令和にもなって初めて『AKIRA』をみたって話

2022/2/20 「●鉄雄が見ていた幻覚について」の項目を付け足しました。

2020年現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に猛威を振るっています。日本もその例に漏れず、緊急事態宣言や外出自粛といったことが日常になっています。それに伴って様々な業界が、家の中でも楽しめる娯楽の提供や無料体験に力を入れておられます。

まあ真面目な前置きはここら辺にしておいて、そういう状況下で期間限定配信をしていた大友克洋監督の映画『AKIRA』を令和の世にもなって初めてみたところ、見事に虜になってしまったので、今更ながらいろいろ考察とか感想とか書きたいっていうお話です。
有名な作品ですし名作ですし、割といろんなところで言われているかもしれませんが、好きなものは好きなので書きたいと思います。まだ片手で収まるくらいしか見ていないので、改めて見た時に気が付いたことがあったらもしかしたら増えるかもしれません。
原作もいつか揃えたい。電子書籍に抵抗が未だにあるんですよねぇ……。
余談ですが原作のネタバレをできれば踏みたくないという気持ちから、感想・考察サイトめぐりはしていません。登場人物の名前を確かめるためにWikipediaのAKIRAページの映画版の項目だけ参照しました。

因みに事前知識は例のバイクシーンが良く色んなアニメなどでパロディされているなってことしか知りませんでした。「さんをつけろよデコ助野郎」の元ネタだということも知りませんでした。初めて見た時、あ、元ネタこれなんだぁ!? ってなっちゃった。そのレベルです。

以下、映画版『AKIRA』のネタバレをがっつりしています。

●金田と鉄雄の関係性

ホモソーシャルにおける関係性を表すものって、何があるでしょうか。
例えば友人。例えば親子。例えば兄弟。例えば師弟。言い方はいろいろあるけれど、ぱっと思い浮かぶのはこの辺りではないかと思います。
これら全てを、金田と鉄雄は二人で補っていました。

彼らの出会いは養護施設でした。鉄雄がおもちゃをいじめっこに取り上げられて泣いていたところにおもちゃを取り返してきてくれた金田がやってきて、二人の交流が始まります。この際に金田も「自分もあいつらにいじめられたことがある」という旨の発言をしています。

つまり何が言いたいのかと言うと、金田は最初から「自分がいじめられていた時に助けてくれる人はいなかった」→「鉄雄の味方になることができるのは自分しかいない」+「同様に自分の味方になってくれるのは鉄雄しかいない」だし、鉄雄は最初から「自分がいじめられた時に施設の大人は守ってくれなかった」→「自分にとっての味方は金田しかいない」+「同様に自分が味方になれるのは金田しかいない」なわけです。

二人はホモソーシャルにおける全ての関係性を自分たちで補う選択肢しかなかったわけです。ファーストコンタクトのせいで力関係が「金田>鉄雄」気味なのは否めませんが、それでも金田は鉄雄をちゃんと尊重していたことが作中で分かります。(詳しくは別の項目にて)
友と友、父と息子、兄と弟、師匠と弟子、他にもいろいろ。これら全てを、二人は無意識のうちにそれぞれで補いました。
愛憎が入り混じろうとも、他に人がいなかったのです。文字通り互いが唯一の存在でした。

逆に言えば、そんな自分たちにできないヘテロソーシャルの関係性を金田と鉄雄の二人は外部で補っていたと思います。ケイやカオリ、あと作中に出てきた金田のグループの取り巻きみたいな女の子たちがこれにあたります。
念のために断っておきますが、これはヘテロ差別やホモ差別ではなく、彼ら個人の性自認や性的指向の問題です。

ただここで、ケイもカオリも、金田と鉄雄の「唯一」にはなれないということが問題として存在します。
どんなに金田がケイに一目惚れをした事実があっても、どんなに鉄雄がカオリを好きでいても、深層心理のレベルの話で二人は「代わりはいる」と認識してしまいます。
カオリはわかりやすいですね。力が制御できなくなった鉄雄に殺されています。「殺したくない!」と叫んでいますがカオリと同じ状況だった金田との間にラグがあったことを考えると、この時点で無意識のうちに鉄雄は金田>カオリという構図を取っていたと考えられます。
というのも、事前にカオリは鉄雄を自分の知っている鉄雄ではなくなってしまったこともあって拒否してしまっています。無理のないことなんだけど、その後にやってくる金田は鉄雄のことを拒否しないから余計に無意識のうちに二人の違いが鉄雄の中で生まれてしまっている。タイミングが悪かったんだなあ。
ケイはちょっと説明が難しいんですけど、鉄雄が生きている時の金田にとってのケイって、「竜が唯一のケイ」なんですよ。鉄雄が生きていた時は金田も「鉄雄が唯一の金田」なので、逆に互いを唯一にしない前提があるからこそ惹かれていたところはあるのかもしれない。そしてその「唯一」を失ったもの同士で寄り添って生きていくEDに繋がる。

●鉄雄にとっての金田

鉄雄が金田に対して卑屈な思いを抱いていたのは、まあ否定できません。劣等感とかネガティヴ・コンプレックスとか、そこらへんの鬱屈とした負な感情。
でもそれって「社会」ができたから生まれた感情であって、多分養護施設に居たころの二人きりだった時にはなかった感情だと思われます。比べる対象や比べる人がそもそもいなかったんだから。(「社会」については次の項目でも)
養護施設に居たころも多少の見栄はあったと思います。でもそれは、弟が兄に対してかっこいいところを見せたい、みたいな。そんな珍しくはない可愛らしいものであったと思います。そういや金田と鉄雄の年齢どうなってんだ? 同い年かな。同い年だとしたら、それはあまりにも運命的で残酷ですね。

鉄雄はこの負の感情を消化したくて、金田に自分を認める(=頼る)ように作中で迫る。ところが金田はこの負の感情もひっくるめて鉄雄だと思っているし鉄雄のことをとっくに認めているので、鉄雄が自分に何を求めてきているのかがわからない。このね~、このすれ違いがね~、辛い…………。

鉄雄が作中で明確に金田に助けてと求めているシーンって、病室で夢から目覚める際の時と終盤での一連の流れの二つだと思っています。
病院で夢から目覚める時、この時まだ鉄雄はAKIRAの力を制御できていませんでした。夢の中で幼い日の鉄雄と金田が遊んでいて、鉄雄が何かに飲み込まれてしまう夢を見て金田に助けを求めながら目が覚める鉄雄。この夢からわかることって、
①鉄雄の幼少期には基本的に金田がずっと傍にいて、金田以外はそうではない存在であったこと。
②鉄雄にとって金田は常に笑いかけてくれる=慈しみを与えてくれている存在だと(恐らく無意識に)認識しているということ。
③同時に鉄雄にとって金田が「自分が彼に助けを求めれば」答えてくれる存在であったこと。
の三つだと思います。だからこそ力を手に入れた鉄雄が「今度は自分が金田を守ることができる番だ」になるんですけど、その金田が鉄雄に守ってと言わないものだからどうすればいいのかわからなくて、金田のピンチを作り上げる状況へ持って行ってしまって、そして力に飲み込まれてしまう。終盤はもう説明不要ッ! って感じ。見ている俺も飲み込まれてしまうよ……。

●鉄雄を否定しない金田

作中で鉄雄は変化します。変化、進化、変容。まあどんな言葉を使っても大丈夫なのですが、変わる前の鉄雄を知る人たちからは何かしらのリアクションを取られます。

例えば山形。バーで再会した鉄雄にどうしたんだよと詰め寄ります。
例えば甲斐。同じくバーで再会した鉄雄に怯えます。後退ります。
例えばカオリ。オリンピックスタジアムにいる鉄雄の元まで行きますが、変わり果てた右腕や鉄雄自身に恐怖を示します。

ところが金田はリアクションがありません。
鉄雄に怯えを示すことも後退ることもありません。どうしちまったんだよと言うこともありません。
金田にとっては、鉄雄は鉄雄なんです。どんなに変わろうとも進化しようとも、例え肉の塊になろうとも。もはやアガペーに近いよ、アガペーなのかな。

鉄雄が一度施設を抜け出した際に、金田やカオリと再会するシーンがあります。山形・甲斐もいました。
頭痛が酷くなりドクターたちの手によって鉄雄は「回収」されてしまうのですが、その前のやりとりはこんな感じ。

カオリを傷付けたクラウン(敵対不良グループ)を殺すと言って殴り続ける鉄雄、止める金田。それに逆上する鉄雄

鉄雄に頭痛発生。近寄ろうとする金田に「近寄るな」と鉄雄が言ったので、金田は足を止める。

尚も頭痛に苦しむ鉄雄。一定距離を保って見守る金田と、心配して近寄る甲斐とカオリ。

ドクターたちが鉄雄を回収。金田が黒服たちに襲い掛かろうとするが鉄雄はそのまま連れ去られてしまう。

といった感じ。

ここでポイントなのは、金田は鉄雄に拒否をされて足を止めたのではなく、「今は近寄って欲しくない」という鉄雄の意志を尊重して足を止めた、ということです。
対して甲斐とカオリは鉄雄に近寄ります。これは鉄雄を尊重していないとかではなく、鉄雄を心配してのことです。ただ、その時の鉄雄が求めていたのは心配じゃなくて尊重だった。

金田は多分、鉄雄が「今日は俺が”兄”役をやりたい」みたいなことを言えば、それを受け入れることが出来ます。というか養護施設に居たころはやっていたかもしれない。
ところが養護施設時代と違うのは、彼らにグループという「社会」があるということです。
金田が鉄雄を”兄”役と認めても、山形や甲斐を始めとしたグループのメンバーが認めないことでしょう。金田は組織のボスとしてのカリスマ性がありすぎた。
ヤンキー社会での上下関係というのは単純な力のみで構成されるわけではありません。力だけだったら一匹狼やはぐれものも当てはまるしね。
単純に喧嘩が強い・力が強いといったことに加えて、面倒見が良いことやカリスマ性といったものが組織のボスには求められます。そして金田にはそれが備わっていた、備わってしまっていた。

●「感情制御」の象徴としてのバイク

尾崎豊さんの『15の夜』に「盗んだバイクで走り出す 行き先も解らぬまま」とあるように、バイクというのは思春期のもやもや~ぐるぐる~とした、どうしよもない行き場のない感情を象徴するものという見方ができます。

そんなバイク、しかもとびきりピーキーなものを金田は乗りこなしているんですね。一見お調子者で感情のままに生きているように見える金田は、実際のところ騒動に巻き込まれてもうまいこと自分の感情を制御して生き残ることができています。
逆にバイクを乗りこなせていない(序盤のバイクシーンで一度止まってしまう上に事故に遭う)鉄雄は、一見大人しくて感情制御ができていそうにも見えますが、実際のところは本編を見てわかる通りに自分の感情がうまいこと管理できていません。
そんなバイクに乗っている序盤のバイクシーンで金田と鉄雄は基本的に互いの名前を呼び合っているのだから、二人の無意識のうちの想いとか、この後の展開とか考えて俺は苦しくなるよ……。

バイクと言えばもう一つ。鉄雄は金田のバイクを求めていますが、ある時を境に興味を無くしています。そのある時というのが、バーのマスターと山形を殺した時。
顔の知らない誰かを殺す次の段階、自分の日常に居た人たちを殺した段階に至った時に、鉄雄の感情制御が「できない」方向に振り切ってしまった。振り切ってしまったならもう「感情制御」の象徴は必要ないですよね、制御することを止めたんだから。

●「AKIRA」

「AKIRA」(ここでいう「AKIRA」はアキラくんのことではなく作中で披露されていた超能力的な力のことを指しています)って結局何だったのだろうって考えて、「それぞれの願望や本質を表す力」だったのかな、って考えで落ち着きました。

作中で明確に力を使っているのは、鉄雄とナンバーズの3人。ケイはあくまでナンバーズを手伝っていたとのことなので、作中ではまだ目覚めてはいなかったのかなって思っています。あと一ヶ所だけ、金田の力なのか鉄雄の力なのか判断が付かないシーンがあったのであとで考察します。

鉄雄の力について。
鉄雄は作中でいろんな力に目覚めるのですが、一番使用している力はやはり破壊の力だと思います。他者や物体を破壊する力。人間も物体もぺっちゃんこのぐっちゃぐちゃにできる代物。圧倒的な暴力というものは力の象徴としてわかりやすいかわりに、気が付かないうちに使用者を孤独にします。
ただ、その力を鉄雄は金田”本人”には向けたことがないんですよね。死ね死ね言うくせに。金田の周りを破壊したり金田に向けて何かを落としたりはしますが、本人に力を向けたことはない。この矛盾が鉄雄本人も気が付いていない一番の本音だと感じました。

最後に、一ヶ所、金田の力なのか鉄雄の力なのか判別がつかないシーンが個人的にありました。それがSOL投下時に金田とその周囲を膜みたいな力で守られていたシーン。その後に降り注ぐ鉄筋に当たらない金田のシーンもあるのですが、あれは完璧にナンバーズの方の力ですね。
SOLのあれが金田の力だったら、金田の本質はやはり「守りたい」ことであるということになりますし、鉄雄の力だったら、鉄雄はやっぱり金田を「殺す」ことではなく「認めて欲しい」ことが本心ということになります。おほほすれ違いよるわい、地獄か?

