ドラゴンズクラウン 感想

公式サイトは(プロですが)こちら

かつて繁栄を極めながらも突然の終焉を迎えた「エリシア文明」の在った地、ハイドランド王国
主人公と相棒の盗賊・ロニは、広大な地下迷宮を探検していた日々の中、主人公の力量を聞きつけた王家からとある依頼を受けます。しかしその依頼にも、様々な思惑が入り混じっており……
ドラゴンを操る魔力を持つと言われる王冠「ドラゴンズクラウン」を中心に、物語は思いもよらぬ方向へと進んでいきます。

美しい2DグラフィクとTRPGを意識した演出が特徴の、ハスクラベルトアクションRPGです。まじでTRPGテイストがたまらね~~~です! 丁寧なGM、クラシックなBGMと世界観。最高の絵柄。D&D好きな人はプレイして損はないって感じ。
ソーサレスのお胸につられて始めたのですが、使用キャラは太ももが魅力的なアマゾンに落ち着きました。魔法キャラ難しすぎるよ! NORMALクリア時点でアマゾンLv31、HARD以降は投げることにしました。

ヴァニラウェアくんの絵とこだわりの凄いフェティシズムは最高やな! ってなる、なった。
人魚のお尻とかやばくない!? もともと結構な人外フェチで人魚は特に好きなのですが、あれはね……やばかった……スリット好きだけどあれも凄い良かった……

今から始めるならプロの方が良いです、絶対。でもvitaの操作性を生かしているゲームだと言われればそれはそう……

デジモンストーリー サイバースルゥース 感想

公式サイトはこちら

近未来の日本。
インターネットに視覚的かつ感覚的にアクセスすることの出来る技術によって、「電脳空間EDEN」が人々のあいだで、もう一つの日常世界となっていた。
セキュリティによって守られていた電脳空間。しかし人々の生活に密着するにつれ、そこで起こる犯罪も多くなってきていた。
中でも特殊なウィルスプログラムを利用し電脳世界に甚大な被害をもたらすハッカーたち。
そのウィルスプログラムはAIをもち、あらゆる情報を吸収、環境に応じて多種多様に進化を遂げる能力をもっていた。
人々は、その特殊なウィルスプログラムを「デジタルモンスター」と呼んでいた。

電脳空間で噂のハッカーに興味津々の主人公。ある日チャットで知り合った人物からデジモンを捕まえるための「デジモンキャプチャー」を入手するため、デジモンが出現すると噂の、電脳空間の最下層へとログインする。
待ち合わせをしていたチャット仲間のノキア、アラタと共に仮想エリアを探索し始めるが、突如発生した電脳空間の不具合により、自身の精神データの一部が破損が生じ、主人公は元の肉体にもどれず、半デジタル状態の姿「データ体」で現実世界にはじきだされてしまう!
それと同時期に、町では電脳世界のデータが実体化する怪奇現象が頻発し始めるのであった……。

(公式サイトより抜粋)

アニメの「デジモンアドベンチャー」から微妙に世代はずれていることもあり、実はデジモン系は初めて触れました。世代を外れているからこその憧れというか、ずっとやりたいなとは思っていたのですね。初めてのデジモンがこの作品でよかったと思う名作でした。正直序盤のノリで舐めてた(終始このノリですが)。名作です、おすすめ。

「日常生活でインターネットを使用しているけれども、(最初は)ハッカーに至るまで詳しいっていうわけではない」という割と大多数のプレイヤーに近しいのではないかというような主人公なので、作中デジタル関連に適宜解説が入ります。デジモンに関しても同様で、初めてデジモン世界観に触れる人でも割と安心して楽しめました。
シリーズを遊んでいないので、進化がいまいちわからない/どう進化すれば強いデジモンになるのかわからない/そもそもどのデジモンが強いのかわからない問題はありましたが、まあそもそもモンスターつながりのポケモンも新ポケモンがどう進化するかなんて基本わからないわけだし、本作は進化退化が容易なので(というか一部進化条件のために半ば必須なので)、育成もしやすく感じました。

大学時代に勉強していた文学や民俗学なども絡んできて凄い面白かったです。好きなんだよこういう分野~~~オタクくんだからよォ~~~。
いや本当、デジタルのお話なのに民俗学とか妖怪とか都市伝説とか、そういった類が出てきて、うまい具合に話にマッチしている。「オタク、こういうの好きでしょ? だから出してやったよ」ではなく、「オタク、こういうの好きでしょ? 僕も好き! だから出して、話や設定にマッチさせました!」なのが良い。一見なんてことない小ネタな感じの小事件が、巡り巡って別の事件を招待したり、本編に絡んできたりする。

ただ、難点として、人を選ぶキャラクターが多いな、と。良く言えば個性的ですが、悪く言えばアクが強い。そんなキャラクターたちです、そんなキャラクターたちしかいません。
本編中でも遠慮なくその個性を発揮しているので、ちょっと無理なテンションのメインキャラがいるな……となったらクリアまで完走は難しいかもしれません。全体的に、発売当時でもちょっと古いなと感じるインターネットのノリです。人によっては古傷をえぐられて塩を塗られるかもしれません。頑張れ。

以下、ネタバレありの感想。

●主人公

孤独のグルメみたいになってて笑っちゃった。あなた、良くそれでアルファモンの珈琲に耐えられたね……
無口系主人公ではあるのですが、表情で雄弁に語ってくるので、不思議と無口な感じはしなかったな。チャットの返信とかもあるからかも。

アルファモンやアケミのことを世界が忘れた中で、唯一覚えているけれど、誰にも話さずに大切な思い出として持っていくんだろうな。
でも作中での半デジタル体の時はもっと焦って良かったんじゃないかな!? デジタルウェイブできてラッキー♪みたいな感じも微妙に出てきたあたりは心配でした。ノキアとアラタにはもっと早めに伝えてよかったと思う。

●暮海杏子

主人公にとっては、杏子もアルファモンも、どちらも大切な師匠であったんだなっと嬉しくなりました。再構築された世界の暮海杏子は、正確に言うと主人公の知っている暮海杏子ではありませんが、アルファモン要素がない杏子と触れ合いながら生きていくんだろうね。

アルファモンの味覚、どうなってんねん。今思ったんですけれど、意識の主導権を握っているアルファモンが基本的にデジタル体寄りだから、主人公が半デジタル体でもそんなに焦っていなかったのかな。

