Isoland 感想

Switchでやりました。Nintendo Storeはこちら

『ミスターパンプキンの不思議な旅』の雰囲気が好きだったので購入したら同じ会社でした。好きだけど前作といい今作といい「いや……この謎解きは無理があるやろ……」というのがたま~にあるのは何とかなりませんかね。気合か、気合しかないのか。

がっつりクトゥルフ神話要素があって、ゲーム自体がCoCやっている感覚。登場NPCもSANCに失敗して発狂を引いている人が多い。
EDは二種類(1週目と2周目で違う)あって、2周目の方は「門の創造」あたりをがっつり使っています。

2と3が出ているのは知っているので、キャンペーンシナリオちっく。まんまCoCって感じ。嫌いじゃない。そのうちやろうと思います。
灯台の赤い箱だけ未解決で終わらせてしまいました、ヒントわからなくて……。何だったんだろうあれ。

雰囲気が好きな人は買って損のないパズルゲームでした。値段もお安いしね。

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Isoland 感想

Gorogoa 感想

Switchでプレイしました。My Nintendo Store はこちら

美しい手書きイラストから造られたパズルADV。任天堂公式でよゐこのお二人がプレイしましたね、自分もそれで知ったのですけれど。
絵画のようなパズルをずらしたり重ねたりする感覚でプレイできるゲーム。クリア後にデモ版? もプレイできるのですが、結構中身違っていてびっくり。どちらも好き。

言葉で語られることは一切ないゲームなのですが造りが丁寧であることと散りばめられたモチーフからなんとなく考察ができます。というわけで、ここからは自分なりのGorogoaの考察をしたいと思います。

このゲームで一番印象的なモチーフはやはり『眼』だと思います。ゲームタイトルやゲーム序盤で現れる緑色の眼。魚のような鳳凰のような、そんな存在の眼。
一体この『Gorogoa』という存在は何なのでしょう。戦争や災害の象徴なのではないかな、となんとなく思っています。ゲーム内で主人公は少年・青年・老人の姿をいったりきたりしています。

ゲーム中に集めている五色の林檎の果実、のようなもの。供物としてGorogoaに捧げる集めるために作中で主人公が集めているのですが、実際にGorogoaが求めていたのは、供物そのものではなく供物を集める上での経験だったのかなあ、と思います。
Gorogoaが求めていたのは、知識・経験、言ってしまえば人生。主人公そのものが『供物』で主人公そのものが『Gorogoa』でもあったのかな、と感じました。
人身御供に近い。人身御供は日本だと水害のイメージが強いですが、インカやアステカなどでは太陽信仰の影響が強いんですってね。あの『眼』は正に太陽というに相応しいのではないでしょうか。

パズルゲームとしても考察の余地があるゲームとしても、良いゲームでした。わかんない、って場面が出てきてもぽちぽち頑張れば何かしらの手掛かりがつかめるし、良いゲームです。ストーリー展開的には後半の鳥肌の立ちが凄かった。よゐこさんのあの動画もゲームの良いところが伝わって核心には触れない、良い動画でした!

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Gorogoa 感想

ポケットモンスター シールド 感想

公式サイトはこちら

Switchという家庭用・携帯用どちらにもなるゲームソフトで発売されたポケットモンスター本編の新作。家庭用ということは迫力のある演出が求められるし、携帯用ということはお手軽さが求められるし難しいところだと思うのですが、上手い具合にその両方を叶えられていて感動しました。

物語とかに触れる前に思ったのが、モデリングが凄い。主に人間たち。
会話をしている時などに、目線の動きとか口元の動きとかが設定されている。昔のようなドット絵も好きだしむしろ好むのはどちらかというとそちらなのですが、やっぱり綺麗な3Dモデリングもいろいろ考察出来て良いですねえ。

ストーリーは、全体を通して”成長”、また”世代交代”の話だと思いました。同じく成長する話である前作のサンムーンと違うのは、サンムーンも剣盾も主人公を含めた子供たちに対して通過儀礼が用意されているのですが、大人たちの対応が違う。
サンムーンの方では通過儀礼中に起きた騒動も通過儀礼の一種として大人が全力でサポートしながら子供たちに体験させる。
剣盾の方では通過儀礼は通過儀礼、騒動は騒動として、大人が全力で騒動に対応して子供たちは通過儀礼に専念させようとする。
どっちが良いとか悪いとかはありません、どちらも通過儀礼としての在り方の一つだと思います。

●以下ネタバレあり

非常に残酷な物語だと思いました。世代交代の話ではあるのですが、その交代した側はどうすればいいのかって話ですよね。
散々大人大人と言いましたが、ソニアやダンデたちだって恐らくまだ20代。正確に言えば大人になろうとしている人たちです。自分の在り方にもがき苦しんでいる人もいれば、自分が築き上げた土台が無くなって新しい土台を見つける人もいる。新しく人の土台を作るのを手伝う人もいる。理想と現実のギャップに苦しむ人もいる。ジムリーダーたちの考察できる要素が、随分と増えたと感じました。おかげでこっちは勝手に不深読みして勝手に苦しくなっているよ……。あと個人的には、ホップとビートの対比というか関係というかがすっごくキた。
また、チャンピオンという頂点を争い合うことを、ジムチャレンジということを非常に大衆向けにパフォーマンス化したことで、バトルを意識して”演じている”キャラが複数人います。今までのシリーズのジムリーダーは公務って感じでしたが、今作はパフォーマーですね。実質的な四天王戦もジムリーダーたちによるトーナメントですし。

世代交代は書くまでもないとは思いますが忘れるであろう未来の自分の為に書いておくと、
・ダンデ→主人公
・ソニア→ホップ
・ポプラ→ビート
・ネズ→マリィ
・ローズ→ダンデ
・マグノリア→ソニア
です。あと剣と盾の時間軸が分からないから明確には言えませんが、メロン→マクワも世代交代の一つですね。

●主人公

物語開始時点でダンデと面識がないので、ダンデがチャンピオンになって以降にハロンタウンに引っ越してきたのかなあ、と思います。ポップの幼馴染ではない、もしかしたら親同伴なしでハロンタウンから出るのも初めてだったのかも。同世代に対してのやりとりとしては序盤のホップが主人公に対して過保護が過ぎるように思えるんですよね。慣れていない土地だからと考えると納得いく。
しかしこうして振り返るとポケモン主人公って引っ越してきた設定の子が結構多い、プレイヤーが感情移入しやすいようにでしょうか。
移住してきた(可能性が高い)+チャンピオン・ダンデを打ち取った、と考えると元ネタ的に、アングロサクソンモチーフなのかな。

●ソニア

プレイ前の予想よりも割とおてんば娘さんでした、かわいい。お部屋も若いお嬢さん感出ていて、イマドキの女の子していると思います。死語かな。
偉大過ぎる祖母と、大きくなり過ぎた幼馴染と、二束草鞋をうまいこと履いている親友に、ずっと悩んでいる感じ。嫌いなわけではなく好きだからこそ悩んでしまう。
彼女の時間は彼女が昔したジムチャレンジの時から止まっていたのではないかと思います、彼女の止まった時間を再び動かす物語だと思いました。

ジムクリア後のご褒美アイテムをくれるのも彼女が多いのですが、親友のルリナを撃破したら「かたきうち」くれるの、面白かった。ごめんてぇ……。

ED後の騒動は正直仕方なかったですね。学会でいきなり一石どころかチェス盤そのものをひっくり返すような説が出てきて、それがしかも説得力がありそうとはいえ、新人学者のソニアであったから。マグノリア博士がもう少しフォローすればと思いつつ、それだと祖母の七光りと言われるし。何はともあれ丸く収まってよかった。

●ホップ

本編は主人公が成長する話で、クリア後はホップが成長する話でした。
もうね~~~こやつめがやばいんですよ……本当に……。前作のハウに通ずるところはあるんですが、ハウくんと違うところは、彼は主人公と同じ速さで成長してくれないということです。
主人公は置いておきますが、この世界のキャラクターって知名度的に当たり前っちゃ当たり前なのだけれど、まず最初のホップの認識が「チャンピオン・ダンデの弟」という認識なんですよね。OPでプレイヤーもライバルの一人であるホップより先にチャンピオン・ダンデを見ておりそのダンデをアニキと呼ぶことから、主人公は兎も角としてプレイヤーも無意識のうちにホップのことを「ダンデの弟」として見てしまうんですよね。本人も頻繁にダンデの弟であると言いますし。
けれどそこのビートという「嫌な奴ポジション」がホップの前に現れる。そしてホップに、主人公とかダンデとか抜きにした貴方自身を話せ、みたいに言われる。多分これ、ホップはほぼ初めていわれたんじゃないかな。少なくともストーリー内では、家族や本人ですらまずダンデをあげてからホップのことを話すので。ホップはビートに負けたわけですけども、ここから成長していく、というか、ここからやっと成長できるスタートラインに立った、という印象でした。
あと、最後の最後の戦いでバイウール―が自傷技をとうとう使わなくなったのも泣きそうになりましたね。答えを出すまでは本当にがむしゃらで悩んでいたのだな、と思いました。

ダンデとの兄弟関係ですが、少しねじれているな、と感じました。でもそれはお互いがお互いを思うこそからのねじれで、現実にも普通にあるねじれだと思います。兄が寮生活している兄弟って感じ、身内にいたなそういや。既視感これか。
例えばブラッシータウンで主人公が初めてダンデに会うシーン。「3cm伸びたか?」「流石だぞ!」みたいな会話がありますが、あれ正確に3cmなわけがないんですよ。というか、本当に3cmだったかなんて、ダンデにもホップにもわかるわけがないんです。だって人間の身長なんて1日の中でも朝と夜で変わるわけだし。
でもそんなの、どうだっていいんです。本人たちにとっては身長が伸びたことに気が付けたことと気が付いてくれたことが重要なんです。あの場面は「弟にかっこいいと思われたい兄」と「憧れの兄を立てたい弟」の場面です。
本来の、現在そこにいる相手よりもずれた相手をお互いに見ていて、そこがねじれているのだと思います。そのねじれを物語を通して解消していく、そのように感じました。

●ビート

先ほども言った通り、私はビートとホップの”関係性”にやられてしまいました。
ビートとホップは、本編中はビートが自分になくてホップにあるものを羨ましがり、クリア後はホップが自分に無くてビートにあるものを羨ましがる関係です。
そして、ビートにあってホップになかったものとは何か。バトルを”演じる”自分を作りだせるスイッチだと思います。ホップとビートの共通点としてパーティメンバーの入れ替えがあります。そしてホップはウールーを手持ちに戻すけれど、ビートはユニランやゴチムを手持ちには戻さない。クチートのことを考えると、この二匹は引退したポプラに預けているのかも。
フェアリータイプの新しいジムリーダーとして、70年もの間ジムリーダーを務めあげたポプラの後継者として、自分がどういう立場でどういう振る舞いをどういうバトルを大衆から求められているかを、彼は理解しています。そして、それを演じる覚悟があった。
余談ですが、ビートはホップの再起点になるのに、ホップはビートの再起点にならないところも好きです。この二人、程よい友人関係築けると思うんだよな。

あと思ったのは、ポプラを保護者として頼ることはあっても依存することは絶対にないだろうと感じます。
ローズに認識されていなかったことを、彼はローズからジムチャレンジの資格剥奪される前からわかっているんですよね。ローズが自分の大して都合の悪い振る舞いをすると、一度思考停止させてなかったことにしてから会話再会をする。そうしなければビートは生きてはいけなかったから、ビートの世界にはローズとローズの傍にいるオリーヴしかいなかったから。
でもそこから追い出されて、自分はローズが世界に居なくても生きていけることを知って、世界にはもっと人がいることを知って、だからこそ資格剥奪後のビートは他人に依存することはしない。
加えて言うとローズを恨んでいることも絶対にないです。資格剥奪の時もビートは「ローズの評価が下がること」を気にしているんですよね、自分はローズに選ばれた立場なのでその自分の一挙一動がローズの評価に通じていると思っているんです。
結局ポプラに拾われてビートは現実を知ります。けれど、確かにローズの世界にビートはいなかったしビートの世界にローズは不可欠だったわけではないけれど、ビートの自我が産声を上げるためにはローズと出会うことが必要だったので。その点に対するローズへの感謝はビートはポプラに拾われたからこそ忘れないし、だからこそポプラに対しても感謝こそすれど依存はしません。ポプラも望んでいないでしょう。
ビートにとってこの旅は、一人で生きていくために自分の脚で立つ自覚をする物語なのだと感じました。

●マリィ

いやぁ~ん、方言女子ぃ~♡

今作はライバルポジションのキャラが多いですね。その中で唯一の女の子であるマリィはヒロインも担っています。リーリエと違うのはやはりライバル兼ヒロインだということですね。
地元活性化させたいという願いの元ジムチャレンジをしている彼女は、結構勝気さんです。かわいい。個人的にはジムリーダー就任後も虎視眈々とチャンピオンの座を狙っているのが好きです、でもコスチュームちょっと過激だと思います嫌いじゃないけどな!

