FINAL FANTASY ⅩⅣ 第七星暦編 感想

前回の新生はこちらから読めます。

新生 – 蒼天をの~んびりやっていたら大変なことになってこの感情をどうにか吐露したく、気が付いたら感想を書いていました。そりゃ悲鳴を楽しみにされるわけだわ、”理解”(わか)っちゃったな……。
感想は新生 / 蒼天 / 紅蓮 / 漆黒 だけになるかなと思いましたが「わりぃ……(このクソデカ感情を抱え込んだままなのは)やっぱ辛えわ……」ってなったので急遽、第七星暦編を書きました。因みに15はまだ積んでいます、ちゃんと言えたじゃねえか……。

途中から「助けて欲しい」しか言っていませんでした、言えませんでした。
ここだけのお話ですが、おたくの「助けて欲しい」は鳴き声みたいなものなので、助けなくて大丈夫です。ただおてては握っていてくれると嬉しいです。握っていてください。

以下、FF14第七星暦編のネタバレを含みます。

●アルフィノ及びクリスタルブレイブについて

暁にも言えることですが「エオルゼアを『救済』する」ってかなり傲慢だな、とは常々思っていました。何処かで足をすくわれるぞとは思っていました。はやすぎた。余談ですがこの時のアルフィノが性癖に刺さる方はFE風花雪月のフェルディナントくんがおすすめです。プレイしながら思い出していたらこんな展開になって、助けて欲しいぜ全く。
そもそも他種族や他宗教を蛮族・蛮神と呼称するあたりでかなり差別的なんですよ。それでいてユウギリを始めとした人型をしているドマの民は、難民として受け入れようとする姿勢を見せる。これはお笑い種ですよ。

アルフィノは青くて、そして自分の理想を信じている。理想を踏みにじる存在がいるということなど、考えてもいない。理想の前に立ち塞がるものがいるであろうというとも、理想を踏みにじるもののことには思い至っていない。
クリスタルブレイブも言ってしまえばならず者の集まりです。志を共にしたと言えば聞こえはいいけれど、その志にも程度の差があるし、志が同じだからといって面接などもしていない。
イルベルドの気持ちもわかるんですよ(本当に実行犯なのかは正直怪しいと思っているけれど)。だってずっと泥水を啜って生き延びてきた中で、親友は自分たちを虐げてい象徴の傍にいる。政治なんて知ったこっちゃないんですよ、アラミゴの民は今日の命だってしれない。事件屋を進めて思いましたが、アラミゴの民は本当に偏見の中で生きている。蛮族と違ってなまじ人型のせいで、「なんで自分たちだけ」という気持ちは捨てきれないし、蛮族たちにたいして「お前らとは違う」という気持ちも捨てきれない。自分たちだけではどうしようもない。その状況をどうにも打破してくれないウルダハに対して怒りや憎しみが募るのは当然のことです。ウルダハの内情なんて知ったこっちゃないんです。
でももうクリスタルブレイブはリオルしか信じねえ。リオルは信じている。無事でいてくれ。一緒に坊ちゃまを支えような。

●ナナモ及びウルダハについて

死ぬ瞬間に手を伸ばされるのが、大きく目を見開いているのが。如何なる境地にいあろうと気高くある女王の、何も覆ってない個人としての表情に見えて辛かったです。
けれど反面、ナナモが「ナナモ」として死ねるのは、ここが最後だったとも思います。

江戸時代に流行った狂歌に「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」というものがあります。
白川藩主でもあった老中・松平定信の財政改革政治は、それに耐えかねた民衆や将軍の反発によって終わりを迎えます。民衆たちは賄賂蔓延る腐敗政治であったとしても、華やかさや自由さがあった田沼意次が老中をしていた頃の方が良かった。という狂歌です。
どんなにナナモが気高くあろうとも、どんなにラウバーンが忠義者であろうとも。以前の体制(砂蠍衆 vs 王国派、といった感じの体制)の時に甘い蜜を吸っていた存在がいること・その恩恵を受けていた人たちがいることは揺るぎのない事実です。一定数「前の方が良かった」という輩は悲しい哉、絶対にいます。

そして仮にナナモ存命のまま、何事もなく王座を退き共和制に移行することができたとしても。ナナモでないにしても『王家の血を引く存在』がいる限り、絶対にどこかで王政復興を謳う存在は出てきます。王家の血を引く存在の意志に関わらず、です。それが一年後か十年後か百年後かはわかりませんが。俺は詳しいんだ、マギでみた。日本史の授業でもやった。あとぶっちゃけた話、あの国が共和制でうまくいくとも正直思えません。あまりにも一部の豪商の力が強すぎるので……。王家が無くなったところでそこがどうこうなるわけではないし……。
ところでラウバーンの養子であるピピンは、ナナモと同じララフェル族ですね。まさかね。敬愛した女王の隠し子やら親戚やら政敵から守るように大切に育てるという構図は好きですが、それはそれとしてそうであったらなかなかに地獄な展開になりそう。ウルダハはこれからどうなるのかな。いやまあ、俺(プレイヤー自身)もこれからどうなっちゃうの~!? 状態ではあるのですが……。

ロロリトやテレジ・アデレジについて。
ロロリトの真意はわかりませんが、テレジ・アデレジはあの場面で自身の犯行であることを暗に認めてしまうあたり、悪役として三下でありました。仮にあそこでラウバーンに殺されなくとも、何処かでへましていただろうよ。少なくともロロリトが黙っているとは思えません。
侍女がロロリトに買収されていることは割とガチであぇえ!? ってなりました。テレジ・アデレジの方でないだけ、見る目があったのかもしれん……。
ところでなんでロロリトとイ・ダは似たようなお面付けているの? 流行っているの?

●「助けて欲しい」について

「(ムーンブリダが死んだのが普通に辛すぎるので)助けて欲しい」

「(祝賀会がもう嫌な予感しかしないから)助けて欲しい」

「(ナナモが死んだ瞬間のムービーが純粋に辛いから)助けて欲しい」

「(ラウバーンの心境が純粋に辛すぎるから)助けて欲しい」

「(仲間が一人一人欠けていく展開、燃えるけど辛いから)助けて欲しい」

「(行商人が助けてくれる展開、普通に興奮するから)助けて欲しい」

「(俺のことを疑わずに守ってくれるオルシュファンのことが好きになってしまうというか実は前々から好きでとうとう認めてしまいそうになるから)助けて欲しい」

「(オルシュファンを娶りたいから)助けて欲しい」

「(アルフィノ坊ちゃまを支えたいがそれはそれとしてオルシュファンを娶りたいのに、はよイシュガルド行けって言われたから)助けて欲しい」

「(そういえば第七星暦編・前半のムービーでイシュガルドは『ポケットモンスター 蒼天のイシュガルド ブラックアシエン / ホワイトアシエン』状態だったことを思い出してイシュガルドに行きたくなさがあまりにも増してしまったので)助けて欲しい」

です。助けてください。

●クリスタルタワーについて

悠久の時が流れるタイミングが強い。これに限ります。3積んでいてごめん。いうて途中まではやっているので、めちゃくちゃ3じゃん! ってテンション爆上がりしました。
アライアンスレイドたーのしー! って気持ちと、俺のヒロイン候補の一人であるグ・ラハ・ティアと再会できる日は来るのでしょうかという気持ちです。ネロくんはちょっと一度シドくんとちゃんと向き合って腹割って素直にお互いの気持ちを伝えあってください。先生はクリスタルタワー周回で忙しいです。何のために周回しているんだっけ……?

