FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

1週目の王国感想はこちら。 2周目の同盟感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら

※息をするようなネタバレ。

このルートも帝国ルートも、エーデルガルトと再会するところから始まり、レアを倒す終わり方をします。因果応報の文字が頭をよぎりました。どちらも根本にあるのは家族への想いってのは変わらないんですけどね。変わらないからこそか。

エーデルガルトとヒューベルトがいてもいなくても、クラス全体仲の良さみたいなのは変わらないのが、当人たちはそうは思わないかもだけど、二人はあくまでもクラスの中では次期皇帝とかその従者とか関係なくてただのクラスの一員であったんだな、という感じがして好きです。人によっては皮肉に映るだろうけれども。
個人的にはベルナデッタがこのルートではひきこもりを続けていたのに、エーデルガルト撃破後に外に出たのに笑ってしまったけれど、ベルナデッタを変えるのはどちらのルートでもエーデルガルトなんかなあ、とも言えるのかなと思いました。

教会としては、恐らく初めてレア(というかセイロス)の手を離れたこととなるので、これを機に在り方が変わっていくのかなと思いました。というか俺は変えていくからな。

●主人公

このルートでは明確に頂点に君臨している主人公。君臨しているというか、させられているというか。教会ルートと帝国ルートの真意や意義は正反対なのに根本的なところはそっくりというのが本当……皮肉……うまいことできているぜ……。
笑顔でノリ突っ込みする場面なんかもあって。考えてみればソティスとの初対面の時もおちゃらけた選択肢があったり、元から顔に出ないだけで結構ノリのいい性格なのかなと思います。

教会ペアエンドはシャミアとにしました。なんか気が付いたら出来上がっていた恋人達って感じだった、何なら戦時中にやることやってそう。でも告白とかはしていなさそう。それにしてもシャミアが頼れる王妃過ぎて笑ってしまった。暗殺などを主流としていて陰にいることを徹していた彼女が、王になった自分の隣に立ってくれているってだけでもう愛おしさがやばい。

●レア

正直な話をすると苦手。なんだろう、気持ちも行動理由もわかるし共感しないでもないのだけれど、どうしても苦手と感じてしまった。多分、レアの存在や行動であまりにもフォドラの歴史や他のキャラに被害がありすぎているのに、本人はそれを認識できないから責められる理由がわからない、って感じがするところが苦手なのだと思います。レアのそういうところが好きな方には申し訳ないけれど。

どのルートでも結局彼女は全てを語らない。教会でも同盟でも、それぞれで語ってそれぞれで語らない部分があるんですよね。どっちも説明しきれていないし。
個人的には同盟ルートで救出後、クロードにいろいろ尋ねられた時にはぐらかそうとする際に声色が変わる瞬間が「ああ、この人はずっとこうやって生きてきたんだな」と感じて何とも言えなくなって涙しました。セテスとも一時期離れていたっぽいし、レアが心から信用していて何もかも打ち明けることができる存在はいないのだろうなあ。ソティスも人の子を慈しんでいるから、仮にレアの目論見通りに復活させられたとしても、レアの所業を聞いたら激怒なんてレベルじゃないだろうからレアは話さないだろうし。
風花雪月の途中でエコーズをやっていたこともあって、シリーズでも良く使用されるテーマである、長い時を生きた竜族の狂気を表しているキャラであるとも言えるのかな、と感じました。彼女は長く生き過ぎたのだと思います。長い間独りだった代償なのだと思います。長く母親以外のものを見なかった代償なのだと思います。

帝国ルートではセイロスの名を戻しますが、同時にレアが持っていた理性も切り捨てた感じ。最終戦でツィリルやカトリーヌが死んでいくことに対してレアが何も言わないのが、ああもう何もかも見えなくなったんだな、と感じて苦しかった。
あと名前繋がりですが、セイロスやレア以外にも多分名前あるのだろうな。歴代の大司教は多分歴代全員が、名前変えて補佐役やら枢機卿やらと協力していろいろと誤魔化してきたセイロスなんだろうと思います。

●マヌエラ

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

自分の脚で立っていたい、という彼女が非常に魅力的でした。セイロス教を信仰している上でこの発言は好きって感情しか浮かばなくなってしまう。マヌエラのことがとても好きになった支援会話がエーデルガルトとの支援会話なので、もうなんか全プレイヤー見て欲しい。
歌姫の彼女も医者の彼女も教師の彼女も、全て彼女の努力で手に入れたもので、そしてそのことを彼女は理解しています。誇りにしています。しかしこう書くと才色兼備にもほどがあるな。
心の支えに女神を置いているのは確かだけれども、何よりも輝いているのはマヌエラ本人。だからこそ生徒たちとの支援会話は最初から慕われているものが多いのかな、と感じました。
あと結婚できないネタが正直不思議すぎる、片付けできないことを差し引いてもおつりが余裕で来る良い女なんだが? それはそれとして片付けできないのも好き。相手に対しても自分に対しても理想が高いところはあるかもしれない。