●鉄雄が見ていた幻覚について

鉄雄が見ていた幻覚は、おもちゃです。クマ、ウサギ、車のおもちゃです。これらは固定されており、そして恐らく、ナンバーズたちを表しているのだと思います。

クマ=一見かわいいぬいぐるみに見えるが、最初に会った時に攻撃を喰らったタカシ
ウサギ=唯一の女の子であるキヨコ
車=常に浮遊するカプセルで移動するマサル

です。

で、なぜ彼らが鉄雄の幻覚に登場するときにそう置き換わっているのかといいますと、「鉄雄の精神年齢の幻覚では、ナンバーズの力(AKIRA)がそう見える」からです。
鉄雄にとっての金田との思い出の品の一つに、おもちゃがあります。金田がいじめっ子から取り返してくれたヒーローのおもちゃ。そして、取り返してきてくれた金田はまさしく鉄雄にとってのヒーローでした。

鉄雄にとって世界構築や人間を俯瞰してみる上で、置き換えられる可能範囲がおそらくおもちゃだったのだと思います。おままごとで配役指名するように、人形遊びの役割を割り振るやり方が、鉄雄には一番やりやすかったのです。
幻覚自体は、ナンバーズが鉄雄に見せていたものではなく(ナンバーズの病室登場シーン的にもそう判断できます)、鉄雄が力をうまく使えずにうなされてみていたものです。

恐らく、物語終盤の金田が見ると別のように見えるのだと思います。例えば、珈琲 / 紅茶 / 酒、みたいな。

結局のところ、幻覚が見えた見えない・どんな幻覚であった、にしろ,金田が力に目覚めた場合、なんだかんだで使いこなせます。
で、金田はそれを、鉄雄を守る方面で使います。
鉄雄はそれが嬉しいけれど、同時に悔しくて。能力に目覚めるのが金田であっても、二人には悲劇が待ち受けていそうだなあ、と思いました。互いが互いを想い合って大切にしあっているのに、難しいね。

●生命賛歌・宇宙誕生

作中で炎(爆発)と血の描写が多いなあとは初めて見た時から思ってはいたのですが、見終わってから生命賛歌を表しているのだと思い至りました。

血はもう言わずもがな生と死の象徴であるので今更説明はしません。
炎は、不死鳥が誕生するように、コノハナサクヤ姫の火中出産のように、生と死の両面を併せ持った象徴です。生命の誕生という生命賛歌にはこの上ない存在、扱いを間違えれば死ぬだけというお話。

ただ、炎というものは罪の象徴でもあるんですよね。プロメテウス。罪と成長の証。金田と鉄雄は成長したし、成長してしまったし、罪を受けました。
神話的要素つながりだけど鉄雄の肉塊化にはオイディプスコンプレックスとそれに伴う罰が下されたってのもありそう。

とりあえず思ったことを書き散らしました。深読みしすぎかなという反面、この作品は深読みを許してくれる作品だという気持ち。

また見た時に気が付いたり思いついたことがあったり、原作を読んで理解が深まったらどんどん書いていきます。追記した時はここに書いておきます。

2022/2/20 「●鉄雄が見ていた幻覚について」の項目を付け足しました。

AKIRA 感想 

Isoland 感想

Switchでやりました。Nintendo Storeはこちら

『ミスターパンプキンの不思議な旅』の雰囲気が好きだったので購入したら同じ会社でした。好きだけど前作といい今作といい「いや……この謎解きは無理があるやろ……」というのがたま~にあるのは何とかなりませんかね。気合か、気合しかないのか。

がっつりクトゥルフ神話要素があって、ゲーム自体がCoCやっている感覚。登場NPCもSANCに失敗して発狂を引いている人が多い。
EDは二種類(1週目と2周目で違う)あって、2周目の方は「門の創造」あたりをがっつり使っています。

2と3が出ているのは知っているので、キャンペーンシナリオちっく。まんまCoCって感じ。嫌いじゃない。そのうちやろうと思います。
灯台の赤い箱だけ未解決で終わらせてしまいました、ヒントわからなくて……。何だったんだろうあれ。

雰囲気が好きな人は買って損のないパズルゲームでした。値段もお安いしね。

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Isoland 感想

Gorogoa 感想

Switchでプレイしました。My Nintendo Store はこちら

美しい手書きイラストから造られたパズルADV。任天堂公式でよゐこのお二人がプレイしましたね、自分もそれで知ったのですけれど。
絵画のようなパズルをずらしたり重ねたりする感覚でプレイできるゲーム。クリア後にデモ版? もプレイできるのですが、結構中身違っていてびっくり。どちらも好き。

言葉で語られることは一切ないゲームなのですが造りが丁寧であることと散りばめられたモチーフからなんとなく考察ができます。というわけで、ここからは自分なりのGorogoaの考察をしたいと思います。

このゲームで一番印象的なモチーフはやはり『眼』だと思います。ゲームタイトルやゲーム序盤で現れる緑色の眼。魚のような鳳凰のような、そんな存在の眼。
一体この『Gorogoa』という存在は何なのでしょう。戦争や災害の象徴なのではないかな、となんとなく思っています。ゲーム内で主人公は少年・青年・老人の姿をいったりきたりしています。

ゲーム中に集めている五色の林檎の果実、のようなもの。供物としてGorogoaに捧げる集めるために作中で主人公が集めているのですが、実際にGorogoaが求めていたのは、供物そのものではなく供物を集める上での経験だったのかなあ、と思います。
Gorogoaが求めていたのは、知識・経験、言ってしまえば人生。主人公そのものが『供物』で主人公そのものが『Gorogoa』でもあったのかな、と感じました。
人身御供に近い。人身御供は日本だと水害のイメージが強いですが、インカやアステカなどでは太陽信仰の影響が強いんですってね。あの『眼』は正に太陽というに相応しいのではないでしょうか。

パズルゲームとしても考察の余地があるゲームとしても、良いゲームでした。わかんない、って場面が出てきてもぽちぽち頑張れば何かしらの手掛かりがつかめるし、良いゲームです。ストーリー展開的には後半の鳥肌の立ちが凄かった。よゐこさんのあの動画もゲームの良いところが伝わって核心には触れない、良い動画でした!

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Gorogoa 感想

レイトン教授と奇跡の仮面 感想

公式サイトはこちら

謎解きで有名なレイトンシリーズの3DS初作品です。3Dモデリングに対して個人的に違和感あったのですが、ゲーム開始前のソフト選択のところのジオラマ? みたいなのはとても好きでした。

レイトンシリーズ特有の「そうはならへんやろ……」「なっとる! やろがい!」シナリオは今作も続投。でもそれがレイトンなので嫌いじゃない。教授の過去が出てきたりレミさんの怪しさが点火してきたりと、シリーズの核心を突く作品だったなと思います。
因みにDS作品のレイトンシリーズは全てプレイ・クリア済みです。クリアした覚えがあるのに時間旅行と笛が手元にないのは謎です。なんでだっけな……。時間旅行→笛→箱→町という良くわからない順番でクリアしました。

●以下ネタバレありの感想

男たちのクソデカ感情の壮大なすれ違いの物語、という感じでした。ランドとヘンリーの二人が中心ですが、レイトンとダルストンもクソデカ感情持ってた。
仮面の紳士=ランドというのはまあストーリー的にそうだろうな、と割と序盤から思っていたのですが、過去編の前半でカリスマ性を感じさせて中盤辺りから傲慢性をうまい具合に透けさせて見せて、種明かしのところの傲慢ラッシュ。カリスマと独裁って紙一重なところがありますよね。

ただ、結局ランドもヘンリーも真っすぐで純粋だったのだなあと感じました。ランドはズタボロになって返ってきたところであの現実に直面してしまえばそりゃ悪い面鹿見ることができないように憑りつかれてしまうし、ヘンリーは言葉ではなく行動で示せばいいと考えていたようですが言葉にしなければわからないことだってあるしそもそも誤解されやすい人だったし、という感じ。EDの絵がかわいかったからなんでも良いよ。

今作で好きなキャラはダルストンとサーカスの女の子でした。ダルストン好きになるとは我ながら思っていなかったぜ全く。ツンデレ属性は少し苦手なのですが、彼はどちらかというと面倒見の良さの方が前に見えたのでSUKIになっちゃった。
レミさんがどーーーーみても怪しい雰囲気を出しまくっていたのですが、次作はレミさん中心な感じなのでしょうか。というか次作がレイトン本人としては最終作か。少し寂しい。

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レイトン教授と奇跡の仮面 感想

ポケットモンスター シールド 感想

公式サイトはこちら

Switchという家庭用・携帯用どちらにもなるゲームソフトで発売されたポケットモンスター本編の新作。家庭用ということは迫力のある演出が求められるし、携帯用ということはお手軽さが求められるし難しいところだと思うのですが、上手い具合にその両方を叶えられていて感動しました。

物語とかに触れる前に思ったのが、モデリングが凄い。主に人間たち。
会話をしている時などに、目線の動きとか口元の動きとかが設定されている。昔のようなドット絵も好きだしむしろ好むのはどちらかというとそちらなのですが、やっぱり綺麗な3Dモデリングもいろいろ考察出来て良いですねえ。

ストーリーは、全体を通して”成長”、また”世代交代”の話だと思いました。同じく成長する話である前作のサンムーンと違うのは、サンムーンも剣盾も主人公を含めた子供たちに対して通過儀礼が用意されているのですが、大人たちの対応が違う。
サンムーンの方では通過儀礼中に起きた騒動も通過儀礼の一種として大人が全力でサポートしながら子供たちに体験させる。
剣盾の方では通過儀礼は通過儀礼、騒動は騒動として、大人が全力で騒動に対応して子供たちは通過儀礼に専念させようとする。
どっちが良いとか悪いとかはありません、どちらも通過儀礼としての在り方の一つだと思います。

●以下ネタバレあり

非常に残酷な物語だと思いました。世代交代の話ではあるのですが、その交代した側はどうすればいいのかって話ですよね。
散々大人大人と言いましたが、ソニアやダンデたちだって恐らくまだ20代。正確に言えば大人になろうとしている人たちです。自分の在り方にもがき苦しんでいる人もいれば、自分が築き上げた土台が無くなって新しい土台を見つける人もいる。新しく人の土台を作るのを手伝う人もいる。理想と現実のギャップに苦しむ人もいる。ジムリーダーたちの考察できる要素が、随分と増えたと感じました。おかげでこっちは勝手に不深読みして勝手に苦しくなっているよ……。あと個人的には、ホップとビートの対比というか関係というかがすっごくキた。
また、チャンピオンという頂点を争い合うことを、ジムチャレンジということを非常に大衆向けにパフォーマンス化したことで、バトルを意識して”演じている”キャラが複数人います。今までのシリーズのジムリーダーは公務って感じでしたが、今作はパフォーマーですね。実質的な四天王戦もジムリーダーたちによるトーナメントですし。

世代交代は書くまでもないとは思いますが忘れるであろう未来の自分の為に書いておくと、
・ダンデ→主人公
・ソニア→ホップ
・ポプラ→ビート
・ネズ→マリィ
・ローズ→ダンデ
・マグノリア→ソニア
です。あと剣と盾の時間軸が分からないから明確には言えませんが、メロン→マクワも世代交代の一つですね。

