FINAL FANTASY ⅩⅣ 蛮族クエスト 感想

メインのどこに入れるわけでもないですが、割と力入れて攻略したしストーリーもそれなりにある蛮族クエストの感想をまとめておきたいと思い、記事を独立させました。クリアし次第どんどん追記していきます。
ジョブクエも書けば良かったかな……。でもジョブクエはこっちとは違って、明確な終わりがあるわけじゃなくてどんどん続きが出てくる方式だからな……

●イクサル族

最初にクリアしました。最初に開放した蛮族クエストだからじゃあイクサルからやるかあって手を付けたのですが、イクサルが新生蛮族クエストの中で一番長いって終わり際に知って泣いちゃった。「新生の蛮族クエストとはいえエンドコンテンツ感すごいな~みんなこれを複数クリアしているのか凄いな~」とは思っていたんですよ……

「空を飛ぶ」というものはいつだって、自由の象徴であこがれだよなあと思います。絵本チョコボシリーズのラグナロクと12RWのリュドを思い出していた。どちらもクリアしています(12未クリアなのに!?)。絵本チョコボのソフトがどこかに行ったの、マジであたい許せへん。

どちらの種族も互いに対して偏見を抱いていて、その壁を飛空艇という共通の夢をもって、少しずつ取り除いていく感じ。種族だけではなく親子の壁も取っ払ってくれるのが地味にイイ。行動で示すところが親子ですね。
余談ですがクリアした日、なぜかイクサルやっている人が大量にいて笑っちゃった。いつもそんなにいないじゃん……。
後半にドラゴンヘッドに行くことになるので、デイリーの度にオルシュファンに会いに行ってからデイリーしていました。

6大好きだから、パパさんの船がブラックジャック号でもう手を叩いて喜んじゃったよね。言ったろう? 世界最速の船だって。

●アルマジャ族

「石炭をば早や積み果てつ。」有名な森鴎外「舞姫」の最初の一文です。

幼少期に父親が持っていた漫画「舞姫 まんがで読破」を読んで、終盤のエリスがトラウマになりました。今読むと多分大したことないとは思うのですが、「狂女が人形を赤子と認識して抱いている。赤子は死んでいる、あるいは生きていて成長しているのに」みたいなシチュエーションが、リアル身内の関係も併せて怖くなったのかなあ、と。
幼少期のトラウマなものですから、今でも少し、苦手というか怖いというか弱いというか、そんな感じです。

前置きが長くなりましたが、アルマジャ族の最後の部分そんな感じになりました。ザゴズ・テー、許せねえ……ルーンの代わりに俺が殺す……となってたらハムジの親父が仕留めてくれた。
決着が着くまでは手を出さず、相手が汚いことをした時に手を出す。そのうえで「掟ではあるし手を出すなとも自分で言ったけれど、それでも我が子可愛さが勝った。未熟だな」って言う父親を見て、母親に守ってもらったこと・今でも母親はルーンを守ろうとしていることを受け止め、父と母の愛を受け止めて涙を流す彼女が愛おしかったです。その後素顔を見せてくれたことも、かわいいやん。

●サハギン族

イクサルとアルマジャの後にやれてよかったなと思いました。異種族交流を強く描いたイクサルと、家族と復讐をテーマにしたアルマジャの、両方のテーマをどちらも併せ持った感じ。
「お前個人は憎くなくとも、本当はお前の種族は憎い。それはそれとして復讐の連鎖は断ち切らなければならない」とノォヴの親父が俺にちゃんと面と向かって言ってくれるのにしびれました。
そしてその異種族の交流を、親である、子どもを想う気持ちに種族は関係ないという、王道だけれども大切な気持ちで乗り越えていく。いや、本当は乗り越えられてはいないんだろうな。生き残った子どもたちが支えてくれているだけで。

あと、ここからデイリーミッションにFateが出始めて「本性表してきたわね……」となりました。前2つでは遭遇しなかったので……アルマジャで運が良かっただけ?

●コボルド族

ヒルディブランド(ギャグのノリ)が始まったかと思った。いや、蛮族クエストの全部が全部重い話されても胃もたれするだろうけれど、そ、それにしたって……お前ら……!
いうて話の中身は、学校のカーストに近いので、軽くはないのですけれども。いかんせんストーリーでガ・ブとアリゼーのやりとりを見ているため、「お前ら~~~!?」という気持ちが先に来てしまう。これ先に蛮族クエストやっていたら、ガ・ブのところでどんな気持ちになったんだろう。

最終的に他人(女)のためじゃなくて俺のためだが~~~!? って啖呵切ったのが良かったです。ブスは言い過ぎだけれども、多分ビ・ビもビ・ビで、「ダメな幼馴染を支える、優秀で健気な私」に酔っていた感じはまあある。ギ・グもうすうす思っていたんじゃないかな。
「落ちこぼれの英雄」ってアチブ名も好き、「後味はええし、まあええか……」って気持ちになる。なった。
スケートスィスがダメな男に捕まらないかだけが心配です。

●シルフ族

シルフは結構早くから解放していた(最初に開けたイクサルの、次かその次くらい)のですが、ノラクシアをどうしても思い出してしまい、後手に回っていました。俺のふっち……
それはそれとして、やり始めたら、面倒くさい運搬クエが多すぎて後手に回っていました。ぎりぎりの時間設定のものが多すぎへん!? コボルトはまだ余裕あったよ!? 新生の時点でこれをクリアできた人たちは凄いよ……

話の核は御子ちゃま(メシア)なのですが、直後にやったエクストラでは他の子どもたちも描写されるなど、次世代を守ろうというお話しでした。比較的ギャグテイストではあるのですが、コボルドに比べればまあ……
お友達を育て直すクエストが地味に怖い。シルフ族は妖精の一種扱いで良いのでしょうかね?

ヴォイスのチョコボもおもろで、なんでだませるねんと言わんばかりにヒカセンが困惑していたのがおもろでした。だませりゃなんだってええねん!

●新生エクストラ

全体的に、年若い蛮族たちがとらわれて、それを長たちが取り戻しに行くのが、姿かたちは違えど親が子を守るって良いなあと思いました。コボルド? 知らん!!
ノォヴの親父が、俺のことを子どもだと言ってくれるのとかすごい好きでした。任せてよ親父!
あと、ノォヴとセズルの組み合わせ、まじで良い。ハムジの親父のみならず、長ちゃまも結構な武闘派。ニチアサちっくな登場、ギ・グの爆弾オチも相まって「なんかようわからんけれどええな……」って気持ちになりました。大変だけどちまちまやってきてよかった~!

ナザがパンツ姿のシーン、自機も女の子なので、女の子3人でいったからちょっと、絵面が凄いことに……なった…………ヒルディと同じ人が書いていたりします?

なんか純粋に慕われるのがくすぐったかったんだけど嬉しかった。虫苦手なのですが、もう本当可愛いの。
私は「普通」って言葉が本当に苦手でいろいろ悩んだ時期もあって、結局自分を殺して周りに合わせることはやめました。それでいろいろ苦労することもありますが、自分を殺すより良いと思っています。
で、グナース族たちも自己アイデンティティの確立・それをお互いに尊重して守るための戦いの物語に見えました。物語としてもかなり好きです。
あと個人的にはイディルシャイアのゴブたちと絡むのも良かった。可愛い顔していてそれを忘れちゃうのかな……ってなっているところ、地味に好き。

始めるまでがちょっと……面倒……!! 求ム、改善……!!

やりながらイゼルに想いを馳せていました。舞台が舞台だったことや、イゼルがモーグリたち好きだったので、つい。「イゼルがやったことは無駄じゃなかったんだよ」みたいな気持ちで自機はモーグリたちに指導していた……という脳内設定にしました。ぽんぽんむしるぞとか言っているのは見て見ぬ振りします!
NPCたちがダンス踊り始めたムービーで笑いながらじーんときちゃったし、その後にドラゴンたちが人間のもぐもぐダンスを見てのほほんとして、そのドラゴンの下でモーグリ族がねんねしているのにじーんときました。見ているかイゼル……
グナースに続いてですが、オヤカタって慕われるのも嬉しいですね。必要日数がめっちゃかかるのは全然嬉しくないですね。

タレソンのじいちゃま、ほんまにゼーメル家か!?!? ってなる、なった。

個人的にクポたちよりもよほど毟ってやろうかと思った。
地形のせいはあるとは多分にあると思うのですが、それを抜きにしたって「妹に面倒くさいことをすべて押し付けて、自分は周りに指摘される問題点を改善しない、無意識に周りを見下している兄」ってのが、本当……毟りたかった…………あと戦闘面で頼り切りだったのに、踊りも結局俺が口火を切るんかいって気持ちになっちゃったので……まあエクストラで駆けつけてくれたのは、熱かったから良いけどさ……
リヌバリを始めとした表現は好きです。というかリヌバヌ以外はそこまで嫌いではなく……リヌバヌアンチか?

新生エクストラは蛮族同士の偏見描写がほぼなかったと思うのですが、蒼天はそのあたりも描かれていてかつわかりあっていく段階も描かれていて良かったです。踊りに帰結するのが良いね。
また、オル・ディーやグリンブルスティといった、竜が絡んでくるのも個人的には嬉しかったです。蒼天の異種族といえば竜ですもんね。蛮族クエストでは出てこなくとも、エクストラでがっつり絡んできてくれてうれしかった。

あとは、魔大陸にモーグリと一緒に行けたのが6好きとしては嬉しかったです。

正直アナンタすっごい好みなので、蛮族クエストがあったのすごくうれしかったです。

蛮族というよりも、種族問わないはぐれものたちの集まりという感じ。そんな人たちが無邪気で真っすぐなアルパの元で、のびのびとしながらもアルパを支えようって団結している感じ。オルミンも多分、序盤のアルパ補佐は実質的な左遷だったり、お得意様メ・ナーゴのあれこれをふまえると、地元では結構「はぐれ」に相当したんじゃないかなあ、と思っています。
メ・ゼト・ティア出てきたの嬉しかった。オルミンに認められるまで頑張りな! 師匠は応援しているよ!

あとこれはアナンタに限らずなのですが、紅蓮蛮族から目に見えてやりやすくなったな……って思いました。

コウジン族は名前からもわかる通り、想いがものに宿る付喪神の考え方を持っています。物事の考え方も基本的に長ロングスパンで、なんか「この長生きする友人たちの転機になれたのかな」みたいな、俺が死んだ後でも世界見守ってくれるんだろうな、みたいな気持ちがありました。自機ヒカセンはアウラとヒューランのハーフで長生きできないという妄想があるので……(!?)。いや俺の妄想を除いてもアウラは長生きで着なさそうじゃん?

そんなコウジン族たちが姐さんって慕ってくれるのがなんかうれしかったです。いわんやヴィエラ雌ヒカセンでも、コウジン族より年下だろうにね。

ナマズオ族蛮族クエストがあるのは知っていたのですが、てっきりユヅカ代官屋敷のナマズオたちだと思っていたので少しびっくりしました。確かにそこのテレポ、なんのためにあるんだろうとは思っていたけれど……!!

ゼラがいっぱい出てくれるの、ま~じで嬉しい。うはうはクエストでした。シリナちゃんがなかなか健啖家っぽいのが個人的にヒットしました、cute。ゼラたちはそもそもがいろんな生き方をしているので、ナマズが増えたくらいで動じないのがまた蛮族感がしていいですね。

マウントかわいいね。金ぴかマウントのお値段はかわいくないね……

八百比丘尼、好きなんですよね。その話題が出てくれて外人四コマみたいになった。カゲヤマの悪っぷりはもうクガネ内でも周知の事実になりつつあると思うのですが(「悪党成敗 クガネ城」とか紅蓮ヒルディ(途中ですが)とかクリコンのステージとか)、いい加減打首になったり永牢になったりしないんですかね。実はクガネ奉行も腐っていて、「悪党成敗 クガネ城」は二人の茶番(要人から金が得たいやつ)だったりするんじゃないか。

俺はサメ映画に寡聞にして知らないのですが、それでもサメ落ち笑えるんだから、サメ落ちってすげえよ。

●ピクシー族

違うんだってフェオちゃん!! これには深い理由があるんだって!! 浮気じゃないって!!!!

クエストが漏れなく薄ら怖い感じ。妖精図鑑とか大好きなので、「まあ~妖精ってこういう存在だよな~」という感覚がして正直好きでした。ビーバーは何?
改めてみると、ピクシー族結構大きいなと思います。この大きさの妖精にいたずらされるの、割と怖いな……でも、価値観が違うながらも子どもたちのために奔走し(時には翻弄し)、そして大好きだったあの子の面影を宿す彼女をぶん殴ってお友だちからまた始めるという、良質な妖精百合(妖精百合?)を浴びました。ゴールデンビーバーは何?

●キタリ族

ストーリーを少し変えられるのが面白かったです。子どもの無邪気な意見はちょっと夢を見すぎていると年月を重ねた大人は思うのですが、しかしそれでいて救われるのもまた事実なんだよな……
漆黒蛮族の中でも、特に多種族交流が見れるのがこちらのキタリ族。ヴィースも含め、全体的に若い世代が中心となり、それを見守り支える大人世代という感じで、閉鎖的で他の部落とのかかわりが薄かったラケティカの森も、「同じ森の仲間」としてどんどん交流を深めていくのだろうなあと明るい未来を感じさせました。森から出ていく人がいてそれがまた肯定的に書かれているところも良い。開かれた未来に向かっていけ。

●ドワーフ族

ラリホー! 4も数少ないクリアしているタイトルで、蛮族クエストが始まったときはすごいテンションが上がりました。ただ開始の仕方がいまいちわからなくて少し放置してしまった……
ユニーク枠なんですけれど、人間を巻き込んで「うぉ~~~! やるぞ~~~~~!」とがむしゃらに進んでいく姿は見ていて気持ちが良いです。というかあの世界で前に進もうとする姿が本当に気持ちが良い。創造&破壊なのもいい。

でも同時進行しているニーアの方のドワーフたちがアレすぎた。おい、あんなドワーフの風上にも置けないやつら、親方たち以外今すぐ滅ぼしてしまえ。影の英雄譚進めていると、こっちもこっちで割とアレっぽい可能性があるんだよな、ワッツたちへの対応もちとアレだし……伝統と言ってしまえば聞こえは良いけれど、それで全て許されるなと思うなよ…………

●ミーン工芸工房・影の英雄譚(4使徒)

人間も蛮族みたいなものだしここでいいや(暴言)。
ミーン工芸工房の〆クエストで夜を怖がる子どもたちに、大人たちがそれぞれが考えるそれぞれの方法で「怖くないよ」ってするの、とても良かったです。そらいきなり闇が訪れたら怖いよな……そういやミコッテとかルガディンって夜目利くんかな。
「影の英雄譚」が外にベクトルが向いたお話だとすると、ミーン工芸工房は内にベクトルが向いたお話でした。FF14に出てくる職人たちは逞しくて浴びていると健康に良い。道のりは長いですが達成感があったクエストでした。カットリス姐さん、イイ女だぁ……アラグったらまーた活躍してんねぇ!

