GRIS 感想

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「美しさ」がここにある
自分自身の世界に囚われた女の子の物語

人生に傷つき深い悲しみにとらわれ、自分自身の世界へ迷い込んだ「Gris」。色彩が失われた薄暗い世界をGrisは旅をし、次第に色づいていく世界と成長していくGris。
その旅の果てに、何が待っているのか。

何よりも絵が魅力的なアクションパズルゲームです。説明が一切出てこないので、そういうのがもどかしい人は苦手かも。GOROGOAが好きな人とかは刺さると思います。
現実と夢が溶け合ったかのような不思議な世界が、だんだんと色鮮やかになっていくのは本当に楽しい。

ストーリーも文字情報では語られませんが、なんとなーくわかる。個人的には産み直しか死を受け入れる話だったのかな~って思います。実績が死の受容なので。
あるいは自分自身を見つめて、そのマイナス部分も好きになっていく話だったのかも。その方が良いな、ちょっと希望があるので。

Luna’s Fishing Garden 感想

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ある日、魚釣りをしていた女の子・キャシーは、突然の嵐に巻き込まれて、見知らぬ島に漂流します。済んでいた場所に戻るために、島で暮らすキツネの精霊ルナの手伝いをする事に。

嵐でぐちゃぐちゃになった島を綺麗にするためのゴミ拾いや、島で暮らす精霊達の手伝いを達成していくスローライフゲームです。めちゃかわ美麗ドット絵ってだけで最高なんだワ。割とお掃除の割合も多かったり、魚以外の資材の方が重要だったりと、タイトルにするほど釣りしないな~って印象でした。
精霊たちも魅力的なキャラクターが多いのですが、クエストが終わると話せなくなっちゃうのが不満点。汎用台詞でも良いから欲しかったところです。みんな好きなんだけど、見た目は鯉のサムが一番好きかな。キャシーがそんなこと言ったらルナが嫉妬しそう。

こんな感じでちょいちょい惜しいなって思う箇所はあるのですが、差し引いても満足感が凄い良作でした。
グラフィックに惹かれて、スローライフゲームや作業ゲームが嫌いでないのなら「買い」だと思います。定価だとちょっとお高いのは否めないので、セール時の方が良いかも。周回とかレベリングにつかれたときにおすすめです。

ローファイ・ピンポン(Lofi Ping Pong) 感想

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Switchでやっておいてなんですけれど、PCでやった方が良いと思います。

ローファイミュージックに合わせて卓球をしていくゲームです。まんまだな!
リズムゲームとしてみるとなかなかシビアなので、リズムゲームとしては微妙かもしれない。
ストーリーモードの最初の方はローファイを聞きながら癒されつつ、「ちょっと手ごたえあるな~」くらいでプレイできるのですが、後半から難易度の跳ね上がり方が凄まじい。
PC版だとストーリーのステージ攻略が楽になる機能が付いているのと、好きな音楽を使用できるっぽい? というのを観測したので、全体的にPC版の方がやりやすそうだな、と。
ストーリーモードにこだわらないのであればSwitchで全然大丈夫と思います。ローファイミュージックがおしゃなので。

難易度には結構理不尽さを感じるのですが、達成感と、EDの「まあこれなら難易度高くもなるか……」って感想覚えていっか……ってなりました。
一番難しいのは球がスライドするステージ。自分はオプションで音声等変更して頑張りました。視覚情報を頼ってはいけません。なんなら目を瞑ってやりました。そこさえ乗り切ればストーリークリアできます。

RPGタイム!~ライトの伝説~ 感想

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面白い部分もちょっと辛い部分も、すべてをひっくるめて懐かしくなるゲームでした。アイデアゲームだよマジで。いろんな賞にノミネート/受賞されたのも納得です。

ゲームクリエイターを目指す友人「ケンタくん」による手作りのノートRPG「ライトの伝説」を放課後の教室で遊ばせてもらう……というていのゲーム。
TRPGとかゲームブックに近い感じで正直好き嫌いわかれるだろうなと思います。あとRPGというよりミニゲーム集といった感じです。終盤のレースだけは許さん。

ストーリーも懐かしさを感じさせる王道、それが良かった。
「こてこて展開には飽きたよ~」って人にはおすすめしません。逆に「懐かしい気持ちになりたいな~」とか、「最近摂取していないから王道ものがやりたいな~」って人におすすめです。あとTRPGを電子ゲームでやりたい人。

小学生の頃、隣の席の男の子が「バイオハザード」が好きで、その自流ノベライズをノートに書いていたことを思い出しました。頼み込んで読ませてもらっていました。多分映画を主軸にしているもの? で、自分はその頃ゲーム禁止で、映像系の怖い系グロい系が本当だめで(今もグロ得意というわけではないけれど)、初めて触れた「バイオハザード」で。だからこそ新鮮に楽しく読ませてもらった覚えがあります。

比較的仲が良かった方だと思いますが(彼は一部の人にしかそのノートを見せてくれなかったので)、彼はホモソーシャル社会のいろいろがあって、中学生の終わり際で不登校になってしまった。自分は高校で不登校していましたが。
彼は同窓会にもいなかった、今何しているのかな。元気でいてくれていると良いな。私にとっての「ケンタくん」です。

タイニーバン・ストーリー(The Tiny Bang Story) 感想

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シンプルなポイント&クリック型のアドベンチャーゲームです。「Steamの実績の名残だろうなこれ……」ってのがちょいちょいある。

ほのぼのと優しい雰囲気の惑星が、隕石の衝突でいきなりバラバラになるところから始まります。でもゲーム内雰囲気も全然そんな悲観的な感じではなくて、ゲーム内雰囲気もずっとほのぼの。ゲームの進行とは別にバラバラになった星のパズルピースを集めることができ、それがおそらくSteam実績の名残です。

ヒントハエもいるので詰むことはない。ボリュームはセール価格で丁度いい感じかなあ、といったところです。結構頻繁にセールしている印象。
欲を言うのであればEDが欲しい、けどこの手のゲームではEDなしも珍しくないんじゃないかなという感じなので、ままええかって思いました。

ポケットモンスター ハートゴールド 感想

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ポケモンシリーズの所謂第2世代にあたる作品、「ポケットモンスター 金(・銀)」および追加要素が含まれた「クリスタル」のリメイク作品です。ポケモンにしては珍しく続き物であることが明言されており、金銀クリスタルは初代赤緑(と青黄)の3年後の世界であり、そのリメイク作品のHGSSも、初代のリメイク作品であるファイアーレッド・リーフグリーン(FRLG)の3年後の世界となります。

主人公はお隣に住むウツギ博士(リメイク前だと「仲良しの博士」と明言されているっぽいすね)からポケモンを貰い、博士の研究を手伝うこととなります。といってもやるのは、そのポケモンと旅をすること。
ウツギ博士の元に泥棒が襲撃しにきたり、ウツギ博士からポケモンの「たまご」を預かったり、何やら3年前にお隣のカントー地方で解散したはずの「ロケット団」が何やら悪さをしていたり……
主人公は相棒と、ポケモンにまつわる遺跡や伝説が多く残る地方・ジョウト地方で、いったいどんな旅を繰り広げるのでしょうか。

いい加減に第1-2世代をちゃんと履修したかった+俺はとにかくどんなゲームでも自分でやってから判断したいタイプ+積んでいる+ポケモンに飢えていた、ので手を付けました。
元の金銀の物語をベースにしつつ、イベントもマップも追加要素もりもり。追加要素はありつつも、変えないとこは変えない(はかいこうせんのシーンとか)。完成されたドット絵。そして最後に待ち受ける、原点にして頂点(この概念に弱い)。
ジョウト地方のあとにカントー地方に行けるのが良いし、それを削らずに入れてくれたことも嬉しい。容量の限界に挑戦してくれてありがとう。
8-9世代やってから戻ると少し辛いのは否めないですが(主にレベル上げ)、ポケモンリメイクの最高峰といわれるだけはあります。カイリューのはかいこうせん大好き。

連れ歩きシステムも本当良い。面倒くさい一面もあるっちゃあるのですが、やっぱり良いよ……ポケモンたちが場所時間に応じていろんな反応してくれるのが良い……ちまちま歩くのが可愛い……でかポケモンでっけぇ……
SVのレッツゴーに対してちょっと面倒くさいの方が勝ちつつあるので、可愛さ全振りしたこの時代の方が俺に合っているかもしれんな……ってなってました。あとEDが最高にかわいい。