今はクリアしていない新生コンテンツを消化してから蒼天に入ろうとしています。クルルとか無とか、めちゃくちゃ5オマージュなところがあって5やりかえしたくなってきました。14で「過去作やってから(やりなおしてから)やりたい!」状態になったらいつまで経っても進めないことに気が付いたので、そこはあまりこだわらずに、そのうち並行でのんびりやったりしていると思います。
とりあえず昨日、事件屋を走り切ってきました。ギルちゃんとオルちゃんとテュポーン先生がいるだけでFF14ありがとう……という感じです。ブリちゃんとエリーには幸せになっていただきたいです。結婚式の司会は任せてくれ。エリー逮捕のあたり辛くて悲鳴上げていたらフォロワーに「事件屋でも悲鳴が聞けるとは思っていなかった」と言われました。俺もだよ……。
LBは打てるようになりました! が、通話しながらではないとタイミングがいまいちわかりません、助けてください。この助けてくださいは鳴き声ではなく、助けて欲しいの助けてくださいです。

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エヴァンゲリオンが終わっちゃった

シンエヴァを見に行って、帰ってきて、「ああよかったなあ」としみじみ思いつつも「本当に終わっちゃうんだなあ」や「というかエヴァンゲリオンって本当に終われるんだなあ」などと思う日々です。

父親もおたくなものなので、エヴァTV版を見ている父親を見たり、つられてなんとなく見ているような子供でした。あとはポップンミュージックで残酷な天使のテーゼをプレイしたり。
劇場版のあたりは離れていたのですが、アマプラに入ったので見たところ見事に再熱。Qを今年の2月か3月あたりに見て「あれ? これ新しい映画も間に合うんじゃね?」と気が付いてしまい、見てきました。
というわけで劇場版は全部、今年に入ってから見ています。それ以前のエヴァの知識は「碇シンジ育成計画(途中まで)」と「新世紀エヴァンゲリオン 学園堕天録(曖昧。多分これであってる)」だけです。なんで????
それにしても、なんでエヴァといいギアスと言いTVシリーズと劇場版シリーズ作って、ファンの間で戦争が起こるようなことをするんですか?

『 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 』についてのネタバレが含まれます。

兎に角、ゲンドウがちゃんと父親としてシンジのことを愛していたということがわかって嬉しいです。それに尽きます。

●シンジとゲンドウについて
「ユイを亡くしたばかりのゲンドウがシンジと関わらないことを自分の贖罪だと思っている」=「父親としてシンジといることを幸福に感じていた」なので割と純粋に嬉しかったです。シンジもゲンドウも互いから逃げていたんだなって思いました。シンジの性格面があまりにも父親似だったんやなって。
ゲンドウが天才だったせいでユイを失った後、シングルファーザーとしてシンジを育てる以外の選択肢が生まれてしまって、かつ、彼にはそれが割と実現可能だった。天才だったせいで。何か一つでもパーツが欠けていれば彼らは普通に親子をしていたのだろうなって思います。例えばプロトタイプ綾波型や式波型が用意できなかったりだとか、例えば冬月が理解者じゃなかったりだとか、例えばミサト父が例の話を提唱しなかったりだとか。ん? ミサトさんの父親が割と戦犯だな?
ユイが生きていれば割とガチで、愛妻家で恐妻家で天才故に偏りがあるラッキースケベな、碇シンジ育成計画時空になっていたんだなって思いました。途中までしか読んでいないです。

●レイについて
彼女とシンジの関係は多分いとこくらいな感じなんだなって思いました。更に言うのならば互いが初恋のいとこ同士って感じ? 全編を通してシンジが他者に保護者的感情を抱いたのは彼女が初めてだったと思います。
作中の「綾波は綾波」が「”綾波”は自分が命を賭して助けた”綾波レイ”」だったQの時とは違い、「どんな綾波でもシンジにとっては等しく大切な”綾波レイ”」だったのが嬉しいです。目の前でカヲル君に綾波があんなんになって、シンジ君冷静に可哀想が過ぎる。
あと作中でレイに「すき」だと言葉にして伝えられてからシンジが立ち直るのですが、もしかして劇場版全作品通してシンジが他者に好意を言葉で伝えてもらったのって、これが初めて? だったりします? って言おうとしたらちげぇわカヲル君がいたわ。カヲル君が多分Qで伝えていたな。シンジが初めて他者から愛されている自覚が芽生えた故に立ち直ったって書きたかったけどカヲル君が「僕がもう伝えているからそんなことはないよ^^」って今脳内をマッハ5で駆けながら言い残していきやがりました。初めてだった時の場合のその言葉が持つ意味を語りたかったのに、か、かをるくんめ……。

●アスカについて
シンジのことをガキガキ言いますが、彼女もたいがい子供でしたね。シンジに拗ねてるって言っていたけれど彼女も「シンジが自分を助ける / 助けないの選択をしないで、レイに対してはその選択をした」ということに拗ね続けていたし。
それもそうで親の愛に餓えていた。そこをマリが母親役として接し続けて、やっと親の愛(というか他者からの愛と言っても良いかも)を受け止めて、受けられることが出来た。マリがアスカに姫呼びしていたのも、サークルの騎士と姫とかそういうのではなくて、妃と姫だったんだなって。
シンジとアスカは互いに思春期で、シンジはゲンドウに、アスカはマリに、反抗期も邂逅も体験して、そうして大人になれた彼らが向き合うお話。惣流にあって式波にない、加地に対する恋心ってのも多分ここが原因じゃないかな、と思います。加地に対して父性も込みで恋心を抱いていたアスカだったらマリの愛を受け止められなかったでしょう。
アスカとケンスケって割と公式スピンオフとかで絡み合ったしどれか忘れたけどケンスケがアスカに対して割とガチ目の恋心抱いているような感じの描写あるようなないような記憶あるし、まあアスカがシンジ以外とくっつくならここ感はありましたね。
個人的に嬉しかったのは、アスカもシンジも、互いに恋をしていたという事実を捨てないで居てくれたことです。何て言えばいいのかな、NARUTOの時に体験したんですけれど。自分もナルト×ヒナタ派だったのでヒナタとくっつくことが決まった時にはガッツポーズをしたのですが、でもナルトのサクラに対する恋心をサスケへの対抗心故で本当の恋じゃなかった、みたいにする必要あった? ってなったんですよ。ナルトがサクラに恋していた過去があったって良いじゃないですか、そんなこともあったよねってナルトとサクラが笑い合ったって良いじゃないですか。すごいもやもやしたんだよな。だからこそシンジとアスカは互いに捨てないでいてくれて嬉しかったです。

●マリについて
監督、奥さんのこと好きすぎか? ってなりました。いやマリのモデル、奥さんでしょこれ。シュガルンは良いぞ。
正直序破Qまででシンジに対してちゃんと保護者目線していたのがマリだけだなって思っていたんですよ。そしてそれはシンジが正直、序破Qの時に何よりも欲していたものだと思うんですよね。それが得られなかった(ミサトもレイもアスカも、シンジは保護者の愛を求めていたのに恋愛の愛が返ってきたってのはあると思う)こともあってシンジは父親から愛されるを渇望するようになった。父親からの愛が欲しいという自分の気持ちを捨てられなかったのだと思います。
そこに愛した人の息子(って解釈で良いんだよね?)を見守るマリ現れて、愛した人の息子としてではなくシンジ個人としてシンジを見るようになる。シンジが保護者の愛を求めている時は保護者の愛を返して、恋愛の愛を求めている時は恋愛の愛を返してくれる。より言うとシンジがマリに対して保護者の愛を求めなくなったあたりから両親の愛をちゃんと受け取っていたことをシンジが知るので、シンジはマリに対して恋愛感情を抱くようになるんかな、なんて思いました。
「自分をわかって支えてくれる母親的な女性が好き」という時点でゲンドウとシンジの血筋を感じる。

●ミサトについて
破→Qの緩急が酷すぎて最初はこんなのあんまりだようえんえんって思っていたけれど、よく考えたらシンジを引き取った時まだ20代なんですよね。なのにいきなり14の年頃の子供が出来て。そんでもってその子供は永遠に14歳だし、彼がいっぱいいっぱいの時に自分もいっぱいいっぱいで保護者ができなかったし、自分の新しい子供はできるし、一緒に育ててくれるはずだった夫(予定)は死んじゃうし。
序破のあたりは正直ミサトさんはシンジに対して女も入っているなあ(そういや大人のキスの下りってTVシリーズだけ?)って思っていたので、彼女が母親になって母親として成長して、シンジの正しい意味での保護者となる話でもあったんだね。子供二人のツーショット、嬉しかっただろうなあ……。