「影の英雄譚」をクリアしてから5.0以降に行きてぇな~って思いながら必死こいて(タンヒラに漆黒はいるまで本当に触れていなかったので……タンク本当にわからない)進めていたら、やはりというべきか、やっていたための差分があって嬉しかったです。
どれも良いお話でした。どのキャラも理由は異なれど故郷から離れるのですが(サイエラも含めて)、「うお~! 俺たちの明日はこれからだぜっ!」という感じで、みんなさっぱりしているのが良い。サイエラに関しては吹っ切れているとも言えるかもしれない。
あと今を生きるのでいっぱいいっぱいだった人たちが、過去の想いも大切にしたいよね、ってなるのも良かったです。過去を捨てず、かと言って未来から目を逸らさず。「影の英雄譚」は総じてそのあたりの塩梅が上手だと感じました。ヒカセン相棒作りすぎ問題はそれはそう。

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コーヒートーク(COFFEE TALK) 感想

公式サイトはこちら

心と心をかよわせる、一杯のコーヒーからはじまるストーリー

深夜のみ営業する喫茶店「コーヒートーク」のマスター兼バリスタとして、お店を訪れる様々な来訪者に飲み物を提供し、時に雑談を、時に人生相談を受けながら、世界の片隅で生きていく。そんなゲームです。

制作中に「VA-11 Hall-A」のクリエイターからアドバイスを受けたこともあるそうで。「VA-11 Hall-A」フォロワーゲーム? ライクゲーム? というやつですね。「VA-11 Hall-A」の感想はこちら

しかし似ているようで、操作感も物語も世界観も割と違います。お酒か喫茶店かの違いに伴うように。
「VA-11 Hall-A」と違い最初からレシピはわからないので(一度作成/提供までしないとアンロックされない)、そこは少し難しいです。あと「VA-11 Hall-A」は材料が順不同だったのに対して、「Coffee Talk」では順番が大事になっており、同じ材料でも入れる順番によって違うドリンクが出来上がります。少し難しいところ。
また、レシピにそもそも存在しないドリンクも、客から求められるし、求められる以上は作ることができるので、そこも少し難しいかな。話の作り上2週した方が良いとは思うので、1週目は何も見ずに気ままに、2週目に何かしらを見ながらプレイしても良いのではないでしょうか。のんびりとね!

本格的なバリスタではありませんが、喫茶店でバイトしていたことがあるので、その時を思い出しながらラテアートしていました。コツはミルクの泡のキメを細かくすることとミルクを注ぐ角度です。言わずもがな温度管理も大切です。まあ、本作はミルクをフォームしないんだけどね! 現実世界のラテアートより難しかったぞ。

episode2開発中に作者であるモハメド氏が若くして亡くなってしまうなどの不幸がありましたが、ありがたいことに開発は続くようです。寄付セールしていましたが、2の売り上げも一部、遺族に寄付されると良いな。ぜひ発売されたタイミングで購入したいと思います。

以下、ネタバレあり感想。

●フレイヤ

パケ絵と実際の彼女とを見比べると、なんか違和感というか別人に見えるよね。なんでだろう。実際の方が微妙にボーイッシュというか刈上げのように見えるのですけれども、でも「フレイヤ」らしいのは実際の方と思います。

さっぱりとして気持ちが良いキャラ。最初はハイテンションに驚いてしまうのですが、人を傷付けない前向きさ。時折突拍子もないことを言いだしますが、フレイヤだから許せちゃう。「主人公」の項目でも語りますが、否定しないからだろうな。驚いても「うんうんそういうのもあるよね」っていう方向に持って行く子というか。
「VA-11 Hall-A」でいうドロシーみたいな感じかな~。はちゃめちゃに好き! って感じではないんですけれど、しみじみと「好きだな……」ってなるキャラです。

●ガラ・ハイド

半世紀の仲だけあって、互いのことをわかっている。多少毒づいたりわがままを言い合えるように関係で、それを互いに許容できる関係。
いやまじで、あのハイドがAVの話題を出せて、かつ、ガラにからかわれる、みたいなのが堪らなくイイ。俺がやったら殺されるじゃん……?

ハイドは、ガラのことを恋愛対象として好きだった(あるいは現在好き)時期があると思います。ガラはどうなんだろうな。全てわかっていてあえて友人の距離感を保ち続けているのかもしれないし。案外、ルアとベイリースのことを二人も言えないのかもしれませんね。付き合いが長すぎて関係性を壊してもなあ、みたいな。

●ベイリース・ルア

思っていたよりも、真っ当というか、「普通の大学生」らしい出会い方をしていた二人。最初気にしなかった相手がいつの間にか特別になり、悲劇に酔っているわけでもなく。ロミオとジュリエットだから恋に落ちたのではなくて、ベイリースとルアだったから恋に落ちていた。そこが好きなんですよ。
個人的に気になるというか引っかかるのは、ベイリースがルアと同年代なのか、長寿感覚的な若者なのかがいまいちわからないんだよな。それぞれを匂わす発言が作中であったので……。

出会いは悲劇に酔っていたわけではないけれど、世間さまにロミジュリに見られて、愛し合っているのにずっと苦しんでいた二人。人生の先駆者たちに出会い、種族や価値観の違いに悩みながらも、互いを選ぶことが出来た二人。直面しなくてはいけない問題はまだまだあるけれど、いろんなことに悩みながらも頑張って欲しいな。
個人的にルアが、だって彼のこと好きよ! って感情を爆発させるシーンがとても好きなんですよね。言えたじゃねえか……ってなる。どこ目線?

ルアのルームメイトはマートルとアクアのどっちだろう~。性格的にはマートルの方が合いそう。

●マートル・アクア

マートルは常識人。
マートルは実際にニールと出会い系アプリで会う予定だった子だと思いますが、いざ出会ってみれば思わず他人のふりをする。まあ一般的な反応ですよね。でもニールが困っているのを見て相談に乗ってくれるあたり、優しい子だよねえ。ニールが何だか見ていて放っておけないということもありますが、アクアの人柄(人魚柄)といい、マートルは面倒見が良い。

アクアは物語が進むにつれ、SNSのアイコンがどんどん「自分に自信のある女の子」のものになっていく。これは嫌味でもなんでもなくて、アクアの最初のアイコンに比べて明確に違うんですよ。学会の発表の場という、「素人質問で恐縮ですが……」をされる場所に立っているときの緊張の表情をしている写真(=めちゃくちゃ武装している状態の自分)から、マートルというパートナーとのプリクラのアイコン(=オフの表情をしている自分)に代わる。
パートナーができて「自分の絶対的な味方が(家族以外に)いる」ということが彼女の自信につながり、「オフの自分」も認められたというかというか自分自身で愛せるようになり、だからオフの自分をアイコンにすることができた。
研究者としてのアクアはチームの一員で、だからこそ頑張れるというのもあるのでしょうが、逆に言うと個人の自分には自信が持てなかったのです。グループのアクアにも個人のアクアにも自信が持てるようになった写真でした。奨学金大変だよね、わかるよ……。

●レイチェル・ヘンドリー・ジョルジ

若い娘さんとおっさんたち。

ヘンドリーが少し行き過ぎている感じがして少し不快ではあったのですが、ヘンドリーは業界の闇を知っているし、過去に自分が担当した子たちを守り切れなかった、みたいな後悔の念もあったのではないかな、と思います。ヘンドリーが復帰したならレイチェルも、健全に、少しずつだけど確実に、業界で大きくなっていけるでしょう。

レイチェルは「VA-11 Hall-A」のミキみたいなアイドルキャラなのですが、ミキみたいにぶっとんでいるわけではなく、アイドルということを除けば等身大の女の子なので、いろんなことに悩んでいる。ミキは一見してわからない螺子が外れているからこそ、あそこまで出来るみたいなところはあるので……そこが好きなんだけれども……。

二人のぎこちない距離感を、ジョルジ(とフレイヤ)がうまく繋げてくれるのが良かった。ジョルジ、いいキャラですよね……。ジョルジの話を聞いているうちに、プレイヤーとしても、ヘンドリーとレイチェル両方の気持ちを汲むことが出来て落ち着いてくる。
ヘンドリーにミルク以外を出せばルートがbadEDに分岐するようですが、2週目だろうと俺にはそんなこと出来なかった……。現実世界の犬と猫よ、幸せであれ……悪意に晒されるな……。

●ニール

本作で異邦人である彼は、その価値観の違いから、時としてゲーム内キャラクターたちにとっても異質もプレイヤーである私たちにとっても、なかなかに異質な存在に見えます。そのようにキャラクター化されています。
しかしそのまっすぐさ故というか、登場人物たちの人の良さというか、両方というか。印象に残るキャラで蟻、そしてそれは悪い印象ではない。見ていてほっこりするんですよねえ。

エージェントは何????

●主人公

ニールのスーパーマン計画で生まれた子だと思っています。それがタイムトラベルして生まれる前の過去に来ている。

主人公がニールのスーパーマンだとしたら、ではその場合、父親はニールだとして、母親は誰になるのか、という問題。
フレイヤだと思います。

フレイヤは最初こそ戸惑ってはいますが、ニールのスーパーマン計画に対する偏見が少ない。ひいてはニールに交際(というか子作り)を求められた時も、別に否定はしていないんですよね、カルチャーギャップに驚いてはいるものの。その考え方やありかたを否定していない。

主人公がお金持ちだったのも、フレイヤが将来大作家になったとか,人間に擬態しているニールの医者としての稼ぎとか、そんなんじゃないかなあ。腕っぷしが強いっぽいのもニール譲りな気がシマス。ご都合主義に見せかけてご都合主義じゃなかった。

主人公がタイムトラベルをしているのは、両親が出会う喫茶店を守るため。この喫茶店がなくなると両親が出会った=結ばれたという事実がなくなり、主人公が生まれてこない。ひいてはスーパーマンが誕生してこないということになり、地球が消滅する。で、それを阻止するために主人公はタイムトラベルしているのではないかと思っています。スーパーマンとしてね。
スーパーマンと両親の出会い、どっちが先だったのかは、鶏か卵か問題。というか、最初はバーが潰れていなかったのかも。

「VA-11 Hall-A」と違い、主人公=プレイヤーと見せかけておきながらのこの展開ですので、正直賛否両論はあると思います。個人的にはまあありだと思いました。
2週目が「ぼろ出しまくっていた周回の話を回想する」という会話分岐があったのは面白かったです。うまくいかなかった周回、結構あるんだろうな……。まどマギか?

決定しているEpisode2も楽しみだな~。「N1RV Ann-A」みたいに、正確にいつ来るのかはわかりませんが、何か「N1RV Ann-A」より早く来そうな気がするのはどうしてでしょうね。

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FINAL FANTASY ⅩⅣ 紅蓮のリベレーター 感想

前回(竜詩戦争編)の感想はこちら

賛否両論ちっくなことは聞いていましたが、なるほどな~と納得しました。思っていたより面白かったです。
紅蓮は、というか紅蓮/漆黒は、個人的に楽しみにしていたパッチでもあります。というのも、就活現役のころにスクエニ説明会で見たFF14の動画が(その時まだヒカセンじゃなかったです)、紅蓮と漆黒を混ぜたオリジナルトレーラーだったからです。記憶が確かなら。リセとひろしが修行で殴り合うシーンや、ひろしが何者かに襲われているシーンを非常に覚えており、前者を紅蓮OPで見たときには「これ覚えてる!!」と感動に包まれました。

最初の新生感想でメスラでプレイしているといいましたが、正確に言うとメスラ・ゼラでプレイしています。なのでアジムステップで会話差分などあり、そのあたりが嬉しくてどんどん進めていました。あとFF6を拗らせているので、「ドマ~~!! ドマだ~~~!!」ってなっていました。FF6はイイぞ。

独立運動を手伝うところから始まる紅蓮は、主人公たちがずっと抑圧された側にいるんですよね。蒼天では帝国との関わりが終盤に少しだけだったこともあり、それが顕著なのだと思います。
そこがプレイしていて、シナリオ良いけど苦しさをずっと感じさせて、好きな人と嫌いな人に分かれるのかなあ、と思いました。

◆以下、ネタバレあり感想

紅蓮は全体を通して「多様性」と「自由」ですよね。多様性とはどういうことか、自由とはどういうことか。

アラミゴも、ドマ(というかクガネ)も、アジムステップも、帝国も。数多くの民族が暮らしています。数多くの民族が暮らしているということは、数多くの考え方や慣習、宗教などがあるということです。
FF14はいろんな種族が暮らしている他民族世界ですが、紅蓮ではそのことが弊害になることを改めて感じました。

敵対者が、みるからに侵略者である帝国であった新生とは違い、みるからに異形のものであった竜と対峙する蒼天とは違い(まあ一部元人間なのですが)、自分の同胞をも含んだ「人」と紅蓮は戦っていきます。
そして、戦っているリセやヒエンを、見守り、時には一兵卒として手助けする、そういったポジションとしてヒカセンは「紅蓮のリベレーター」という物語を歩んでいきます。

●リセ

彼女は確実に、物語の中で成長していました。
姉の代わりになろうと姉の真似事をしていた彼女は、リセ自身の生き方を選びました。
抗わないという道を選んでいた同胞に対しての苛立ちは、理解へと変わりました。
彼女にとっての思い出の中にしかなかったアラミゴは、彼女の体験を通して実際に感じたアラミゴへと成長しました。

ただね~、リセの問題点として、自分が言うべき台詞を自分で言わないということがね~……。急成長しないことは、個人的にはどっちでも良いかな。急成長すると蒼天のアルフィノと被るし。

少しだけ4.0~区間の話に触れるのですが、「暴力で国を治めるのは帝国や過去のアラミゴの時と同じだ、だから良くない。暴力以外で国を治めるべき」みたいなことをプレイヤーに話してくれる。そして個人的にはそれはなるほどな、と思いましたし、その信念に基づいて行動しているのはとてもいいと思いました。イイ!

しかしながら、それを自身が治めるべき群衆の前に立つと言えないのはマイナスポイントです。身近な人しか良さがわからない為政者じゃダメなんだよ。

●アリゼー

リセが「姉の真似事」からの脱却を行ったわけですが、アリゼーも「兄のそっくり」からの脱却を行っています。
紅蓮に入る時にタタルから新しい服を貰い、兄妹はそっくり双子の見た目ではなくなりました。東へ出る時にウリエンジェから彼女のために拵えてもらった武器を貰い、戦い方というかロール(DPSとヒーラー)の違いも明確に異なっていきます。

紅蓮中にバハムートを走り切ったこともあって、アリゼーの成長は個人的にかなり感じました。バハムートのアリゼー、めっちゃ成長していない? えらい。
バハムートには双子ならではの演出もあるのですが、そこを除けば、それぞれからの脱却を図り始めている時期で、蒼天ではアルフィノが、紅蓮ではアリゼーが「自分個人」を見つける話なんだなあ。蒼天か紅蓮の間にバハムートはやったほうが良いと思います。バハムートのアルフィノ、イキリフィノ時代なのに結構イイお兄ちゃんしているなって思いました。かわいいねえ……♡

それにしても紅蓮のアリゼーはすげー可愛かった。めっちゃ可愛かった。アリゼーとしても、いろんな人に見守られながら、自分の在り方について模索していたんだろうな。俺のこと好き? 俺もアリゼー好き。
アルフィノは泳げないけどねっ! って言うところ、可愛いが過ぎる……。川の時点でビビりまくっていたから察してはいたよ……。お互いに相手に背伸びした姿を見せたいお年頃なんだろうな。
「アルフィノ! 妹さんを妹にください!」とかずっと言っていました。安心しろ、アルフィノも既に俺の弟だから。

俺とリセとアリゼーの女子会……いつか絶対やろうな……!