ただ、御三家で明確にチコだけ不遇なの、何~!?!? ってなりました。かわいさだけではちょっと擁護しきれない不遇ぷり。ストーリージムで1人だけタイプ相性有利取れないの、まじで何!? あとマツバがムウマ使わないの、何!? 第2世代唯一の追加ゴーストタイプなんだから強化前から使え。
その後知り合いから聞いたのですが、カントー(初代)で草有利のジムをほぼほぼ使いきっていたのが理由じゃないか、と(あとロケット団の手持ち。初代でのvsキクコや今作のvsマツバでの草タイプ実質相性不利と同じ問題)。明確に第1世代の続きだからってそんなことするな。

レッド戦だけアイテム解禁しました。強いというのも理由なのですが、レベル上げするにも技構成考えるにも、ポケセン戻るのが絶妙に嫌な距離だったので……8-9世代に慣れ切っちまったよ俺は……HGクリアしてFRを購入したのに大丈夫かな…………

これは考察や世界観に想いを馳せるのが大好きなおたくの戯言なのですが、やっぱジョウトは因習村・家系が多いね……ってなりました。俺、割と因習家系なので……

クリア時(レッド撃破含む)手持ちは、ベイリーフ(NM:いばら)、アリアドス(NM:かぶら)、ゴースト(NM:パイラ)、デンリュウ(NM:きらら)、ヌオー(NM:キーラ)、ホウオウ(NM:かるら)でクリアしました。
使ってみての感想としては、やっぱ伝説は種族値すごいね。1進化の子が多かったこともあり、結構ホウオウを頼りました。他の子も頑張ってくれたけど。ヌオーとか、鈍足なんだけどかなり頼りになりました。
あと、名前は「○○ら」縛りにしました。考えるの楽しかった。キーラはkofネタのつもりだったんだけど、調べ直したら「クーラ」ちゃんだなこれ……さては名前入力の時にずれたか……?
アリアドスは次の世代とかで追加進化きても良い……気はする。でもアリアドスで見た目が完成されているからな……7世代以降は吸血が強化されているしまあ良いか……良いか?

わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! トキメキUP! 感想

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幼少期にわがままファッションの1をかなりプレイしていたこともあり、「なんか久々にガールズモードしたい……」となりました。あと「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100(+900)」にガルモ4の楽曲が入っていて、それがなかなかいい曲だったので自力で聞きたくなったのもあり、2-4を一気に購入して順番にやっています。

店長としてお店を任されるプレイヤーは、来店するお客さまに積極して、洋服やアクセサリー、靴をコーディネートします。店長ですから服の仕入れにも行くし、メイクなどで自分自身のおしゃれを楽しんだりも。お店の内装やBGMも自分が扱いたい服にあわせて変更できるので、専門店的遊び方を私はいつもしています(ゴスロリ/ロリータ中心)。

また、出されるテーマにそったコーディネートをして、センスを競うコンテストも開催されます。このコンテストを優勝していくことで、ストーリーの進行や扱えるアイテムが広がります。専門店的遊び方をしていると、たまにやるコンテストが新鮮で面白いんだなこれが。
そして2からの追加点として、メンズファッションも扱えるようになりました。人により良し悪し変わる箇所だと思いますが、個人的にはコンテストと同じく、たまにやって新鮮で面白かったです。コンテストよりちょっと難しく感じたのは確かだけどね。

個人的には1が完成度高かった+グラフィックが綺麗になったことの弊害か、読み込みに時間がかかることが多くテンポが悪く感じて「1の方が良かったな……」と思うことも少なくなかったのです。が、1が日付連動でもどかしい思いをよくしていたので、そこが変更されたのが嬉しかったです。
不満点として、コンテストに優勝してきてくれるようになるお客が、基本的にセレブ客だということ! まだ仕入れるのも大変な時期に「高級ブランドの服が欲しい、それしかいらない」がたくさん来るのは正直辛かったです……。うるせえゴスロリを着ろ。

恋愛要素はまあ1の美也が丁度良かったので、それくらいのかる〜い感じで、ストーリーに絡む何かがあって良かったのでは、と思わないでもない。折角メンズファッションもできるんだし。(夢彼氏は個人的になんか違いました)

3、4はどんな感じになってるかな~? 好きシリーズなので、Switchでも新作が出て欲しいところです。とりあえず3やります。

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Fire Emblem Engage(ファイアーエムブレム エンゲージ) 感想

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初めに言っておくと、覚醒もifも楽しみましたし好きですが、思うところが全くないというと嘘になる。それは風花も同じで、大好きですが思うところがないというと嘘になる。
で、その上で、価値観やゲーム内外の言動が理由で、小室氏本人が無理寄りの苦手です。もう少し言葉を選びたかったですが。(なんかあれなので追記しておきますが、覚醒自体はゲーム作品の中でもかなり好きですし思い入れのある作品です。坊主憎けりゃ感想ではないと思います。憎けりゃそも本作クリアまでやらんです。)
シリーズ30周年をお祝いする作品の予定で作られたと噂されている作品で、過去作嫌いを明言していたり自分作品以外のファンはどうでもいいと言えたり、歴代キャラを大切にしていたサイファ生放送にああいう暴言を吐く人を、本作のシナリオディレクターとしているのが本当、本当……

加えて、私自身「美少女戦士セーラームーン」が大好きなのですが、本作はセーラームーンのオマージュ要素が多すぎるのも引きました。一応オマージュとは言っていますが、正直パクリのレベルだと思っています。ジャンルの代表作にも名前があげられることの多いシリーズで、歴史のあるシリーズの商業作品でして良いことではないと思います。

シナリオ及び小室氏に対するあれやそれやの言及は各所でいろんな方がされているので、私は「本作が『美少女戦士セーラームーン』のオマージュ要素がどれほどあるのか」ということを書いていきたいと思います。

また、小室氏はおそらくアニメ版セーラームーンのファンで、私は原作版セーラームーンのファンです。セーラームーンもいろんな作品の例に漏れず、アニメ版と原作版でファンたちの対立があったりします。コードギアスで、TVシリーズ版しか認めない人と、復活の方が好きな人がいる事象のようなもんです。
原作派ではありますが、アニメ版の知識もあることにはあるので、それも交えつつ話していきます。ただ、アニメ版の知識が完璧ではないことだけ先に断っておきます。

以下、本作及び「美少女戦士セーラームーン」のネタバレと、「刀剣乱舞」の話が少しあります。

●リュールについて

父親が敵側、身体を親によって作り替えられている、作中で死亡するなど、セーラームーンのセーラーサターン(土萠ほたる)が元ネタ。
また、物語における父的存在(マルス・シグルド)が実体のない身体で行動を共にする、偉大な母を持つ、その母が自分を庇って犠牲になる(+母親の声優が三石さん)など、セーラーちびムーン(ちびうさ)も元ネタであると思います。

ヴェイルとのやり取りを見てもそれは顕著で、作中でヴェイルが操られていたのを振り切ってリュールに指輪を投げ手渡す→「ごめんなさい……! でも……! 私は友達になれてうれしかった……!」「ヴェイルーーーーー!!」みたいなシーンがあるじゃないですか。
ほたるちゃんとちびうさもあるんですよね。「ミストレス9」に身体を乗っ取られ、意識だけになったほたるちゃんが、ちびうさやセーラー戦士の魂を守るために最後の力を振り絞り(ミストレス9がちびうさの魂なども取り込んでいた)、それらを引き剥がして元の持ち主たちの元へ届ける。届けることはできたのですが、力を使い果たしてしまったので、ほたるちゃん(意識)は死んでしまう。
「……会えてよかった……友だちになれてよかった、ちびうさちゃん。――ありがとう。……さよなら」
「ほたるちゃん!? まって、消えないで!」
というやりとりを死ぬ前にちびうさと交わして。
付け加えて言うのであれば、一連の流れの前に、ちびうさとほたるちゃんはちょっと気まずい仲になります。「貴方なんて友達じゃありませんっ!」って感じのやりとりではないですが……もっと丁寧に登場人物たちの心情を描いたうえでの気まずい仲ですが……

こんな感じでキャラクターだけでなく、物語の展開も基本的にセーラームーンであるものです。セーラームーンでの物語の順番をごちゃまぜにして、かつ説明パートを全部省いているので、???? ってなるのだと思います。

あと発売前インタビューで「本当はもっとなよなよしていた」旨の発言ですが、リリスさーーーん!! うわあああああああッッッ!! の再来を、お上から指摘されてマシにしたのかな、なんて思いました。その結果が「貴方なんて友達じゃありませんっ!」ですか?