支援会話の内容から、幼少期に中央教会を訪れていることと若いうちから歌姫をしていた(することを周りが許容していた)ことを考えると、中流階級か或いは家が没落した元上流階級あたりの出身なのかなと思います。貴族嫌いは歌姫時代から来ていそう。フレンとの支援会話で汚いこともした、という彼女ですが、それでも自力で立ち続けた強い女。支援者がいなくパトロンも自力で捕まえたという事実を考えると、没落貴族の可能性の方が高そうかなあ。

ペアエンドは、同盟は独身、帝国はドロテア、教会はセテスとでした。独身エンドで学校を開くマヌエラが素敵で、アッて声が出てしまった。敵対した王国ルートを見る限り、教育者として一本芯がある感じ。ドロテアを拾ったあたりから教師としての道を考え始めていたのかな。
セテスとの支援会話は、純粋な恋をする女をしているマヌエラがかわいかったです。歌姫時代のパトロンとの駆け引きとかではなく、そういうのを抜きにした純粋な恋。大人の恋ではあるけれど。すぐに結婚しない辺りがセテスらしいなと思いました、あいつ絶対傍離れられるまで自分の気持ちに気が付かなかったパターン。マヌエラは姿が変わらないセテスのことを不思議がりそうだけれども、セテスから打ち明けるまで深堀しないで話してくれるのを待っていそう。薄く微笑みながらおばあちゃんになってしまったわ、ていうマヌエラをセテスは笑みを深くしていつまでも美しいままさって言うんだ、俺は知っているんだ……(幻覚)。
独身にしろセテスとのペアエンドにしろ、学校を自分で開いています。直前に大きな戦争があったことを考慮すると戦争孤児を引き取ってそのまま学校を開いている感じだと思われる、ドロテアという孤児を拾い上げたのも彼女だし慈しみに溢れるキャラだとつくづく感じます。苗字のカザグランダはスペイン語などで「大きな家」という意味なので(西語だとカサグランダって読むけれど、多分伊語や葡語あたりではカザグランダ読みだと思われる)、彼女は沢山の子供たちにとっての帰れる場所になる道を選んだのだと思います。そう考えるとドロテアもマヌエラの生き方にだいぶ影響与えているな。

●ハンネマン

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

個人的に、亡くなった大切な兄弟がいる(あるいは亡くすキャラ)が刺さってしまうので、もう好きだった……。それまで多少の疑問は抱えつつも設備が整っていることなどから紋章の研究をしたい自分の欲を優先して帝国に留まっていたハンネマンが、妹の死で速攻それらを全て捨ててしまうのがもう好き。帝国の中でも結構な上流階級っぽいので、もしかしたら妹以外にも本来は兄弟姉妹がいたけれど、無事に大きくなったのは自分たち二人だけだったということもあるかもしれない。
純粋に妹を想う優しい兄が、その妹の死を無意味じゃないものにさせたい一心から紋章の力を無くす研究を始めて、たとえそれが周りの人間に自分を誤解されることであっても研究に没頭している。そんな人でした。

一週目の王国ルートの時に「アランデル公怪しすぎるだろ……」と思っていたのを、二週目から合流したハンネマンが「アランデル公が怪しいと思うが、どうかね?」みたいなこと言ってきて「わ、わかる~~~~!!!!」ってなり、もう信用しかなかった。

ペアエンドは、同盟はリシテア、帝国はエーデルガルト、教会は独身でした。生徒と見事にくっつきおって(人のことを言えない)。
マヌエラとくっつけたいなーと頑張った時もあるのですが、このゲーム基本戦闘出陣するのは生徒中心になるし、生徒以外同士でくっつけるの結構きつくないですか?

●セテス

今作の子安さん枠。最初は正直「どうせ敵やろ!」と思っていたのですが、レアの方が怪しすぎて相対的に「味方ちゃうやろうか……」ってなるのが早すぎた。なんなら教員生活一月目くらいで既に味方認識してしまった。
このルートでは狂言回しを担っていた彼。
身内に甘い人なんだな、と感じました。身内があまりにも残っていなさすぎるからっていうのはあるかもしれない。寄り添い身内を守る希少種みたいな。
フレンに対するのは言わずもがなだけど、レアに対しても。禁忌に手を染めたレアを許したり。帝国ルートで初めて敵対する時に、「レアを裏切ったな! 悲しませたな!」みたいな台詞なんですよね。いつもの彼ならばあそこは、「教会に仇名すなど!」みたいなことを言ったりだとか、レア呼びではなく大司教と呼ぶべき場面なんですよ。1部の時点で「レア」と「大司教」を使い分けていて、フレンのことを除けば公私混同しない彼が、多分唯一公私混同しているのがここだと思います。

ペアエンドは、王国だとフレン、同盟だとヒルダ、教会だとマヌエラとでした。
フレン独身エンドを見る限り、基本的に最終的には表舞台を離れてフレンと過ごすのかなと思います。あとイングリットとの支援会話で「私のイングリット」って言っていて五度見くらいしてしまった。