●ドマ

ヒエンは漢字だと緋燕かな。シュン坊なので燕は確定、でまあ残ったヒは緋で良いと思います。ヒエン、お前がドマの緋色を纏う、紅蓮の解放者となれ……。
ドマの象徴であるドマ城を壊しちゃうのイイ。ヨツユの言葉を受け止めて、ドマの闇を知る。ドマの象徴であったものを、次のドマを作るヒエン自身が壊す。
ヒエンは本当に、太陽のようですよね。太陽のようなCV.小西克幸は健康にイイ。個人的にヒエンは人柄が出来過ぎていたので、ここから悩んでいる姿とか見れるのかなあ、とちょっと期待しています。

ヒエンとは対照的に、ヨツユは夜のよう。ドマの薄暗いところを煮詰めたような女であるヨツユは、まあ名前からして夜の女であることを押し付けられていますよね。従弟の名前がアサヒなのも意図的でしょう。マリンチェみたいだよね、てか割とまんまマリンチェだよね。

ヨツユは「廓きっての女狐、ナエウリの忌み子、サシハイの寡婦」と呼ばれていました。それらは全て、何かに付随している肩書です。遊廓の主、忌み子の父であるナエウリ、寡婦の旦那であるサシハイ。いやな言い方を敢えてしますが、全部男に振り回されています。ヨツユ自身、自分の力、自分自身だけの力、という肩書が「代理総督」だと感じていたのではないかな。

ヨツユは割とグリーンワートのことを気に入っていたと思っています。言葉の節々が少し優しいんですよね。なんだかんだ言って面倒を見ていて、腕っぷしとしては信頼しているようなセリフもあるし。少し愚鈍と言えてしまうようなところと誰かに振り回されているところが、昔の自分と重なったりしたのかな。
グリーンワートの「かわいそうだど」はヨツユにとって地雷ワードではあったのですが(ゼノスに散々ドマの女であることを指摘された後だったし)、グリーンワートの実験はゼノスがフォルドラに持ちかけた形とは異なり、グリーンワート側から希望したと見ています。「ヒカセン倒す」「自分が中央に戻りたい」ばかりだったグリーンワートが、中央に戻ることを捨てて、ヨツユを気遣ってヨツユを守る(のとヒカセンを倒す)ために「ヨツユ守る」「ヒカセン倒す」に覚悟を決めたのかなって。
恋愛とかではないのですが、ここの2人が、不器用で可愛くて可愛そうだなって思いました。

ゴウセツはなんというか、カイエンのキャラクター要素を、ヒエンとゴウセツで分けた感じがあるよね。主君と妻子を無くした老侍。
主君を差し置いて生き延びてしまっている、という自責の念を抱えつつ、主君から託された息子には好々爺の面だけを見せながら生きている彼が、ドタール族との交流で改めて覚悟を決めました。あのシーン良いよね、ゴウセツの強さが改めてわかってかつ覚悟が伝わってくる……。

対してユウギリはゴウセツとは違い、初めから主君がカイエンではなくヒエン。故郷を捨て、しかし故郷を含めたドマを守るために主君に尽くす。死に場所を探しているようなゴウセツとは違い、生き場所を見つけてそこを守るのがユウギリ。まあ、忍びの割には表に出てき過ぎではないかという気は……しないでもない!

●アジムステップ

帝国の支配を受けず、かといって隣国のドマにも染まらず、独自の神話信仰と慣習を持って生きるアジムステップのアウラ・ゼラの人々。余談ですがアウラ・ゼラが結構民族としてしっかり独特に描かれているのを見て、自分ヒカセンの過去設定とかどうしようかな~♪ なんて考え始めています。楽しい。

神託で暮らすモル族、魂を輝かせるドタール族、実力主義のオロニル族。そのほかにも諸々。
他の族の習慣が訳分からんとは言いつつも、アジムステップで暮らすアウラ・ゼラたちは、他民族の在り方を否定はしません。種族としてはみんなアウラ・ゼラなので、帝国やアラミゴが抱える悩みとはまた違うんですけど。合戦でヒエンが勝つことによって、そのアジムステップごとドマに組み込むのは、力業過ぎて好き。
アウラ・ゼラヒカセンで合戦を勝つの、気持ちよくない……? “わからせ”た感がすごかったです。聞いとるか余輩。マグナイクエストみたからなお前。

●アラミゴ

割と最悪ですよね。イルベルドが動かなければ帝国支配下21年目に突入していたんだろうな。んで、21年目になっていたとしても蛮神は変わらず降ろされて、アラミゴ内が荒らされるだけで終わった。
地元に愛着があるかどうかでアラミゴに対する評価が変わるんだろうな。地元に根付くヤンキーみたいな人たちばかりなので。

それはそれとしてストーリーでも4.0以降に触れられますが(今ね、4.1-2くらいです)、リトルアラミゴなどの、国外(と言って良いのかどうか)にいる難民たちをどうするのか。これから先、「アラミゴ」として他国とやっていけるのかどうか、という問題があります。
イシュガルドが戦後の対応に奮闘しているように、アラミゴも頑張って欲しいですね。

●帝国

「髑髏の処刑人」であるフォルドラ。アラミゴ人でありながら帝国の市民権を所持しておりますが、実際は、帝国内では差別の対象、アラミゴ人としては侮蔑の対象のように扱われています。余談ですが、帝国幹部(隊長格)っぽい人たちの中でフォルドラだけ装備が露出高いのも、まあそういう対象に見られていたってことなんだろうなって感じさせるよね。
属州出身でありながら上司の信任厚く部下の尊敬を集めるリットアティンは、非常に恵まれていたと言えます。

フォルドラは手柄さえ立てれば現状を変えられると信じていました。アラミゴ解放軍に対しても苛立ちを見せています。しかしながら、それは現状から目を逸らしていただけでした。少し後ろの話になりますが、父親が死んだ時点で、子どもにすら悪意を向けるアラミゴ人がいる時点で、石を投げられることを肯定した帝国軍人がいる時点で、それに気が付くべきだったんだよ。ここが若いフォルドラと、年齢と経験を重ねたリッドアティンの違いだと思います。
結局のところ上に立つもの次第で、帝国内における属州出身の待遇は変わるので。彼女自身がアラミゴ人であることはどうあがいても拭えるものではないし。差別する側を排除しまくっていたら、今度は彼女が差別される側に取り残されるだけだし……。
アラミゴにおけるヨツユなんだろうな。そしてヨツユと違い、若輩者ということもあって、仲間(髑髏連隊)がいるということと自分だけが昇級していくことの折り合いがうまく付けられなかったんじゃないかなって。ヨツユは覚悟を決めて仲間をつくらなかった。

ゼノスはね、孤独だったのでしょうね。狂信者や信徒、敵対心を抱いてくるような取るに足らない存在はあれど、自分と同じ存在はいなくて。孤独とか、そういう重いものに限らず、何が楽しいか何が嬉しいのかとかそういった小さなことを話して分かってくれる人がいなかった。だから探したし、だから生み出せるような環境を求めた。
だから倒されてから、ヒカセンのことを友と呼び始めるのでしょうね。いや、倒した感覚全然ねえけど…………。
イシュガルドの前に出会っていたら、正直どうなっていたかわかんねえなって思っています。帝国側に付いていたかもね。

あとアサヒがすっごい嫌な予感がします。アサヒの行動次第で私のリアルトラウマがピンポイントで踏み抜かれるので、主にそういう意味で戦々恐々しています。ゼノスの噂のところでワナワナしているの、ぜってーお前じゃん!!

●オルシュファン(イシュガルド

※はい、今回のBGMです。

なんだっけ、名前は忘れたのですが。テオモサンが出てくる一連のクエストを紅蓮中にクリアしました。事件屋とはまた違う、少し古典的な感じすらさせる事件男爵はイイ。少し古めの探偵小説が好きなので、是非続けて欲しいところです。エリーにも言及されて良かった〜!
イシュガルドの話が終わったのではなく、まだ続いてくれることに嬉しさを感じます。

いや~~~俺とお前で守った街を、俺だけが今日も見守っている…………クソな貴族をぶん殴りながら見守っている……(ヒント:メインジョブの一つに機工士があります)
それにしても、マジでクソな貴族が多いのに、四大貴族の本家の面々は、偉大だなと思います。騎士団の内部もわりとクソ野郎が多いのが辛いですね。アイメリク頑張れ……。
どんなに怖くたって辛くたって、イシュガルドから目は離さないからな…………全ての終わりに愛があるのなら……………………
あ、おうちのアパート、イシュガルドに引っ越しました。
あとフォルタン執事からカード強奪しまくりしたりしました。オルシュファンもらえるまであと何人だ……?

エスティニアンはおいしいところ、掻っ攫っていくよね。再会できるの、楽しみにしているからな。

紅蓮は蒼天に比べて女性が、しかも強い女性や強くなっていく女性が多かったです。イイですね。
漆黒は非常にイイと聞いているのでとても楽しみです。まあその前に、4.5までの期間が嫌な予感がするんですけれどね!!

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フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと 感想

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何とも不思議で貴重な体験ができたゲームでした。ただ……ただ、酔う……! 酔うんじゃ……!!

つぎつぎと不幸な死に見舞われたフィンチ家。彼らの住む家は、屋敷にどんどん手を加え、歪に増築されていった屋敷。そんなフィンチ家はいろんな意味で有名な一族です。
プレイヤーはそんなフィンチ家の最後の生き残り、「エディス・フィンチ」として久しぶりに屋敷に足を踏み入れることになり、そして家族たちの死に想いを馳せることになります。

その屋敷が本当もう、俺の考えた最強の家って感じです。家族各々に自室があり、その各部屋が全て違う方向で魅力的になっています。誰かしらの部屋は刺さるだろうし、「ここに住みて~~~!」ってなると思います。なりました。
部屋や屋敷に散らばっているオブジェクトの一つ一つが、そこの住人たちの何かしらの思い出を表しており、家族の死というのも幻想的というか、全て物語的で。屋敷が長年放置されていたのに荒らされていたり埃が積もっていたりといった形跡が見られないのも相まって、ずっと映画でも見ているような気持ちになります。
ゲームシステムも、エディス(プレイキャラクター)操作時と回想時で全く異なるし、回想ごとにシステムがまるきり違っていて飽きさせることがない。ミニゲーム集といった感じの操作感。

本当に、酔いやすいというところさえなければ、という感じでした。ポケモンXの感想の時にも書きましたが、自分はゲーム酔いしにくい方だとは思っているので(最近自信なくなってきた)、なりやすい人にとっては本当辛いと思われます。「プレイしたいけれど酔いやすい」という人は、薬を飲むか、休み休みのプレイをおすすめします。

●以下ネタバレあり感想

プレイキャラクターのエディスが「家族の死がどうか報われますように」といった感じで追悼して想像を巡らせるゲームなので、当然といえば当然なのだけれども、エディスから離れれば離れるほど、あまり良い結末を迎えません。いや良い結末というかみんな死んではいるのだけれども、幻想的な終わり方というのかな。「その人の死を物語にできた」という感じの終わり方をしません。
逆に言えば後半に出てきたキャラクターであまり幻想的な死でないキャラクター(サムとか)は、エディスにとって見てあまり良い印象を抱いていなかった可能性が高いと思っています。美化する必要がないと思っていたことなので。

●モリー

モリーのパートは「日常生活に溶け込める、自覚のない狂人が、最後の一線の淵に立っていたから背中を押された瞬間」という感じがしました。本当に些細なことで一線は超えられてしまうものなのだと再確認。1940年代のネズミの餌や歯磨き粉って良くないもの入っていそうだもの……。

●カルヴィン

ブランコ酔いやすいけれど、空を飛びたかった(のだろう)という心境は非常に共感出来て好きです。けどなんでよりによって、酔いやすいカルヴィンが再プレイトロフィーやねんとは思いましたね……。

●バーバラ

彼女だけ普通に、明確に人間が犯人の殺人事件で、それが漫画などになっている(=見せ物化されている)のは普通に辛かったです。夢を追い続けて夢に殺された感じがする。

●ウォルター

バーバラの死の責任を感じて地下にいたのかな、と。線路もあったし電車にひかれたのかな。シェルター内部が定時に揺れる、といった説明があったし、それそのものが電車だったのかもしれません。彼を守っていたのも殺すのも、現実世界から救いだすのも、電車だった。

●サム

子どもの心境にもう少し寄り添えば死ななかったので、割と冷めた目で見ています。エディスも多分同じ気持ち。

●グレゴリー

イマジナリーフレンドに似たところがありますが、空想の世界との友達をかき消してしまう親の喧嘩声から逃げるために、空想の世界へ消えていった。ひたすらに楽しい世界と、親の喧嘩ばかり聞こえる現実。
このあたりからエディスの、家族の死に対する追悼想像が深まっていると思います。

●ガス

義母に対して、というか再婚という行為に対しての拒絶は、思春期ではまああるもので。避難した誰一人もガスについて思い至らなかった、みたいな回想があったあたり、何というか、サムに対して一昔前の家庭男性像を感じさせます。

●ミルトン

最初下へ伸びている蔦を見て「次こっちに行くのかな」って思っていたので、自分の世界を求めて蔦から家出をしたのか、あるいはその途中で転落死したのかなって思っています。個人的にはルイスとも繋がるので後者。
前作との繋がりがあるみたいで。前作凄い気になっていたのでぜひやりたいのですが、前作も凄い酔う気がする……。

●ルイス

先ほどミルトンが転落死した可能性を挙げましたが、その場合、大切な弟であるミルトンを新しい世界に旅立たせてあげる手伝いとして、見つけてしまった遺体を他の人に見つからないように処理したのがルイスなのではないかと思っています。「現実世界でミルトンの遺体が見つからない」がミルトンの生死をシュレディンガーの猫にさせるので。答えを知っているルイスさえ我慢すれば家族は希望があるし、ミルトンももしかしたら本当に幻想世界で生きていけるのではないか、という。うみねこ的な。
この場合、そりゃひきこもるし薬にも走るし病むよなって感じで、ルイス自体の死の理由にもつながっているので、割と説明になっているのではないかと思います。優しいお兄ちゃんだったから苦しんだし、外に出なければルイス自体は自分自身を空想の世界の住人にさせなかったと思うので、ことルイスの件に至ってはとどめを刺したのが母親だっていうのが、またなあ……。ルイスパートは本当に、じわじわと浸食されていく感じと、その浸食先の世界が「怖い」と「楽しい」が共存しているのが罪深い。

●イーディ

イーディの回想?で海のもう一軒のフィンチ家に向かうやつは、そのままイーディの失踪につながると思っています。

●ドーン

仕方のないことだとは思うけれども、子どもたち(ルイスとミルトン)の死の原因に多分なっている。それで本人は家を出てからそのことに気が付いたのだと思います。グレゴリーはともかくガスの件を経験しているのだし、自身もサムの死の際のエピソードを見るに理解のない親に対して思うところがあっただろうから、ルイスに対してもう少し……さ……と思わないでもない。似た者親子だったんだな。

●エディス

最後の出産の暗喩シーン、割とど直球でびっくりした。母になるにあたって、家族というものを振り返りにいった彼女。どういう最後を迎えたのかな。幸せだったといいな。

文量でわかると思いますが,ルイスとミルトンが好きでした。あとグレゴリーも。子どもが死ぬ系苦手なんですけれどもね……ゴレゴリーの死は怖くなく感じたのが救いです。

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VA-11 Hall-A ヴァルハラ 感想

PS Storeはこちら

そんでその後に見つけた公式サイトはこちら

PS4版でプレイしました。vitaでの評判聞いていて、買うか悩んでいた時にPS4パケ版初回購入特典付きが丁度発売したので購入して、ずっと積んでいた感じです。

グリッチシティの片隅にあるバー。登録コード名「VA-11 Hall-A」、通称「ヴァルハラ」は、コンクリート砂漠の、小さなオアシス。様々なお客が訪れます。
人間、非人間、生身が残っていたり残っていなかったりする人間。性的対象や価値観が異なる人たち。それが当たり前なんですけれどね。
プレイヤーはヴァルハラのバーテンダー、ジルとしてお客にカクテルを提供します。注文通りのカクテルを提供することもできますし、敢えて注文とは異なるカクテルを出すこともできます。カクテル作りは都度都度レシピを参照できるので、「あれ。あのカクテルの材料なんだったっけ」となることもありません。

かなりパンチの効いた下ネタを繰り出される(時にジルが繰り出す)のですが、まあバーだしこれくらいは出るだろ、といった範囲の下ネタです。
政治的な話題も同様ですが(キャラクターの一人が左翼モチーフで作られていることを特典冊子で述べられていたり)、それもまあバーだし日常な感じ、という範囲。バーというか飲み屋になんか偶に、めちゃ政治語ってる人いない? そんなイメージ。政治に無関心すぎるのも良くないしね。