あと「竜の時水晶」は「幻の銀水晶」から。あるいは、アニメであった「虹水晶」。虹水晶は敵味方で奪い合うものだったので、本作の指輪に似ていますね。虹水晶のほうかも。

また、全体的に主君に対してため口を使用する従者キャラが多いですが、これもセーラームーン要素。

●リトスのキャラクターたち

ルミエルは言わずもがなセーラームーン(月野うさぎ)が元ネタ。1人で戦い続行けていたところは、セーラーコスモス感があります。まあ結局うさぎちゃんよ。
クラン・フランですが、ドルオタやミーハーな要素が、ムーンやヴィーナス(愛野美奈子)(+アニメ版だとマーズ(火野レイ)、ジュピター(木野まこと)も)だなあ、と思いました。
ドルオタ要素自体は別に良いんだけどさ、流石に人の形をした敵を倒す時に「目線いただきました~♡」をされると、ちょっと……となりました。最初に敵に囲まれてピンチになっているだけに、戦闘には集中して欲しいところです。

ヴァンドレにはシリーズおなじみのジェイガンポジションということもあり、流石にセーラームーン要素を感じなかったので安心しつつも、逆にここしかnot要素がないのか、とも思いました。
あと、ヴァンドレ(は老人だからだけど)とフランクラン全員白髪ですが、「白髪の守り人」という要素で、エリオスを感じなくもない。ルフレ男のデフォルトや公式のルフ男×ルキナ推しを見るに、多分氏は、エリオス×ちびうさが好きなんだと思います。

●フィレネのキャラクターたち

名前の元ネタがファッションブランドではないか、あるいはフランスの一般的な名前を使用しているのではないか、というのを見ました。各国でフィレネだけ「これ!」って感じの名前の元ネタはない。

フィレネだけは、セーラームーンやプリキュア(ソルムのみ)の要素は薄く、最初に出てくる国だからか、FE要素を感じるキャラが比較的多いかな、とは思います。
ただ、クロエは、色合いやメリンとの支援会話を考えると、セーラーネプチューン(海王みちる)を少しは元にしていると思います。
あとセリーヌ。セレーネー(月の女神)が名前の元ネタなので。覚醒/ifで、「月の女神の名前をしている、ツインテールで、ペガサスに乗ることが出来る少女」を出しておいて、さ……

あとこれは全員に言えることなのですが――特にセリーヌで思ったからここで書きます――「何か1点の個性を主張しない支援会話の方が出来がいい」「そしてそれはおそらく、氏が担当していないか、氏の監修が入っていないかのどちらか」です。セリーヌでいうと、紅茶の話題がない支援会話の方が圧倒的に出来がいいし面白いです。

●ブロディアのキャラクターたち

名前の元ネタが鉱石。
各キャラの元ネタを考えるに、セーラームーンのブラックムーン一族から着想を得ているのだと思います。

ディアマンドは名前の元ネタがダイヤモンドということと兄ということから、プリンス・デマンド。
スタルークは青色の弟、ダイヤモンドの兄の存在からサフィール。
ラピスは主人に惚れていること、ピンクを基調としたキャラデザ、主従3人の中で初期職がパワータイプであることなどから、コーアンをベースとしてベッツの要素も少し、といったキャラ。
シトリニカは黄色を基調としたキャラデザ、ユナカのことを見抜くなど大切なものを守るために周りを見ている(としたいのではなかろうか)性格、3人の中で初期魔導職という後方職であることなどから、カラベラスをベースとしてベルチェの要素も少し、といったキャラ。

また、ブロディア王の死体が操られた場面や、その後に指輪が取られた場面は、ギャラクティカ編のラストを元ネタとしていると思われます。
ギャラクティカ編では、
タキシード仮面を含めセーラー戦士たちが敵側にNTRされる→セーラームーンと戦い、セーラームーンが全員殺す結果となる→タキシード仮面NTRも丁寧に描写した上で、敵がタキシード仮面を殺す。
なので、セーラー戦士=紋章士たち、タキシード仮面=ブロディア王と置き換えると納得できるかと思われます。
再度の説明になりますが、オリジナリティを出すためか言い逃れのためか、説明を省いて順番を変えており、そのせいでツッコミどころしかない展開となっているのだと思います。

●ソルムのキャラクターたち

名前の元ネタがお菓子です。
「美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士終結! ブラック・ドリーム・ホールの奇跡」という映画に出てくる敵の名前や要素も元ネタがお菓子なので、ここから着想を得ていると思われます。(というか、某スレでそのことを指摘したら、ID隠した変な人が湧いたので、9割9分そうなのだと思います……)

ミスティラの声優がCrystalのセーラージュピター(木野まこと)。面倒見が良いキャラなことも、まこちゃんを意識しているかと思われます。
メリンはキャラクターまんまセーラーウラヌス(天王はるか)ですね。
パネトネの中の人がウマ娘のハルウララの声優さんだって、今調べて知りました。マジ? 声優すごい。

というかソルムは、セーラー要素よりも、プリキュア感がします。声優とかからだけど。男性声優もプリキュア出ていた人だし。
お菓子元ネタの国で、セーラーウラヌスを意識して作られたキャラと噂される(プリキュア専門ではないのでこういう言い方します)キュアショコラの声優さん持ってくるの、まじさあ……
(セーラームーンの要素をオマージュしているプリキュアは、東映繋がりでわかりますし、許されます。)

●イルシオンのキャラクターたち

名前の元ネタが植物です。
フィオレやセーラームーンアニオリ編である魔界樹編など、このあたりから着想を得ていると思われます。あと、キャラ的にはデッドムーンサーカスの要素が強い。

アイビーは、赤髪などの色合いや「テイマー」という職、またリーダー格であることからアマゾネスカルテットのベスベス(余談ですが、アマゾネスカルテットは原作とアニメ版でかなり設定が違います。アニメ版リーダー格はベスベスで、原作ではリーダーがセレセレ(セーラーセレス)であることが明確に書かれています。アマゾネスカルテット周りの設定は、アニメ派と原作派の対立を深めている要因の1つです。)
ゼルコバは、褐色肌、年長者であること(一応言うと、イルシオン王女姉妹+その臣下2人ずつの中で、です)、子どもを引き取って育てていることから、セーラープルート(冥王せつな)。
オルテンシアは童顔であることや言動、また球をモチーフにしているキャラデザからパラパラ。
ロサードは説明不要でフィッシュアイ。
ゴルドマリーは、黄色をイメージカラーにしている、自分に自信のある性格、長身なこと、毒舌お嬢様(言葉)キャラということから、セレセレをモデルにしているとわかります。

カゲツは元ネタあるかどうかわからないのですが、子安枠の新しい可能性を感じられて、そこは素直に良いなと思えました。
また、ハイアシンス王(とその関連の話の流れ)は、邪竜信仰に多少なりの洗脳が混じっていそうな様子がアニメ版土萠教授(「優しかったころのパパ」に娘が思いをはせるのも教授要素)。心の弱さに漬け込まれた結果、他国と戦争する、という点はクイン・ベリルを元にしていると思われます。

●敵側(元敵側)

ヴェイルは、リュールのところでも言った通り、セーラーサターンが元ネタ。狂暴な別人格がいるロリ、別人格に身体の支配を乗っ取られる(のちのち打ち勝つ)、父親想い、パパ呼び、なども。

セピアは、主人へ恋心を抱いていた女幹部ということから、カオリナイトやエスメロード。余談だけどエスメロードも竜に変身する(させられた)キャラでしたね。
また、声優さんや、四天王のリーダーということから、セーラーヴィーナス(愛野美奈子)も意識しているでしょう。というか氏の1番好きなセーラー戦士がヴィーナスらしいので、深見さんを採用したい+長台詞を話してもらいたいから、ああいう感じになった気がする。

Crystalでのヴィーナスの声優は伊藤静(ベレス)さんですが、「自分が担当していないシリーズ作品に出るなんて!! もう知らない!!」って気持ちで、風花からはベレトが選ばれ、それに伴って男女比という名目が成り立つので、覚醒からはマイユニでも主人公でもない、子世代のルキナ(氏の自己投影先その1)が選ばれたのだと思います。
「この状態(not仮面ルキナ)を見た時に第一声が「マルス……?」になるわきゃね~~~だろ!!」ってなっていました。その台詞でキャラ選抜理由の正当性を出せると思うな。

