ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド 感想

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まず初めに言っておくことは、自分は所謂「ダイパキッズ」です。原作に対する思い出補正はあります。そのうえで、ダイパキッズのダイパリメイクに対する感想として読んでもらえたら、と思います。

初めてプレイしたポケモンがダイヤモンドでした。
幼少期から母親にゲームを禁止されていた私が、大掃除の時に見つけてしまった父親のスーファミを発見してゲームの楽しさに目覚め、祖父母から「誕生日プレゼントで好きなものをお買い」と渡された高額紙幣と貯めていたお小遣いを握りしめて、父親にゲーム屋さんに連れて行ってもらって購入した、DS。
翌年か翌々年に同じことをPSPでやっています、どちらも流行からは結構遅れての購入です。世知辛いな。逆に言うと最初からこれでしたので、そりゃレトロゲームをマイペースにできるわけですわ。ちなみに母親はゲーム制限を高校あたりから諦めてくれました。絶対領域は我々が支配したッ!!

ところがまあそんな状態だったので、どんなゲームがあるかというのがわからないわけです。当時の私が持っていたDSソフトは、友達がやっていて面白そうでうらやましくて購入したどうぶつの森と、誕生日に父親が買ってくれたnintendogsの2つ。
発掘したスーファミとFF5・ぷよぷよ通のおかげで、ほのぼの育成ゲームだけがゲームでないことをな~んとなく知ってはいるわけです。でも、当時の私はRPGという言葉を知らないわけです。プレイしたいけれども、良くわからない。

ポケモンに関してもそうでした。ポケモンはアニメの印象が強く、DSの一つ前がGBAですからDSでやろうと思えばできる状態。でもソフトの色がたくさんあって何がどう違うのかわからないし、親に聞いてもわかるわけがない。友達も違いを分かっているのかはわからない。そもそもアニメもあまり見ていなかったので、今からプレイしてみても楽しめるのかどうかもわからない。

そんなある日のこと、友人が私にこう話しかけてきました。

友「今度発売するポケモン、どっちも買うんだけど、片方いる? DS買ったんだよね?」
私「!?!?!?」

大学生の会話か? 貸して「くれる」の間違いじゃなくて?? くれんの??? え????
今にして思えばあれは私が初めて見た布教オタクの姿だったのかもしれません。後日談として友達が「パール無くしちゃった」という話をしてきたので、寂しいけれどダイヤモンドを返す時が来たのかな……って思っていたら「だから折角だし,色違い揃っているロムを買ってもらった」と続けてきました。貸してたとかじゃなくて本当にくれていましたし、その上を彼女は行きました。ありがとう、本当にありがとう……。ポケモンにかける情熱が凄いねえ君ィ!! おかげさまで今もポケモンを楽しめています。
因みにその友達はSwitchでもフレンドになっており、今もSPプレイ通知が入ります。なんかうれしいのう。

話は戻り今回のリメイク作品についてですが、まず初めに思うこととして、「Switchというハードの特殊さが露呈してしまった」と思いました。剣盾感想の時も言いましたが、Switchは携帯機であり家庭機であるのです。TVモードを中心にプレイする人と携帯モードを中心にプレイする人とでは、まずSwitchに対する感想や期待が微妙に異なり、その微妙な違いは、決して見過ごせはしない微妙さなのです。
Switchがハードな以上、Switchソフトは両方の側面から期待されるのです。剣盾はその両立ができました。そして、今回のBDSPは答えられたかどうかというと、難しいところだったと言わざるを得ないでしょう。

そしてSwitch云々を置いておいて、操作性が悪すぎる! ごめんこれはダイパキッズでも擁護できへんわ! というレベルの操作性の悪さです。自転車は乗らない方が良いし、地下大洞窟の判定は謎だし、テンガン山の一部の段差が牙を向いてくるレベルで面倒くさくなります。

巷で噂のバグには遭遇しました。一歩間違えれば進行不能なバグでしたが、何とか治りました。ただ、どうして治ったのかはいまいちわかっていないです。
具体的にどんなバグだったかというと、ノモセジムで高さ変更により出現した橋に渡ろうとすると見えない壁に阻まれるバグです(多分、水の高さの変更(=橋の出現)が有効になっていなかったのかも?)。
めっちゃ鞄あけまくったりホームに戻りまくったりしていたら何とか治りました。いやまじで最後のボタン1つしかないところだったので、治らなかったら本当に最初からしかなかった……怖かった……。
オートセーブを無効にしておくことである程度のバグは防げると思うので、進行不能なバグに遭遇するのが怖い人はオートセーブを切っておくのが一番だと思います。私も上記の一件以降はオートセーブ無効でやりました。

リメイクで良かったところもあります。
ボス的存在トレーナーのAIがかなり賢くなっている……というか、原作よりもより近年仕様に合わせて賢くしたうえで手持ち構成をガチにしている、といった方が正しいかもしれません。

以前からジムリーダーや四天王、チャンピオンのAIは賢かったです。誰かは忘れましたが第三世代で既に、例えばこちらの手持ちに「ちょすい」のポケモンがいることをAIが攻撃で知ると、それ以降そのポケモンが場に出ていなくても生きているだけで水技を控えるという使用があります。「交代読み」を相手側がしている、というわけです。確かカンナだったはず……。
剣盾のダンデもクリア後にはなりますが、普通は切り札であろうダイマックスを対戦途中で使ってきて、ダイマックス有効時間中でも普通に交代します。ダイマックスを切り札としてではなく戦略の一つとして扱うようになっています。
そして何より持ち物! たべのこしとかかえんだまとか、いくらボスラッシュとはいえ手持ちに持たせる奴らいるか!?!? となります、なりました。しかも構成がガチ。対戦に潜っていそうな感じです。

グラフィックは割とすぐになれます。期待していた剣盾方面のグラフィックでは確かにありませんが、どうぶつの森シリーズみたいなもんだと思ってみていれば割と違和感はすぐに消えますし、戦闘シーンでポケモンの等身はきちんとなるのでええんちゃうかな~ってなります。ポケモンの戦闘グラフィックの方は綺麗だし。
ただ原作に忠実故の、戦闘開始のトレーナー登場ジョジョ立ち固定みたいなのは正直じわじわきます。特にジュピター。
ドット絵時代に、BW2かな、ジムリーダーの戦闘前モーションが追加されて、それがとても滑らかだしキャラに合っていたので、それをうまい具合に反映させてほしかったです。

原作とは違いひでん要員を作成する必要がないのはありがたいのですが、サンムーンなどと違ってそこらへんの理由付けフォローが正直あまりちゃんとされていないです。俺がただのビーダルにもてすぎ系主人公になります。
ビーダルとムクホークが主人公のことを好きすぎる構図になっている。なんでビーダルこんなに俺を手伝ってくれるのに草むらでは襲い掛かってくるんだ、ってなってしまう。いやシンオウ神話的に草むら遭遇は友好的な感じっぽいけど、それでもさ、それでもさあ……。

本当に「原作のダイパ」しか参考にしていないんだな、という感じです。HGSSの時はクリスタルの要素を、ORASの時はエメラルドの要素を取り入れていたと聞いているのですが、本作はプラチナだとかBW2で出てくるシンオウジムリーダーとか、そういう要素がないです。多分私は、そういうのが欲しかったのだと思います。

なんだかなー! リメイクというよりもリマスターといった方が近いかもしれません。BDSP発売後に金ネジキチャレンジ動画が増えた理由もまあわかる。
マイナーチェンジではありますが、今からダイパのリメイクというか「『Pokémon LEGENDS アルセウス』に備えてシンオウで遊んでおきたい! シンオウのこと知ってから昔のシンオウに足を踏み入れたい!」といった感じでBDSPを検討している人がいるのであれば、BDSPよりもプラチナの方が楽しめるとは私も思います。それかもういっそのこと、DSのダイパを買ってしまえぃ。

買ったこと・クリアしたことを後悔するほどのものではない。ただそれは思い出補正ありきなんでしょと言われれば否定できない。操作性の悪さは擁護できないし下手したらPS2あたりよりも酷い、これは思い出補正がどれだけあっても感じます。
それでも殿堂入り前終盤のやりごたえは、歴代でも上位に行くと客観的に見ても思う。ここは純粋にうれしかったです。
あまりにもダイヤモンド・パールを公式から触れられなかったから、我々はハードルをどこまでも挙げていたのかもしれないと思いつつ、いやでも操作性はなんとかしろよと思いつつ。
ごめんなさい、こんな時どんな顔をすれば良いか分からないの。そんな感じのダイパキッズでした。

以下ストーリー的なネタバレあり感想。

●主人公

今だからOPの赤いギャラドスが第二世代のことを指しているのかと気が付けました。でもOPの番組、「何もわかりませんでした! いかがでしたか?」ってしている役に立たないまとめサイトとやっていることが同じで草が生えますわよ。

主人公とライバルのポケモンの出会い方が、父親たちと同じだというのが好きなんですよ。もしかしたら父親たちに最初のポケモンをくれたのはナナカマド博士なのかもしれませんな。クリア後に微妙に父親が語られるのって割と新鮮ですよね。ポケモン主人公の父親が出てくるのって第三世代くらいだからね。そろそろ博士の子が主人公、みたいな世代が出てこないかな~。

●ナナカマド博士

私はナナカマド博士が本当に好きで、博士にまた会えたというだけでもダイパリメイクを買ってよかったなと思えました。
ナナカマド博士の何が好きって、子どものことを大人(とポケモン)が守るべきと考えていて、ポケモンと人間の信頼関係を大切にしているというのが好き。それでいてぱっと見は威圧感のある強面というのがまた、いいよね!