ホップやビートと違い劇的な成長をするというわけではありませんが、この旅で彼女が一番変わったのは”兄への見方”だと思います。兄の偉大さというか、してきた努力を改めて感じたというか。その兄の後を継ぐ決意を固める物語でもあったのかな、と思います。というより、外(ガラル)を知る物語だったのかな。
町1つ背負う覚悟って、相当ですよね。加えて今作はどうしてもダイマックスありきのバトルの試合があってジム収益を得て街の経済を成り立たせているところは感じるので。

それにしてもマクロコスモスに乗り込むときのマリィの応援パート可愛すぎるだろ、全てスクショに収めたが?

●ジムリーダー

正直二次創作で被害受け過ぎだと思いました。いや、二次創作やっている人、絶対結構な数原作やっていない人いるでしょ。解釈の違いだと言われればそれまでなんですけど、それにしたってとは思ってしまう。

特に被害を受け過ぎなのが、ルリナとキバナ。
ルリナは確かに負けず嫌いだけれども自分の負けは認めるしおしとやかなお姉さんだし、キバナはバトルに対しても知識を得ることに対しても真面目な人です。
余談ですが今作ネズ最推しです。権力に楯突く時に隣にいてくれるんやで? あんなんすき。手持ちに入れたタチフサグマの名前がクリップなんですけど、これ多分名前つけた時の私、クリップと安全ピンごちゃ混ぜになってたな……。

あと思ったのは、副業? というかジムリーダー以外の仕事も持っている人が今作は特に多いですね。ジムリーダー業務だけっぽいカブさんやキバナ(インフルエンサーだけどモデルとかはしていなさそう、スポンサーに頼まれたら流石にそれはするのかな)は、その分だけバトルに魅入られている感が強いですね。ジムリーダーとは少し違うけれどダンデも。

●ダンデ

非常に強欲な人だと感じました、本気でガラルのみんなを強くしたいし、強くした上でその全てに打ち勝ちたい。そしてそれが自分にはできると確信している、強欲だよ。いや君ならできるだろうけど。チャンピオン戦は何とか一発で勝てたけど、チャンピオン後のタワーで何回も負けました。ジャッジ機能解放できないんじゃないかと思って焦った。

チャンピオンの時は最後の一匹までダイマックスさせませんが、その後は普通にバトルの最中にダイマックス使うし、ダイマックス中に引っ込めることも普通に戦略の一つとしてします。パフォーマンスをする必要がなくなったから、搦め手とかも使えるように自分の中で解禁したのかな、と思います。チャンピオンが搦め手使ったら卑怯だってSNSとかで叩かれそうじゃない? 自分の中で勝手に封印していたのではないかと勝手に思っています。
あとチャンピオン戦のBGMね。掛け声含めてどちゃくそに規則正しいんですよ、軍隊かなってくらい。実際彼は自分自身に厳しいルールを課していてその上で勝者に立ち続けていているのだから、その表れのBGMなのだと思います。

●ローズ

彼を地下で追い詰めたところのセリフやムゲンダイナの形状・それから地方の元ネタ的に、聖ゲオルギウスの竜退治を元にしているのかな、と思いました。しかしそう考えるとローズはダンデを殉教者として殺すことも良しとしていたことになりますが、まあいくらチャンピオンのダンデといえど特別扱いしてガラルの平和を捨てるような真似(少なくともローズにとっては)はローズには選択肢としてまず存在しなかったと思います。

また、ビートのことは認識していなかったと思っています。そんな子もいたっけな、くらい。
ビートのジムチャレンジ権剥奪のところでビートのことを説明していますが、説明し過ぎているんです。そもそも事前でビートに話しかけられた時に覚えていないし。
あのシーンは他のシーンではしていないほどに理性的な説明口調、どちらかといえばオリーヴの口調です。だからあのシーンのビートの説明は、事前にビートのことをオリーヴがローズに説明していて、それをそのまま言っているシーンです。

悪い人では決してない。純粋過ぎた感じ。ただただ純粋にガラルのことを考えていた。『ガラルのこと』というでっかいことを考えていれば、そりゃ他のことが彼の頭の中に入る余地はないんだよな。
ビートに言ったことや言動などから、個人的には幼少期に虐待の経験があったか、或いは片親家族の可能性があるのではないかと思っています。実際どうなんだろ、神のみぞ知る。公式のみぞ知る。

●オリーヴ

め~っちゃ好み、かわいい。
彼女は自分のことをだめな子だと認識しており、”美しくて強い『女』”に進化したかったのだと思います。手持ちが、ユキメノコ・アマージョ・エンニュート・ミロカロス・ダストダスですが、うち三匹がメス個体しか存在しないポケモンです。全体的に進化前とは雰囲気ががらりと変わる子が多いし、まさしくイメチェンしたって感じの面子。
ダストダスに対してキョダイマックスさせるときに、祈るように縋るようにボールを抱きしめるところで落ちました。彼女にとってローズが神様だとすると、ダストダスは鏡なのだと思います。努力をしてきている彼女を一番映し出しているダストダス、努力してきている過程も結果も映し出しているダストダス。

クリア後ではローズの代わりに社会奉仕をしていますが、本当にローズのことを慕っていたんだなあ、という気持ちと、イメチェンに対して多少なりとも無理はしていたんだろうなあ、という気持ちになりました。好きだ……。

オリーヴのリーグカードないってマジ? キレそうだわ!!

今作の最終的な手持ちは、インテレオン・バイウール―・タチフサグマ・ドラパルト・デスバーン・サニゴーンでした。サニゴーンとポットデスでずーっと迷っていた。バイウール―はハンドルネーム的に外せませんでした。タチフサグマ? 最推しで察してください。
ポケモン熱が高まってぬいぐるみとか買ってしまっています。割と入れ替わりが激しいんですね、欲しいなって思ったのが既に生産終了とかあって辛い。

エクスパンションパスは今までのマイナーチェンジの代わりかなって思っています。完全商法よりかは個人的に好き。とりあえず来るまでは頑張ってキョダイマックスの子たちや色違いの子を捕まえられたらいいなと思います。

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ポケットモンスター シールド 感想

FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

1週目の王国感想はこちら。 2周目の同盟感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら

※息をするようなネタバレ。

このルートも帝国ルートも、エーデルガルトと再会するところから始まり、レアを倒す終わり方をします。因果応報の文字が頭をよぎりました。どちらも根本にあるのは家族への想いってのは変わらないんですけどね。変わらないからこそか。

エーデルガルトとヒューベルトがいてもいなくても、クラス全体仲の良さみたいなのは変わらないのが、当人たちはそうは思わないかもだけど、二人はあくまでもクラスの中では次期皇帝とかその従者とか関係なくてただのクラスの一員であったんだな、という感じがして好きです。人によっては皮肉に映るだろうけれども。
個人的にはベルナデッタがこのルートではひきこもりを続けていたのに、エーデルガルト撃破後に外に出たのに笑ってしまったけれど、ベルナデッタを変えるのはどちらのルートでもエーデルガルトなんかなあ、とも言えるのかなと思いました。

教会としては、恐らく初めてレア(というかセイロス)の手を離れたこととなるので、これを機に在り方が変わっていくのかなと思いました。というか俺は変えていくからな。

●主人公

このルートでは明確に頂点に君臨している主人公。君臨しているというか、させられているというか。教会ルートと帝国ルートの真意や意義は正反対なのに根本的なところはそっくりというのが本当……皮肉……うまいことできているぜ……。
笑顔でノリ突っ込みする場面なんかもあって。考えてみればソティスとの初対面の時もおちゃらけた選択肢があったり、元から顔に出ないだけで結構ノリのいい性格なのかなと思います。

教会ペアエンドはシャミアとにしました。なんか気が付いたら出来上がっていた恋人達って感じだった、何なら戦時中にやることやってそう。でも告白とかはしていなさそう。それにしてもシャミアが頼れる王妃過ぎて笑ってしまった。暗殺などを主流としていて陰にいることを徹していた彼女が、王になった自分の隣に立ってくれているってだけでもう愛おしさがやばい。

●レア

正直な話をすると苦手。なんだろう、気持ちも行動理由もわかるし共感しないでもないのだけれど、どうしても苦手と感じてしまった。多分、レアの存在や行動であまりにもフォドラの歴史や他のキャラに被害がありすぎているのに、本人はそれを認識できないから責められる理由がわからない、って感じがするところが苦手なのだと思います。レアのそういうところが好きな方には申し訳ないけれど。

どのルートでも結局彼女は全てを語らない。教会でも同盟でも、それぞれで語ってそれぞれで語らない部分があるんですよね。どっちも説明しきれていないし。
個人的には同盟ルートで救出後、クロードにいろいろ尋ねられた時にはぐらかそうとする際に声色が変わる瞬間が「ああ、この人はずっとこうやって生きてきたんだな」と感じて何とも言えなくなって涙しました。セテスとも一時期離れていたっぽいし、レアが心から信用していて何もかも打ち明けることができる存在はいないのだろうなあ。ソティスも人の子を慈しんでいるから、仮にレアの目論見通りに復活させられたとしても、レアの所業を聞いたら激怒なんてレベルじゃないだろうからレアは話さないだろうし。
風花雪月の途中でエコーズをやっていたこともあって、シリーズでも良く使用されるテーマである、長い時を生きた竜族の狂気を表しているキャラであるとも言えるのかな、と感じました。彼女は長く生き過ぎたのだと思います。長い間独りだった代償なのだと思います。長く母親以外のものを見なかった代償なのだと思います。

帝国ルートではセイロスの名を戻しますが、同時にレアが持っていた理性も切り捨てた感じ。最終戦でツィリルやカトリーヌが死んでいくことに対してレアが何も言わないのが、ああもう何もかも見えなくなったんだな、と感じて苦しかった。
あと名前繋がりですが、セイロスやレア以外にも多分名前あるのだろうな。歴代の大司教は多分歴代全員が、名前変えて補佐役やら枢機卿やらと協力していろいろと誤魔化してきたセイロスなんだろうと思います。

●マヌエラ

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

自分の脚で立っていたい、という彼女が非常に魅力的でした。セイロス教を信仰している上でこの発言は好きって感情しか浮かばなくなってしまう。マヌエラのことがとても好きになった支援会話がエーデルガルトとの支援会話なので、もうなんか全プレイヤー見て欲しい。
歌姫の彼女も医者の彼女も教師の彼女も、全て彼女の努力で手に入れたもので、そしてそのことを彼女は理解しています。誇りにしています。しかしこう書くと才色兼備にもほどがあるな。
心の支えに女神を置いているのは確かだけれども、何よりも輝いているのはマヌエラ本人。だからこそ生徒たちとの支援会話は最初から慕われているものが多いのかな、と感じました。
あと結婚できないネタが正直不思議すぎる、片付けできないことを差し引いてもおつりが余裕で来る良い女なんだが? それはそれとして片付けできないのも好き。相手に対しても自分に対しても理想が高いところはあるかもしれない。

支援会話の内容から、幼少期に中央教会を訪れていることと若いうちから歌姫をしていた(することを周りが許容していた)ことを考えると、中流階級か或いは家が没落した元上流階級あたりの出身なのかなと思います。貴族嫌いは歌姫時代から来ていそう。フレンとの支援会話で汚いこともした、という彼女ですが、それでも自力で立ち続けた強い女。支援者がいなくパトロンも自力で捕まえたという事実を考えると、没落貴族の可能性の方が高そうかなあ。

ペアエンドは、同盟は独身、帝国はドロテア、教会はセテスとでした。独身エンドで学校を開くマヌエラが素敵で、アッて声が出てしまった。敵対した王国ルートを見る限り、教育者として一本芯がある感じ。ドロテアを拾ったあたりから教師としての道を考え始めていたのかな。
セテスとの支援会話は、純粋な恋をする女をしているマヌエラがかわいかったです。歌姫時代のパトロンとの駆け引きとかではなく、そういうのを抜きにした純粋な恋。大人の恋ではあるけれど。すぐに結婚しない辺りがセテスらしいなと思いました、あいつ絶対傍離れられるまで自分の気持ちに気が付かなかったパターン。マヌエラは姿が変わらないセテスのことを不思議がりそうだけれども、セテスから打ち明けるまで深堀しないで話してくれるのを待っていそう。薄く微笑みながらおばあちゃんになってしまったわ、ていうマヌエラをセテスは笑みを深くしていつまでも美しいままさって言うんだ、俺は知っているんだ……(幻覚)。
独身にしろセテスとのペアエンドにしろ、学校を自分で開いています。直前に大きな戦争があったことを考慮すると戦争孤児を引き取ってそのまま学校を開いている感じだと思われる、ドロテアという孤児を拾い上げたのも彼女だし慈しみに溢れるキャラだとつくづく感じます。苗字のカザグランダはスペイン語などで「大きな家」という意味なので(西語だとカサグランダって読むけれど、多分伊語や葡語あたりではカザグランダ読みだと思われる)、彼女は沢山の子供たちにとっての帰れる場所になる道を選んだのだと思います。そう考えるとドロテアもマヌエラの生き方にだいぶ影響与えているな。

●ハンネマン

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

個人的に、亡くなった大切な兄弟がいる(あるいは亡くすキャラ)が刺さってしまうので、もう好きだった……。それまで多少の疑問は抱えつつも設備が整っていることなどから紋章の研究をしたい自分の欲を優先して帝国に留まっていたハンネマンが、妹の死で速攻それらを全て捨ててしまうのがもう好き。帝国の中でも結構な上流階級っぽいので、もしかしたら妹以外にも本来は兄弟姉妹がいたけれど、無事に大きくなったのは自分たち二人だけだったということもあるかもしれない。
純粋に妹を想う優しい兄が、その妹の死を無意味じゃないものにさせたい一心から紋章の力を無くす研究を始めて、たとえそれが周りの人間に自分を誤解されることであっても研究に没頭している。そんな人でした。

一週目の王国ルートの時に「アランデル公怪しすぎるだろ……」と思っていたのを、二週目から合流したハンネマンが「アランデル公が怪しいと思うが、どうかね?」みたいなこと言ってきて「わ、わかる~~~~!!!!」ってなり、もう信用しかなかった。

ペアエンドは、同盟はリシテア、帝国はエーデルガルト、教会は独身でした。生徒と見事にくっつきおって(人のことを言えない)。
マヌエラとくっつけたいなーと頑張った時もあるのですが、このゲーム基本戦闘出陣するのは生徒中心になるし、生徒以外同士でくっつけるの結構きつくないですか?