●馬糞について

※この項目は「流石に難癖感があるかな」と自分でも思いましたが、まあ少しでも感じてしまったことは事実ではあるので、残しておきます※

多分なのですが、小室氏が「刀剣乱舞」の「鯰尾藤四郎」が好きなのではないかなと思っています。if発売が2015年で、刀剣乱舞サービス開始も2015年なので、彼女が刀剣乱舞にはまって、そのオマージュ要素/キャラクターを出すのならば本作が初めてになるので、なくはない気がしています。
予め断っておくと、私は刀剣乱舞はサービス開始当初はそれなりにプレイしつつも、修行要素(艦これでいう「改二」あたりと思ってください)がダメで(「元主と刀」で楽しんでいた口なので……)引退しました。大包平実装あたりまではやってたし全刀所持しているはず。

話をエンゲージに戻して「なぜ刀剣乱舞が出てくるの?」ですが、ジャンル外の方には何を言っているかわからないと思いますが、一時期「鯰尾藤四郎のとあるポーズがセーラームーンに似ている」と話題になったことがありました。まとめがまだ残っていますので、気になる方は「鯰尾藤四郎 セーラームーン」で検索してみてください。

氏が刀剣乱舞に触れる→「鯰尾藤四郎」というキャラがセーラームーンに似ている要素が少しあると話題になる→気になる→好きになる
という流れはなくはないと思います。
そんでもってこの鯰尾藤四郎というキャラ、修行以降はどうなのかは引退したのでわからないのですが、少なくとも修行前の彼ですとゲーム内に「馬糞は嫌いな奴に投げる」という台詞があったり、アニメで実際に馬糞を投げるシーンがあったりします。

鯰尾藤四郎は馬糞だけの子ではないんです。ないのですが、当時のpixivオールキャラギャグ漫画などですと、馬糞キャラにされがちでした。辛かったです。
こういう「何かしらの要素一点を特化させて、それだけを連呼する」みたいなキャラ造詣は、氏の得意手法でもありますので、なんか当時の空気感とか思い出して、そして「これ(馬糞要素)、鯰尾藤四郎ちゃうか……?」となりました。というお話でした。

少なくとも、次回は発売日当日購入や発売前予約はしないです(今回した)。氏が関わっているかどうかが明らかになるまでは待つかな。過去作を積んでいるしね。
というか、会社として彼女が良人材だと思っているのであれば、発売前インタビューで出すべき。会社としてもギリギリまで隠したかった(=復帰が悪手だと思っている)のであれば復帰させるべきではなかった。のになあ、と思います。会社としてどういうスタンスをとりたいのかわからない。

言いたいことは他にもある。使いにくいUIや、あまりにも女性主人公前提すぎる作り。LGBTQ+向けを履き違えた投げやり使用(前作では履き違えていなかった+私が当事者なので、結構切実です)。クィアペインティングに近いんだよな。
割と本気で、どの層に向けた作品なのかなと疑問です。言ってもキリないし、散々言われているから今回省略しただけで。
ただなんか、怒りとか悲しみとか通り越して、呆れや無関心の域に行ってます。うけるね〜うけないです。

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Fire Emblem Engage(ファイアーエムブレム) 感想

ポケットモンスター バイオレット 感想

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壮大な自然と色彩豊かな街並みが織りなす「パルデア地方」。世界でも有数の歴史ある学校「グレープアカデミー(スカーレットだとオレンジアカデミー)」に新入生として通うことになった主人公。校長のクラベル先生にパートナーとなるポケモンを貰ったり、お隣さんかつ生徒会長のネモちゃんに学校やポケモンのことなどいろんなことを教わりながら、学校へ向かいます。
寮生活が始まるということもあり、新天地でわくわくどきどきの新生活の始まりです!

そんな初日登校中に、なにやら不思議なポケモンと出会う主人公。怪我を負っていたその子にママから貰ったサンドイッチを渡せばすっかり元気に。そのポケモンと訳ありっぽいペパーくんと出会ったり、学校の不良集団「スター団」に絡まれているボタンちゃんを助けたりと、初日から波乱万丈です。

さて、そんな主人公の通う学校では、課外授業があり、本作は登校初日から少したって始まる、この課外授業を作中で旅していきます。
テーマは「宝探し」。パルデア地方を旅して、自分だけの宝物を見つけに行きましょう!

本作はオープンワールド形式なので、この宝探しというのが、本当にプレイヤーによって違います。大まかに物語が用意されていて、ジムチャレンジとかもどのジムから挑んでも良い!
ただ、ゲーム側が推奨している順番はなんとなくあって、よく考察されていた(というよりアニメ設定でもあったのかな? アニメにわかです)「ジムリーダーはチャレンジャーのバッチの数によって、ポケモンのレベルを調整している」みたいなやつではないです。個人的ちょっと残念ポイント。

その他にも残念ポイントは多々あり――というかゲームとSwitchのスペックが噛み合っていないなあと思う――加点方式と減点方式のどちらでゲームを見ているかで評価が分かれるな、と思いました。自分自身、本作の加点箇所はめっちゃあるし、減点箇所もめっちゃあります。
減点箇所というか不満箇所はオープンワールドゲームに求めている要素の他に、「剣盾とレジェアルでできていたのに何で本作でこの機能ができないの」というところが多いです。
あとは遭遇したバグも多い、まじで多い。バグは最後にまとめて書きます、途中で書くとなんか悲しくなってきちゃうので……。自分、バグを使用するRTAとかも好きではあるのですが、通常プレイの阻害になったり、ゲームプレイという夢から覚まさせるバグが個人的にだめなんだなあって思いました。

加点箇所は主にシナリオ。ボーイ・ミーツ・ガールのスタンド・バイ・ミー。一夏の死体探しならぬ、一夏の宝探しです。これが本当に「あ、私だけの宝探しなんだな」って体験ができる。
多分、私がこのゲームで体験した思い出と、貴方が体験する(あるいはした)思い出は、別物になり、それぞれ違う宝物になります。そういうゲームで、そこが魅力のゲームなのです。

そしてシナリオのもう1つの特徴が、「終わったあとの物語である」ということ。みんなに既に物語があり、主人公はそこへ後から入っていくのです。それがどういうことなのか、どういうことを意味するのか。それは君の目で確かみてみろ!

ゲームに対してシナリオを求めるかシステムを求めるかで分かれる、そんな感じ。
私はシナリオを求めていますが、かといってシステムが全てどうでもいいわけではないのでちょっと複雑です。名作だと胸を張って言えるんだけど、傑作だとは言えない的なやつ。アプデで改善されないかなあ。

以下、ネタバレあり感想。

●主人公

他のキャラクターたちの物語が終わった後にやってくる主人公。そのことに気が付いてからは、終わった物語の歪みを正していくというか、エンドロールの向こう側を覗きに行くというか、そんな心境でした。
私の物語の主人公ではあるのだけれど、このゲームの物語のヒーローではあるのだけれど、このゲームの物語の主人公ではない。

でもこれで良いんだよなあって思える物語でした。余談だけれど大の大人ですらよろめくテラスタルを、片手で微動だにせず行うの何? 強すぎるな……バトルもポケモンを捕まえるのも体感も強いな…………

●ネモ

「チャンピオンロード」中の話を先にすると、彼女はキバナのいなかったダンデなんだな、と思いました。
パルでア地方って、ポケモンバトル以外が盛んなんですよね。アーティストのコルサ、インフルエンサーのナンジャモ、ラッパーのライムなど、文化がいろいろと発展している。
なのでジムリーダーも基本的に兼業。過去作でもそういうキャラや地方はありましたが、今までのジムリーダーと違うのは「ジムリーダーになりたくてなった専任ジムリーダーがいない」ということです(専任ジムリーダーで言えばグルーシャがいるのですが、彼もまた元プロスノーボーダーで、怪我で引退してジムリーダーに専念しているキャラ、なので)。
ガラルでいうキバナとかカブさんとか、「バトルに魅入られている人」というのかな、そういうキャラがいないんですよ。オモダカもそういうキャラではないので。

で、ネモちゃんは魅入られている。そして、なんで周りのみんなは魅入られていないのか。周りのみんなが芸術などの文化を好むように彼女もポケモンバトルを好んでいるだけのに、どうしてそれが理解されないのか。そのことで苦しんでいる。
そんな中で何も知らない主人公がお隣さんとして引っ越してきたんだもん。そりゃ、実らせたくもなる。そんな主人公がめきめきと実力をつけていくんだもん。そりゃ、ライバルになって欲しいとも思う。主人公はもしかしたら軽い気持ちで「そこまで言うならチャンピオン目指してみるー」くらいだったかもしれませんが、ネモにとってはその軽い気持ちですら、周りがくれなかったものなので。
ネモが、トップチャンピオンであるオモダカと戦った時にですら得られなかった感情を、主人公がくれた。ずっと渇望していたんだなあ。