●カヲルについて
シンジを幸せにしたかった、何故ならそれが自分の幸せだから。シンジを幸せにするのは自分、といったような感じで、割と独りよがりな愛だったんだなって。毒親に近い愛? そこまではわからないけれども。ただ一つ言えるのはカヲルは何があってもシンジの味方で、シンジは何があってもカヲルの味方(ただしこちらは成長しないとだめ)だということです。これが友愛なのか恋愛なのかは人の性癖によって任せます(Q時点でのシンジからカヲルに対する感情は恋愛の方が近いとは思いますが)。けど互いに唯一無二なのは確かです。
シンジが一方的に愛を受けているだけじゃダメなんだよ。シンジもちゃんとカヲルに愛を返せるようになって、そこでやっと彼らは歩き出せるんですよ。
あとEDの生まれ変わったっぽい世界でカヲル×綾波を入れるのならば、ケンスケ×アスカも入れて欲しかったです。俺は此処がどんなカップルになるか知りてえよ。見てえよ。大和ミュージアムとかケンスケ連れていって解説めっちゃしてきてアスカが呆れながらも楽しくしていたらどうしよう。ケンスケはその後ちゃんとスイーツビュッフェ付き合ってくれる男だから安心しろ。あと今気が付いたけど、ゲンドウとユイだからカヲルと綾波なんかな。

●シンジについて
君が「誰かから愛されている」ということをちゃんと受け止めるようになるまでのお話だったんだね。

委員長とトウジについて
ケンケン「意外だったろ?」
俺「碇シンジ育成計画……ウッ! アタマガッ!」
Q.なんで漫画版エヴァンゲリオン持っていないのに、碇シンジ育成計画は持っているんですか?
A.買ったの父親なので父親に聞いてください。

トウジからしてみれば戦闘機に乗らされていた親友があの時から変わらない姿で、でなんかもうズタボロで、今や妹よりも若い姿で、知らされているのかどうかわからないけれど寝ていたから14-15あたりで中身の年齢も止まっていて。そりゃ兄貴肌に拍車かかってここにいろよとも言いたくなる。

●冬月について
お前がわからん。どのエヴァスピンオフ見ればお前が分かる?
ユイに固執していたんか? そういう解釈でええんか?

●サクラについて
いきなりヤンデレヒロインになるな!!!!

●褐色肌黒髪美女について
正直性癖だからお名前知りたい。

●宇多田ヒカルについて
最強にして最高。

TVシリーズも是非ちゃんと見返したいと思います。リアル仔羊の頃だったのでなんも覚えていない。OP曲とED曲くらいしか覚えていない……。

追記(22/03/13)

最近になって、やっぱり最終的にシンジ君がくっつくヒロインはアスカ(式波)なんじゃないかって思い始めました。
というのもシンエヴァ見返していたら、最後の部分でカヲルとレイの横で一人でいるアスカを見つけまして。おったんかい、ならなんでケンスケとおらんのかい、とまで思ったところで、
レイ(シンジ母代理)- カヲル(シンジ父代理)
という構図ならば
マリ(アスカ母代理)- 加持→ケンスケ(アスカ父代理)
という構図も成立して、で最終的にその子どもたちであるシンジとアスカが結ばれる、という構図があるのではないかと思いました。(別に親代理同士でくっつかなくていいわけだし)

なら何故アスカ母代理であるマリが、シンジを助けに来るのか。
それはやはり、惚れた人との約束だと思います。アスカ代理母としてではなく、ユイに恋する一人の女として助けに来たのだと思います。
マリにとってやはりユイが唯一無二で、他の人に恋愛感情を抱こうという気持ちにはならなかったのではないか。代わりにと言っては何ですが、手の中に納まるもの全てに対して愛を注ぐ存在になったんじゃないかな。手に納まる範囲なのでアガペーとはまた違うんですけれど。
シンジに対しても、好きな人の子供だからってれない感情抱くか? といわれたら、そういうこともそりゃああるだろうけれども必ずしもそうではない。少なくとも、私は好きになった同性の子の兄弟とかに対して恋愛感情を抱いたことはないです。

で、この説においてアスカ父代理が加地さんからケンスケになった理由ですが、加持が他のキャラクターの実父になり、しかもその実母とは恋愛感情を抱く関係である、というのがあると思います。つまり加持自体がアスカ父代理を務められない存在になるわけです(元々務められていた感じもしませんが……)。

新劇の中で、ケンスケとトウジは、加持から赤くない海を見せられています。あそこで物語的ないろいろを託されたのかなあ。未来への希望、アスカやシンジを見守る役目。そういったものを。

とはいえケンスケとくっつくアスカも好きだし、惣流だとシンジ君とくっつくのかちょっと自信が持てないし、シンジ君とカヲル君が恋愛感情という考察も好きだしで、なんというかな、結局エヴァンゲリオンに俺はさようならできてねえんだな、と思います…………Beautiful Worldの「最近調子どうだい 元気にしているなら別に良いけど」が聞けば聞くほど、思春期の息子に対して距離を計りかねている、本当は息子のことを誰よりも大切に思っている不器用な父親に聴こえて……俺は……仕方ねえよ…………
エヴァ関連のゲームを増やしたのでまたやります……旧劇も見ます……どこで見れますか…………

追々記(24/05/10)

●ケンスケとシンジの釣りについて

作中でケンスケとシンジが釣りに行くシーンがあります。何気なく見ていたシーンですが、ふと、『新世紀エヴァンゲリオン2』の存在を思い出しました。エヴァのゲームの中ではましな方であるとされている作品で、庵野秀明監督が監修に携わっている事もあり、エヴァンゲリオンにさよならできていない私も積みゲーの中にこのゲームがあります。

で、このゲーム。ネタバレにはなってしまうのですが、たくさんあるEDの中の一つにシンジとゲンドウの和解EDがあるらしく(積んでいるので曖昧表現許して……)、そのEDの中で二人は釣りに出かけるようです。

つまりエヴァンゲリオンにおいては釣り=父的存在の象徴(付け加えて言うのであれば和解した父的象徴)ではないかと。一種のファンサービス的な要素であったのではないかと思いました。

シンジがやっと自発的に動けるように、前を向けるようになったシーンのように見えて、本質は、シンジが父親と向き合えるようになったことを示すシーンなのではないかと思いました。結果としてはあまり変わらないけれどもね。

●ケンスケとトウジの違いについて(父親/息子の二面性について)

トウジには妹と一人娘がいます。そして父親はニアサードインパクトで故人になっています。
ケンスケには妹も娘もいません。そして父親はトウジ同様作中で故人になっていますが、ニアサードインパクト自体は父親も生き延びています。

第三村で、トウジはそっくりさん(=黒波)を、ケンスケはシンジ(とアスカ)の面倒を見ます。最初はトウジが二人とも面倒を見ようとしますが、「今のシンジに必要なのは,トウジの保護的行動ではない」と判断したケンスケにより、村の外れに住んでいるケンスケの家に連れていかれました。ケンスケの過干渉ではない、かと言って放置するというわけでもない距離感で見守られたことにより、家出や黒波との交流という過程も経て、シンジは前を向き始めます。
同じくケンスケ宅で寝泊まりしていたアスカとは違い、シンジは自発的に動けるようになった段階で、第三村の手伝いもしています。

そして自発的に動けるようになったシンジに対して、トウジは14歳から時が止まったままであるシンジに、「もう十分頑張った」とエヴァに乗らないこと/WILLEに戻らないでこのまま第三村にいることを、暗に勧めます。
対してケンスケは、14歳から前に進もうとしているシンジに「父親と向き合うべきだ」と、エヴァに乗らなければできないことを勧めます。

トウジは保護的父的象徴であり、ケンスケは行動的父的象徴なのではないかと思いました。(あくまでシンジにとってですが)