●フレン

今作のマム枠かと思いきや少し違った。
ソティスの眷属の娘、といういわば第二世代みたいな存在なので、ソティスに直に会ったことはない可能性があると思います。レアより年上なのか年下なのかがいまいちわかってない、年上の姪も普通にありえますからね。ただ、その場合セスリーンの紋章がセスリーン発祥なのが少し腑に落ちない。
平和を愛する子なのですがセテス同様身内に甘い節はあるのかなと思います。禁忌に手を染めているレアに理解を示すけど、多分身内じゃなかったら許していないと思う。

それから思ったことは、フレン、聖廟で寝てますね、恐らくですが。作中でキャラに、フレンがどこで寝ているかわからないと言及されていることで1周目から気にはなっていたんだけど、聖廟で確定でいいのではないかと思います。多分遺体安置目的ではなく、定期的に長期的睡眠を必要としていそうなフレンが安心して休めるために聖廟が作られたんじゃないかな。ついでに天帝の剣も保管しとけ! みたいな。リンハルトのことも考えると、聖セスリーンの紋章はそういう副作用があるのかも。
ストーリーでセテフレが「お兄さまがこんなこと言ったの!」「冗談だと言っただろう!」みたいな会話するところがあって、そこのセテスの焦り具合が、生徒の前でお茶目な一面を暴露されたにしたってそこまで焦る? って1周目から違和感感じていたけど、あれは多分、冗談を生徒の前で話されたことに焦っているのではなく、フレンが出会ってまだ日が浅い主人公に、自分の寝床(ひいては自分の秘密)のヒントに近いことを言ったから、それに焦っているんだな、と。

ペアエンドは、王国はセテス、同盟は独身エンド、教会も独身エンドでした。つまり全部セテスとのペアエンドなんだよ(?)。

●ツィリル

同盟・教会を一緒に過ごしました。

戦争孤児になった後ゴネリル家の使用人になり、そしてそこをレアに拾われた彼ですが、正直彼の真面目さとツィリル-ヒルダの支援会話を見る限り、ホルスト卿に悪い扱いはされていなかったと思うんですよね。レアの従者でもゴネリル家の使用人でもパルミラ人のくせにと陰口をたたく人はいるから、故郷に思い入れがないのならばゴネリル家の使用人でいるほうが彼にとって幸せだった気がしないでもない。

恐らく自分に対して他の人と変わらない扱いをしてくれたレアに対して恩義を感じているのだと思います。ただな~、教育環境整えてもらったとかそういうわけでもないからな~。正直レアに対してあそこまで進行する理由がわからない。ゴネリル家の使用人という立場と扱い変わるか? って考えたら首をかしげてしまう。レアが他の種族に対して無意識の差別をしていないとは考えづらいし。ただそれすらもツィリルは承知の上な気もする、カトリーヌよりもレア信仰が深いので。まとめて言うと、誰かに盲目的になるキャラは個人的に好きなんだけど、その盲目的になる理由が理解できないからキャラに対しても理解できないって感じでした。

ペアエンドは、同盟はシャミア、教会は独身でした。
クロードとは違い、どのペアエンドでもパルミラには戻らずフォドラから出ることはしない。パルミラ人の価値観に対して思うところがあったからレアの傍にいたけれども、教会独身エンドで普通にレアの傍を離れようとしたあたり、レアとの間に何かあったのではないかと思います。最終戦前の会話とか考えると自発的にレアの傍を離れるとは思いにくいので。彼にとっては教会とか女神さまとかは、レアが大切にしているものだから大切なのであって、優先順位はまずレアなので。

●カトリーヌ

教会を一緒に過ごしました。

カトリーヌはスカウト全然しなかったんですけど、その理由がロナート卿の下りで教会・カトリーヌに不信感持っちゃったからなんですよね……。

ただ、敵対する帝国ルートを見て、思っていたよりも理性の人だなと感じました。ツィリルと共にレアに盲目的な印象だったのですが、最後レアの命令で街に火を付けるのをカトリーヌは躊躇う、ツィリルは躊躇わない。教会の方でも生徒を見ていてやれと主人公に言ってくるし。レアのために自分を捨てることを選んだけど、レアのために市民や仲間を捨てることを選ぶのは本当はしたくないキャラ、と感じました。
レアの騎士ではあるけれど血は貰っていなさそうなあたり(助けられた時も介抱されただけで血は貰っていなさそうだし)、割と可哀そうな立場なのかなと感じました。多分反応的に、英雄の遺産の真実とかそういった重要なことは一切知らされていないと思う。

教会ペアエンドはアロイスとでした。カトリーヌが幼少期に培ったであろう審美眼や教養の高さを感じた。元はお嬢様だものねえ。

●アロイス

帝国・教会を一緒に過ごしました。
いや、言い訳させて。王国ルートで影薄くてスカウト忘れていた。同盟ルートは親代わりになってくれるっていうからてっきりセテスみたいに強制加入だと思っていた。

どう考えたってジェラルトや主人公は怪しいしそのことを一番傍で感じているのに、それを受け止めた上で傍に居てくれるのは、おいたん……ってなってしまう。
妻子持ちなこともあってペアエンドは結婚する系のものではないけれど、愛妻家なところを感じて良い。あくまで自分や生徒たちを見守ってくれる保護者なんだと感じました。あまり支援会話見れてないから今度ちゃんと回収するね。

