Limbus Company 3章「向き合わない」 感想

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2章感想はこちら

幸運を祈ります、管理人様。

FACE THE SIN, SAVE THE E.G.O

3章の元ネタであるデミアンは読んでいます、感想はこちら

なんかどことなく銀河鉄道999みを感じました。

今回主役となる囚人は、ドンキホーテと並んで幼い「シンクレア」。精神的にも不安定さを感じさせる箇所のある彼は、しかしそれでいて大斧を扱ったり、良秀の通訳を務めたり、ピニャータされる可能性のある場面でマラカスを振ったりと、結構な殺意を持っているようなことも感じさせます。
そんな彼の故郷へ行き、過去に触れる3章でした。

以下、ネタバレあり感想。

●ダンテ / ヴェルギリアス / カロン

ダンテに「管理人」の覚悟がキマり始めたのかなあ、なんてプレイして思いました。もう混乱しているだけじゃないというか、振舞い/決断を求められている時に意識的にできるようになったというか。本当に、元はどういう人なんだろうな。

なんか終わった後のやりとりで、なんだかんだで面倒見がいいというか良い上司をしているヴェルが好き。カロンは特別枠なのでしょうけれど、それはそれとして囚人たちの中でもちょっとお気に入りはありそう、ロージャとか。現状ではダンテはちょっと微妙かもしれない……

●イサン

今回少し影薄めな印象でした。これからこれから! 4章主役ってもう知ってからよォ!

●ファウスト

エピとソードに対して、少なからず友好の意を抱いていたんだろうなって。孤高な天才であるファウストにして見れば、ずっと突っかかってきてくれる存在というというだけでも、割と他と違うおもしれー奴らで、そんでもって友人に近い存在に捕らえていたのではないかなあと思う次第です。
そんな存在の死に際を看取ったということに近い行為に対して、ファウストは何を思うのか。

N社……というか、実質的な「クローマーポジ人格」を持っているの怖すぎる、何があった?

●ドンキホーテ

ヴェルに殴られた彼女が、シンクレアを殴って説得したところ、良かった。彼女視点ではヴェルに殴られたことも、理不尽ではあっても、大人いなる階段の一つとして大切なことだったのかもですね。そして今度はシンクレアの手を引く側になる。
見た目も相まってきょうだいみたいで、それもあって好きなシーンの一つです。

それはそれとしてオタしているドンキちゃんかわいいね♡

●良秀

本章は少し影が薄い感じだった。今気が付いたけれど、通訳のシンクレアがそれどころではなかったからか……

●ムルソー

N社にいたという言葉に納得した……どういう理由で辞めたのか、辞めさせられたのか気になります。
いたということは義体を良しと思わない環境にいたかそういう思想を抱くに至ったかのどちらかなので。EGOとか見るに前者なのかな~って思っています。異邦人も読んでないんだよな、読みます。

●ホンル

ホンルの純粋さは、年齢にそぐわない幼さあるいは幼稚さでもあるのですが、時としてそれは誰かを救うことにもつながるんだよなあと思いました。

というか基本的に知的好奇心が旺盛な知りたがりさんなんですよね。そしてそれを尋ねれば答えが返ってくる環境にいたので尋ねることを躊躇わない。家庭環境が改めて気になります。なにがどうあって囚人になったのか。寵愛を受けていた愛人の子なのかな、元ネタ読んでないからな~。購入したけど~!

●ヒースクリフ

冒頭のところで、弱者が搾取されている場面に憤りを感じる彼が好きだ……不器用に生きてきたんだろうな、ずっと……搾取される側で……それを変えようと……

なんかヒースクリフとイシュメールの台詞がごっちゃになっていた箇所なかった?

●イシュメール

イシュメールも本章は少し影薄めに感じました。まあ主役との絡ませ方とか考えると、どうしても章ごとにそういうキャラは出てくる。

追記。見返していたけどソードとのやりとりのところ、イシュも結構参加していますね。仲間の死に弱い女……かわいいね……それはそれとして囚人たちの死は生き返るからで割と雑になっていそう上位の女……かわいいね…………

●ロージャ

最高最高最高の女~~~~~~~!!!!! お前に恋して淡い両片想いを繰り広げつつお前の目の前で死にてぇ~~~~~~~!!!!!(死にたい系夢やめろ)

2章直後だからかそこまで活躍する場面はなかったのですが、随所でおちびちゃんたちを気にかけている場面が印象に残りました。ロージャにとってはやっぱり、イワンの死がトラウマというか、決定的だったんだろうなあって思います。

●シンクレア

クローマーを「クソアマ」と呼んだところ、まじで手を叩いて喜んでしまった。それでこそ俺の見込んだお前や、殺意が高いお前や。
道中でN社の奴らを許さねえ選択肢を選ぶとめっちゃ嬉しそうにするの、笑ったし頼もしかったです。結構こう……遠慮ないよね。

シンクレアが父親との約束を守れずにクラスメイトに見栄を張る意味で大切な情報を話してしまい、そしてそこからクローマーに眼を付けられるようになった場面。明確にシンクレアが悪い(機密情報を思春期の子どもに漏らす親も悪い)のですが、それはそれとして、思春期の心理として凄いわかってしまって……叱りはすれど責めれるものじゃねえなって思って……
その罪悪感からや逃避したい気持ちからその体格に見合わぬような大斧を手にし、だからこそこの3章を通じて、クローマーを含めた己の過去と向き合い、全てを背負って大斧を振りかぶる「覚悟」を決めたのだろうなって思いました。漢や。

●ウーティス

エピの死に際のやり取りを見るあたり、別に上司以外をどうでもいいと思っているわけではないんだよな……命令を優先するけれど、それなりに身内意識はあるし、他人格見ても面倒見良い人格はめっちゃ良いし。囚人人格のウーティスも、囚人たちに対して割と身内意識あるんかな、と思っています。ただ、ロージャと違って、「子どもだから保護対象」とかはあまりなさそう。

●グレゴール

味方キャラが死ぬ際に第一発見者になる運命でも背負ってらっしゃる? 公式から曇らせヒロイン枠だと思われている? まあ実装EGOを考えても、実際に思われていそう……

●クローマー

元ネタのガキ大将をこんなアレンジする!?!? した……
シンクレアを産み直して自分の理想により近付け、自分はその「グレートマザー」概念になりたくて(付け加えるのであれば、恐らく「処女」の)、それが彼女にとっての「完璧な人間」に当たるの、えぐすぎて笑ってしまった。

