ポケットモンスター ムーン 感想

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世間が剣盾で盛り上がっている中、ムーンをプレイして、殿堂入り、殿堂入り後のシナリオまでしました。いうてポケモン熱高まったので直後に盾買って今のんびりやってます。
因みにポケモン履歴書としては、ダイヤモンド→エメラルド→ブラック→ムーンで、盾プレイ中の積みにW2とXがある感じです。手持ちは出来る限りゴーストタイプで固めたい人です。ゴーストタイプが好きです。

ストーリーやキャラ感想を話す前に思ったのは、随所随所で初代に対するリスペクトが見受けられるなって思いました。そもそも主人公がカントー出身だし。あとは殿堂入り後の赤緑とか。ポケモンリーグ自体も、最古のカントーリーグと生まれたばかりのアローラリーグ。

あとライドポケモンが丁度いい裁量だな~と! ひでん要因を入れる必要がなくなることで、手持ちが全員好きな子で埋められる。好きな技で埋められる。地味なことかもしれないけれど、かなり嬉しかったです。どうしても後半、ひでん要因入れる必要があって今まで一緒に旅をしてきた子をお留守番させたり……を良くした過去があるので。やっぱりみんなで旅したいよね! なみのりだけは普通にわざマシンで欲しかったのは本音。

ストーリーは、全体を通して”家族”の話だと思いました。親子関係が中心ですが、家族によっては兄弟関係なども。家族を書きやすいようにキャプテンが20歳まで、という設定があるのかしら、と思いました。その年頃って上にも下にも横にも広げやすいし。

●以下ネタバレがんがんのキャラ感想

●主人公
異邦人。だからこそ新しい風を吹かすことができたというかなんというか。時期的に博士がリーグのためにカントーに訪れた時に出会ったのかな。来たばかりである完全な異邦人だから、みんなが説明してくれる。
個人的にはストーリーで表情を変えて(選べて)欲しさがあった、かもしれない……。でも3DSポリゴンでそこまではできないのかな~? それはそれとして、笑顔な無表情でがんがん進んで行くのは好き。

●博士
最後のあの展開はずるい~~~! 博士戦は実質カプたちに捧げるエキシビションマッチ。ムエタイとかは本来神に捧げるものだって話を聞いたことがあるので、戦いを神に捧げる、ってのは非常にシンプルかつ絶対的なんですよね。それを笑顔で提案してくるあたりが、流石はこのリーグを作った人だなって思わされました。
君はもう1人戦わなくちゃいけない、という台詞や、戦う研究者(オーキドの過去、初代ライバルの裏? 没? 設定など)というところで初代リスペクトを感じた。あの台詞を見た時にテンションがガン上げになったと言っても過言ではない。あと手持ちの残った御三家、あれはずるい。とてもずるい。好き。
主人公・ハウ・リーリエの冒険をずっとサポートしてくれて、ポケモンリーグという自分の夢の為に苦心しアローラに新しい風を吹かせる。方やロイヤルマスクとしての面を持ってアローラの伝統を守る。結構な苦労人。グズマほどではないけれど、島めぐりに思うところはあったのかな、と感じたり。父親が今いないリーリエにとっては、奥さんとも相まって親代わりなところもあったのだろうな。

●リーリエ
がんばリーリエ! 髪下ろしリーリエもがんばリーリエも可愛くて好きです。かなりの成長ぷりを見せてくれて、最後は思わず泣きそうになった。何も言わないまま去らないでくれ……見送らせてくれ……。個人的には主人公よりも背が高かったのも好きです。自分がやったポケモン本家で、初めて明確にヒロインとして描かれていた。ハルカなどはどうしても序盤のライバルを務める必要や後半ほぼ活躍しないから、ヒロイン感は薄いんですよね。 
最初は「傷つくからバトルは嫌い」だったのが、どんどん成長していく。今作だとトレーナーにならないまま(USUMだとトレーナーになるみたい?)ですが、それはそれでよかった。どんなトレーナーになるんでしょう。
彼女も母親も、ポケモンを愛しているっていう根本は同じなんですよね。リーリエはポケモンに傷ついて欲しくないし、ルザミーネはポケモンを保護したいし。違いはやっぱり、主人公や博士たちとの交流によって生まれたものなのかな、と思います。

●ハウ
最初は、のんびりした子だな~、と思ってみていたんですが、「楽しければいい」は本当は偉大な祖父に対する劣等感きている言葉なのかな、と思いました。それでも笑顔の君に救われた。リーグ戦前の戦いの後に悔しがる表情を見せてくれて、すっごく嬉しくなりました。あとめっちゃ回復してくれてありがとう。一緒にアローラを盛り上げような。
ハウの成長は主人公もですが、リーリエやグラジオの影響も大きかったのかな、と思います。グラジオはハウのことを認めて評価しているし、リーリエを守れなかった時に何か変わるものが絶対にあったし。