「碇シンジくん、父親に息子が出来ることは肩を叩くか殺してあげることだけよ。加持の受け売りだけど」
この引用は作中のミサトさんの受け売りだけど、作中でミサトさんはこう言っています。ミサトさんもシンジと同じく、父親との距離感に悩んでいた人物です。そして、距離感の答えを見つけ出す前に父親は亡くなり、自分の息子の父親になってくれたはずの人も亡くしました。

父親の二面性、息子と父親の関係性の二面性。この場合の「肩を叩く」がトウジの示していたもので、「殺してあげる」がケンスケの示していたものなのかな、と思います。どっちも父親でどっちも息子だよ。

●13号機の中にいたカヲル君について

アスカがプロトタイプアスカ?に取り込まれる時のシーンなのですが、プロタイプアスカの向こう側にカヲル君がいます。

カヲル君がいます。

これ、友人と同時視聴しているときに友人が指摘してくれて、初めて気が付きました。ありがとう……。てっきりプロトタイプアスカ的なやつかと思っていました……。
13号機に入っていたからまあカヲル君なんだろうなあ、とは思うのですが、あのシーンで出てくるとカヲル君はアスカを害することは別にあまりどうこう思っていなかったのかな、なんて邪推します。まあもしそれがシンジくんを守るためのことだったら、アスカを害する(マイルド表現)くらいはしそうだけれども。

Qカヲル君は、アスカを助けられなかったシンジくんが助けようとしていたことによって逆に悲劇が生まれてしまったのですが、平和な世界でそれをカヲル君が知ったら「じゃあ式波・アスカ・ラングレーの一件がなければ、君は僕を助けてくれなかったのかい?」みたいに少し面倒な彼女ムーブしてきそうだな、なんて思います。からかうように。平和な世界でチルドレンたちがばかやって笑い合っているだけのショートムービー、くれ……(遺言)。

●WILLE(ヴィレ)におけるアスカとマリについて

アスカとマリはQと違い、DSSチョーカーをつけられていたり部屋に爆薬を増やされたりしていて、「信用ないのね」とアスカが自虐するシーンもあります。
「エヴァパイロット=碇シンジと同じくした不穏分子である」という艦内の声を、ミサトさんが流石に抑えきれなかったのかな、なんて思います。というかむしろリツコが提案していそうなまであるよね。

逆に言うと、Q時代はミサトさんが頑張って抑えていたのだと思います。艦内の2人に対する不安や不満を。
2人に対しても、主にシンジ同様一緒に暮らした期間のがあるアスカに対しても、ミサトさんは母親であろうとしていたのだと思いました。

そういえばアスカ役の宮本さんは、元はレイのオーディションを受けられたそうで。アスカとレイが逆だったらどんなエヴァになっていたのでしょうね。

●もろびとこぞりてについて

まあ歌詞のまんまなシーンだとは思うのですが、備忘録として。
ミサトさんがシンジ君に対してガイウスの槍を届けるときのBGMが「もろびとこぞりて」でした。シンジくんさんの再誕。産む2人目の母親。

●ゲンドウとシンジを連れ出すマリ

ゲンドウの回想を見る限り、最初にゲンドウとコンタクトを取ったのはマリ(彼女から)のように見えます。ゲンドウの世界を広げたのは結論から言うとユイなのですが、それでもきっかけはマリであったと言えます。
マリは最終的に、シンジを助けに行きます。みんなをエヴァのない世界へ送り出したシンジを、エヴァのない世界へと連れ出すのが新劇で追加されたパイロット・マリの役目でした。
マリは、碇親子(六分儀親子)のマリア(=母)だったのかな、なんて思いました。

マリはユイに紆余曲折ありながらも惚れていたこともあり、最終的にゲンドウに対してどのような想いを抱いていたか。果たして複雑なところであると思います。
けれどもマリの性格から考えて、「面白そう!」とならなければ関わりを持とうとはしないでしょう。願わくば良好な気持ちを最後には抱いていて欲しいと思いました。それこそ、ユイに惚れたときみたいにいろいろ思いながらも。「好きな女と好きな男が結ばれた!!」くらいのテンションでも良い。

それにしてもユイさん、研究室の主要な面子全員から惚れられていたことになりますが、すげえ女やな。

●碇シンジ育成計画の渚カヲルEDを考慮した渚カヲルと碇シンジ

やっぱりこいつらうまぴょいするんだ!!!!(再販希望です)

まつろぱれっと 感想

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Twitterで「携帯を買い替えるからおすすめのゲーム教えて」と騒いでいたところ、お題箱の方からおすすめいただきました! ありがとうございます!

売れない画家の主人公は、ある日相方のバイヤーからとある絵画の修復依頼を受けます。その絵画というのが、呪われている絵画。女の子の絵画。気がつけば主人公はその絵画の少女によって訳の分からない空間に閉じ込められ、絵画の中の女の子に話しかけられます。そう、彼女は生きている絵画だったのです。こうして主人公の、彼女と過ごす、彼女を終わらせるための7日間が始まるのでした。
所謂死にゲーに分類できるゲームで、選択肢を間違えれば少女の機嫌を損ない殺されて即死亡(ゲームオーバー)なのですが、リトライが容易であることやアイテムが足りない際にその旨のメッセージが出てくるなど、親切な設計だと思います。あと死に方が豊富なのも地味に飽きさせない良いポイントです。

個人的に関心というか良いなと思ったのは、ヘイト管理というものがしっかりとされていることです。所謂暴力系ヒロインやツンギレ系ヒロインというものは、ヘイト管理が大切だったりします。暴力を受けてもなおそのキャラを愛せる理由が読み手やプレーヤーに伝わってくるか、あるいはヒロインから暴力を受ける主人公がしっかりやり返しているだとか他のキャラがヒロインに対して強く出れたりする必要があります。そうでないと単純に不快感などしか感じなかったりします(実は暴力系ヒロインあまり好きではないのですが、多分これが理由……)。今作は前者に当たります。
例えばなのですが『ボボボーボ・ボーボボ』。主人公のボーボボは首領パッチに遠慮なく暴力ふるうし敵の攻撃からの盾にもするのですが、首領パッチも遠慮なくやり返す。「誰かがやったら誰かがやり返す」という構図がしっかりと出来ているんですね、ギャグマンガでは割と難しいことだったりしますがボーボボはそこがしっかりできているので、ハジケ度数が高すぎて訳が分からないのに面白さが高く感じるのかなあ、などと思っています。なんかあたかも首領パッチが暴力系ヒロインであるみたいな書き方をしてしまいました。何で私はまつろぱれっとの感想でボボボーボ・ボーボボのお話をしているんですか?

以下、ネタバレを含みます。

エンドロールがずるいなあ、と思いながら見ていました。先ほどの暴力系ヒロインの「許せる理由」というものが、ここに詰まっています。他人との関わり方を知らなかった彼女が、他人にまともな関わり方をされたことがなかった彼女が、初めて触れたものだったのです。不器用な関わり方であっても仕方がないでしょう。とっておきの耳飾りを持ち出して、画家に褒められたように陽の光を浴びようとして、嬉しさ故の無邪気さが悲劇を起こしてしまった。

正直なお話をすると、少女(人間)のおじいさんの気持ちというのもわからなくはないのがまた辛いです。死ぬ間際というのは、またそれにしか出せないうつくしさがあります。
けれどそれは、少女を描いた画家には、また主人公の画家には見いだせなかったうつくしさでした。少女が欲しかったうつくしさでもなかった。

個人的には彼女に対してフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』を思い出していました。耳飾りをターバンと同じ青色にしたので余計に。

一つ言うのであれば、エンドロールの音楽がなんかこう、妙に元気だったというか、そんな感じなのが少し気になりました。しんみりしていたらめっちゃバーン! って感じの音楽がいきなり流れ始めた感じなので……。感傷に浸らせてくれや。