あったんだろうな。自分と違うと思っていた階層にいるクラスメイトが、自分と同じ思想だと気が付いた瞬間の喜び、かつそれを自分とだけ共有して、一目惚れにも吊り橋効果にも近い感情を抱いて、そのときめきに胸を高鳴らせていたような時期が……そしてそれが、ボーダーラインを超えてしまった瞬間が…………彼と二人で「理想」になれると思ったような、彼女の世界が色付いた、色付いてしまった瞬間が………………

●デミアン

デミアンについてなのですが、

①シンクレアのイマジナリーフレンド
②シンクレアの別人格

のどちらかなんじゃないかなあと思っています。ダンテは認識できていたことから、どちらかというと後者?
シンクレアにとっての、理想の強い自分。「クローマーの誘惑に打ち勝つ自分(シンクレア)」「クローマーをぶち殺す自分(シンクレア)」を友人と認識している、みたいな。
実在するとしたら最終戦で駆けつけた時にもっとクローマーが反応すると思うんですよね。「まあ見てシンクレア! 君の産まれ直しを見学しに群がる蛆虫が一匹増えたよ!」みたいなやつが、さ。在学中も回想でも別に「今日はあの邪魔な男はいないのね」みたいなことを言わないから。
それはそれとして実在していて、クローマーからシンクレアをNTRして欲しいという気持ちは両立するんですけれど(暴言)

ダンテと対比的な、覚めるような青色なのが気になる。ダンテ認識+いつかダンテと対立する存在だったりして? という考えもあり、自我を手に入れた類いのイマジナリーフレンド説が捨てきれませんでした。
あと「星の王子さま」みも感じました。そしたらシンクレアが薔薇になるんか!?!? 流石に主人公か……

めっちゃカタルシスがすごかったな……

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Limbus Company 3章「向き合わない」 感想

リバース:1999 1章「われらの時代」2章「夜はやさし」 感想

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1999年12月31日23時59分、世紀の終わりに「ストーム」は訪れた――
新たな旧時代へと「巻き戻った」世界で、プレイヤーはストームの影響を受けることのない時の観測者である「タイムキーパー」の「ヴェルディ」として時代の波を歩き、終焉をもたらす「ストーム」の謎を探っていきます。

TGS 2023で知ったタイトルなのですが、個人的に今かなり来ているタイトルです。ストーリーや雰囲気、作りこみが好きな人はやって損はないよ。まあガチャが渋いけど……スタミナ回復も渋いけど…………
レトロでノスタルジアなビジュアル、説明不足感は否めないものの、常にぬるぬると動く美しい映画のようでオタクの好きなエモが詰め込まれたストーリーやフレーバーテキスト、ウェットにとんだ詩。いや~好きですね~
あと、私事ですが、最初ゲストアカウントでプレイしていて、なんかのタイミングで強制ログアウトになり、復旧無理かなこれ~~~と思いながらもだめもとで問い合わせしたら対応していただけました。プレイ内容はまあまあ覚えていたものの、IDはうろ覚えで、結構諦めていたので本当に感動した。マジで感謝。あの節はご迷惑をおかけしました……。丁寧な対応してくれたことも嬉しくてプレイ続けているところあるかも。

●ヴェルディ

プレイヤーキャラではあるんですが、登場人物の一人って感じ。あくまで劇の主役というか。そこも含めて本作は映画見たいですね。
いろいろと暗躍しようとしていますが、財団にもマヌス・ヴェンデッタにも割と筒抜けな感じ。協力者を増やして頑張って欲しいです、とりあえずソネットにある程度本当のことを言った方が良いと思う。

●ソネット

俺(ヴェルディ)のこと大好きすぎやしねえか……理由をいつかメインストーリーでやるのかな……ってなってた。いうて恋愛的行為というか憧憬に近いものだと思います。ヴェルディが理想と違った時の反応が見たい、ごめん。

●レグルス

よくヴェルディを信じてくれたし、よく財団に行くことも決意してくれたよなあって思います。
ソネットの天然さになんだかんだ絆されつつある。親分だけあって面倒見がいい、いろんな面倒事をなんだかんだで抱えちゃいそう。スーツケースの中で今後結構大変そう。

●APPLe

頼りになる林檎だよお前は。
予想以上に活躍していて正直驚きました。レグルスの方が表に出るものだと……
無機物萌えを大切にしてくれるタイトルは好感が持てる。

●サザビー

かわいい~。お前の明るさとひたむきさが周りを救う、そのままでいろ……今からレグルスと同様、ヴェルディの協力者として(財団の保護下で?)生きるのかな。
執事のカーソンとのやり取りが本当切なかった。お互いを想っていたことがずっと伝わってきて……カーソン途中で疑ってごめん。

●シュナイダー

めっちゃ好きだったので、なんとなく偽神秘術師であることはわかりつつも(ユダだし)、ワンチャンないかなと思っていました……戦闘キャラとしてデータはありそうなので、いつか再会して実装されないかなぁ。
お姉ちゃん大好きで本当かわいい、親はうーん……この年頃の末子に全部背負わせるあたり、この年代の労働者階級(あるいはそれ以下)の家族の歪さを感じます。

●ドルーヴィスⅢ

これだからマスコミはよォ~~~! ってなりました。GE2のギル思い出した。
神秘術師と人間の社会的相互不理解が本当ひしひしと伝わるので、そりゃマヌス・ヴェンデッタも生まれるよなあって感じ。

●ミュオソティス

今のところ、マヌス・ヴェンデッタ側で1番人間憎んでいそ~
ドルーヴィスⅢに向けていた優しさは本物だと思うのですが、それは同志だからなのか、恋愛的要素が含まれているのか、その優しさで自分が満たされたいだけなのか。

●アルカナ

最初の神秘術師だったりしそう。
あとワンチャン、財団のいっちゃん偉い人も兼ねていたりせぇへんか?