あと「ザ・ホームウェイ」の話をすると、そちらでは船長役なんでしょうね。ネモ船長。宝物を見つけられなかった航海(前回の宝探し)と見付けられた航海(今回の宝探し)の両方を体験しているので、見つけられなかった航海を体験していないボタンや、スパイス探しは終わったけれど親との関係という意味でまだ宝探し中であるペパーを、先導する(できる)立場にいる。

船長(ネモ)が人々を導く星(北極星=カシオペア=ボタン)を伴って、宝物(金と同じ重さで取引された胡椒=ペッパー)を探しに行く。なるほど、本作の舞台をスペインにしたのも納得じゃねーの。

●オモダカ(+四天王/ジムリーダー)

四天王が交流しているところを描写してもらえるの、良~~~~~! 四天王ってちゃんと交流あるんだね……(?)
本作は四天王チャンピオン(トップチャンピオン)ともに、「どういう立場なのか」というのが伝わってよかった。チリちゃんとかいうキャラずるい、俺も大好き。ハッサク先生、ワタルたちの一族なんかなやっぱ。

オモダカとアオキは同級生なのではないかと思います。オモダカはアオキはもっと上に行けるのにって思っていて、上昇志向のないアオキにやきもきしているんじゃないかな。オモダカには上昇志向がない人の気持ちが理解できなさそうなので、あるいはする気がないので(ネモちゃんがポケモンバトルを楽しくないという人の気持ちが理解できなさそうなので、このあたりが似ている)。まあアオキは自己肯定感バチクソ高くて、ただ単に面倒ごと(オモダカの思想がこれに該当する。してしまう)には関わりたくないというタイプの男なのですが……

アオキがジムリーダーの中で唯一、オモダカのジムリーダー視察代理を言わずとも理解する(「あの人の考えそうなことです」みたいな発言)というほか、オモダカ側も、四天王としてのアオキにエースのムクホークのタイプであるひこうタイプを振るなど(無茶ぶりしたければひこうタイプ以外を指定すればいいので)、悪い関係でないことがわかります。アオキもマジでガチで嫌だったらパルデアから逃げているよ、そういう男だよあいつ。
あと個人的に好きなのが、主人公がネモとのストーリーラストバトル前の選択肢で宝食堂があること。宝食堂を選ぶとオモダカが「アオキが嫌がりそうです」といって断ります。あれってつまり、オモダカとアオキにとっての特別な場所があそこだから選択肢にあるのではないのかな。
ネモにとっての主人公が、オモダカにとってのアオキなのだと思います。ネモや主人公が切磋琢磨する姿を素晴らしいと評する彼女が求めているもの。本気を出して欲しい、ライバルで居て欲しい。だから振り回している、そんな感じ。あれだ、以前Twitterで流れてきたnoteで読んだ、おてプリとヤレ執(おてんばプリンセスとヤレヤレ執事のこと。「おてプリとヤレ執」で検索!)の系統を感じます。

●ペパー

「ザ・ホームウェイ」がまじでスタンド・バイ・ミーで、でもゴーディのポジションが主人公じゃなくてペパーくんってのが良かった。ゲーム起動画面にモンスターボールがあって、クリアすると無くなるじゃないですか。あれってもしかして、ペパーのマフィティフなのかな。クリアして快復したから基本ボールの外にいるようになった、みたいな。

ミライドンとの関係も、スタンド・バイ・ミーのゴーディも兄に対して持っていた。まんまカインコンプレックス。

本作、スタッフに相当な犬好き兄貴姉貴いる気がする。というのも、「レジェンドルート」通してのペパーのマフィティフに対する態度、特に終盤で快復したマフィティフに駆け寄るあの瞬間。犬介護していた身としてはすごいよくわかるし、「この動きするな……したな……」ってなるんですよ。もうすぐ命日なので介護の日々を思い出して泣いちゃう……
マフィティフも最高なのですが、犬好きゴーストタイプ使いとしてはボチ / ハカドッグがまじで助かった。

手持ちがさ~~~! 良いんだよな~~~! 「そこらへんで捕まえた」ポケモンたちなのに、みんな料理に関連しているポケモンだってこととか、みんなしっかり愛情込めて育てていることがわかるのが凄くいい。
授業に登場するペパーがオラチフを連れているのは(時期によってはマフィティフっぽい)、マフィティフがもう駄目なケースも覚悟はしていたんだろうなあって……2代目として捕まえたんだろうなあって…
ペパーの性格上、マフィティフ快復後もあのオラチフを悪いようにはしていないとは思う。個人的には「代わりにしちゃうのは良くない」って里親探していそうって思うな~

●フトゥー(+ミライドン / マフィティフ)

日記(個人的日記か研究記録か不明)にペパーのことを書き残すのだから、間違いなく愛していた。というより、なんかな、「愛する息子と暮らしたいからこの研究を早く完成させねば」みたいな焦りを、日記後半から感じるんですよね。

ラスボス戦の演出めっちゃ良かったな……システムのことを聞いて理解しているボタンが、ペパーに対していの一番に言葉をかけるのも良かった……寄り道して帰ろうの演出もめっちゃ良かった……デビルマンMADみたいにここ好きしか言えない……

ミライドンも犬枠。もう1匹のミライドンを見る限り、フトゥーの保護下にあったので野性を忘れていると思うんですよね。そりゃ縄張り争いにも負けるわけで。
初めて主人公と出会ったとき、凄い勇気を出してくれたんだろうなあ。

●ボタン

お父さんはピオニーだと思いますし、その前提で話を進めますね。
(シャクヤちゃんとはどっちが姉なんだろう……リーグカード考えると、ボタンが妹なのかな)

ボタンを含めたスター団たちのいじめって、かなりひどいと思っていて。というのも、アカデミーの生徒には大人も子どももいるので、日本の中学高校に比べると、大学に近いと思うのですよね。私自身、中学高校共にあまり愉快ではない思い出が多いですが、大学はそうでもない。さまざまな地方や年齢、人種、性別(自認含む)の人と関われて、濃い交流したり薄い交流したりで、楽しかったです。
グレープアカデミー(オレンジアカデミー)も同様のことと思われます。歴史のある名門校であるからなおさらです。そりゃ大人の生徒は夜の部に通う割合の方が多いでしょうが、昼の部に通う大人の生徒だってそれなりにいるでしょう。

で、スター団のいじめられっこたちは、腐っていた先生たちだけではなく、生徒の大人たち――もっというのであれば大人になってからも学びたい意思のある大人です――からもいじめを見て見ぬふり / 気が付かれなかったということになる。これって、かなり深刻だと思うんですよね。

そんないじめのケリをスター団たちがつけて、責任取る形でガラルに戻ってきた娘を、ピオニーはまたパルデアへ送り出す。
パルデアに戻ることはボタンの意志だったと思います、スター団のみんなが心配だったでしょうから。
で、ピオニーは娘を心配していないってことは絶対にないお父さんではありますが、娘たちのやりたいことや意志を尊重することができるお父さんです。「ボタちゃんの宝物があるんだな」って、信じて送り出したことも容易に想像できます。でも凄すぎない? 教師陣総入れ替えあったとはいえ、ボタンの気持ちを尊重できるの、本当凄いと思う。そりゃボタンもマジボスとして慕われるような人物に育つ。

●スター団

ボールで各キャラの性格を、初対面の時から推測できるのめっちゃ良い~~~~!!!!