●セテス

今作の子安さん枠。最初は正直「どうせ敵やろ!」と思っていたのですが、レアの方が怪しすぎて相対的に「味方ちゃうやろうか……」ってなるのが早すぎた。なんなら教員生活一月目くらいで既に味方認識してしまった。
このルートでは狂言回しを担っていた彼。
身内に甘い人なんだな、と感じました。身内があまりにも残っていなさすぎるからっていうのはあるかもしれない。寄り添い身内を守る希少種みたいな。
フレンに対するのは言わずもがなだけど、レアに対しても。禁忌に手を染めたレアを許したり。帝国ルートで初めて敵対する時に、「レアを裏切ったな! 悲しませたな!」みたいな台詞なんですよね。いつもの彼ならばあそこは、「教会に仇名すなど!」みたいなことを言ったりだとか、レア呼びではなく大司教と呼ぶべき場面なんですよ。1部の時点で「レア」と「大司教」を使い分けていて、フレンのことを除けば公私混同しない彼が、多分唯一公私混同しているのがここだと思います。

ペアエンドは、王国だとフレン、同盟だとヒルダ、教会だとマヌエラとでした。
フレン独身エンドを見る限り、基本的に最終的には表舞台を離れてフレンと過ごすのかなと思います。あとイングリットとの支援会話で「私のイングリット」って言っていて五度見くらいしてしまった。

●フレン

今作のマム枠かと思いきや少し違った。
ソティスの眷属の娘、といういわば第二世代みたいな存在なので、ソティスに直に会ったことはない可能性があると思います。レアより年上なのか年下なのかがいまいちわかってない、年上の姪も普通にありえますからね。ただ、その場合セスリーンの紋章がセスリーン発祥なのが少し腑に落ちない。
平和を愛する子なのですがセテス同様身内に甘い節はあるのかなと思います。禁忌に手を染めているレアに理解を示すけど、多分身内じゃなかったら許していないと思う。

それから思ったことは、フレン、聖廟で寝てますね、恐らくですが。作中でキャラに、フレンがどこで寝ているかわからないと言及されていることで1周目から気にはなっていたんだけど、聖廟で確定でいいのではないかと思います。多分遺体安置目的ではなく、定期的に長期的睡眠を必要としていそうなフレンが安心して休めるために聖廟が作られたんじゃないかな。ついでに天帝の剣も保管しとけ! みたいな。リンハルトのことも考えると、聖セスリーンの紋章はそういう副作用があるのかも。
ストーリーでセテフレが「お兄さまがこんなこと言ったの!」「冗談だと言っただろう!」みたいな会話するところがあって、そこのセテスの焦り具合が、生徒の前でお茶目な一面を暴露されたにしたってそこまで焦る? って1周目から違和感感じていたけど、あれは多分、冗談を生徒の前で話されたことに焦っているのではなく、フレンが出会ってまだ日が浅い主人公に、自分の寝床(ひいては自分の秘密)のヒントに近いことを言ったから、それに焦っているんだな、と。

ペアエンドは、王国はセテス、同盟は独身エンド、教会も独身エンドでした。つまり全部セテスとのペアエンドなんだよ(?)。

●ツィリル

同盟・教会を一緒に過ごしました。

戦争孤児になった後ゴネリル家の使用人になり、そしてそこをレアに拾われた彼ですが、正直彼の真面目さとツィリル-ヒルダの支援会話を見る限り、ホルスト卿に悪い扱いはされていなかったと思うんですよね。レアの従者でもゴネリル家の使用人でもパルミラ人のくせにと陰口をたたく人はいるから、故郷に思い入れがないのならばゴネリル家の使用人でいるほうが彼にとって幸せだった気がしないでもない。

恐らく自分に対して他の人と変わらない扱いをしてくれたレアに対して恩義を感じているのだと思います。ただな~、教育環境整えてもらったとかそういうわけでもないからな~。正直レアに対してあそこまで進行する理由がわからない。ゴネリル家の使用人という立場と扱い変わるか? って考えたら首をかしげてしまう。レアが他の種族に対して無意識の差別をしていないとは考えづらいし。ただそれすらもツィリルは承知の上な気もする、カトリーヌよりもレア信仰が深いので。まとめて言うと、誰かに盲目的になるキャラは個人的に好きなんだけど、その盲目的になる理由が理解できないからキャラに対しても理解できないって感じでした。

ペアエンドは、同盟はシャミア、教会は独身でした。
クロードとは違い、どのペアエンドでもパルミラには戻らずフォドラから出ることはしない。パルミラ人の価値観に対して思うところがあったからレアの傍にいたけれども、教会独身エンドで普通にレアの傍を離れようとしたあたり、レアとの間に何かあったのではないかと思います。最終戦前の会話とか考えると自発的にレアの傍を離れるとは思いにくいので。彼にとっては教会とか女神さまとかは、レアが大切にしているものだから大切なのであって、優先順位はまずレアなので。

●カトリーヌ

教会を一緒に過ごしました。

カトリーヌはスカウト全然しなかったんですけど、その理由がロナート卿の下りで教会・カトリーヌに不信感持っちゃったからなんですよね……。

ただ、敵対する帝国ルートを見て、思っていたよりも理性の人だなと感じました。ツィリルと共にレアに盲目的な印象だったのですが、最後レアの命令で街に火を付けるのをカトリーヌは躊躇う、ツィリルは躊躇わない。教会の方でも生徒を見ていてやれと主人公に言ってくるし。レアのために自分を捨てることを選んだけど、レアのために市民や仲間を捨てることを選ぶのは本当はしたくないキャラ、と感じました。
レアの騎士ではあるけれど血は貰っていなさそうなあたり(助けられた時も介抱されただけで血は貰っていなさそうだし)、割と可哀そうな立場なのかなと感じました。多分反応的に、英雄の遺産の真実とかそういった重要なことは一切知らされていないと思う。

教会ペアエンドはアロイスとでした。カトリーヌが幼少期に培ったであろう審美眼や教養の高さを感じた。元はお嬢様だものねえ。

●アロイス

帝国・教会を一緒に過ごしました。
いや、言い訳させて。王国ルートで影薄くてスカウト忘れていた。同盟ルートは親代わりになってくれるっていうからてっきりセテスみたいに強制加入だと思っていた。

どう考えたってジェラルトや主人公は怪しいしそのことを一番傍で感じているのに、それを受け止めた上で傍に居てくれるのは、おいたん……ってなってしまう。
妻子持ちなこともあってペアエンドは結婚する系のものではないけれど、愛妻家なところを感じて良い。あくまで自分や生徒たちを見守ってくれる保護者なんだと感じました。あまり支援会話見れてないから今度ちゃんと回収するね。

ペアエンドは、帝国は独身、教会はカトリーヌでした。独身エンドでルミール村に移住して村を支えてくれるのが好き。それにしても権力争いとかのどろどろとは無縁の人の性格をしている人なのに、良く団長を務められたなと思います。剣の腕とジェラルトの弟子ということがあるにしろ、出生を気にしている人とかいたと思うんですよね。枢機卿の面々は割とそんな感じが多い気がする。

●シャミア

全ルート一緒に過ごしました。一目ぼれしてしまって気が付いたらスカウトしていました……。

男主人公だと過去の相棒が過去の恋人でもあると明確にわかる描写があって悔しかったです(?)。
カトリーヌとの支援会話の話になりますが、二人とも過去の相棒は異性でかつ先立たれているのが共通点なんですね。だからこそお互いまた手に入れられた相棒を失わないためにも、結婚って話が出てきたのかなあ、て感じがする。あいつとも結婚していたらどうなっていたかな、とお互いに思いながら会話していそうだな、と感じました。相棒と恋仲は別だけど、兼ねても良いし。相棒兼恋人ならば隣に居て良い理由が増えるしな! みたいな考えはあると思う。

傭兵だから、と様々なことを割り切っている彼女ですが、元相棒が死んだ時に一回心が死んだのかな、と感じました。「なんで相棒は死んだのに私は生きているんだろう」みたいな。それをレアに拾われるようにしてセイロス騎士団に雇われて、いろんな人との触れ合いの中で少しずつ生き返ったのかな、と。
初対面でなんか「どこかで会ったことあるか?」みたいなまどマギみたいなことを言ってくる彼女ですが、主人公を元相棒に重ねていたか、レアの密命でジェラルト及び主人公の動向を探っていた過去があるかのどちらかだと思います。いやレアがジェラルトの心臓持ち逃げを黙ってみているとはとても思えないし、何かしらの手は絶対に打ってる。密偵が得意な人間を探していたらシャミアを拾った、というのは可能性が高いと思います。

あと思ったのはポジション的にはシャミアがジョルジュでカトリーヌがアストリアなお助けポジションだと思うんですけど、二人とも普通に頼れるし成長率良いしで困っちゃう。使いまくってしまう。頼れまくってしまう。

ペアエンドは、王国は独身、同盟はツィリル、帝国は独身、教会は主人公とでした。

追加キャラが魅力的なのでアビスもやろうとは思っているのですが、積みゲー沢山あるので後回しにしてしまっている……。あとサイドストーリーと言っておきながら結構物語の核心の話をしていると聞いたので、少し思うところができてしまった……。まあでもISだし、なあ……。

アビス感想がいつになるかわからないので以前少し書いた各クラスの頭いいキャラの話をここで書いてしまおうと思います。
前提として各クラスには2人ずつ、所謂頭のいいキャラ設定が付与されているキャラがいて、それぞれ
赤:ヒューベルト、リンハルト
青:シルヴァン、アネット
黄:クロード、リシテア
だと思ってます。
例えばこの人たちに小難しい方程式を見せた時に、過程すっとばして一目で答えわかるのがリンハルト・シルヴァン、最短の公式展開で答えにたどり着くのがヒューベルト・クロード・リシテア、少し余分な公式展開させるけど答えにたどり着くアネット。
そこから更に、他人(仲良し設定)に過程を尋ねられて、説明できるのがシルヴァン、できないのがリンハルト。というより説明を他人のために言語化できないのがリンハルト。ヒューベルトは「これこれこうだからこの式を使うのですよ…ククク…そこの代入間違っていますよ…」って感じで、クロードは「例えばこの式を使ったらどうなる? そう、その展開で正解。だが、少し惜しいところがあるな、どこだと思う?」みたいな感じ。リシテアは「実践あるのみです! とりあえず説明聞く前に解きましょう! はい、これ!」って感じで山のようなドリルを渡してくる。アネットは説明できる努力家タイプ。
この全員はみんな頭が良いキャラなんですが、みんな方向性が違うのが良いなと思いました。今作本当にキャラ造詣がやばいなと思った要素でした。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 帝国編

1週目の王国感想はこちら。 2周目の同盟感想はこちら。 4週目の教会感想はこちら

息をするように全ルートネタバレしています。

男主人公で3週目帝国、4週目教会をやりました(分岐前でセーブ分けた)。
余談ですが学生の鷲獅子戦くらいに、アップデートでイエリッツァ追加が来て、メルセデスをスカウトするか否かすっっっっっごく迷ったのですが、みんなの死を平等に背負うために(?)今回はスカウトをしない方向を貫きました。あと今回、生徒の教会ルートの感想も書くので、ちょっと長くなるかもです。

アドラステア帝国は非常に歴史のある国です。それ故に長い歴史の中で、本来表裏一体である光と闇が、次第に分け隔てられてしまった。歴史の中で生み出された澱みは闇に押し付けられて、そしてそれには帝国と長い付き合いであるセイロス教が関わっている。遅かれ早かれ、セイロス教とアドラステア帝国は袂を分かつことになったと思います。

