YELLOW LIQUID 感想

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良く思いついたなこんなゲーム(褒めている)。

しっぽからガソリンを出す女の子のゲームです。
ガソリンです。

ガソリンが漏れそうになるのを我慢する可愛い女の子たちのゲームです。
ガソリンです。

そんな女の子たちに「(ガソリンを)出していいよ」ってするゲームです。
ガソリンです。

ぎ、技術力と発想力のある紳士……! とは思いつつ、全年齢でのちょっと危ない匂わせ程度(ヤンジャン程度)で終わるので、個人的に好みでした。ドット絵かわいいし……可愛い女の子大好きだし……なんだかんだで俺もこういう設定好きなので……

え、この作者さんにもっと作って欲しい……ちょっとえっちなSSノベルゲームもっと欲しい……

ケートス号にまつわる記録 感想

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発狂したAI搭載無人潜水艦「ケートス号」。かつて戦争を終わらせた彼女は、人を狂わせる歌を歌うようになってしまった。
人類はケートス号の監視のため、死刑囚を乗せた潜水艦を送り出すが……

めっちゃおもしれ~~~! こんなブログ読んでないではよやれ~~~! プレイしてから帰ってきてくれると嬉しい(小声)。
SFとパニックホラーが混ざった世界観、問題だらけだけど魅力的な乗組員たち。潜水艦を舞台とした映画のような良作短編ゲームでした。「Return of the Obra Dinn」リスペクトだったりする? まだやってなくてごめん。
同じ作者さんの他ゲームもやりたいです。この前Twitterで話題になっていたあのゲームの作者さんだったのか。

●北神(END1「52Hzの沈黙」)

全く精神汚染されなかったのも、彼にとっては妻と対話していたからなんでしょうね。妻に会いたかったからわざと囚人になったような気がします。
考えてみたら歌っていたしずっと精神汚染0だし、割と最初からわかるようになっていた。そういうのだいすき。

●東斬(END2「鬼神墜つ」)

詳しくは南波のところでも語りますが、東斬の弟=南波だと思っており、殺した女=AI化する前の主人公だと思っています。
それを踏まえたうえで、東斬が最後にすがる相手がその女(だったもの)、東斬が切り捨てた愛に飢えていたことを悟ること。因果応報だなあというか、尊厳凌辱というか、作者の癖だな、と思いました。俺も嫌いじゃないぜ。AIに「呆れた」という表現を使わせているのも徹底しているなと思いました。

●西海(END3「水泡に帰す」)

主人公をAI化させたのは彼だと思っています。
北神のことを憎んで追いかけて奥さんもAIにしたのに、自分のことを歯牙にもかけていなかったし、一人で自死してしまった。
国に捨てられたこともあって、「可哀想が可愛い」枠だったと思います。

●南波(END4「うつろ船」)

南波の過去には改竄した形跡があるとのことでしたが、これってもしかして、主人公が自分の愛した女性を使用したAIだったと知って会いたいから罪を犯したのか、他の乗船予定だった人のデータを乗っ取ったのか(リボーンの骸とランチアみたいな)だったのかなって思います。

好きだと言えなかったとあるので、殺された女性とは恋仲になる前だったんだろうなあ。
プログラムが指輪、人差し指なんだね……ってちょっぴり切なくなった。主人公のことを知った日から用意していたのかな。お前の愛した俺じゃなくても愛してくれてありがとうな……

はこにわのみこ 感想

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小さな村の小さな部屋に住む小さな女の子「アニー」。そんな女の子がマイペースな悪魔「クロ」と出会ってからの日々を、こっそり見守るノベルゲームです。
すき間時間にさくっとクリアできるくらいの長さですので、次の段落から普通にネタバレありで書いていきます。ぜひ未プレイの方は、まずプレイしてきていただきたいと思います。

◆以下ネタバレあり。

アニーは教会のシスターに育てられて軟禁状態です。
彼女は御子として扱われることに傍観し過ぎてしまっていて、「悲しむ」ということも、もう諦めてしまっています。
シスターに対して「私の話全然聞いてくれないもんなー」となっていてからのクロに対して「話を聞いてくれる」と言っていたことの意味に、2週目で気が付いてほんまにアッアッアッとなりました。

