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世紀末の復興の旅。
長らく廃止されていた試合、古き土地、気が遠くなるほどの時間がかかってしまった再会。
(公式Twitterより)
かつて、オーストラリアの大地で開催された、神秘学者のための運動会「ウルル運動会」を復興するために奔走する神秘学者の「カエンボク」、なし崩しで巻き込まれた同じく神秘学者の「サンド・フランネル」、人間の身でありながら職員として財団に所属する「エズラ」、第一回ウルル運動会の聖火として過去の栄光に縋る「ウル」。
しかし、同じ神秘学者でも、まだ夢ばかり見る年齢のカエンボクといろいろ事情がある青春時代のサンド・フランネルでは、見ているものが違います。
神秘学者のカエンボクと人間のエズラでは、感じるものが違います。
転生したカエンボクと炎として生き続けているウルでは、考えることが違います。
果たして、ウルル運動会は無事に復興されるのでしょうか。
(復刻ではなく初回時に……つまりだいぶ前にクリアしました)
■以下、ネタバレあり感想。
最初はオリンピックが元ネタかと思ったのですが、どうにも違うようです。
というのも、舞台であるオーストラリア。そしてエピソードの主人公でボクシングチャンピオンであるということから、「カエンボク」の元ネタの要素の1つに「ライオネル・ローズ」がいるのだと思います。
つまりは、本作で人間たちと神秘学者の確執および和解として描かれていたのは、コンキスタドールたちとアボリジナルたちの歴史ということになります。史実では、少しずつ和解が進んでいたなか、「ライオネル・ローズ」がアボリジナルとして初のボクシング世界王者になったことからも和解運動の後押しになったようです。
また、「ウルル」とはエアーズロックのことなのですが、エアーズロックという名称はイギリスの探検家(=侵略者側)によって名付けられたものであるがために、本イベントではウルルと言っているのだと思います。
調べた、勉強になった。
誰か才能を持つ者が声をあげねば始まらなかったということなのでしょう。
でも、カエンボクには排他的なところがあり「エズラは人間たちとは違う(けど人間は嫌い)」という気持ちを隠していませんでした。また、エズラがそれを理解するとも思っていた。そのことにショックを受けたエズラが「僕は人間です」と、一時的にカエンボクと対立することになる。
誰が悪いというと差別する社会だと思うのですが、それでも最後の最後の聖火を繋いだあのシーンには、これからの希望が詰まっていると思います。
ところで、今回のイベントの年は、おそらくヴェルティが生まれた年でもありますね。なんか意味がありそう。
●カエンボク
転生者ということで、過去の記憶もあるのであれば、年長者らしい言動を担うキャラなのかと思いましたが、実際は見た目通りの若さでした。ただ、「神秘学者は神秘学者、二元は人間」って決めつけているところはなんか老害みを感じた。
転生ってストームの影響を考えると、額面通り受け取って良いのかどうか。ver1.9でタイトル画面が変更され、なんかこう、「劇場」っぽさが出たんですよね。元々メインストーリーも映画のポスターぽさあるし、物語全体が劇なのかもしれない。転生というのは前回やった役とか。
エズラとのやりとりもそうなのですが、あの書類出すところのお姉さんにもだいぶ助けられたんじゃないかなって。
些細なことで見方は変わるよねって思います。それが良い方面であれ悪い方面であれ。そのことに気が付かせてくれるのがエズラとの交流でもあったのかなって。そのままボクシング選手続けていたら、孤高の天才のままだったのかも。
●ウル
言うほど口うるさいか? ってなった。割と理解があった気がする。固執していたのはカエンボクの方な気がする。
●サンド・フランネル
サンド・フランネルが絡まなければもう少し静かに開催して終わったんだろうなとは思うのですが、それはそれとして人間との和解の芽もなかったのだろうなとも思う。ある意味で、人間社会に溶け込んだ(溶け込みたかった)彼女にしかできない役割だったのかもしれません。
彼女は守りたいものをしっかりと守れたのだろうか。守れていたらいいな。
●エズラ
最初のやり取りがノンデリ、それはそう。
■
ところで、ミュオソティス氏は英語版だと「Mr. forget me not」らしいです。かっけ~~~! 日本版でもその名前が良い……
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