●主人公

物語開始時点でダンデと面識がないので、ダンデがチャンピオンになって以降にハロンタウンに引っ越してきたのかなあ、と思います。ポップの幼馴染ではない、もしかしたら親同伴なしでハロンタウンから出るのも初めてだったのかも。同世代に対してのやりとりとしては序盤のホップが主人公に対して過保護が過ぎるように思えるんですよね。慣れていない土地だからと考えると納得いく。
しかしこうして振り返るとポケモン主人公って引っ越してきた設定の子が結構多い、プレイヤーが感情移入しやすいようにでしょうか。
移住してきた(可能性が高い)+チャンピオン・ダンデを打ち取った、と考えると元ネタ的に、アングロサクソンモチーフなのかな。

●ソニア

プレイ前の予想よりも割とおてんば娘さんでした、かわいい。お部屋も若いお嬢さん感出ていて、イマドキの女の子していると思います。死語かな。
偉大過ぎる祖母と、大きくなり過ぎた幼馴染と、二束草鞋をうまいこと履いている親友に、ずっと悩んでいる感じ。嫌いなわけではなく好きだからこそ悩んでしまう。
彼女の時間は彼女が昔したジムチャレンジの時から止まっていたのではないかと思います、彼女の止まった時間を再び動かす物語だと思いました。

ジムクリア後のご褒美アイテムをくれるのも彼女が多いのですが、親友のルリナを撃破したら「かたきうち」くれるの、面白かった。ごめんてぇ……。

ED後の騒動は正直仕方なかったですね。学会でいきなり一石どころかチェス盤そのものをひっくり返すような説が出てきて、それがしかも説得力がありそうとはいえ、新人学者のソニアであったから。マグノリア博士がもう少しフォローすればと思いつつ、それだと祖母の七光りと言われるし。何はともあれ丸く収まってよかった。

●ホップ

本編は主人公が成長する話で、クリア後はホップが成長する話でした。
もうね~~~こやつめがやばいんですよ……本当に……。前作のハウに通ずるところはあるんですが、ハウくんと違うところは、彼は主人公と同じ速さで成長してくれないということです。
主人公は置いておきますが、この世界のキャラクターって知名度的に当たり前っちゃ当たり前なのだけれど、まず最初のホップの認識が「チャンピオン・ダンデの弟」という認識なんですよね。OPでプレイヤーもライバルの一人であるホップより先にチャンピオン・ダンデを見ておりそのダンデをアニキと呼ぶことから、主人公は兎も角としてプレイヤーも無意識のうちにホップのことを「ダンデの弟」として見てしまうんですよね。本人も頻繁にダンデの弟であると言いますし。
けれどそこのビートという「嫌な奴ポジション」がホップの前に現れる。そしてホップに、主人公とかダンデとか抜きにした貴方自身を話せ、みたいに言われる。多分これ、ホップはほぼ初めていわれたんじゃないかな。少なくともストーリー内では、家族や本人ですらまずダンデをあげてからホップのことを話すので。ホップはビートに負けたわけですけども、ここから成長していく、というか、ここからやっと成長できるスタートラインに立った、という印象でした。
あと、最後の最後の戦いでバイウール―が自傷技をとうとう使わなくなったのも泣きそうになりましたね。答えを出すまでは本当にがむしゃらで悩んでいたのだな、と思いました。

ダンデとの兄弟関係ですが、少しねじれているな、と感じました。でもそれはお互いがお互いを思うこそからのねじれで、現実にも普通にあるねじれだと思います。兄が寮生活している兄弟って感じ、身内にいたなそういや。既視感これか。
例えばブラッシータウンで主人公が初めてダンデに会うシーン。「3cm伸びたか?」「流石だぞ!」みたいな会話がありますが、あれ正確に3cmなわけがないんですよ。というか、本当に3cmだったかなんて、ダンデにもホップにもわかるわけがないんです。だって人間の身長なんて1日の中でも朝と夜で変わるわけだし。
でもそんなの、どうだっていいんです。本人たちにとっては身長が伸びたことに気が付けたことと気が付いてくれたことが重要なんです。あの場面は「弟にかっこいいと思われたい兄」と「憧れの兄を立てたい弟」の場面です。
本来の、現在そこにいる相手よりもずれた相手をお互いに見ていて、そこがねじれているのだと思います。そのねじれを物語を通して解消していく、そのように感じました。

●ビート

先ほども言った通り、私はビートとホップの”関係性”にやられてしまいました。
ビートとホップは、本編中はビートが自分になくてホップにあるものを羨ましがり、クリア後はホップが自分に無くてビートにあるものを羨ましがる関係です。
そして、ビートにあってホップになかったものとは何か。バトルを”演じる”自分を作りだせるスイッチだと思います。ホップとビートの共通点としてパーティメンバーの入れ替えがあります。そしてホップはウールーを手持ちに戻すけれど、ビートはユニランやゴチムを手持ちには戻さない。クチートのことを考えると、この二匹は引退したポプラに預けているのかも。
フェアリータイプの新しいジムリーダーとして、70年もの間ジムリーダーを務めあげたポプラの後継者として、自分がどういう立場でどういう振る舞いをどういうバトルを大衆から求められているかを、彼は理解しています。そして、それを演じる覚悟があった。
余談ですが、ビートはホップの再起点になるのに、ホップはビートの再起点にならないところも好きです。この二人、程よい友人関係築けると思うんだよな。

あと思ったのは、ポプラを保護者として頼ることはあっても依存することは絶対にないだろうと感じます。
ローズに認識されていなかったことを、彼はローズからジムチャレンジの資格剥奪される前からわかっているんですよね。ローズが自分の大して都合の悪い振る舞いをすると、一度思考停止させてなかったことにしてから会話再会をする。そうしなければビートは生きてはいけなかったから、ビートの世界にはローズとローズの傍にいるオリーヴしかいなかったから。
でもそこから追い出されて、自分はローズが世界に居なくても生きていけることを知って、世界にはもっと人がいることを知って、だからこそ資格剥奪後のビートは他人に依存することはしない。
加えて言うとローズを恨んでいることも絶対にないです。資格剥奪の時もビートは「ローズの評価が下がること」を気にしているんですよね、自分はローズに選ばれた立場なのでその自分の一挙一動がローズの評価に通じていると思っているんです。
結局ポプラに拾われてビートは現実を知ります。けれど、確かにローズの世界にビートはいなかったしビートの世界にローズは不可欠だったわけではないけれど、ビートの自我が産声を上げるためにはローズと出会うことが必要だったので。その点に対するローズへの感謝はビートはポプラに拾われたからこそ忘れないし、だからこそポプラに対しても感謝こそすれど依存はしません。ポプラも望んでいないでしょう。
ビートにとってこの旅は、一人で生きていくために自分の脚で立つ自覚をする物語なのだと感じました。

●マリィ

いやぁ~ん、方言女子ぃ~♡

今作はライバルポジションのキャラが多いですね。その中で唯一の女の子であるマリィはヒロインも担っています。リーリエと違うのはやはりライバル兼ヒロインだということですね。
地元活性化させたいという願いの元ジムチャレンジをしている彼女は、結構勝気さんです。かわいい。個人的にはジムリーダー就任後も虎視眈々とチャンピオンの座を狙っているのが好きです、でもコスチュームちょっと過激だと思います嫌いじゃないけどな!

ホップやビートと違い劇的な成長をするというわけではありませんが、この旅で彼女が一番変わったのは”兄への見方”だと思います。兄の偉大さというか、してきた努力を改めて感じたというか。その兄の後を継ぐ決意を固める物語でもあったのかな、と思います。というより、外(ガラル)を知る物語だったのかな。
町1つ背負う覚悟って、相当ですよね。加えて今作はどうしてもダイマックスありきのバトルの試合があってジム収益を得て街の経済を成り立たせているところは感じるので。

それにしてもマクロコスモスに乗り込むときのマリィの応援パート可愛すぎるだろ、全てスクショに収めたが?

●ジムリーダー

正直二次創作で被害受け過ぎだと思いました。いや、二次創作やっている人、絶対結構な数原作やっていない人いるでしょ。解釈の違いだと言われればそれまでなんですけど、それにしたってとは思ってしまう。

特に被害を受け過ぎなのが、ルリナとキバナ。
ルリナは確かに負けず嫌いだけれども自分の負けは認めるしおしとやかなお姉さんだし、キバナはバトルに対しても知識を得ることに対しても真面目な人です。
余談ですが今作ネズ最推しです。権力に楯突く時に隣にいてくれるんやで? あんなんすき。手持ちに入れたタチフサグマの名前がクリップなんですけど、これ多分名前つけた時の私、クリップと安全ピンごちゃ混ぜになってたな……。

あと思ったのは、副業? というかジムリーダー以外の仕事も持っている人が今作は特に多いですね。ジムリーダー業務だけっぽいカブさんやキバナ(インフルエンサーだけどモデルとかはしていなさそう、スポンサーに頼まれたら流石にそれはするのかな)は、その分だけバトルに魅入られている感が強いですね。ジムリーダーとは少し違うけれどダンデも。

●ダンデ

非常に強欲な人だと感じました、本気でガラルのみんなを強くしたいし、強くした上でその全てに打ち勝ちたい。そしてそれが自分にはできると確信している、強欲だよ。いや君ならできるだろうけど。チャンピオン戦は何とか一発で勝てたけど、チャンピオン後のタワーで何回も負けました。ジャッジ機能解放できないんじゃないかと思って焦った。

チャンピオンの時は最後の一匹までダイマックスさせませんが、その後は普通にバトルの最中にダイマックス使うし、ダイマックス中に引っ込めることも普通に戦略の一つとしてします。パフォーマンスをする必要がなくなったから、搦め手とかも使えるように自分の中で解禁したのかな、と思います。チャンピオンが搦め手使ったら卑怯だってSNSとかで叩かれそうじゃない? 自分の中で勝手に封印していたのではないかと勝手に思っています。
あとチャンピオン戦のBGMね。掛け声含めてどちゃくそに規則正しいんですよ、軍隊かなってくらい。実際彼は自分自身に厳しいルールを課していてその上で勝者に立ち続けていているのだから、その表れのBGMなのだと思います。

●ローズ

彼を地下で追い詰めたところのセリフやムゲンダイナの形状・それから地方の元ネタ的に、聖ゲオルギウスの竜退治を元にしているのかな、と思いました。しかしそう考えるとローズはダンデを殉教者として殺すことも良しとしていたことになりますが、まあいくらチャンピオンのダンデといえど特別扱いしてガラルの平和を捨てるような真似(少なくともローズにとっては)はローズには選択肢としてまず存在しなかったと思います。

また、ビートのことは認識していなかったと思っています。そんな子もいたっけな、くらい。
ビートのジムチャレンジ権剥奪のところでビートのことを説明していますが、説明し過ぎているんです。そもそも事前でビートに話しかけられた時に覚えていないし。
あのシーンは他のシーンではしていないほどに理性的な説明口調、どちらかといえばオリーヴの口調です。だからあのシーンのビートの説明は、事前にビートのことをオリーヴがローズに説明していて、それをそのまま言っているシーンです。

悪い人では決してない。純粋過ぎた感じ。ただただ純粋にガラルのことを考えていた。『ガラルのこと』というでっかいことを考えていれば、そりゃ他のことが彼の頭の中に入る余地はないんだよな。
ビートに言ったことや言動などから、個人的には幼少期に虐待の経験があったか、或いは片親家族の可能性があるのではないかと思っています。実際どうなんだろ、神のみぞ知る。公式のみぞ知る。

●オリーヴ

め~っちゃ好み、かわいい。
彼女は自分のことをだめな子だと認識しており、”美しくて強い『女』”に進化したかったのだと思います。手持ちが、ユキメノコ・アマージョ・エンニュート・ミロカロス・ダストダスですが、うち三匹がメス個体しか存在しないポケモンです。全体的に進化前とは雰囲気ががらりと変わる子が多いし、まさしくイメチェンしたって感じの面子。
ダストダスに対してキョダイマックスさせるときに、祈るように縋るようにボールを抱きしめるところで落ちました。彼女にとってローズが神様だとすると、ダストダスは鏡なのだと思います。努力をしてきている彼女を一番映し出しているダストダス、努力してきている過程も結果も映し出しているダストダス。

クリア後ではローズの代わりに社会奉仕をしていますが、本当にローズのことを慕っていたんだなあ、という気持ちと、イメチェンに対して多少なりとも無理はしていたんだろうなあ、という気持ちになりました。好きだ……。

オリーヴのリーグカードないってマジ? キレそうだわ!!