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レイトン教授と超文明Aの遺産 感想

公式サイトはこちら

レイトン教授本人のシリーズとしては現時点で最後の作品となっている『レイトン教授と超文明Aの遺産』をとうとうクリアしました。最後に2013年って出てきて白目向くかと思いました、嘘やろ……。
実はプレイ前に軽いネタバレを踏んでしまっていたのですが、2013年ならまあよくこの程度で済んだな、という気持ちもあります(詳しくは後で)。近年のネタバレに対する遠慮の無さに古のオタクとしては居辛い気持ちがしつつも、シンエヴァ公開直後のオタクたちの配慮に感動したりしていました。世界も捨てたもんじゃありません、4月中に見に行きたいと思っています。話が逸れました。

レイトン教授には所謂 1stシーズンと 2ndシーズンがあり、この作品は 2ndシーズンの最後の作品に当たります。
前作に比べてグラフィックが見やすくなったこともあり、楽しめました。初っ端からツッコミどころがある(導入が「生きているミイラを見つけた」とのことでしたがそのミイラに普通は普通に肉が付いている女の子でした。枯骸の見た目なのに生きているとか、そんな感じのをイメージしてわくわくしちゃってたんですね……)今作ですが、まあレイトン教授シリーズでは最早おなじみです。
今作のゲストキャラクター、古代文明発掘の権威であるサーハイマン博士という人物から「生きているミイラ」を見つけてそれに関する調査依頼をされた考古学者・レイトン教授。助手のレミと助手見習いのルークと共に博士が待つスノーラという町に向かいます。そしてそこから、超文明Aに纏わる謎を解くために、レイトン教授一行の世界旅行が始まるのです。

レイトン教授シリーズ全般に言えることなのですが、CVに俳優さんをキャスティングしていることもあり、こう、正直聞きにくいなと思うシーンもあります。今作は少ない方だとは思いますが。
けれど主役のレイトン教授のCVである大泉洋さんだけは、個人的にですがシリーズ全般を通してすごく滑らかにレイトン教授を演じていらっしゃると思いました。そんなんされたらな、ファンになってまうんやな。まあ元から水曜どうでしょうは好きなのですが……。
丁寧なアニメシーンも前作よりも多めにあり、個人的には満足でした。あとBGMがな、ええんやな。これもレイトン全作品に言えることですが。

以下ネタバレを含みます。

「ラピュタじゃねーーーーか!」となりました。思わず「レイトン教授と超文明Aの遺産 ジブリ 協力」で検索してしまいました。関連はないようです。著作権大丈夫なんかな……。空を飛ぶ科学者の国というだけならガリバー旅行記のラピュタですませられますが、デザインがね、モロですので……。

それはさておき、冒頭で自分が述べた踏んでしまったネタバレというのは「デスコールとレイトンが兄弟」ということでした(サーハイマン=デスコールは見た目とかレイモンドさんとかで普通にわかりました)。
ブロネフ及びレミさんのあたりは知りませんでした。まあレミさんは前作のラストから匂わせてはいたので、ね! まあそちらも察しました。レミさんと言えば自分は小説版レイトン3作目のレミさんが可愛くて大好きです。

終盤は一気に怒涛の家族展開でしたが、自分はきょうだいのクソデカ感情が好きですので、個人的には好きでした。それからレイトンが養父養母を両親と言い切ったことも。血の繋がりだけが家族ではありませんし、家族だから何をしてもいいというわけではないのです。
それでもデスコールが幼い日にレイトンの幸せを祈って名前を含めた色々を譲渡したことは事実ですし、愛する妻子に出会えたこともその人たちを実の父親に亡き者にされたことも事実です。そして復讐のために実の弟を利用していたのも、その弟の大切な助手見習いを庇って大きな怪我を負った子とも事実です。この本人にもよくわかっていないような心境の変化が個人的には好きでした。

レイトン教授本編シリーズはこれにて今のところおしまいです。寂しさが~。
娘の方は実は積みゲーにしているのでまた少ししてからやりたいと思います。息子の方は頼むからSwitchか何かに移植してくれ。スマホアプリオンリーは苦手なんじゃ。聞いとるか、日野。

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ポケットモンスター X 感想

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感想を書く前に言っておくことがあるのですが、今作あまりやりこんでいません!
というのも相性が悪いのか、物凄い酔ってしまいます……。自分はゲーム酔いはなかなかしないほうだと思っていたので、「この私がここまで酔うとはな……」と中ボスみたいな状態になってしまっていました。いや本当、何気ない移動などでも酔ってしまう……。ストーリークリア後要素をやるのは断念しました。許せ、サスケ……。
レイトン教授の奇跡の仮面でも思ったのですが、3DS処女作として3Dをどうにかこうにかして生かしていこうとしているのだと思います。それが裏目に出てしまっている感じ。いやムーンで全く酔わなかったのに立体を感じるから改めて凄いよ。

というわけで(どういうわけだ)、ポケモン本編3DS処女作として発売として発売されたXY。はがね以来の新タイプであるフェアリーが登場しました。イーブイの進化先としても新たにフェアリータイプのポケモン:ニンフィアが追加されました。私がタイプ相性を覚えられないのはさておいて、ドラゴンの牽制、どく・はがね救済のために追加されたフェアリータイプ。ゴーストタイプという特定のタイプに拘りたいものとしては、不遇タイプの救済やバランス調整はとても嬉しいことです。良いことです。
また、何よりも育成がこの世代から非常に楽になりました。捕獲の際にもレベルが入るようになり、学習装置で手持ち全員に経験値が入り。おかげで最終的な手持ちのレベルが凄いことになった。歴代での平均レベルで最高レベルの殿堂入りなったと思います。3DSだからと久々のポケモン復帰勢やポケモン新規勢にも手に取りやすい作品だと感じました。その後のSMがよりおすすめですが、まあどちらもやるのならこっちからの方が良いとは思います。

地方の舞台のモデルがフランスだからか、全体的にお洒落に仕上げようとしていることを感じました。代表格がお洋服や髪型をはじめとしたお着替え要素でしょう。後続作品に受け継がれる要素で実際お洒落だし楽しい、主人公を自分だけの主人公にすることができるというのが一番大きい魅力だと思います。普段のイベントだけでなくムービーにも反映されるのが嬉しい。ただ普段は等身がデフォルメ気味なのにムービーは高くなるの、わかってはいるんだけど笑っちゃうんですよね。
お洒落(ひいては都会、都)を描写するにあたって必要不可欠な田舎(鄙)を作る必要があるのですが、ポケモンは毎回その格差が割と顕著だよなと思っています。それがあまり現れていないのはアローラくらいではないでしょうか。島故にあまり格差がない感じ。

以下、ストーリーのネタバレを含みます。

キャラクターが出番を食い合っている感じはしました。
まず仲良し五人組に関してですが、ライバルではないサナとティエルノ・トロバの格差が激しい。仲良し五人組ってこんな感じだよね、と言われればそれまでなのですが。それにしたって後者二人ももう少しイベント用意してあげても良かったのではなかったかと思います。あとティエルノの手持ちにルンパッパとか入れてあげても良かったんじゃなかったかな。ねえ、ミラーボさん。
因みにカルムよりセレナの方が少しだけ大きいのが地味に好きポイント。

先輩トレーナーであるデクシオとジーナに至ってはSMの方が目立っているまであります。ジーナに振り回されぎみっぽいけど付き合っているデクシオな二人が割と好き。

カルネは「まあこの人はチャンピオンか最後のジムリーダーだろうな……」って思っていたので驚きはしませんでしたが、それにしたって絡みもう少し欲しかった感はあります。フレア団に乗り込むときとか。女優業が忙しかったのかもしれない。
四天王に特殊台詞が用意されているのが好きです。ドラセナさんとかね、全員分あるのかな? パメラはおめーぜってーフレア団だろって思ってます。
ジムリーダーはみんなジムリーダー以外に職業についているので、BWを少し思い出していました。あとコルネの優遇っぷり。チャンピオンや四天王を含めてバトル以外の職業をしていないのがガンピさんとドラセナさんだけなので、逆に珍しく感じる。個人的には「ジムリーダー(チャンピオン・四天王を含む)でジムリーダー以外のお仕事をしている人たちが複数いる作品は、ジムリーダーの中でも戦いに魅入られている人を強調している」と思っているんですが、XYと剣盾は特にそれが顕著だと思いました。

AZって名前で終わりがないことを表すのは正直好き。初見時にあまりの身長差で笑ってしまったけれど。ただこれも他キャラ同様、本編でもう少し辛みというか出番が欲しかったなと思います。ムービーで一気に説明はされるのですが、ラストバトルを飾るのがこの人なだけあって、もう少しこう、こう……ね?