めちゃくちゃ金かかって凄いなって気持ちと、採算取れるのかなって気持ちは、まあある。

舞台サイボーグ009 感想

今回は感想記事です。良かったら先に前回のゼロステおすすめ記事を見てね。
あと、前回の記事で「原作履修アニメ未履修」と書きましたが、よく考えたら完結編も未履修でした。まあ、「屍者の帝国」みたいなものだと認識しているので許して……

ゼロステを勧める記事を書いておいてなんですが、今回の舞台がどうしても受け付けられない人がいたら、それはそれで良いと思います! 60周年という長さがあり、いろんなメディアミックスがある作品です。1つくらいそういうのがあったって仕方ないです。
そして、何か特定のメディアミックス・特定の○○編が受け入れられない=サイボーグ009を愛していない、ではないです! 逆(特定のメディアミックス・特定の〇〇編だけが大好き=サイボーグ009は愛していない)もまた然りです! そこは履き違えちゃいけません! 他者に愛することを押し付けてもいけません!
そういう場合は仕方がない! 同じサイボーグ009を愛する者同士ですが、貴方は森で、私はたたら場で暮らしましょう。
それはそれとして、舞台に少しでも興味ある・ちょっとでも「ええやん」ってなったら見てみることをお勧めします! 令和の今だからこそ、そして60周年という節目の今だからこそ、届けてもらえたエンターテインメントでした。

おすすめ記事の時にも言いましたが、「サイボーグ009」を描いてくれてありがとう。これに尽きると思います。
全くのオリジナルエピソードとか(リゼロとかはこれにあたりますね)、極論原作の短編を繋ぎ合わせるとかでも良いと思うんですよ。009の短編名作は山のようにあるし、戦争を扱っていない作品だって数多くあるし、それらで「60周年の舞台結構良かったね~」「まあご時世だしこうなるよね~でも好きなエピソードあって良かった~」くらいで終われると思うんですね。
「60周年凄いね! 本気だね! 良いもの見れたね!」ってなれたのは、やはりサイボーグ009のテーマを正面から描いてくれたからだと思います。

統率の取れた動きからブラックゴーストの恐ろしさが伝わってきます。ロボット兵のシーン良かった。アクションシーンが本当皆さん凄いの! ゼロゼロナンバーズの能力が凄い、という演出を舞台で伝わってくるのは、CG技術や本人たちの動きもありますが、BGソルジャーズの皆さんの力が大きい。
カーテンコールで1人ずつ紹介されていくのも良かったです。

皆さん本当にダンスがお上手。すっげえ、あの……びっくり人間ショーみたいな……今の舞台ってみなさんこんなに踊るんですか? 嫌なんだろう、メインキャラたちの踊りももちろん凄いし痺れるし「かっこいい~~!」ってなるのですが、BGソルジャーズのそれは、「はわわ……(脳が理解を拒否している)」みたいな感じ……BGソルジャーズとして正しいな!

まっじでめっちゃくちゃ悔しいのですが、スカールのカリスマ性みたいなのがすごい伝わってきました。いや、マントを靡かせるのずるいよ、格好いいよ……あんな人にもし勧誘されたら、俺……ブラックゴースト入っちゃうよ…………
マント靡かせるのも、演者さんがずっと役に入られているのも、特別カーテンコール? で踊らずに威厳たっぷりに座っていらっしゃるのも、本当良かった……「悪のカリスマ」みたいなさ~~~ポケモンのサカキさまみたいな良さがさ~~~~良かった……(しみじみ)

ここ2人の物語を深堀りしているのが令和だなって思いました。でもなんだろうな、「ああ、彼らには本当にそういう物語があったんだろうな」って思えるんですよね。原作での倒し方をわかっていても涙ぐんでしまいました。今までのメディアミックスだと0013が担当している役割な気がしますね。

良かったな……シキとリク、プラスとマイナスの演じ分けが凄かったです。プラマイをしている時、まじでずっと瞬きをされておらず、戦闘用サイボーグであることを強調した演技。それがシキとリクに戻る瞬間、良かった……あと俺、「おにいちゃん」に弱いので……最後の手に取り合うシーン、「この手はお兄ちゃんの手だ」に対して「この手は大切な弟の手だ」っていうのが本当、良かった……
だからこそ25日昼公演のアフタートークめっちゃ見てほしいです、配信で見れるので。好きなお兄ちゃん発表弟じゃん!! 関西弁ハインリヒのインパクトが薄れるとか、ある!?!?

余談ですが最初同行者(ステとか舞台とかめっちゃ行く人、今回二の足を踏んでいた自分を誘ってくれた)から「ラップパートあるらしいよ」って聞いた時、ビジュアルも相まって0010vsゼロゼロナンバーでやるものだと思っていたから、ゼロゼロナンバー内で始めた時、「アッ!? そこで!?!?」ってなりました。

カーテンコールでめっちゃ機敏に踊ってらして「!?」ってなったら、なんと御年64とのことで「!?!?」ってなりました。あの動きで!?!?
渋さとおちゃめさが融合した博士でした。最初のあの、自分が起こしてしまった戦火に己の所業を後悔しつつも、その気持ちに飲まれることなく一歩踏み出すあのシーン。良かったですね……

どうしてもあの表現にまあなるよねって思いました。ずっと誰かかしらに抱っこされているの本当に可愛い。
0010を救いたいジョーに対して「良い考えがある(けど破壊しないとは言っていない)」は、まあ001だなって思いました……ゼロゼロナンバーズでそこらへん1番ドライなの、イワンだと私は思っているので。

ビジュアルが本当に再解釈ジェットたち(リゼロとかの、原作ままのビジュアルでないジェット)の中で一番好きでした。ポニテ最高~~~~!!
配信で改めて見て思うのですが、序盤にあるゼロゼロナンバー紹介の「What number? What number?」のジェット名乗り前の音ハメ部分、くっっっっそ格好いい~~~!! というか全部が格好いい~~~!! 言動や所作がすべてジェット・リンクなんだよな……飛んでる……
凄い……この、何……? 身体能力、何……? 飛んで、走って、空飛んで、踊って、飛んで(2回目)……千秋楽後もどこも痛くないって、な、なに…………? フィジカルおばけじゃん……本当に理想のジェット・リンクでした、ありがとうございます…………

あえてあげるとすれば、自分原作履修アニメ未履修勢なので、ジョーとの差別化で仕方ないこととはわかっていても(原作後期もそうなので)、どうしても「僕」ジェットも見たかったなあ、と思う所存です。メディアミックスは基本「俺」ジェットだよね。「僕」ジェットしてくれているの、メガCD版くらいじゃない!? まあそのメガCD版はどこ落ちをやってくれているので、それだけで「僕」ジェット派大勝利なんですけれど……ゼロステで地下帝国ヨミ編を、終盤原作の台詞ままでやれば解決!