子どもの扱いをちゃんとわかっている。扱いというか、ちゃんと個々の子どもたちを見てくれている。ジュンを湖に行かせる時も、主人公やコウキならあの言い方はしないと思うんですよ。ジュンの性格と強さをわかっているからこそああいう言い方をしたのだし、そんな強い子ども(とポケモン)がかなわなかったことを知るや否や、戦闘ポケモンがいないにも関わらず駆けつけてくれる。「大人」として素晴らしい博士です。
ちゃんと「子ども」としてではなく、「子どもたち」として個々まで見てくれているところ。本当に子どもがお好きなんですね、って思います。ミオシティで再会してから図書館から出るときの一連が大好きだからみんなじっくり見て。テンガン山での一連も大好きだからみんなねっとり見て。
ポケモンバトルをしない(引退している?)のにギンガ団相手に肉弾戦をしかけているのも好きでした。博士の腕っぷしが強いのか、あるいは、なんだかんだでギンガ団の下っぱがポケモン持っていない相手の戦いを躊躇していたのかしらんけど。

そんな立派な大人である博士が、殿堂入りの時に主人公に対して「大人になったな」と言ってくれることが、今になって見て(見ることができて)改めて込上げるものがありました。大人になった=たくましくなったで、主人公の旅を成長譚だと立派な大人が肯定してくれるのが嬉しくてたまらない。

●ライバル

せっかちなライバルが、殿堂入り前最後の戦いは直前の直前まで来なかった、ってのがまた好きです。

「一緒に」強くなっていく系ライバルの先駆けだったのかなって、改めてプレイして思いました。一つ前の第三世代のライバルは、最終進化系と戦えないので、それもあって第四世代は一緒に強くなっていく方向にしたのかな、なんて思っています。
ジュピターに負けたときにただ「強い」だけではだめだと悟り、うまく言語化できないながらもそれでも必死に前に進んで行く。旅にでる時点で父親が「強い」という情報しかなさそうだったので、もしかしたらその影響もあるのかもしれません。とにかく「強い」父親に近付きたかった、けど「強い」ことしか知らなかったし、「強い」ということがどういうことなのかわからなかった。

それを旅を通じて、ライバルは自分なりの「強さ」を見つけました。
そしてそれはナナカマド博士がそのきっかけをくれたものです。ポケモンも、湖へ行くことも。
そしてそれは、主人公と共に歩んできたものです。二人で見つけた「強さ」です。

●四天王やシロナ

えげつねえパーティ(持ち物?)構成していらっしゃいますわね!?!? リョウくんの根性かえんだまヘラクロスわかった瞬間に叫びましたわよ。

彼らが強いのは解釈一致なのですが、殿堂入りできずに泣くかと思いました。シロナさん、ガブに努力値S最大まで振っているという話も見かけました。マジ?
今まで一緒に戦ってきた子たちと離れたくなくて、技や持ち物だけ変えたりして何度もトライして、何とかクリアできました。いや戦闘中にアイテム使えば勝つことだけならできるのだけれども、戦闘中のアイテム使用を個人的に縛っているのでね。

かつてのあの日、原作のダイヤモンドを旅していた時に、シロナさんや四天王に、戦闘中にげんきのかけらやらいろいろ使うゾンビアタック戦法で何とか勝てた思い出が蘇りました。
初めてのポケモン、初めての四天王、初めてのチャンピオン、初めての殿堂入り。
あれ以来戦闘中アイテムの使用を縛るようになり、ポケモンタイプにこだわるようになり、旅パに名前を付けるようになり。ある程度のポケモン経験を積んできたので、リメイクではそこまで苦戦することはないかなあ、なんて思っていました。

そんなことはなかったんですよ。私の中で相変わらず彼らは強いままで私の目の前に立ちふさがってくれていました。それこそ、少し強すぎるくらいにね。今作はいろいろ言われていますし、私自身いろいろ思うところはありますが、それでも今作をプレイして一番良かったと思える要素でした。

余談ですがなぞのばしょに通い詰めるためにリョウくんだけめっちゃ会っていた記憶も蘇りました。ごめんて。因みになぞのばしょから出られなくなったことはなかったです。今も昔もバグだらけねあなたね。

●ギンガ団

発売前のHPやらYoutubeの動画やらは個人的にはかなり盛り上がったのですが、いやでもマーズは正面向いて戦いをする子ではないしジュピターの謎ポーズは気になるので、そこはどうにかしてほしい……。

なんだかんだでサターンが部下を見捨てられなさもあって残った残党を率いて、アカギや彼を追った女幹部たちとは違う道を向いて進んでいく、ってのが好きです。アカギのことがなければ割と俯瞰的に物事を見るキャラなんですよね、そのアカギにもわざと盲目的になったことを自覚しているし。プラチナだともっとそれが顕著ですが。ここら辺をプラチナ基準にしてハンサムを絡ませてほしかったぁ~~~!

アカギに関してなのですが、もう一戦あるかあるいは手持ちをもう一体増やしてもいいのになあ……なんて思っていました。
アカギ好きなんだよな……身体特徴的にアカギ(とサカキ)は、カリスマのあるリーダーの身体特徴が備わっていることや言動などが好きです。

アカギ – シロナの対比構造をプレイしていて改めて感じていました。科学者 – 考古学者、ロトム – ミカルゲなどもそうですが、年齢は多分同じくらいなんですよね。構成要素自体はほぼ一緒なので、割とこの2人は「逆だったかもしれねェ……」状態。
で、そこでふと、「もりのようかんの少年=アカギで、その少年からロトムを取り上げた男=プルート」説を思い出したんですけれども、そしたら、アカギ・プルート – シロナ・ナナカマドという対比構造もあるんだな、と思いました。どちらも博士的なポジションですが、周りの人から慕われているか否かは違い、そしてその博士が才ある子どもに与えた影響もまるきり反対。アカギはシロナでシロナはアカギだったのかも、と思うと、LEGENDS アルセウスでのアカギとシロナの祖先たちがどのように絡むのかが本当楽しみです。

●EDの自転車くん

色選ばせてくれるのならせめてEDに反映してくれ。
ED中、存在しない記憶は多々ありましたが、これが一番思った。

ここが好き要素だな⇔でもこれ原作やっていないと好き要素にならないな、な堂々巡りでした。

例えば、赤・緑→ピカチュウ→ファイアーレッド・リーフグリーン→ピカブイのように、プラチナのリメイクがBDSPと全く別として出るとか、して欲しいなと切に思います。ガチで。

■追記

手持ち書いてなかった! 今作は、エンペルト / ビークイン / フワライド / ヨノワール / ムウマージ / ユキメノコ でクリアしました!