●白峰ノキア

一番賛否分かれたであろうキャラ。正直うざいと感じるところはまああるのですが(人の話聞かんし……)、いつでもどこでも、前向きで諦めない彼女の姿勢は頼もしかったです。

●真田アラタ

男女平等パンチの使い手( ง’ω’)ڡ≡シュッシュ
いやまあ、主人公が男女選べる割には、ストーリーが全体的に男主人公前提でしたね、といった感じ。パーティメンバーの中では1番好きかな。お兄ちゃんしようと頑張っているのが偉い、好き。

●神代悠子

ごめんなのだけれども正直、終盤のこの子はそこまで好きではありませんでした……理不尽系ツンデレは私は正直そこまで……なので…………賛否分かれるキャラであろうノキアよりも正直苦手でした…………
ユーゴってわかった後のイーターデジタルダイブ時のツンデレはまあ状況が状況だったし、あの場面だけで収まるならまあ……と思っていたのですが、長引かれると……ちょっと…………

リエ(というかロードナイトモン)との最後は良かったです。クーデレ期も好きです。最後が…………

●ユーゴ

本当のユーゴが出てくるのが遅かった関係で、まあ割を食うんだろうなあとは思ってた。俺のヒロインというよりも、アキラのヒロイン。再構築後の世界でそもそもがどうなっているのかわかりませんが、リハビリに付き合うからな……。

●末堂アケミ

こんな好感度高いラスボスおってええんか!!?? 混沌善の塊みたいなやつがおってええんか!!!??? ええんです……好きです…………

社長に対してはマジで純粋に尊敬して慕っていたんだろうなと思います。そんな社長の忘れ形見が一人失われ、まだ幼い子どもたちが重く苦しい思いをしていて。見ていられなかったんだろうな。自分だけが覚えていれば良い(=辛いことは自分が背負うから)、がマッドサイエンティスト具合とは別に伝わってくるのが本当に好きです。
大きくなったアラタに対しての行動も、純粋に生物として進化してほしかったんだろうな……。もしかしたら思うところがなくはなかったのかもしれないけれど、アラタに対して生物としての進化を願うどこか保護者にも似た気持ちと、世界から悲しみを無くしたいという純粋な善の気持ちの半々、みたいな。

お前が救った世界で、俺だけがお前のことを覚えて生きていく…………。いや改めてこう書くと、まじで俺のヒロインだな……。

●岸部リエ

てゆぅかぁ~、普通にィ~、クリア後とか見るにぃ、社長に本当に惚れてたのは伝わってきてェ~? 個人的にはぁ~、好きな悪女だったかもォ~♡ 悪女なのは間違いなァ~~い♡
アケミと同じく、社長/その子どもたちは普通に好きだったと思います。少なくとも最初は。ED後の世界では後妻として兄妹との関係構築を頑張って欲しいですね。

声優さんが個人的に好きな方でした。演じ分けがほんま凄い、流石や。

●エテモンとたわこ

地味にこのコンビ好き。

もう一度言いますが、正直序盤のノリで「デジモンはまあバンナムIPだし、こういう感じなのかな……」って思ってしまいました。舐めてた。
改めて感想を見返すと、敵キャラの方が割と全体的に好感度高くて笑うな……

最近出た新しいデジモンも面白そうなので気になっています。

ゲーム感想一覧に戻るにはこちら

ベアルファレス 感想

プレイステーション ソフトウェアカタログはこちら。PSアーカイブスでプレイしました。
(製作会社であるZealsoft社が解散しており、ソニー・コンピュータエンタテインメントのウェブサイト上にあった本作のオフィシャルサイトは削除されているようです。というかソニーは全ページSSL化した方が良いよ……)

長く続いた平和によって、王族や貴族、聖職者といった上流階級達は腐敗の一途を辿り、平民は搾取され虐げられていた時代。
城壁と山脈で外界から閉ざされた「カルスの棺桶」と呼ばれる冒険者の町「カルス・バスティード」の地下遺跡には、「アスラ・ファエル」と呼ばれる太陽帝国の黄金郷が存在し、そこには不老不死を得られる秘石「アザレの石」があるという。
冒険者たち(プレイヤー・仲間)は様々な思いや野望を胸に、後に「黄昏の時代」と呼ばれる時代に至るまでの戦いの日々を迎えることになる……。

この時点でもう何となくわかったと思いますが、世界観や物語背景といったものの作りこみが凄くて、ゲーム内で見られる国の説明などを見ているだけで1~2時間は余裕で溶けます。最低限の説明はストーリー内でしてくれるので、そういう文章が苦手な方でも大丈夫です。
最初のキャラメイク的なところで、外見こそ変えられないものの、出身国や職業などを選べるのですが、これが仲間たちとの友好度や会話の差分に繋がってくる。単純に「この職業だからこの会話差分ね」みたいな感じじゃなくて、「この職業で他の選択肢との組み合わせがこうだったから、じゃあこの会話差分ね」って感じです。細か~い!

そしてこれはキャラクターたちの性格や個性にも直結します。例えば、親が経営している孤児院の資金のためにやってきた優しい女の子・サラは、主人公をどの職業にしても友好度が下がることはありません。上記で言っている通り貴族などは腐敗しきっていて、主人公の職業(というより出自か)を「上流貴族」にすると、仲間の初期友好度はそりゃあもう大抵「嫌い」とかから始まって上がり方も悪いのですが、サラはそんなことない。
で、そんなサラのお部屋を訪問するとお掃除していたり、夕方には酒場のマスター・オイゲンのお手伝いとして厨房で料理をしていたりなど(実際にサラが作った料理が、あとあと酒場で買えるようになったりします)といった行動をします。本ゲームには時間の概念もあるのですが、仲間キャラがその時々の時間・場所によって、それぞれの性格を元にしたセリフを口にしたり行動をしている。

で、その彩を支えているドット絵も凄い。FF6みたいにぱっと見で凄い! となる感じではなく、いぶし銀の凄さ。とにかく細かいところまでこだわっている。ぬるぬる動くのはメインキャラクター達だけではなく、モブキャラのおっさんたちも話しかけるとその方向に首を向けてくれます。このおっさんたちがまた深い台詞を口にしていて良いんだ……。まあ……中盤ぶん殴りたくなるんですけれど……。