ペアエンドは、帝国は独身、教会はカトリーヌでした。独身エンドでルミール村に移住して村を支えてくれるのが好き。それにしても権力争いとかのどろどろとは無縁の人の性格をしている人なのに、良く団長を務められたなと思います。剣の腕とジェラルトの弟子ということがあるにしろ、出生を気にしている人とかいたと思うんですよね。枢機卿の面々は割とそんな感じが多い気がする。

●シャミア

全ルート一緒に過ごしました。一目ぼれしてしまって気が付いたらスカウトしていました……。

男主人公だと過去の相棒が過去の恋人でもあると明確にわかる描写があって悔しかったです(?)。
カトリーヌとの支援会話の話になりますが、二人とも過去の相棒は異性でかつ先立たれているのが共通点なんですね。だからこそお互いまた手に入れられた相棒を失わないためにも、結婚って話が出てきたのかなあ、て感じがする。あいつとも結婚していたらどうなっていたかな、とお互いに思いながら会話していそうだな、と感じました。相棒と恋仲は別だけど、兼ねても良いし。相棒兼恋人ならば隣に居て良い理由が増えるしな! みたいな考えはあると思う。

傭兵だから、と様々なことを割り切っている彼女ですが、元相棒が死んだ時に一回心が死んだのかな、と感じました。「なんで相棒は死んだのに私は生きているんだろう」みたいな。それをレアに拾われるようにしてセイロス騎士団に雇われて、いろんな人との触れ合いの中で少しずつ生き返ったのかな、と。
初対面でなんか「どこかで会ったことあるか?」みたいなまどマギみたいなことを言ってくる彼女ですが、主人公を元相棒に重ねていたか、レアの密命でジェラルト及び主人公の動向を探っていた過去があるかのどちらかだと思います。いやレアがジェラルトの心臓持ち逃げを黙ってみているとはとても思えないし、何かしらの手は絶対に打ってる。密偵が得意な人間を探していたらシャミアを拾った、というのは可能性が高いと思います。

あと思ったのはポジション的にはシャミアがジョルジュでカトリーヌがアストリアなお助けポジションだと思うんですけど、二人とも普通に頼れるし成長率良いしで困っちゃう。使いまくってしまう。頼れまくってしまう。

ペアエンドは、王国は独身、同盟はツィリル、帝国は独身、教会は主人公とでした。

追加キャラが魅力的なのでアビスもやろうとは思っているのですが、積みゲー沢山あるので後回しにしてしまっている……。あとサイドストーリーと言っておきながら結構物語の核心の話をしていると聞いたので、少し思うところができてしまった……。まあでもISだし、なあ……。

アビス感想がいつになるかわからないので以前少し書いた各クラスの頭いいキャラの話をここで書いてしまおうと思います。
前提として各クラスには2人ずつ、所謂頭のいいキャラ設定が付与されているキャラがいて、それぞれ
赤:ヒューベルト、リンハルト
青:シルヴァン、アネット
黄:クロード、リシテア
だと思ってます。
例えばこの人たちに小難しい方程式を見せた時に、過程すっとばして一目で答えわかるのがリンハルト・シルヴァン、最短の公式展開で答えにたどり着くのがヒューベルト・クロード・リシテア、少し余分な公式展開させるけど答えにたどり着くアネット。
そこから更に、他人(仲良し設定)に過程を尋ねられて、説明できるのがシルヴァン、できないのがリンハルト。というより説明を他人のために言語化できないのがリンハルト。ヒューベルトは「これこれこうだからこの式を使うのですよ…ククク…そこの代入間違っていますよ…」って感じで、クロードは「例えばこの式を使ったらどうなる? そう、その展開で正解。だが、少し惜しいところがあるな、どこだと思う?」みたいな感じ。リシテアは「実践あるのみです! とりあえず説明聞く前に解きましょう! はい、これ!」って感じで山のようなドリルを渡してくる。アネットは説明できる努力家タイプ。
この全員はみんな頭が良いキャラなんですが、みんな方向性が違うのが良いなと思いました。今作本当にキャラ造詣がやばいなと思った要素でした。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 王国編

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4ルート全部終わったので感想書いていこうと思います。それぞれ1周ずつ、みんなの死を平等に背負いたいとかいうよくわからないオタク精神から他クラスのスカウトなしでやっていたので、感想書きながら支援会話集め+アビスでまたのんびりやっていると思います。
というわけで追記があれば多分最後にあげるアビスの感想記事に書くとして、とりあえずやっていった順番に感想を書いていきます。いやあ、それにしても、人の心がないが褒め言葉になるゲームだなぁ。

1周目は王国に行きました。FEHの級長先行実装でディミトリが唯一来てくれていたので。あと女主人公でやりました。

2周目の同盟感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら。 4週目の教会感想はこちら

以下全ルートネタバレ注意。

ファーガス神聖王国は、非常に血統や伝統といったものに重きを置く国です。寒冷で作物が育ちにくい土地、時に敵対する他民族に囲まれている土地。そんな土地で絶対的になるものはなにか、住む者の心の支えとなるのはなにか。さまざまな策や術を用いて自領を守る領主、力によって国を独立させて今尚国を守り続ける王家、それを支える(王家が生まれるのを擁護した)教会です。
だからこそ多少歪だとは心の奥底で気がつきつつも、力が目視できる紋章が基準になってしまうし、力ある者は血統というものに頭を悩ませられる。罪の意識があるものは女神に救いを求めることとなる。それでも王が先頭に立ち、絶対的な力で国を率い続けていく、それがファーガス神聖王国です。