アニーは次第に日記に書けないことが増えてきます。日記の中の自由さえも、彼女にはなくなっていくからです。クロのことや、自分が「自分は神の御子ではないと思っている」といったことはおろか、2週目でゼブの実のことも書けなくなっていたことに気が付いたのは流石に苦しくなった。好きな食べ物さえも、あんな小さな女の子が偽らなくちゃいけないのは、やっぱり苦しいよ。

クロとアニーの距離感が良いですね。あくまで(駄洒落じゃないです)見守るだけで、選択権はアニーから手放させないつもりのクロ。これがシスターたちとは違うところで、アニーに本当に必要だったものだと思います。

最後自分の意志で自分の力で出て行っていて本当に良かった~! 最初教会に行くための準備なのかと思って切なくなったので……。
花も果実も絵画も、クロからもらったものを全部持っていくアニーがかわいい。どんどん自分のものを増やしていって欲しいと思います。

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よなきさま 超短編3作 感想

あ~~~! 圧巻のドット絵の音~~~!(音ってなんだよ)
もう「ドット絵」という概念に魅力を感じる人は、もうこんなブログなんか見ていないではよプレイしてきてください。1作あたり10分もあればクリアできるので、ぜひぜひプレイしてください。

「ドット絵」という概念に求めるものって、正直二通りあると思います。ドット絵”とは思えない”(とよく言われる)圧巻か、ドット絵”ならでは”か、の二通りが。個人的にはどちらも好きです。そしてこの作者さんは全体的に圧巻のドット絵、って方向性。

題名にもある通り、今回は3作品プレイしました。全作において言えることとして、圧巻のドット絵ももちろんなのですが、演出を追求するこだわりが凄い。

*今回やった3作品*

『致死量の**』
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『三秒前の恋人』
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『天使の飼い殺し』
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全体的にネタバレしています。

『致死量の**』

コメントでおすすめされていたのでテロップ無し→テロップありの順番で見ました。どちらも見るべきです。異なる物語が展開されます。いや内容自体は同じなのだけれども、こう、自分の中で展開される物語というか。解釈というか。わかる? こういうのを大切にしていきたい。「あおいろ」の使い方が綺麗だと感じました。
機械が感情を持つのも、時として致死量になったりするのかな。なんて。
テロップの表現の仕方が好きです。翻訳しているのかな。
眼のドットアニメーションが好きだな。揺らいでいる瞬間がさ。サイボーグちゃんの、心境というと機械相手におかしい言葉なのかもしれないのですけれど、変化したのかなって。お迎えに来てくれたんですねみたいな。彼女にとって特別な行動を調査員がたまたましたことにより彼女に宿るのは希望か絶望か。どちらにせよ死に至る感情といっても差支えがない。
同じ作者の超短編以外の作品で眼がテーマっぽい作品があるのでそれをプレイするのが楽しみです。

『三秒前の恋人』

「演出参加型アニメーション」? と思いながらプレイ。えっ!?すごくない!?
マウスの動きがアニメーションに反映される。風車も金魚すくい花火も雨も反映される。どどないなっとるんですか……。音楽ファイルが再生できる。どどないなっとるんですか……(2回目)。技術屋でもない自分が「こんなことできるのか」となるので技術屋の皆さんの驚きはひとしおでしょう。
最初の指輪で結構悩みながら選んだので最初「あれ?」となりました。その直後に現れる数々の指輪と写真。遺影かと思えば違い。「ははんなるほど。先ほどの『時が進んだ』ように思えたアニメーションは『時を遡っていた』アニメーションだったのだな」と脱帽。ここの開設は無粋かもしれませんがしたくなったのでさせてください。
指輪がいくつも並ぶことから裕福だと判断。そうなるとやはり指輪自体ではなく指輪(おそらく婚約指輪結婚指輪に値するもの)を買ってくれるという行動自体でもなく。二人で選んだ時間というのを女性は焦がれていた。
初回は音楽ファイルなしでプレイしたのでこれは音楽ファイルありで再度プレイしたいです。

『天使の飼い殺し』

『三秒前の恋人』と同じくマウスの動きがアニメーションに反映されるのですが。何が凄いって前作と同じものが一つもない。
今作は文章もアニメーションの中に組み込まれていて。
飼い殺されたのはどっちだったかというお話。最初の天使の台詞のところで私自分って読める箇所がある……?と一瞬なっていたので。薄ら予想はできました。いや~こういうの好きです。

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