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DAEMON X MACHINA 感想

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バレバレでしょうがSwitchのいっせいトライアルで弾丸してきました。忘れていて微妙に出遅れたのですが、何とかストーリーはクリアしました。我ながらよぉ出来たわね……。
最終戦だけゲームシステムが違うのだけはなんとかしてくれへんかって思ったけれども、まあ何とか出来たし良いかな(良くない)。

このゲームの難易度を底上げしているのが、何と言ってもボタンの初期配置です。
まず初期配置が難しすぎるし、当たり前といえば当たり前なのだけれども、配置変更しない限り初期配置のままプレイするじゃないですか。「せや! ボタン配置変えたら楽なるんちゃうか!?」って思考回路出てくるのって、結構ゲーム初心者やゆったりゲーマーにはないんじゃないでしょうか。
ゆったりなんちゃってゲーマーのあたいはゴリ押しで慣れてストーリークリアしましたが、最終的に初期配置に最適解であろうめっちゃ気持ち悪い持ち方していました。AC持ちほどではない。指めちゃ痛くなります全体的に。操作の難易度高いな~ってなってリタイアしてしまう組も多そうだなって思ったワケ。

操作感の方はというと、常に真ん中にサイトが出ているので、思ったよりも酔わない。ロックオンできていればマシンガンの玉などがほぼ自動で当たるし、一部武器はロックオンしていなくても誘導がついているのでロックオン外に行ってしまっても届くし。結構ゲームシステム的には初心者~中級者向きだと思います。3D初心者にはありがたかった。
フレームレートがどうしても気になる方はsteam版をお勧めしますが、私はSwitchで大満足でした。ちょっと入力速度が追い付かない箇所あるけれども、まあ操作基本連打だからそんな気にならない。

キャラクターもみんな魅力的なのですが、それをゲーム内であまりにも語らない。感じ取って! と公式サイト見て! な感じ。かといってDLCで判明させているわけでもないので個人的には許容範囲かな……。
昨日の敵は今日の友、昨日の友は今日の敵、を地で行くゲームですが、主人公を含めたキャラクターたちは傭兵なので(傭兵団ごとに固まっているし)そこまで違和感はないかな。とはいえあまりにもキャラ同士で戦わせたいんだなというのが伝わってきて(途中vsキャラクターしかやってなかったし)少し苦笑いではありましたが世界観を著しく損ねることはないです。
ただ、例えば作中ムービーで「依頼破棄しろよ」みたいな感じで敵対キャラクターから言われた時でも問答無用で戦闘になるので、もうちょっと主人公に選択肢が欲しかったなって感じはあります。解放旅団のくだりも。

キャラクターが大切に作られている感じは伝わってくるので、そこは好きです。個々のキャラクター造形は高い方だと思います。
ただ公式サイトとストーリーで微妙に異なるときがあって(エンプレスとか)、キャラクターデザイン担当とシナリオ担当の方でうまくすり合わせができなかったのかな、なんて邪推する箇所が微妙に見受けられました。

駄作ではないのだけれども全体的に惜しさを帯びている。惜しいなとは思うものの、熱量の方が勝りクリアした。
そんなゲームでした。あたいはまあ好き。ロボが好きならやって損はないむしろやるべき。というか割と、ロボゲーム入門&最近新作が少ないロボゲームの栄養をとるって感じのゲームでした。
初心者は基本的には銃ぶっぱで、最後どうしても詰まったら両手刀でゴリ押ししましょう。しました。

あと私がこの作品をまあ好きだなと思う理由として、この作品は全体的に家族の話なのだからだと思います。わしは家族に特にきょうだいに弱いのじゃよ。少なくとも各旅団に1人は家族について何かしらあるキャラがいるので……。いやこうしてみるとちょっと多すぎるくらいいるな!?

ところで古谷さんはどうして今でも青年ボイスが出せるんですか(驚愕)。

以下ネタバレ有りの感想。

俺のヒロインはジョニー・G、セイヴィアー、フォー、の三つ巴決定戦って感じでした。
いうて鋼鉄の騎士の二人もかなり好き……この二人は元ネタがあるんですってね。

●ルーキー
強制終了の使い魔ソフトウェア。
最初の説明的に中盤で解放旅団を選んだりするのかなって思っていたけどそんなことなかった。選びたかった。続編があったらそこらへんも少し期待したいところ。でもな~どこにも所属していないから自由に動けるってのもあるからな~。
最後は人類に希望を見出した選択肢で終わりました。

●フォー
俺のヒロインその1。
ぜって~裏切るor汚染されるor既に汚染されているだろって思ってた。まあ裏切るっちゃ裏切ってた。
お前がデウスエクスマキナ、俺がデーモン。二人合わせてデモンエクスマキナ!
あとは、なんかどことなくコブラ思い出しながらプレイしていました。俺がコブラでお前がレディ! ヒューッ!

●ジョニー・G
俺のヒロインその2。いやEDのお前はまごうことなきヒロインじゃったぞ。本心をぶつけて来てくれたところは凄い好きだしあついのですが、その後にもう一工程何か欲しかったです。
「ジョニー・G」の「G」の意味を2年越しで明かしてくるってなんなんや。おまおまえ坊ちゃまやったんか……。

●准将
有能()キャラの宿命だと思うのですが「今は語るときではない……」→「遅かったか……」ってなってしまう。なってしまった。シナリオの被害に遭ってしまった。

●クリムゾンロード
ガンダムやりたかっただけだろその1。
いうて心境を理解できないでもないですが、手を出してしまうのはあかん。よりにもよって罪悪感を感じているような相手に。

●ディアブロ
ガンダムやりたかっただけだろその2。
主人公をおいていきなり不思議空間に行く、ずるい。あの章の主人公は実質ディアブロだった。

●ビショップ
実はなかなかすき。いや割と気にかけてくれたしかなり好き。
話し方や物腰・スタンスが最近沼っている男にそっくりで、多分もっと出番あったら沼に落ちて殺されていたところだった。
公式サイト見たら身長2M超えてるってマジ? 好き。

●ドレイク
この人もシナリオの被害に遭ったキャラだよなあ、と思います。ディアブロのお姉さんの死があるならドレイクの死はなくてよかったし、逆もまた叱り。いきなりお姉さんのことを彼奴らが言いだして、ドレイクはどうした!? ってなりました。
仇は取らないでねって言ったけど、青いディアブロが青さと熱さを捨てないまま軍曹の仇! みたいになるのかと思ったら、野郎どもは今まで出てこなかった姉さんの話をし始めたしなんか不思議空間で「こいつ……ッ! 脳内に直接……ッ!」ってし始めるしで。

●ペインキラー
序盤のアビスとうまい具合に接していたイメージが強い。妻子は本当にいるんだろうなと思います。アウター発症して距離感がうまくいかなかったパターンかしら。

●ボーンアックス
お前所属西の七人ちゃうんか???? 経歴見ても割とそう言いたくなる。でもアーティストを(流れかもしれないけれど)救うあたり、悪になり切れなさがなんかあるよね。

●ファルコン
正直印象が薄い。苦労人だとは思う。

●アーティスト
音楽止まったら心臓止まるのはわかるけどステルス任務はやれ。でもペイント弾もいざというときはちゃんと使っていて偉いぞ♡

●グリーフ
俺のぱぱ。育児放棄されていたけれど。ここだけ家族のあれこれが、旅団内でなく「主人公とグリーフ」になっていますね。
グリーフって言葉に、深い悲しみとか悲嘆とかそういう意味があるって知ってひょえってなりました。今回の騒動の被害者ではあったんだよな、って、解決してから思わんでもない。

●リグレット
グリーフに対して恋慕抱いてたっぽいのが女主人公だったこともあって余計怖く見えた。
前日譚のアニメを見ると、長年生きて少しずつグリーフのこと以外に対する人間味が薄れていったのかな、なんて思います。

●グルーミー
冬月ポジションかと思ったらまさかの教え子だった。
グルーミーとリグレットのやりとりやグリーフの教え子だったという事実から推測するに、グリーフとリグレットは何十年も姿が変わっていないのかな、なんて思ったり。フェムト粒子の影響?

●ガンズ・エンプレス
後半の物語のヒロイン感ある。俺のヒロインではないが……。ドSじゃなくない?
公式サイト見たら兄弟いるの!? 兄弟はAIなの!? フォーとか言い出さない!?!? そこらへんを教えてください。

●ローズクイーン
Siblingsを初めて見て調べて意味を知った。おかげで一つ賢くなれた。きょうだいを養うために何でもやるっていう覚悟を持っているのは好き。
あとなんだかんだでデビュー戦を見守ってくれていた人、という印象があるので少し好意的。

●クラウンプリンセス
可愛い(unknown撃破しなかった)。

●リーパー
ローズクイーンとおなじくデビュー戦見守ってくれたという印象。息子のくだりは急だけど好きです。

●ネームレス
なかなかすき。ネームレスに対しての好きは「なんか真っ当な大人が初めて接してくれた……」って感じの好きです。

●ルージュシンデレラ
キャラクターコンセプトは割と好きなのだけれども、あまりにも絡みが少なかった。

●クロンダイク
強い信念があるキャラなので敵対しましたが割と好きです。
弟のことずっとうっとおしかったのかな……ってしょぼんしていたら、公式サイトに「弟が捕まったから出頭した」ってあったにっこりしました。愛情は仮初かもしれないけれど、でも確かに家族だったんだよ。成長も促していることだし。

●レッドドッグ
公式サイト見たら双子だし44だしで驚いた。勝手にレッドドッグの方が少し年の離れている弟かと思っていた。本作屈指の萌えキャラと化していやがる。

●ガルガンチュア
お前そんななりで回復役かよぉ! ガルガンチュアのバックボーン考えるとボーンアックスと紙一重だなって思います。逆だったかもしれねェ……。
NPCの常で枯れることのない回復役なので、敵対したらまずこいつからやりましょう。それで回復装備を強奪しましょう。私はガルガンチュアのおかげでストーリークリアできました。(ゆったりゲーマー・ワンポイントアドバイス)

●シヴ / アイル
シヴが「アイルの分の刑期はあたしが払う」みたいなことを言っているあたり、本人たちのとっては別の人格じゃなくて割と仲良し双子くらいの距離感なのかもしれない。記憶共有ないみたいだし。このゲーム双子(概念含む)多いな!