また、このクラスの面子は非常に初代を彷彿させます。このルートが正史とまでは言わないけれど、構想段階で最初に生まれただろうなとか、極端な話を言うと無くせないルートだろうな、と思います。
それで、物語の裏側は何も見えてはこないものの、綺麗な大団円で終わる。後味が比較的良いのもこのルートです。ラストのエーデルガルト撃破ムービーで視点がエーデルガルト視点になるの、め~~っちゃ痺れました。唐突の語彙力低下。
全部のルートに言えることですが、ラストバトルで戦っている最中に、生徒たちがいろいろ言ってくれるのが好きです。

●主人公

このルートの主人公は”見守る者”って感じでした。二部でディミトリが立ち直るのを見守るのは言わずもがなですが、一部のシルヴァンやアッシュも見守ってます。こうしてみると本当に王国面々、散々な目に遭っているな。
でも、本当に徹底して”見守る者”です。教師をしていた一部は言わずもがな、二部のディミトリも立ち直ったのはロドリグの死がきっかけで、主人公は傍で見守っていただけです。ロドリグに見守っていてくれと託されたこともあるのだろうけれど。
王国という国が真の意味で立て直すには、やはり象徴となる王家の人間がやる他ありません。それを手伝い見守るのは、王国建立の時と同じく、教会の人間です。王家以外の人間が先導したらそれはもう別の国の誕生だし、教会の人間が先導して王国を立て直すのは意味がない。王国は残るだろうけど王家は残らず、名前だけが同じの別の国となってしまう。主人公はそれをしっかりと理解して徹底して見守る立ち位置を全うしています。主人公が見守るのではなく自分から行動するのは、エーデルガルト撃破後のムービーでディミトリが振り返ろうとするのを阻止する時のみ。あそこで振り返ってしまったら、ディミトリはまた足を止めてしまいます。血は繋がってはいないものの唯一の生き残った肉親を己が殺したということだけを見つめ、殺戮者としての自分だけを見つめて王の自分は切り捨て、表舞台から姿を消すでしょう。王家も別の血筋を確立させそう。それをさせないために振り返らせない。重荷を押し付ける罪深い役割にはなりますがね。

ペアエンドはディミトリにしたのですが、いやだってなんか、プレイしながら傍に居てやらねえと……ってなってしまって……。重荷も一緒に背負っていこうな……。男主人公でもペアエンドしなくちゃ、ってなったと思う、けれども男主人公がディミトリに恋愛感情を抱いていても、ディミトリは男主人公に恋愛感情を抱けないと思います。自分で自分を許さなさそう。王家の血を絶やすわけにはいかないので。 
エンドの感想としては、ディミトリの照れた顔と、自分に向けられた愛情に戸惑いつつもしっかりと受け止められるようになっていたことができるようになっていたのが嬉しかったです。グレ期は言わずもがな、一部ディミトリも多分、自分は愛情を向けられる人物ではない、と思っていそう。

●ディミトリ

王国ルートの主人公。父を殺されている敗戦国の王子、近くの大国に脅かされ、(義)姉と生き別れる。マルスポジションと言えます。マルスと違って火力ゴリラだけど。

一部の時点で食事の時に、こいつ昔の話しかしねぇな……? とは思っていたのですが、フレンとの支援見た瞬間にやっぱりな~! ってなった。その後に大慌てで食事メニューで好き嫌い見たのですが、その時確認できた嫌いな食事は「桃のシャーベット」のみ。多分ですがこれも味が嫌いとかではなくて、嗜好品だからか頭痛が酷くなるかのどちらかで嫌っていると思われます。
エーデルガルト撃破の時が非常に印象的でした。あどけない少女のような顔で、昔自分が彼女の未来が開けますようにという願いを込めて贈った贈り物によって、刺される。初恋の、唯一生き延びた身内に。分かり合える可能性を見出した身内に。眼帯によって表情が読めないので、心情をいろいろ考えてしまって辛かったです。

彼は”守る王”なんですよね。ミドルネームのアレクサンドルは、ギリシア語アレクサンドロス Ἀλέξανδρος (Alexandros)かと思われます。「人を守る (者)」。
彼は優しい、本当に優しい。だからこそ生を全うすることができなかった父や継母・騎士であった友人などを、過ぎたことだからと捨てることができない。それでも、彼に守るべき人たちはまだいるということを気が付くには、ロドリグという最後に残った自分を守ってくれる人を失わなければならない。”守られている人”の立場を完全に捨て去らなければ”守る人”になれない。
それでいて最後に、「王として、殺戮者として」というのが好きです。誰かにとっての英雄は誰かにとっての悪役なので、特に戦争は。