今作の最終的な手持ちは、インテレオン・バイウール―・タチフサグマ・ドラパルト・デスバーン・サニゴーンでした。サニゴーンとポットデスでずーっと迷っていた。バイウール―はハンドルネーム的に外せませんでした。タチフサグマ? 最推しで察してください。
ポケモン熱が高まってぬいぐるみとか買ってしまっています。割と入れ替わりが激しいんですね、欲しいなって思ったのが既に生産終了とかあって辛い。

エクスパンションパスは今までのマイナーチェンジの代わりかなって思っています。完全商法よりかは個人的に好き。とりあえず来るまでは頑張ってキョダイマックスの子たちや色違いの子を捕まえられたらいいなと思います。

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ポケットモンスター シールド 感想

ひとたがやし 感想

関連作の、『ひとほろぼし』と『ひとりぼっち惑星』にも少し触れて話していきます。

それぞれのApple Storeはこちら。
ひとたがやし
ひとほろぼし
ひとりぼっち惑星

のんびりひとをたがやしながらほろぼしてのんびりメッセージをみたりおくったりしていました。ありがちだけどこういう世界観はやっぱり好きだなあ、て思います。
背景を知るには『ひとたがやし』だけプレイすればいいけれど、より理解を深めるために関連作はやるべきかなあ、と。
ゲーム的楽しさを求めるならば『ひとたがやし』が一番おすすめです。すぽっすぽって人を収穫します、割と普通に楽しいです。

『ひとほろぼし』は『ひとたがやし』を補完するためのアプリ、という印象を受けました。

『ひとりぼっち惑星』は匿名メッセージアプリが好きな人には刺さると思います、そんな感じで何回かTwitterでバズったの見たし。
自分が貰った手紙を読んだときに楽しい気持ちになったからと、送る時にも自然と相手に楽しい気持ちになって欲しいなあ、と丁寧な文章を打ちます。

好きな世界観なので、同じ作者さんの他のアプリもちまちまやっていこうと思います。ちまちまやるのに適したアプリが多い印象。雨の日にしか進められないやつとか。

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ひとたがやし ひとほろぼし ひとりぼっち惑星 感想

ルミナスアーク3-EYES- 感想

公式サイトはこちら

クリアレートを上げたくてのんびーりプレイして、一年に一回クリアくらいのペースで進めて3週しました。因みに1も2もクリア済み。

キャラ全員との個別EDがあるというすさまじいキャラゲーなのですが、SRPGとしての出来が良い。バランスが良い。
シリーズを通してキャラゲーだなあと思うのですが、それだけに自分の好きなキャラが性能面で不遇だと、特にSRPGに不慣れな人とかはそのキャラの使用を諦めなくてはなりません。1・2はキャラごとの性能さなどが酷いことが良く批判されますが、3ではそれが解消されたなあって3週しながらしみじみ思いました。最初多少使い勝手が悪くても、レベルアップで覚える術がバランスよく振り分けられている感じがします。

3とはなっていますが、やりこみ要素に前作キャラが少し出てくるくらいで3から全然始められるので、是非この作品からでも手に取って欲しいなって思う一作でした。キャラゲームとしてもSRPG作品としても勧められる。
あえて言うのなら、前作までをプレイしていたらニヤリとする場面があるくらい。今作をプレイしてルミナスアークシリーズが気になった人には1.2も手に取って欲しいかな、って感じです。ただシナリオライターが違うからな……1.2のシナリオは正直……って感じなので……。キャラは良いんですけどねえ。

※以下ネタバレ注意。

流石に3週もして覚えていないところや読み飛ばしているところが多いので、キャラ感想はED中心に話すのですが、主人公のレフィを好きになれるかどうかで作品に対する感想は変わるなあ、と思いました。
全員と個別ED迎えられる以上、全員が最終的にレフィのことが大好きになるので、それをどう受け止められることができるか、みたいな部分はあります。

シリーズを通して、A vs Bだと思っていたら最終的に第三勢力が真の敵、みたいな展開なんですけど、ストーリー内での説明や話の流れが3はしっかりしているので、第三勢力が出てきてもちゃんと納得がいく。1.2はあまりにも作中の事典みたいなのに丸投げし過ぎだった。
ゲーム考察する時に、「あ、このゲームは深読みするのを許してくれるな」とか、「このゲームは別に意味深なことがあっても深読みしなくてもいいやつだな」とか思うのですが、1.2は間違いなく後者、3は辛うじて前者に分類できるのかなって感じでした。EDによっては後者になるけど。

●レフィ

今作の主人公です。大食い設定なのはもしかしたら星の瞳として膨大なエネルギーを必要としていることだったのかなって今思いました。
世情を知らなかったレフィが次第に成長して人間味を帯びてきた後に、自分は人間ではないと知らされる。そこからまた成長しなくてはならない。
時折ムカつく場面もありましたが、等身大の男子高校生ってこんなもんだな、とも思いました。いやでも等身大の男子高校生でも花壇で寝るのはよろしくないな……。
選択肢にもよりますが、男のくせにとか女のくせにとか、そういう考えではなく○○は○○だからって考え方をするあたりが好感が持てました。

あとオルモルディやアーノギアとのエンドを迎えるにあたって必要だというのはわかりますが、リリに「フェリシアに殺されて良かった」とまで言わせるのはやりすぎかなあ、と思いました。いやオルモルディが一番好きだから和解が無くなったら困るっちゃ困るんだけど。

ゲーム的な性能としては、やはり覚醒後の育成が良いと思います。体感だけど恐らく伸び率も違う。覚醒後の方が使いやすくなるし。覚醒前は器用貧乏感が強い。
あとラピスで完全に魔法を捨てて物理寄りにしておくと威力も上がって頼もしくなるかなーって思います。

●グレン

正直ヒロインかと思った。いや、グレン死亡ルートでエルルがやっていたことを、生存ルートでグレンがやるのは、え、ひろい、え? ってなった。
一緒に育っていた存在が突然強い力を手に入れて、それまで自分が隣に居たと感じていても上に居たと感じていても、どうしたって羨ましさとか劣等感を抱いてしまうのは当然だと思うのでグレンがこのポジションなのはとても納得しました。やっぱり分かり合うには夕日の河原で殴り合うのが一番なんだよな(違う)。

本編はヒロイン感強めですが、EDは親友感が強いなって思いました。リリ似の少女とレフィ似の少年を優しい眼差しで見つめるグレンは、幼い頃も見守る人だったのかな、とか思ったり。
あとはレフィが「俺がじゃなくて、俺たちが……だろ?」って返したのが良かった。レフィにとってはずっと一緒に居た幼馴染だもんね。

ゲーム的な性能としては、物理アタッカーです。ただバランスで育てると魔力の方も捨てるほどではないので、育成方針で変わってくるのかな。

●ディーノ

BLゲームやっていたのかと思った、いやまじで男性キャラの中で一人だけ「ガチじゃん……」ってなる。
真剣な話をすると、主人という名の片割れの存在を失った男と、幼馴染にして初恋(恐らく)の相手という存在を失った男が、お互いだけが持っているものを感じ取って傍にいる感じが良かったです。決戦前会話で基本的に他のキャラは「生きて帰ろう」なところが、ディーノは「独りで逝かせやしない」なのが好きです。レフィの身体の現実がちゃんと見れている感じ、どうしてもこの時点で他のキャラは前向きな発言しかしないのは、現実逃避にも見えてしまう。
EDはもうあれはもう、「誰のせいだ?」「フフ……さあな……」のところで、あーもうこらできてますわって感じだった。告白シーン見てねえぞ! 見せろ!

ゲーム的な性能としては正直不遇な方だと思います。というのもこのゲーム、魔法は確定命中なので命中率が低い物理キャラは不遇になりやすい。その最たる例がディーノです。
個人的には状態異常付加ラピスを付けまくって通常攻撃でかき乱すトリッキーなキャラにしました。移動力が高いので、特攻としてうまく運用できれば……って感じ。

●ハイネ

2周目にED迎える程度には好きなキャラでした。ギャグ要因ですが、自分の役割をわかっているところが好き。ピエロを担っているのかもしれない。
vs神の瞳の時の「レフィくん……あれはどうやら、神様じゃなかったよ」の低音ボイスがとてもSUKIです。
EDもギャグちっくですが、ハイネ自身の夢を叶えているところと(他EDであまりにも叶えられていない気がする)、作中でも良く聞いた「ですよね~」で終わったりするところから、割と好きだったりします。

ゲーム的な性能としては、2周目から輝きました。というのも重装タイプなのでどうにももたもたしてしまうのですが、高い体力と耐久力、それから前線から外れていることがあって生き残りやすい。仲間の蘇生と、それから後半になれば攻撃力も上の方なのでやってきた敵たちを返り討ち。育成の余裕のない1周目では少し運用が難しかったですが、2周目以降ではレベルが1番高くなりました。
攻撃を受けやすいですがFPが溜まるし、魔法攻撃もHPが高いからあまり関係ないし、ラピスでHP回復付けておくと手番さえくれば回復するので要塞と化していました。

●ユウ

ユウくんのせいで4周目するかもしれない。ゾディアックカード回収しているのになぜかED再生ができない。詳しい方が居たらなぜなのか教えて欲しい。唯一EDがまだ見れていないキャラです。

シリーズ恒例のショタ枠で男の娘枠も担っている。生意気さが少しあるんだけど、ありすぎなくて良い塩梅の生意気さだなって思いました。行き過ぎた理由のない生意気キャラは割と苦手だったりする。

ゲーム的な性能としては、唯一補助技を覚えないキャラなので育成が少し大変かと思いきや、抜群の火力なのでそんなこともなかったです。割合ドレインも覚えるので割と攻撃も耐えてくれます。ずっと一軍だった。

●エルル

良い子なんだけど周りのインパクトが強すぎて印象が薄い感は拭えないなあ、と思いました。生き返ってからはリリが混ざっている感じがする。

EDは、医者ちゃうんかいって思わずなりました。この流れでナース服て……いやでもルミナスアークシリーズだしな……ともやもや。
ただ、「ただいま」「おかえり」の下りが好きなので割とお気に入りのEDです。個人的に挨拶を描写されるのが好きなんですよ。

ゲーム的な性能としては、回復役なのですが行動の遅さや範囲の狭さが相まって少し不遇。同じ水属性で行動が早いライラが蘇生技を覚えるのもあって私は育成を諦めました……。

●アシュレイ

3週目にED迎えようとして、その週でカード集めていなくて断念をしたキャラです。今作後半でデレるとはいえツンデレ系キャラ多い気がする。

可愛いもの好きのお姉さまキャラって定番ですが、やっぱり良いですよね。兄の死を引きずりつつ、ディーノとは違い前に歩けている。ディーノは個別ED迎えてもその場で留まっている感じ。
EDはチャイナドレスだと思いますが、正直エルルほど突っ込みはなかった。婚礼に行く綺麗な格好をしていた感の方が強くて。あとディーノが照れるの珍しくて、おいおいおいかわいいじゃねえかってなった。なんで私はアシュレイの項目でディーノの話をしているんだ?