演じられた演者さんがサイボーグ009及びジェット・リンクを好きで格好いいと思ってくれているのが本当に嬉しくて、そんな演者さんがいの一番に「続編お願いします!」って言ってくれるのが本当に本当に嬉しかったです。久しぶりに原作を読み返して夢人格が大暴れしています。
あと、どうでも良いけど公演当日にジェットの上着持って行ったのですが、すっごく天気のいい日で暑くて着れませんでした。Tシャツにすればよかったか……(Tシャツも持っている)

逃げたいと口にしつつも、使命に立ち向かっていく彼女が素敵だなと再確認しました。逃げたい気持ちを隠さずに口にするのがまた良いんだろうな、「そんなわけにはいかないとわかっている(から誰かに止めてほしい)」という気持ちの表れなので……

カーテンコール部分で、他のメインたちはBGソルジャーズとなのに、フランソワーズだけジョーとのデュエットなのが良かったです。序盤ゼロゼロナンバー紹介部分にはソルジャーズさんたちいるので、余計にそう思う。基本的に凛とした表情をしている彼女が、恋する乙女の表情でジョーに手を取ってもらうあの瞬間ね~~~! 良いよね、良い……その前の墓参りのシーンで名前呼びを圧かけるところもかわいいよね……

ハンドガンなど武器を使用する動作時に全部反動を感じさせる動き。ダンスで動きが対比的なジェットとアルベルトが並んでいるの、たまらなかったですね。なんだろうな~~~中に武器が詰まっているためどうしても重くなるアルベルトの動きっていうのかな、ハンドガンやミサイルの反動の再現というのかな、敵を刺した後に嫌そうに血を振り払う動きなのかな。良い意味でかたい動き? その全部が「アルベルト・ハインリヒ」がそこにいるって感じなんですよね……良かった……
メカ眼(三白眼)をアイラインで表現するの天才。ジェロニモとはまた違うごつさで、戦闘シーンで大暴れするの、たまんね~~~な~~~!

上でジェット夢って言っておいてなんですが、ょぅι゛ょ初見時はアルベルトが初恋でした。正確に言うと、「ビーナと心通わせつつ、結局彼女を救えなかったアルベルト」に幼心に惹かれたっぽいなって思います。ょぅι゛ょが抱いていい性癖か!? 本当に!?

「良いよ~良いよ~! 仕上がってるよ! 肩にギルモア博士乗せてんのかい!!」って思ったらまじで開演5分前に乗せてた。まじで公式のLINEスタンプだった。

ただでさえ立派な体格をされており、筋肉もむっきむきで、ジェロニモを再現できる舞台俳優さん他にいるのかなって思うレベルなのですが、本人が「ジェロニモは……こんなもんじゃねえ!」って毎日ジムに通って鍛えていらっしゃるの、まじですごいよ。ストイック。いや、純粋に筋トレが好きということもあるんだろうけれど、それでもね!?
あとラップパートが全部優しい。後半に「気持ちはわかる、心意気が伝わる。でもそれでみんなが危険な目に遭うのは考えたのか」みたいにジョーに伝えるの、本当ジェロニモ・ジュニアの優しさを表現したようなラップでした。でもラップできるジェロニモってじわじわきますね。

かわいかった~! 何が凄いって演者さんもかわいらしかった。自分が行った時のアフタートークで008役の方が「酒井さん(006役の人)が○○(BGソルジャーズの1人)に、現場にあった差し入れを持って行ってそれに毎回手紙を書いているのがずるい。僕も欲しい」って言っていて「ええな~仲ええな~」と思っていたら、実際にTwitterで上がっていた写真を見ると文面や文字も可愛くて、そりゃ欲しくなるわ! って思いました。え、筆まめな張々湖概念、ええな…………(噛みしめ)

張々湖とグレートがいないと本当にずっと重い話だよなあって思います。もちろん二人も重い背景を持っているんだけどね、なんだろうね、酸いも甘いも嚙み分けた最年長だからこそ、場を和ませられるんだろうなあって今回のゼロステで改めて思いました。002と004の言い争いを必死に(物理的に)間に入って止めるところとかね。
舞台中でお怪我をされた? 体調を崩された? ことだけ心配です。最後まで演じてくださり本当に感謝しかないアルよ。

最年長は張々湖とグレートが担当(設定によって異なる)していますが今回はグレートで解釈して脚本描かれたのかなと思いました。(というか、演者さんも含めてそう解釈していたのかも。「最年長も多いグレート」みたいなことをアフタートークでおっしゃっていたので)
舞台版でもひょうきんキャラというか張々湖とあわせてムードメーカーであることに変わりはないのですが、最後にスカール出てきたときに一人だけ銃を構えているグレートとか、フランソワーズが締めに入るために階段から降りるときに手を差し出すグレートとか、最年長の頼もしさを感じさせてまじで格好いい。もちろんタップダンスも最高でした。いやまじでタップダンスするグレート、反則じゃない!?

演者さんがアドリブ苦手とのことなのに唯一の日替わりシーン担当していて大変そうでしたw アフタートークなど見ている限りまじで苦手なんだろうなって伝わってくる。アフタートークでもかちかちに緊張されていた。
なのにめちゃくちゃgreatなグレート・ブリテンを演じてくださり感謝しかない。格好よかった~~!

戦闘シーン以外でのキャラ描写的には、「どうしよ~!?」みたいになっているシーンが多かったですね。
というか、これはリゼロでも思ったのですが、ピュンマっていろいろと扱いが難しいのだと思います。人種的・お国的というのもそうなのですが、能力がそもそも水中に特化したものなので、ピュンマを活躍させるには水中の舞台を用意しなくちゃいけない。水中の舞台であるということは、逆に他のゼロゼロナンバーは活躍できない(張々湖とか顕著ですね、水中では炎も地中もないので)。
かつ、明確に大卒で頭が良いという設定があるので、生き残らすと生き残らすでいろいろ判明・確定させていって、脚本としては厄介な存在になる(グノーシア終盤のラキオ状態)。リゼロ序盤で退場した+それでいながら神の声の真意を理解していそうだったのって、多分このあたりが理由なんだと思います。

個人的にはカーテンコールで一人音楽の系統が違うのがめっちゃ良かったし、そこでソロで踊り出すことでダンサーさんたちが次のジョーに繋がるのも良かった……ダンサー20年やってきた演者さんだからこそ任せられたソロ演出なんだろうなって。そしてそのソロパートダンスで、他のダンサーやCGなく己のダンスだけで水中を表現できる彼は間違いなくマーメイドでした。
最後の、博士の吹いた煙を手でパパパッてかき消して笑顔を浮かべるピュンマ良かったな……ピュンマに健康を心配されてえし、なんなら不摂生を叱られてえもんな俺もな……(?)