男性キャラとのペアエンドでも、まず恋仲にはならず、女性の伴侶を持ち子孫を残しています。そして彼自身は短命なことが多い。
前者は間違いなく子孫を残さなくてはという表れだと思います。ルートによっては子孫を既に残している可能性がある発言をするし。
後者は精神的な無理が祟ったか、或いは紋章の力を使い過ぎて寿命を削っていたかかなあ、と思っています。放浪していた五年間は自暴自棄だったと思うので、紋章もばんばん多用していそうだし。

●ドゥドゥー

移動力のあるドーガポジション。個人的に、今作の重装キャラ全般、使いやすかったです。

支援会話全般に言えるのは、ダスカー人だからと一番色眼鏡をかけているのは、ドゥドゥー本人なんですよね。仕方のないことではあるのだけれど。外伝やっておいて本当に良かったー! スズカゼのようなことをしおって……。
それでも、「ダスカー人だから」が「ダスカー人だからこそ」になっていったのは本当に良かったです。そういう意味で、メルセデスやアッシュとの支援会話がとても好き。あと余談ですが、『鋼の錬金術師』のラストのマイルズとスカーを思い出した。文化の死が民族の死。ディミトリと協力して、ダスカーの文化を残すことができそう。外伝を見るに生き残りはドゥドゥーだけではないので、血は薄くなろうとも民族としても何とか残るのではないでしょうか。
ダスカーは多分ですが、鉱業などに秀でている土地で、それ故に独占を企む闇に蠢くものの標的になったのだと思います。セイロス教が根付いていないのも、フォドラ発展に貢献させないために(科学技術を進歩させないために)レアが切り捨てたのではないのかなぁ、と思います。

ペアエンドはイングリットとでした。イングリットのところでも言いますが個人的にはグレンを想い続けるイングリットが好きなので、結婚しないペアエンドで嬉しくなりました。もしかしたらお互い恋心を抱いていたのかもしれないけれど、ドゥドゥーがイングリットの過去を理解して、相棒のままでいたりしたのかな、と妄想したり。

●フェリクス

火力も高い上に魔法も使えるようになるナバールポジション。トロン使うの見た時、父親と同じ魔法じゃん……って泣いてしまった。

フェリクスについて一番言いたいのは、ドゥドゥーを一番分かり合えないのはおそらくフェリクスだと思う、ということです。
理屈及び理性でダスカー人及びドゥドゥーの真実に気がついているシルヴァンと、理屈ではわかってはいるけどグレンのこともあり理性ではわかりたくないイングリット。2人は支援会話でドゥドゥーとそれぞれ割といい雰囲気で終わるけど(イングリットは私のデータではドゥドゥーとペアエンドしたし)、フェリクスはディミトリのことを猪呼ばわりしていた段階でドゥドゥーとの支援会話を終えるから、必然的に幼馴染の中で1番ドゥドゥーと険悪な仲で終わります。
フェリクスは王家の盾、フラルダリウス家の跡取りなわけで、多分幼馴染の中では実は一番、ディミトリを1人の人間として、1人の王として見ている。そして幼い頃から、自分の王はディミトリ以外いないと当然のように思っている。事実、他ルートに引き抜きされると、大抵の場合フェリクスは死に場所を探して旅に出ることが多いんですよね。
だからこそグレンという兄が亡くなっても、自分が盾になるのだと直ぐに思えたのだと思います。ところがダスカーからディミトリが帰ってきたと思えば、王の人柄が変わっているし、そこには既にドゥドゥーという盾がいるわけですよ。体格・特技など総合面に置いて、自分より”盾”という名称が相応しい男が。そりゃフェリクスとしたら心中穏やかではない。フェリクスにとってはダスカー人ということは多分どうでもいい、”ドゥドゥー”という男がどうでも良くない。
フェリクスはナバール系統だし、能力値で見れば”盾”とは程遠い、”剣”なんですよね。実際紋章も攻撃力加算だし。でもフェリクスがなりたいのは”剣”ではなく”盾”。自身の王・ディミトリに傷一つ付けることない盾。これ、かなり皮肉だなあって思います。まあ攻撃は最大の防御だから頑張りたまえ。

ペアエンドはアネットと組ませたくて後半ずっと一緒に動かしていたのに、シルヴァンが掻っ攫っていきました。何かTwitterで見たら、女性キャラとフェリクスを組ませたかったのにシルヴァンにやられた! という意見が多くて笑ってしまった。みんな通る道なんやな……。アビスの時にリベンジしてやるからな……!