ゲーム的な性能としては、切り込み隊長なのだけれど打たれ弱い感じ。上級者はアシュレイ使いやすいって話を耳にしましたが、私はそこまで……。好きなキャラだったので悔しい。

●イナルナ

ツンデレ王女様。
個人的には正直可もなく不可もなくなキャラでした。ストーリー上絡むことは多いのでキャラは薄くないしいい子ではあるし、ツンデレはそこまで好きじゃないけれどだんだん好きになっていったのですが……って感じ。
というのも多分個別EDを見た時に、それまでにまあ好きだなって思っていたイナルナが居なくなったからなんですよね。王位を継いで新生王国の女王になったのに、旧来規則をそういうものだから! と重視する。かと思えば自分が王位を継ぐって言った口でレフィを王にさせようとしていることを普通に言うし、ンンンンンってなりました。

ゲーム的な性能としてはもう補助役。AO加速を覚えてからが本番。通常攻撃が特殊なので補助に振り切ってしまって良いと思います、どう使えばいいかわからなくて3週目から使ったら割とよかった。魔力切れだけ注意。

●シオン

初期のころ何故かシオンの方が妹でサラの方を姉と勘違いしていました。何故だろう。

エルルと同じく良い子で、良い子だからこそ印象が薄かったです。EDは割と好きです。好きなんだけどなあ、正直特にいうことがない。

ゲーム的な性能としては最初は良いけれど次第に……って感じでした。高い移動力と攻撃も回復も使えることから1週目では使いやすいけれど、他のキャラも育ってきた2周目では器用貧乏感。

●サラ

ツンデレ三人衆の最後の砦、いうて心開いてからは割と素直だった。
vs神の瞳の時の口上が結構好きです。通常攻撃ボイスの「大っ嫌いだ!」が好きだったりします。
正直エルルよりもサラの方が医者していると思います。一番レフィの身体の問題をちゃんと描写しているEDだし。それでもスク水はどうかと思う。ゴスロリとかじゃだめだったのかな。

ゲーム的な性能としては、エルルに次ぐ回復役でりながら高い魔法攻撃もできる。物理にだけ注意って感じです。

●ライラ

3週目EDはこの人でした、良いヤンデレって感じのキャラでした。ちゃんと指輪用意している当たり、なかなかかわいい。
人間ではないからこそ人間らしいことに憧れていたのかな、という感じ。

ゲーム的な性能としては、ピーキーなキャラで高火力紙耐久。行動が早いし蘇生技覚えるしで育成して損はないと思います。HPMP回復ラピス付けたら半永久機関と化す。

●オルモルディ

1週目でEDを迎えました、かなり好きなキャラです。余談ですが女子キャラは黒髪と緑髪が好きになりやすいのですが、オルモルディは1人でどっちも担ってきて笑いました。
前世が聖女なだけあって、えっちだけど良い人です。人ではないけど。
EDも割と好きです。ギャグEDと見せかけて、フェリシアと星の瞳という人ではない存在が寄り添って人らしく生きていこうとしているのかな、と感じます。あとロストに対して思うところがそれぞれやはりあるのだろうな、とも。レフィがやれやれ系主人公みたい。

ゲーム的な性能としては、もうね~~~強いです。炎属性も魔法キャラなんですけど、移動力が高いのとドレイン魔法使えるので。通常攻撃が特殊なのが注意ですがファイアバレットを通常攻撃代わりにすれば割と問題ない。ユウと同じく、ずっと一軍でした。

●アーノギア

vs神の瞳の時に他のキャラが「神は別にいる!」みたいなことを言うの割ともやもやしていたのですが、アーノギア一切言わなかったのでそこが好きです。
個別EDはまさかのギャグ度高めで笑う。必殺仕事人かよ。で汚れ仕事引き受けるって言っているのに不殺はどうかと思う。

ゲーム的な性能としてはちょっとわからんです……。いや生存させられるの知らなくて2周目加入だったので他が育っていて運用が難しかった。

4週目がいつになるかは正直わからないですが、まあユウだけED見れていないのももやもやするし、またのんびりそのうちやると思います。
女キャラで一番のお気に入りがオルモルディ、男キャラで一番のお気に入りがハイネでした。
インフィニティは一応積んでいるのですが、いつやろうかな。ルミナスアークシリーズには思えないって声もよく聞くので、一応心の準備をしてからやろうと思います。

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ルミナスアーク3-EYES- 感想

FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

1週目の王国感想はこちら。 2周目の同盟感想はこちら。 3週目の帝国感想はこちら

※息をするようなネタバレ。

このルートも帝国ルートも、エーデルガルトと再会するところから始まり、レアを倒す終わり方をします。因果応報の文字が頭をよぎりました。どちらも根本にあるのは家族への想いってのは変わらないんですけどね。変わらないからこそか。

エーデルガルトとヒューベルトがいてもいなくても、クラス全体仲の良さみたいなのは変わらないのが、当人たちはそうは思わないかもだけど、二人はあくまでもクラスの中では次期皇帝とかその従者とか関係なくてただのクラスの一員であったんだな、という感じがして好きです。人によっては皮肉に映るだろうけれども。
個人的にはベルナデッタがこのルートではひきこもりを続けていたのに、エーデルガルト撃破後に外に出たのに笑ってしまったけれど、ベルナデッタを変えるのはどちらのルートでもエーデルガルトなんかなあ、とも言えるのかなと思いました。

教会としては、恐らく初めてレア(というかセイロス)の手を離れたこととなるので、これを機に在り方が変わっていくのかなと思いました。というか俺は変えていくからな。

●主人公

このルートでは明確に頂点に君臨している主人公。君臨しているというか、させられているというか。教会ルートと帝国ルートの真意や意義は正反対なのに根本的なところはそっくりというのが本当……皮肉……うまいことできているぜ……。
笑顔でノリ突っ込みする場面なんかもあって。考えてみればソティスとの初対面の時もおちゃらけた選択肢があったり、元から顔に出ないだけで結構ノリのいい性格なのかなと思います。

教会ペアエンドはシャミアとにしました。なんか気が付いたら出来上がっていた恋人達って感じだった、何なら戦時中にやることやってそう。でも告白とかはしていなさそう。それにしてもシャミアが頼れる王妃過ぎて笑ってしまった。暗殺などを主流としていて陰にいることを徹していた彼女が、王になった自分の隣に立ってくれているってだけでもう愛おしさがやばい。

●レア

正直な話をすると苦手。なんだろう、気持ちも行動理由もわかるし共感しないでもないのだけれど、どうしても苦手と感じてしまった。多分、レアの存在や行動であまりにもフォドラの歴史や他のキャラに被害がありすぎているのに、本人はそれを認識できないから責められる理由がわからない、って感じがするところが苦手なのだと思います。レアのそういうところが好きな方には申し訳ないけれど。

どのルートでも結局彼女は全てを語らない。教会でも同盟でも、それぞれで語ってそれぞれで語らない部分があるんですよね。どっちも説明しきれていないし。
個人的には同盟ルートで救出後、クロードにいろいろ尋ねられた時にはぐらかそうとする際に声色が変わる瞬間が「ああ、この人はずっとこうやって生きてきたんだな」と感じて何とも言えなくなって涙しました。セテスとも一時期離れていたっぽいし、レアが心から信用していて何もかも打ち明けることができる存在はいないのだろうなあ。ソティスも人の子を慈しんでいるから、仮にレアの目論見通りに復活させられたとしても、レアの所業を聞いたら激怒なんてレベルじゃないだろうからレアは話さないだろうし。
風花雪月の途中でエコーズをやっていたこともあって、シリーズでも良く使用されるテーマである、長い時を生きた竜族の狂気を表しているキャラであるとも言えるのかな、と感じました。彼女は長く生き過ぎたのだと思います。長い間独りだった代償なのだと思います。長く母親以外のものを見なかった代償なのだと思います。

帝国ルートではセイロスの名を戻しますが、同時にレアが持っていた理性も切り捨てた感じ。最終戦でツィリルやカトリーヌが死んでいくことに対してレアが何も言わないのが、ああもう何もかも見えなくなったんだな、と感じて苦しかった。
あと名前繋がりですが、セイロスやレア以外にも多分名前あるのだろうな。歴代の大司教は多分歴代全員が、名前変えて補佐役やら枢機卿やらと協力していろいろと誤魔化してきたセイロスなんだろうと思います。

●マヌエラ

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

自分の脚で立っていたい、という彼女が非常に魅力的でした。セイロス教を信仰している上でこの発言は好きって感情しか浮かばなくなってしまう。マヌエラのことがとても好きになった支援会話がエーデルガルトとの支援会話なので、もうなんか全プレイヤー見て欲しい。
歌姫の彼女も医者の彼女も教師の彼女も、全て彼女の努力で手に入れたもので、そしてそのことを彼女は理解しています。誇りにしています。しかしこう書くと才色兼備にもほどがあるな。
心の支えに女神を置いているのは確かだけれども、何よりも輝いているのはマヌエラ本人。だからこそ生徒たちとの支援会話は最初から慕われているものが多いのかな、と感じました。
あと結婚できないネタが正直不思議すぎる、片付けできないことを差し引いてもおつりが余裕で来る良い女なんだが? それはそれとして片付けできないのも好き。相手に対しても自分に対しても理想が高いところはあるかもしれない。

支援会話の内容から、幼少期に中央教会を訪れていることと若いうちから歌姫をしていた(することを周りが許容していた)ことを考えると、中流階級か或いは家が没落した元上流階級あたりの出身なのかなと思います。貴族嫌いは歌姫時代から来ていそう。フレンとの支援会話で汚いこともした、という彼女ですが、それでも自力で立ち続けた強い女。支援者がいなくパトロンも自力で捕まえたという事実を考えると、没落貴族の可能性の方が高そうかなあ。

ペアエンドは、同盟は独身、帝国はドロテア、教会はセテスとでした。独身エンドで学校を開くマヌエラが素敵で、アッて声が出てしまった。敵対した王国ルートを見る限り、教育者として一本芯がある感じ。ドロテアを拾ったあたりから教師としての道を考え始めていたのかな。
セテスとの支援会話は、純粋な恋をする女をしているマヌエラがかわいかったです。歌姫時代のパトロンとの駆け引きとかではなく、そういうのを抜きにした純粋な恋。大人の恋ではあるけれど。すぐに結婚しない辺りがセテスらしいなと思いました、あいつ絶対傍離れられるまで自分の気持ちに気が付かなかったパターン。マヌエラは姿が変わらないセテスのことを不思議がりそうだけれども、セテスから打ち明けるまで深堀しないで話してくれるのを待っていそう。薄く微笑みながらおばあちゃんになってしまったわ、ていうマヌエラをセテスは笑みを深くしていつまでも美しいままさって言うんだ、俺は知っているんだ……(幻覚)。
独身にしろセテスとのペアエンドにしろ、学校を自分で開いています。直前に大きな戦争があったことを考慮すると戦争孤児を引き取ってそのまま学校を開いている感じだと思われる、ドロテアという孤児を拾い上げたのも彼女だし慈しみに溢れるキャラだとつくづく感じます。苗字のカザグランダはスペイン語などで「大きな家」という意味なので(西語だとカサグランダって読むけれど、多分伊語や葡語あたりではカザグランダ読みだと思われる)、彼女は沢山の子供たちにとっての帰れる場所になる道を選んだのだと思います。そう考えるとドロテアもマヌエラの生き方にだいぶ影響与えているな。

●ハンネマン

同盟・帝国・教会を一緒に過ごしました。

個人的に、亡くなった大切な兄弟がいる(あるいは亡くすキャラ)が刺さってしまうので、もう好きだった……。それまで多少の疑問は抱えつつも設備が整っていることなどから紋章の研究をしたい自分の欲を優先して帝国に留まっていたハンネマンが、妹の死で速攻それらを全て捨ててしまうのがもう好き。帝国の中でも結構な上流階級っぽいので、もしかしたら妹以外にも本来は兄弟姉妹がいたけれど、無事に大きくなったのは自分たち二人だけだったということもあるかもしれない。
純粋に妹を想う優しい兄が、その妹の死を無意味じゃないものにさせたい一心から紋章の力を無くす研究を始めて、たとえそれが周りの人間に自分を誤解されることであっても研究に没頭している。そんな人でした。

一週目の王国ルートの時に「アランデル公怪しすぎるだろ……」と思っていたのを、二週目から合流したハンネマンが「アランデル公が怪しいと思うが、どうかね?」みたいなこと言ってきて「わ、わかる~~~~!!!!」ってなり、もう信用しかなかった。

ペアエンドは、同盟はリシテア、帝国はエーデルガルト、教会は独身でした。生徒と見事にくっつきおって(人のことを言えない)。
マヌエラとくっつけたいなーと頑張った時もあるのですが、このゲーム基本戦闘出陣するのは生徒中心になるし、生徒以外同士でくっつけるの結構きつくないですか?