で、そんな仲間キャラクターたち13人と個別ED×男女主人公で計26個ものEDが存在します! 同性でも個別ED迎えられます! わーい! これはものすごいことだと思います。別にEDの数が多ければ多いほどいいっていうタイプではありませんが、PSのゲームで恋愛の有無とか含めてこの数用意したってのは純粋にすごいことだと思います。
「どうせ性差は細かい部分が違うだけやろ」って思っていたら、キャラによってはかなり違うようです(エレアノールとか)。私はセーブデータ数の兼ね合いもあり女主人公分のEDコンプで終わろうかと思います。あ、引継等の周回プレイはできません。

その上での難点として、昔のゲームあるあるではありますが、序盤が難しい! まじで! 周回したくない最もたる所以がこれです! 序盤でシステムの売りの一つであるトラップの使い方やTB(時間内に連続して敵を倒すとボーナスが貰える)のチュートリアル的なステージが続くのですが、これがまじで難しい。こういうのって「ゲームが上手なプレイヤーはやりこんだり、あえて縛ったり。そういった、ゲームが下手なプレイヤーにとっては全くできなくても救済措置があったり、なんならスルーして大丈夫なボーナスシステム」であるべきだと思うのですが(トラップはともかく、TBとかそれにあたると思うんだよな)、序盤のステージミッションとして強制される。で、その間は他のミッションにも参加できないので、レベルを上げてゴリ押し戦法も使えない(TBはそもそもレベル上げてごり押しできるようなシステムでもない)。加えておそらくTBの稼ぎを制作側は前提にゲームバランスを想定していると思われ、これまた序盤の金策が本当にきついです。回復薬が高ぇんじゃ……。

レベリング箇所はありますが、なんと、個別ED分岐後なんですねぇ~! 一応好感度的な意味で救済キャラはいるものの、個別ED分岐がかなり早い段階でありますので「気になるキャラだなED見たいな」となればもう最初からその子をストーキングした方が良いです。「やっていればED迎えたい子が決まるかな~とりあえず進んでいくか~」ってプレイの方はご注意くださいませですわっ!

●以下ネタバレあり感想

フレーバーテキストかと思っていた、信仰が牙を向いてくるの、たまんねえな……。
ED分岐後の終盤のダンジョンでは選択したパートナーと攻略することになるのですが、その終盤ダンジョンの一つにあるステージで、仲間には故郷などの懐かしい風景が見えるのに主人公(プレイヤー)には不気味にうごめく紫の壁のようなステージしか見えない、という箇所があります。
主人公の過去が気になるところですがそこは置いておいて、「どれだけ愛し合っていても、信頼し合っていても、所詮人間同士は同じ世界を共有することはできない」とステージが言っているところに、キャラの深層心理が実体化して「本当の私を知らないくせに」と言ってくる。
「他人のすべてが理解できない、理解できないから怖い。理解できないから苦しむ。ならば全て溶けて混ざりあって一つになってしまえばいい」という敵サイドに対して、「理解できないのが当たり前だし、悩みぬいて生きていく」なんなら「苦労しないで全て理解出来たら気持ちが悪い」という答えを、個性が強い仲間たちを描くことで誰とパートナーになっても回答できるの、たまんねえな……(2回目)!

EDも基本的には「諸悪の根源の神を倒したからって、変わることのない人間たちがいるんだから世界が良くなるわけありませんわぁ~!!」といった感じ。人々の拠り所であった信仰は嘘八百だし、でもそのことをすぐに受け入れられる人は少ないし、力のあった大国は滅ぶし、力のない人たちは相も変わらず搾取されています。地獄。
けれど、そんな地獄を主人公とパートナーは生きている。生き抜いている。これがまた個性あふれていて良かった……良かったのだけれど、一部被っていて悲しかったです……。EDに至るまでの経緯で、パスカ / アッシュ / シャルン / 微妙にジェシカも結構被っている。

●アッシュ

上でも言いましたが、アッシュとパスカの道中は特に似通っているんですよね、そこは残念でした。
でもEDは割と違っていて、なんかアッシュは他のキャラに比べても妙にED演出に力が入っています。個人的にはとても好きな演出でした。映画のような演出、良いよね。

●アーサー

神父様がEDに絡んでくるかと思ったらそんなことはなかった、何だったんだあの人。
父親の跡を継いだ最初は、民からの反発も結構あったのではないでしょうか。尊敬していた父親の傍にずっといれば父親はもう少し違う道を進んだかもしれませんが、そうなるとそれはそれでアーサー自身が成長しなかったから、まあむべなるかな。

●パスカ

お前、そこは言えよ!! んも~~~!! ってなった。もだもだする男だ。普段飄々としているのもあって、そこはちゃんと決めて欲しいと思いました。
あとパスカ+主人公に加え、最終戦に連れて行ったサラも溶けているの笑った。あの空間、絶対に二人だけの世界というわけではないんだ……w

●オルフェウス

飄々としているくせに「好いた女を信じるのが男の役目」って言い切れるのがずりぃわ……。

デュオ=ニュソス→オルフェウス→イレニウス、と、どんどん名前が変わった彼ですが、忘れたといっていた本当の名前を憶えているし、そしてそれを誰の名前だったのか知るのはもう一人しいか生きていないし、その名前の持ち主ももういない世界で、主人公は未亡人しているんやな……と思うと、本当に良い意味で憎いキャラだと思いました。
主人公は好きな女からもらったリュートを奏でる彼が好きだったんだな……だなんて思う。サディーヤの言うようにきっと結婚を申し込んでくれるのを待っていたけれども、そんな日は来ないこともわかっていたのだろうな。

●ディアス

最初にサラと共に攻略しました。後々分岐条件見返すと、結構条件楽で良い奴やな……ってなる。最初こそめんどくさそうな条件で「人柄表しているな……」って思っていたけれども、オルフェウス/イヴの条件の面倒くささや,必須イベント「過去」の発生時期がかなり短いエレアノール/レイアと比べると楽だし、なんだかんだで愛に飢えていた感じを表していて始まる前とは別の意味で「人柄表しているなあ」と、良い攻略難易度だなって思いました。

あとはEDが好きです。後世にはずっと悪人としてみられてしまうけれど、きっと本当のことは仲間たちしか覚えていないし、当の2人からしてみれば仲間として思っているかどうかも怪しいけれども。後世のために自分たちを犠牲にして、でも本人たちは犠牲だなんて一切思っていなさそうなところが良い。「一緒に死んでくれ」って……ええな……。