●セイヴィアー
俺のヒロインその3。
SHELLが5HELLなのストーリーで言われてなくない!?
割と姉妹に振り回されている苦労人。今後がとても大変だとは思いますが、どうか頑張っていただきたい。個別ルートに突入すれば俺も手伝うので……(?)。

●ネメシス
「セイヴィアーを産み直す(育て直す)」ってあたりが最高に狂気を感じて最高でした。こぁぃ。ぶっちゃけあのシーンでかなり好みの女になった。

●アビス・ヘヴン
君たち結局どうなったの(復活したっぽいのはセイヴィアーの台詞からわかるけれど)。
なんとなくセイヴィアーもイノセンスの面々みたいに、過去の悪しき習慣を捨てる! って感じだから、二人も長くないのかな……って思っていたりします。

●ナイト
イケオジは強い法則。いやでもネメシスにぶつかっていくところはセイヴィアーの目を覚まさせるためとはいえ唐突感あったぞ……。死ぬのかと思った。そしたらセイヴィアー一人になってしまう……。

●デヴァ
ミサイル基地破壊任務の時が良かったですね。あれで完全に好きになちゃったな。彼の正義は独善的になりやすいけれどバックボーンと、彼自身が優しいお調子者ってことと弟の存在で、全ての声を聞いたうえでヒーローでいられるのかなって思います。
ところで弟より身長低い考察に「弟に栄養の付く食べ物全部譲っていたから」というのを見かけたのだけれどもどうなのだろう。それだったら、え、とても好き~!

●ゾア
デヴァと比べると、ゾアはデヴァがいないとヒーローではないな、と思います。ただでもゾアも結構好きなキャラで、後半もっと絡みたかったなと思います。家族二人ともグリーフに感化されなかったから後半出番が少なかった。親の仇はどうしたお前ら。
冒頭でも言った通り、この二人は元ネタがあるようですね。この二人好きだし元ネタも気になるので今度見ようと思う。

●ジャック
プリンセスのこと好きなのかな~、かわい~! とか思っていた時期が俺にもあった。プリンセスはわしの嫁じゃ、ふぉふぉふぉやらんわい。

●クロウ
実は好き。助けに来てくれたところで惚れた。そしたら出番どんどん減ってしまった……。そしてどんどん他のキャラが濃くなっていってしまった……。
どうでもいいけれど、製造過程や工程が違うけれどグリーフに作られたっぽいってことは、主人公とは親戚くらいの間柄になるのかな。

●ノーツ
お前、依頼したときのあの乙女ゲームボイスは何だ!? 性別問わずに言うってなんだ!?!?

●リジット
めっちゃごめんなのだけれどもストーリー最初の絡みが敵対だしというかもしかしてストーリー全て敵対だったような気がするのであまりいい思い出がない。

●チル
良い子で好き。前線に出なくていいよ俺が守ってやるからな……支援は任せたからな……イノセンスは私が稼いで養う(上記の親戚のようなもの採用)からせめて女子組だけでも傭兵引退してほしいと思いました。

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Isoland 感想

Switchでやりました。Nintendo Storeはこちら

『ミスターパンプキンの不思議な旅』の雰囲気が好きだったので購入したら同じ会社でした。好きだけど前作といい今作といい「いや……この謎解きは無理があるやろ……」というのがたま~にあるのは何とかなりませんかね。気合か、気合しかないのか。

がっつりクトゥルフ神話要素があって、ゲーム自体がCoCやっている感覚。登場NPCもSANCに失敗して発狂を引いている人が多い。
EDは二種類(1週目と2周目で違う)あって、2周目の方は「門の創造」あたりをがっつり使っています。

2と3が出ているのは知っているので、キャンペーンシナリオちっく。まんまCoCって感じ。嫌いじゃない。そのうちやろうと思います。
灯台の赤い箱だけ未解決で終わらせてしまいました、ヒントわからなくて……。何だったんだろうあれ。

雰囲気が好きな人は買って損のないパズルゲームでした。値段もお安いしね。

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Isoland 感想

Gorogoa 感想

Switchでプレイしました。My Nintendo Store はこちら

美しい手書きイラストから造られたパズルADV。任天堂公式でよゐこのお二人がプレイしましたね、自分もそれで知ったのですけれど。
絵画のようなパズルをずらしたり重ねたりする感覚でプレイできるゲーム。クリア後にデモ版? もプレイできるのですが、結構中身違っていてびっくり。どちらも好き。

言葉で語られることは一切ないゲームなのですが造りが丁寧であることと散りばめられたモチーフからなんとなく考察ができます。というわけで、ここからは自分なりのGorogoaの考察をしたいと思います。

このゲームで一番印象的なモチーフはやはり『眼』だと思います。ゲームタイトルやゲーム序盤で現れる緑色の眼。魚のような鳳凰のような、そんな存在の眼。
一体この『Gorogoa』という存在は何なのでしょう。戦争や災害の象徴なのではないかな、となんとなく思っています。ゲーム内で主人公は少年・青年・老人の姿をいったりきたりしています。

ゲーム中に集めている五色の林檎の果実、のようなもの。供物としてGorogoaに捧げる集めるために作中で主人公が集めているのですが、実際にGorogoaが求めていたのは、供物そのものではなく供物を集める上での経験だったのかなあ、と思います。
Gorogoaが求めていたのは、知識・経験、言ってしまえば人生。主人公そのものが『供物』で主人公そのものが『Gorogoa』でもあったのかな、と感じました。
人身御供に近い。人身御供は日本だと水害のイメージが強いですが、インカやアステカなどでは太陽信仰の影響が強いんですってね。あの『眼』は正に太陽というに相応しいのではないでしょうか。

パズルゲームとしても考察の余地があるゲームとしても、良いゲームでした。わかんない、って場面が出てきてもぽちぽち頑張れば何かしらの手掛かりがつかめるし、良いゲームです。ストーリー展開的には後半の鳥肌の立ちが凄かった。よゐこさんのあの動画もゲームの良いところが伝わって核心には触れない、良い動画でした!

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Gorogoa 感想

ポケットモンスター シールド 感想

公式サイトはこちら

Switchという家庭用・携帯用どちらにもなるゲームソフトで発売されたポケットモンスター本編の新作。家庭用ということは迫力のある演出が求められるし、携帯用ということはお手軽さが求められるし難しいところだと思うのですが、上手い具合にその両方を叶えられていて感動しました。

物語とかに触れる前に思ったのが、モデリングが凄い。主に人間たち。
会話をしている時などに、目線の動きとか口元の動きとかが設定されている。昔のようなドット絵も好きだしむしろ好むのはどちらかというとそちらなのですが、やっぱり綺麗な3Dモデリングもいろいろ考察出来て良いですねえ。

ストーリーは、全体を通して”成長”、また”世代交代”の話だと思いました。同じく成長する話である前作のサンムーンと違うのは、サンムーンも剣盾も主人公を含めた子供たちに対して通過儀礼が用意されているのですが、大人たちの対応が違う。
サンムーンの方では通過儀礼中に起きた騒動も通過儀礼の一種として大人が全力でサポートしながら子供たちに体験させる。
剣盾の方では通過儀礼は通過儀礼、騒動は騒動として、大人が全力で騒動に対応して子供たちは通過儀礼に専念させようとする。
どっちが良いとか悪いとかはありません、どちらも通過儀礼としての在り方の一つだと思います。

●以下ネタバレあり

非常に残酷な物語だと思いました。世代交代の話ではあるのですが、その交代した側はどうすればいいのかって話ですよね。
散々大人大人と言いましたが、ソニアやダンデたちだって恐らくまだ20代。正確に言えば大人になろうとしている人たちです。自分の在り方にもがき苦しんでいる人もいれば、自分が築き上げた土台が無くなって新しい土台を見つける人もいる。新しく人の土台を作るのを手伝う人もいる。理想と現実のギャップに苦しむ人もいる。ジムリーダーたちの考察できる要素が、随分と増えたと感じました。おかげでこっちは勝手に不深読みして勝手に苦しくなっているよ……。あと個人的には、ホップとビートの対比というか関係というかがすっごくキた。
また、チャンピオンという頂点を争い合うことを、ジムチャレンジということを非常に大衆向けにパフォーマンス化したことで、バトルを意識して”演じている”キャラが複数人います。今までのシリーズのジムリーダーは公務って感じでしたが、今作はパフォーマーですね。実質的な四天王戦もジムリーダーたちによるトーナメントですし。