●セテス

今作の子安さん枠。最初は正直「どうせ敵やろ!」と思っていたのですが、レアの方が怪しすぎて相対的に「味方ちゃうやろうか……」ってなるのが早すぎた。なんなら教員生活一月目くらいで既に味方認識してしまった。
このルートでは狂言回しを担っていた彼。
身内に甘い人なんだな、と感じました。身内があまりにも残っていなさすぎるからっていうのはあるかもしれない。寄り添い身内を守る希少種みたいな。
フレンに対するのは言わずもがなだけど、レアに対しても。禁忌に手を染めたレアを許したり。帝国ルートで初めて敵対する時に、「レアを裏切ったな! 悲しませたな!」みたいな台詞なんですよね。いつもの彼ならばあそこは、「教会に仇名すなど!」みたいなことを言ったりだとか、レア呼びではなく大司教と呼ぶべき場面なんですよ。1部の時点で「レア」と「大司教」を使い分けていて、フレンのことを除けば公私混同しない彼が、多分唯一公私混同しているのがここだと思います。

ペアエンドは、王国だとフレン、同盟だとヒルダ、教会だとマヌエラとでした。
フレン独身エンドを見る限り、基本的に最終的には表舞台を離れてフレンと過ごすのかなと思います。あとイングリットとの支援会話で「私のイングリット」って言っていて五度見くらいしてしまった。

●フレン

今作のマム枠かと思いきや少し違った。
ソティスの眷属の娘、といういわば第二世代みたいな存在なので、ソティスに直に会ったことはない可能性があると思います。レアより年上なのか年下なのかがいまいちわかってない、年上の姪も普通にありえますからね。ただ、その場合セスリーンの紋章がセスリーン発祥なのが少し腑に落ちない。
平和を愛する子なのですがセテス同様身内に甘い節はあるのかなと思います。禁忌に手を染めているレアに理解を示すけど、多分身内じゃなかったら許していないと思う。

それから思ったことは、フレン、聖廟で寝てますね、恐らくですが。作中でキャラに、フレンがどこで寝ているかわからないと言及されていることで1周目から気にはなっていたんだけど、聖廟で確定でいいのではないかと思います。多分遺体安置目的ではなく、定期的に長期的睡眠を必要としていそうなフレンが安心して休めるために聖廟が作られたんじゃないかな。ついでに天帝の剣も保管しとけ! みたいな。リンハルトのことも考えると、聖セスリーンの紋章はそういう副作用があるのかも。
ストーリーでセテフレが「お兄さまがこんなこと言ったの!」「冗談だと言っただろう!」みたいな会話するところがあって、そこのセテスの焦り具合が、生徒の前でお茶目な一面を暴露されたにしたってそこまで焦る? って1周目から違和感感じていたけど、あれは多分、冗談を生徒の前で話されたことに焦っているのではなく、フレンが出会ってまだ日が浅い主人公に、自分の寝床(ひいては自分の秘密)のヒントに近いことを言ったから、それに焦っているんだな、と。

ペアエンドは、王国はセテス、同盟は独身エンド、教会も独身エンドでした。つまり全部セテスとのペアエンドなんだよ(?)。

●ツィリル

同盟・教会を一緒に過ごしました。

戦争孤児になった後ゴネリル家の使用人になり、そしてそこをレアに拾われた彼ですが、正直彼の真面目さとツィリル-ヒルダの支援会話を見る限り、ホルスト卿に悪い扱いはされていなかったと思うんですよね。レアの従者でもゴネリル家の使用人でもパルミラ人のくせにと陰口をたたく人はいるから、故郷に思い入れがないのならばゴネリル家の使用人でいるほうが彼にとって幸せだった気がしないでもない。

恐らく自分に対して他の人と変わらない扱いをしてくれたレアに対して恩義を感じているのだと思います。ただな~、教育環境整えてもらったとかそういうわけでもないからな~。正直レアに対してあそこまで進行する理由がわからない。ゴネリル家の使用人という立場と扱い変わるか? って考えたら首をかしげてしまう。レアが他の種族に対して無意識の差別をしていないとは考えづらいし。ただそれすらもツィリルは承知の上な気もする、カトリーヌよりもレア信仰が深いので。まとめて言うと、誰かに盲目的になるキャラは個人的に好きなんだけど、その盲目的になる理由が理解できないからキャラに対しても理解できないって感じでした。

ペアエンドは、同盟はシャミア、教会は独身でした。
クロードとは違い、どのペアエンドでもパルミラには戻らずフォドラから出ることはしない。パルミラ人の価値観に対して思うところがあったからレアの傍にいたけれども、教会独身エンドで普通にレアの傍を離れようとしたあたり、レアとの間に何かあったのではないかと思います。最終戦前の会話とか考えると自発的にレアの傍を離れるとは思いにくいので。彼にとっては教会とか女神さまとかは、レアが大切にしているものだから大切なのであって、優先順位はまずレアなので。

●カトリーヌ

教会を一緒に過ごしました。

カトリーヌはスカウト全然しなかったんですけど、その理由がロナート卿の下りで教会・カトリーヌに不信感持っちゃったからなんですよね……。

ただ、敵対する帝国ルートを見て、思っていたよりも理性の人だなと感じました。ツィリルと共にレアに盲目的な印象だったのですが、最後レアの命令で街に火を付けるのをカトリーヌは躊躇う、ツィリルは躊躇わない。教会の方でも生徒を見ていてやれと主人公に言ってくるし。レアのために自分を捨てることを選んだけど、レアのために市民や仲間を捨てることを選ぶのは本当はしたくないキャラ、と感じました。
レアの騎士ではあるけれど血は貰っていなさそうなあたり(助けられた時も介抱されただけで血は貰っていなさそうだし)、割と可哀そうな立場なのかなと感じました。多分反応的に、英雄の遺産の真実とかそういった重要なことは一切知らされていないと思う。

教会ペアエンドはアロイスとでした。カトリーヌが幼少期に培ったであろう審美眼や教養の高さを感じた。元はお嬢様だものねえ。

●アロイス

帝国・教会を一緒に過ごしました。
いや、言い訳させて。王国ルートで影薄くてスカウト忘れていた。同盟ルートは親代わりになってくれるっていうからてっきりセテスみたいに強制加入だと思っていた。

どう考えたってジェラルトや主人公は怪しいしそのことを一番傍で感じているのに、それを受け止めた上で傍に居てくれるのは、おいたん……ってなってしまう。
妻子持ちなこともあってペアエンドは結婚する系のものではないけれど、愛妻家なところを感じて良い。あくまで自分や生徒たちを見守ってくれる保護者なんだと感じました。あまり支援会話見れてないから今度ちゃんと回収するね。

ペアエンドは、帝国は独身、教会はカトリーヌでした。独身エンドでルミール村に移住して村を支えてくれるのが好き。それにしても権力争いとかのどろどろとは無縁の人の性格をしている人なのに、良く団長を務められたなと思います。剣の腕とジェラルトの弟子ということがあるにしろ、出生を気にしている人とかいたと思うんですよね。枢機卿の面々は割とそんな感じが多い気がする。

●シャミア

全ルート一緒に過ごしました。一目ぼれしてしまって気が付いたらスカウトしていました……。

男主人公だと過去の相棒が過去の恋人でもあると明確にわかる描写があって悔しかったです(?)。
カトリーヌとの支援会話の話になりますが、二人とも過去の相棒は異性でかつ先立たれているのが共通点なんですね。だからこそお互いまた手に入れられた相棒を失わないためにも、結婚って話が出てきたのかなあ、て感じがする。あいつとも結婚していたらどうなっていたかな、とお互いに思いながら会話していそうだな、と感じました。相棒と恋仲は別だけど、兼ねても良いし。相棒兼恋人ならば隣に居て良い理由が増えるしな! みたいな考えはあると思う。

傭兵だから、と様々なことを割り切っている彼女ですが、元相棒が死んだ時に一回心が死んだのかな、と感じました。「なんで相棒は死んだのに私は生きているんだろう」みたいな。それをレアに拾われるようにしてセイロス騎士団に雇われて、いろんな人との触れ合いの中で少しずつ生き返ったのかな、と。
初対面でなんか「どこかで会ったことあるか?」みたいなまどマギみたいなことを言ってくる彼女ですが、主人公を元相棒に重ねていたか、レアの密命でジェラルト及び主人公の動向を探っていた過去があるかのどちらかだと思います。いやレアがジェラルトの心臓持ち逃げを黙ってみているとはとても思えないし、何かしらの手は絶対に打ってる。密偵が得意な人間を探していたらシャミアを拾った、というのは可能性が高いと思います。

あと思ったのはポジション的にはシャミアがジョルジュでカトリーヌがアストリアなお助けポジションだと思うんですけど、二人とも普通に頼れるし成長率良いしで困っちゃう。使いまくってしまう。頼れまくってしまう。

ペアエンドは、王国は独身、同盟はツィリル、帝国は独身、教会は主人公とでした。

追加キャラが魅力的なのでアビスもやろうとは思っているのですが、積みゲー沢山あるので後回しにしてしまっている……。あとサイドストーリーと言っておきながら結構物語の核心の話をしていると聞いたので、少し思うところができてしまった……。まあでもISだし、なあ……。

アビス感想がいつになるかわからないので以前少し書いた各クラスの頭いいキャラの話をここで書いてしまおうと思います。
前提として各クラスには2人ずつ、所謂頭のいいキャラ設定が付与されているキャラがいて、それぞれ
赤:ヒューベルト、リンハルト
青:シルヴァン、アネット
黄:クロード、リシテア
だと思ってます。
例えばこの人たちに小難しい方程式を見せた時に、過程すっとばして一目で答えわかるのがリンハルト・シルヴァン、最短の公式展開で答えにたどり着くのがヒューベルト・クロード・リシテア、少し余分な公式展開させるけど答えにたどり着くアネット。
そこから更に、他人(仲良し設定)に過程を尋ねられて、説明できるのがシルヴァン、できないのがリンハルト。というより説明を他人のために言語化できないのがリンハルト。ヒューベルトは「これこれこうだからこの式を使うのですよ…ククク…そこの代入間違っていますよ…」って感じで、クロードは「例えばこの式を使ったらどうなる? そう、その展開で正解。だが、少し惜しいところがあるな、どこだと思う?」みたいな感じ。リシテアは「実践あるのみです! とりあえず説明聞く前に解きましょう! はい、これ!」って感じで山のようなドリルを渡してくる。アネットは説明できる努力家タイプ。
この全員はみんな頭が良いキャラなんですが、みんな方向性が違うのが良いなと思いました。今作本当にキャラ造詣がやばいなと思った要素でした。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 教会編

スマホアプリまとめ 感想1

一つの記事にするほどでもないけど、クリアしたし良かったし、感想残しておきたいな~って作品がいくつか溜まったので、まとめて書きます。
とりあえず1って番号振っておいたけど、まあそのうちまたまとめるかも的な発想。
今回はフリーゲームです。

今回の一覧
・『笑わない少女と異形のサーカス』(Apple Storeはこちら。)
・『CHERA 闇に咲く一輪の花』(Apple Storeはこちら。)
・『ツイステッドワンダーランド』(公式サイトはこちら。)(割と序盤までしか進めていない)

『笑わない少女と異形のサーカス』

クリッカー+放置ゲーム。実はアプリ配信直後辺りでDLしたのですが、クリッカーが合わないのかだいぶ放置してしまっていた。

異形頭が好きなのでキャラデザが兎に角刺さること刺さること。紙芝居を見ているような感じでかわいいです。個人的にはアンジェレッタとオスカーとMr.マッシュが好き。写真集めは完全に運なので気長にやるのが良いと思います。
小説版出ているらしいのでそちらも読んでみたいです。小説版『歪みの国のアリス』の書いた人と同じっぽい? ので。実はそちらは小説は読んだけどゲームはやったことないので、いつかやりたい。

『CHERA 闇に咲く一輪の花』

クリッカー+放置ゲーム。上の作品の続編ですが、前日譚にあたるゲームです。システム面的に前作と違うのは徘徊という行動が増えていることです。多分徘徊で稼ぐのが1番楽しいと思う。

個人的には話の内容的にはこちらが好きです。徘徊での会話のおかげでキャラのことがより知れるようになっている。
オッドマンが少しずつ変わっていく過程が見られます。シェラの存在は大きいですが、それ以外にもオッドマン自身が友達や知り合いを作って彼らにも支えられたのだろうな、と。そうでなきゃエンディングで姉弟頼ったりしないし。そもそも自発的に作るようになったのは間違いなくシェラの影響だけど。
前作に出ていたアンジェレッタとダイゴなのかな?ってキャラがいるけど真相は分からず。ビリーは間違いなく本人。同年代っぽかったのが意外でした。前作でてっきりオッドマンよりだいぶ年下なのかと思ってた。

『ツイステッドワンダーランド』

入れるだけ入れてリセマラどうするかなーって放置していたら、後輩から好みの男の画像を見せられて見事に落ちました。ちなみにトレイ・クローバーでした。

とりあえずプロローグまで終わらせました。そうこうしていたら試験が始まってしまった……。今のところの感想だけれども、夢にも腐にも優しい仕様って感じ。
ディズニーに限らずヴィランズって魅力的ですよね。そんならヴィランズを目指す見習いたちの成長を見守る感じ。フック船長とかの関連キャラはまだ出ていないので、これから増えるのかな。携帯君がぽんこつで、3話ほど読んだら落ちてしまうのでなかなか進められない……。