クリア後に学校に通いだして、校則違反の制服をそのまま着用できる環境というのも本当嬉しいし(校長先生がみんなの個性を尊重するためになんとか頑張ったんだろうな……)、スター団を大切にスター団のイメージアップを図りつつもスター団以外と個人的に交流しようとしているのが嬉しいし、気負い過ぎたものが抜けて本当に見ていて嬉しい。
嬉しいしか言っていなくない? でも嬉しいから仕方ない。

●先生たち

ネルケはクラベルの、青春時代に憧れていた格好なのかなって。かっこいい髪型でリーゼントを選ぶと「ですよね!」と反応する先生が可愛かったです。優等生であることを誇りに思っていたのだろうけれど、不良たちに対する憧れというか羨ましさとかもあったのだろうなって。
「かっこいい不良」って仁義の不良だから、スター団たちも「まずは自分の眼でしっかりと確かめなければ!!」となったんだろうなあ。

先生たちみんなすきすきすっきでスキスキスキッスしようぜってなる。スター団もみんななる、ジムリーダーもみんななる。登場人物みんななる。
先生たちの中で最推しを言っておくとミモザ先生でした。俺の中の夢男曰く、「ミモザ先生の幼馴染になり、勝気な彼女に振り回されて大変そうねえって周りからは思われつつも自分自身はまんざらでもないというかむしろ悪い虫を追い払えるから都合がよく、そのままアカデミーへ入学、そして卒業。卒業後はリーグ職員として稼ぎを溜めつつ夢を追いかける彼女を見守り、彼女の夢の再起を後押しできた存在が自分でないことに少し悲しみを覚えつつも笑顔でアカデミーへ教師として通う彼女を見守りながらプロポーズの準備をするために指輪のサイズを図る機会を伺いたい。退勤の時間が近い日はアカデミーまで迎えに行って、悪い虫を牽制したい。なお、ミモザは俺の好意には気が付きつつも関係性に言葉をつけるのが怖くてはっきりとさせることができなくて、でも5歳に俺が言った「ミモザちゃんをおよめさんにする」を覚えていているということにする。」とのことです。怪文書じゃん。

遭遇バグ一覧より先に本作の手持ち書いちゃお! 本作は、マスカーニャ / ハカドッグ / デンリュウ / ソウブレイズ / デカヌチャン / アノホラグサでクリアしました。
基本新ポケで旅パを組むのですが、何故デンリュウがいるのかというと、旅パ確定する前に色違いに遭遇できたからでした。羊に弱いんだって!!(好きだからハンネにしている)

今作のMy favorite nicknameはアノホラグサの「あくたがわ」でした。
「アノクサ、ダンブルウィードとはわかっているけれど、反対向きの柳みたいだな」→「柳? 柳いうたら柳川隆之介や! 君の名前は『やなぎがわ』で!」→「しっくりこないからやっぱり『あくたがわ』にしよう」です。でもなかなか可愛いでしょう(自画自賛)。

●遭遇したバグ一覧(世界の裏側見えているのとかサンドイッチの挙動とかは省いています。バグなのか読み込みの問題なのか判別難しくない?)
・強制終了(バグというよりエラー?)
・表情バグ
・テラレイド中に表情が固定される。なんか最初ずっとつらそうな表情でテラクリスタルするので、メガ進化みたいになにか代償があるのかと思っていた。そんなことはなかった。
・ピクニックで表情と動作が固定される。Twitterに動画上げているので見た方が早いです。
・落ちているアイテム(モンスターボールシンボル)が拾えない。ポケモンに拾ってもらうことで対処可能とは聞いていたので、それを実行。無事にポケモンに拾ってもらえました。
・ユニオンサークル中、エリアゼロで他プレイヤーが見れる。まあ便利だったので良いのですが。因みに相手からは私の姿は見れないままでした。(通話しながらやったので判明)→画像
・再戦ジムリーダーアオキ戦で、おかみさんのテラピース黄色吹き出しが表示され続けている。→画像
・再戦ジムリーダーアオキ戦で、アオキ最後の1体台詞時になんか黒い線が表示される。→画像
・ポケモンの技の部分で見れる「Y 技の説明」の表示が消えなくなり、以降電源切るまでずっと表示されている。→画像
・レイドで手持ちの攻撃モーション時、トレーナー(つまりプレイヤー)の方を向いて殴ってくる。(デンリュウのほうでんで複数回確認)

クリア後レイドでもバグには遭遇しているので、新しいのに遭遇すれば随時更新します。

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ポケットモンスター バイオレット 感想

グノーシア 感想

公式サイトはこちら

PSvitaで出ている時に知ってはいたのですが、買うタイミングを逃していたらSwitch移植されて、Steam移植されて。
vitaに対してクソデカ感情を抱いているので、移植された時はしばらく複雑な思いを抱いていました。グノーシアは悪くない、vitaも悪くない、俺が悪いんだ……。
それはそれとして名作だとは聞いていたので、いい加減面倒くさいオタクくんな自分とも区切りをつけ、プレイするに至った次第であります。

グノーシアは嘘をつく。
人間のふりをして近づき、だまし、人間達を消し去っていく――

一人用の人狼ADVです。チュートリアルが非常に丁寧で、人狼をプレイしたことのない人でも安心。また、特殊役職は少しずつ増えていくことや、複雑すぎる役職は出てこないという点からも、人狼ゲームとして見ると初心者向きでプレイしやすいです。

医療用ポッドから目覚めた主人公は、セツと名乗る軍人さんから、宇宙船にいること、また船に「グノーシア」という、人に擬態して、人をだまして、そして人を「消し去って」しまう存在が、宇宙船の中に紛れ込んでしまっている、という状況であることを説明されます。

だから議論してグノーシアと思わしき人物をコールドスリープ(人狼で言うところの処刑)し、平穏を掴みとる必要があるのですが、物語はそれだけではなく、どうやら主人公とセツの2人は、ループの中にいるとのこと。議論に決着がついても議論開始前に巻き戻り、グノーシア騒動は終わることが終わることがありません。加えて2人は同じループの中にはいないため、時として互いがグノーシアになり、敵対関係になったりします。

どうして2人はループの中にいるのか。グノーシア騒動はなぜ起きたのか、そもそもグノーシアとは一体なんなのか。

主人公はセツと共に、宇宙の孤独な旅路へそれぞれ旅立つのでした。

ところでこのグノーシアにはという、後天的手術で性別を無くした性別が出てきて、このセツさんも性別が汎だったりします。おそらく生まれ的には女性。他の性別:汎である登場キャラクターは、男性でまだ手術はしていないけれど性別:汎、というキャラクターも出てきます。
はパンセクシャル / バイセクシャルではなく、Xジェンダー、あるいはアセクシャルやノンセクシャルあたりで考えるのが良いと思います。開幕思うよりも万能な概念ではありません。
ただ、私はセックスとジェンダーをいっしょくたにされるのがま~~~じで嫌羊なので、そこはちゃんと別ですよ、って言ってもらえて本当良かったです。

以下、ネタバレあり感想や考察。

●グノーシア(グノース)についての考察

「グノース」はまあ、グノーシス主義が元ネタだと思います。マークからしても。グノーシス主義とは、悪しき神がつくりだしたこの世界から逃れるために、自己の本質と真の神についての認識に到達することを求める思想です。
グノースの本質を「認識」したり、「知識」を得た人が、グノーシアにあたるのではないでしょうか。グノーシアになった人は、抑圧されていた自分を開放したり、動物的本能を満たすことがあると本編でも言われています。

わかりやすい例がレムナンやラキオ、ステラだと思います。
レムナンは、抑圧されていた自己を出せるようになっている。レムナンは本質的には、攻撃的というか、執着的な性格をしています。グノーシアのレムナンは、それがより被害妄想というか、閉じた世界のまま発揮されている。
ラキオは「本当は生まれ故郷から逃げ出したかった」。めちゃくちゃ雑な言い方をすると、本音を言っています。
ステラは、理性で隠していた人間になりたい自分を、人間しか味わえない悦びを求めるという欲求を抑えなくなる。

で、逆にしげみちや沙明や夕里子などは、グノーシア時の変貌があまりないキャラクターです。普段からあまりそういった抑圧はしていないから、解放するも何もないから変わりようがない。グノースの徒になったよ~くらいの変化。

特殊な例としてSQちゃん。ある意味での二重人格をああいう形で再現したのは思わず舌を巻きました。あれは見事。パケ絵に使われているのは、SQとマナンという意味なのでしょうね。物語の元凶。
もしかしたら電脳化技術を確立させたのがマナンなのかもしれないな。SQの言葉チョイスを考えると、マナンは軍事関係者だった過去もありそうだと思うんですよね、軍事研究者あたりの。生まれて間もないSQと、長年生きた(生きている)老獪なマナン。そりゃ、動物的本能(=グノーシア化)で考えたら、マナンになるよなあって。

電脳化された人間がグノースであることは作中で、巫女であった夕里子によって断言されています。
グノース単体では更なる知識が得られないのでグノーシアを生産。電脳化自体は一般的なことであることがわかりますが、その結果がグノーシアになることである、というのは一般的ではなさそう。(あと金額も)
対して、銀の鍵も知識を得たい存在で、かつこちらも単体では知識の習得が無理なので持ち主に寄生する。ニアリーイコール的存在。グノースと銀の鍵が敵対していたら面白いなあと、何か書いていて思いました。