あとディアスの選択必須である「ルカの説得」が、EDでルカの宗教改革に繋がるのがなんか好きでした。生死は影響しないけれど、信仰に憑りつかれているのを見たままだったのは耐えられなかったのだな、と。ルカにとってはディアスは大切な仲間で命の恩人だよ。

余談ですが基本的に最終戦にはパートナー+サラ(か、慣れてきた後半はパートナーと2人)でした。ので、サラが巻き込まれなかったことをディアスが安堵しているシーン差分があったわけです。やっぱり根っこは人を信じていたいキャラなんだな、というかそうでなければ宗教革命を他人に任せて所業を背負いこむことなんてできないよ、なんて思いました。

●ルカ

ルカEDはED序盤のオイゲンやクムランとのやりとりが変わって好きでした。いやまじでね、あの部分に変化があるのは嬉しい。ルカのほかはノエル/イヴくらいしか目立った変化がなかったので……。

ルカの告白イベントは笑ってしまったのですがw。それはそれとして自分の信じた信仰を貫くことが出来る強さを、この物語を経て彼が得たのがとても嬉しいです。ペアEDを向かえないでも彼が宗教革命を為すことは変わらないので。

●レイア

家族と再会できて良かった~~~! でも過去が重すぎるんだッピよ……助けた人たちから石を投げられるって本当やるせねぇよ……EDでは剣を置くことができて本当良かった。家族と再開できた以降は戦とは無縁の場所にいてほしい、俺が体を張ってくるからよォ……

●エレアノール

エレアノールとレイアは割と近しくて、レイアの父のifがエレアノールで、エレアノールの父がレイアのifです。多分話し込めば、ここ2人は決定的に相容れないと思う。

●シャルン

正直女版パスカだな? ってなりました。パスカよりもはっきり好意を伝えてくれるなってくらいです。

●ジェシカ

告白したのに拒否されちまったよ……
ジェシカのふてぶてしさは、あの掃きだめのような街で、一種の制汗剤ですよね。別に特段好きなキャラではないのですが、なんだかんだで面倒見良いし、憎めないキャラだなあと思います。
いやでも振った相手を相棒として一生連れまわしているのはどうかと思うな……。

●イヴ

好きだ~~~~!! ビアン気一見ありそうで、多分ないんだろうな……と思った次第。いるよねそういう人。
それでも一生一緒に面白おかしく二人旅できそう。振られても一生ついて行くからな……(さっきと言っていることが違う)。

一見女の子たちの中で一番大人な女性に見えて、本当は、母親に会いたい愛に飢えた、一番の少女まであるかもしれない子。だのに不安を抱えたまま「知ってる? 今あたし達が生きているところが天国よ。笑って生きていく気さえあればね。」って言って、後で“俺に”だけ不安を漏らす、ってのが堪らなく好きです。

あれだな、太宰治の「ヴィヨンの妻」がめっちゃ好きなんですよ……。「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きてさえすればいいのよ」ってのが凄い大好きで……。イヴは月の女だよね。

●ノエル

ノエルとシャルンが等身大の女の子だと思うのですが(サラは善性が過ぎて等身大の女の子に思えない。もはや慈母)、ノエルはどちらかというと、作中を通して等身大の女の子になっていく、という感じがします。
聖者の揺さぶりシーンでノエルは肉親すら出てこなく、かといって死別した発言等もないので、「側にいるのに分かり合えない」という状態だったのではないかと思います。
死別とどちらが辛いか、これは一長一短であり一概には言えませんが、だからこそEDで主人公を待つ選択をしたノエルを「立派になった」と認めて褒めてくれたクムランとの出会いがどれほどのものであったか、と思います。そりゃクムラン追ってあんな物騒な街にも行くわい。

ま、そんなクムランに俺は”勝った”んですけどね(突然の相棒面マウント)。

●サラ

この世界でこんな生き方してここまで秩序善性の塊でいられる女、おる!?!?!? 好きだ……。
最初「回復役だしな」って感じでパーティに入れていたのですが、本当に良い子でどんどん好きになって言っちゃって、「いつか悪意に晒されちゃうのかな……俺はその時に守ってやれるのかな……」って思いながら見ていたら、サラはサラ自身の善性で自分を守れるし家族もサラの善性に支えられているし、ED後がサラの善性に世界が少しずつ救われているのが本当に良かった。サラと主人公が戦に出て、おっちゃんたちが洗濯(=家事)している、ってのがまた良い。私の場合は女主人公だったので余計に。

子どもたちの帰る家になって、帰る家を守るんだな……。好きだ…………。サラと友達以上になりてぇよ……。

●オイゲン・バルデス・クムラン・サディーヤ(というかネームドNPCたち)

「バルデスの一番下の兄弟が、実は生き残っていた私だったらどうしよう……」なんて思っていました。無いと言い切れないのがこのゲームの物語の恐ろしいところですね。

「果たしてこれで良かったのだろうか?」と大人たちが思わず言ってしまうような世界の有様に対して、永遠の少年から解放されたばかりの少年と、未来を担う少年少女たち(パートナー)が「それでも胸を張って、前を向いて生きていく」と答える。ビター味なハッピーエンドだぁ……。渋いぜ……。

バルデスとクムランのバディが凄い好きでした。周りのモブからバルデスを引き合いに出されて今なしていることを責められても、相棒としてのバルデス自身とそんなバルデスの残したものを信じて必死に足掻いて、神の首に手をかける道具を生み出したクムラン。こんなん好きにならないわけないやろ……。

サラとイヴが特に好きになりました。太陽の女と月の女だよ……好きだよ…………
やっぱ序盤の難易度だな! それのせいであまり人におすすめができない作品になってしまった。世界観の作りこみが凄まじいので、世界観が好きな人にはぜひ一度プレイしてもらいたいとは思うんですけれどね……。
おすすめ職業は槍と弓です。私は槍一択でクリアしました。女はパワーでなんぼですよ。

ゲーム感想一覧に戻るにはこちら

ケイオスリングスΩ 感想

公式サイトはこちら

前作(無印)に引き続いてプレイしました。前作感想はこちら

物語の舞台は前作と同じく、生死を賭けたトーナメントが行われる箱舟「アルカ・アレーナ」。前作の一つ前のアルカ・アレーナとのことで、本作は悲劇で終わることが確定しています。
そんな物語を主人公である「ヴィーグ」と一緒にプレイヤーは歩んでいくのです。

ただどうにも、前作(無印)の前日譚であるはずが、前作と設定上かみ合わない箇所がちらほらあります。Ωのストーリーは「前作の一つ前のアルカ・アレーナの if 」と思っていた方が良いかもしれません。文字に起こすとややこしいわね!