世代交代は書くまでもないとは思いますが忘れるであろう未来の自分の為に書いておくと、
・ダンデ→主人公
・ソニア→ホップ
・ポプラ→ビート
・ネズ→マリィ
・ローズ→ダンデ
・マグノリア→ソニア
です。あと剣と盾の時間軸が分からないから明確には言えませんが、メロン→マクワも世代交代の一つですね。

●主人公

物語開始時点でダンデと面識がないので、ダンデがチャンピオンになって以降にハロンタウンに引っ越してきたのかなあ、と思います。ポップの幼馴染ではない、もしかしたら親同伴なしでハロンタウンから出るのも初めてだったのかも。同世代に対してのやりとりとしては序盤のホップが主人公に対して過保護が過ぎるように思えるんですよね。慣れていない土地だからと考えると納得いく。
しかしこうして振り返るとポケモン主人公って引っ越してきた設定の子が結構多い、プレイヤーが感情移入しやすいようにでしょうか。
移住してきた(可能性が高い)+チャンピオン・ダンデを打ち取った、と考えると元ネタ的に、アングロサクソンモチーフなのかな。

●ソニア

プレイ前の予想よりも割とおてんば娘さんでした、かわいい。お部屋も若いお嬢さん感出ていて、イマドキの女の子していると思います。死語かな。
偉大過ぎる祖母と、大きくなり過ぎた幼馴染と、二束草鞋をうまいこと履いている親友に、ずっと悩んでいる感じ。嫌いなわけではなく好きだからこそ悩んでしまう。
彼女の時間は彼女が昔したジムチャレンジの時から止まっていたのではないかと思います、彼女の止まった時間を再び動かす物語だと思いました。

ジムクリア後のご褒美アイテムをくれるのも彼女が多いのですが、親友のルリナを撃破したら「かたきうち」くれるの、面白かった。ごめんてぇ……。

ED後の騒動は正直仕方なかったですね。学会でいきなり一石どころかチェス盤そのものをひっくり返すような説が出てきて、それがしかも説得力がありそうとはいえ、新人学者のソニアであったから。マグノリア博士がもう少しフォローすればと思いつつ、それだと祖母の七光りと言われるし。何はともあれ丸く収まってよかった。

●ホップ

本編は主人公が成長する話で、クリア後はホップが成長する話でした。
もうね~~~こやつめがやばいんですよ……本当に……。前作のハウに通ずるところはあるんですが、ハウくんと違うところは、彼は主人公と同じ速さで成長してくれないということです。
主人公は置いておきますが、この世界のキャラクターって知名度的に当たり前っちゃ当たり前なのだけれど、まず最初のホップの認識が「チャンピオン・ダンデの弟」という認識なんですよね。OPでプレイヤーもライバルの一人であるホップより先にチャンピオン・ダンデを見ておりそのダンデをアニキと呼ぶことから、主人公は兎も角としてプレイヤーも無意識のうちにホップのことを「ダンデの弟」として見てしまうんですよね。本人も頻繁にダンデの弟であると言いますし。
けれどそこのビートという「嫌な奴ポジション」がホップの前に現れる。そしてホップに、主人公とかダンデとか抜きにした貴方自身を話せ、みたいに言われる。多分これ、ホップはほぼ初めていわれたんじゃないかな。少なくともストーリー内では、家族や本人ですらまずダンデをあげてからホップのことを話すので。ホップはビートに負けたわけですけども、ここから成長していく、というか、ここからやっと成長できるスタートラインに立った、という印象でした。
あと、最後の最後の戦いでバイウール―が自傷技をとうとう使わなくなったのも泣きそうになりましたね。答えを出すまでは本当にがむしゃらで悩んでいたのだな、と思いました。

ダンデとの兄弟関係ですが、少しねじれているな、と感じました。でもそれはお互いがお互いを思うこそからのねじれで、現実にも普通にあるねじれだと思います。兄が寮生活している兄弟って感じ、身内にいたなそういや。既視感これか。
例えばブラッシータウンで主人公が初めてダンデに会うシーン。「3cm伸びたか?」「流石だぞ!」みたいな会話がありますが、あれ正確に3cmなわけがないんですよ。というか、本当に3cmだったかなんて、ダンデにもホップにもわかるわけがないんです。だって人間の身長なんて1日の中でも朝と夜で変わるわけだし。
でもそんなの、どうだっていいんです。本人たちにとっては身長が伸びたことに気が付けたことと気が付いてくれたことが重要なんです。あの場面は「弟にかっこいいと思われたい兄」と「憧れの兄を立てたい弟」の場面です。
本来の、現在そこにいる相手よりもずれた相手をお互いに見ていて、そこがねじれているのだと思います。そのねじれを物語を通して解消していく、そのように感じました。

●ビート

先ほども言った通り、私はビートとホップの”関係性”にやられてしまいました。
ビートとホップは、本編中はビートが自分になくてホップにあるものを羨ましがり、クリア後はホップが自分に無くてビートにあるものを羨ましがる関係です。
そして、ビートにあってホップになかったものとは何か。バトルを”演じる”自分を作りだせるスイッチだと思います。ホップとビートの共通点としてパーティメンバーの入れ替えがあります。そしてホップはウールーを手持ちに戻すけれど、ビートはユニランやゴチムを手持ちには戻さない。クチートのことを考えると、この二匹は引退したポプラに預けているのかも。
フェアリータイプの新しいジムリーダーとして、70年もの間ジムリーダーを務めあげたポプラの後継者として、自分がどういう立場でどういう振る舞いをどういうバトルを大衆から求められているかを、彼は理解しています。そして、それを演じる覚悟があった。
余談ですが、ビートはホップの再起点になるのに、ホップはビートの再起点にならないところも好きです。この二人、程よい友人関係築けると思うんだよな。

あと思ったのは、ポプラを保護者として頼ることはあっても依存することは絶対にないだろうと感じます。
ローズに認識されていなかったことを、彼はローズからジムチャレンジの資格剥奪される前からわかっているんですよね。ローズが自分の大して都合の悪い振る舞いをすると、一度思考停止させてなかったことにしてから会話再会をする。そうしなければビートは生きてはいけなかったから、ビートの世界にはローズとローズの傍にいるオリーヴしかいなかったから。
でもそこから追い出されて、自分はローズが世界に居なくても生きていけることを知って、世界にはもっと人がいることを知って、だからこそ資格剥奪後のビートは他人に依存することはしない。
加えて言うとローズを恨んでいることも絶対にないです。資格剥奪の時もビートは「ローズの評価が下がること」を気にしているんですよね、自分はローズに選ばれた立場なのでその自分の一挙一動がローズの評価に通じていると思っているんです。
結局ポプラに拾われてビートは現実を知ります。けれど、確かにローズの世界にビートはいなかったしビートの世界にローズは不可欠だったわけではないけれど、ビートの自我が産声を上げるためにはローズと出会うことが必要だったので。その点に対するローズへの感謝はビートはポプラに拾われたからこそ忘れないし、だからこそポプラに対しても感謝こそすれど依存はしません。ポプラも望んでいないでしょう。
ビートにとってこの旅は、一人で生きていくために自分の脚で立つ自覚をする物語なのだと感じました。

●マリィ

いやぁ~ん、方言女子ぃ~♡

今作はライバルポジションのキャラが多いですね。その中で唯一の女の子であるマリィはヒロインも担っています。リーリエと違うのはやはりライバル兼ヒロインだということですね。
地元活性化させたいという願いの元ジムチャレンジをしている彼女は、結構勝気さんです。かわいい。個人的にはジムリーダー就任後も虎視眈々とチャンピオンの座を狙っているのが好きです、でもコスチュームちょっと過激だと思います嫌いじゃないけどな!

ホップやビートと違い劇的な成長をするというわけではありませんが、この旅で彼女が一番変わったのは”兄への見方”だと思います。兄の偉大さというか、してきた努力を改めて感じたというか。その兄の後を継ぐ決意を固める物語でもあったのかな、と思います。というより、外(ガラル)を知る物語だったのかな。
町1つ背負う覚悟って、相当ですよね。加えて今作はどうしてもダイマックスありきのバトルの試合があってジム収益を得て街の経済を成り立たせているところは感じるので。

それにしてもマクロコスモスに乗り込むときのマリィの応援パート可愛すぎるだろ、全てスクショに収めたが?