●メルセデス

ママみが凄いレナさんポジション。
メルセデス(Mercedes)はスペイン語で「恩恵、好意、慈悲」を表す merced の複数形です。第二外国語がスペイン語だったのがここでいきるとは……(凄く苦労した)。

彼女は割と戦争を否定してはいません。いや多分嫌ってはいるのだけれど、自分が戦場に立つ覚悟をガチガチに固めています。王国及び自分たちが存続するには戦うしか手がないということを理解し、そのために覚悟を決めて自分ができる全てを尽くす。例え戦場で身内や親友と対峙することになっても引かないのは彼女の方だし、帝国ルートでは援軍を連れてディミトリの救援に来ます。
この帝国ルートでディミトリは「俺のせいで巻き込んだ」みたいなことを言いますが、見ている限り戦場に立つ決断をしたのは間違いなくメルセデスから。弟を見捨てたと思いそれを悔やんでいる彼女が、ディミトリを見捨てられるとは思えません。

青獅子クラスで唯一主人公との同性ペアエンドがある彼女ですが、それも帝国出身であるから、というものはあると思います。FEHか本編かは忘れたけど「流されるまま生きてきた」と自虐していた覚えがあるのですが、芯はかなり強い人です。5年後を見る限り、いざ譲れないものができたら多分一歩も引かない。エミールという引いてしまった過去があるからこそ、譲れないものを作るのが怖くて、それで作らずにいたら流されるままって感じになってしまったのではないのかな、と思います。
あと、アネットとの支援会話で百合豚の自分が高まってしまった。親愛の大好きをいうアネットと、それに気が付きつつ恋愛の大好きを返すメルセデスが堪らなかった(小声)。
そんな彼女ですが、アッシュとのペアエンドを迎えました。ジュリレナ彷彿させて好き。アッシュとの支援会話も好きだったので、ありだな! ってなりました。アッシュ相手だと珍しく世話を焼かれてかわいいです。結構年齢が離れているけれど、お互い少し抜けたところも世話焼きなところもあって、割と似た者同士なのがかわいい。世話焼きあってくれ。

●アッシュ

ジュリアン+ゴードンポジション。ロナート卿の下りで辛すぎて王国ルートだからか!? と疑ったのですが、どのルートでもロナート卿反乱は共通していた。

アッシュにとって不幸であったことは、ロナート卿は実の息子もアッシュも平等に愛していたことなんですよね。実の息子を愛していたから挙兵せざるを得なかったし、アッシュを愛していたから挙兵することを伝えることができなかった。極端な話、アッシュにスパイとかさせても良かったのに、できなかったわけですから。
でも、ロナート卿に愛されていたことはアッシュにとって幸運なことでもあります。アッシュの中では英雄はロナート卿のような人物を指し、それが揺らぐことはなかった。そんなロナート卿をアッシュも確かに愛していたから、彼の家を残そうと、彼の意志を残そうと、跡を継いだ(私のペアエンドの話だけど)。

生まれが平民だから王国の中でもセイロス教に対する信仰はそこまでない方だと思います。ロナート卿のこともあるし。ドゥドゥーとの支援会話で、ぼくはそっちの方が良いなあ、ってダスカーの考えを自分の中にも受け入れるのは、王国面々の中ではメルセデスとアッシュ以外には割と難しいのではないかと思います。多様性を尊重することと自身も受け入れることはまた別なので。

●アネット

リンダちゃんポジション。今気が付いたんですけど、お父さん関連で苦労しているっぽいのも引き継いでいますね。

魔道学院で好成績を収めた才女な彼女ですが、伯父が男爵であることを考えると、元々(ギュスタヴがまだいたころ)の爵位もそこまで高い方ではないのだろうな、と思います。ディミトリの父親であるランベールは改革的な王様だったらしいので、爵位が低くとも実力のあるギュスタヴを取り上げ、それで逆に他の貴族様たちからはやっかみを買っていた可能性。父が逃げ出していなくても苦労することになりそう。

何事にもまっすぐな彼女は、支援段階中盤の父関連のことを除けば、かなりの純粋さです。ダスカー人だろうと年上のクラスメイトだろうと、真っすぐぶつかっていきます。偏見を持っていたら、後でそのことを恥じてわざわざ謝るタイプの子です。
第二部再集合の時の会話で不穏なディミトリの呟きに「そこまでしなくても良いかも」みたいな返しをします。でも決して不忠者だとか覚悟を決めていないとかではない。そもそもdominicus が元になったであろう「ドミニク」だしね。人を恨み続けるのができないくらい真っすぐな子なのではないのかな、と思っています。ディミトリをお兄ちゃんにしちゃうのかわいい、戦争で曇らない君の純粋さが好き。
折角取りに行った英雄の遺産ですが、父親に持たせました。かわいい女の子が斧をぶん回すのは好きだけど、アネットちゃんは魔法が似合うよ。と思ったけど、敵対ルート斧担いでいる姿も可愛かったので、あれはあれでありでした。へへっ。

ペアエンドは父親とでした。仲良し親子に戻ってよかった、本当に良かった……。というかもしかしてなのだけれど、ギュスタヴとペアエンドしないと和解できないまま終わるんですか……?