一見アドラステア帝国とセイロス聖教会の対立ですが、真実はもう一勢力。帝国を傀儡とし古くから教会と対立していた”闇に蠢くもの”が絡んできます。帝国のみならず王国・同盟にも少しずつ浸食をしている勢力です。
女神の眷属よりも先にこの地に住んでいた先住民である彼らは、人道的かどうかはさておいて非常に高い技術力を有しており、加えてもし教会に迫害されていなければまだ人に友好的だった可能性もあり、この勢力によってフォドラ大陸は発展したと思われます。あと教会(というかセテスは知らなかったぽいので、レアの独断だと思われる)は迫害するだけ迫害して、技術とかは利用しているので、グレー中のグレーよ。

それと、先ほども言った通り帝国は光と闇に分かれており、その1つが貧富の差だと思うのですが、このクラスには平民ポジションの子がいません。青学級にはアッシュ、黄学級にはレオニーと、あと家の事情を考えるとラファエルもそのポジションだと言えます。
けれど赤学級そのポジションの子がいません。唯一の平民出身であるドロテアも、大陸一の歌劇団にいた歌姫です。平民ポジションとは言い難いでしょう。
あと加えて言うのなら、ディミトリ-アッシュ、クロード-ラファエルはB支援で終わりますが、エーデルガルト-ドロテアはペアエンドがあります。これも多分意図的なものだと思います。

他には、セテス-ベルナデッタ支援やリンハルト・ハンネマンの誰かしらとの支援で判明することですが(流石に細かいところは忘れた)、同じ紋章を持つ人は類似点があることが研究で発見されているようです。
・レア-エーデルガルト (セイロス)
・セテス-フェルディナント (キッホル)
・ハンネマン-ベルナデッタ (インデッハ)
・フレン-リンハルト (セスリーン)
というように、(ハンネマンは士官学校の先生であって教会の人間というわけではありませんが)、教会と帝国でそれぞれ同じ紋章を持つ者が綺麗に分かれています。類似点も見事にある、皮肉なほどに似ている人たちもいる。類似点は今回、該当するキャラクターの項で話します。

●主人公

主人公はとりあえず帝国の印象のみ書きます。
このルートの主人公は頂点に君臨するエーデルガルトを”支える者”って感じでした。あくまでも頂点にいるのはエーデルガルト。

序盤はどのルートでも共通で「笑わないこと」など、無表情でることを強調されている主人公。ジェラルトが主人公が笑ったことに驚いたり、王国ルートなどでもディミトリが主人公が笑ったときに、もっかいもっかい! するシーンがありますが、このルートの主人公の笑顔で一番印象的だったのは、なんといっても聖廟でエーデルガルト側につくことを決めた時にエーデルガルトに向けての微笑みでした。思わず「お前、笑っとるやんけ~~~~~!!」って声に出してしまった。それくらい心に残る笑みでした。「この子に自分の笑みを見せたら安心してくれる」という考えを主人公が自発的に持った、というのが個人的にきたのかもしれない。

ところで明確には言われていませんが、もしかしたら、ジェラルトがネメシスの子孫だったのかな。セイロスからソティス(身体)を盗んだネメシスと、レアからソティス(心臓)を盗んだジェラルト、って構図が重なるんですよね。

帝国ペアエンドはリンハルトにしました。教会は教会の方で話します。最初はエーデルガルトにしようと思っていたのですが、彼女は女ペアエンドの方が輝く子だなと思ったのでやめました。
リンハルトは本当に徹頭徹尾解釈一致だった、細かくはリンハルトの項で話すけれど。姿を消すあたりが”らしい”ですよね。愛する人と、愛する人間と、同じだけの月日を歩んで、同じだけの歳を取り、同じように死んでいく。それができるのがこのルートだけなんですよね……。
死ぬ間際とかにフレンがやってきて、どんな人生でした? って聞いてきそう。微笑んで答えられると良いな。

●エーデルガルト

非常に織田信長的な人。織田信長という人は勘違いされやすいのですが、良く言われるのは、格差のない世の中・争いのない世の中にするために動いていた人です。そのためには腐り切った支配者を排除しなければいけない。やり方が多少強引なりとも、誰かが切り開かねばならない道を切り開いて進んだ人です。
また、彼女が意識しているのか無意識なのかはわかりませんが、常にいる場所は1部で基本的にレアが居た場所にいるし、取る政策や戦略や思考回路も割と本質を見るとレアと酷似している。紋章のことも相まってあまりにも似すぎていてあまりにも皮肉すぎて、気が付いた時リアルで頭抱えた。違いは、自分の行いに伴う犠牲が生まれることの自覚とそれに対する認識が、あるかないかだけだと思います。ちなみにあるのがエーデルガルトでないのがレア。レア支援Sしたら印象変わるかな……?

苗字のフレスベルグはもうまんま北欧神話に出てくる。鷲の姿をした巨人です。鷲!
また、「風がおこるのはフレースヴェルグが飛び立とうとして翼を広げるからだ」と、アイスランドの詩人スノッリは言っていたりします。テーマ曲の歌詞にそんなこと歌っている部分なかったっけ。
名前は「死体を飲みこむ者」を意味します。父の、母の、兄弟の、同級生の、義理の弟の、自分が守るべきだった市民たちの、全ての死体を背負って覇道を征く(覚悟をしている)彼女には、皮肉なほどに似合っている名前です。

あと個人的に感じたのは、本人は「男女関係なく好きになった人は好き」というスタンスを取っているつもりでしょうが、恐らく無意識のうちに女寄りになっていると思われます。レズ寄りのバイ。個人的にはマヌエラとの支援会話が好きでした。マヌエラがい~い女なこともあるけれど、エーデルガルトが新しい価値観を知った時に、それを切り捨てないのが好き。大切な人の価値観を守ろうとする。そしてそれで大切な人には告げずにぐるぐる悩んでしまう。
そんな彼女はハンネマンとペアエンドを迎えました。恋仲だったのかどうかは置いておいて、生涯パートナーだったのは間違いない。お互い亡くなった兄弟に対して胸を張れる社会にさせたかったんだろうなと思います。

●ヒューベルト

汚れ役を自ら選ぶ、エーデルガルトの従者。彼の価値判断の基準はエーデルガルトです。誰が相手の支援会話でもまずエーデルガルトの話題は出てきます。
個人的に帝国ルートを毛嫌いする人が一定数いる理由が、ヒューベルトやモブ兵の、少々行き過ぎなのではと思えるほどのエーデルガルト崇拝だと思います。このルート、嫌いではないんだけど、どうしてヒューベルトはここまでエーデルガルトに尽くすのだろうという考えが頭から離れなかった。恋なんかではない一緒にしてくれるな、とドロテアとの支援会話でしていたかと思えば、初恋だとエーデルガルト支援Aで話す。ヒューベルトとエーデルガルトの過去とかをもっと書いてくれたらわかると思うのですが、まあわざと書いていないんだろうなって思います。

ペアエンドはフェルディナントとでした。大笑いした。Aの時点で二人でお茶会しているんだもん。風花雪月を代表するバカップルになっている。ここは恋仲ペアエンドと解釈しましたので、これ以降はその程で話させていただきます。
Aの時点でもう何か商業BLで見た! って感じなので、今までは不仲営業だったのかって思ったレベルですが、C-Bは明確に仲が悪かったので、逆にそれがよかったです。仲が悪くともお互いの能力を認め合っているのは好印象。だからこそお互い気に食わなさが増していたのでしょうが。嫌味ではなく純粋な嫌悪をヒューベルトがここまで出すのって珍しい気がする、運命の相手だったのでは???? このルートを選ばなければ成立しないペアエンドってあたりがまた……。それはそれとしてA+でフェルディナントが持ってる包装されたテフ豆に嫌味いうところ、めっちゃくちゃ拗ねてて笑う。
因みに支援会話としてはフェルディナントとのやつとペトラとのやつが好きです。ペトラに対しては優しい気がする。苦労しているところをエーデルガルトや自分に重ねているのかもしれない。

●ドロテア

ドロテアという存在を語る上で、マヌエラという存在は欠かせません。ドロテアの運命の人だし、初恋の人だと思われるし、(少なくとも入学の段階までは)生きる理由です。マヌエラに拾われたからドロテアは生きています。
ドロテアにとって、自分を守ってくれて、自分に生き方を示してくれて、自分の傍にいた”強い女”が、母親とマヌエラなのだと思います。母親は死んでしまった。そして自分を拾い上げてくれた、自分の世界の中心だった、自分のとって1番輝いていたマヌエラという歌姫が、まだ輝いているのに舞台の上から去ってしまった。それを見て追うようにして、また自分自身を見つめ直すという意味も込めて、ドロテアはマヌエラを追うようにして舞台を去りました。

ドロテアは本当に終始戦争を嫌っています。リンハルトやベルナデッタでさえ、血に慣れたり同級生を殺すことを「交流なかったし良いか」となる、そのようにハイになっていく帝国ルートでさえ、彼女はずっっっっと戦争を憂いている。
自分が戦場に立つことも嫌だし、知り合いが戦場に立つことも嫌。本当は逃げ出したいけれど、戦争の影響からは逃げ出せないということを知ってしまっている。散策会話で好感度が上がるのは基本的に逃げようとする彼女を肯定する選択肢だし。でも彼女は軍に残り続けるし。
彼女は戦争孤児ではないけれど孤児で、そして戦争によって大量の孤児が生み出されてしまっていることも知ってる。教会ルートでは自力で保護していましたが、帝国ルートではそういった会話はなかったので、もしかしたら自分が侵略国家の軍に所属している戦争の加担者である、という負い目から目を背けた結果なのかなって思いました。わかってはいるけど直視したくないって感じがする。

ペアエンドは、帝国だとマヌエラ、教会だとペトラとでした。

マヌエラとの支援会話は、Bの時点ですれ違いの百合を感じてにこにこしてしまう。ドロテアからの好きは恋愛の好きなのに、マヌエラからの好きは親愛の好き。マヌエラは片付けはできないですが非常に母性の強い人で、彼女の中には「ドロテアは自分が拾って育てた可愛い後輩」という気持ちが強いと思うんですよね。そんなマヌエラが結局ドロテアを恋人としたのかは正直五分五分かな、といったところですが、ドロテアはマヌエラと生涯一緒に居られるというだけで幸せだった気がする。

ペトラとの支援会話も百合豚的には歓喜だった。まず、Cの終わり際にペトラがドキドキするって言ってるのが良い。
でも最終的には何というか、直前に百合豚歓喜って言っておいてあれですが、性別関係なく「ペトラだから」「ドロテアだから」という理由で大切に思っていそうな関係が良い。ドロテアをフォドラの外に連れ出すのはペトラ以外にできないんですよ。互いが互いのために、自分の持てる全ての力を使う、って感じの関係で良いと思います。

●フェルディナント

どのルートでも在学中に挫折を味わうことが確定している人。あとほぼ全プレイヤーがすぐに名前を覚えたでしょう。
文武両道という言葉が本当に似合うような人で、また竹を割ったような性格をしている。優しいから何かを切り捨てるということが苦手そう。教会ルートで自身の配下を連れているのは多分そんな感じ。財産のことを考えれば間違いなく切り捨てる方が良いんですよ。
でも、非常に危うい人で、どういう道を進んでも悩んでいそうだし、あの時こうしていたらというifをずっと考えていそう。教会ルートの配下も、目を離せないと思ってついてきた人とか絶対おるやろ。

なんというか、学生時代の彼は闇を知らない。本当に帝国の重鎮の家の子供か? と思うほどに知らない。愛されていたのだと感じます。それが仇になってしまう感じ。
エーデルガルトの即位に伴い、親の庇護下ではないところで闇と対面することになった彼は、それでも真っすぐに成長します。5年後序盤の多少の卑屈さは背景を考えたらしょうがないと思うのだけれど、正直見ていて辛くなる。でも真っすぐ進んできた君が好きだよ。5年後再開までに何人かの配下は既に看取っていそうなところも闇深いですよね……。

紋章がセテスと同じです。自他共に厳しいところと、補佐役向きだってところが似ています。レアとエーデルガルトほど酷似している訳ではないけれど。
あと個人的に思ったのは、学生時代から彼は貴族の責務を言いますが、紋章の話はあまりしないなあと。自分に紋章あってラッキーだけどないからなんなの? くらいには最初から思っていそう。

ペアエンドは、帝国だとヒューベルト、教会だとベルナデッタとでした。
ベルナデッタとのペアエンドは微笑ましいの一言に尽きる。帝国ペアエンドの中で1番喧嘩しなさそう。ひきこもりを全力で支援する旦那、滅多におらんぞ。フェルディナントも「そのままの君が好き」タイプの人ですよね。支援会話の段階で自分の非を認めて謝るフェルディナントも好きだし、そこで落ち込むフェルディナントに自分なりの慰めの言葉をかけるベルナデッタも好きです。ベル節炸裂。
他の支援会話ではマヌエラ・ドロテアとの支援会話がなかなか他では見られないフェルディナントが見れてよかったです。割と面倒見の良さが多い気がするので、あこがれの人と接する少年のような支援会話で新鮮だった。
ヒューベルトとの支援会話はラブコメ時空かと思った(再確認)。