サイバーパンク世界観の中で、さまざまな悩みを抱えながら、それでも生きていくお客たちを、バーテンダーという立場から、時としてプレイヤーという立場から。眺めて、刺激を受けて与えている。そんなゲームでした。
ハヤカワ文庫が好きならばぜひ遊んでみて欲しい。そんな作品です。

このゲームの感想を述べる前に何となく言っておいた方が良いかな、と思うので改めて書きますが、私はパンセクシャルのクィアです。ここにも書いています。それなりにいやな思いもしたことあるし、好奇の眼に晒されたこともあります。
んで、それを言った上で言いたいこととして、作中での所謂LGBTQ+の扱い方が気持ちよかったです。昨今、クィアベイティングや、「いまいちずれているんだよなあ」というLGBTQ+配慮もある中で、今作は本当に気持ちよかった。これこれ、こういうのだよ。って気持ちになりました。

以下ネタバレあり感想。

●ジル

ビアン寄りのバイである主人公。

ジルは無意識的に自分の道を選んでいて、お客に「使えないバーテンダー」呼ばわりされたと時には怒っています。バーテンダーという仕事に誇りを持っていることが伝わってきます。
レノアと大喧嘩しても分かれても、それでも研究者は嫌だった。レノアは研究者になりたかった。ひいては、研究者がジルにとっても良い選択だと思っていた。
価値観や意識のずれというのは、非常に大きなものです。結婚さえ考えていた二人にとっては、これから一生を共にするうえで見過ごせないものでしたでしょう。愛していても、受け入れられないものや譲れないものはある。多分、無意識的にジルはそれを持っていたのでしょう。

謝るといってもこの場合「貴方の望み通りに生きれなくてごめん」になってしまうし、謝ってわだかまりが溶けた瞬間に、二人を繋ぐものが何もかもなくなってしまいそうだし。だからジルはずるずるしていたのかな、という感じがしました。好きだからこそ、縁を無くしたくなかったからこそ、たとえ嫌な縁のままであってもつながっていたかったのかな、と。
だから互いに互いの道を尊重できるような別れ方をできれば付き合いも残っただろうけれど、自分の余命を悟っているであろうレノアにそんな余裕もあったとは思えない。結局喧嘩別れしかできなかったのかな、なんて思います。ガビィとは仲直りできてよかった。

ボスへの好きは,恋というよりも憧れという感じがします。憧れの先輩みたいな、アイドルみたいな。ボスから親友だと思っているといわれても、特にショック受けている様子もないし。

●イングラム

セクハラ行為が、「生々しい話やリアルの話を聞いて、現実に戻りたいが故の自傷行為」という感じがします。甘いお酒を出すことで話す内容変わるみたいだし。

家族の死が描かれているという意味でジルと比較があるイングラムですが、大切な人の死を受け入れて前に進むジルと、大切な人の死を受け入れられなくてその場に一緒にとどまっているイングラム。
ドロシーに娘役を頼んでいるあたり、イングラム自身、前に進みたいという気もないと思います。甘いお酒が好きなドロシーが今の彼にとっての夢の象徴であることがなんか示唆的だなって思いました。身内が亡くなったところから進むつもりがない私にとって、初日に出てきたこのキャラの過去話は本当に刺さったし共感した。
夢の中で生きて居たい。甘い優しい、夢の中で。

●セイとステラ

ヴァージリオとの絡み方は予想外でしたが、再会できて良かったなあと思えました。逆に言うと、ホワイトナイトが瓦解しなければ彼女たちは恩人と再会できなかったので、結局人生は巡り事だと感じます。

真っすぐに生きようとしているところが似た者同士。
ヴァージリオとの再会で、セイはホワイトナイトへの想いを吹っ切ることができた感じがあるし。ステラも念願のキラ☆ミキの生コンサートに行けたし。これからも真っすぐ二人で支え合って生きていってほしいです。

●キラ⭐︎ミキ

最推しまである。好きだ…………。
アイドルの自分に対して、というか音楽に対して非常にストイックでとても好きです。俺もポスター欲しい。そんな彼女だからこそ、訓練された質の良いストーカーに恵まれるのだと思います。訓練された質の良いストーカーに恵まれるって日本語、冷静に何????

●アルマ

「巨乳女は頭が悪い誤解をいちいち解かなくていい」みたいなフレーズで手を叩いて喜んじゃった。自分の能力も胸も誇りに思っている良い女だぜ。

アルマにとって家族が非常にあたたかいものなのだと思いました。だからこそ真剣に慎重に交際をするし、少しでも引っかかるところがあればすぐに分かれる。良いことなんだけれども、婚活パーティとか行って家族観の話から入った方が良い気がする。
逆に言えば家族観が合うからジルとは親友続けられるし、バッドエンドで家に泊まらせることもできるのだと思います。アルマの性的嗜好でジルと付き合うことはありませんが、ずっと友達でいてほしいな。

姉との確執も、大好きだった姉と今はもうどうしようもなく家族観が合わないっていうのが、一番どうしようもなくて悲しい。本当にどうしようもない。
彼女の中で「姉と喧嘩した前の家族」と「姉と喧嘩した後の家族」が多分分かれていて、アルマは前者に憧れというか郷愁を抱いているのだと思います。

●ドロシー

さっぱりしていて非常に気持ちのいいキャラです。猥談多いけど、ドロシーの語り方がなんというか、カラッとしているんだよなあ。

義理の姉への憧れを純粋に語っていて、義理の母への大切ゆえの遠慮と配慮があって。
物理的に他人と結びつく仕事をしているのは、精神的に他人と結びつくことへの憧れもあるのかな、なんて思いました。多分ひとという存在が純粋に好きなんだろうな。

●ガビィ

たぶん、ジルにすぐに気が付いてほしかった。
そして何かしらの、拒絶ではない言葉をかけてほしかった。
のだと思います。最終的にちゃんと、自分たちの想いをわかりあうことができてよかった。
でもキュウリは墓場まで知らなくていいと思う。

●デイナ

初回限定盤特典冊子などでわかること? なのかな? として、デイナは言ってしまえばメアリー・スーなのですが、困っている人たちにきちんと手を伸ばして、そして実際に勝手に救われるまで見守って、時には支えて。
デイナ(やギリアン)に支えられるジルに私も救われて。良いボスだなあ、と思います。ヴァルハラではなくなってしまうけれど、小さなオアシスをまた作り上げてくれ。

●ギリアン

割と好き。結ばれてよかったね。
セイを病院に運んだのは恐らく彼だと思うんですけれども、どこにも行けない彼がグリッチシティの中で人のつながりというのに触れて、これからどうなるのかな。

追記。ジョンジョンって呼ばれているの、ジョン・ドゥと重ねていたんですね。なるほど。

●マリオ

AKIRAの金田+鉄雄モチーフ(リスペクト)キャラだと思う。金田3:鉄雄7くらいの。男らしさへの憧れと羨望。

●ベティ&ディール

恋愛関係とはまた違うかもしれないけれど、互いがなんだかんだで唯一無二の二人が好きです。なんか、恋人じゃないけど、仕事辞めた後とかに同棲というかルームシェアとかしていて欲しい。
いろんな意味で母性を感じさせるベティが、ディールにはそうでない面を見せることができる、という構図が好きです。

因みに冒頭に述べていた左翼モチーフキャラがベティ。特典冊子に買いとったわい。

N1RV Ann-Aも楽しみ! 開発中止ではなく延期なのでいつまでも待ちます、待てます。積みゲーが山のようにあるのでね……。その代わり絶対出してくれよな……。

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MAD RAT DEAD 感想

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狂ったネズミの耳鳴りを聞いてくれ!

主人公はとある実験用ラット。ゲーム冒頭からご挨拶よろしくなかなかショッキングなラットの実験シーンが始まりますが、どうやらその実験も相まって寿命で死んでしまった模様。
あの世にてネズミの神さまを自称する人物……人? ネズミ……? 神……? 存在に出会い、神様からラットに秘められた能力――時間を巻き戻す能力を教えられます。
寿命は変えられないので今夜死ぬ運命は変えられませんが、ラットのこの「最後の一日」を悔いのない一日にできるようにやり直せるとのこと。ラットは自分をケージに閉じ込めて実験台として一生を過ごさせた、憎い人間(研究者)を殺して復讐をする、という夢を叶えるため、最後の一日を巻き戻しました。
ラットの心臓の人格だという「ハート」、ハートがイカれていると称してから自称するようになった主人公「マッドラット」、そして時として「ネズミの神さま」も交えて、その短いようで長い一日は始まったのです。

ゲームシステムはリズムゲームと横スクロールアクションが融合しています。ステージ下部に流れるノーツを右手でタイミングよく押しながら、左手でマッドラットを進行方向に向けて移動させます。これがまた難しいのですが、今までにないゲーム体験ができます!
マリオのようにステージに制限時間もありますが、初心者向けに制限時間をオフにすることもできるのでご安心ください。私は言わずもがなオフでプレイしました。無料アップデートのイージーモードで、2021年に実装されたようです。イージーモードでもクリアしたら俺の勝ち。
日本一のゲームにプリニー主体のアクションゲーム(プリニー 〜オレが主人公でイイんスか?〜)があります。本作はそれを残機制度なしにして、制限時間を付けて(場合によってはつけないで)、リトライを容易にした、って感じのゲームです。
そう、本作は何といってもリトライが用意なのです! 死んだその場からくるくるっと時を戻して直近からの再チャレンジが可能(制限時間を消費する模様)。巻き戻せる時間は限りがありますが、身も蓋もない言い方をすればめっちゃ戻した後にすぐ死ねばより巻き戻せます。

難易度は高い(特に終盤)作品ではあるのですが、理不尽な難易度ではなくて、全体的に「さっきはだめだったけど、アレをこうすればイケるはず!」とすぐにわかる感じの設計。
ゲームには適度なストレスを与えるのが良い、みたいなことをスマブラでおなじみの桜井さんが仰っていた記事を見たことがありますが、本作は正にそれです。操作性とかではなくゲーム作品内での健全で適度なストレスがクリアまでにあり、そしてステージをクリアした瞬間にそれが解放される。アドレナリンが脳内に溢れかえるほどに気持ちええんじゃ~!

それからなんといっても音楽が良い。サントラがめちゃくちゃ売れて、良く公式サイトTwitterでも入荷/売り切れのお知らせがありますが、聞けば「そらそうじゃ」と納得する名曲揃い。私は終盤の「Mimolette」がとても大好きでございます。どんな曲なのかは、是非、君の眼で(耳で?)確かみてみろ!

以下、ネタバレ有り感想。

誰も悪人じゃない、というのがまた良かったです。全員が全員、譲れぬ理由があって自分たちの願いを押し通そうとする。誰が正義とか誰が悪とかそういうのはなくて、生きる本能だとか自分の信念だとかで語っている。
神さま(パラサイト)の言い分ももっともだし、マッドラットの感情論も道理だし、ハートの最後のわがままも何より素敵なわがままです。

「君が死ぬところなんて見慣れているよ!」って、このゲームにおいて最高の愛の言葉だと思う。一生一緒にいてくれやじゃん……、一生一緒にいてやる宣言じゃん……。
マッドラットからハートにハグするところも良かった……ハートにとって安心できるとわかっている行為を、道中ではずっと拒否していたマッドラット側から最後にするってさ、やっぱりさ、王道だけどさ、良いよね……。

いやまじでキャラデザ神~! 音楽も神~! でもかめりあ先生はもう少し手加減してください。
続編を望むのは野暮というもの、といった感じの作品ですが、システムを引き継いだ作品はいつか出てほしいなあと思う次第であります!

日本一は当たり外れが本当にすごい会社ですが、今作はなかなかのあたり作品だったのではないでしょうか。いや本当、イージーモードではあったけれど、ラスボス自力で倒せて良かった~! いい加減ホタルノニッキをクリアしたいです(涙目)。あと無印以降やっていないディスガイアもいい加減やるね♡

ところで日本一といえばウィッチテイルが好きなのですが、なんか動きないかな~。開発違うとはいえ会社HPにキャラとしているので、会社としてもお気に入りキャラなのではないかと私はにらんでいます。

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GOD EATER3 感想

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「絶望を 駆け抜けろ」をキャッチコピーに作られた、群れで人類を襲う巨大な怪物「荒神(アラガミ)」を相手に、敵を喰らう武器「神機」で戦うアクションゲーム、『ゴッドイーター』シリーズの三作目です。
所謂モンハンライクな本シリーズですが、モンハンと大きく違うのはミッションに同行してくれるNPCがいること。モンハンはへたくそな上にワールドの受付嬢によるアイルーNTRがトラウマにワールドをぶん投げた私ですが、NPCが介護してくれるモンハンライクは割とプレイ・クリアできていたりします(GE、討鬼伝、ソルサクデルタ等)。

ちなみにこの3は、同じくモンハンライクな『ソウル・サクリファイス』の開発チームが担当しているようです(デルタクリア済み)。いわれてみればダイブアクションがソルサクの羽キックにそっくり。

主人公たちは最初、牢獄に閉じ込められています。主人公たちは「対抗適応型ゴッドイーター(Adaptive God Eater)」通称”AGE“という存在。灰域という厄災の発生に伴い新たに造り出された新世代ゴッドイーター……なのですが、従来のゴッドイーターと異なり隷属的な存在で、彼らに人権はありません。厄災に伴う人間の心の余裕の減少、それから一般市民の眼を逸らすために被支配階級を創作し、それがAGEたちである、という感じがします。
極めて高い感応能力および身体能力を持つAGEたちは、灰域への潜行や物資の回収、アラガミの討伐、といった様々な危険な仕事が課せられていますが、報酬はほぼありません。ありませんというか、基本的に良い品物は看守(AGEを監視する人)が取り上げているのが慣例化しているような描写や作中での扱いから考えて,囚人や奴隷と言ってもとなんら差支えないです(労働が最低限の生命活動を保証してくれる報酬、みたいな)。

研究途上にあるAGEの適合試験は、成功率が極めて低いことと、運良く適合試験を通過できたとしても程度の差があることや後遺症などに悩まされることが、作中で説明されています。
「主人公」と、主人公と同じ日にAGE適合試験を受けて生き残った「ユーゴ」は、そんなクソッたれな牢獄から飛び出す日を夢見て、同じ牢屋にいる年端もいかない子どもたち(=家族)を守るために、自由を自分たちの手で掴み取るために、勝ち取るために、今日も戦地に赴く……といった感じの導入です。

ただまあ、察しが良い方ならこの時点で違和感を覚えているかもしれませんが、AGEの存在経緯というか誕生理由というか処遇というか、そこらへんがどうにもちぐはぐです。雰囲気は好きだけれど、元からGEシリーズはシナリオに矛盾があるシリーズではあったけれど、それにしたって今作は矛盾点多すぎやしないか、と思いました。主にAGE関連。
シリーズはGEB、GE2、GE2RBをクリア済みです。だから余計にそう思っちゃうんかな~!?!? あとな~んか今作はOPの雰囲気が凄し違うなって思っていたら監督変わっていたんですね。

システム的な不満としてはロックオンの使い辛さが一番でした。アラガミのスキのなさと執拗なPC狙いはまあ確かに気になるところではあるけれど、一人クエストは今回ほぼないしまあ良いかな……と思っていたらキャラエピがほぼ一人クエストでした。嘘やろ。クリア後難易度で一人クエストは、エンジョイゲーマーとしてはポプ子の顔で投げたり挑戦したりを繰り返して,最終的には投げました。
武器格差はまあ武器や職業を選べるゲームだったら仕方ないのかなと思いつつ……新近接武器の一つのヘヴィムーンが爽快で楽しいけれど、もう一つの新近接武器の双剣が弱いってのは少しかわいそうだったので、もう少し武器バランスを考えてあげても……と思いました。でも本当、戦闘時の移動とか攻撃とかは爽快です!