元宝塚の方がキャストということで、今回一番賛否が分かれた部分だと思います。(ラップパートじゃないのおもろいな……ラップパートは全体的に「ラップする推しが見れるだなんて長生きするもんだ」みたいな肯定的意見が多いの、まじでおもれえな……)

自分は賛の方です。そもそも前提として自分がアニメ見ていないです、リゼロだけ見ている。その上での自分のジョーの解釈なのですが、歴代声優さん見ると草尾毅さんとかに似合いそう~って思ったんですよね。中性的とまではいかなくても少し線の細くて芯の強そうな男性主人公枠と言いましょうか。なので今回の七海さんの声も個人的には違和感ないどころかめっちゃ良いじゃん! ってなった。
でもこれ多分、アニメを中心として009好きな人とは解釈が違くて。多分「島村ジョー」の声のパブリックイメージで多いものって、井上和彦さん櫻井孝宏さんあたりなんじゃないかな、と思います。TVやゲームを担当されていた方たち。櫻井さんはともかく井上さんの声で、宝塚男役に結び付けるのはそりゃ無理だよなあって思います。ジェットのところで上げているメガCD版の声を聞くと、草尾さんに似合いそうだと思ってはいても、でも井上ジョー俺も好き♡ってなるからな……
なので賛否あることは理解も納得しています。まあ、それはそれとして俺は賛なのでべた褒めするがな! がはは!!

良かったな……ジョーの年相応の少年感。少年院には入ったことがある程度に激昂してしまう、踏み込んで欲しくない大切なところがあるという繊細さ。彼がずっと感じている孤独感。ステオリジナルとして、大切だけど眩しすぎて踏み込めなかった存在(双子)との諦めきれなさや葛藤。そして、演者さん自身が「島村ジョー」の格好良さを作るために、ボクシング通ってくださったとのこと。そういうのがすごい伝わってきて……特にシキとリクに独唱シーンは、この演者さんだからこそ演技できたシーンだと思います。
今回は0010との友情がメインでしたが、やっぱり地下帝国ヨミ編が好きな身としては、同じ演者さんたちで002と009の友情とか(千秋楽のハイタッチ最高~~~!)、003との恋物語とか(カーテンコール部分の演出最高~~~!!)、もっと見たいですね。

ゼロステで地下帝国ヨミ編が見てぇ~~~~!!!! 同じ演者さんたちで見てぇ~~~~!!!! 偉い人、頼むわ!!!!

サイボーグ009、60周年最高~~~~!!

舞台サイボーグ009(通常ゼロステ)を見てきました。

おもしれ~~~~~!!!!!!(心からの叫び)

おもろコンテンツは感想書いて後世に伝えよ村の出身なもので、気が付いたら筆を執っていた次第です。
この記事は「気になるけど舞台はな~」みたいに躊躇している人に向けて、背中を押すつもりで書きました。内容に踏み込んだ記事はまた後日書く……かも!

一応見に行ったやつがどんな奴かという説明をすると、原作ファンです。
2.5舞台は数回行ったことがある程度。ただ、結構前のものばかりということもあり、今回の演者さんは声優もされている009役七海ひろきさんしか知りませんでした。
009原作は、幼少期に祖父の書斎にあった父が読んでいたであろう漫画の、地下帝国ヨミ編を手に取って見事にずぶずぶずぶ。ビーナと004、002と009の関係性に脳が焼かれて今もずっと引きずっているってわけ。当時から関係性のおたくをしていたのか……というかこいつらのせいで今も関係性のおたくをしているまであるのか……。ほぼほぼ読んでいるとは思うのですが、全部読めているかと言われるとちょっと自信がねえ。(追加:完結編はまるまる未履修でした。原作定義からは外れているということで一つ……)
アニメはリゼロだけ見ています。いや流石にTV版放送世代は外れてるんすわ……

①キャラがそこにいる

サイボーグ009の能力って、実際にやってみせるのはなかなかに無理なものがあるじゃないですか。002や009の加速とかさ、007の変身とかさ。
舞台では演出でうまくカバーされているんです。CG技術とか音とかワイヤーで。002が空飛んでいるし(これは演者さんの身体能力が高すぎるというのもある……)、004が手からマシンガンぶっぱなしているし、008が水中を自由に泳いでいるんです!

他にもダンスパート! 同じ振り付けを踊っているはずなのに、002は軽やかに動き、004は下に重心がある感じの、安定感がある踊り方をし、全く違う、「嗚呼、キャラがそこにいるな~」と思う動きをしてくれます。これがたまらねえのよ……楽しい。
強いて言うのであれば、009役の方が宝塚出身ということで、2.5俳優さんに比べると動きのキレがいまいちに感じる瞬間もありました。「009の動き」じゃないように一瞬思っちゃうかも。ただ、009がソロで歌うシーンはやっぱりお見事。

本当にさ~~~みんなかっこいいんだよ~~~……スカールもかっこいいんだからずるいわ。マントひらひらするのめっちゃかっこいいわ……そりゃブラックゴーストも栄えるわ…………

②ほどよく原作、ほどよく現代

主に002や008あたり、無理のない再現が最高でした。いや、まじでね!? ポニーテール002、天才だと思うのですが!?!? ビジュアルが最高過ぎ。

見た目だけではなく、演出も現代で、原作目的ではなく俳優さん目的で来られた方も楽しめる作りでした。扱う内容が内容なので、原作全くわからないで来ると大変だろうなあ、と思いつつも、ダンスやラップなどでそういう人たちのも飽きさせない。
いや、あったんですよラップパート。なんでもヒプステ制作陣らしくて、その影響かラップパートがあるんですね。で、演者さんもヒプステ出てらした方たちがやってて、うめぇんだこれがまた……
他にも007のタップダンスシーンも個人的に大好きです。グレート・ブリテンがそこにおるわい……

0010が出てくる部分が今回の物語なのですが、原作(やおそらくアニメにも)なかった0010の人間時代の話を深掘りし、またその内容も009にありそうなものかつわかりやすく、「0010たちがどういうサイボーグなのか」また「舞台の0010はどういう設定なのか」が違和感なく伝わってくる。めっちゃ良かったです。原作でも切ないのに泣いちゃったもん……

③009のテーマから逃げていない

力を授かった者から離反し、野望に対抗するべく孤独な戦いを続ける。
冒頭の演出で、「あ、009のテーマから逃げていないんだな」って思いました。戦争描写がバリバリ。
009とは切っても切り離せない関係にある人種差別も問題もぼかしていません。原作と同じく、008の出身をケニアと明記しています。

今の時代、どちらのテーマも、正面から書くにはすごく大変だし、すごく重くて苦しい気持ちになると思います。だからこそ書いてくれて本当に嬉しかったです。

何が言いたいのかというと、舞台不慣れ勢も原作好き勢も原作知らない勢も、安心して観に行って良いよ! ってことです!