システム面的なことを言えば、折角の新要素なのに御三家にメガシンカがなかったのは少し残念でした。貰っておいてなんですがまじで使わなかったので(手持ちの子にメガシンカできる子がいなかった)、もう少し既存の子ばかりではなく新ポケモンにくれても良かったのではないかと思います。わからん、私が見落としているだけかもしれない。でも御三家はあったとしてせめて殿堂入り前ストーリーでくれ。初代御三家よりそっちをくれ。
地味に感動したのが、全ポケモン固有モーションがあるっぽいことです。少なくともストーリーで出会った子たちにはあった。やはりこういうのはテンション上がっちゃうわ!

最終的な手持ちは マフォクシー / ギルガルド / アマルルガ / ヌメルゴン / オーロット / パンプジン でした。もうチャンピオンロードに入るから進化させたいとかいう理由で平日の夜に通信進化に応じてくれた友よ、ありがとう。おかげさまで今作も楽しくゴーストタイプを極められました。名前も勿論付けました。パンプジンに『 Boo! 』という名前を付けたのが個人的に自画自賛したくなるほどかわいかったです。ふふん。
あとはわかる人にはわかると思いますが、フレア団のもらいびヘルガーがつっっっっっらかったです。パメラは決定打持っていないヌメルゴンで押し切りました。よ~~~くやった、よ~~~しよしよし。
私の青春であるダイパリメイクが決まったので、それまでに第一世代か第二世代もやっておきたいところです。

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スマホアプリまとめ 感想2

 一つの記事にするほどでもないけど、クリアしたし良かったし、感想残しておきたいな~って作品がいくつか溜まったので、まとめて書きます。
 とりあえず番号振っておいて良かったって感じ。
 今回はパズルゲームです。ネタバレもあるようなないような。

今回の一覧
・『MONUMENT VALLEY』(Apple Storeはこちら。)
・『MONUMENT VALLEY2』(Apple Storeはこちら。)
・『Spuinik Eyes』(Apple Storeはこちら。)

『MONUMENT VALLEY』

 言わずと知れたスマホゲームの名作。ボリュームは少し少なめ。個人的にはこの作品を皮切りに、騙し絵的な視覚パズルが普及してきたように感じます。火付け役ってやつ?
 先ほども言った通り騙し絵のような視覚パズルなのですが、くるくるいじっていれば解ける難易度。難しくはないです。でも慣れないうちは戸惑ってしまうと思います、戸惑ってました。正解ではない動きでも、動かすことによって画面に何かしらの反応があるので、それを見るのも楽しい。あと動かしている時のSEが良い。
 キャラクター? 的には友達トーテムが好きです。あとは演出としては、最終面の得体の知れなさが好き。演出繋がりですが友達トーテムが海に沈むのは割とえげつないなと思ってしまった。けれど友達トーテムも主人公も、生まれ直しのお話なんですね。

『MONUMENT VALLEY2』

 上の続編です。続編と言ってもお話は続いていないし難易度的には寧ろこちらの方が低いので、こちらから始めるのもありだと思います。
 生まれ直しではないのですが、主人公親子が成長するお話。二人とも成長していき、二人で協力して、時には一人で、ステージをクリアしていきます。
 いやー本当に良い作品でした。見た目・ギミック・BGMどれをとってもいい作品でした。

『Spuinik Eyes』

 場所とコマの色合わせパズルゲーム。この手のゲーム、割と好きなので楽しかった。ステージ豊富だしやり直しがきくパズルゲームだし、移動中の暇つぶしとかに丁度いいと思います。
 日本語はありませんが本当に言語がいらないので何とかなると思います。何とかしました。あとどうでもいいけれどモノアイとか、割と性癖なんだなって気が付いてしまいましたね……。

 携帯を買い替えたので快適にゲームができるようになったし、新しいアプリもいれまくっています。るん! そしたらイヤホンジャック無くなっていて Bluetooth のイヤホンかヘッドホンを買う必要が出てきました。おすすめありましたら是非教えてください、これはアプリゲームの方も Bluetooth の方もどちらもかけています。

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FINAL FANTASY ⅩⅣ 新生エオルゼア 感想

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知り合いのオタクに誘われて始めたところ、見事にはまったのでとりあえず無事に新生を終わらせました。ウィンターセールでまとめ買いしたので漆黒までやります、何年かかるのかは知りません。やれることが多すぎるんじゃ! そうこうしていたら新しい拡張が来たんじゃ!

実は紅蓮時代にも一度別のオタクに誘われてフリートライアルで始めていたのですが、その時のジョブが多分肌に合っていなかったことやIDの慣れなさとかで放り投げていました。今はID専ら通話しながらやってもらってったりしているんですけれど、いやあこれが楽しいのなんの。多分これがなければまた投げていました。
あとID中に通話しているのに道に迷ってしまったことがあったのですが、パーティの通話していない別の方がわざわざ迎えにきてくれてあたたかさを感じました。他にもIDクリア時にパン屋さんFCの方々に花火やらなにやらで激励して貰ったりと。11の噂を聞いていたので(11は未プレイで終わりました)14も怖かったのですが、多分過剰に反応し過ぎていましたね。もっと早くに始めればよかったなあという気持ちと、デビューしてよかったなあという気持ちです。これからも通話よろしくな。

良く聞くじゃないですか、「一度クリアしたゲームがそこで終わってしまうのが辛い」ってお話。実際気持ちはわかるし、クリアした後の世界(自分の救った後の世界)が見れないのが寂しいって。ラスボス前データが残るのか撃破後データが残るのかでも違いますが、どちらにせよそこで世界が止まっちゃう感覚はなんとなくありますよね。NPCが同じ話題しか口にしなくなるとか。
けれど14はリアルタイムで更新が続くわけだから基本的にそれがない、細かいNPCまでは流石にそうはいかないけれど。メインだけでなく季節のイベントもあるのでNPCの言うことが違っていれば、他プレイヤーとの出会いが大量に転がっている。現代も更新が続く大手のMMORPGならではですよね。自分の救った世界がそこにあって、誰かが救った世界でもあって、救ったあとも何がおこるかわからなくて。極端な話、引退して出戻りしても、ちょっと旅行に行っていたくらいのテンションでFF14は迎え入れてくれる。だからこそ噂に聞く復興というコンテンツ(自分たちの手でストーリー関係なくリアルタイムに復興する、ってなかなかできない体験)もあって、皆さん夢中になるわけだろうし。いやそれでも若葉でまだ新生クリアしただけの私でもトンベリの不夜城っぷりはおかしいってわかるからな。
14は昔ながらのFFが好きな方にこそ、おすすめしたい作品だなって思いました。因みに自分は歴代まだ全部はやれていませんが、6最推しの456大好きな人間です。あ、人間です。

以下、FF14の新生エオルゼア部分のネタバレを含みます。

ストーリーとしては、クリスタル の ちからって すげー! ってなりました。いやでも基本的にFFはそうだな。
中盤のホワイト将軍かと思うレベルのお使いイベが怠かったのですが、まあ昔のRPGもこんなもんだよなと思いつつ……。多分お使いイベが辛く感じたのは、「IDやら蛮神コンテンツでレイド系の楽しさを知っているのに、一人でやらざるを得ない寂しさ」だと思います。特に町にいるとすぐ目の前を他の冒険者が走っていたりするので……。お使いイベとはいえ、大半は完璧なソロRPGなら個人的に全然平気な範疇でしたし。
蒼天から一気に面白くなる(からフリートライアルの人は是非蒼天までやって欲しいという声を見た)とは聞いていたのですが今でも十分面白かったので、今からどんなになるのかわくわくです。るん! そしたらはやく人格崩壊しているところが見たいとか言われた、どういうことやねん。