自分はヘヴィムーンを使っていたのですが、ダイブも合わさって、近接攻撃爽快感を歴代随一でした。ただ、銃系統の方に関してはGE2(RB)の方が気持ちいいです。加えて言うのであれば一部アラガミの執拗なPC狙いで爽快感を失われることはありましたが、まあ、個人的には一部だったので言うほどではないと思います。ヌァザが個人的には一番嫌いです……初見時に唯一ずたぼろにやられたので……。
それよりも戦闘中以外の、基地内でのもっさ~り移動が気になります。最初走れることわからなくて、遅いなあ~戦場で性格変わるタイプの子なのかな~、なんて思いながら歩いていた。

物語の補足部分を無料DLCでやったことは良いと思いますが(物語の補完をしたりなんなら物語を完結したりする有料DLCがマジで嫌い)、というかそもそも、ああいう重要な話をする部分を補足と言いたくないし補足部分にして欲しくないです。おこだよ! バンナムの悪いところだよ!!

以下、ネタバレを含む感想です。

プレイしていて『鉄血のオルフェンズ』かと思いました。いや見るリストに入れてまだ見ていないけれど。でもそんな私でも感じる程度にはユウゴと主人公の関係は、オルガと三日月に類似しています。大人たちに奴隷として搾取される血の繋がっていない子供たちが疑似家族を形成して、自分たちの居場所を探して勝ち取るためのお話。

メインキャラの過去話は本編でおやりなさい! あるいはGE2みたいに本編中に発生させなさい!
あと、制作陣はリカルドに恨みでもあんの? ってレベルでリカルドが蔑ろにされています。

10年にも及ぶ確執が1ヶ月で改善するか!?!? 食事に何かしら人体に悪影響を及ぼすようなものを年端もいかない病弱な子どもの食事に嬉々として混入して、しかもその理由が「うるさかったから」で「お前らも歯向かったら同じことするからな」ってのが一般的な考え方をしているようなやつらが1ヶ月で意識変えるか!?!? 俺はマジであいつを許してねぇ…………

ヴェルナーがどのタイミングでAGEになったかがわかりませんが、AGEは基本的に灰嵐などで孤児になった子たちを無理やり適合させてAGEにしている(ジーク達兄弟参考)のではないかとは思いました、子供を養うのもお金がかかるので。でもこの説だと先ほど言ったように総督の息子という立場であるヴェルナーの説明がつかない。いや割とガチでヴェルナーの存在で、AGEがどのような立場の人間があてがわれるのかっていう世界観の説明がつかなくなってしまう。

さらなる問題は、灰域を踏破して生活必需品を運搬できるキャラバンを運用するためにはAGEの活動が必要不可欠で、しかも先天性の適性が必要(ないと死ぬので)。人口は減少の一途をたどってるという中でたった1000人こっきりしかいないAGEを使い捨てにできるか? って思います。ミナトの数がどれほどかはわかりませんが、ペニーウォートでストーリー開始時にAGEが7人なので、プラスマイナス考慮して、ペニーウォート規模の1ミナトに対して10人はAGEが常時いると考えて100ミナト分。ペニーウォートは実際に外に出れるAGEが3人しかいないので、かなり小さいミナトだと思っています。バランなどの大きなミナトはおそらく3~5倍は必要でしょう。

平和な日本で、自衛隊一人当たり市民500人防衛できるといわれています。災厄があってぎりぎりの生活で、まあAGE一人当たり1000-2000人防衛可能だと考えて(実際にはショウたちのように戦えない子もいるので)、この状況で護り手を冷遇できる? する余裕ある? 実際に冷遇したら作中のように護り手側が「どうせ死ぬから命張らんでええわい」ってなる。あの展開あるから「なんだよ……製作陣も結構わかってんじゃねえか……」ってなりました。
人口爆発してるなら、適当な下層市民や孤児を捕まえて強制適合、ってもうなずけるんです。ちゃうやろ。
灰域のせいでフェンリル壊滅して、動乱が起きて、人口激減してるから使い捨てにするほど人間がいるわけがない。加えてまともに使えるAGEはめったに出来ないレア物で、それを簡単に切り捨てるのはどういうことですか。

というかまぁシンプルな話、AGEが能力的に危険ならもっと待遇よくして普通に従事してるほうが良いと思わせ、反抗心自体をなくさせたほうがどう考えても合理的だと思う。
最初ぶっちゃけ牢屋スタートだと知った時、強すぎるがあまり牢屋に淹れられていると思っていたんですよ。敬意と畏怖を持って接されている感じの。FF零式のルシたちみたいな。
ところが待遇が悪いから、先ほども言った通り、作中でもあったように「どうせ死ぬならお前たちを守る義理はなくね」ってなる。AGEにvsアラガミ戦闘させる以上は、どうしても拘束といて武器もたせる時があるわけし、そのときにテロ活動起こされないとも限らない。
他にもそんな状況で、実際にアラガミに襲われた時、AGEが戦闘放棄して自殺でもされたらどうするの。神機も戦力もロストする上に自分たちはアラガミに攻め込まれて、あっさり滅亡するでしょう。

AGE自体はわかる……わかるんだよ……。かつてのゴッドイーター(特権階級)が地に落ちた、自分たちを特別と思ったせいでノブリスオブリージュの意識がなくなり非支配階級を作り出して、そいつらに労働も市民の不満も汚いのを全て押し付けようとした。やりたいことはわかる、わかるんだよ……だからこそもっとその背景や矛盾の有無について考えて欲しかったです…………。人体実験をして強すぎるやつを何人か生み出してしまったせいで、その何人かを酷使している(不死とかだとなお説得力増す)、って方が筋通っていると思うんだよな…………。

あと『過去との邂逅』は一部を除いて本編ストーリー内におさめろよ! 本当に! 2ではできたじゃん……。赤の女王仮説も作中で説明すればよかったのに、と思いました。1のカルネアデスの板は説明したじゃん…………。

いろいろ言うにはいったのですが、最後のフィム奪還などは普通に熱くて込上げるものがあり、涙を流しました。
けれどそこからのEDでリカルドがいないのは涙引っ込んだし、最後のあの人に関しては本当に「は?」ってなりました。せめてデフォでも性別によって異なっていれば……。

あとはまあ、もう少し牢屋にいる時間を長くても良かったとは思う。けれど子どもたちが死ぬのも辛いので……死なない程度に苦しい思いして(でも死んだ方が設定背景的には合っているんだろうな……)、なんなら自由を勝ち取ったところまでを丁寧に描いてそこでEDにすればよかったのでは、と思います……。良いところ2、悪いところ8って感じのプレイ後感想でした。泣くぞ。

●主人公(女)

まじでゆさゆさ揺れる胸に笑ってしまってめっちゃ揺らしていました。我ながら小学生男子かよ。過去作に比べてエディットパーツ少なめなのは寂しかったです。
鬼神として恐れられ、神を喰らう神になった主人公ですが、家族という理解者が周りにいるのならば大丈夫だと思います。

●ユウゴ

ユウゴが交渉担当で主人公が戦闘担当、というのも合わさって、オルフェンズに見えたのだと思います。
とはいっても、彼の場合、運任せによるものが多かったところが問題だと思います。仲間任せは良いんですよ別に、家族だし。俺もお前らのためだったら体張ってやるからよォ……
イルダとリカルドが良い人だったから何とかなったシーンが多すぎて、もう少しそこはユウゴの活躍を描いてあげて欲しかったと思います。

●ジーク

血を分けた家族が生き残っている、ってこの世界ではとても大きいことで。突然お兄ちゃん任されたけど弟の一人は手の届かないところに行ってしまうし、そういう意味ではユウゴと主人公と会えて一番安心していたんじゃないかな。

ユウゴと主人公とジークの三人が「ガキたちを守るためにも生きて稼がなければならない」で、そのガキたちの中にキースも入っているのは好きでした。

●クレア

クレアだけフィギュア創られているの、笑うな。
良い子なんですけれどねえ……だからこそ印象が薄くなっちゃってよォ……

ルルと合わせてフィムのことばかりって意見を見かけたけれども、まあ可愛い子どもがいたらそうなるかなって思います。なんていうかな、2のシエルを期待していた人たちがシエルがカルビにばかり構って、そのカルビが意思持っているキャラクターだからぎゃーぎゃー言ってる、って感じがします。

●ルル

おでんパンのくだりで「君が今作のおでん枠か……」ってなりました。好きなキャラだと最初は思ったのですが、前半と後半でかなりキャラとしてブレがあるし、師匠のことや姉弟子のことも「忘れるか!?!?」って感じだし、そもそもAGEとしてバランにいて、そういうこと(家事)を学べる環境にあったか? という疑問が湧いた。
なんというか、開発のエゴをくらってしまったキャラだなあ、と最終的には思いました。いやGEシリーズの女の子キャラ、1作品に1人はそういう子いるけど。君かあみたいな。実は家庭的な女の子、ええやろ! ってしたいのでしょうが、よりにもよって育ってきた環境が環境だったルルを選んだか…………(困惑)、と……。

●キース

戦場に出なくてよかったんだよ。そりゃ君は戦場に出れないことに対して劣等感や不安を抱いていたかもしれないけれど、君がいてくれないと我々は全力で暴れられなかったんだよ……暴力を伴った行為だけが力ではないんだよ……

●リカルド

まじで製作はリカルドになんの恨みがあるの????
なんか下手なDLCキャラとかの方が活躍していほうなレベルで泣きたかったです。好きなキャラなだけあって本当悲しかった。リカルドがいないとイルダもユウゴもうまくいっていないことを忘れるなよ…………

●イルダ

トップレベルでまともな人なのは確か。酒豪(そして酒癖が悪い)なのも好きだよ♥

●フィム

フィムと二人でもっと親しくなる描写はあって良かったと思います。主人公が気を失っている間にみんな仲良くなって、浦島太郎なんだな……。
庇ったこと自体に対して違和感はなかったです。主人公たちは小さな子ども(特に身内)に優しいということがそれまでの描写でわかってはいたので。

自分を救った小さな子が懐いてくれるのは普通に嬉しい、嬉しいけれどずっと付いてくるのはちょっとやりすぎたかなという気はしないでもない。アプデ前は待機コマンドが無かったという話を聞いてそう思いました。マルチでも付いてくるってまじ? 流石にそれはお留守番していて良いと思う……。

●アイン

最初は嬉しかったんだけれども、人気キャラを製作の都合で出したり、出したいから過去作を踏みにじったりしたのか、と思うと悲しくなりました。あとそういう過去があったのなら、もうちょい変装しろ!!

●ニール

お前が飛ばされたのは俺のせいだから、もっと俺のことを恨んでくれていいんだぞ……でもそれがないとヴェルナーたちとも会えなかったからな……難しいところよな……

●エイブラハム

上に立つなら立つで、非情になり切るべきだった。中途半端なんだよな。人の心を捨てるべき立場にあなたはいるんですよッ! 人の心を本当は捨てたくないと言えるような立場ではないんですよッ!

エイブラハムがAGEを作ったここ10年の話でさ、それをさあんな扱いになっているのを黙認しててさ、あんな扱いが当たり前になってしまっている世の中でさ、やっぱり一ヶ月じゃ意識改善無理だよ……(2回目)

●ヴェルナー

まじでお前は何でAGEになっているんだ。そこの説明をしろ。まじでしろ。
「赤の女王」サイドに行く選択肢があっても良かった気がします。俺はショウにご飯に異物混入させた看守を許さねえからな……これも書くの2回目だな…………
「赤の女王」って「赤の女王仮説」か、って途中で気が付きました。そういう理論を唱えている団体である、ということがわかったりして、個人的には好きな理論だしそういう意味でも好きなキャラクターなのですが、だからこそ本当にAGEになっている経緯を教えてほしい。本編で。切に。まじで。赤の女王仮説説明しなよ……1のカルネアデスの板は説明したじゃん…………。

●EDのデフォ男主人公

誰やねんお前。

割とマジでデフォ主人公入れるよりもリカルドを入れて、主人公(プレイヤー視点)に向かってみんなに囲まれたフィムが手を振っている、みたいな方が例え自分(=主人公)がいなくてももやもやしませんでした。

プレイしたことを後悔するほどではありませんが、シリーズファンからはまあ不評だろうなと思うし、自分としても「どうして……」となる時間が多かったです。書いている時間もなってました、どうして……。

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FINAL FANTASY ⅩⅣ 竜詩戦争編 感想

前回(蒼天)の感想はこちら

モグコレ奴隷になりながらも何とか暁月前に紅蓮入りすることができました。アレキとかは残っているけれど、というかバハも残っているけれど。

蒼天でこんなに面白いのに、更に面白いと噂の漆黒に入ったら私どうなっちゃうの~~~!?!? って気分です。あとヒカセンは一生オルシュファンを想い続ける(拡大解釈)って聞きました。うっそだろお前ら……俺の情緒ぐちゃぐちゃにして楽しいか……Shangri-Laかよ……満ち足りた日々(オルシュファンとヒカセンが過ごした日々)の制圧は情緒不安定になる……情緒不安定になっている……吉田は楽しいだろうな……
竜詩戦争の全体的な感想としては、戦争が終わった後のあれやこれやを目を逸らさずに描いてくれてありがとうという感じです。ハッピーエンドでよかったね、ちゃんちゃん。ではなく、文字通り「エンドロールのその後」を、新天地にすぐ行くのではなくしっかりと描写してくれるというのは、ただでさえ100%だったFF14への信頼度が120%になったってワケ。嘘。多分もう160%くらいはいってる。

今気が付きましたが、来月でヒカセンになって1年が経ちます。時の流れは速いですね。誰かクイック使った? FF5のピクセルリマスターも来たことですからね、あり得ない話ではない。
みなさま、是非FF6ピクセルリマスターをよろしくお願いします。私はスーファミが現役なのとPS版FF6も積んでいるのでやりません。

ここから竜詩戦争編のネタバレあり

●アルフィノ(暁)について

FF14は主人公だけでなくアルフィノの成長譚でもある。声を大にして主張していきたいです。前回で充分成長したのに、今回で十二分に成長して、次はどうなるんですか? 進化? 御三家? メガ進化? ダイマックス?
アルフィノ自身は一兵卒を志願していますが、家のことを考えると跡取りの可能性高いし、将来的には無理だろうなと思っています。でも一兵卒の経験は、跡取りとして人の上に立つうえで必要な経験だったとも思っています。というわけで暁月でアルフィノパッパに殴り込みに行くと聞いたので、それまでに父親を殴る覚悟しておいてくださいッ! 良いですねッ!
いやしかし本当に立派になりましたね。地味な部分ですが、竜の眼を谷底に捨てる時に、私がヒカセンを女にしていたからかはわかりませんが、ヒカセンよりも高い飛距離を出していたことに感動しました。まあ私としては谷底に捨てないで握りつぶしたかったんですけどね!!!!