というわけで見事に009熱が再熱しました、わはは。おもれ。夢本だすね。
円盤欲しいです、早く情報下さい。配信見てお待ちします。円盤出たら多分中身に踏み込んだ感想記事も別途あげます。

FINAL FANTASY ⅩⅣ 漆黒のヴィランズ 感想

前回(解放戦争戦後編)の感想はこちら

いよいよ本格化したエオルゼア軍事同盟とガレマール帝国の戦争……の最中に、激しい頭痛と謎の声が聞こえる現象に次々と見舞われる暁の面々たち。サンクレッドから始まり、ウリエンジェ、ヤ・シュトラ、アルフィノにアリゼー。そして主人公も……
昏睡した暁の面々たちと、昏睡こそしなかったものの頭に謎の声が響く主人公。主人公は謎の声に導かれるようにして、友が眠る場所・クリスタルタワーへ。

声の主は「水晶公」と名乗る、顔を見せない、でもどこか懐かしい人物。その人に乞われ、主人公は未来に起こる「第八霊災」を防ぐために鏡像世界の一つ「第一世界」へと降り立つのでした。
そこはかつて「光の戦士」たちによって「闇」が完全に祓われてしまった結果起きた「光の氾濫」により、永遠の日中・無限の光の中、人々を襲う怪物「罪喰い」が闊歩する世界……
こうして主人公……光の戦士は、この世界に夜の闇を取り戻す「闇の戦士」として、新たな戦いに身を投じていくのでした。

いきなりCERO上がりすぎてないか?

中盤ずっと「殺してくれ」「原初世界にテレポするからエスティニアン駆けつけて俺を殺してくれ」「この際ゼノスでも良いから」ってずっと言っていました。エスティニアンとしてもそんなこと言われても困るよな、ごめん。

来訪神をお迎えするためにずっと戦い続けていたクリスタリウム。稀人たちが次々とやってきて、やがて空を覆う光を払う稀人が現れ、それ以前のクリスタリウムの長の言動から、「彼の人こそが来訪神なのだ」とずっと思い続けていたけれど、表には出さず、そして戦い続けたクリスタリウムの人々。
一方、終末思想のメシアをヴァウスリーだとして、麻薬依存に近い行為をされてはいたけれど、でも心のどこかでそれに気が付いていて、それでもなおそこに留まり続けるユールモアの人々。
今の時代なりの信仰として独自の信仰を掲げる「夜の民」。祖先崇拝に近いオンド族。

誰も彼もが、何かに縋らなくちゃ生きていけない世界の中で、けれど共通して何かに縋りたくなった理由の光を打ち壊す、突如現れた「闇の戦士」。
なのに世界はまた光に覆われて。
綺麗な夜空で飛行できた時の感動と、それを自分がまた奪ってしまった絶望感がすごかったです。クリスタリウムの人たちが攻めてくれないのが逆に苦しい間であったし、暁の面々が東奔西走してくれるのも「もお良いよぉ~……見捨ててよぉ~……」ってなりました。その中で「お前が世界の敵になりそうだったら止めてやるし、お前が進もうとするなら、背中くらいは押してやる。」って笑ってくれるアルバートに救われました。なんだろう、化物の自分も肯定してくれてありがとうみたいな。だからこそ「ラハ救ってから心置きなく化物になるかぁ~!」って思えました。
「自機罪喰いパロ」みたいなのをたまに目にしたのですが、なるほどね、そりゃあるわけだね。俺も大罪喰いになって討たれたかったです。設定的には自機俺がアガペー枠の大罪喰い(になる前に止めてもらえた)だったりするんですかね。

すっごい面白かったのですが、それはそれとして、ずっと「殺してくれ~~~!!」って言ってました。いやまあ、俺が死んだところでどうこうなる次元を超えていたけどさ……アーモロート着いたあたりで流石に覚悟決めたけどさ……

●水晶公について

やっぱラハじゃねーーかおめーーーー!!!!
前回の感想記事

寝起きでラハの口調に戻るの、ずるいよぉ~……何が何でも救わなくちゃって思うジャン……。「お前がどんな覚悟や思いで自分に姿を空かせていないのかはわからないけれど、それはそれとしてお前が俺に害することはないだろうし、ずっと信じているからイイよ」って気持ちになりました。それはそれとしてその後「そういったことは相談しろッッッ!!!!」ってなりました。
水晶公として積み重ねた年月もあるので、完全なグ・ラハ・ティアではないと思うんですけれど。でもなんだろ、融合というか、ifの姿を見せてくれている感じ。「こんなになるまで自分のために頑張ってくれるんだな」って思った感じ。

クリタワと同じく、悠久の風でEDになるの……イイよね……
あと、いろんな人に対して「水晶公がピーチ姫になったところです」で進行度が通じるのが面白かったです。共通認識。

●暁について

サンクレッド曇らせが性癖の人、開発にいたりする?
リーンに対して不器用な父親だった印象でした。もっとはやくに言葉にしてやれよとは思うけれど、リーンからしてもはやく言われても納得できないだろうしなあ。第一世界のサンクレッドがランジート将軍だったんだろうなあと思います。
システム的な話になっちゃうのですが、サンクレッドがまじでタンクとして優秀でしゅんごい……ってなりました。父として守護る覚悟を決めている男だ、面構えが違う。

蒼天にとらわれているせいでアルフィノとまた2人旅できたの嬉しかったし、アリゼーとも2人旅ができたのが嬉しかったです。
アルフィノさ~、まじ……ユールモアの人々を治療したいと言ってくれたお前がSUKI……アルフィノが善性を失わないの、本当にすごいと思います。
アリゼーも、テスリーンの一件を見て「守護らなきゃ……」ってなったのですが、彼女はそんなことを望んでいないし、泣きながらも前を見据え続ける彼女が本当に好きです。

ウリエンジェが最後溺れていたの好き。
アーモロートを大人組+自分で行ったのですが、1ボスでウリエンジェが真っ先にやられて「ウリエンジェ貴様ッ! 双子をこんなところに連れ出す気かッ!!」って叫びました(ヒーラー選択肢が自機 or ウリエンジェ or アルフィノ + DPS選択肢が自機 or ヤ・シュトラ(ウリエンジェの次にやられた) or リーン or 蘇生使えるアリゼーのため)。ちなみに最後まで立っていたのはサンクレッドでした。父は偉大、タンクは偉大。

ヤ・シュトラがマトーヤを慕っていると改めてわかるのが、なんだか少女の彼女を見ているようで嬉しいようなむずかゆいようなって感じでした。
誰かのマトーヤになれたのかしらってのが本当良い。自分にとってのマトーヤは良い師であること、そうなりたいことがわかるので。
そしてその上で「夜の民たちだったら本名知られても別に構わない」ってなる彼女がまたイイ! 姐さん。

上でヒカセンのことを来訪神だと称しましたが、まあ来訪神というからにはいつかは帰るわけです。その時がきました。水晶公(グ・ラハ・ティア)のことは気になりつつも、帝国とのいざこざがあるし「雪の家」は原初世界にしかないので俺は帰ります。
ただ、子どものできたサンクレッドはどうするのって思ってます。まじでどうするの?