全体を通してですが、個別にキャラ感想を書けるところまではまだいけていないって感じなので、これからキャラ一人一人にもっと踏み込んで行けると良いなあ、と思います。後半サブクエ割とスルーしちゃっていたし、もしかしてそこにあったかな? キャラのことをより知れるサブクエが好きなので、多少時間取られるとはいえサブクエもやっていきたいです。でもサブクエ、それこそおつかいが多すぎて……。

●グランドカンパニーを中心として各都市について

どの国も復興の影に問題が付いて回ります。仕方のないことです。それぞれのやり方で五年間内政に専念をしてきました。時として強引な手も使ったでしょうし、非常な選択もしたでしょう。内輪揉めを蛮族や他国といった「今の自分たちでも勝つことが出来る(可能性が高い)」仮想敵で乗り切ってきて、しかし仮想敵に慣れ過ぎていて外どころか自分たちを見ることもままならなくなっていた。そこでもう一度ちゃんと外を見ることによって、それに伴って自分たちも鏡のように見つめ直した。そんな感じです。
これからどうなるかな。少しずつまた前に歩けていけると良いと思います。特にウルダハスタートだったこともあって、難民問題が辛かった。何とかならないかな、でも絶対そうは問屋が卸さないよなぁ~!

●暁の面々について

先程も書きましたがウルダハスタートだったこともあり、もう完全にサンクレッドが俺のヒロイン状態でした。ミンフィリアやタタルよりもヒロインしていたぞ、どういうことやねん。サンクレッドくんの方でも魔導アーマーくんと一緒にあんなふうにかっこよく助け出した私に惚れていないわけがないでしょう。ごめん調子乗った、好きに生きてくれ。女好きっぽい描写がありましたが、それが根っからの女好きなのかトラウマとか故に作っている女好きなのか、これからわかるかなあ。楽しみです。
キャラの中で辛うじて知っていたヤ・シュトラとイダ(ヤ・シュトラは何かと外伝とか露出が多い印象。イダは少しだけやったDFFOOで知っていました)がムービーでかっこよくて嬉しかったです。強くて良い女を活躍させてくれるゲームは良いゲームだってそれ一番言われているから。
パパリモとウリエンジェは捕まっているのを助けるイベントで「縄を解こう!」ってあったから先に縄を解こうとして戦闘不能になってしまい、やり直しの時に先に敵を倒したらクリアできてしまったことに笑いました。結局は”力”よ……。ウリエンジェは召喚士だとわかった時になんか可愛さを感じてしまった。いやマジで今作召喚獣が可愛いからそれを使役しているってだけで可愛いんですよ。パパリモはイダとなんだかんだでとっても仲良しなのがとってもかわいいです。恋愛感情がない男女バディからしか得られない栄養というものがこの世にはある、この後にこの二人に恋愛感情あることが判明したらそれはそれで別の栄養を得るのでモーマンタイです。
アルフィノは妹ちゃんがいつ合流するのかなって思っていたら合流しないまま新生が終わりました。いうて好きです。何というか、勿論本人が凄い優秀なことは勿論なのですが、偉大な祖父を尊敬してそれに続こうと必死に長たろうとしている、優秀さと努力さを感じさせるところが好きです。蒼天でやばいって聞いたので早く見に行きたい。
あとアルフィノの決めポーズが地味に好きです。人差し指立てているやつ。

●帝国について

6最推しの時点でなんとなくわかるでしょうが、もう帝国の下りと魔導アーマーが出てきた時には興奮しっぱなしでした。置き去りにするときや乗り捨てる時に嫌過ぎて、喚きながらコントローラー握りしめて必死にシドを説得していました。ムービー中だから無駄なんだよなあ……。帝国と聞くとやはり、2.6.12を特に思い浮かべます。クリアしているの6だけや。

全体的に人間味のあるキャラクターたちでした。『鋼の錬金術師』で欲を願いだという好きなシーンがあるのですが、それを思い出しました。欲があるからこそ彼らの人間味が強くて、欲があるからこそ彼らの願いが見えて、って感じ。
リウィアは俺のノラクシアを殺したので許せなかったのですが、死ぬ間際のアレは許せないなりに良い女だとは思ってしまったので……。シドも含めて帝国の面々は欲に忠実なのだと感じました。研究欲とか承認欲とか愛欲とか。そういう欲。願いの欲。
シドで思い出したのですが、正体判明する前から「絶対こいつがシドだ!」ってなっていて案の定そうだったのですが、フードを取って髪型が判明した時に「シドの髪型をしていない!」ってなった自分と何それってなっている自分が居ました。いや、マジでシドの髪型って何?

ところで新生終わっているのに未だにLBの打ち方ちゃんとわかっていないってやばくないですか? いやちゃうねん、How to でちゃんと教えてくれないんだもん……何のためのHow to ……。あとまだ打つタイミングが分からないのと、打たなくても何とかなるIDの範疇だからってのもあります。先輩ヒカセンたちつっよいことつっよいこと。いつもありがとうございます。蒼天クリアまでにはLBマスターしたいです。Gaiaで道に迷っているメスラいたら多分私です、よろしくお願いします。

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『落下の王国』が性癖に刺さったというお話

12月8日、地上波で『落下の王国』という作品が流れました。円盤の配給会社が倒産したとかで円盤中古価格がやばいことになっている作品です。
Twitterのダイマ祭りで初めて知ったのですが、いや映像美!(粗品さん風) って感じでしたので、その日ぎりぎり休みだったことと自宅の録画機が死んでいることもあり、リアタイしてきました。んもー、好きになっちゃいましたね……。
同じく今年初めて見て惚れた『AKIRA』のような「キメなくちゃ……!」という感じではないのですが、『落下の王国』は心の柔い部分に深く刺さって抜けなくなる感じ。全体的に「優しいのに残酷」といったお話でした。硝子細工みたいな。

以下『落下の王国』のネタバレあり。

ロイは多分、映画界に戻っていないと思いました。というより自殺を試みることを止めなくて、そのうち成功してしまうんじゃないかな。
映画の上映会シーンでロイが戸惑ったような様子のシーンがあるのですが、そこがロイがいるはずのシーンでいないから戸惑ったのか、ロイがいないはずだったのにいたから戸惑ったのか、それがわかりませんでした。人間を見分けるのが苦手なんじゃ……。
後者なら何も問題はありません、ロイは映画界に戻ります。例え生涯映画作品一作しか出れなくても絶望することなく、アレクサンドリアとの思い出を糧に挑戦し続けると思います。
問題なのは前者。ロイはアレクサンドリアとの思い出を、特に最後に見せた笑顔を、胸に、成功するその日まで自殺を続けていくのだと思います。

でもアレクサンドリアにとってはロイは生き続ける。ここが少女の瞳から見た世界の優しさと残酷さをうまく表しているな、と思いました。
落下=ロイなんですよ。アレクサンドリアにとっては。落下がロイを表す記号なんです、ロイと自分を表す記号なんです。

そもそも二人の出会いからして落下でした。二人して入院理由は落下だし、アレクサンドリアが手紙を落としたから始まった交流だし、アレクサンドリアはロイが巡らせた策に落ちたし。
基本的に作中内でも「落ちる」という記号は比較的マイナスなイメージで使われています。特に終盤、アレクサンドリアがロイのためにモルヒネを取ろうとして落ちた後のシーンなんて言わずもがなですね。
この一件でロイは自分がアレクサンドリアに与えた影響というものを改めて感じて、それを酒で逃げたくなる程度には最初は道具だった筈のアレクサンドリアに情を抱いていて。こんなんオタクが好きなやつやん! ってなりました。オタク特有の主語のでかさを許してください。