アリゼーの「出来のいい兄と違って」って台詞がめちゃくちゃ好きです。卑屈さとかではなくて、アルフィノが優秀なことを本心で思っていて、アルフィノがそれ故に足元掬われて、それでも再度立ち上がってきたことをわかっている感じが好きです。
アリゼー、何故かずっときつめのツンデレだと思っていたのですが、全然そんなことない。なんでそう思っていたんだろう。多分初期のアルフィノに対する態度故だと思います。
ガ・ブへの一連の声掛けなどでまじで大好きになっちゃった。俺が守ってやるからな……回復はアルフィノにしてもらおうな……ガ・ブのBGMに「素敵だね」が微妙にアレンジされて入ってた気がするんですけど、そこらへんどうなんですか? サントラ欲しくなっちゃうぅ……♡

サンクレッドとウリエンジェは「自分の最愛の人が自分以外の仲間を理由にもう二度と会えない」コンビなんですね。うわ~~~どっちも野郎だし制作陣の性癖を感じる~~~~!!!! 私も好き~~~~!!!!
エンジェの「何なりとご命令を」の前のポーズ何? ジョジョ読んだ? エンディングでもそのポーズが一枚絵で出てきてじわじわなってしまった。何部読んだ?
イダも大切な人にもう会えない組ですが、彼女の場合は自分以外の仲間ではなく割と自分自身が理由に入り込んでいるあたりが、野郎二人と少し違います。ただ、「ヒカセン←ウリエンジェ←サンクレッド←イダ」という構図が出来上がっているのが、また乾いた笑いが漏れてしまいます。見事につなぐんじゃねえ、うみねこのEP3か。

イダとパパリモは「反乱軍!? リテーナー!? FF6!?」って最初は大盛り上がりしていたのですが、「イダちゃん大事な局面で覚悟を決め切れていなくてやらかす雰囲気がする」って思っていたらまじでそうなりました。丁度あの辺りはいつもお世話になっているフレンドさんがINしていたので、逐一感想伝えながらムービー見ていたのですが、マジで「紅蓮あたりでイダやらかしそう」っていった3秒後にパパリモ離脱がきて泣いちゃった。いうてあのタイミングで相棒との離別覚悟決まっている方がおかしいと言われれば「それはそう……」となってしまう。

ヤ・シュトラの純粋な知識欲好き、大好き。そのままのきみでいて。
クルルは割と5と14がごちゃ混ぜになっています。5ではょぅじょ枠だったのに、14ではお姉さんで、でもロリ枠は変わらなくて。頭ごっちゃになるぜ!
ウヌクアルハイくんは、三闘神まだ途中なのですが、蛇だし天体関連の名前だし、まあアシエンと何かしらの関係があるだろうな……見た目的にも……ウリエンジェの紹介だということもあるし……という感じです。

●革命運動について

だろうな(だろうな)☆だろうな―――!!
影武者の一件は、まじで「ヒカセンが英雄と崇められて本当のヒカセンを見てもらえない」ということが本格的に牙をむいてきた感じがする。おほほ、雪の家に逃げ込むぞ。
仲間でさえも自分自身でさえも冷徹な手段の一つにしたイルベルドは、つまりはイシュガルドの民の if のなれの果てです。アイメリクの言葉が届かなかった世界線のピンク髪のお姉さんの成れの果てです、大切な人を理由に自身の行動を正当化したなれの果てです。
大切な人を想い続けるのは悪ではない、大切な人を言い訳に使い始めた瞬間に成り下がるのだ。なんて思いました。ところでユユハセは何???? ローレンティスはわかるけどお前何???? 金はどうした???? 殺戮に目覚めたか????

ウィルレッドが殺されたのはなんとなく、イルベルドが取り込もうとした時に、靡かずに対立したからって感じがします。同じアラミゴ人だし。
なんというか、自分と違う道を行こうとしていた同胞を一線を越えて害するのがまた、イシュガルドの if 感を感じさせておほほほって感じがする。

●アイメリク(イシュガルド全体)について

死の解釈の殴り合いを丁寧にしてくれて本当にとても良かった。まじでどっちもどっちの正しい気持ちだし、永遠に決着がつかない問題だとは思っています。決着がついてたまるかとも思っています。
アイメリクが掲げている道を進むことと、アイメリクが亡くなった実父に愛憎混ざる感情を抱いて思いを馳せることは、両立するので……。
人は死にます、それは紛れもない事実。ただ、死した大切な人のことを口にしなくなることを、風化したのか、思い出の箱にしまったのか。それはその人に聞くまではシュレディンガーの猫なわけで。死を背負うも抱え込むも、当の本人の気持ちからしてみれば違うかもしれませんが、はたから見ると同じなのですよ。だからこそ死への解釈の殴り合いが起こるわけです。
私は、死を忘れる必要はないと思っています。乗り越える必要もないと思っています。一緒に行けばイイんです。
個人的に好きな言葉というか、座右の銘の一つに「酒はこれ忘憂の名あり」というのがあります。親鸞の言葉ですね。仏教では酒は五戒の中に含まれているはずなのですが、こういう言葉が伝わっている。親鸞らしいなと思いますがそれは置いておいて、自分が何を言いたいのかというと、死者を想う気持ちはそれほどのものなんだよ、と。自分の心の中の一等席に座ったきり、どいてくれないんですよ。大切な人は。だからこそ一連の話が、私の心の柔らかいところに刺さって仕方がなかった。

ところで蒼天街もとりあえず青クエは全てやったのですが、斜陽族の概念がこっちにもあるって何? 太宰治凄すぎない? いやまあ普通の意味の斜陽が元ネタだろうし、太宰治はすごいのですが……。
蒼天街はフランセルというキャラクターの人となりを感じられるのがとてもイイ。楽団もだし服を貰った時から着るという行動で、フランセルが若いながらも慕われていることをしっかりと示していて。そこからフランセル自体も服装変更になり、お墓参りの時も含めて変更になるのがイイ。台詞まで変わって可愛くてイイ。
シャルルマンは、マユリを養子にしたいって言いだしたらどうしよう思っています。このどうしようは割と前向きなどうしようです、どういうこっちゃねん。マユリのお母さんって描写されていたっけ、いなかったら流れ的にありうる。シャルルマン、娘に甘々になりそうじゃん……
シャルルマンの成長っぷりは本当見事だと思います、あの年であそこまで成長できるの冷静に凄いでしょ。

ニーズヘッグ征竜戦のヒカセンかっこい~~~! でもなんか、一歩ずつ前に進んで行くにつれて、だんだん人でない存在に近付いていくって感じもしました。竜の眼も取り込んだし。紅蓮・漆黒で何か更に人外へ道を進みそうな気がします。

イシュガルドから離れるときに持っていた花束をイゼルに捧げるエスティニアンはずるいよ、ずるい。

●闇の戦士について

闇の戦士くん「追加の質問はナシだぜ」
俺「キング・ブラッドレイ????」

ミンフィリア(ハイデリン)の存在を受け入れられるあたり、やはり彼らは光の戦士だなあと思いました。いやだってさ……「俺たちが今までしてきたことは? 死んだ意味は?」ってならない? 私はなった。
私のクリスタルたかだか1個じゃん、主人公補正といわれればそれまでなのだけれども(竜の眼パワーもあるか?)。元の世界にいた時に彼らの5個のクリスタルを捧げていれば彼らは死なずに済んだし、ミンフィリアはミンフィリアのままでいられたよ。ハイデリンの力が弱まっていたとありますが、第一世界は光の加護が特に強いとも言っていたから、死ぬ前に声を届けることもできたのではないかと思っている。というわけで漆黒では、名前的にも、闇の戦士が何かしらの形で再登場してくると思いました。彼らは個別に名前も決まっているようだし。
13世界はまあ歴代ナンバリングだと思っていたのですが、7つ割れているってのが気になります。7種族いるからそれかな~って思っていたんですけれど、この時アウラはユウギリがいるからともかく、ヴィエラは話に出てこないし、そのあたりは深読みかもしれない。ジョブクエに既に出てきていたら知らん。

●シドとネロについて

こいつら、いつまで愛憎まみれているんですか?
冗談はさておき、なんか新生ではネロのクソデカ感情だと思っていたものが、ここにきて割とシドも「こいつのこと一番わかってんの、俺だから(クソデカ感情向けられている自覚があるため)」みたいな感じがして笑っちゃった。多分、自分以外にクソデカ感情が向けられたら面倒になるやつ。
自覚ありクソデカ感情と無意識クソデカ感情で殴り合うな。

ネロの魔導アーマーに乗り込む時のヒカセンの表情、たまらないですね。いや~いいですね~。そんな悪いお顔どこで覚えたの。だからなんでお前表情豊かになってんだよ、深読みするぞ、もうしてるわ。

●事件屋について

ええ……ええ話を……するやんけぇ……! 事件屋だからこそまたイイ…………!! FF9のビビネタが泣かないわけがないんですよ、9まだやっとらんのですが……
キールはどことなくラムダっぽいなあなんて思ったのですが、獅子戦争も同じく積んでいるのですね……一度手を出してはいるのですがその頃はまだSRPGというものが良くわからなくて……
キールとものちのちサイドストーリーなどで再会できたらな、と思います。ブリちゃんとも蒼天街ストーリーで少し会えたことだしね! 選択肢でそっけない態度されたけれど……俺はお前らの結婚式のスピーチをするってあんなに言ったのに……そんな初対面みたいな反応を……

●フォルタン家について

*はい。こちらこちらが今回のBGMです*

フォルタン家~~~!!!! 骨を埋めさせろ~~~~!!!! 同じお墓に入らせて~~~~!!!! 物騒な声援もあったもんだな。「この項目、イシュガルドに含めればよかったのでは?」と思わなくもないですが、冷静にここだけテンションがおかしいので隔離しました。

エドモンとオルシュファンの人柄が良すぎてもう一週回ってもうわけがわからないです。
というか改めて考えたら、四大名家の子どもは軒並み変わったやつしかいなくて笑うな。異端児ばかりでキャラが濃すぎる。お父さん方も大変やね……。自分もそれなりに古い家の(跡継ぎではありませんが)異端児なもので、まあ思考回路的には息子たち寄りなんだよな……。それもあって蒼天へのクソデカ感情が、デカデカとなってしまったのかもしれません。いや冷静にイシュガルドから離れたくねぇ~~~!!!!

蒼天から薄々わかっていた、アルトアレールが「悪い人じゃないんだけど不器用な人」だというのが竜詩戦争編でめっちゃ伝わってくるの何!?!?!? かわいいじゃん…………。アルトアレールが義弟に恥じないようにと全力で生きようとしているのまじで……イイ……。
ピアノの譜面書いちゃった////って何!?!?!?!? かわいいじゃん…………弾くのを嗜むのみでなく譜面を書いちゃうあたりがまた、教養を感じさせる。

エマネランはひたすらかわいいです。エマネランがオノロワを従者としているのは、偽善だからとかではなくてエマネランだから、てのをオノロワが正しく理解していてエマネランがいまいちわかっていないのがのがかわいい。
そんなエマネランが自身の生きる道を迷った時に心の支えとなるのが、惚れているラニエットでも兄でも義兄でも英雄である主人公でもなく、ずっと側にいたオノロワが理由になるのがかわいい。この従者かわいい。かわいい。

追憶行は最後のイイエモート習得がしばらくできませんでした。墓標にタゲ向けられるのが嬉しくて……普段からしてほしい……
似合うといわれた笑顔でイイエモートを習得するの、ずるくない? ずるい、はちゃめちゃにずるい。

いやマジでオルシュファンがヒカセンを、イゼルがアルフィノを手伝う、というのが解釈一致というか、ありがとうございますというか、助けてくださいというか、そんな感じでした。

前回の記事から冷静になって(本当か?)プレイしながら考えてみたのですが、当時から最前線を走っているプレイヤーほど、オルシュファンの死というものが重くなるのではないでしょうか。だって雪の家でリアル3ヶ月過ごしていたことになるので。あたい? あたいはねなんでだろうね……。
ちょっとここから真面目にいきますが、イシュガルドのところで軽く触れたように、私は人は大切な人の死を引きずって当然のものだと思っていますし、死者を美化してしまう生き物だと思っていますし、そのことを許せない生き物でもあると思っています。
私は、ヒカセンやオルシュファン・グレイストーンという男を美化してみるNPCに会うたびにぶん殴りたくなるし、フランセルをはじめとしたNPCが故人に胸を張れるようにと頑張る姿はもう撫で繰り回したくなるし、ウリエンジェをはじめとしたNPCが大切な人が死んでしまった時にその死にとらわれながらも苦悩しながらも進む姿を美しいと思います。

まあ俺はこれから蒼天街のお得意様に足繫く通って奴隷のごとく働いて最後にはイイ笑顔でイシュガルドが見える丘に骨を埋めるからモーマンタイってワケ! 何言ってんだこいつ。

次からは『紅蓮の解放者(リベレーター)』とのことで、まあ今まで節々で出てきたアラミゴ奪還に焦点を置いた作品になると予想しています。ヒカセンがリセのメンター役を務めそうだなって思っています。さまざまな問題を(まだまだあるものの)とりあえずは乗り越えることができたイシュガルドに対して、果たしてアラミゴは乗り越えることができるのか。
とりあえず紅蓮に入る前に、微妙に残っているバハムートをクリアしてこようと思います。真成編が残ってしまっている。みんな暁月行っているだろうからマッチングするか不安です(小声)。アラガンロット回すのだけは自信があるので任せてください、モグコレ効果。

ところで前回漁師がカンストしそうと言いましたが、見事にカンストしました。戦闘メインジョブより先にカンストしちゃったわね……。
相変わらずお墓参りしてから冒険に出かけています。今はまだドラゴンヘッドをお気に入り登録で済んでいますが、そのうちホーム登録しそうで我ながら怖いです。そうなりそうだったら殴って止めてください。流石にね???? 現時点でイシュガルドへの移動の仕方がドラゴンヘッドテレポ→マウント移動でゲートキーパーなのも大概だけれどね????

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FINAL FANTASY ⅩⅣ 蒼天のイシュガルド 感想

前回(第七星暦編)の感想はこちら

もう大変なことになっていました、なっています。今は理性を総動員して書いていますが一番最後の項目だけ暴走しています。いや書き終えてから見返してみたら、割と最初の方から理性なんてなかったわ。
わかってるって、みんな若葉の悲鳴を楽しみにしているんだよな。前回の感想を読んで「助けてください」のところでずっとにこにこしていらしたのね。全くもう、意地が悪いのだから。もう自分でも引くほどにめっちゃ悲鳴上げているから楽しみにしてな。嘘。悲鳴だらけで読みづらいかもしれないです、ごめん。途中から何を言っているのか自分でもわかっていません。

初っ端からネタバレ全開で飛ばしていきますわよ!

全体的に蒼天は、家族の物語でした。追加されたジョブクエは機工士だけすすめているのですが、そちらでも家族が何かと絡んでくるし。
いろんな家族の形を描いている。家族が健在の人、失った人、失う人。仲の良い家族、仲が悪い家族。人の家族、竜の家族。親と子、きょうだい、バハムートも並行して進めているから祖父母と孫という家族の形も個人的には物語の中にあったりします。
そしてなにより主人公自身も、家族が出来て、そして失います。家族というと私の妄想まで入って言い過ぎかもしれませんが、『家』であることは間違いないです。まず蒼天に入る時の主人公って「石の『家』を失って、雪の『家』を与えられて」いるんですね。これは紛れもない事実。指名手配されている主人公にとって『家』というのは言葉以上の重みを持ちます。帰れる場所、安心できる場所、そんな場所です。砂でも石でも、暁の家は主人公にとって、良くも悪くも会社って感じ。極論を言うと何もしないでもだらけていても居ることを許される家って、雪の家が初めてなんですよね。そしてその家を、帰る場所を与えてくれた人を、奪われるんだな……。

●アルフィノ・クリスタルブレイブ・暁

アルフィノの成長は見事でした。冒険道中も卑屈過ぎなくていいです。
前回の感想でアルフィノ見ていると思いだすってFE風花雪月のフェルディナントを持ち出しましたが、第二部フェルくんは卑屈過ぎるきらいがあって、どうにも見ていて辛かった箇所が個人的にありました。FE風花で会話するには、散策でどうしても主人公 – キャラ会話中心だったのが、FF14では基本的にストーリームービー内なので、キャラ – キャラ (- 主人公)会話になる。卑屈になるアルフィノをフォローするキャラクターがいる。で、アルフィノがそれを受けて成長していく。特に焚火のシーンが大好きです。エスティニアンがいきなり我々にデレてきた!? って感じのシーンでもあって印象に残っています。
ヒカセンに対して、すまないが頼む……というスタンスが良いですね。アルフィノが行き着く先は人の上に立つことなので、前線に出るようになってもそこは譲ってはいけないんですよ。それにしても君、初対面の時の「人類は愚か……」感なくなったね。すっかりいじられキャラだね。
アルフィノをからかうエスティニアンとそれをとりなすイゼル、という構図が可愛かったので、アルフィノの初恋がイゼルだったらどーしよ! かわいいな! とか思っていたらあれじゃよ。ふぉふぉふぉ。吉田ァ!!