個人的にはちょっとごつめのキャラとかでピート関連出て欲しいなって思うんですけど、ピートがヴィランズなのはあくまで俳優としてだから、微妙なラインかな……。

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FIRE EMBLEM 風花雪月 感想 帝国編

1週目の王国感想はこちら。 2周目の同盟感想はこちら。 4週目の教会感想はこちら

息をするように全ルートネタバレしています。

男主人公で3週目帝国、4週目教会をやりました(分岐前でセーブ分けた)。
余談ですが学生の鷲獅子戦くらいに、アップデートでイエリッツァ追加が来て、メルセデスをスカウトするか否かすっっっっっごく迷ったのですが、みんなの死を平等に背負うために(?)今回はスカウトをしない方向を貫きました。あと今回、生徒の教会ルートの感想も書くので、ちょっと長くなるかもです。

アドラステア帝国は非常に歴史のある国です。それ故に長い歴史の中で、本来表裏一体である光と闇が、次第に分け隔てられてしまった。歴史の中で生み出された澱みは闇に押し付けられて、そしてそれには帝国と長い付き合いであるセイロス教が関わっている。遅かれ早かれ、セイロス教とアドラステア帝国は袂を分かつことになったと思います。

一見アドラステア帝国とセイロス聖教会の対立ですが、真実はもう一勢力。帝国を傀儡とし古くから教会と対立していた”闇に蠢くもの”が絡んできます。帝国のみならず王国・同盟にも少しずつ浸食をしている勢力です。
女神の眷属よりも先にこの地に住んでいた先住民である彼らは、人道的かどうかはさておいて非常に高い技術力を有しており、加えてもし教会に迫害されていなければまだ人に友好的だった可能性もあり、この勢力によってフォドラ大陸は発展したと思われます。あと教会(というかセテスは知らなかったぽいので、レアの独断だと思われる)は迫害するだけ迫害して、技術とかは利用しているので、グレー中のグレーよ。

それと、先ほども言った通り帝国は光と闇に分かれており、その1つが貧富の差だと思うのですが、このクラスには平民ポジションの子がいません。青学級にはアッシュ、黄学級にはレオニーと、あと家の事情を考えるとラファエルもそのポジションだと言えます。
けれど赤学級そのポジションの子がいません。唯一の平民出身であるドロテアも、大陸一の歌劇団にいた歌姫です。平民ポジションとは言い難いでしょう。
あと加えて言うのなら、ディミトリ-アッシュ、クロード-ラファエルはB支援で終わりますが、エーデルガルト-ドロテアはペアエンドがあります。これも多分意図的なものだと思います。

他には、セテス-ベルナデッタ支援やリンハルト・ハンネマンの誰かしらとの支援で判明することですが(流石に細かいところは忘れた)、同じ紋章を持つ人は類似点があることが研究で発見されているようです。
・レア-エーデルガルト (セイロス)
・セテス-フェルディナント (キッホル)
・ハンネマン-ベルナデッタ (インデッハ)
・フレン-リンハルト (セスリーン)
というように、(ハンネマンは士官学校の先生であって教会の人間というわけではありませんが)、教会と帝国でそれぞれ同じ紋章を持つ者が綺麗に分かれています。類似点も見事にある、皮肉なほどに似ている人たちもいる。類似点は今回、該当するキャラクターの項で話します。

●主人公

主人公はとりあえず帝国の印象のみ書きます。
このルートの主人公は頂点に君臨するエーデルガルトを”支える者”って感じでした。あくまでも頂点にいるのはエーデルガルト。

序盤はどのルートでも共通で「笑わないこと」など、無表情でることを強調されている主人公。ジェラルトが主人公が笑ったことに驚いたり、王国ルートなどでもディミトリが主人公が笑ったときに、もっかいもっかい! するシーンがありますが、このルートの主人公の笑顔で一番印象的だったのは、なんといっても聖廟でエーデルガルト側につくことを決めた時にエーデルガルトに向けての微笑みでした。思わず「お前、笑っとるやんけ~~~~~!!」って声に出してしまった。それくらい心に残る笑みでした。「この子に自分の笑みを見せたら安心してくれる」という考えを主人公が自発的に持った、というのが個人的にきたのかもしれない。

ところで明確には言われていませんが、もしかしたら、ジェラルトがネメシスの子孫だったのかな。セイロスからソティス(身体)を盗んだネメシスと、レアからソティス(心臓)を盗んだジェラルト、って構図が重なるんですよね。

帝国ペアエンドはリンハルトにしました。教会は教会の方で話します。最初はエーデルガルトにしようと思っていたのですが、彼女は女ペアエンドの方が輝く子だなと思ったのでやめました。
リンハルトは本当に徹頭徹尾解釈一致だった、細かくはリンハルトの項で話すけれど。姿を消すあたりが”らしい”ですよね。愛する人と、愛する人間と、同じだけの月日を歩んで、同じだけの歳を取り、同じように死んでいく。それができるのがこのルートだけなんですよね……。
死ぬ間際とかにフレンがやってきて、どんな人生でした? って聞いてきそう。微笑んで答えられると良いな。

●エーデルガルト

非常に織田信長的な人。織田信長という人は勘違いされやすいのですが、良く言われるのは、格差のない世の中・争いのない世の中にするために動いていた人です。そのためには腐り切った支配者を排除しなければいけない。やり方が多少強引なりとも、誰かが切り開かねばならない道を切り開いて進んだ人です。
また、彼女が意識しているのか無意識なのかはわかりませんが、常にいる場所は1部で基本的にレアが居た場所にいるし、取る政策や戦略や思考回路も割と本質を見るとレアと酷似している。紋章のことも相まってあまりにも似すぎていてあまりにも皮肉すぎて、気が付いた時リアルで頭抱えた。違いは、自分の行いに伴う犠牲が生まれることの自覚とそれに対する認識が、あるかないかだけだと思います。ちなみにあるのがエーデルガルトでないのがレア。レア支援Sしたら印象変わるかな……?

苗字のフレスベルグはもうまんま北欧神話に出てくる。鷲の姿をした巨人です。鷲!
また、「風がおこるのはフレースヴェルグが飛び立とうとして翼を広げるからだ」と、アイスランドの詩人スノッリは言っていたりします。テーマ曲の歌詞にそんなこと歌っている部分なかったっけ。
名前は「死体を飲みこむ者」を意味します。父の、母の、兄弟の、同級生の、義理の弟の、自分が守るべきだった市民たちの、全ての死体を背負って覇道を征く(覚悟をしている)彼女には、皮肉なほどに似合っている名前です。

あと個人的に感じたのは、本人は「男女関係なく好きになった人は好き」というスタンスを取っているつもりでしょうが、恐らく無意識のうちに女寄りになっていると思われます。レズ寄りのバイ。個人的にはマヌエラとの支援会話が好きでした。マヌエラがい~い女なこともあるけれど、エーデルガルトが新しい価値観を知った時に、それを切り捨てないのが好き。大切な人の価値観を守ろうとする。そしてそれで大切な人には告げずにぐるぐる悩んでしまう。
そんな彼女はハンネマンとペアエンドを迎えました。恋仲だったのかどうかは置いておいて、生涯パートナーだったのは間違いない。お互い亡くなった兄弟に対して胸を張れる社会にさせたかったんだろうなと思います。

●ヒューベルト

汚れ役を自ら選ぶ、エーデルガルトの従者。彼の価値判断の基準はエーデルガルトです。誰が相手の支援会話でもまずエーデルガルトの話題は出てきます。
個人的に帝国ルートを毛嫌いする人が一定数いる理由が、ヒューベルトやモブ兵の、少々行き過ぎなのではと思えるほどのエーデルガルト崇拝だと思います。このルート、嫌いではないんだけど、どうしてヒューベルトはここまでエーデルガルトに尽くすのだろうという考えが頭から離れなかった。恋なんかではない一緒にしてくれるな、とドロテアとの支援会話でしていたかと思えば、初恋だとエーデルガルト支援Aで話す。ヒューベルトとエーデルガルトの過去とかをもっと書いてくれたらわかると思うのですが、まあわざと書いていないんだろうなって思います。

ペアエンドはフェルディナントとでした。大笑いした。Aの時点で二人でお茶会しているんだもん。風花雪月を代表するバカップルになっている。ここは恋仲ペアエンドと解釈しましたので、これ以降はその程で話させていただきます。
Aの時点でもう何か商業BLで見た! って感じなので、今までは不仲営業だったのかって思ったレベルですが、C-Bは明確に仲が悪かったので、逆にそれがよかったです。仲が悪くともお互いの能力を認め合っているのは好印象。だからこそお互い気に食わなさが増していたのでしょうが。嫌味ではなく純粋な嫌悪をヒューベルトがここまで出すのって珍しい気がする、運命の相手だったのでは???? このルートを選ばなければ成立しないペアエンドってあたりがまた……。それはそれとしてA+でフェルディナントが持ってる包装されたテフ豆に嫌味いうところ、めっちゃくちゃ拗ねてて笑う。
因みに支援会話としてはフェルディナントとのやつとペトラとのやつが好きです。ペトラに対しては優しい気がする。苦労しているところをエーデルガルトや自分に重ねているのかもしれない。

●ドロテア

ドロテアという存在を語る上で、マヌエラという存在は欠かせません。ドロテアの運命の人だし、初恋の人だと思われるし、(少なくとも入学の段階までは)生きる理由です。マヌエラに拾われたからドロテアは生きています。
ドロテアにとって、自分を守ってくれて、自分に生き方を示してくれて、自分の傍にいた”強い女”が、母親とマヌエラなのだと思います。母親は死んでしまった。そして自分を拾い上げてくれた、自分の世界の中心だった、自分のとって1番輝いていたマヌエラという歌姫が、まだ輝いているのに舞台の上から去ってしまった。それを見て追うようにして、また自分自身を見つめ直すという意味も込めて、ドロテアはマヌエラを追うようにして舞台を去りました。

ドロテアは本当に終始戦争を嫌っています。リンハルトやベルナデッタでさえ、血に慣れたり同級生を殺すことを「交流なかったし良いか」となる、そのようにハイになっていく帝国ルートでさえ、彼女はずっっっっと戦争を憂いている。
自分が戦場に立つことも嫌だし、知り合いが戦場に立つことも嫌。本当は逃げ出したいけれど、戦争の影響からは逃げ出せないということを知ってしまっている。散策会話で好感度が上がるのは基本的に逃げようとする彼女を肯定する選択肢だし。でも彼女は軍に残り続けるし。
彼女は戦争孤児ではないけれど孤児で、そして戦争によって大量の孤児が生み出されてしまっていることも知ってる。教会ルートでは自力で保護していましたが、帝国ルートではそういった会話はなかったので、もしかしたら自分が侵略国家の軍に所属している戦争の加担者である、という負い目から目を背けた結果なのかなって思いました。わかってはいるけど直視したくないって感じがする。

ペアエンドは、帝国だとマヌエラ、教会だとペトラとでした。

マヌエラとの支援会話は、Bの時点ですれ違いの百合を感じてにこにこしてしまう。ドロテアからの好きは恋愛の好きなのに、マヌエラからの好きは親愛の好き。マヌエラは片付けはできないですが非常に母性の強い人で、彼女の中には「ドロテアは自分が拾って育てた可愛い後輩」という気持ちが強いと思うんですよね。そんなマヌエラが結局ドロテアを恋人としたのかは正直五分五分かな、といったところですが、ドロテアはマヌエラと生涯一緒に居られるというだけで幸せだった気がする。

ペトラとの支援会話も百合豚的には歓喜だった。まず、Cの終わり際にペトラがドキドキするって言ってるのが良い。
でも最終的には何というか、直前に百合豚歓喜って言っておいてあれですが、性別関係なく「ペトラだから」「ドロテアだから」という理由で大切に思っていそうな関係が良い。ドロテアをフォドラの外に連れ出すのはペトラ以外にできないんですよ。互いが互いのために、自分の持てる全ての力を使う、って感じの関係で良いと思います。