全体的に難易度が上がっていますが、パズルはスキップ可能になっています。といっても最初からではなくて、3 – 5回程度やり直しをしたら「ここ、飛ばすか? ええんやで?」みたいな感じでこそっと足されている。良い感じの塩梅だと思います。パズルクリア報酬でもらえるアイテムも「あったらまあ嬉しいけれど、なくても全然困らない」といったレベルの物たちですので、スキップしてもさほどデメリットや罪悪感といったものもないです。悔しさは、ある……。
ただ、パズルパートの反応の悪さが異様に上がっています。前作以上に思うような操作ができずにぐぬぬぬ……となる場面が多く、非常にやきもきさせられました。

戦闘難易度も爆上がりしています。後半の方に行くにつれてそれが顕著になる。終盤雑魚戦なんか半泣きで相手レベルを下げながらやっていたので、前作と同じような感覚でプレイすると痛い目に遭います。手持ちジーンなどと相談しながら無理せず進めていきましょう。いやまじでどうした? メインターゲット層が微妙に異なっているだろうとはいえ、続き物でこの難易度の差は何??

前作よりも敵全体というかストーリー含めて全体的に、えげつなさが上がっています。それがまた良かったです~いっひっひ。

また、テーマ的にどうしてもヘテロセクシャル要素が強いですが、私はセックスとジェンダーは別だと認識しているクィアなので別に気にならなかったです。ここは混合させてはならない箇所です。

以下ネタバレありの感想。

前作のアユタ・ヤエルート、オーガ・ヴァティールートの設定に対して本作は結構な相違があり、最初は混乱しました。
あとピュッピュ。オーガルートで女の人(の看板)が前回は一人だった、といったようなことを口にしていたので。せめてここなんとかせい!

●ヴィーグ(無印オーガ)

最初に代弁者に掴みかかるのが、次アルカ・アレーナの子孫に受け継がれちゃってた、ってワケ。オーガにも青かった時代があるってワケ。

なんか普通にピュッピュと悪友っぽい感じになったの笑っちゃった。個人的には良い組み合わせだと思いました。

●ヴァティー

あ、こういう性格だったんだ~。と思う印象の方が強かったです。前作出番少なかったからね……
前作の母性であったキャラの、本当の母親を今作で出すことによって、ヴァティーというキャラクターの造形を深堀する。

●オーガ(ダンテ)・レイチェル

母も父も強かった。

●ピュッピュ

お前にも触れんのかい、という感じですが。
でもヴィーグとヴァティーに子どもができてそれをただただ純粋に喜ぶピュッピュは、アルカ・アレーナが生まれた理由というのを思い出している感じがしてすごく印象に残っています。ただ、純粋に、子どもたちに生き残って欲しかった、クオリアに勝って欲しかった。それだけなんですよね。いや愛は全ての免罪符にはならないのでそれで許したくねえけど。
でもピュッピュは自分の罪を自覚して背負っていく覚悟を決めているあたり、好きなキャラだなあと思いました。だから俺はテイアが苦手なんだよ(突然の暴論)。

●アユタ・クシナ

無印アユタ・ヤエルートでのオーガ・ヴァティーの憎悪のわけわからんくなった。多分別の世界線なんだろうな。
クシナが死ぬときに来世での身分を祈って、そこからヤエになったのかなあ、なんて思いましたが、結局は影武者だし、ヤエとクシナをの魂をイコールにしたらそれこそテイアの代わりにしかされない運命にあって辛すぎるからなあ。

●ユタ

彼の物語は、子どもが母親の庇護下から巣立つ物語でした。最後、「母親」としてのシーリアに歩んでいくところ、声色が優しくて涙腺に来てしまったな……
歪だとしても親子であったことに変わりはないし、そこに確かに愛は存在しているし、互いが互いを愛していることは間違いないので

ユタに存在しなかった父親=ダンデの存在で、ユタが精神的に成長する、という構図。ベタだけど良いよね。

●シーリア

シーリアってまあ、前作のシーリス=マッケンジーさんで良いと思うんですけれども。アユタに女として蹂躙され、テイアには母として蹂躙され。そらああなるわって感じがしました。
クシナ、オーガ(ダンテ)・レイチェルの件があるとはいえ、正直テイアより好きです。というか普通に好きです。許されない愛情だと知ってなおその愛情を貫き通す女が性癖なんだなって再確認しました。

めちゃくちゃ暴論になるのだけれども、もともとアユタとシーリアがペアだったということは本来の運命の相手は互いで、でもアユタとテイアがそもそもの自分たちの実験の根本を否定するような行為をしていて、というかユタのことやアユタはミクスチャーにしなかったことを考えると、アユタがシーリアの旦那でテイアと不倫していてそんで原初のアダムとイヴになった……って説も普通にあるんじゃねえかなって思えてきちゃって。

シーリアの好きポイントとして、自分の子どもたち(ミクスチャー)を一度たりとも化物と言わなかったところもあります。子どもたちをテイアに糧としてずっと認識されているの、純粋に殺意がそりゃ湧くわ。結局は「にんげんすごーい!」な人間賛美に繋がってはしまうのですが。逆に言うとオーガたちにあそこまでしないとヘイトがいかない、と制作陣も思っていたのだと思います。

あとは声優さんの名演技ですよね。豊崎愛生さんのああいったキャラクターは初めて触れたのですが、いや、えかったわい……。感服つかまつる。

あとあいかわらずボスとしての姿がえぐくてやばくて好き♡ このシリーズは本当に、敵のキャラデザがえぐくて良いですね。

クリアしたとはいえ、もっさり動作(特にパズル周り)に少し疲れたのでエクストラには行かず、ⅡとⅢももう少し期間を置いてから手を付けようと思います。もっさりとレトロはまた違うんだよな……。

ゲーム感想一覧に戻るにはこちら

ケイオスリングス 感想

おそらく公式サイトにあたる場所はこちら

なんでのっけからこんなややこしい言い方をしているのかというと、配信が現状ややこしいからです。元々はスマホ向け買い切りアプリ、で、それがvitaに配信移植。スマホ向け系は全て配信終了してしまい、残すはvita配信のみ。というわけでスマホ向けに開発されましたが今ではvita(DL)でプレイすることしかできません。そしてスマホ系配信終了に伴って、個別の公式サイトが閉じられたっぽいです。う~む、ややこしや~。
というわけで念のためにPlayStation Storeのリンクも貼っておきます、こちらです。