●ベルナデッタ

帝国ルートと教会ルートで一番印象が変わった子でした。

帝国ルートでは目に見えてハイになっていく。ふと、1部でジェラルトが死んだ時に花を供えに初めて自発的に部屋から出てきた彼女のことを思い出して辛くなった。教会ルートの方でカトリーヌが、「(生徒たちの)人間が歪まないように見守ってやれ(=人を殺すことに慣れないように)」みたいなことを言ってきますが、これ、多分帝国ルートのベルに対する皮肉。
別に根っこは変わっていないし、このルートの成長したベルナデッタも好き。でも何とも言えない気持ちになってしまう。特にクロードを「同級生だけどあまり交流なかったから、まあ殺すことになっても良いか」みたいに言う散策シーンがあって、帝国ルートのベルナデッタの恐ろしさと魅力が詰まっていると感じました。
とはいえ、正直エーデルガルトとベルナデッタの組み合わせも好きなので帝国ルートしている人には是非見ていただきたい……。(亡くなった弟妹たちに)無償の愛を注ぎたかった子と、(親から)無償の愛を注いでほしかった子の会話。ベルから怖いって言われているのに傍に居て見守るエーデルガルトは、あれは正直「エル」が成長した姿とも言えるんじゃないかなって。自然体でいる感じがして好き。正直ここをペアエンドにする気満々だった(小声)。

教会ルートでは引きこもりを相変わらず続けています。
でもこっちでもペトラ外伝でついて行くし、仲間思いなことは変わらない。エーデルガルト戦でも、誰かが”止めなくちゃ”いけないから私たちがやろう、って言う。これ、多分帝国のベルナデッタなら、止めようじゃなくて殺そう、とか普通に言っていたと思うんですよね。
上手く言えないんだよな~~~。帝国ルートのベルナデッタは非常に魅力的ではあるんですけど、僕が愛した在りし日の君ではない感が強い。戦争が終わった後も正直、人を殺した感触をまた感じたいって感じで忘れることができなさそう。
教会ルートのベルナデッタはそんなことはない。もしかした戦時中に自分が殺した人たちを弔った墓を作っていそう。でも帝国で感じてしまったあの魅力というべきか恐怖というべきかが大きすぎた……。あれはね、他の人や他のルートでは出せない……。不思議な魅力がある……。

紋章はハンネマンと同じですが、どちらかというとセテスとの支援会話を踏まえると、インデッハそのものと似ていそう。ひきこもりなところと、専門家肌なところ。(ベルナデッタ-芸術家、植物のことを考えると研究者向きな面もあるかも。ハンネマン-研究者)

ペアエンドは、帝国だと独身エンド、教会だとフェルディナントとでした。

●カスパル

真っすぐな男でした。でもそれ故にところどころネジが外れている感じはあって、だからこそリンハルトと親友でいられるのかなと。リンハルトとカスパルは戦場で殺し合うことになっても、恨み言言わなさそう。というかそんな考えがなさそう。死後に顔を合わせても、そういや殺し合ったこともあったね、みたいに笑い合いそう。

帝国ルートでも教会ルートでもあまりスタンスが変わらない人だと感じています。自分にとって間違っていることは間違っていることのままだし、許せないことは許せないことのままだし。結果的に正直帝国・教会どちらにもカスパルが許せなさそうなことやっているなと感じているので、どちらのペアエンドでもフォドラを出ていくのは、私の中ではカスパルらしいなと思いました。
フェルディナントなんかは帝国でも教会でも、戦場に立って人を殺すという行為に思うところがあるキャラだと思うのですが、カスパルは多分帝国でも教会でも、思うところはないキャラだと思います。別に何も感じていないとかではなくて、ここは戦場だからそれしかなくない? みたいな。憐れむことが逆に失礼だと思ってそうだし、自らも憐れまれたら怒ると思う。

ペアエンドは、帝国だとペトラ、教会だとリンハルトとでした。

ペトラとのペアエンドはカスパルが兎に角真っすぐで良かった。カスパルが真っすぐ故に悩んでしまうのを羨ましく思うペトラ。本当は不安や怒りを感じていないわけがないんですよ。親を殺した人たちの元に一人でいるのだから。それでも隠さなくちゃいけないんですよ、彼女はブリギットを背負っているので。そんな彼女がブリギットの時期女王という立場を脱ぎ捨てて一人の少女として、敵を討ちたい気持ちとカスパルを大切に思っている気持ちを吐露する。
ペアエンドでも、ペトラはカスパルの傍だと一人の少女でいられたのではないかな。奔走する方がカスパルっていうのが何か好きです。

リンハルトとのペアエンドはいきなりジャンプ始まって笑った。この二人は結局は縁もゆかりもない土地を最後の地にしたと思う。あと恋仲かと言われたら、個人的にはそうでなかったと思います。お互いの為に死ねることはできるけれど。

●ペトラ

ペトラ、とても、かわいい。思う、思います。
従属国の王族という、非常に危うい立場に彼女はいます。しかも一人娘な気がする。
フォドラでの生活は、彼女にとってもう一つの戦場です。自身の成長は祖国の成長に直結して、自分の成果が祖国の成果に直結するので、フォドラでとにかくがんばらねばならないという使命感を抱えています。だからか、ドロテアとの支援会話で少し気が休めている感じの彼女は、いつもより少し幼く見える。

誰との支援会話でも、彼女は頑張っているんですよね。でも同じく頑張っているアネットと違うのは、ペトラは明確な終点があるからかと思います。アネットの問題はな~、アネットの頑張りで必ずしも解決するわけではないので……ギュスタヴが向き合ってくれるかどうかが大きいので……。アネット本人もそれが分かっているからか、少し自棄になっている節はあると思う。自虐の意も込めた頑張りみたいな。ペトラは自分を粗末に扱えば、それ即ち祖国を粗末に扱うことにつながるので。

因みに最後までこの学級で唯一と言って良いほどに育成方針悩んだ子でした。最適職がよくわかんない。Fナイトで落ち着いたけど。スキル目的でドロテアじゃなくてペトラを踊り子にするのはありだったかもしれないけど、教会最後踊り子いないと私には無理だ……。

ペアエンドはどちらも相方の方で話したので割愛。

●リンハルト

名前で発売前最も話題になったキャラと言っても良いかもしれない。
終始解釈一致の男でした。倫理観が欠けているというか、わざと欠けさせているって感じ。自分のこういう考えは他人から見たら残酷なんだろうな、とか、自分が異端であることを理解しつつも、だから何? というスタンスで、だからこそスタンスは違えどお互いのスタンスを尊重し合えるカスパルとは親友の仲。
教会ルートでの実家から金を持ってきた話は、フェルディナントとドロテアの後だったので声に出して笑ってしまった。こちとら前二人で軽く泣いてしまったんやぞ、好き。

個人的には”知”には対価が伴うことを理解して納得して当然と考えているところと、結婚=実験で子供=検証と言い切ってしまえる辺りがもう好き。
自分の身体でさえも倫理観でさえも知識欲を満たす手段にしている彼ですが、でも仲間には誠実だし、自分が逃げるところが無くなった場合を考えて怖くなるあたりがかわいい。
個人的には割と普通の人間だと思います。そこから自分の知識欲の為にいろいろ切り捨てた結果、サイコパスに見られるけど実はそうじゃないタイプのキャラ。結婚する程度にはお気に入りのキャラです。

それにしても、このゲーム、男の回復職の最上位職もう少し選択肢が欲しいですね! 馬術にそれまでかすりもしなかったのでホーリーナイト諦めたけれど、正直ホーリーナイトかと言われたら違うんだよな。

紋章はフレンと同じです。めっちゃくちゃにマイペースなところと、体質? リンハルトは遅くまで本を読んでいたから眠いと言いますが、多分それを差し引いても他の人よりも多めの睡眠を必要とする影響を、セスリーンの紋章は持っていると思います。リンハルトが長期的な多めの睡眠時間、フレンが定期的に長期睡眠必要っぽいのは大紋章か小紋章かの違いだと思います。

ペアエンドはどちらも相方の方で話したので割愛。

●イエリッツァ

父を手にかけたトラウマから「死神騎士」という他人格を造り出した彼。他人格というのは基本的に切り捨てから発生するって習った覚えある。

個人的には、メルセデスはイエリッツァに対して異性愛を抱けそうだけど、イエリッツァはメルセデスに対して姉弟愛ではなく異性愛を抱いたと自覚した瞬間に姿を消しそう。異性愛を抱いたら自分が殺した父と同じ畜生になってしまうと思っていそう。
でも、メルセデスの方はというと、弟と重ねているフェリクスと結婚できる当たり普通にエミールとも結婚できると思うんですよね。

主人公が他とペアエンド迎えてメルセデスもスカウトしなかったので独身エンドでした。何か今、ベルナデッタが増えていますよね? 支援会話の予想が付かない……気になる……。

●ランドルフたち

ランドルフたち兄妹は王国ルートの印象が強いので、このルート見て少し見直しました。王国ルートのランドルフは戦争の本質を理解していないけれど、帝国ルートは妹も評したように誇り高い。王国ルートは正直、ディミトリが正しい。戦争がわかっていない。

ラディスラヴァは真面目過ぎて少々印象が薄め。ラディスラヴァ、異様に兵から好かれているのはやはりシンデレラストーリーに近いものがあるからでしょうか。
あとメトジェイ、マジで聖廟荒しにしか出番ないんですね。笑ってしまった。

あとたまたま見かけたツイート(URL貼るのは流石にアレなので、気になる方は検索してください)で、エリザベス朝をモチーフにしているのでは、という話を聞きました。日本史選択だったものでその場調べの付け焼刃の感想ですが、本当イメージそっくりだった。
自分メモ用に載っけておきます。あとでちゃんと調べなくては……。世界史、調べても調べても同じ名前の人が多すぎてこんがらがるんだよな……。(エーデルガルト:エリザベス1世 / ヒューベルト:ウィリアム・セシル / フェルディナント :エセックス伯 / リンハルト:クリストファー・マーロウ / カスパル:チャールズ・ハワード / 先生:レスター伯)

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 帝国編

The Room 感想

Switchでやりました。Nintendo Storeはこちら

脱出ゲーム? パズルゲーム? どっちに分類されるんだろう。所謂普通の脱出ゲームを実はやったことがないので、よくわからない。とりあえずパズルゲームとして話します。

とりあえず間違いなく言えるのは凄く綺麗なグラフィックで、無理のないパズルだということです! パズルゲームって、時々「いやそれは無理があるやろ」っていうアイテムの使い方とかあると思うのですが(経験アリ)、このゲームはそれがない。不思議アイテムもあるのですが、どことなく現実味を帯びているから使い方もなんとなくわかる。

時間経過とともにヒントが解放されるので、多少詰まってしまってもなんとか解けるのが魅力。『Machinarium』や『ミスターパンプキンの不思議な旅』でも思ったのですが、難しいゲームでもゲーム内にヒントあるシステム、頭固い勢としてはありがたいです。しかも『The Room』はヒントが段階的に用意されているから、どうしようもなくわからんかったら答えに近いヒントを見ることができるし、あと一歩のところだったらすこーーしばかりのヒントが見れる。良いシステム。

あと個人的に楽しかったのが、操作性! テレビモードでやったんですけど、ジョイコン1つを片手に操作でくるくるくる~って操作。Switchならではだよなって思いながら楽しみました。続編がアプリの方で出ているそうですが、Switchにも来てくれないかな~。同じ操作性でまたやりたい。

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The Room 感想

FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 同盟編

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息をするように全ルートネタバレしています。

2周目は同盟を女主人公でやりました。次同盟やる時に支援会話集めも兼ねて男主人公でやろうと思っているんだけど、生徒たちのCPが可愛すぎて独身エンド迎えそう。

レスター諸侯同盟は、アーサー王伝説やシェイクスピアの『リア王』の要素などが見受けられます。五大諸侯たちを主軸とし、時に助け合い時に対立して暮らしていく人々。クラス内でも庶民枠の生徒が多いです。でもクラス内で貧富の差とかよりは、実力主義の方の風潮を感じます。
次期盟主のクロードに対する反応も様々。ヒルダのように実力があるから(自分をわかってくれているから)と軽口を叩きつつも信頼を早い段階から寄せる者もいれば、最近現れたこともあり本当に盟主・リーガン公の孫なのかと疑い見極めにかかるローレンツなどもいる。こうして書くとローレンツの反応、正しいんだよな……。
士官学校に入った理由も様々。傭兵になりたいレオニー。それぞれ別の理由から騎士になりたいラファエルとイグナーツ。生き急いでいるリシテア。養父に入れられたマリアンヌ。