●フェルディナント

どのルートでも在学中に挫折を味わうことが確定している人。あとほぼ全プレイヤーがすぐに名前を覚えたでしょう。
文武両道という言葉が本当に似合うような人で、また竹を割ったような性格をしている。優しいから何かを切り捨てるということが苦手そう。教会ルートで自身の配下を連れているのは多分そんな感じ。財産のことを考えれば間違いなく切り捨てる方が良いんですよ。
でも、非常に危うい人で、どういう道を進んでも悩んでいそうだし、あの時こうしていたらというifをずっと考えていそう。教会ルートの配下も、目を離せないと思ってついてきた人とか絶対おるやろ。

なんというか、学生時代の彼は闇を知らない。本当に帝国の重鎮の家の子供か? と思うほどに知らない。愛されていたのだと感じます。それが仇になってしまう感じ。
エーデルガルトの即位に伴い、親の庇護下ではないところで闇と対面することになった彼は、それでも真っすぐに成長します。5年後序盤の多少の卑屈さは背景を考えたらしょうがないと思うのだけれど、正直見ていて辛くなる。でも真っすぐ進んできた君が好きだよ。5年後再開までに何人かの配下は既に看取っていそうなところも闇深いですよね……。

紋章がセテスと同じです。自他共に厳しいところと、補佐役向きだってところが似ています。レアとエーデルガルトほど酷似している訳ではないけれど。
あと個人的に思ったのは、学生時代から彼は貴族の責務を言いますが、紋章の話はあまりしないなあと。自分に紋章あってラッキーだけどないからなんなの? くらいには最初から思っていそう。

ペアエンドは、帝国だとヒューベルト、教会だとベルナデッタとでした。
ベルナデッタとのペアエンドは微笑ましいの一言に尽きる。帝国ペアエンドの中で1番喧嘩しなさそう。ひきこもりを全力で支援する旦那、滅多におらんぞ。フェルディナントも「そのままの君が好き」タイプの人ですよね。支援会話の段階で自分の非を認めて謝るフェルディナントも好きだし、そこで落ち込むフェルディナントに自分なりの慰めの言葉をかけるベルナデッタも好きです。ベル節炸裂。
他の支援会話ではマヌエラ・ドロテアとの支援会話がなかなか他では見られないフェルディナントが見れてよかったです。割と面倒見の良さが多い気がするので、あこがれの人と接する少年のような支援会話で新鮮だった。
ヒューベルトとの支援会話はラブコメ時空かと思った(再確認)。

●ベルナデッタ

帝国ルートと教会ルートで一番印象が変わった子でした。

帝国ルートでは目に見えてハイになっていく。ふと、1部でジェラルトが死んだ時に花を供えに初めて自発的に部屋から出てきた彼女のことを思い出して辛くなった。教会ルートの方でカトリーヌが、「(生徒たちの)人間が歪まないように見守ってやれ(=人を殺すことに慣れないように)」みたいなことを言ってきますが、これ、多分帝国ルートのベルに対する皮肉。
別に根っこは変わっていないし、このルートの成長したベルナデッタも好き。でも何とも言えない気持ちになってしまう。特にクロードを「同級生だけどあまり交流なかったから、まあ殺すことになっても良いか」みたいに言う散策シーンがあって、帝国ルートのベルナデッタの恐ろしさと魅力が詰まっていると感じました。
とはいえ、正直エーデルガルトとベルナデッタの組み合わせも好きなので帝国ルートしている人には是非見ていただきたい……。(亡くなった弟妹たちに)無償の愛を注ぎたかった子と、(親から)無償の愛を注いでほしかった子の会話。ベルから怖いって言われているのに傍に居て見守るエーデルガルトは、あれは正直「エル」が成長した姿とも言えるんじゃないかなって。自然体でいる感じがして好き。正直ここをペアエンドにする気満々だった(小声)。

教会ルートでは引きこもりを相変わらず続けています。
でもこっちでもペトラ外伝でついて行くし、仲間思いなことは変わらない。エーデルガルト戦でも、誰かが”止めなくちゃ”いけないから私たちがやろう、って言う。これ、多分帝国のベルナデッタなら、止めようじゃなくて殺そう、とか普通に言っていたと思うんですよね。
上手く言えないんだよな~~~。帝国ルートのベルナデッタは非常に魅力的ではあるんですけど、僕が愛した在りし日の君ではない感が強い。戦争が終わった後も正直、人を殺した感触をまた感じたいって感じで忘れることができなさそう。
教会ルートのベルナデッタはそんなことはない。もしかした戦時中に自分が殺した人たちを弔った墓を作っていそう。でも帝国で感じてしまったあの魅力というべきか恐怖というべきかが大きすぎた……。あれはね、他の人や他のルートでは出せない……。不思議な魅力がある……。

紋章はハンネマンと同じですが、どちらかというとセテスとの支援会話を踏まえると、インデッハそのものと似ていそう。ひきこもりなところと、専門家肌なところ。(ベルナデッタ-芸術家、植物のことを考えると研究者向きな面もあるかも。ハンネマン-研究者)

ペアエンドは、帝国だと独身エンド、教会だとフェルディナントとでした。

●カスパル

真っすぐな男でした。でもそれ故にところどころネジが外れている感じはあって、だからこそリンハルトと親友でいられるのかなと。リンハルトとカスパルは戦場で殺し合うことになっても、恨み言言わなさそう。というかそんな考えがなさそう。死後に顔を合わせても、そういや殺し合ったこともあったね、みたいに笑い合いそう。

帝国ルートでも教会ルートでもあまりスタンスが変わらない人だと感じています。自分にとって間違っていることは間違っていることのままだし、許せないことは許せないことのままだし。結果的に正直帝国・教会どちらにもカスパルが許せなさそうなことやっているなと感じているので、どちらのペアエンドでもフォドラを出ていくのは、私の中ではカスパルらしいなと思いました。
フェルディナントなんかは帝国でも教会でも、戦場に立って人を殺すという行為に思うところがあるキャラだと思うのですが、カスパルは多分帝国でも教会でも、思うところはないキャラだと思います。別に何も感じていないとかではなくて、ここは戦場だからそれしかなくない? みたいな。憐れむことが逆に失礼だと思ってそうだし、自らも憐れまれたら怒ると思う。

ペアエンドは、帝国だとペトラ、教会だとリンハルトとでした。

ペトラとのペアエンドはカスパルが兎に角真っすぐで良かった。カスパルが真っすぐ故に悩んでしまうのを羨ましく思うペトラ。本当は不安や怒りを感じていないわけがないんですよ。親を殺した人たちの元に一人でいるのだから。それでも隠さなくちゃいけないんですよ、彼女はブリギットを背負っているので。そんな彼女がブリギットの時期女王という立場を脱ぎ捨てて一人の少女として、敵を討ちたい気持ちとカスパルを大切に思っている気持ちを吐露する。
ペアエンドでも、ペトラはカスパルの傍だと一人の少女でいられたのではないかな。奔走する方がカスパルっていうのが何か好きです。

リンハルトとのペアエンドはいきなりジャンプ始まって笑った。この二人は結局は縁もゆかりもない土地を最後の地にしたと思う。あと恋仲かと言われたら、個人的にはそうでなかったと思います。お互いの為に死ねることはできるけれど。

●ペトラ

ペトラ、とても、かわいい。思う、思います。
従属国の王族という、非常に危うい立場に彼女はいます。しかも一人娘な気がする。
フォドラでの生活は、彼女にとってもう一つの戦場です。自身の成長は祖国の成長に直結して、自分の成果が祖国の成果に直結するので、フォドラでとにかくがんばらねばならないという使命感を抱えています。だからか、ドロテアとの支援会話で少し気が休めている感じの彼女は、いつもより少し幼く見える。

誰との支援会話でも、彼女は頑張っているんですよね。でも同じく頑張っているアネットと違うのは、ペトラは明確な終点があるからかと思います。アネットの問題はな~、アネットの頑張りで必ずしも解決するわけではないので……ギュスタヴが向き合ってくれるかどうかが大きいので……。アネット本人もそれが分かっているからか、少し自棄になっている節はあると思う。自虐の意も込めた頑張りみたいな。ペトラは自分を粗末に扱えば、それ即ち祖国を粗末に扱うことにつながるので。

因みに最後までこの学級で唯一と言って良いほどに育成方針悩んだ子でした。最適職がよくわかんない。Fナイトで落ち着いたけど。スキル目的でドロテアじゃなくてペトラを踊り子にするのはありだったかもしれないけど、教会最後踊り子いないと私には無理だ……。

ペアエンドはどちらも相方の方で話したので割愛。

●リンハルト

名前で発売前最も話題になったキャラと言っても良いかもしれない。
終始解釈一致の男でした。倫理観が欠けているというか、わざと欠けさせているって感じ。自分のこういう考えは他人から見たら残酷なんだろうな、とか、自分が異端であることを理解しつつも、だから何? というスタンスで、だからこそスタンスは違えどお互いのスタンスを尊重し合えるカスパルとは親友の仲。
教会ルートでの実家から金を持ってきた話は、フェルディナントとドロテアの後だったので声に出して笑ってしまった。こちとら前二人で軽く泣いてしまったんやぞ、好き。

個人的には”知”には対価が伴うことを理解して納得して当然と考えているところと、結婚=実験で子供=検証と言い切ってしまえる辺りがもう好き。
自分の身体でさえも倫理観でさえも知識欲を満たす手段にしている彼ですが、でも仲間には誠実だし、自分が逃げるところが無くなった場合を考えて怖くなるあたりがかわいい。
個人的には割と普通の人間だと思います。そこから自分の知識欲の為にいろいろ切り捨てた結果、サイコパスに見られるけど実はそうじゃないタイプのキャラ。結婚する程度にはお気に入りのキャラです。

それにしても、このゲーム、男の回復職の最上位職もう少し選択肢が欲しいですね! 馬術にそれまでかすりもしなかったのでホーリーナイト諦めたけれど、正直ホーリーナイトかと言われたら違うんだよな。

紋章はフレンと同じです。めっちゃくちゃにマイペースなところと、体質? リンハルトは遅くまで本を読んでいたから眠いと言いますが、多分それを差し引いても他の人よりも多めの睡眠を必要とする影響を、セスリーンの紋章は持っていると思います。リンハルトが長期的な多めの睡眠時間、フレンが定期的に長期睡眠必要っぽいのは大紋章か小紋章かの違いだと思います。

ペアエンドはどちらも相方の方で話したので割愛。

●イエリッツァ

父を手にかけたトラウマから「死神騎士」という他人格を造り出した彼。他人格というのは基本的に切り捨てから発生するって習った覚えある。

個人的には、メルセデスはイエリッツァに対して異性愛を抱けそうだけど、イエリッツァはメルセデスに対して姉弟愛ではなく異性愛を抱いたと自覚した瞬間に姿を消しそう。異性愛を抱いたら自分が殺した父と同じ畜生になってしまうと思っていそう。
でも、メルセデスの方はというと、弟と重ねているフェリクスと結婚できる当たり普通にエミールとも結婚できると思うんですよね。

主人公が他とペアエンド迎えてメルセデスもスカウトしなかったので独身エンドでした。何か今、ベルナデッタが増えていますよね? 支援会話の予想が付かない……気になる……。

●ランドルフたち

ランドルフたち兄妹は王国ルートの印象が強いので、このルート見て少し見直しました。王国ルートのランドルフは戦争の本質を理解していないけれど、帝国ルートは妹も評したように誇り高い。王国ルートは正直、ディミトリが正しい。戦争がわかっていない。

ラディスラヴァは真面目過ぎて少々印象が薄め。ラディスラヴァ、異様に兵から好かれているのはやはりシンデレラストーリーに近いものがあるからでしょうか。
あとメトジェイ、マジで聖廟荒しにしか出番ないんですね。笑ってしまった。

あとたまたま見かけたツイート(URL貼るのは流石にアレなので、気になる方は検索してください)で、エリザベス朝をモチーフにしているのでは、という話を聞きました。日本史選択だったものでその場調べの付け焼刃の感想ですが、本当イメージそっくりだった。
自分メモ用に載っけておきます。あとでちゃんと調べなくては……。世界史、調べても調べても同じ名前の人が多すぎてこんがらがるんだよな……。(エーデルガルト:エリザベス1世 / ヒューベルト:ウィリアム・セシル / フェルディナント :エセックス伯 / リンハルト:クリストファー・マーロウ / カスパル:チャールズ・ハワード / 先生:レスター伯)

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