●ユールモアについて

ユールモアの道化師ちゃんたちはミンフィリア候補だったんだろうなあ……「ミンフィリアであること証明しないと扱いが決められない」から、ある程度の人体実験とかもあったんだろうし、「ミンフィリアでないことが確定した」以降も、酷いことした自覚はあるからユールモアの保護下で育てたんだろうな……ランジート将軍の父性が見えてやるせね~です…………

ユールモアの民たちを変えた一番の理由がアルフィノってのが本当好き。クリスタルブレイブを率いていた頃の自分に重なったんやろなあ。被害者面を許さないアルフィノ本当良かった。

●アルバートについて

も、もう1人の俺……!
エメトセルクが「俺を通して俺じゃない誰かを見ている」のは道中で薄々わかっていたのですが、アルバートが第一世界の俺ということには気が付けませんでした。悔しい。アルバートが原初世界で闇の戦士していたあたり(竜詩戦争編あたり)も、もしかしたらエリディブスもアルバートに「アルバートじゃない誰か」を一瞬でも無意識でも感じ取っていたのかもねなんて思ったり。
そのアルバートと合体するのね、なるほどね。8/14になって半分以上の俺になれば対抗できるってワケね。いや置いていかないで欲しかったが……?
残りの俺たちはどんな人たちなんでしょうね。

オンド族に渡したクリスタルのくだりの「肝心なところを見ていないとは……」とか、ラダー大昇降機での2人のやりとりとか、今までとは一味違う対等なバディって感じが好きでした。対等なわけだよ。
アルバートに対して軽口叩きまくりの選択肢をついつい選んでいたので(他選択肢の時も「アルフィノ画伯と助手たちです!」みたいなやつを選びました、だってあんなんずるやん)、アルバートとの最後の会話も「無茶を言うなぁ……!」を選びました。本当に無茶を言う、応えるけどさ。

俺のお前も光の戦士で闇の戦士。

●エメトセルクについて

「俺を通して俺じゃない誰かを見ていそ~~~」ってずっと思っていました、やっぱそうだったのかおめーーーー!!!!

アーモロートの人たちは本当に善い人なんだろうなと思いますが(しゃがんでくれたり、小さい子を一人前として扱ってくれたり)、無意識の傲慢さは今でも十分感じるので、完璧であるがゆえの袋小路にすでにいたんだろうなあって思います。「幼年期の終り」か?
十四人委員会から離脱したという人も、同じことを思っていたんじゃないかなあ。ところで前回の感想で特別な4や、13+ジョーカーといった考察をしましたね。この離脱したアシエンがアシエン俺(?)だったり……せえへんか!?
最終決戦の場で、俺を一瞬でも幼馴染? 昔馴染み? のその人として見てしまったなら、そりゃ負けるんじゃ。

一方的に期待されて、それで勝手に失望されて、んでもって本当は自分を見られていなかったので、勝手な人だなあと思います。でもその勝手さにすごい人間みを感じてもいます。
会いたい人の1/2ってどんなんなんだろうね、そんでもってそれがだんだん化物になっていくのを、「自分が想像できない方法で何とかするかも」と、どこか期待しつつも見守り続けるのは、一体どんな心境なんでしょうね。最後の最後でハーデスだって名乗った(「アシエン・エメトセルク討滅戦」じゃなくて「ハーデス討滅戦」だった)のは、たとえ1/2でも本名を読んで欲しかったのかもしれませんね。「姓をアシエン、名をハーデス。字はエメトセルクと申します」みたいな。なんか違うな……

●ゼノスについて

ゼノスが父親殺しを行うシーンが、ヒカセンがトールダン殺しを行ったシーンと同じ演出で、なんというか、「オルシュファンのいなかった自機みたいだなあ」って思いました。友友言ってきたり、以前の感想で「イシュガルドより前に出会っていればどうなっていたかわからない(=オルシュファンポジションだったのかもしれない)」と言いましたが、自機と同じ演出を使われたりとかで、なんか現時点個人的には自機のifとして見ています。逆だったかもしれねェ……
え、そしたらこいつも何かしらの加護を受けていることになるな……まあアシエンに打ち勝ったからゾディアークの加護を奪い取ったようなもんか……アシエン側が「こいつやば……」みたいになっている描写さえあるの、本当に笑うんだよな……

フォルドラに比べて超越者により適合しているっぽいのは、やはり祖父の影響なのでしょうか。おじいちゃん似ならそらまあ……執着するわな……執着すごいわな…………

●オルシュファンについて

※今回のBGMです

リーンに「なんで貴方は前を向けるの」って言われる場面で「英雄に悲しい顔は似合わないから」選択肢が出てきてアーーーーーー!!!!ってなる、なった。俺特攻。もちろんこちらを選びました。プレイヤー俺だけでなく、ヒカセン俺も囚われているんだね……キャラメイクの影響なのか演出の関係なのかはわからないのですが、この場面困り眉で返答していて、その寂し気な困り笑顔が、なんか、こう、キたんですよね…………

いや……英雄になりたくはないんだけどさ……第一世界においては「闇の戦士」も仕方ないかなと思うし、原初世界で闇の戦士だったもう1人の俺の命を背負っていくって決めたし……英雄にはなりたくないけれど「覚悟」は決めたから…………
でもちょっと「英雄」に対して前向きになれた気がします。オルシュファンの英雄発言はちょっともう戻れないな感あったのですが、水晶公の英雄発言はめっちゃ真っすぐで眩しかったので……あと英雄アルバートがまぶしかったので……
退路を断たれたというよりも前を向いて歩きだせたというか……「いつ死んでもいいから面倒ごと全部引き受けるかあ」の心境から、大舞台の場で華々しく散るために大舞台の場に出会うまで生き抜く覚悟ができたというか……散りたいのには変わりないというか(?)……

雪に覆われたイシュガルドと光に覆われたノルヴラントが重なって見えて、だからどちらも人生の転機になったのかもしれないね、せやろか?
なんでこの人、漆黒に入ってもオルシュファンについて語る項目があるんですか?