クリスタルブレイブは、リオルは言わずもがな、アリアヌやエフェミといった「裏切っていてほしくない……」と思っていた面々が残ってくれて非常にうれしいです。神童とはいえ15-6歳の子供を総帥と呼んで、一度瓦解しかけた組織を支えることを決めることができるの、本当すごいと思います。言い方あれだけれども現状、理想だけで釜を担っているようなもんだから余計にね。いやまじでリオル生きててよかった~~! 地味に好きだぞお前のこと。アルフィノぼっちゃまのことはお前に任せた。俺は今、オルシュファンのせいで情緒不安定で忙しいんだ。

ヤ・シュトラのマトーヤ関連はもうめっちゃテンション上がりました。Ⅰは数少ないクリアできている作品なのでそれもある。目が見えないの辛いけれどまじでⅠのマトーヤ再現じゃん! やったー! とくれんたぼーび! ってなってしまいました。まあ私がやった媒体ではトクレセンタボュシッダ! でしたが。どんな発音やねん。
ウリエンジェ~~~! おぬしおぬしおぬし~~~! あのタイミングでそれを漏らすの!? ずるくない!?!? 俺も同じ感情だよ……一緒に「失ってから気が付いた愛していた人の存在」を引きずろうな……少なくともプレイヤー私は一生引きずる自信あるぞ……
あとエンディング~~~アルフィノぼっちゃま~~~! 「ここにいたのか」じゃね~んだよ~~~穏やかな声の「ここにいたのか」は「ここにいるのだろうな」という前提があるので……エッNPCから見てもやっぱりそう見えるの? ビックスからもアイメリクからもアルフィノからも、やっぱりそう見えているの? これヒカセン私も一生オルシュファンのことを引きずりませんか? お、情緒不安定が見え隠れしてきたな!

●ウルダハ

解決するの早くない!? というお気持ち(ちゃんと解決はしていないけれども)。あと途中から薄々気が付いたけどナナモ死んでいないんかい! なお気持ち。
いや、別に死んでいてほしかったわけではないけど、今のウルダハはそんな、ロロリト一人を排除して女王のナナモが生きていたところでどうにかこうにかできる規模の話でもないでしょ、という気持ちがあるのでどうしてもご都合主義に見えてしまう。これからのウルダハがどうなるかはわかりませんが諸手を挙げて復興に向かうこともできないでしょ。少なくとも同胞から見たラウバーンが裏切り者に見えているのは事実だったわけだし、街でNPCから聞けた話も割と「だめだこりゃ」ってのが多いし。

ナナモ – ロロリト、ナナモ – ラウバーンの相性はそれぞれ割といいと思うのですが、ロロリト – ラウバーンの相性が水と油並みに悪すぎると感じています。どちらもいたらウルダハは正直再建できないと思う。逆を言ってしまえば、どっちかがいなくなれば再建できるとも思っています。というわけでこれからのウルダハは「ロロリトが実は重い病気持っていての病死」と「ラウバーンがいろいろあって祖国復興のために戻る」にそれぞれ100ギル賭けます(安い)。ピピン出てきているし、どちらかというとラウバーン引退の方が濃厚かな。
ロロリトのことは割と好きです。テレジ・アデレジと違って、己の利を追及しているのではなくて国の為を追及していのでね。難民問題もね、優しいだけでは国を動かしてはいけないのですよ。あのマンダヴィルだって、ゴールドソーサーでは難民を受け入れて働いて自立できるような仕組みを作ろうとしているけれども、国として受け入れようとした時には拒否を示しているし。あの状態の「ウルダハ」として難民を受け入れたら、難民は自立できないわ国は絞り尽くされて滅んでいくわで、ロロリト・マンダヴィルあたりの政治的判断は正しかったと思ってます。

●エスティニアン・イゼル

家族を描くということは家族を失った人という形の家族も描くわけです。家族を失っている2人。家族構成やら畏怖と尊敬の気持ちを織り交ぜられて下のものから接されているなど、類似点は多いものの決定的に思想が異なる2人。

巫女という立場を(自覚はないけれども)利用して、大義を振りかざして割と結構なことをやっているイゼルは、まあいつか何かしらの報復を受けるとは思っていました。シヴァが幻想だということと死の二段構えだとは思っていなかったけれども。
幻想やいうても私はむしろ、フレースヴェルグの中のシヴァこそ、長い時を生き過ぎたせいであまりにも美化しすぎている説を捨てきれないですけれどもね。いやだって「フレースヴェルグ」だよ、「死体を飲みこむ者」だよ。シヴァの死体を食べた際に、自分の中の幻想のシヴァと共に飲みこんだ可能性あるじゃないですか……永久に近い時を生きる中で、どうしてそれを美化しないと、言えるんですか……って気持ちになる。エーテルとなったイゼルの死体も飲みこんでいたりして……エーテルって飲めるのかな……。もしそうだったらイゼルがあまりにも可哀想なのですが、まあでもイゼルの最後は、風のような最後は、フレースヴェルグが翼を広げて飛び立ってくれたからなので……。
いやでももしシヴァに関してフレースヴェルグが正しいとしても、イゼルの人生の苦労や無意識下の傲慢は八割方フレースヴェルグのせいなところはあるので一発殴りたいな……。
あとイゼル、割とお手軽に神降ろししていて(vsラーヴァナの時とか)、「そんなお手軽にして良いものなの!?」ってなりました。多分よくない。振り返ればこれもシヴァに対する無意識下の傲慢だったのかな。「私は星の意志(ハイデリン)とシヴァに選ばれた」、みたいな。

エスティニアンは初対面の時の「紹介したかったのはわかるけど、アイメリクお前、なんでこのタイミングで連れてきた……?」感と、いきなり相棒呼びしてきて「えっ!? 俺がお前の相棒なの!? アイメリクとかじゃないの!? なんで急速にデレはじめたの!?」っていう2点が特に印象に残っています。いやまじで唐突にデレてきた感ある……ない?
真面目なお話をすると、ずっと復讐まみれだった人生で、それをやり遂げた時に安寧を求めたのは、非常に人間を感じました。寧ろ安心した。エスティニアンの復讐者に塗れながらも、塗れているからこそ、人間味を失っていない感じが好きです。ミドさん、頼むからそんな息子の所業を解説するやら人間を諭すやらしていないで、一緒に慌ててエスティニアンを追いかけてくれや……。
エスティニアンが闇堕ちっぽくなっているのにその後のBGMとても軽快だし国家アレンジだしで笑ってしまった。絶対そんなテンションちゃうやろ!! はよにゃんの後を追え!! 四国同盟の前に追え!! 私は今ちょっとフォルタン家から離れられないので、エスティニアンもうちょっと待っていてください……。

冷静に見返すと新生のサンクレッドといい第七星歴のグ・ラハ・ティアといい今回のエスティニアンといい、俺のヒロイン候補は野郎が多いですね。まあでも、俺のメインヒロインはオルシュファンなのでね! ToLOVEるのリトがあんな可愛い女の子たちに囲まれながらも初恋の春菜への愛を貫いたのと同じようなもんよ。俺がリトでオルシュファンが春菜ってワケ。どういうワケだよ。

●ルキアとリウィア。あとヒルダ

取り残されたリウィアと、前に進むと決めたルキア。後述するオルシュファンでもわかると思いますが、私はオルシュファンで狂わされていたので、引きずる(どころかストーリー進行にも物理的にも立ち止まっていた)ヒカセンとの対比のように感じてちょと辛かったです……。
「一人の男に人生を捧げる女」という血筋を感じるねんな。紛れもなく姉妹だよ……魔導アーマーの色、おそろいだし……。リウィアはガイウスに対する女としての愛も感じたのですが、ルキアはどうなのだろう。どっちの場合も好きだよ。
ルキアは帝国を裏切った後もリウィアのことを割と好きだったと思うのですが、リウィアはルキアのことどう思っていたんだろう。この裏切り者って思っていたかもしれないし、そんな女いたなって忘れていたかもしれないし、何でお姉ちゃん傍にいてくれないのって思っていたかもしれない。個人的に最後は望み薄かな……リウィアはもう、確定的にガイウスに全てを捧げていたので……姉にも捨てられたっていうか、極論を言うと「あんなやつ、もうどうでも良いや」くらいに思っていそうなんですよね……「何も持たない抜け殻」って自分で言っているので……いやまあでもリウィアから見てみれば、それが一番自然な感情ではある。

魔大陸に主人公を送り出す時のルキアの台詞が好きです。「祈り」なんてね、本質は「願い」なんですから。純粋無垢な気軽なもので良いんだよ。相手の無事を願うだなんて、これ以上ない「祈り」ではありませんか……。ふーーーん……姉妹揃ってイイ女じゃねーの。イイ……? イイ…………ウッ!!!!

あと書く項目作らなかったのでここで書いてしまいますが、反乱軍のリーダーでヒルダって2じゃん! やったー! ってなっていました。こいつテンションが大変なことになってばかりだな、とお思いでしょう? お察しかと思いますがこの直後の教皇庁で大変なことになるので、テンションではなく情緒が大変なことになっております。
機工士のジョブクエやっていたからかヒルダとの会話で追加台詞っぽいのがありましたが、機工士ジョブクエでこれから出てきたりするんかな~したら嬉しいな~。

●アイメリク・トールダン・蒼天騎士たち

トールダン猊下の思想はわかるんですよ、メガテン系でみた。いきなりATLUSの世界観に迷い込んだのかとプレイ中に思いました。管理下での平等の平和ってやつ。
でも死体を弄ぶような行為を用いてしまった時点で、トールダンに平和を語る資格はないんですよ。彼がしてしまったのは死者を背負う行為ではなくて、死者を弄ぶ行為なので。だいたい息子一人と正面から向き合えないお前に平和が管理できるか。
トールダンを殺す時のトールダン視点の真っ黒のヒカセン、にこにこしちゃった。もうね、あれはね、大切な人を奪われて復讐の鬼になった姿。ハッ……これが『漆黒のヴィランズ』……ってコト……!? 紅蓮を飛ばすな。真面目は話をすると、物語における「英雄」としての呪いが完成した場面でもあると思っています。

蒼天騎士たちはまだ個別だとよくわかんにゃい。とりあえず全員殴ります、殴りました。この後もマウント回収やらミニオン回収やらルレやらで何度でも殴ります。特にゼフィランは真心こめて殴りたいと思います。私の殺意、受け取って!
全員殴るのですが、今アチブで貰えるオルシュファンのカードが欲しくていろんなNPCにカード勝負仕掛けていて、デッキにあるシャリベルのカードにめっちゃ助けられているからクッソむかつく~! オルシュファン来たら速攻交代するからな、使い勝手悪くてもオルシュファンで行くからな。他のカードとオルシュファンを交代する可能性があることからは目を逸らしておきましょう。

アイメリクについて。
アイメリクがオルシュファンを気に入っていたっぽい理由がこれ(父親との関係)か~! となったと同時に、ということはアイメリクは割と隠す気はなかったのかな、という感想も抱きました。世襲制じゃないっぽいし。
アイメリクとしては父親に認知してもらいたかったのかもしれません。いや多分、事実上の認知はほぼほぼされているんだけど、社会や部下に向けてトールダンの口からきちんと「息子です」ってしてほしかったのかなって。元々噂はあったらしいことは作中で語られますが、なんとなく、アイメリクの態度とそれを容認するトールダンの態度で、じわじわ~っと広がって行ったのかな、と思っています。
トールダンも息子のことは愛していても(魔大陸に行くときの台詞で「息子」とは呼んでいるわけですし)、トールダン側から何かしらのアクションを起こしたとは考えにくいんだよな。息子があんなに真っすぐな人だとは当然知っていただろうし、それでもアイメリクが贔屓目別にして良い地位を任命する程度には優秀だったことは事実だし。トールダンも息子との距離感に悩んでいたのかな、だからこそ息子の直視をしないで、逃げ続けて平和という大義を掲げ続けたのかな、なんて思いました。
アイメリクは本心としては、ずっと寂しかったのかな。そんな感情を持っていて、オルシュファンと持っている者同士、何か感じあうものがあったりしたのかな、なんて。ね~!

それにしても魔大陸に行くときのアイメリクの一言のせいで私は「互いに両片想いで周りはにこにこしながら見守っていたが当人たちは戦争が終わってから互いにプロポーズする気満々だったオルシュファンとヒカセン」の幻覚を見始めた。こいつ、やばい幻覚キメてんな。次の項目もっとやばいですので逃げるなら今のうちですよ!

●オルシュファン・フォルタン家

*情緒不安定です*
*何処目線なのか自分でもわからないです*
*以下こちらやらこちらやらこちらやらをBGMにしてお読みください*

オルシュファンに人生狂わされたが!? ヒカセン私の人生とプレイヤー私の情緒を狂わされたが~~~!?!? 自分が思うよりお前に恋をしていたんだが~~~!? いやなんかプレイヤー私は言わずもがな狂わされたのですがヒカセン私があんな表情をしたり選択肢にだすほどに思っていたとか聞いてないじゃん聞いてないよ聞いていないんです。
オルシュファンが死んでからめっちゃ表情変えるじゃん!? というか思い出したけれど、第七星暦時のオルシュファンとのやり取りのあたりから表情見せるようになっていたね!? なんで!? オルシュファンが凍てついた君(ヒカセン)の心を溶かしてくれたの!?!? 碇ゲンドウと碇ユイなの!?!? どうして自分の意見を出してくるようになったの!? 自己主張したいほど愛していたの!?!? 何処目線なんだよ俺はよ。

祖先が出てきたムービーも大変なことになっておりました。髪色を除けば一番オルシュファンが祖先に似ていて、家族の姓を名乗れない男が一番祖先に似ていて、しかもその男がいざという時に迷う当主(父親)に対して『家名を誇る』ということの在り方を説くとか、こんな因果あるか!? ってなっていました。ここにあるんだよなあ……
オルシュファンからエドモンへの、蒼天当初は当主呼びだったのが父上呼びに変わったんですよ。長年拗らせてきた家族仲に何か変化があったのでしょうか(白々しいボイス)? おやっ!? そこに息子が熱弁をふるってまで連れてきた人がいますねぇ!!
兄弟仲の方は、多分グナース族・モーグリ族をどうにかこうにかできたあたりには、兄もオルシュファンのことを弟って呼べるくらいになっていたのかなと思います。元々エマネランとオルシュファンは、遠慮なく呼び捨てにし合って多少の冗談を織り交ぜられて会話できる程度には仲が良かったっぽいし。
アルトアレールは頭が固いというか、融通を自分自身に利かせづらいタイプだと思ってます。わかっちゃいるんだけど、ってやつ。少し自己嫌悪も混ぜっちゃうやつ。そりゃアルトアレールはエマネランに比べてお母さんとの思い出も多かっただろうし、長男として割り切れないところというか、亡くなったお母さんのこともあって意固地になっていたところはあっただろうな、と思っています。それでも幼少期に複雑な思いを抱きながらも、腹違いの弟にいじめとかしていなかったっぽいあたり、ぼくは好きですよ。
正妻がどんな人だったかはわかりませんが、まあ貴族社会の娘さんだったら平民の妾に思うところは、そりゃあるでしょう。ヘラみたいに手をかけるまでいかなかったのは、正妻にとってもオルシュファンにとっても救いかなと思います。オルシュファンのお母さんに対する嫌がらせがどんなもんだったかはわからないけれど、でもオルシュファンの「母は美しく正しかったが、弱い人だった」という台詞からは、突き抜けたものはなかったのではないかと思います。だからといっていじめを肯定するわけではないですよ。オルシュファンが光属性すぎるってのもあるけれどもね。