私はプリクエル・トリロジーを購入したので全部やります。このプリクエル・トリロジー(早い話が3のvitaパケ版)を購入すると、なんと前3部作が無料DL(同封)することができます! 中古でもできます! おとくのく。DLで容量喰うのでそこだけ注意してください。

物語は「アルカ・アレーナ」なる謎の場所に召喚された男女計10人(ルートによっては8人)のお話。生き残る(脱出する)には男女一対のペアとなり、他のペアを殺して優勝しろ。優勝したペアは不老不死となれる。というバトルロワイヤルを宣言されました。
アルカ・アレーナという名前や男女一対というところから察せられるかと思いますが、早い話が壮大な人工アダム・イヴ創作計画です。

ペアごとに物語があり、話の全貌を理解するには全ペアの物語を見なければなりません。
本作は「スマホゲーム黎明期の皮切りになるべく、限られた容量の中でどうにかこうにかやりくりをしてゲームの世界を広げた」といった感じのゲームです。なので中盤までは繰り返し場面が多く(マップとかも共通なので)、面倒くささが結構感じられる場面も多々ありますが,後半からはいつの間にかそれを感じなくなるくらいには面白いのです。ですので、どうにかこうにか前半は頑張っていただきたい。
なんというか、少しずつ変わっていくループものだと思って全ペアやって欲しいです(全ペアやらないと真EDに辿り着けないし)。ハルヒのエンドレスエイトよりは変わっているので頑張ってください。

かなり硬派なRPGですが、戦闘難易度“は”正直そこまで高くはないのです。現在プレイ中である続編、ケイオスリングスΩは難易度が高めな印象です。では本作は何の難易度が高いかというと、操作性。
というのも本作、冒頭にも述べた通り元がスマホゲームなので、全体的にタッチで操作できるように設計されています。それゆえか、歩くのが遅いと感じたり戦闘が全体的にもっさりと感じます。まじでもっさ~~~り。
スマホ – vita(3DS)移植の何が楽って、タッチ操作が共通していることだと思います。もっさり感も引き継がなくて良いと思うけれど……。

ということで、今作でタッチ操作が必須(パズルはタッチ操作のみ)なパズルの場面が、vitaですとか~なりやりにくいです。ところどころ判定が小さくてむき~~~! となります。そういうものだと割り切って、パズルは気長に解きましょう。羊とのお約束です。

以下、ネタバレあり感想。

今思い返すとまんまな名前やな、『箱舟の闘技場』じゃん。あと終盤で宇宙に行くの、まじで古のJRPGって感じがしますな。

●エッシャー・ミューシャ

エッシャーが「オーガ・ヴァティーの子どもっぽいなあ」とは最初から思っていたので、最初はとっくに亡くなったという最初の子供(オム)=エッシャーで、何らかの理由で記憶をなくしてたり転生したりしていたのかなって思っていました。ちょと違ったわね。
この2人のルートは、話としてはなかなかに王道な話ですが、逆にそれが良かったです。

世界線によってはただのラブラブカップルな二人ですが、用心棒している世界線だと人身売買していた牧師はいないのかな。EDの直前まで、ミューシャが悩んでいたのは凄い共感できました。自分の眼で見たものを信じて、自分で見てきたエッシャーの姿を信じていく。
真EDの世界線では無事に再会して、子どもたちを守っていって欲しいです。なんだかんだでエッシャーが子どもに懐かれていそう。

●シャモ・イルカ

おねショタ感がする組み合わせ。割と戦闘がきつかった覚えがあります……
大器晩成型のシャモと愚直で剛健といった感じのイルカ。

海のやり取りのシーンがやはり印象深かったです。自分たちは死刑の直前だったとはいえ幼い頃から一緒で、それなのに決定的に差があったことを思い知らされてしまうシーン。
1番幼いシャモが覚悟を決めて謳う夢物語を、それでも惹かれて信じて支えたいと思うイルカ。王道ですが、やはり良いよねえ。

●アユタ・ヤエ(マナ)

アユタ、お前……こ、ころすぞ……
ずっと誰かの代わりだった愛しい人に、お前も誰かの代わりにすることを押し付けるのか~~!?!? ってなっていました。いや無理だよあれ。アユタとテイアはPretenderだった(僕は君の運命の人じゃない)って主張しようがないよ、運命だよ。自分たちで他の人の手を振り払って互いを掴み取ったのだから。

オーガルートでもアユタがヤエを大切にしているのは伝わってくるのですが、じゃあヤエに対する愛情は本当に異性に対する愛情なの? ってなる。けれどもテイアに対する愛情も、長い年月を経て、異性に対する愛情から変わった気もする。
アユタが優勝した世界線もあるわけだから、アユタは自分の子どもとペアになったことのある可能性だってあるわけですよね(前回優勝がオーガ・ヴァティーで確定しているので、ヤエは違いますが)。
時として近親相姦とも言えるようなことをしている中で、細かな違いのある「愛情」を、全て「愛情」としていったくたにしたのかな、なんて思いました。

すれ違っている愛情のままかもしれないですが、愛していることには変わりがないので……。真ED後の二人はヤエ(マナ)の結婚から逃げ出す必要がありますので、どうにかその愛情を忘れないで、こんどこそ最後まで互いの手を離さないで、最後の一生を終えて欲しいと思います。誰かの代わりにするのではなく。

●オーガ・ヴァティー

この2人のルートを話す上で、やはり偽ヴァティーの存在が大きいと思います。どこからどこまでが愛した人で、どこからどこまでが愛した人ではないのか。偽ヴァティーはなんだかスワンプマンみたいだと思いました。

というかこのルートのアユタの所業があるからこそ、アユタの「愛情」の定義がわからなくなってしまう。ヤエはやはり自分も味わっていた「誰かの代わり」という重荷を、アユタ(愛しい人)に誰かに課せてほしくなかったんだろうなあ……。このルートではちゃんと、マナではなくヤエだということをカミングアウトできているのだろうか。

一万年。子どもたちと出会って過ごして見送って、出会って過ごして見送って、出会って過ごして見送って。
そんな子どもたち(と自分たち)がだめだったと勝手に下されて、また勝手にアダムとイヴ候補にされて、イヴとして劣っていると烙印を押されて。目が覚めて再びアルカ・アレーナにいた時は絶望感がもの凄かっただろうなあ…………

●全能者(テイア)

人間性を捨てた、というか人間性を捨てないと耐え切れなかった。でもアユタ・ヤエとの最後の会話を見る限り、捨てるというよりも押し殺していた、という感じがします。最後の方はアユタと一緒にいたいというよりも、早く自由になりたいという方が強かったのかな。でも、それでも、私が参加者だったら、事情を知っても一度は殴りてえですわ!