は~あ、また一人の命を背負うことになった。俺は(おそらく)オリジナル俺の8/14ってワケ、半分以上の俺ってワケ。どういうワケ? 死ねねぇじゃん……(他7人が他ヒカセンって演出良かったね)

俺もアルバートもエメトセルクも駆けつけてくれた他ヒカセンも、み~んなヴィラン! なのでヴィランズ!! 漆黒のヴィランズ!!!!
「最終決戦、下限の方が良いよ」と言われたので、フレンドと、フレンドのフレンドに駆け付けてもらってやりました。ヒカセンたちが光りすぎて「眩しっ! 偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ」とチャットしたら「まぶしい理由の方は訊いてないんですけど?」ってフレンドのフレンドが反応してくれて嬉しかったです。光の戦士(物理)。

ロールクエストがキャスしかまだ終わっていないので、他3つもやりたいです。ここにきて全く触れていなかったタンクが足を引っ張る。モグコレでパワーレベリング!

診断書屋さん 感想

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日常生活に疲れた主人公を操作して「診断書」を貰おう、という短編ノベルゲーム。

漠然とした不安。芥川が言うところの歯車。誰にでもあると思うんですよね、私はめっちゃあります。
こういうのって名前を付けるだけで変わるんですよね。昔の妖怪とかも元をたどれば誰かの不安や不思議現象に名前を付けたものだとか。

そうした歯車にそっと寄りそうだけで助かる人もいる。気分が軽くなる人もいる。
そんなお話しでした。クラシックBGMがぴったりなので、夜の静かな時にプレイするのがおすすめです。

ナイナイ 感想

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人間になりたいネズミの女の子が、魔女の試練に挑んでお掃除するゲームです。

作者さんの絵がかわいくて好きで、「すぐにクリアできそうなやつから手を付けるか~!」ってなったので、本作にまず手を付けました。絵、まじでかわいくない!?
絵だけでなく世界観も良い。登場する魔女ごとに、登場するごみの種類や部屋など拘っていて、全キャラ素敵。人気投票とかやったら誰が1位になるんだろう。

1-2時間でさっくりとクリアできるシンプル操作ゲーム。絵に惹かれた人はぜひ。

RPGタイム!~ライトの伝説~ 感想

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面白い部分もちょっと辛い部分も、すべてをひっくるめて懐かしくなるゲームでした。アイデアゲームだよマジで。いろんな賞にノミネート/受賞されたのも納得です。

ゲームクリエイターを目指す友人「ケンタくん」による手作りのノートRPG「ライトの伝説」を放課後の教室で遊ばせてもらう……というていのゲーム。
TRPGとかゲームブックに近い感じで正直好き嫌いわかれるだろうなと思います。あとRPGというよりミニゲーム集といった感じです。終盤のレースだけは許さん。

ストーリーも懐かしさを感じさせる王道、それが良かった。
「こてこて展開には飽きたよ~」って人にはおすすめしません。逆に「懐かしい気持ちになりたいな~」とか、「最近摂取していないから王道ものがやりたいな~」って人におすすめです。あとTRPGを電子ゲームでやりたい人。

小学生の頃、隣の席の男の子が「バイオハザード」が好きで、その自流ノベライズをノートに書いていたことを思い出しました。頼み込んで読ませてもらっていました。多分映画を主軸にしているもの? で、自分はその頃ゲーム禁止で、映像系の怖い系グロい系が本当だめで(今もグロ得意というわけではないけれど)、初めて触れた「バイオハザード」で。だからこそ新鮮に楽しく読ませてもらった覚えがあります。

比較的仲が良かった方だと思いますが(彼は一部の人にしかそのノートを見せてくれなかったので)、彼はホモソーシャル社会のいろいろがあって、中学生の終わり際で不登校になってしまった。自分は高校で不登校していましたが。
彼は同窓会にもいなかった、今何しているのかな。元気でいてくれていると良いな。私にとっての「ケンタくん」です。

廃品回送 感想

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「バイナリ・シンドロームTGS体験版」「L0ST M@IL」に続いてプレイ(プレイした順番的には、「L0ST M@IL」→「バイナリ・シンドロームTGS体験版」→「廃品回送」だったかな……?)

「L0ST M@ILと同じ作者さんなんですか……!? 前作と同じ世界観なんですか……!? 本当に……!?」と言いたくなる、なった。言った。まあ前作からきな臭い雰囲気はあったけど……
というのも本作、ばりばりの階級制度、管理社会で、これぞ近未来SFディストピアって感じです。好き~。市民、貴方は幸福ですか?

グラフィックはパワーアップ。退廃的なSF世界観をここまで綺麗なドット絵グラフィックで魅せてくるのは本当すごい。
あと個人的には、足音が鳴ること、終盤のとある出来事を境に足音が鳴らなくなることが好き。

主人公は妹と生き別れていて、ゲーム序盤で再会するのですが、まあ再会の仕方からしてろくな未来が見えね~~~! ってなります。なった。

探索が前作よりもわかりやすくなっているほか、EDの分岐もわかりやすいです(EDは2つ)。
片方のEDの演出が本当、ゲームのストーリーや画面を最大限に生かした演出で、見た後に思わず鳥肌が立って笑いが出ました。人間、訳が分からない時、なぜか笑いが出たりするよね……って実感しました。褒めてます。
バイナリ・シンドロームはフリーゲーム2作と比べると、ノベルADVとして注力できるのではないかという雰囲気で、作者さんの得意とするところだと思います。楽しみ~。

タイニーバン・ストーリー(The Tiny Bang Story) 感想

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シンプルなポイント&クリック型のアドベンチャーゲームです。「Steamの実績の名残だろうなこれ……」ってのがちょいちょいある。

ほのぼのと優しい雰囲気の惑星が、隕石の衝突でいきなりバラバラになるところから始まります。でもゲーム内雰囲気も全然そんな悲観的な感じではなくて、ゲーム内雰囲気もずっとほのぼの。ゲームの進行とは別にバラバラになった星のパズルピースを集めることができ、それがおそらくSteam実績の名残です。

ヒントハエもいるので詰むことはない。ボリュームはセール価格で丁度いい感じかなあ、といったところです。結構頻繁にセールしている印象。
欲を言うのであればEDが欲しい、けどこの手のゲームではEDなしも珍しくないんじゃないかなという感じなので、ままええかって思いました。