いや~~~思い返せばシヴァ戦の時もお前は最高だった。ヒカセンがテンパードにならないとかそんなことオルシュファンにとっては関係なかったんだなって、友がピンチだってことが重要だったんだなって。いや~~~すき~~~。シャリベルに襲われた時もお前は駆けつけてくれたしタンクでヘイト取ってくれて俺のことを守ってくれるし~~~いや~~~! 好き~~~! お前のことをこんなに好きになるだなんて思っていなかった、責任を取れ。
それがさ~~~主人公と戦闘中にアイコンタクトとるほどに通じ合っていて駆けだして、そこで友を殺そうとした槍を庇って。オルシュファン自身も死ぬつもりは一切なかった庇い方だと思うんですよねあれは。回復魔法かけなかったってことは、そういうのを遮断する効果もあった……ってことに後付けでされていそうだと思います(私は違うけれど、ヒカセンをヒラにしていたから「なんでかけないのっ!」ってなったプレイヤーも沢山いただろうと思うので……)。極ナイツ戦のゼフィランの台詞、許さね~~~!! その言葉が煽りになったりヒカセンの冷静さを奪う言葉だと、認識している……!? やっぱ敵から見ても好き同士だったんじゃん!!(?) まじで大丈夫かな、この人。
致命傷を負ったオルシュファンに駆け寄る主人公を誰も責められないんですよ……最後の力を振り絞って主人公に伸ばした手を握りしめて、泣きながらもオルシュファンの望み通りに笑顔を向ける主人公……いつもは絶対「英雄」として見てこなくて「友」として見てくるのに死ぬ間際に、もしかしたらヒカセンの中で忘れて欲しくなかったのか単純に笑顔になって欲しかったのか知らんけど、英雄の呪いをかけて死ぬオルシュファン…………オルシュファンが笑顔を見せて息を引き取ると絶望したように目を見開く主人公………………ア~~~~~~!!!! こんなんすき~~~~!!!! 大切な人が永遠に一等席に座ったまま、誰にも譲らないやつ~~~~!!!! 死者をずっと美化し続けて誰にも譲れないやつ~~~~!!!! だから何処目線なんだよ、俺はよ。
でも「オルシュファン、ここまでの流れでみんな好きやろうし、エアリス化させるか^^」みたいな感じも正直伝わってきて複雑な思いだぞ、吉田ァア!! シルバーアクセサリ作っているし「やっぱりな」感、正直あったぞ、吉田ァァアア!!!! シルバーアクセサリ、買ったぞ、吉田ァァァアアア!!!!!! サイレンス入荷はやめろくりかえすサイレンス入荷はやめろ。教皇庁クリアしたのが日曜日だったので、まじで沈黙の日曜日でした。

神とか帝国とか英雄とかうるせ~~!! 知らね~~~!! 俺はオルシュファンの仇をとるためだけにお前たちを殺すんだ~~~!! というスタンスでトールダンたちを討ちに行きました。主人公は光の神に近いであろう「星の意志」の使徒なのに神を否定しているっぽいのは、正直これもうわかんねぇなとは思いました。新興宗教を否定とかそんなスタンスなのかもしれない。
それはそれとして前述のとおり私はオルシュファンの仇をとるというスタンスで殺しました。英雄と呼ばれる主人公の本質は決して英雄になれなくなった瞬間だよ……頑なに英雄って呼んでこなかったくせにおま、おまえ……最後の最後にからかうように……その言葉が呪いになるとも知らずに……いや知っていたのかもしれない、最後の最後に人間を見せてきたのかもしれない……大切な人に一生忘れて欲しくなくて呪いをかけたのかもしれない……イイぞ、呪え……俺を呪え……死亡時の片割れの言葉にとらわれるかぷが好きなんじゃ……くそくそ……一生引きずってやるからな…………お前のいないイシュガルドに救う価値はあるのかな……でも俺がお前のいないイシュガルドに救う価値を見出せなくても、お前がイシュガルドを愛している事実は変わりがないものとしてそこにあるわけだから、俺は救うよ……そしてそっちに行ったらたくさん恨み言言ってやるからな、笑顔で聞くんだぞ……くそ、くそ……お前の隣に骨を埋めたい……同じ墓に入りたい…………お前は俺の帰る家なんだから俺の入る墓にもなれ…………何を言っているんですかねこの人は。

自分でもなかなかに「大丈夫かこいつ」って思うエピソードで、教皇庁突入前にエドモンのところに行くムービーでヒカセンとオルシュファンが二人で入ってくるシーンがあるじゃないですか、あるんですよ。あそこでテンション上がりまくって「新婚入場じゃん!」とかほざいていたんですよ。この時点でやばいのに翌日、教皇庁だったんですよ。一晩で未亡人になってクッッッソ笑ったわね、笑えないが????
緑色が好きだから緑のカララントめっちゃ豊富なのに未亡人になったから喪服を身にまとうので黒しかいらなくなったし、ミラプリするときも「喪服っぽいかなこれ」とかいうよくわからん着眼点を持ってしまった。何を言っているんですかねこの人は(2回目)。
来世で結ばれようねオルシュファン……お前のいない世界を俺は頑張って救ったり生きたりするから、お土産話沢山作るから……あの世や来世で俺を待ってろ…………
喪服のために課金服も買うかもしれん助けてくれ。オルシュファンのエアリス化にキレながらもネックレスは買ってるし助けてくれ。助けないでくれ。助けてくれ。俺の帰る場所になってくれるんじゃなかったのかオルシュファン………………所持品にお前の肖像画がずっとあって持ち歩いているぞ……いやだって盾置いて行きたくなかった~~~! 一緒に行きたかった~~~!! たいせつなものにあってほしかった~~~!!!

こんなに狂う予定なかった~~~~~!!!!!

というわけでヒカセン私はこれから未亡人として過ごします、よろしくお願いします。もうあれかもしれない次の蛮神はヒカセン私かもしれない(?)。うえ~~~俺が人類補完計画始めたらアルフィノ俺を止めてくれ~~~俺がゲンドウでオルシュファンがユイするからアルフィノはシンジくんしてくれ~~~! 大人になったな、アルフィノ……

あとはオーシャンフィッシングを教えられて楽しさに気が付いてしまったので、漁師のレベルが爆上がりしています。初カンストが漁師になるまであります。ジョブクエがすっごいたまっています。戦闘のメインジョブは踊り子のレンジ中心になりそうです。暗黒ジョブクエやって、とも言われました。嫌な予感がします。
LB熟練度の報告としては、フレさんとIDに行く時、LBを撃ってIDが終わったら「あれでよかった? 大丈夫だった? 遅かった?」って聞きながら頑張ってます。少しずつ成長をしているのだ。その成長をお前に見て欲しかったんだよ、オルシュファン…………INしたらまずお前の墓参りに行くのが日課になってしまっているが、俺は……俺はどうすればいい……………………

冷静にエアリス化は正直思うところがあるし、吉田に愛憎混じりの感情を抱いているし、まあちょっと思うところもあるのですが。それはそれとしてプレイヤー私はオルシュファンにはクソデカ感情を抱いていますし、自機私もクソデカ感情を引きずったまま歩んでいくのだと思います。歩め、頑張れ。

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FINAL FANTASY ⅩⅣ 第七星暦編 感想

前回の新生はこちらから読めます。

新生 – 蒼天をの~んびりやっていたら大変なことになってこの感情をどうにか吐露したく、気が付いたら感想を書いていました。そりゃ悲鳴を楽しみにされるわけだわ、”理解”(わか)っちゃったな……。
感想は新生 / 蒼天 / 紅蓮 / 漆黒 だけになるかなと思いましたが「わりぃ……(このクソデカ感情を抱え込んだままなのは)やっぱ辛えわ……」ってなったので急遽、第七星暦編を書きました。因みに15はまだ積んでいます、ちゃんと言えたじゃねえか……。

途中から「助けて欲しい」しか言っていませんでした、言えませんでした。
ここだけのお話ですが、おたくの「助けて欲しい」は鳴き声みたいなものなので、助けなくて大丈夫です。ただおてては握っていてくれると嬉しいです。握っていてください。

以下、FF14第七星暦編のネタバレを含みます。

●アルフィノ及びクリスタルブレイブについて

暁にも言えることですが「エオルゼアを『救済』する」ってかなり傲慢だな、とは常々思っていました。何処かで足をすくわれるぞとは思っていました。はやすぎた。余談ですがこの時のアルフィノが性癖に刺さる方はFE風花雪月のフェルディナントくんがおすすめです。プレイしながら思い出していたらこんな展開になって、助けて欲しいぜ全く。
そもそも他種族や他宗教を蛮族・蛮神と呼称するあたりでかなり差別的なんですよ。それでいてユウギリを始めとした人型をしているドマの民は、難民として受け入れようとする姿勢を見せる。これはお笑い種ですよ。

アルフィノは青くて、そして自分の理想を信じている。理想を踏みにじる存在がいるということなど、考えてもいない。理想の前に立ち塞がるものがいるであろうというとも、理想を踏みにじるもののことには思い至っていない。
クリスタルブレイブも言ってしまえばならず者の集まりです。志を共にしたと言えば聞こえはいいけれど、その志にも程度の差があるし、志が同じだからといって面接などもしていない。
イルベルドの気持ちもわかるんですよ(本当に実行犯なのかは正直怪しいと思っているけれど)。だってずっと泥水を啜って生き延びてきた中で、親友は自分たちを虐げてい象徴の傍にいる。政治なんて知ったこっちゃないんですよ、アラミゴの民は今日の命だってしれない。事件屋を進めて思いましたが、アラミゴの民は本当に偏見の中で生きている。蛮族と違ってなまじ人型のせいで、「なんで自分たちだけ」という気持ちは捨てきれないし、蛮族たちにたいして「お前らとは違う」という気持ちも捨てきれない。自分たちだけではどうしようもない。その状況をどうにも打破してくれないウルダハに対して怒りや憎しみが募るのは当然のことです。ウルダハの内情なんて知ったこっちゃないんです。
でももうクリスタルブレイブはリオルしか信じねえ。リオルは信じている。無事でいてくれ。一緒に坊ちゃまを支えような。

●ナナモ及びウルダハについて

死ぬ瞬間に手を伸ばされるのが、大きく目を見開いているのが。如何なる境地にいあろうと気高くある女王の、何も覆ってない個人としての表情に見えて辛かったです。
けれど反面、ナナモが「ナナモ」として死ねるのは、ここが最後だったとも思います。

江戸時代に流行った狂歌に「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」というものがあります。
白川藩主でもあった老中・松平定信の財政改革政治は、それに耐えかねた民衆や将軍の反発によって終わりを迎えます。民衆たちは賄賂蔓延る腐敗政治であったとしても、華やかさや自由さがあった田沼意次が老中をしていた頃の方が良かった。という狂歌です。
どんなにナナモが気高くあろうとも、どんなにラウバーンが忠義者であろうとも。以前の体制(砂蠍衆 vs 王国派、といった感じの体制)の時に甘い蜜を吸っていた存在がいること・その恩恵を受けていた人たちがいることは揺るぎのない事実です。一定数「前の方が良かった」という輩は悲しい哉、絶対にいます。

そして仮にナナモ存命のまま、何事もなく王座を退き共和制に移行することができたとしても。ナナモでないにしても『王家の血を引く存在』がいる限り、絶対にどこかで王政復興を謳う存在は出てきます。王家の血を引く存在の意志に関わらず、です。それが一年後か十年後か百年後かはわかりませんが。俺は詳しいんだ、マギでみた。日本史の授業でもやった。あとぶっちゃけた話、あの国が共和制でうまくいくとも正直思えません。あまりにも一部の豪商の力が強すぎるので……。王家が無くなったところでそこがどうこうなるわけではないし……。
ところでラウバーンの養子であるピピンは、ナナモと同じララフェル族ですね。まさかね。敬愛した女王の隠し子やら親戚やら政敵から守るように大切に育てるという構図は好きですが、それはそれとしてそうであったらなかなかに地獄な展開になりそう。ウルダハはこれからどうなるのかな。いやまあ、俺(プレイヤー自身)もこれからどうなっちゃうの~!? 状態ではあるのですが……。

ロロリトやテレジ・アデレジについて。
ロロリトの真意はわかりませんが、テレジ・アデレジはあの場面で自身の犯行であることを暗に認めてしまうあたり、悪役として三下でありました。仮にあそこでラウバーンに殺されなくとも、何処かでへましていただろうよ。少なくともロロリトが黙っているとは思えません。
侍女がロロリトに買収されていることは割とガチであぇえ!? ってなりました。テレジ・アデレジの方でないだけ、見る目があったのかもしれん……。
ところでなんでロロリトとイ・ダは似たようなお面付けているの? 流行っているの?

●「助けて欲しい」について

「(ムーンブリダが死んだのが普通に辛すぎるので)助けて欲しい」

「(祝賀会がもう嫌な予感しかしないから)助けて欲しい」

「(ナナモが死んだ瞬間のムービーが純粋に辛いから)助けて欲しい」

「(ラウバーンの心境が純粋に辛すぎるから)助けて欲しい」

「(仲間が一人一人欠けていく展開、燃えるけど辛いから)助けて欲しい」

「(行商人が助けてくれる展開、普通に興奮するから)助けて欲しい」

「(俺のことを疑わずに守ってくれるオルシュファンのことが好きになってしまうというか実は前々から好きでとうとう認めてしまいそうになるから)助けて欲しい」

「(オルシュファンを娶りたいから)助けて欲しい」

「(アルフィノ坊ちゃまを支えたいがそれはそれとしてオルシュファンを娶りたいのに、はよイシュガルド行けって言われたから)助けて欲しい」

「(そういえば第七星暦編・前半のムービーでイシュガルドは『ポケットモンスター 蒼天のイシュガルド ブラックアシエン / ホワイトアシエン』状態だったことを思い出してイシュガルドに行きたくなさがあまりにも増してしまったので)助けて欲しい」

です。助けてください。

●クリスタルタワーについて

悠久の時が流れるタイミングが強い。これに限ります。3積んでいてごめん。いうて途中まではやっているので、めちゃくちゃ3じゃん! ってテンション爆上がりしました。
アライアンスレイドたーのしー! って気持ちと、俺のヒロイン候補の一人であるグ・ラハ・ティアと再会できる日は来るのでしょうかという気持ちです。ネロくんはちょっと一度シドくんとちゃんと向き合って腹割って素直にお互いの気持ちを伝えあってください。先生はクリスタルタワー周回で忙しいです。何のために周回しているんだっけ……?

今はクリアしていない新生コンテンツを消化してから蒼天に入ろうとしています。クルルとか無とか、めちゃくちゃ5オマージュなところがあって5やりかえしたくなってきました。14で「過去作やってから(やりなおしてから)やりたい!」状態になったらいつまで経っても進めないことに気が付いたので、そこはあまりこだわらずに、そのうち並行でのんびりやったりしていると思います。
とりあえず昨日、事件屋を走り切ってきました。ギルちゃんとオルちゃんとテュポーン先生がいるだけでFF14ありがとう……という感じです。ブリちゃんとエリーには幸せになっていただきたいです。結婚式の司会は任せてくれ。エリー逮捕のあたり辛くて悲鳴上げていたらフォロワーに「事件屋でも悲鳴が聞けるとは思っていなかった」と言われました。俺もだよ……。
LBは打てるようになりました! が、通話しながらではないとタイミングがいまいちわかりません、助けてください。この助けてくださいは鳴き声ではなく、助けて欲しいの助けてくださいです。

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