彼らは本当様々な生き方をしていて、様々な考え方をしている。良く言えばそれぞれの考えを尊重し合っている感じ。王国の面々とかは全員、引き抜かない限りは国と運命を共にするってスタンスなんですが、同盟はそうではない。そもそも当主のクロードが命あってこそと考えるのか帝国ルートだと命乞いしてくるし、王国ルートのヒルダは戦場で撤退したかと思えば次現れる時は自身が最後の砦とばかりに死ぬまで戦場に立ち続ける。マリアンヌに至っては同盟ルート以外だと5年後に出てきません。
ただ、このことは悪く言えば本質はバラバラであるとも言えます。それを主人公がいることで、上手い具合にみんなバラバラのまま、同じ方向を目指しつつバラバラの道を進んで行けるのかな。主人公がいないとバラバラのまま違う方向へ自由に進んでしまう、それが大切な人と別れる道であったり自身が死ぬ道であっても。そんなクラスです。

●主人公

クラスのみんなを丸にすると、帝国・教会は主人公が一番上にいてエーデルガルト・セテスと共にみんな率いている、釣り上げている感じ。王国は主人公は一番下でギュスタヴと共にみんなを支えている感じ、なんですけど、この同盟では、主人公はその丸の中に一緒に居るって感じでした。”隣に居る者”って感じ。最終的には新王になりますが、それも周りに祀られたから感があります。実際、王様になりたい? みたいな質問をクロードからされた時になりたいって答えると好感度上がらないらしい(別に、みたいな選択肢を選ぶと好感度上がる)。
クロードが興味津々のおかげで父親の日記を多めに読むことができるルート、というか今書いていて思ったけどもしかして唯一のルート? 流石に記憶が薄れてきた。
日記を全部読むことはできませんが、この日記のおかげでいろいろ察していたことが確信に変わる。答え合わせ感があります。ジェラルトは父親として真っ当に主人公に接していたのだなあと思えて好きです。FF6のガウとか、出産を理由に母親の方が死ぬことになってしまって、結果として残された父親が子供を愛せなくなる、という例は存在するので……。傭兵として育てたのも、戦うことがジェラルトにとっての一番の武器で、今までそれで生き抜いてきたからこそ、自分の持てる全てを子供に教えたのだと思います。

ペアエンドはクロードにしました。ストーリーで恋仲というよりは悪友くらいの関係の2人が好きだったので、君に決めた! をしました。詳しくはクロードの項で語るけど、主人公に対して無欲を求めてきたクロードが、プロポーズでは欲を求めてきたのはまあ笑うけど好き。

●クロード

同盟やる前、海外のノンケ兄貴が同盟ルートをクリアした後に、「俺はクロードのせいで男がいけるようになったのに、クロードは俺と結婚してくれない……」という感想をもらしたという評判だけ聞いていました。実際わかる。個人的には1部お茶会の支援全然上がっていない状態で、彼氏面みたいなムーブをかまされて声に出して笑ってしまった。
クロードに限らず級長全員に言えることではあると思うのですが、甘えるのが下手。特に猜疑心の塊と自称するクロードは、割と最後の方まで主人公を試すような言動をします。仲間に対しても、他学級の級長と違って従者がクラスにいないことも、同世代の信頼できる従者がいなかったからと考えられます。ぱっと見非常に人当たりが良いやつなのにね、最後に引いた一線をなかなか消さない。
こう言っちゃなんだけど、特に後半、結構主人公に対して傲慢。主人公に対して無欲であることを求めてくる、人間味がないほどの無欲を。それでいて自分は野望まみれ。それが魅力なんでしょうけどね。あと選択肢によっては主人公も大概なことになるし。

自分に流れる2つの血に対して愛憎入り乱れています。名前の語源は clausus「閉じられた」ではないかという意見を見かけました。ぴったりだと思います。彼はかなり広い世界を有しているように見せかけて、どちらの血からも異色扱いをされてしまったからかなり閉じた世界で過ごしてきた。それを広げて新しい景色を見るのが彼の野望なんですけども、それを始めは一人で叶えようとしているあたり、やはり閉じた世界なのかなあって思います。主人公を含めた仲間の力がないとそれはうまくいかないのじゃよ……。
自分も仲間もコマとして考えることができるけれど、死ぬことは許さない。敵対ルートだと自分を見捨ててでも生きろ、という感じがします。というより、多少意味合いは変わってしまうけれど、殉死される対象に自分がなっていたとは思ってなかった感じが近いかも。

●ローレンツ

同盟及びフォドラのことを一番真剣に考えている。
彼自身はあまり認めたくはないでしょうが、彼は補佐役向きですね。非常に優秀で本当に良い人なのですが、如何せん同盟は個人個人の我が強い。それをうまくまとめるには、やはり多少なりとも強引なところが必要です。ローレンツには優しさも相まってそれができない、でもそれをする人を支えることはできる。強引なリーダーと個性が強い部下の潤滑油になれる存在。
正直な話最初はローレンツを色物枠として見ていたのですが、そんなことは全然なかった。勘違いしていてごめんな……。支援会話でも、ローレンツは一人一人としっかり向き合っています。不快な思いをさせてしまったときは謝るし、まだ責任を取ることができないと判断した時は待ったをかける。
あと個人的に良いなって思ったのは、1部の時に彼がお祈りしているところに話しかけると「先生もお祈りしに来たのか?」と聞かれ、返答に困る主人公に、お祈りに来たわけではなくとも責めるつもりはない、って返すところです。上手くは言えないのですが、宗教にもいろいろあるって理解している。
ローレンツとフェルディナントは特にノブレス・オブリージュにこだわりますが、二人ともキャラクター性は違うのは良いですよね。

ペアエンドはマリアンヌとでした、というかここは狙った。クッソ頑張った。ローレンツの支援会話は全体的に良かったので非常に悩みましたが、支援Cの段階からローレンツ×マリアンヌの支援会話には尊い……しか言えなくなってしまったので……。へへ……。いや、ストーリーで支援段階に応じて特殊会話を入れてくるのはずるい。
ヒルダやレオニーとの支援会話も好きなのですが、リシテアとの支援会話もとても好きです。これ見た瞬間にかなり迷ってしまった。恋心とか抜きにしても、大切な仲間の未来を諦めないローレンツが好きです。

●ヒルダ

良ーい女なんだこれが……。こんなかわいい顔で斧ぶん回す女の子がまず好みです(ifでシャーロッテが好きだった奴)。名前がそもそも、ブリュンヒルドやクリームヒルトなどの語源でもある、hiltia から来ている。こんなにかわいい戦乙女が居て良いのか? 良いんだよ。

帝国だと引き抜き不可なこともあり、同盟の従者ポジションで考えられることの多い彼女ですが、どちらかというと従者というよりは「エーデルガルトの政治が嫌い」って感じがする。エーデルガルトとレアは似たキャラクターとして作られているのですが、エーデルガルトとヒルダは対比的に作られていると思います。本質は非常に似ていて、育った環境があまりにも違うために相容れなくなった。幼い頃のエーデルガルトが望んだ未来がヒルダではないのだろうかと思います。エーデルガルトが茶髪のエルのまま成長したら、みたいな。

ヒルダもエーデルガルトも、嘆くことや悲しむことは基本しません。そういうことをしそうになったら、怒りにシフトチェンジする。ヒルダが作中で弱気になるのは、同盟ルートの最後の方だけです。それも兄のことがあってすぐに怒りに変えるけれど。マリアンヌの悪い噂に怒ったりと、友達の為にも怒ります。支援会話などでもなんだかんだで面倒見が良い面が見られます。

それでいて、彼女は自分のために生きて自分のために死にます。作中で「誰かのために死ぬのは嫌」って言っていたけど、そのスタンスは5年後になっても変わらない。他ルートではクロードのために死んだようにも見えますがそれは違くて、ヒルダはあくまでその道を選んだのは自分だからその道を進みたいという自分のために戦って死ぬ。良い女だぁ……(2回目)。

でも、逆にというかそれ故にというか、作中で自分自身の夢だとかやりたいことだとかを語ることはありません。それが少し寂しいなと思っていたら、セテスとのペアエンドを迎えて、ヒルダが自発的に教会に行ってて感動した。おまっ、おまえっ、やりたいことできたやんけ~!! ってなってしまった。嬉しい。そのかわいさと明るさでセテスを振り回してくれ。

●ラファエル

想像以上に重い過去だったのにそれを悟らせないような子。外伝のグロスタール公の話を聞いた後に親は親、って言えるのは正直凄い。
兎に角誰かを恨むことに向いていない子だと思います。何かすっごい悪いやつが現れてラファエルに危害を加えても、アンタには救ってくれる人がいなかったんだなって哀れみながら倒しそう。倒すことには倒すんです、そういう子です。

妹がいることもあり面倒見が良い、特にリシテアに対してとか。これは面倒見が良いというか前向きって話になるかもしれませんが、弱気なことを言うとそれを跳ね飛ばすのも彼の役目が多いです。
○○くん、○○さんと同級生のみんなを呼ぶラファエルですが、幼馴染のイグナーツだけは別。それも相まって、ラファエルとイグナーツの敵対会話はかなり泣けることになってます。あれでイグナーツの見方が変わったって人も多いと聞きます。

ペアエンドは、ラファエル-フレン・イグナーツ-レオニーを狙っていたら、ラファエルとイグナーツがペアエンド迎えました。
妹を信じて待っていたことも、帰ってきた妹と共にイグナーツを支え続けたことも、ラファエルにしかできないと思います。というか、在学中にラファエルとイグナーツが和解というか元通りにならなかったら、イグナーツはそのことを引きずって自身の夢でる画家の道に行けなさそう。

●リシテア

なーんか生き急いでいやがるぜ! そもそもわざわざ天才っていう名前のスキルが怪しいぜ! 人工天才なんじゃないか? って思ってたら本当にその通りで泣いた。個人的には、彼女自身の努力家であるという本質も、全て実験された過去によって『天才だから』って本人も周りもなっているのが辛かったです。勿論彼女は作られる前から才能はあるんだけど(だからこそ実験の生き残りになったのだろうし)、それ以上に君は努力家であるんだよ……ってなりました。

ヒルダとの支援会話がBまでしかなくて少し寂しかったです。リシテアが割と早い段階から等身大の女の子をしているので、ヒルダとの支援会話が好きだったんです。Aまで行ったらペアエンド必要だもんな……確かにヒルダとリシテアはペアエンドって感じじゃねえな……ってなってたら、フレン-マヌエラは支援会話Aまであるけれどペアエンドないって聞いて、スペースキャットしてしまった。じゃあヒルダとリシテアにも支援Aくれ。

同盟ルートでエーデルガルトを倒す時にリシテアも使用したので、特殊会話発生して白髪が象徴する意味を知ってしまって辛かった。リシテアは元は何色だったのかな……。
帝国ルートの敵対ではクロードとヒルダと共に殺しました。同盟で輝く君が好きだったから……。いうて次は支援会話回収するけれど……。

ペアエンドはハンネマンとでした。生きたいんです、と本音を溢した瞬間に涙した。寿命が戻って嬉しかったです。それはそれとして、ローレンツとのペアエンドの内容を聞いたんですけど、ただの糖尿病の可能性もあるって聞いて笑ってしまった。酷い偏食だったもんね……食生活直すように先生の方から親御さんに言っておくからな……。

●イグナーツ

ラファエルの項で結構語ってしまった……。本質は結構芯がしていて割とちゃっかり系だと思うのですが、次男という立場とラファエルに対する負い目からか、大人しい性格になってます。

ちゃっかり系だな~と思ったのは、同盟ルート5年後では結構言うようになっていたから。生徒時では、いえなんでもないです、みたいな感じで言いかけて終わってしまうことが多かったので、良い意味で仲間に対して遠慮が無くなったのだと思います。確かな審美眼を有していることやラファエルとの敵対台詞などでもわかりますが、今のフォドラの現状をしっかりと把握できている生徒の一人だと思います。帝国に勝てるわけがないと思いつつもクロードにかけたのかなとか、そんなことを考えてみたり。

余談ですが5年後お茶会で声の高低差を楽しむのが好きでした。外国版だと生徒時から割と低めの声らしいですね。

●マリアンヌ

レスターのキキララの片方、因みにもう片方はヒルダです。
生徒の姿も5年後も正直好みでビビった。髪の毛が綺麗に結えるようになっていたりストーリーで笑う回数が増えるようになっていて、成長を感じます。成長しようと思えたことが他のルートを考えると凄いことで、主人公が担任でないと彼女は生きることにとうとう見切りをつけるのかと思うと辛くなる。
養父は彼女の紋章を調べないでくれと学校にお願いしそれを彼女は忌み嫌われた紋章だから、みたいに考えていましたが、恐らくマリアンヌのためだと思います。養父自体はマリアンヌが獣の紋章を持っていることは正直どうでもいいけれど、マリアンヌがその紋章を持っていることによっての周りの反応を考えると、エドマンド家のためや自分の為というよりは、マリアンヌ本人の為だったのろうな、と。そうでないとまず引き取らないでしょう。あと余談だけど、マリアンヌの実父を殺したの、十中八九エーデルガルトですよね。