●ジムリーダー

正直二次創作で被害受け過ぎだと思いました。いや、二次創作やっている人、絶対結構な数原作やっていない人いるでしょ。解釈の違いだと言われればそれまでなんですけど、それにしたってとは思ってしまう。

特に被害を受け過ぎなのが、ルリナとキバナ。
ルリナは確かに負けず嫌いだけれども自分の負けは認めるしおしとやかなお姉さんだし、キバナはバトルに対しても知識を得ることに対しても真面目な人です。
余談ですが今作ネズ最推しです。権力に楯突く時に隣にいてくれるんやで? あんなんすき。手持ちに入れたタチフサグマの名前がクリップなんですけど、これ多分名前つけた時の私、クリップと安全ピンごちゃ混ぜになってたな……。

あと思ったのは、副業? というかジムリーダー以外の仕事も持っている人が今作は特に多いですね。ジムリーダー業務だけっぽいカブさんやキバナ(インフルエンサーだけどモデルとかはしていなさそう、スポンサーに頼まれたら流石にそれはするのかな)は、その分だけバトルに魅入られている感が強いですね。ジムリーダーとは少し違うけれどダンデも。

●ダンデ

非常に強欲な人だと感じました、本気でガラルのみんなを強くしたいし、強くした上でその全てに打ち勝ちたい。そしてそれが自分にはできると確信している、強欲だよ。いや君ならできるだろうけど。チャンピオン戦は何とか一発で勝てたけど、チャンピオン後のタワーで何回も負けました。ジャッジ機能解放できないんじゃないかと思って焦った。

チャンピオンの時は最後の一匹までダイマックスさせませんが、その後は普通にバトルの最中にダイマックス使うし、ダイマックス中に引っ込めることも普通に戦略の一つとしてします。パフォーマンスをする必要がなくなったから、搦め手とかも使えるように自分の中で解禁したのかな、と思います。チャンピオンが搦め手使ったら卑怯だってSNSとかで叩かれそうじゃない? 自分の中で勝手に封印していたのではないかと勝手に思っています。
あとチャンピオン戦のBGMね。掛け声含めてどちゃくそに規則正しいんですよ、軍隊かなってくらい。実際彼は自分自身に厳しいルールを課していてその上で勝者に立ち続けていているのだから、その表れのBGMなのだと思います。

●ローズ

彼を地下で追い詰めたところのセリフやムゲンダイナの形状・それから地方の元ネタ的に、聖ゲオルギウスの竜退治を元にしているのかな、と思いました。しかしそう考えるとローズはダンデを殉教者として殺すことも良しとしていたことになりますが、まあいくらチャンピオンのダンデといえど特別扱いしてガラルの平和を捨てるような真似(少なくともローズにとっては)はローズには選択肢としてまず存在しなかったと思います。

また、ビートのことは認識していなかったと思っています。そんな子もいたっけな、くらい。
ビートのジムチャレンジ権剥奪のところでビートのことを説明していますが、説明し過ぎているんです。そもそも事前でビートに話しかけられた時に覚えていないし。
あのシーンは他のシーンではしていないほどに理性的な説明口調、どちらかといえばオリーヴの口調です。だからあのシーンのビートの説明は、事前にビートのことをオリーヴがローズに説明していて、それをそのまま言っているシーンです。

悪い人では決してない。純粋過ぎた感じ。ただただ純粋にガラルのことを考えていた。『ガラルのこと』というでっかいことを考えていれば、そりゃ他のことが彼の頭の中に入る余地はないんだよな。
ビートに言ったことや言動などから、個人的には幼少期に虐待の経験があったか、或いは片親家族の可能性があるのではないかと思っています。実際どうなんだろ、神のみぞ知る。公式のみぞ知る。

●オリーヴ

め~っちゃ好み、かわいい。
彼女は自分のことをだめな子だと認識しており、”美しくて強い『女』”に進化したかったのだと思います。手持ちが、ユキメノコ・アマージョ・エンニュート・ミロカロス・ダストダスですが、うち三匹がメス個体しか存在しないポケモンです。全体的に進化前とは雰囲気ががらりと変わる子が多いし、まさしくイメチェンしたって感じの面子。
ダストダスに対してキョダイマックスさせるときに、祈るように縋るようにボールを抱きしめるところで落ちました。彼女にとってローズが神様だとすると、ダストダスは鏡なのだと思います。努力をしてきている彼女を一番映し出しているダストダス、努力してきている過程も結果も映し出しているダストダス。

クリア後ではローズの代わりに社会奉仕をしていますが、本当にローズのことを慕っていたんだなあ、という気持ちと、イメチェンに対して多少なりとも無理はしていたんだろうなあ、という気持ちになりました。好きだ……。

オリーヴのリーグカードないってマジ? キレそうだわ!!

今作の最終的な手持ちは、インテレオン・バイウール―・タチフサグマ・ドラパルト・デスバーン・サニゴーンでした。サニゴーンとポットデスでずーっと迷っていた。バイウール―はハンドルネーム的に外せませんでした。タチフサグマ? 最推しで察してください。
ポケモン熱が高まってぬいぐるみとか買ってしまっています。割と入れ替わりが激しいんですね、欲しいなって思ったのが既に生産終了とかあって辛い。

エクスパンションパスは今までのマイナーチェンジの代わりかなって思っています。完全商法よりかは個人的に好き。とりあえず来るまでは頑張ってキョダイマックスの子たちや色違いの子を捕まえられたらいいなと思います。

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ポケットモンスター シールド 感想

FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

1週目の王国感想はこちら。 2周目の同盟感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら

※息をするようなネタバレ。

このルートも帝国ルートも、エーデルガルトと再会するところから始まり、レアを倒す終わり方をします。因果応報の文字が頭をよぎりました。どちらも根本にあるのは家族への想いってのは変わらないんですけどね。変わらないからこそか。

エーデルガルトとヒューベルトがいてもいなくても、クラス全体仲の良さみたいなのは変わらないのが、当人たちはそうは思わないかもだけど、二人はあくまでもクラスの中では次期皇帝とかその従者とか関係なくてただのクラスの一員であったんだな、という感じがして好きです。人によっては皮肉に映るだろうけれども。
個人的にはベルナデッタがこのルートではひきこもりを続けていたのに、エーデルガルト撃破後に外に出たのに笑ってしまったけれど、ベルナデッタを変えるのはどちらのルートでもエーデルガルトなんかなあ、とも言えるのかなと思いました。

教会としては、恐らく初めてレア(というかセイロス)の手を離れたこととなるので、これを機に在り方が変わっていくのかなと思いました。というか俺は変えていくからな。

●主人公

このルートでは明確に頂点に君臨している主人公。君臨しているというか、させられているというか。教会ルートと帝国ルートの真意や意義は正反対なのに根本的なところはそっくりというのが本当……皮肉……うまいことできているぜ……。
笑顔でノリ突っ込みする場面なんかもあって。考えてみればソティスとの初対面の時もおちゃらけた選択肢があったり、元から顔に出ないだけで結構ノリのいい性格なのかなと思います。

教会ペアエンドはシャミアとにしました。なんか気が付いたら出来上がっていた恋人達って感じだった、何なら戦時中にやることやってそう。でも告白とかはしていなさそう。それにしてもシャミアが頼れる王妃過ぎて笑ってしまった。暗殺などを主流としていて陰にいることを徹していた彼女が、王になった自分の隣に立ってくれているってだけでもう愛おしさがやばい。

●レア

正直な話をすると苦手。なんだろう、気持ちも行動理由もわかるし共感しないでもないのだけれど、どうしても苦手と感じてしまった。多分、レアの存在や行動であまりにもフォドラの歴史や他のキャラに被害がありすぎているのに、本人はそれを認識できないから責められる理由がわからない、って感じがするところが苦手なのだと思います。レアのそういうところが好きな方には申し訳ないけれど。

どのルートでも結局彼女は全てを語らない。教会でも同盟でも、それぞれで語ってそれぞれで語らない部分があるんですよね。どっちも説明しきれていないし。
個人的には同盟ルートで救出後、クロードにいろいろ尋ねられた時にはぐらかそうとする際に声色が変わる瞬間が「ああ、この人はずっとこうやって生きてきたんだな」と感じて何とも言えなくなって涙しました。セテスとも一時期離れていたっぽいし、レアが心から信用していて何もかも打ち明けることができる存在はいないのだろうなあ。ソティスも人の子を慈しんでいるから、仮にレアの目論見通りに復活させられたとしても、レアの所業を聞いたら激怒なんてレベルじゃないだろうからレアは話さないだろうし。
風花雪月の途中でエコーズをやっていたこともあって、シリーズでも良く使用されるテーマである、長い時を生きた竜族の狂気を表しているキャラであるとも言えるのかな、と感じました。彼女は長く生き過ぎたのだと思います。長い間独りだった代償なのだと思います。長く母親以外のものを見なかった代償なのだと思います。