作中で電脳化が判明しているジナ母ですが、ジナの発言や態度を見るに、生前とは多少異なっている……というか、映画上映のように、「電脳化する前の、その人」をトレースし続けることしかできないようです。
電脳化を行うには教会が必要。星の家の人たちは受付で、星船の巫女が実際にグノーシア化させる担当者。ラキオの出身国を考えるとある程度国家(というか宇宙連合)が絡んでいるだろうし、電脳化に伴う金銭的利益が、そういった国や組織の主な収入源になっていると思います。グノーシアになった人間はグノースにはなれないのでは!? 今気がついた。殉教者とは作中でも言われているけれど、グノースから見ても手駒前提なんだな。

国家や連合の大人の事情や金銭的問題に加えて、「それでも生物(人間以外もいるので、あえてこの言い方をします)には、心のよりどころが必要」ということもあると思います。終末思想、終末思想に伴う宗教の繁栄。

●セツ

物語のキャラクター役割としての、俺らのヒロイン。バディともいうべきか。
どんな性別であれどんなプレイスタイルであれ誰が推しキャラであれ、全プレイヤーに、セツと敵対すると「ちょっとこの周、辛いなあ」と思わせるような絶妙なキャラなんですよね。医務室の出現率が高いのは、「俺」がそこにいるからなんだろうな…………最初に出会ったセツが、最後のセツになるって良いよね、イイ……

最近知ったのですが、グノーシス主義にはセツ派というものがあるらしいですね。グノーシス主義の主流の地位を確立した宗派の一つらしいです。名前からして物語の核なんだな……

通常EDを迎えてから真EDまでの「セツに会いたいなあ」と、深夜2時に思わず漏らしてしまうような、そんな過程が見事。愛しいね。一緒の世界線を生きていけはしないかもしれないけれど、文通とかしたい……
「私」の1ループ目の最初の説明、セツはどんな気持ちでしていたのだろう。「私のことを知らない貴方に会う」って、すっごく怖くないですか? あのループは心細かった、私はラキオがいてくれたけど。ラキオがいてくれたから乗り越えられた。そんなループを、お前は1人で乗り切った、あるいは乗り切るつもりでいた……セツ…………好きだ……

ところで、セツが沙明を“やってしまった”周が、特記事項を埋めた周回以外にありませんでした。という話をグノーシアをプレイした友人に話したら驚かれました。珍しかったのかな。
Steam版も買ってやろうかな、と考えているので(実績解禁したいなあ、なんて思いまして)、その時はどうなるかな。

●ジナ

シナリオライターさんのヒロイン。
食いしん坊キャラなのがかわいい。母親のこともあり、どことなく「ここにいない、何処かの誰かを追っている」という、目を離したら消えてしまいそうなジナは、実際に外壁イベントがそんな感じなのですが、食べ物関係の時は「あ、そこにジナいるな」って思えて安心します。いやまじで沢山食べてくれ、食べ放題行こう。〆にラーメン行こう。
ED後でSQと一緒に暮らしているのも安心しました。SQちゃんだったら絶対、ジナをどこかへやったりとかしなさそうじゃん。

太らせるのが好きなのも、食いしん坊な彼女に合っていてかわいい。もしかしたら母親共々よく食べる家系なのかもしれないですね。食が彼女にとって、家族を繋ぐもので、あたたかい想い出に溢れているのかも。

●SQ

少し芝居がかった口調をするのは、マナンの模倣をして、マナンではないSQという、「自分」というのが何者なのかを探しているのでしょうね。探偵になったのも「人間模様が良く知れる職業だから」というのがあるかも。
SQは、眠っている方のククルシカに何となく直観づいて地下に行かないんだろうな。レムナンとはまあ……互いに関わらない方が良い、SQもマナンが怖いので。

作中でのSQにとって、生まれた時に一人ぼっちだったことは、結構大きなトラウマだと思うんですよね。真EDでは少なくともジナ、それからもしかしたらラキオ/ステラに見守られて生まれてきているので、あの世界線のSQは何も憂うことなく生きていけるのではないかな。

●ステラ

好きな色を緑にしていたためでしょうが、めちゃくちゃ協力を持ち掛けて来てくれました。俺のこと好き?
あとチュートリアル後の初敗北グノ顔を見たのがステラでした。ステラのグノ顔は非常にインパクトがあるのですが、それはそれとして、フフ……興奮……しちゃいましてね…………となりました。

人間に、人間がすなる恋というものに、憧れている機械娘。俺、こういう設定に弱いんだ……
グノーシアにならない時のステラが作中通して一番人間みの強いキャラクターまであるのが面白いです。ジョナス凍結イベントを見るに、LeVi本体も人間に憧れているところはあるのかな。お前の王子様になりてえ……

●コメット

コメットは割と、自分を含めて客観的に見ることができるキャラクターという印象を受けました。というか、ED後のシピとの関係や粘菌と共生関係である(あった)ことをみるに、人間の器に重要性が見いだせないんじゃないかな、と感じたり。

あとはやはり、粘菌イベントの印象が強いですね。沙明恋愛イベントとしての印象なのですが。粘菌自体は結構攻撃的な感じなのではないかと思います。
普段はあくまで宿主のコメットの意志を優先していて、グノーシアの時は粘菌としての本能を優先しているのかもしれない。粘菌がヴェールみたいにぶわ~~~ってなっているやつ、好きなんだ。綺麗だ……

粘菌で思い出したのですが、ED後に売っているじゃないですか。個人的にはコメットにとって「初めての友達」くらいに考えていたのですが、もっとドライで、クマノミとイソギンチャクみたいな共生関係くらいの仲なのかも。考えてみればその細菌のせいで実質的に生まれ故郷に閉じ込められているわけだし。
生まれ故郷に閉じ込める粘菌と、密航を手伝ってくれた猫。まあ後者を取るわな。全部売ったのかな

●ククルシカ

真EDを見ると、ククルシカが初対面の時に花冠くれた理由が「再会できたことへの喜び」だということが分かるのが良いよね。ループ構造だからこその演出。アーニャもククルシカだったんだろうな、と最初は思っていたのですが、最近になって銀河鉄道999みたいな感じで、若くして死んだアーニャの遺体をアレコレして、剥製みたいな感じで人形化したものがククルシカだったりしたら、より絶望的だなって思いました。

留守番時にレムナンをアレしてしまったり、銀の鍵のための情報収集のためにどこにでも現れたり、「憐れみ」や「軽蔑」という描写があったりと、「あーやっぱりマナンなんだな」と、道中での何気ない描写が、EDを見れば全部わかるのが、糸がするするする~とほどけていくようで気持ちが良い。

人狼ゲームという議論が必要なゲームが元になっているゲームで、発声できないのに強いキャラクターというのが面白かったです。敵対する時はたまったものではないのですが。
発生できないから鍵の起動はできないけれど、鍵の情報埋めているのを見るあたり、人形ではない永遠の美を諦めていないと思うんですよね。グノーシアの時はそれが強く出ているのかも。グノーシア時(あと特記事項の留守番時)以外は人格がごりごりに削れたり、長旅の中で少し丸くなったり、そんな感じかな。

●オトメ

ステラが人間でないと気が付いていたのとかククルシカと詳細な会話が出来ていたっぽいのは、エコーロケーションですかね。彼女のイベントは音に拘られているのが多くて、人間に憧れてはいるんだけれど、イルカである彼女自身や、人間とイルカを繋ぐ架け橋になるだとか。そういった、今の彼女自身を否定しない憧れの在り方が好きです。
オトメは何歳まで生きられるのだろう……母って言われるくらいだし、長生きできたかな。長生きできているよね!
実は釣りイベントを回収できていないこともあり(映画みた)、比較的印象薄目なキャラクターであったりもします。いややっぱりSteam版も買っちゃおうかなあ。

●夕里子

まじで諸刃の剣の擬人化のようなステをした女で、火力高くてヘイトも集めやすいキャラなので、強いけれど割と生存させるのが難しかったです。夕里子をセツと協力してコールドスリープさせるのは、セツと「頑張ろう」選び続けました、頑張るセツが可愛かったので……クリアしてから「頑張るな」の方が良いっていうやつを見ましたが、案外そこまででもない。頑張ろう連打でもなんとかなります。