あとフェリクスとの支援会話は全プレイヤー見てくれ、全人類見てくれ。あんなに三ツ矢サイダーが似合うような支援会話が今作で見れるとは思わなかった。三ツ矢サイダーのCMにするべき(?)。

シルヴァン

何ポジションというのが非常に難しいキャラクターですが、アベルとカインを1人で担っている感じのポジション。

彼が本当に望んでいたのは”弟”でいることだったのに、彼が幼馴染の中で担っているのが”気のいい兄貴”だということが非常に人の心がない設定。
”女好き”なキャラも作っているものです。全部、「女という生き物はこう言われたら嬉しいんだろうな~」って感じでテンプレートに口説いている。女から種馬扱いされている過去を持つ彼は、その復讐も兼ねて女を個人で見る気がないんです。もしかしたら母親とも何かしらの確執ありそうだなって思っている。
女主人公が他クラス担任時に無条件スカウトが可能なのも、
①あの時点でマイクランは既に英雄の遺産を持ち出して賊の頭領をしている可能性が高い
②大司教のお気に入りの新任教師のクラスに、マイクラン討伐の課題を課せられる可能性が高いと、シルヴァンには考えることができる手札が揃っている
③「女好き」である自分ならば、早い段階で新任教師のスカウトに応じても不自然ではない
④新任教師のクラスの生徒ならば、マイクラン討伐後に英雄の遺産の回収ができる可能性が高い
という考えをシルヴァンがしていたからだと思います。自分は各クラスに、所謂頭のいいキャラが2人ずついると思っているんですけど(どこかでこれも言えたらいいな)、シルヴァンは王国クラスの2人のうちの1人だと思っています。もう1人はアネット。

幼馴染組でディミトリと、自クラス女子でアネットと支援Aがありませんが、これは気を許していないとかではなく、シルヴァンにとって”綺麗なもの”に見えすぎてしまうから汚してしまうのが怖くて手を出せない、というものだと思います。
ディミトリとは、お互い大切な人同士ではあるけれど、お互いの一番にならないことはお互いわかっている感じ。
アネットとの支援は「あと10年はやく会えていればなあ」っていうのに詰まっている。人に本当の自分を失望されることを恐れる男が、自分をずるいと言ってくれて、ずるい自分に正面からぶつかってきてくれる子を嫌えるわけがないんだよなあ。アネットが変な人と結婚しないようにめっちゃ目を光らせていそう。アネットの結婚式でめっちゃ号泣していそう。

●イングリット

カチュアポジション。姉妹は自軍に出てきませんが兄弟いるっぽい発言していたし、叶わない恋をしていたし(グレン)。ふと思ったのですが、婚約者が亡くなっている状態って未亡人になるのでしょうか、どうなのでしょうか。

作中で結婚を親から迫られている彼女ですが、子供を産むのが目的ではなく、家を残すことが目的。最終的な決定権はイングリットにあることも相まって、どちらかというと長男的な問題を迫られています。グレンもフェリクスが大紋章持ちであることを考えると、イングリットの元に婿に行く予定だったのではなかったのだろうか。
そんな彼女が家を飛び出して自らの夢を叶えたペアエンドになったは、とても心地が良かったです。王国の古い風習に改革の一手を入れた感じ。兄弟いるっぽいって先に書きましたが、それって紋章にこだわらなければガラテア家を残すことはイングリットでなくても可能、ということも言えますしね。

イングリットを語る上でグレンは外すことはできません。グレンはイングリットにとって、初恋で憧れで敬愛で、永遠に特別な人なんだな、と思います。ペアエンドで誰かと結婚しても、グレンとの思い出が消えるわけではない。時折その話で華を咲かせていたらいいなあ、と思う次第。余談ですが、グレンは紋章なしだったと思っています。

●ギルベルト(ギュスタヴ)

馬に乗っていないジェイガンポジション。深くキャラ描写をできるようになったことによって、今までのシリーズに無かった”逃げ出した、見守ってくれるはずだった騎士”を描けてしまうの、上手く言えないけど、やばいっすね……。

罪の重さを感じてそれに耐え切れずに一度王の元から逃げ出した彼ですが、王国の滅亡の危機に瀕すると、自らの王の元へ戻ります。それ以降は例え、教会の重役であるセテスから声をかけられても、それが破滅の道であったとしても、王の元を離れることはありません。
アネットのところでも言いましたが、取り立てられるまでの地位はそこまで高くないと思います。そんな自分を見出してくれたことに対して、ランベールに対して計り知れない恩義を感じていそう。それが守れなかったものだから、まあ逃げ出してしまうのも仕方ない……いや、王子は幼いし妻子はいるしで、やっぱりだめだよ(真顔)。

ドゥドゥーとの接し方を見る限り、まあドゥドゥーが忠義者だからというのもあるのだろうけれど、ダスカー人だからとかそういうのは第一部の方でも一言も言っていないんですよね。ダスカーの悲劇に本当はダスカー人が関わっていないこともわかっていそう、自分のこと以外では冷静な人であったと思います。

●ロドリグ

死亡シーンの英語版を見たのですが、彼は本当にディミトリの親代わりなんですよね。王家だとかそういうのは本音を言ってしまえばどうでもいいのかもしれない、親友であるランベールの息子だということだけが重要なのかもしれない。殿下とは呼ぶもののロドリグにとっての陛下はランベールだけなので……。

とりあえずこれで王国の面々は終わりです、支援会話回収しきったら新しい発見あるかな~。
因みに騎士団からスカウトはシャミアだけでした。というか、全てのルートでシャミアはスカウトして教会ルートに至っては結婚しました。どちゃくそ好みだったので……へへ……。騎士団は教会の時にまとめて書きたいと思います。

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