支援会話で思ったのは、ローレンツ以外との支援会話では「前向きに変わっていこう!」って感じだったのにローレンツだけは「そのままでいい」なんですよね。他の子の支援がだめってわけではないけれど、根本的解決には正直ローレンツが正解だと思います。フォドラが変わるとはいえ、マリアンヌが獣の紋章を有している事実は変わらないし、マリアンヌが世を憂いていたというか呪っていた過去が消えるわけでもないし。明るくなりたいにしても過去の自分を肯定してくれる人がいた方がどう考えても気が楽だし。
ペアエンドで婚約発表に時間がかかったのはフォドラの情勢が落ち着くのを待ってからというのもあるだろうけれど、2人の心の整理などもあったのかな。

●レオニー

ジェラルトの一番弟子として何かと張り合ってくる。ただ正直、一番弟子は主人公でもレオニーでもなくアロイスな気がするのは黙っておこう……。最初成長がへたれたのですが、後半もう早い! 固い! になってくれた。基本近接物理で育てたのですが弓も多少伸ばしたので、最終戦でその高い機動で弓砲台も使ってくれて、ありがて~! って感じでした。因みに戦闘は斧を中心に使う騎馬職で育てました、ジェラルトの弟子だもんね。
村の為に傭兵になりたいという彼女ですが、少しばかり貴族に対する偏見があるというか……。ローレンツとの支援会話の件は知っておくべきだと思う。

独身エンドを迎えさせてしまった、すまない……。各種酒場へのツケは先生が立て替えてやろう……。というかこの記述を見る限りジェラルトも酒場にツケてた可能性高いのか……。
個人的にはイグナーツ及びセテスとの支援会話が好きでした。セテスとの支援会話は、なんか年上の人に恋をする姉御感がして好きでした。レオニーがクラスの最年長だからか、面倒見が良い~! みたいな支援会話が必然的に多くなってしまうのですが、セテスとはセテスの方が年上なことがあって必然的にその雰囲気が無くなっていたのがよかったです。でも確か調理得意になっていた記憶は、ない……(調理あまり使わなかった)。

●ジュディット

初見時、正直クロードの母親だと思いました。違った。教会でまた協力してくれたのが地味に嬉しかった。クロードとは結構な付き合いっぽいので、どんな会い方をしたのか知りたい……。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 同盟編

おじいちゃんの記憶を巡る旅(Old Man’s Journey) 感想

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パズルアドベンチャーゲーム。こういう雰囲気好きなんだよな~ってのんびりプレイすることができました。難易度も比較的低めで、道中少し詰まるところがあったけれど、少し見方を変えればクリアすることができたので良し。

崖の上のお家に住むおじいちゃんが、一通のお手紙をもらって旅に出るところからゲームがスタート。絵が主線なくて柔らかい雰囲気。絵本を読んでいる感覚に近いです、物語自体はなかなかヘビーであるけれど。おじいちゃん自身を操作するのではなく、おじいちゃんの行き先を示して歩いてもらう。おじいちゃんがどうして旅に出ることにしたのか、だんだんとわかってきます。

物語的な意外さは正直ないし、パズル自体も言ってしまえば単調ではあるのだけれど、パズルとは関係のないところで反応のある小ネタがあったり、ワンシーンワンシーンが違った方向に美しかったりと、おじいちゃんに寄り添って旅をしている感覚がして好きです。
リラックスしながら出来るゲーム。頭を少し悩ませることはあっても謎が解けなくてイライラすることはないだろうから(おじいちゃんの移動が多少遅いので、後半もしかしたらそれにイライラする可能性はある)、ゆったりしたいときに割とオススメ。ゆったりしたくて比較的短時間で出来そうなゲームに手を伸ばしたのに、わからなくてイライラするとかたまにあるので……。

近年、綺麗なパズルゲーム多くてすごいな〜〜って思います、Steamにも沢山あるんだろうな。いい加減アカウント作るかな。

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おじいちゃんの記憶を巡る旅(Old Man’s Journey) 感想

FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 王国編

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4ルート全部終わったので感想書いていこうと思います。それぞれ1周ずつ、みんなの死を平等に背負いたいとかいうよくわからないオタク精神から他クラスのスカウトなしでやっていたので、感想書きながら支援会話集め+アビスでまたのんびりやっていると思います。
というわけで追記があれば多分最後にあげるアビスの感想記事に書くとして、とりあえずやっていった順番に感想を書いていきます。いやあ、それにしても、人の心がないが褒め言葉になるゲームだなぁ。

1周目は王国に行きました。FEHの級長先行実装でディミトリが唯一来てくれていたので。あと女主人公でやりました。

2周目の同盟感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら。 4週目の教会感想はこちら

以下全ルートネタバレ注意。

ファーガス神聖王国は、非常に血統や伝統といったものに重きを置く国です。寒冷で作物が育ちにくい土地、時に敵対する他民族に囲まれている土地。そんな土地で絶対的になるものはなにか、住む者の心の支えとなるのはなにか。さまざまな策や術を用いて自領を守る領主、力によって国を独立させて今尚国を守り続ける王家、それを支える(王家が生まれるのを擁護した)教会です。
だからこそ多少歪だとは心の奥底で気がつきつつも、力が目視できる紋章が基準になってしまうし、力ある者は血統というものに頭を悩ませられる。罪の意識があるものは女神に救いを求めることとなる。それでも王が先頭に立ち、絶対的な力で国を率い続けていく、それがファーガス神聖王国です。

また、このクラスの面子は非常に初代を彷彿させます。このルートが正史とまでは言わないけれど、構想段階で最初に生まれただろうなとか、極端な話を言うと無くせないルートだろうな、と思います。
それで、物語の裏側は何も見えてはこないものの、綺麗な大団円で終わる。後味が比較的良いのもこのルートです。ラストのエーデルガルト撃破ムービーで視点がエーデルガルト視点になるの、め~~っちゃ痺れました。唐突の語彙力低下。
全部のルートに言えることですが、ラストバトルで戦っている最中に、生徒たちがいろいろ言ってくれるのが好きです。

●主人公

このルートの主人公は”見守る者”って感じでした。二部でディミトリが立ち直るのを見守るのは言わずもがなですが、一部のシルヴァンやアッシュも見守ってます。こうしてみると本当に王国面々、散々な目に遭っているな。
でも、本当に徹底して”見守る者”です。教師をしていた一部は言わずもがな、二部のディミトリも立ち直ったのはロドリグの死がきっかけで、主人公は傍で見守っていただけです。ロドリグに見守っていてくれと託されたこともあるのだろうけれど。
王国という国が真の意味で立て直すには、やはり象徴となる王家の人間がやる他ありません。それを手伝い見守るのは、王国建立の時と同じく、教会の人間です。王家以外の人間が先導したらそれはもう別の国の誕生だし、教会の人間が先導して王国を立て直すのは意味がない。王国は残るだろうけど王家は残らず、名前だけが同じの別の国となってしまう。主人公はそれをしっかりと理解して徹底して見守る立ち位置を全うしています。主人公が見守るのではなく自分から行動するのは、エーデルガルト撃破後のムービーでディミトリが振り返ろうとするのを阻止する時のみ。あそこで振り返ってしまったら、ディミトリはまた足を止めてしまいます。血は繋がってはいないものの唯一の生き残った肉親を己が殺したということだけを見つめ、殺戮者としての自分だけを見つめて王の自分は切り捨て、表舞台から姿を消すでしょう。王家も別の血筋を確立させそう。それをさせないために振り返らせない。重荷を押し付ける罪深い役割にはなりますがね。

ペアエンドはディミトリにしたのですが、いやだってなんか、プレイしながら傍に居てやらねえと……ってなってしまって……。重荷も一緒に背負っていこうな……。男主人公でもペアエンドしなくちゃ、ってなったと思う、けれども男主人公がディミトリに恋愛感情を抱いていても、ディミトリは男主人公に恋愛感情を抱けないと思います。自分で自分を許さなさそう。王家の血を絶やすわけにはいかないので。 
エンドの感想としては、ディミトリの照れた顔と、自分に向けられた愛情に戸惑いつつもしっかりと受け止められるようになっていたことができるようになっていたのが嬉しかったです。グレ期は言わずもがな、一部ディミトリも多分、自分は愛情を向けられる人物ではない、と思っていそう。

●ディミトリ

王国ルートの主人公。父を殺されている敗戦国の王子、近くの大国に脅かされ、(義)姉と生き別れる。マルスポジションと言えます。マルスと違って火力ゴリラだけど。

一部の時点で食事の時に、こいつ昔の話しかしねぇな……? とは思っていたのですが、フレンとの支援見た瞬間にやっぱりな~! ってなった。その後に大慌てで食事メニューで好き嫌い見たのですが、その時確認できた嫌いな食事は「桃のシャーベット」のみ。多分ですがこれも味が嫌いとかではなくて、嗜好品だからか頭痛が酷くなるかのどちらかで嫌っていると思われます。
エーデルガルト撃破の時が非常に印象的でした。あどけない少女のような顔で、昔自分が彼女の未来が開けますようにという願いを込めて贈った贈り物によって、刺される。初恋の、唯一生き延びた身内に。分かり合える可能性を見出した身内に。眼帯によって表情が読めないので、心情をいろいろ考えてしまって辛かったです。

彼は”守る王”なんですよね。ミドルネームのアレクサンドルは、ギリシア語アレクサンドロス Ἀλέξανδρος (Alexandros)かと思われます。「人を守る (者)」。
彼は優しい、本当に優しい。だからこそ生を全うすることができなかった父や継母・騎士であった友人などを、過ぎたことだからと捨てることができない。それでも、彼に守るべき人たちはまだいるということを気が付くには、ロドリグという最後に残った自分を守ってくれる人を失わなければならない。”守られている人”の立場を完全に捨て去らなければ”守る人”になれない。
それでいて最後に、「王として、殺戮者として」というのが好きです。誰かにとっての英雄は誰かにとっての悪役なので、特に戦争は。

男性キャラとのペアエンドでも、まず恋仲にはならず、女性の伴侶を持ち子孫を残しています。そして彼自身は短命なことが多い。
前者は間違いなく子孫を残さなくてはという表れだと思います。ルートによっては子孫を既に残している可能性がある発言をするし。
後者は精神的な無理が祟ったか、或いは紋章の力を使い過ぎて寿命を削っていたかかなあ、と思っています。放浪していた五年間は自暴自棄だったと思うので、紋章もばんばん多用していそうだし。

●ドゥドゥー

移動力のあるドーガポジション。個人的に、今作の重装キャラ全般、使いやすかったです。

支援会話全般に言えるのは、ダスカー人だからと一番色眼鏡をかけているのは、ドゥドゥー本人なんですよね。仕方のないことではあるのだけれど。外伝やっておいて本当に良かったー! スズカゼのようなことをしおって……。
それでも、「ダスカー人だから」が「ダスカー人だからこそ」になっていったのは本当に良かったです。そういう意味で、メルセデスやアッシュとの支援会話がとても好き。あと余談ですが、『鋼の錬金術師』のラストのマイルズとスカーを思い出した。文化の死が民族の死。ディミトリと協力して、ダスカーの文化を残すことができそう。外伝を見るに生き残りはドゥドゥーだけではないので、血は薄くなろうとも民族としても何とか残るのではないでしょうか。
ダスカーは多分ですが、鉱業などに秀でている土地で、それ故に独占を企む闇に蠢くものの標的になったのだと思います。セイロス教が根付いていないのも、フォドラ発展に貢献させないために(科学技術を進歩させないために)レアが切り捨てたのではないのかなぁ、と思います。

ペアエンドはイングリットとでした。イングリットのところでも言いますが個人的にはグレンを想い続けるイングリットが好きなので、結婚しないペアエンドで嬉しくなりました。もしかしたらお互い恋心を抱いていたのかもしれないけれど、ドゥドゥーがイングリットの過去を理解して、相棒のままでいたりしたのかな、と妄想したり。

●フェリクス

火力も高い上に魔法も使えるようになるナバールポジション。トロン使うの見た時、父親と同じ魔法じゃん……って泣いてしまった。

フェリクスについて一番言いたいのは、ドゥドゥーを一番分かり合えないのはおそらくフェリクスだと思う、ということです。
理屈及び理性でダスカー人及びドゥドゥーの真実に気がついているシルヴァンと、理屈ではわかってはいるけどグレンのこともあり理性ではわかりたくないイングリット。2人は支援会話でドゥドゥーとそれぞれ割といい雰囲気で終わるけど(イングリットは私のデータではドゥドゥーとペアエンドしたし)、フェリクスはディミトリのことを猪呼ばわりしていた段階でドゥドゥーとの支援会話を終えるから、必然的に幼馴染の中で1番ドゥドゥーと険悪な仲で終わります。
フェリクスは王家の盾、フラルダリウス家の跡取りなわけで、多分幼馴染の中では実は一番、ディミトリを1人の人間として、1人の王として見ている。そして幼い頃から、自分の王はディミトリ以外いないと当然のように思っている。事実、他ルートに引き抜きされると、大抵の場合フェリクスは死に場所を探して旅に出ることが多いんですよね。
だからこそグレンという兄が亡くなっても、自分が盾になるのだと直ぐに思えたのだと思います。ところがダスカーからディミトリが帰ってきたと思えば、王の人柄が変わっているし、そこには既にドゥドゥーという盾がいるわけですよ。体格・特技など総合面に置いて、自分より”盾”という名称が相応しい男が。そりゃフェリクスとしたら心中穏やかではない。フェリクスにとってはダスカー人ということは多分どうでもいい、”ドゥドゥー”という男がどうでも良くない。
フェリクスはナバール系統だし、能力値で見れば”盾”とは程遠い、”剣”なんですよね。実際紋章も攻撃力加算だし。でもフェリクスがなりたいのは”剣”ではなく”盾”。自身の王・ディミトリに傷一つ付けることない盾。これ、かなり皮肉だなあって思います。まあ攻撃は最大の防御だから頑張りたまえ。

ペアエンドはアネットと組ませたくて後半ずっと一緒に動かしていたのに、シルヴァンが掻っ攫っていきました。何かTwitterで見たら、女性キャラとフェリクスを組ませたかったのにシルヴァンにやられた! という意見が多くて笑ってしまった。みんな通る道なんやな……。アビスの時にリベンジしてやるからな……!