グノース教団に対して思うところがありそうだし、彼女がグノーシアの周回は、少し皮肉というか、切ないというか、そんな心境になりました。
星船から逃げ出してきた夕里子はどこにも行けないだろうけれど、それはどこにでも行けることでもあるので、どこかのびのびと生きることが出来る場所を見つけて欲しいなあ、と思います。

でもそんな彼女が、最後「不明」だったの、正直めちゃくちゃ興奮しました。それでこそ夕里子だ……(?)
物語を俯瞰視点から見ていたんだけれど、みんなが好きで、少し頑張って物語の外から手を差し伸べて。そして物語の外へ帰って行った。そんな感じが好きなのかも。あくまでも気まぐれとかではなくて、多少なりともこの余興(物語)を気に入ってくれていたのではないかと思います。

●ラキオ

なんだかんだでわかりやすい。優しい子で、多分グリーゼの教育に疑問を持っていたのだけれども、でも自分自身は中級〜上流階級に所属しているから反乱を起こすのもおかしいし(周りに同志もいないだろうし)、と抑圧されていたのだろうな。グノーシア時にその不満を感じる。
汎なのも、グノースの教育で性別に対する疑問があったのではないかなあ、と。というより性差の方かな。なんとなく、セツは入隊に伴う強制汎化だと思うのですが、ラキオは間違いなく自由意志じゃないですか。私はパンなのですが、「どうしてジェンダーの方の性別に拘って性差を自ら作るんだろう」って思うことがあるんですね。そんな感じ。セックスの方の性差は必然のものだと思います。
ラキオもそんな感じに考えていて、汎で手術を受ける予定でもあるけれど、故郷では勉強でそんな余裕なかったから後回しにしている、みたいな印象。

ちょっとお口が悪かったり、釣られる時にめちゃくちゃ早口になるのは、口頭でのやり取りに慣れていないからでしょうね。レムナンも、もしかしたらマナンが同じパターンの時があって多少慣れていた可能性があるのかも。
ED後ではそういう抑圧部分をうまい具合に互いに補える相棒を見つけられたという印象。いいバディだと思う。ラキオはレムナンの過去を聞いて、鼻で笑いつつも気にかけてくれそうなので、過干渉すぎなくてレムナンにも丁度いいのではないかな。

●ジョナス

恐らく作中で唯一、初対面時からクリアまでに好感度が下がるキャラクターなのでは、と思いました。そこがジョナスの魅力ではあるのですが。なんというかな、嫌いというわけではないですし好きなのですが、こ、こいつぅ……! という感情が常にある。ボブネミミッミ1期10話?

このジョナス」という言い回しをしたり、自分が人間の敵だと(=人類の英雄ではなくなる)自分はなんなのだとなると呆然する描写があるし、自分の過去がないと廃人ではない状態を保てないんだろうな。なんだろう、統合失調症も少しあると思うんだよな。少なくとも半身麻痺しているし……
一緒に旅をしているのが、(非常に人間みが溢れるとはいえ)人形と機械なので、そういった意味でもノスタルジアなキャラですね。まあその機械に殺されることもあるんだが……ジョナス、多分機械音痴ですよね。LABにも現れないし。
ファム・ファタールに狂わされたノスタルジア……もう二度と会えない運命の女……ククルシカの項目で、亡くなったアーニャを使用してのではないかと言ったのもここら辺に理由します。再会した運命の女が中身が全くの別人で、だからこそ身体が本人だとは永遠に気がつけない……みたいなの、人の心がなくない!? ないと思う。ないと思うから、物語的にはありそうな気がする……(?)

あと、俺に比翼連理言ってくるの何???? 比翼連理とか忍たまの鉢屋三郎が不破雷蔵が言っているのくらいしか見たことなかった、公式です。

●しげみち

初手、悩んだらラキオかしげみちだよね。ごめんね……

やっぱり映画館のシーンで好きになりましたね。「2人をコールドスリープさせるのを本人たちに伝える」という辛い役割を引き受けるし(自分から言いだしていそう)、それなのに2人が映画を観終えるまで待ってくれるところが好き。そりゃ真エンドの入りで、主人公もあのエピソード出す。

しげみちは「人間の肉体を失った前向きな人間」なのですが(対抗がマナン)、そういった経緯もあって、正体に気が付いていないとはいえステラに惚れたりしたのかな。コメットと並んで、人間とか猫とかイルカとか機械とか、そういう種族を重要視していないキャラクターなのかもしれない。

●シピ

クロネコヤマトの宅急便やん!(やん!!)

PC/NPC問わず積極的に「協力しよう」を持ちかけていた思い出と、それはそれとして一線を引き、誰も信用していなさそうな印象を受けます。猫に関してどうのこうの言われた過去があるんじゃないかなあ。
そういう意味で、そもそも粘菌と共生関係にある(あった)コメットと旅に出るのは、納得でした。シピグノーシア時の特殊台詞は、一線を主人公が超えてきた、という感じなのかも。自分から一線を越えることはなさそう。

でもその一線も、結構内側ギリギリなのではないかと思います。割と、絆されれば溶けていきそうな一線のような気もする。AC主義者のチュートリアルで「グノーシアと話し合おう」と提案する彼ですが、コメットの密航を手伝ったりと、事なかれ主義ではありません。ただ優しいんだよな。D.Q.O.で沢山絆されてくれねえかなあ!?(!?)
寒いところに出没しなかったり、睡眠に関する台詞が多いのは猫だな~って思いました。

●レムナン

他人の加虐的嗜好を引き出す才能がある、かわいそう。なんたって、コメットの特記事項かつ沙明の恋愛イベントである粘菌イベントで、下半身が溶けた1枚絵が用意されているという徹底ぶりです。いやまじでかわいそう。

ただ、かわいそうなだけのキャラではなくて、作中の男性陣の中では寧ろトップレベルで攻撃的なキャラクターです。執着的ともいうべきか。彼の根本に根付いているのが怒りの感情で、それをラキオがうまいこと手綱握るから活きる狂犬ですわよ。大暴れしてくれ。
ラキオのやさしさがわかって沙明のやさしさがわからなかったのは、まあレムナンが男だったからというのが大きいと思います。

●沙明

土下座が似合う男に惚れるとは思わんかった。水質管理室に頻繁に脚を運ぶお前がすきだ……いや、生き延びるために土下座をする男が、恋愛イベントでコールドスリープから目覚めないことを選ぶの、ずるくない!? ずるい。

すごい寂しがり屋。でもボノボのこともあって、沙明も最後の一歩を踏み込むということができなさそう。シピと違うのは、シピは最後の一歩を踏み込む(踏み込ませる)気がある意味でなくて、沙明は一応あるということでしょうか。本命童貞感がするのはここらへんが理由だろうな。
セクハラはしますが沙明のそれって(というか作中登場人物全員を通して)、セツがイケるというものを除いて、ルッキズムに基づいたものではないんですよね。かつ、攻撃性がない、うざさはあるのですが。良い塩梅だったなあと。と同時に、特に性的なことが苦手そうなセツが沙明をやっちゃうのも納得。

●主人公

てっきりゲームシステムから排除していたかと思っていた初日犠牲者の概念を、こう持ってくるかー! となりました。やられた(?)

不思議なんですよね。多分卵が先か鶏が先かにはなるのですが、「私」は全員「私」で、「私」はセツを助けたかったからああいう行動を取ったのだし、セツも「私」を助けたかったからああいう行動を取ったんですよ。
でもそれはあのグノーシア騒動のループの中で培われた絆で、そしてそれぞれ別のループ(宇宙)に行ってて、それがたまたま螺旋状に重なる時があるだけだよ、って感じで、もう会えそうにはなくて……でもバディなんですよねえ……

真EDでセツに会うことができたのは、ゲームシステム的な問題省いて物語的な面で考えると、ラキオが手伝ってくれたのかなあ、なんて思っています。
物語を通して、PCとセツが交流しているのに、真EDの一連の流れはなんというか、PCじゃなくてPLがセツと交流している気分。だからノーマルEDも真EDも、それぞれの味がして、それぞれで好きです。
めちゃくちゃ余談ですが、グノーシア(ゲーム全体の方)が好きになった人は「All You Need Is Kill」を呼んで欲しいな……原作の小説と映画版で結構設定が異なるのですが、私はどちらも好きです……漫画もありますので是非……

良い作品だった……この作品全体を通してなのですが、井伏鱒二が訳した勧酒を思い出しました。この盃を受けてくれ、どうぞなみなみ注がしておくれ、花に嵐の例えもあるぞ、「さよなら」だけが人生だ。

それでは皆様、良い旅を!

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グノーシア 感想