帝国ルートではセイロスの名を戻しますが、同時にレアが持っていた理性も切り捨てた感じ。最終戦でツィリルやカトリーヌが死んでいくことに対してレアが何も言わないのが、ああもう何もかも見えなくなったんだな、と感じて苦しかった。
あと名前繋がりですが、セイロスやレア以外にも多分名前あるのだろうな。歴代の大司教は多分歴代全員が、名前変えて補佐役やら枢機卿やらと協力していろいろと誤魔化してきたセイロスなんだろうと思います。

●マヌエラ

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

自分の脚で立っていたい、という彼女が非常に魅力的でした。セイロス教を信仰している上でこの発言は好きって感情しか浮かばなくなってしまう。マヌエラのことがとても好きになった支援会話がエーデルガルトとの支援会話なので、もうなんか全プレイヤー見て欲しい。
歌姫の彼女も医者の彼女も教師の彼女も、全て彼女の努力で手に入れたもので、そしてそのことを彼女は理解しています。誇りにしています。しかしこう書くと才色兼備にもほどがあるな。
心の支えに女神を置いているのは確かだけれども、何よりも輝いているのはマヌエラ本人。だからこそ生徒たちとの支援会話は最初から慕われているものが多いのかな、と感じました。
あと結婚できないネタが正直不思議すぎる、片付けできないことを差し引いてもおつりが余裕で来る良い女なんだが? それはそれとして片付けできないのも好き。相手に対しても自分に対しても理想が高いところはあるかもしれない。

支援会話の内容から、幼少期に中央教会を訪れていることと若いうちから歌姫をしていた(することを周りが許容していた)ことを考えると、中流階級か或いは家が没落した元上流階級あたりの出身なのかなと思います。貴族嫌いは歌姫時代から来ていそう。フレンとの支援会話で汚いこともした、という彼女ですが、それでも自力で立ち続けた強い女。支援者がいなくパトロンも自力で捕まえたという事実を考えると、没落貴族の可能性の方が高そうかなあ。

ペアエンドは、同盟は独身、帝国はドロテア、教会はセテスとでした。独身エンドで学校を開くマヌエラが素敵で、アッて声が出てしまった。敵対した王国ルートを見る限り、教育者として一本芯がある感じ。ドロテアを拾ったあたりから教師としての道を考え始めていたのかな。
セテスとの支援会話は、純粋な恋をする女をしているマヌエラがかわいかったです。歌姫時代のパトロンとの駆け引きとかではなく、そういうのを抜きにした純粋な恋。大人の恋ではあるけれど。すぐに結婚しない辺りがセテスらしいなと思いました、あいつ絶対傍離れられるまで自分の気持ちに気が付かなかったパターン。マヌエラは姿が変わらないセテスのことを不思議がりそうだけれども、セテスから打ち明けるまで深堀しないで話してくれるのを待っていそう。薄く微笑みながらおばあちゃんになってしまったわ、ていうマヌエラをセテスは笑みを深くしていつまでも美しいままさって言うんだ、俺は知っているんだ……(幻覚)。
独身にしろセテスとのペアエンドにしろ、学校を自分で開いています。直前に大きな戦争があったことを考慮すると戦争孤児を引き取ってそのまま学校を開いている感じだと思われる、ドロテアという孤児を拾い上げたのも彼女だし慈しみに溢れるキャラだとつくづく感じます。苗字のカザグランダはスペイン語などで「大きな家」という意味なので(西語だとカサグランダって読むけれど、多分伊語や葡語あたりではカザグランダ読みだと思われる)、彼女は沢山の子供たちにとっての帰れる場所になる道を選んだのだと思います。そう考えるとドロテアもマヌエラの生き方にだいぶ影響与えているな。

●ハンネマン

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

個人的に、亡くなった大切な兄弟がいる(あるいは亡くすキャラ)が刺さってしまうので、もう好きだった……。それまで多少の疑問は抱えつつも設備が整っていることなどから紋章の研究をしたい自分の欲を優先して帝国に留まっていたハンネマンが、妹の死で速攻それらを全て捨ててしまうのがもう好き。帝国の中でも結構な上流階級っぽいので、もしかしたら妹以外にも本来は兄弟姉妹がいたけれど、無事に大きくなったのは自分たち二人だけだったということもあるかもしれない。
純粋に妹を想う優しい兄が、その妹の死を無意味じゃないものにさせたい一心から紋章の力を無くす研究を始めて、たとえそれが周りの人間に自分を誤解されることであっても研究に没頭している。そんな人でした。

一週目の王国ルートの時に「アランデル公怪しすぎるだろ……」と思っていたのを、二週目から合流したハンネマンが「アランデル公が怪しいと思うが、どうかね?」みたいなこと言ってきて「わ、わかる~~~~!!!!」ってなり、もう信用しかなかった。

ペアエンドは、同盟はリシテア、帝国はエーデルガルト、教会は独身でした。生徒と見事にくっつきおって(人のことを言えない)。
マヌエラとくっつけたいなーと頑張った時もあるのですが、このゲーム基本戦闘出陣するのは生徒中心になるし、生徒以外同士でくっつけるの結構きつくないですか?

●セテス

今作の子安さん枠。最初は正直「どうせ敵やろ!」と思っていたのですが、レアの方が怪しすぎて相対的に「味方ちゃうやろうか……」ってなるのが早すぎた。なんなら教員生活一月目くらいで既に味方認識してしまった。
このルートでは狂言回しを担っていた彼。
身内に甘い人なんだな、と感じました。身内があまりにも残っていなさすぎるからっていうのはあるかもしれない。寄り添い身内を守る希少種みたいな。
フレンに対するのは言わずもがなだけど、レアに対しても。禁忌に手を染めたレアを許したり。帝国ルートで初めて敵対する時に、「レアを裏切ったな! 悲しませたな!」みたいな台詞なんですよね。いつもの彼ならばあそこは、「教会に仇名すなど!」みたいなことを言ったりだとか、レア呼びではなく大司教と呼ぶべき場面なんですよ。1部の時点で「レア」と「大司教」を使い分けていて、フレンのことを除けば公私混同しない彼が、多分唯一公私混同しているのがここだと思います。

ペアエンドは、王国だとフレン、同盟だとヒルダ、教会だとマヌエラとでした。
フレン独身エンドを見る限り、基本的に最終的には表舞台を離れてフレンと過ごすのかなと思います。あとイングリットとの支援会話で「私のイングリット」って言っていて五度見くらいしてしまった。

●フレン

今作のマム枠かと思いきや少し違った。
ソティスの眷属の娘、といういわば第二世代みたいな存在なので、ソティスに直に会ったことはない可能性があると思います。レアより年上なのか年下なのかがいまいちわかってない、年上の姪も普通にありえますからね。ただ、その場合セスリーンの紋章がセスリーン発祥なのが少し腑に落ちない。
平和を愛する子なのですがセテス同様身内に甘い節はあるのかなと思います。禁忌に手を染めているレアに理解を示すけど、多分身内じゃなかったら許していないと思う。

それから思ったことは、フレン、聖廟で寝てますね、恐らくですが。作中でキャラに、フレンがどこで寝ているかわからないと言及されていることで1周目から気にはなっていたんだけど、聖廟で確定でいいのではないかと思います。多分遺体安置目的ではなく、定期的に長期的睡眠を必要としていそうなフレンが安心して休めるために聖廟が作られたんじゃないかな。ついでに天帝の剣も保管しとけ! みたいな。リンハルトのことも考えると、聖セスリーンの紋章はそういう副作用があるのかも。
ストーリーでセテフレが「お兄さまがこんなこと言ったの!」「冗談だと言っただろう!」みたいな会話するところがあって、そこのセテスの焦り具合が、生徒の前でお茶目な一面を暴露されたにしたってそこまで焦る? って1周目から違和感感じていたけど、あれは多分、冗談を生徒の前で話されたことに焦っているのではなく、フレンが出会ってまだ日が浅い主人公に、自分の寝床(ひいては自分の秘密)のヒントに近いことを言ったから、それに焦っているんだな、と。

ペアエンドは、王国はセテス、同盟は独身エンド、教会も独身エンドでした。つまり全部セテスとのペアエンドなんだよ(?)。

●ツィリル

同盟・教会を一緒に過ごしました。

戦争孤児になった後ゴネリル家の使用人になり、そしてそこをレアに拾われた彼ですが、正直彼の真面目さとツィリル-ヒルダの支援会話を見る限り、ホルスト卿に悪い扱いはされていなかったと思うんですよね。レアの従者でもゴネリル家の使用人でもパルミラ人のくせにと陰口をたたく人はいるから、故郷に思い入れがないのならばゴネリル家の使用人でいるほうが彼にとって幸せだった気がしないでもない。