正直な話をするとアユタの本来の相手が自分でなかったということから、一連の実験とそれに伴う苦しみを知っているだろうに、その言い草をするか。とも思いました。本作過去譚であるΩではそこらへんを掘り下げてくれると嬉しいな~。

でもボスとしてのビジュアルがえげつなくて好みで手を叩いて喜んでしまった♡

システムがほぼ同じのΩは勝手がわかっているうちにクリアした方が良いと思い、のんびりプレイ中です。戦闘難易度上がってなぁい!?!?

ゲーム一覧に戻るにはこちら

限界凸記 モエロクロニクル 感想

公式サイトはこちら

こちらのゲーム、ジャンルは『こすってつまんでパンツを穿かせるRPG』です。『こすってつまんでパンツを穿かせるRPG』です(大事なことなので2回言いました)。この時点で嫌な予感がした人は帰りましょう。そなたは森で、私はタタラ場で暮らしましょう。

モンスター娘と人間が共存している世界、『モンストピア』。可愛いモンスター娘がいきなり、人間を敵視して襲い始めました。原因を探ろうとモンスター娘の住む領域に赴いた人々は、誰もかえって来ない。主人公「イオ」はなぜかおかしくならなかった幼馴染のモンスター娘「リリア」と共に、こちらはおかしくなってしまったもう一人の幼馴染のモンスター娘である「レーチェ」を戻す目的もあり、(しぶしぶ)原因解明の旅に出るのでした。

で。なぜ『こすってつまんでパンツを穿かせるRPG』なのかというと。モンスター娘たちの正気を取り戻す方法が「下着を部位破壊してひん剥いたところに、たいせつなところをこすってつまんで恥ずかしい思いさせて正気を取り戻させる」からです。何言ってんだこいつ。いや本当なんですよ。何も間違っていないんですよでも何言っているんでしょうね。
そして『なぜパンツを穿かせる』のかというと所謂ジョブシステムにあたるのがパンツだからです。パンツを穿き変えさせてジョブを変えるのです。こっちはまだわかるな! パンツ穿き替えとか言っておきながらブラもセットで穿き替えます。

前作にあたる『限界凸騎 モンスターピース』はクリア済みです。結構な長さのシリーズになりましたが、こうして振り返るとゲームシステムなど含めて、初代だけやはり少し異質ですね。でもモンスターピースのシステムやらぶらぶ百合具合は、個人的には好きなのですわ。正直イオの、ヘタレ具合というより見方を変えるとクズにもなる感じ(どうあがいても正ヒロインのリリアエンドなので……)は、随所随所でぶん殴りたくなってしまう。

DRPGとしてはなかなか初心者向けな作品だと思います。マップの広さも適度な感じで、ボス前のセーブポイントで全回復できるのが強い。ごめんマップの広さ適度って言ったけど、滑る床だけは許さない。一階ほぼすべてキッサキジム仕様はやめろ。
vitaはDRPGが多い感じがします。実はあまり触れたことのないジャンルだったのですが、vita買ってから触れるようになったしvitaにやりやすいし合っていて好きよ。私はvitaのモンペです。
システム面の不満はちらほらあるのですが(例えばレベルアップの数値がランダムであったり、行き止まりにぶつかると毎度毎度盛大に喘がれたり)、プレイしている最中はあまり気になりませんでした。それよりかは圧倒的に「キャラゲーなのに選択肢がない」という点に不満たらたら。これは後述します。あ、ストーリー的なネタバレはほぼないです。後半仲間になるモン娘が薄らわかる程度です。

そもそもこのゲームをプレイするようになったきっかけは、学生の頃にモン娘好き同志に勧められたからです。
突然ですが諸君。私はモン娘が好きです。非常に好きです。モン娘即ちモンスター娘。昔から性癖なんですねぇ~!! 最近始めたsteamで性癖が満たされて非常に満足です。
さてそんなモン娘、性癖なのですが一時期「あるようでない」って時期があったように感じています。なんか勝手なイメージなんですけれど、レトロゲームでは結構あって、近年のゲームでも結構あって、なのにその間にはないって感じ、な時が体感ありました。あった……あったよね? あったことにしておいてください。そんなこたぁねえ! って人はモン娘出るゲームを教えてください。
そんな中、「近年のゲームでモン娘復活してきたな~」って感じの皮切りがこのゲームの前作でした。知名度的にはこちらが上かも、私も今作を先に知ったわけですし。シリーズ化するし、移植もするし。これほどまでに突き抜けたアホエロはまあ、かなり人を選ぶのですが……。よくswitchに移植できたな、とは思います。Nintendo Storeの画像修正されたみたいだし。

主人公は戦わず(ただしアイテムを使ったり「逃げる」コマンド選択出来たりするのは主人公の行動のみ)、戦うのはモンスター娘たち。モンスター娘5人選んでパーティを組み、覚えるスキルの差はあれども前述したジョブシステムのおかげで、同じキャラクターでも攻撃役も回復役もできる。といった感じの、正直キャラ愛でプレイする感じのゲームです。
なのですが。なのですが! キャラ性能格差がひどかった。
まず「萌え属性」という、ポケモンで言うところの性格みたいな補正になる要素が各モン娘ごとに設定されているのですが、これが1つのキャラと2つのキャラがある。その時点で明確なキャラ差があって辛いんやな……。
その次にパンツによって覚えるスキルが決まっているということ。「Aちゃんの回復ジョブが、どうあがいてもBちゃんの回復ジョブの下位交換」がごろっごろあって、難易度かんたんでも、パーティ面子は半分はみんな固定なんじゃないかな……といった感じでした。ダークエルフとか笑ってしまうほどに強キャラです。多分スタメン入れていない人はいないと思う。
ちなみに個人的好みはカリプソ・マタンゴちゃんあたりなのです! カリプソはなんとか最後までパーティに残せましたが、マタンゴちゃんは厳しかったのです……。私の最終的なパーティは、ダークエルフ・エルフ・コボルト・ネクロマンサー(マタンゴと交代)・カリプソでした。

