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イベント復刻していたのでやりました。かなり前。
「そして灯火は静かに消える」にも登場したカイムがメインで進むイベントで、悪魔憑き・魔女狩りが話の中心となります。
かつて「異端審問官」として働いていたカイムが突如として召喚に応じなくなったため、安否を心配するソロモンたち。
仲間にカイムのことを聞いていると、ハルファスが王宮に入るカイムを見たこと、その様子が少しおかしかったことを口にします。
なんでも、かつて解体された「異端審問会」が復活したため、カイムは潜入調査を考えたとのこと。そのために一度ソロモンとの契約を解除しシバと契約したこともあり、一行がシバに物事を問いただす中、問題が発生したときに届く手筈になっていたカイムからの手紙が届いて……
「異端審問会」とはなんなのか、一体カイムの身に何が起こったのか。そしてカイムの真意とは。それを知るべくソロモンたちはカイムを追うのでした。
■以下ネタバレあり感想。
アルカディアを目指したディストピア。
自分がされた痛みがどれほどのものであっても、赤の他人にそれして良いというわけにはなりません。自分がされた痛みを他の人に味あわせないようにしようとして自分の行動を正当化するのもだめ。迫害に正当性はありません。
一見素晴らしく見える領主の考えも、自分は選民側であるという傲慢が根底にありますし、自覚のない悪意を持った騎士団の手により(騎士団がああいう末路を迎えるのは非常に尊厳破壊で因果応報ですね)台無しになりました。
早い話が、必要なのは「他人に期待しないこと」でした。領主もベルナールに期待しなければ良かった。
しかしながら領主はその始末をつけることに同意しました。
それってまあ自分の罪の重さや立場の自覚があったからでしょうが、ベルナールを始めとした部下たちのことを大切に思っていたからというのもあるかと思います。誰にも期待しないことは寂しいことでもあります。
自分たちの死後、結末を知った騎士団がどういう顔をしているのか知りたいですね。
ただ、領主が他人の意見に積極的に耳を傾けようとしていなかったことも事実だと思います。
●カイムについて
「優しい人(ヴィータ)が優しいままでいれる世界であってほしい」という、すごく高潔な悪魔でした。
「そして灯火は静かに消える」と少し印象が違うように感じられたのは、あのイベントの時には「優しい人(ヴィータ)」が出てこなかったからだなって。優しいくて真面目で責任感が強いからこそ道化を演じていく道を選んでいるように感じ、割とデカラビアと同族嫌悪か? って思いました。フォラスさんに二人とも怒られてきて欲しさあるな……
火を使うことなのですが、元ネタのカイムの方が「人間の姿で燃え盛る灰もしくは石炭の中で、未来の出来事に対する最良の対応を教えてくれる」悪魔だったからなのではないかと思いました。(コラン・ド・プランシーによれば、ルターの論争の相手はカイムだったそうで)
元ネタからして、なんというか、優しい悪魔なんですよね。元天使だからなのか。
●インキュバスが必要な理由
今回登場するメギドたちを見ると、インキュバスだけ少し異質な気がします。というのも、全員悪魔ではあるのですが、今回は「調停者」「占い師」「法律の番人」といった、魔女狩りに関係のあるメンツ。
また、「インキュバス」というのは今日でも知られている「悪魔」としての代表的と言っていい夢魔(さらに言うのであれば「夢魔」の代表格でもある)です。
女性の無効化という面で大活躍ですが、人数の面から考えると、同じ能力を所持しているであろうサキュバスの方が活躍するかと思いました。それでもインキュバスが採用されているのは、
①ハルファスに安心感を与える
②ソロモン達一行は決して「正義の味方」ではないという象徴
なのかなあ、と感じました。
●カンセとセリエ
初めて見るNPCですが、なかなか敵役のように見えました。
元ネタは恐らく、錬金術師フルカネッリ(フルカネルリ)の弟子、ウージェーヌ・カンスリエかと思います。師匠は姿を明かさず、また弟子は積極的に広めようとしたという意味で対比的な師弟ですが、そう考えるとこの2人にも師匠がいるのかな。私はサービス完結までにメギド72をどこまでできるのでしょうか、乞うご期待。
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