恐らく自分に対して他の人と変わらない扱いをしてくれたレアに対して恩義を感じているのだと思います。ただな~、教育環境整えてもらったとかそういうわけでもないからな~。正直レアに対してあそこまで進行する理由がわからない。ゴネリル家の使用人という立場と扱い変わるか? って考えたら首をかしげてしまう。レアが他の種族に対して無意識の差別をしていないとは考えづらいし。ただそれすらもツィリルは承知の上な気もする、カトリーヌよりもレア信仰が深いので。まとめて言うと、誰かに盲目的になるキャラは個人的に好きなんだけど、その盲目的になる理由が理解できないからキャラに対しても理解できないって感じでした。

ペアエンドは、同盟はシャミア、教会は独身でした。
クロードとは違い、どのペアエンドでもパルミラには戻らずフォドラから出ることはしない。パルミラ人の価値観に対して思うところがあったからレアの傍にいたけれども、教会独身エンドで普通にレアの傍を離れようとしたあたり、レアとの間に何かあったのではないかと思います。最終戦前の会話とか考えると自発的にレアの傍を離れるとは思いにくいので。彼にとっては教会とか女神さまとかは、レアが大切にしているものだから大切なのであって、優先順位はまずレアなので。

●カトリーヌ

教会を一緒に過ごしました。

カトリーヌはスカウト全然しなかったんですけど、その理由がロナート卿の下りで教会・カトリーヌに不信感持っちゃったからなんですよね……。

ただ、敵対する帝国ルートを見て、思っていたよりも理性の人だなと感じました。ツィリルと共にレアに盲目的な印象だったのですが、最後レアの命令で街に火を付けるのをカトリーヌは躊躇う、ツィリルは躊躇わない。教会の方でも生徒を見ていてやれと主人公に言ってくるし。レアのために自分を捨てることを選んだけど、レアのために市民や仲間を捨てることを選ぶのは本当はしたくないキャラ、と感じました。
レアの騎士ではあるけれど血は貰っていなさそうなあたり(助けられた時も介抱されただけで血は貰っていなさそうだし)、割と可哀そうな立場なのかなと感じました。多分反応的に、英雄の遺産の真実とかそういった重要なことは一切知らされていないと思う。

教会ペアエンドはアロイスとでした。カトリーヌが幼少期に培ったであろう審美眼や教養の高さを感じた。元はお嬢様だものねえ。

●アロイス

帝国・教会を一緒に過ごしました。
いや、言い訳させて。王国ルートで影薄くてスカウト忘れていた。同盟ルートは親代わりになってくれるっていうからてっきりセテスみたいに強制加入だと思っていた。

どう考えたってジェラルトや主人公は怪しいしそのことを一番傍で感じているのに、それを受け止めた上で傍に居てくれるのは、おいたん……ってなってしまう。
妻子持ちなこともあってペアエンドは結婚する系のものではないけれど、愛妻家なところを感じて良い。あくまで自分や生徒たちを見守ってくれる保護者なんだと感じました。あまり支援会話見れてないから今度ちゃんと回収するね。

ペアエンドは、帝国は独身、教会はカトリーヌでした。独身エンドでルミール村に移住して村を支えてくれるのが好き。それにしても権力争いとかのどろどろとは無縁の人の性格をしている人なのに、良く団長を務められたなと思います。剣の腕とジェラルトの弟子ということがあるにしろ、出生を気にしている人とかいたと思うんですよね。枢機卿の面々は割とそんな感じが多い気がする。

●シャミア

全ルート一緒に過ごしました。一目ぼれしてしまって気が付いたらスカウトしていました……。

男主人公だと過去の相棒が過去の恋人でもあると明確にわかる描写があって悔しかったです(?)。
カトリーヌとの支援会話の話になりますが、二人とも過去の相棒は異性でかつ先立たれているのが共通点なんですね。だからこそお互いまた手に入れられた相棒を失わないためにも、結婚って話が出てきたのかなあ、て感じがする。あいつとも結婚していたらどうなっていたかな、とお互いに思いながら会話していそうだな、と感じました。相棒と恋仲は別だけど、兼ねても良いし。相棒兼恋人ならば隣に居て良い理由が増えるしな! みたいな考えはあると思う。

傭兵だから、と様々なことを割り切っている彼女ですが、元相棒が死んだ時に一回心が死んだのかな、と感じました。「なんで相棒は死んだのに私は生きているんだろう」みたいな。それをレアに拾われるようにしてセイロス騎士団に雇われて、いろんな人との触れ合いの中で少しずつ生き返ったのかな、と。
初対面でなんか「どこかで会ったことあるか?」みたいなまどマギみたいなことを言ってくる彼女ですが、主人公を元相棒に重ねていたか、レアの密命でジェラルト及び主人公の動向を探っていた過去があるかのどちらかだと思います。いやレアがジェラルトの心臓持ち逃げを黙ってみているとはとても思えないし、何かしらの手は絶対に打ってる。密偵が得意な人間を探していたらシャミアを拾った、というのは可能性が高いと思います。

あと思ったのはポジション的にはシャミアがジョルジュでカトリーヌがアストリアなお助けポジションだと思うんですけど、二人とも普通に頼れるし成長率良いしで困っちゃう。使いまくってしまう。頼れまくってしまう。

ペアエンドは、王国は独身、同盟はツィリル、帝国は独身、教会は主人公とでした。

追加キャラが魅力的なのでアビスもやろうとは思っているのですが、積みゲー沢山あるので後回しにしてしまっている……。あとサイドストーリーと言っておきながら結構物語の核心の話をしていると聞いたので、少し思うところができてしまった……。まあでもISだし、なあ……。

アビス感想がいつになるかわからないので以前少し書いた各クラスの頭いいキャラの話をここで書いてしまおうと思います。
前提として各クラスには2人ずつ、所謂頭のいいキャラ設定が付与されているキャラがいて、それぞれ
赤:ヒューベルト、リンハルト
青:シルヴァン、アネット
黄:クロード、リシテア
だと思ってます。
例えばこの人たちに小難しい方程式を見せた時に、過程すっとばして一目で答えわかるのがリンハルト・シルヴァン、最短の公式展開で答えにたどり着くのがヒューベルト・クロード・リシテア、少し余分な公式展開させるけど答えにたどり着くアネット。
そこから更に、他人(仲良し設定)に過程を尋ねられて、説明できるのがシルヴァン、できないのがリンハルト。というより説明を他人のために言語化できないのがリンハルト。ヒューベルトは「これこれこうだからこの式を使うのですよ…ククク…そこの代入間違っていますよ…」って感じで、クロードは「例えばこの式を使ったらどうなる? そう、その展開で正解。だが、少し惜しいところがあるな、どこだと思う?」みたいな感じ。リシテアは「実践あるのみです! とりあえず説明聞く前に解きましょう! はい、これ!」って感じで山のようなドリルを渡してくる。アネットは説明できる努力家タイプ。
この全員はみんな頭が良いキャラなんですが、みんな方向性が違うのが良いなと思いました。今作本当にキャラ造詣がやばいなと思った要素でした。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

おじいちゃんの記憶を巡る旅(Old Man’s Journey) 感想

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パズルアドベンチャーゲーム。こういう雰囲気好きなんだよな~ってのんびりプレイすることができました。難易度も比較的低めで、道中少し詰まるところがあったけれど、少し見方を変えればクリアすることができたので良し。

崖の上のお家に住むおじいちゃんが、一通のお手紙をもらって旅に出るところからゲームがスタート。絵が主線なくて柔らかい雰囲気。絵本を読んでいる感覚に近いです、物語自体はなかなかヘビーであるけれど。おじいちゃん自身を操作するのではなく、おじいちゃんの行き先を示して歩いてもらう。おじいちゃんがどうして旅に出ることにしたのか、だんだんとわかってきます。

物語的な意外さは正直ないし、パズル自体も言ってしまえば単調ではあるのだけれど、パズルとは関係のないところで反応のある小ネタがあったり、ワンシーンワンシーンが違った方向に美しかったりと、おじいちゃんに寄り添って旅をしている感覚がして好きです。
リラックスしながら出来るゲーム。頭を少し悩ませることはあっても謎が解けなくてイライラすることはないだろうから(おじいちゃんの移動が多少遅いので、後半もしかしたらそれにイライラする可能性はある)、ゆったりしたいときに割とオススメ。ゆったりしたくて比較的短時間で出来そうなゲームに手を伸ばしたのに、わからなくてイライラするとかたまにあるので……。

近年、綺麗なパズルゲーム多くてすごいな〜〜って思います、Steamにも沢山あるんだろうな。いい加減アカウント作るかな。

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おじいちゃんの記憶を巡る旅(Old Man’s Journey) 感想