ストーリーは、ギャグのようなシリアスのような、って感じです。正直リリアはもう少し反省するべきだと思いました。普段から言い過ぎやねんな……。思春期女子特有の潔癖症と言われれば、まあ……うん……。って言おうとしたけど、リリアはロリの頃なんだよなあ……。ぶっちゃけるとそこまでリリアに対して、ヒロインとしての魅力を感じなかったので……。「好きになったキャラが攻略対象外で、暫くの間そのゲームを放り投げる」ってのは個人的あるあるです、女神異聞録ペルソナとか。

裏ボスは諦めました、というよりやる気ががが。やるうまみが少ないのぢゃよ~……かわいいモン娘に会えるのがうまみと言われればそれまでなのですが……。ということで(?)、モン娘がかわいいゲームを御存じでしたら、ご報告なにとぞよろしくお願いします。

ゲーム一覧に戻るにはこちら

CHILD OF LIGHT 感想

 だいぶ積んでいましたが、やっとクリアしました~。
 絵本の世界を旅するような作品なのですが、グラフィックが兎角綺麗で、登場キャラクターたちも本当に絵本の登場人物の様で、道中の掛け合いを見ていて楽しい。それでいて、ストーリーは短いながらもキャラクターたちの成長がしっかりと見られる。個人的にはかなり好きな作品です。
 絵本風・メルヘンファンタジーが好きって人にはまずおすすめです。レベルも結構ごりごり上がるし、レベルアップで体力とか回復するので、割と初心者にもおすすめかも。技がスキルツリー方式なので、低レベルクリアとかにこだわる人も楽しめそう。

 戦闘のウリとして言えるのが、パーティキャラとは別にイグニキュラスという蛍のキャラクターを操作して、味方の回復を行ったり敵の行動を遅らせたりすることができます。道中でもイグニキュラスを使わないと取れないアイテムも。
 これ、慣れないうちは難しいのですが、勝手がわかってくるとかなり楽しい。上手い具合に敵に行動させずに戦闘を終わらせることができると、かなり嬉しい。病みつきになっちゃいます。

以下ネタバレ注意。

●オーロラ
 名前的に多分眠り姫をモチーフにしている主人公。このゲームは、本当に文字通り、オーロラが成長するお話でした。武器が大剣なので、振り回したり勝利ポーズとして剣を掲げる時に、よろめいてしまう。それが後半成長すると無くなってしまうのが、成長した事実が嬉しいやら少し寂しいやら、って感じでした。
 幼いながらも割と達観しているところがあってイグニキュラスとの掛け合いで顕著なのですが、”愛”についてと”家”についての会話がとても印象的です。時折幼さを滲ませた発言をするので、逆にそれが微笑ましい。
 戦闘面では特にボス戦で活躍しました。魔法が大抵のボスに刺さるし。けれど体力で少し物足りなさがあったかな。ルベラが早々に味方になってくれて良かったね。

●イグニキュラス
 正直最初は操作面倒だな~って思っていたんですけれど、いざいなくなるとすっごく不安でした……。イグニキュラスが”家”をレムリアという世界そのものに認識しているのが好きです。育った場所のこととオーロラに教えられて、そして守る場所と自分で認識して同族に帰ろうと言われても残る道を選ぶ。好きです。

●ルベラ
 楽観的な道化。本当に好きです。精神面的な意味でも戦闘面的な意味でも頼りになりました。最初に仲間になるキャラクターだからか会話も必然的に多くなるのですが、大抵励ましてくれたり場を明るくしてくれる。それが押しつけがましくなくて好きです。
 戦闘面ではどちらかというと雑魚戦で輝くタイプ、あとボスのお供の雑魚敵処理かな。全体攻撃と回復をすぐに覚えてくれることと、”道化の意地”で粘ってくれる。ルベラが生き残れば戦線回復も可能って感じでした。

●フィン
 オーロラを除けば1番成長したキャラクターなのではないかと思います。ルベラはどちらかというとメンター役。ラスボス戦前の勇ましさに個人的にうるって来ました。固有スキルの”カピッリの怒り”の怒りの部分が、芯の強さを感じて好きです。
 戦闘面では、通常攻撃の速度が速いことと、魔法三種全部使えることが兎に角強い。全体魔法を覚えられるって本当に強い。

●ノラ
 普通に好きだったので敵だったのかなりショックでした……、実はいい子だけど母親には逆らえず展開を望んでいた……。というのも、オーロラと戦闘時の見た目・モーションが割と似ていたのが好きだったので……。とはいえ、立ち絵似てはいないし、ロバートに異様に当たりが強いしで、ロバート仲間加入辺りから少し嫌な気は、していた……。
 個人的にはもう一人のオーロラって感じがします。というよりも、オーロラになれなかったオーロラ。

●ロバート
 後半で、商売! 商売! いや、僕はこんなんだからマーガレットに振られたのだ……。みたいに躁鬱激しいのに少し笑ってしまった。笑い事ではないのだけれども。良い意味でも悪い意味でも彼は若いんでしょうね。マーガレットと良い雰囲気になれてよかった。
 戦闘面では高い回避率と、ボスにも効くデバフが便利でした。回復もできるし、ボス戦で雑魚蹴散らしたら出すといいかも。

●トリスティス
 戦闘全く参加させませんでした……加入タイミングが悪かった、すぐに離脱なんですもん……許して……。
 姉のルベラとは対照的に非常に悲観的な彼ですが、それはそれとしてルベラのことを嫌わずに、台詞の至る所から、姉が大好きなんだなって伝わってきて、それがとても好きでした。あとは再会時の喜び具合がかわいい。

●オエンガス
 加入は遅いものの最初はオーロラと二人旅だし、見せ場が非常にあるしで印象に残ってます。一族に誹られることを悲しみつつもそれを受け入れたり、一族の為に闇の女王に与してしまったり、一族や自分の誇りのためにオーロラを助けたり、と。誇りを持っているというか、芯がある感じが自分は好きなんだなって思いました。

●ジェン
 加入時期が悪すぎる気がする。全く使わなかった、ごめんね……。
 個人的には彼女のキャラ云々よりも、合流時に思った、おじいちゃんどうなった? って気になってます。

「次はあなたの番です。
 冒険に旅立つ日が訪れるでしょう。」

ゲーム感想一覧に戻るにはこちら

CHILD OF LIGHT 感想