●メルセデス

ママみが凄いレナさんポジション。
メルセデス(Mercedes)はスペイン語で「恩恵、好意、慈悲」を表す merced の複数形です。第二外国語がスペイン語だったのがここでいきるとは……(凄く苦労した)。

彼女は割と戦争を否定してはいません。いや多分嫌ってはいるのだけれど、自分が戦場に立つ覚悟をガチガチに固めています。王国及び自分たちが存続するには戦うしか手がないということを理解し、そのために覚悟を決めて自分ができる全てを尽くす。例え戦場で身内や親友と対峙することになっても引かないのは彼女の方だし、帝国ルートでは援軍を連れてディミトリの救援に来ます。
この帝国ルートでディミトリは「俺のせいで巻き込んだ」みたいなことを言いますが、見ている限り戦場に立つ決断をしたのは間違いなくメルセデスから。弟を見捨てたと思いそれを悔やんでいる彼女が、ディミトリを見捨てられるとは思えません。

青獅子クラスで唯一主人公との同性ペアエンドがある彼女ですが、それも帝国出身であるから、というものはあると思います。FEHか本編かは忘れたけど「流されるまま生きてきた」と自虐していた覚えがあるのですが、芯はかなり強い人です。5年後を見る限り、いざ譲れないものができたら多分一歩も引かない。エミールという引いてしまった過去があるからこそ、譲れないものを作るのが怖くて、それで作らずにいたら流されるままって感じになってしまったのではないのかな、と思います。
あと、アネットとの支援会話で百合豚の自分が高まってしまった。親愛の大好きをいうアネットと、それに気が付きつつ恋愛の大好きを返すメルセデスが堪らなかった(小声)。
そんな彼女ですが、アッシュとのペアエンドを迎えました。ジュリレナ彷彿させて好き。アッシュとの支援会話も好きだったので、ありだな! ってなりました。アッシュ相手だと珍しく世話を焼かれてかわいいです。結構年齢が離れているけれど、お互い少し抜けたところも世話焼きなところもあって、割と似た者同士なのがかわいい。世話焼きあってくれ。

●アッシュ

ジュリアン+ゴードンポジション。ロナート卿の下りで辛すぎて王国ルートだからか!? と疑ったのですが、どのルートでもロナート卿反乱は共通していた。

アッシュにとって不幸であったことは、ロナート卿は実の息子もアッシュも平等に愛していたことなんですよね。実の息子を愛していたから挙兵せざるを得なかったし、アッシュを愛していたから挙兵することを伝えることができなかった。極端な話、アッシュにスパイとかさせても良かったのに、できなかったわけですから。
でも、ロナート卿に愛されていたことはアッシュにとって幸運なことでもあります。アッシュの中では英雄はロナート卿のような人物を指し、それが揺らぐことはなかった。そんなロナート卿をアッシュも確かに愛していたから、彼の家を残そうと、彼の意志を残そうと、跡を継いだ(私のペアエンドの話だけど)。

生まれが平民だから王国の中でもセイロス教に対する信仰はそこまでない方だと思います。ロナート卿のこともあるし。ドゥドゥーとの支援会話で、ぼくはそっちの方が良いなあ、ってダスカーの考えを自分の中にも受け入れるのは、王国面々の中ではメルセデスとアッシュ以外には割と難しいのではないかと思います。多様性を尊重することと自身も受け入れることはまた別なので。

●アネット

リンダちゃんポジション。今気が付いたんですけど、お父さん関連で苦労しているっぽいのも引き継いでいますね。

魔道学院で好成績を収めた才女な彼女ですが、伯父が男爵であることを考えると、元々(ギュスタヴがまだいたころ)の爵位もそこまで高い方ではないのだろうな、と思います。ディミトリの父親であるランベールは改革的な王様だったらしいので、爵位が低くとも実力のあるギュスタヴを取り上げ、それで逆に他の貴族様たちからはやっかみを買っていた可能性。父が逃げ出していなくても苦労することになりそう。

何事にもまっすぐな彼女は、支援段階中盤の父関連のことを除けば、かなりの純粋さです。ダスカー人だろうと年上のクラスメイトだろうと、真っすぐぶつかっていきます。偏見を持っていたら、後でそのことを恥じてわざわざ謝るタイプの子です。
第二部再集合の時の会話で不穏なディミトリの呟きに「そこまでしなくても良いかも」みたいな返しをします。でも決して不忠者だとか覚悟を決めていないとかではない。そもそもdominicus が元になったであろう「ドミニク」だしね。人を恨み続けるのができないくらい真っすぐな子なのではないのかな、と思っています。ディミトリをお兄ちゃんにしちゃうのかわいい、戦争で曇らない君の純粋さが好き。
折角取りに行った英雄の遺産ですが、父親に持たせました。かわいい女の子が斧をぶん回すのは好きだけど、アネットちゃんは魔法が似合うよ。と思ったけど、敵対ルート斧担いでいる姿も可愛かったので、あれはあれでありでした。へへっ。

ペアエンドは父親とでした。仲良し親子に戻ってよかった、本当に良かった……。というかもしかしてなのだけれど、ギュスタヴとペアエンドしないと和解できないまま終わるんですか……?

あとフェリクスとの支援会話は全プレイヤー見てくれ、全人類見てくれ。あんなに三ツ矢サイダーが似合うような支援会話が今作で見れるとは思わなかった。三ツ矢サイダーのCMにするべき(?)。

シルヴァン

何ポジションというのが非常に難しいキャラクターですが、アベルとカインを1人で担っている感じのポジション。

彼が本当に望んでいたのは”弟”でいることだったのに、彼が幼馴染の中で担っているのが”気のいい兄貴”だということが非常に人の心がない設定。
”女好き”なキャラも作っているものです。全部、「女という生き物はこう言われたら嬉しいんだろうな~」って感じでテンプレートに口説いている。女から種馬扱いされている過去を持つ彼は、その復讐も兼ねて女を個人で見る気がないんです。もしかしたら母親とも何かしらの確執ありそうだなって思っている。
女主人公が他クラス担任時に無条件スカウトが可能なのも、
①あの時点でマイクランは既に英雄の遺産を持ち出して賊の頭領をしている可能性が高い
②大司教のお気に入りの新任教師のクラスに、マイクラン討伐の課題を課せられる可能性が高いと、シルヴァンには考えることができる手札が揃っている
③「女好き」である自分ならば、早い段階で新任教師のスカウトに応じても不自然ではない
④新任教師のクラスの生徒ならば、マイクラン討伐後に英雄の遺産の回収ができる可能性が高い
という考えをシルヴァンがしていたからだと思います。自分は各クラスに、所謂頭のいいキャラが2人ずついると思っているんですけど(どこかでこれも言えたらいいな)、シルヴァンは王国クラスの2人のうちの1人だと思っています。もう1人はアネット。

幼馴染組でディミトリと、自クラス女子でアネットと支援Aがありませんが、これは気を許していないとかではなく、シルヴァンにとって”綺麗なもの”に見えすぎてしまうから汚してしまうのが怖くて手を出せない、というものだと思います。
ディミトリとは、お互い大切な人同士ではあるけれど、お互いの一番にならないことはお互いわかっている感じ。
アネットとの支援は「あと10年はやく会えていればなあ」っていうのに詰まっている。人に本当の自分を失望されることを恐れる男が、自分をずるいと言ってくれて、ずるい自分に正面からぶつかってきてくれる子を嫌えるわけがないんだよなあ。アネットが変な人と結婚しないようにめっちゃ目を光らせていそう。アネットの結婚式でめっちゃ号泣していそう。

●イングリット

カチュアポジション。姉妹は自軍に出てきませんが兄弟いるっぽい発言していたし、叶わない恋をしていたし(グレン)。ふと思ったのですが、婚約者が亡くなっている状態って未亡人になるのでしょうか、どうなのでしょうか。

作中で結婚を親から迫られている彼女ですが、子供を産むのが目的ではなく、家を残すことが目的。最終的な決定権はイングリットにあることも相まって、どちらかというと長男的な問題を迫られています。グレンもフェリクスが大紋章持ちであることを考えると、イングリットの元に婿に行く予定だったのではなかったのだろうか。
そんな彼女が家を飛び出して自らの夢を叶えたペアエンドになったは、とても心地が良かったです。王国の古い風習に改革の一手を入れた感じ。兄弟いるっぽいって先に書きましたが、それって紋章にこだわらなければガラテア家を残すことはイングリットでなくても可能、ということも言えますしね。

イングリットを語る上でグレンは外すことはできません。グレンはイングリットにとって、初恋で憧れで敬愛で、永遠に特別な人なんだな、と思います。ペアエンドで誰かと結婚しても、グレンとの思い出が消えるわけではない。時折その話で華を咲かせていたらいいなあ、と思う次第。余談ですが、グレンは紋章なしだったと思っています。

●ギルベルト(ギュスタヴ)

馬に乗っていないジェイガンポジション。深くキャラ描写をできるようになったことによって、今までのシリーズに無かった”逃げ出した、見守ってくれるはずだった騎士”を描けてしまうの、上手く言えないけど、やばいっすね……。

罪の重さを感じてそれに耐え切れずに一度王の元から逃げ出した彼ですが、王国の滅亡の危機に瀕すると、自らの王の元へ戻ります。それ以降は例え、教会の重役であるセテスから声をかけられても、それが破滅の道であったとしても、王の元を離れることはありません。
アネットのところでも言いましたが、取り立てられるまでの地位はそこまで高くないと思います。そんな自分を見出してくれたことに対して、ランベールに対して計り知れない恩義を感じていそう。それが守れなかったものだから、まあ逃げ出してしまうのも仕方ない……いや、王子は幼いし妻子はいるしで、やっぱりだめだよ(真顔)。

ドゥドゥーとの接し方を見る限り、まあドゥドゥーが忠義者だからというのもあるのだろうけれど、ダスカー人だからとかそういうのは第一部の方でも一言も言っていないんですよね。ダスカーの悲劇に本当はダスカー人が関わっていないこともわかっていそう、自分のこと以外では冷静な人であったと思います。

●ロドリグ

死亡シーンの英語版を見たのですが、彼は本当にディミトリの親代わりなんですよね。王家だとかそういうのは本音を言ってしまえばどうでもいいのかもしれない、親友であるランベールの息子だということだけが重要なのかもしれない。殿下とは呼ぶもののロドリグにとっての陛下はランベールだけなので……。

とりあえずこれで王国の面々は終わりです、支援会話回収しきったら新しい発見あるかな~。
因みに騎士団からスカウトはシャミアだけでした。というか、全てのルートでシャミアはスカウトして教会ルートに至っては結婚しました。どちゃくそ好みだったので……へへ……。騎士団は教会の時にまとめて書きたいと思います。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 王国編

The Bridge 感想

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エッシャーやダリの世界観が好きなので、それらにインスパイアされたゲームを見かけるとついつい買ってしまうのです。
重力を操って解く感じのパズルゲーム、操作するおじさんは多分エッシャーをモデルにしています。

パズルゲームだと思って買ったし、実際分類はパズルゲームだったんですけど、パズルゲームって言って良いのかなこれ、って気持ちになりました。
というのも後半になればなるほど、解き方はわかっているし正しいのに、タイミングが合わないせいで解けない! って場面が出てくる。パズルゲームよりもタイミングゲームって感じ、タイミングゲームは音ゲ―で十分だ。
巻き戻し機能が付いているので気軽にはできるものの、タイミングが合うのを見守って合わなければまた戻して見守って……といったことを繰り返すので、それがな~。ただ、巻き戻し機能が最初まで巻き戻せちゃうし、回数制限もないのでそこはありがたい。

パズルゲーム目的なら他に名作があるし、ビジュアル目的でも他にもエッシャーやダリをモチーフにしたゲームはあるしなあ、って感じでした。騙し絵的パズルゲームを求めているのなら、個人的にはBack to Bedを推しておきます。Switchにもあるし(PSvitaでやった)。

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The Bridge 感想