個人的には、ストーリーとは別にフリーモードも欲しかったな~なんて思います。延々と無心で作業するのって割と好きなんですよね、パラメーター増減の駆け引きも楽しかったし。でもできればクリアしたいな、アップデートでバグを直してくれないかなあ……。

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Reigns: Kings & Queens 感想

FE風花雪月は良いぞ

 FE風花雪月をプレイする日々です。たっのし~~~~~~~!!!!まだ1週目ですけれど、こいつには、このゲームには、”””良作”””と思わせる何かがあるッ!!ちなみに初回はFEH(ファイアーエムブレムヒーローズ)の先行ガチャで初回無料で来てくれたディミトリの青獅子クラスにしました。クッッッッッソしんどいんやが??????

 前置きはこのくらいにして、現段階でのファイアーエムブレム 風花雪月についての感想を真面目に、ネタバレできるだけなしでお話ししたいと思います。

 まず自分自身について。正直なところ新参です。大乱闘スマッシュブラザーズでFEというゲームシリーズの存在は知ってはいたものの、戦争を題材にしている、味方キャラクターがロストする、武器に使用制限がある、などなど、「難しいゲーム」という話ばかりを聞くので、ライトゲーマーの自分にはできないかも……と自分から遠ざけていました。
 そこで3DSの『ファイアーエムブレム 覚醒』という作品が現れました。簡単に言うと、最後のFEになりそうだからやりたいことたくさんやるぜ! 過去作で評判良かったシステム全部やるぜ! いった作品。FFかな?
 リメイク作品を除けば覚醒の1つ前の作品である『ファイアーエムブレム 暁の女神』から、実に5年ぶりの新作でした。待望の新作になるわけです。過去作を愛しているエムブレマーの方々から見てみれば批判点もたくさんありましょうが、私はこの作品からFEの虜になり、少しずつですけれど過去作にも手を伸ばすようになりました。初のFE、支援全部は回収できなかったり育成が偏ってしまったりと拙いプレイでしたが、クリアをしてエンドロールを迎えることができた時には涙がぽろぽろとこぼれていました。RPG作品としても個人的には名作に分類される作品だと思っています。

 さてじゃあとりあえず覚醒の次の作品である『ファイアーエムブレム if』も手を伸ばすかと(当時もう発売していたので)思い、手を伸ばして、そして少しの落胆を感じてしまったことを覚えています。
 好きなキャラクターだっている。プレイした(ひいてはクリアした)ことを後悔しているわけではない。戦闘画面だって見やすくてプレイの快適さで言えば覚醒から進化しているとも断言できる。では何が不満なのか。簡単に言えばシナリオに対してです。
 主人公は生まれた国と育った国が違い、どちらの味方をするのかという選択肢を迫られるわけなのですが、選んだあとの主人公の日より具合とかにイラついてしまうし、登場キャラクターたちの意志の軽さなどにもイラついてしまうわけです。これは戦争なんだよね? 貴方(主人公)は生まれた国(あるいは育った国、またその両国)と敵対する道を選んだはずだよね?? と……。
 もちろん終盤は割と涙ぐんでいたりしていて終始イラついていたわけではないのですが、どうしてもプレイしていた当時を思い返すと1番感じていた感情としてそれを思い出してしまう訳です。戦記物としてそれはどうなんだろう。それ故の落胆といったところでしょうか。

 風花雪月も最初そうでした。学園物! そのように全面的にポップでキャッチ―な雰囲気(死語)を押し出してきて、FEは戦記物ではないのかと非常に困惑したことを覚えています。新参の自分ですらそうだったのだから、歴戦のエムブレマーたちの心境はどれほどのものだったのだろう。

 そんな中現れたのは、2019年6月にあったe3で流れたこちらの映像( https://www.youtube.com/watch?v=k73RENsZ464 )。

 え、どちゃくそ面白そうやんけ。

 面白そうやんけ!?!?!?!?

 それからは下馬評は一転。この第二部にあたる5年後で一体なにが起きるのか、それに一見楽しそうな学園生活なのにそこから戦争までに至る道には何があるのか。このキャラクターは闇が深そうだ。どのキャラクターが確定ロスト枠なのか。などなど。古参も新参も関係なくわくわくしていたのです。かくいう自分もその1人でした。

 でも自分が購入するまでには時間があるだろうと思いました。理由はSwitchの未所持とうまくいかない就職活動。
 後者がほとんどの理由で、正直今もうまくいっていません。周りよりもなまじエントリー数が多いので、必然的に落ちる数も多い。軽度ではありますが、持病と精神病を抱えていましてそれが精神にもダイレクトアタック。就職活動中に気が付いたら自殺一歩手前まで来ていたこともありました。今も手元に遺書はあり、万一のことを考えてそれを捨てられずにいます。
 でもまだやりたいことはあるし……やりたいゲームとかたくさんあるし……と自分自身で生きる理由を作ることもこめて、就職活動のすり減っていく貯金の中から金を絞り出してSwitchを購入していました。そして悩みに悩んで初めてのSwitchソフトはFE 風花雪月にしました。

 たかがゲーム、されどゲームです。本当に。
 近頃アニメやゲーム界隈で悲しいニュースが多いですが、それらが出てくるたびにマスメディアでは「犯人宅からアニメグッズが押収されました」という報道があったりします。
 これはネットで見かけた意見の受け売りですが、そうではないんです。そういった人たちも含めて、辛い思いや悲しい思いをしている人や、社会で生きていくことが何かしらの理由で不可能になった人。そういった人たちに最後まで寄り添うことができる、生きる理由になることができるのがアニメやら文学やらゲームだと、自分は思います。
 繊細な話題なのでここらへんでこの話題は引っ込めるとして、どうしてそう思ったのかというと、FE 風花雪月は今間違いなく自分の生きる理由の1つになっているからです。
 もちろん辛い作品なんです。学園物で戦記物ですから、自分の采配一つ一つに生徒たちの命がかかっているし、見知った顔を殺さねばならないし、苦しい思いも辛い思いもする。数えきれないほどに、する。
 それでも自分は、この物語の最後までを見届けたい。そう思える作品なんです。

 受け持つことのできる学級が3つあるので、1つの学級をクリアしたら別の学級の担任になって、かつての教え子たちを殺す立場になるのは本当に悪魔の所業だと思うんですけれど(褒めている)。
 不満点が一切ないわけではありません。それでも自信をもっておすすめできる作品だと思います。とりあえず自分は初回をいい加減にクリアしてきます。
 どうでも良い話ですがSwitchの充電が切れたら3DSで別のFEをやってSwitchの充電が溜まったら風花雪月に戻っているので、戦争の合間に戦争をしている物騒な人になっています。身体が闘争を求めていた……。