ロイが語る物語の登場人物たちもそうです。ダーウィン(+おさるさん)は落とされて死ぬし、ルイジは崩れ落ちて足掻きながら死ぬし、霊者は歯を落として(落とされて)死ぬし、オッタ・ベンガはアレクサンドリアを落とされるものから守って死ぬし、インド人(これが名前なんかいってつっこみました)は綱を切り落として死ぬ。
自暴自棄のように俺の物語だ(=俺はどうせこんな人間なんだ)ってどんどん仲間たちを殺していくロイが、山賊でさえも水に落として殺そうとするのを、アレクサンドリアが泣き叫んで止めます。「二人の物語よ!」と、ロイがアレクサンドリアに影響を与えていたように、ロイもまたアレクサンドリアに影響を与えられていたということに気が付かされるわけです。

ここから作中物語の「落ちる」意味合いが少し変わってきます。山賊がペンダントを自発的に「落とす」のです。惚れた女との決別をもって、娘と歩む未来を選択して。マイナスイメージではなくプラスイメージの記号として使われるわけです。そんなの、好きに決まっているんだよな……。
ところがあくまでそれは作中物語だけのお話です。現実はロイとアレクサンドリアは離れ離れになるし、実際にロイが前を向けた可能性は低いです。それでもアレクサンドリアという少女の中で、ロイ・ウォーカーという臆病な青年は生き続けるんだろうなって。ロイ・ウォーカーは実際に歩き続けたのか、続けられなかったのか(今気が付いたけど皮肉な苗字だな)。本当のところは本人しか知らないし、アレクサンドリアは真実を追求することはなく歩き続けたと思い続けるのでしょう。
やるせないせつなさというか、そんな感じのものが胸の柔い部分に刺さって抜けないお話でした。映像美で見始めたのに普通にお話が好きになっちゃった。

それではこんな好きしか言っていない感想を読んでくださり、「ありがとう、ありがとう、ありがとう!」

ポケットモンスター ホワイト2 感想

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剣盾の熱でそのままやっていない過去作に手を出しました。1はブラックをやったので、じゃあ2はホワイト~、というノリでホワイトにしたら伝説被っちゃった。そういうこともあります。
今作はDS作品最後のポケモン本編になります。エメラルドやプラチナのようなマイナーチェンジ版ではなく、本当にBWの続編としてのBW2なんだなってプレイしていて思いました。ポケモン好きな知り合いが「ポケモンBWは2までやって欲しい」とよく言うのですが、理由が分かった。BWに手を出したらBW2までやった方が楽しめます。
ついでに言うと最後のDS作品だということは、最後のドット絵ポケモン本編作品でもあるということです。ドット絵好きとしては悲しいものがある。

●以下、ネタバレあり。

残酷な物語だと思いました。これ、ポケモンやるたびに言ってんな。
今作はなにが残酷かって「この世界の主人公は貴方ではないよ」ということを世界から突き付けられることです。夢を持って旅に出た主人公は常に前作主人公に重ねられていろんな人たちから見られます、モブすらも重ねてきます。今作主人公を今作主人公として捉えてくれるのは、主人公母とライバルのヒュウくんとその家族、それからポケウッドの人たちくらいです、アクロマもかな。だからBW2主人公がポケウッド大成功している二次創作多いのかなあ、なんて思ったりもした。

本当に苦しいんですよ。博士もジムリーダーも四天王もチャンピオンも敵もNも、全員主人公を通してその後ろにいる人を見ている。主人公のことを全然見てくれない。味方ネームドキャラも敵ネームドキャラも、そこら辺にいる一般トレーナーとか街のモブキャラも、今作主人公を見ていない。こちとらうきうきで旅に心を躍らせながら希望と夢を胸にホームタウン飛び出してきた十代の若者やぞ、俺を見ろ。
アララギ博士、OPで凄い「あなただけの」って言ってくるなあ。と思っていたのですが。後でそのことを思い出して更に辛くなった。私(主人公)だけの物語なのに、私(主人公)は見てもらえない。

ポケウッドも本当の自分を見てくれないということでは同じかもしれませんが、全然意味が違う。主人公本人の才能を見出してスカウトしてくれて主人公本人の演技を評価してくるのだから、メタ的に新要素なのだとしてもそれを抜きにして、主人公が求めているのはこの場所なのではないだろうかと思ってしまう。

それからライバルのヒュウくんは中盤まで「元プラズマ団でもどうせ一度は悪人だったのだから悪人」みたいに決めつけているのですが、これも前作主人公を重ねられている今作主人公の図にそっくりで凄く辛かった。ヒュウくんは主人公をずっと見てくれてはいますが、だからこそ逆にそれが苦しくて。ヒュウくんがその考えを辞めた時は嬉しくなった、もう今作主人公はお前と添い遂げる覚悟。家族という外堀から埋めて逃げ場無くしてやるから覚悟しな。
楽しいんだけど辛かった、そんな作品でした。いやまあその辛さが楽しい、みたいなところあるから、ね!(?)

それから思ったのは、2年でこんなにジムリーダー代替わりするんだなってことですね。いうて三人か? プラズマ団の抗争などで時間の経過はわかるのですがここでも感じて、たった2年されど2年だものなあ、と思って少ししんみり。
他世代にはなりますが、ポプラなどの「長年ジムリーダーを務めているキャラ」の凄さを改めて感じました。

手持ちは ダイゲンキ / ドレディア / ランクルス / ゾロアーク / ギギギアル / ゴルーグ になりました。前作でゴルーグ以外のゴーストタイプは使ったので。手持ちでわかる人にはわかると思いますが、一番苦労したのはアーティ戦でした。しかも虫タイプとしてではなく草タイプとして苦労しました。
どうでもいいですが旅パには名前を付けるタイプなので進化系の種族名が分からなかったりします。お前、ランクルスっていうのか……。
それにしても剣盾・SMの後の育成はなかなか……疲れるわね!

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ポケットモンスター ホワイト2 感想

サモンナイト 感想

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長年積んでいたDS版をやっとクリアしました、いや冷静に本当長いこと積んでいた……4種ED全部見ました。

近年(といってももう少し前の気もするが)のネット小説で何かと主流な所謂「なろう系」や「俺TUEEE系」に分類できる異世界転生(召喚だけど)もののはしりの作品ともいえるサモンナイトシリーズ。2以降の作品にそれぞれ何かと凄いファンがいるイメージがあって初代はあまり聞かない印象がありましたが、一切手を付けたことのないシリーズだったので是非初代からやりたいなと思い初代から手を付けました。PS版にあったボイスやOPがカットされていると後で知って少し泣いた。

以下ネタバレを含みます。

普通に面白かったのですが、仲間が加入時以降一部を除いて出番少なくなっちゃうのはユニットが多いSRPGあるあるなんだな、と再確認しました。いうて夜パートとマップ探索パートあってそこで会話できるからそこまででもない方なのかな。外伝加入仲間とかほぼほぼストーリーには出てこない印象でした。外伝だからって言われてしまえばそこまでなのだけれども。改めてFE風花雪月が革命的であったことと、それ故の道徳点0点ぶりも再確認しました。
恋愛要素が強いって噂を聞いていたので「そうでもなくない?」って思ったらそれも2からのようです? それはそれとして今作でもパートナーとは結構そういう雰囲気にさせることができます。百合ちっくにもできる、ワーイ!

でも私はバノッサとカノンが好きになったので(パートナーも好き)、私が求めていたエンディングは魔王エンドだということになってしまった……いうてバノッサ生き残ることもあって割とそこまで絶望感無いと思うのですが。どうなのでしょう。口調のせいもあってちょっと魔王が可愛く見えちゃっていたんですよね。
バノッサ戦前のエドスとのやりとりやバノッサの背景を見て好きになっちゃったので……俺はお前に、生きて欲しい…………。

戦闘面は主人公を兎に角ATK一点特化で強化させました、極振りは正義って女神異聞録ペルソナで知ったんだ俺は。
くそ強くなって笑ってしまいました、ゴリラか? 召喚と魔法ほぼ使わなかったぞ……。個人的にですが主人公の初期装備がペーパーナイフなのが何か好きでした、程よく現実味がある。
後半加入キャラは運用が難しいですね、他のSRPGでも思っているけれど。

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サモンナイト 感想