●グラジオ
基本的に優しい子で、だからこそ家を飛び出してもアローラに留まったままで、妹のことを気にかけていたのかな。手持ちポケモンもなつき進化が多く、家系を感じます。トレーナーとして考えると家族の中では一番真っ当にトレーナーしているので、代表代理も普通に務まりそう。息抜きしたい時に主人公・ハウと遊んで欲しい。

●しまキング・しまクイーン
ムービーでハラさんとカプ・コケコのかっこいいところがあったので他の人たちにも期待したらそんなものはなかった。
従来のジムリーダーたちのイメージ的には、キャプテンたちよりも彼らの方が近い。

●キャプテン
全員に家にあたるものがゲーム内で用意されていて、家族(アセロラも血は繋がっていないけど家族って言える)もいます。(ついでに言うと四天王のカヒリさんも)
今までの本家ポケモンでは、主人公とライバルに家と家族はあるけど、他のジムリーダーたちとかはまあまあまあ、って感じだったので、やっぱり書きたくて用意したのだと思います。チェーホフの銃的発想。個人的にはスイレンちゃんがキャプテン内だと若そうなのに、家ではお姉ちゃんっていうのが好きです。少しずれたボケセンスも好きです。
家族の話とは逸れますが、カキくんの試練はずるい。あんなん笑う。好き。

●グズマ
最初は虐待されていたのかな、と思っていました。少し違った、多分周りの期待に応えられないのが辛くて自分を責めるようになったタイプ。太宰治か?
感情の中身が恋心にしろ憧れにしろ母性に惹かれたにしろ、ルザミーネのことを慕っていたのは事実だと思う。ウルトラホールから帰って来た時になんだかんだで丁重にルザミーネを扱うあたり、大切に思っている事実は変わりはないので……。リハビリのルザミーネの面倒を見て欲しい。
予想にはなるけれど”きゅうけつ”が大幅な強化をされたのは、グズマさんのおかげですかね。

●スカル団
島めぐりを諦めた人たちだなって手持ちからなんとなく察することができるのですが、途中で辞めたからって非行に走るのはやっぱり、近所の人たちとかからひそひそ言われたりしたのかなって思います。一重に非行に走った彼らが全体的に悪いって言えない感じ。リーグが生まれたことによって、また変わると良いのですが。
そういう意味ではやっぱりグズマとククイ博士は似ていますね。向く方向が違っただけで。

●ルザミーネ
行き過ぎた母性って感じでした。個人的には彼女のベッドに対する主人公の感想が本当それって感じ。入ったが最後、どこまでも沈み込む底なし沼がルザミーネなんですよね。グズマに対しても、自分の子供に接しているような感じ。
後半の急激な豹変ぶりや、タイプ:ヌルを開発していたことを考えると、最初から保護を想定していたわけではないと思うんですよね。夫が失踪してから性格が変わったって作中でも言われているし、その際にウツロイドの神経毒にやられたのかもしれない。でも、ウルトラボールのこともあるし、作中で初めてウツロイド見た時に初見の反応していたし、よくわからない。
ポケモンに対して言っていることは一理あるからカプの怒りは買わなかったのか、あるいはウルトラビーストに魅せられたこと自体にカプたちが満足していたのか。

●エーテル財団
所謂悪の組織って大体二つに分けることができると思っていて、
①上から下まで徹頭徹尾、所属している人全員が、自分たちは悪人だという認識がある
②幹部などの一部が悪人で、下は騙されているなり自覚がないなりそもそも悪事に加担していなかったりする
だと思ってます。例を挙げると①はロケット団②はプラズマ団。エーテル団も後者にあてはめられると思います。綺麗事だけじゃいられないとわかっている人たちが納得の上で加担している、みたいな。
主人公たちの味方と言えるビッケもルザミーネと同じく母性がありますが、ルザミーネとは方向性が違う。ビッケは「ぽちっとな」など言動からどことなく昭和感がするので家庭的な母親を書こうとしていて、ルザミーネはそれに対して完璧さを持ち少女性を忘れていない、高嶺の花のまま成長した母親にしたのかな、と。リーリエから過去の話を聞く限り、必ずしもそうとは言い切れないのだけれど。やっぱりモーンを失ったあたりからルザミーネは暴走始めたのかな~。

一つの物語として綺麗にまとまっていたので、USUMでストーリーがかなり変わってその点に賛否両論だとポケモンだいすきな知り合いから聞き、納得しました。USUMどうしようかな~。ウルトラビーストにゴーストの子が追加されているようなので、その子目当てでいつかやるかもしれない。
因みに旅パ(殿堂入りパーティ)は、アシレーヌ、ベトベトン、ガラガラ、シロデスナ、ミミッキュ、ダダリンでした。ベトベトンは最初、他のゴーストタイプを予定していたけれど、序盤で入れたベトベターに愛着をもったので……へへ……。
あと、カプたちの捕捉率だけは許さない。カプ・レヒレは一発で捕まってくれたから許す。

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