湖 感想

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「ファミレスを享受せよ」の作者さんの処女作です。ファミレスを享受する前に湖に行ってきました。

三人いる探索者の中から一名選択し、それぞれの目的の達成を目標に旅を開始します。「生贄」でなんとか数回クリアできるようになりました。

ゲームブックに近いかも! 道中に起きるイベントはある程度取捨選択できますし、実際に起きたときに「どうするか」「どう戦闘するか」は自分で選べます。
元々ゲームブックが好きなこともあり、のめり込んでプレイしました。リトライがしやすいのも利点だと思います。

おいし水さんの優しくてかわいいちょっと不思議な絵が堪能できるのもポイント。
でも全体的にどこかほんのり薄暗い雰囲気を帯びていて、それがまた好きでした。中世因習村のあの雰囲気、ゲームブックやTRPGにぴったりです。

Cult of the Lamb 感想

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今まさに「旧き信仰の司教」たちにより処刑されようとしている子羊(プレイヤー)……覚悟を決めたその時、「待ち受けし者」と呼ばれる謎めいた存在が命を掬われました。
「待ち受けし者」の名の下に、授かった赤き王冠を使いこなして、忠実な信者を増やし、忌まわしき司教たちが支配する旧き信仰の地で自身の真なる教えを広め、真なる教団を築き上げましょう!!

わっはは、ヒツジとくれば俺の出番や(ヒント:ハンネ)と言わんばかりにプレイしました。

教団経営に何が必要ってそう、資材と金と食料ですね。
信仰のための施設や寝場所には資材……木と岩がいりますね。拠点にある木や岩には数には限りがあるのでダンジョンに赴く必要がありますね。
私がダンジョンに赴いている間の信者のためのご飯もいりますね。その材料確保のためにダンジョンに赴く必要がありますね。
信者とて不老不死ではないし、時には離反することだってあります。人を定期的に勧誘しなくちゃいけませんね。新しい人材と出会うためには……そう、ダンジョンに赴く必要がありますね。
まあ教祖とは忙しいもの。時間は有限です。時として信者や資材など、入り物はお金が解決してくれることもあります。そのための金を集めるにはやっぱりそう、ダンジョンに赴く必要がありますね。
ダンジョンから帰ってきたら信者のご飯を作って、排泄物(!?)や吐瀉物(!?)を掃除して、テント作って……んでそうこうしていたら、資材もお金も食料もそこを尽きちゃうのでまあ、ダンジョンに赴く必要がありますね。
あと、忌まわしき司教をぶちのめすためにも、彼らが引き籠るダンジョンに赴く必要がありますね。

このように基本はずーーーっと働いとります。きょ、教祖の姿か……? これが…………?
信者たちも働いてくれるのですが、建物が壊れたらまた割り振らなくちゃいけないし、他にもご飯要求してきたり信者同志で喧嘩したり私の教えに疑いを持ったりと、ま~何かと手がかかります。最後まで自分でやるしかない作業(=信者に割り振れない作業)とかもあるので、ずっと全自動化はできないです。まあでも手のかかる子ほど可愛いと言いますしね。ね?
んで、この赴くダンジョンがランダム生成なんです。HADES(プレイ中)に近いかな。アクションが快適。
ランダムということは狙ったものが出ない可能性もあるわけです。逆にすっごいレアなものが出てくる可能性もあるわけです。

個人的にはローグライクアクション+経営シミュレーションゲームって感じでした。
安定した教団経営にはちょっと多めにダンジョンに行くのが本当は理想。実際は経営シミュ部分があるため、ずっとダンジョンに行くのは不可能です。
せっかく育てた手のかかる子ほどかわいい有能な信者たちも、老衰には勝てません。割とすぐに死ぬ……そして死んだ姿を見て若いもんが俺のやり方に疑問を抱いて忠誠心が下がる……老衰は仕方ないだろ……今時の若いもんは…………
儀式で犠牲にする必要も時としてあります。それはまあ、忠誠心下がっても仕方ないかなとは,思う……けど、こっちは場合によっては上がるんだよなあ……!!

デザインのかわいさとブラックさが程よく組み合わさったキャラデザ、それが遠慮なく肉骨出してくるんだ。すげえゲームです。
グラフィック全振りと見せかけつつ、ローグライクアクションも経営シミュレーションも、個人的には丁度いい難易度でした。ゲームの反応速度も良くてストレスフリー(これはPS5でやったからかも)、日付変わる瞬間にちょっとだけ重くなる。

自分の倫理観とか、「どこまでゲームとして割り切れるか」などが問われるゲームでした。まあプレイ中はそんな難しいこと考えずに、羊司教を楽しんでいたんですけれどね!
Unityでちょっとごたごたしておりましたが、いろんなプラットフォームで配信しているし、ぜひプレイしてみることをお勧めします。人によって変わる教団経営! ちな俺は「カニバリズム」ではなく「草食」を取りました。長期で見ると前者の方が良いらしいです。

リバース:1999 モル・パンク遊記 感想

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「もうどれくらい夜空を見てないの…星はそうやって観るものじゃない、俯かないで」

ディーワーリーの日に、それぞれの思惑を抱きながら集まる人々。
若き天文学者、カーラ・ボナー。片手を失った修行者、シャーマィン。聖パブロフ財団・最前線学院の風紀補助教員、マチルダ。そしてカーラ・ボナーの先生で友人である天文学者にして、シャーマィンの姉である神秘学者、クマール。
彼らが交差する時、あの星を見つけることはできるのだろうか。

ネットで見た、「劇場版リバース:1999『モル・パンク遊記』 同時上映『マチルダの夏休み』」が的を射ていると思います。辛く悲しく、やるせない話ではあるのですが、マチルダがいることで少しの清涼感というか希望があるというか。大人たちが割と人生に対してあまり希望を持っていなくて、でも(クマールを除いて)破壊するほどでも無くて、それで子どもたちの影響で足掻くか~って気持ちになれた、みたいな。マチルダって光過ぎる、かわいい。

●カーラ・ボナー

話全体的にどうしてもクマールの掌の上で踊っていた印象(後手後手だったし)、若さなんでしょうね。
彼女のできる一番の鎮魂と言ったら、クマールができなかったことをやることだと思います。月日を経てもクマールを美化することなく貶めることなく覚えていられると良いね。

●シャーマィン

すっげー属性過多な男でした。面倒見の良いお兄さんでもあり、少年のような純朴さもあり、姉を想いやる弟でもあり。それでいて自分の出来る範囲の少なさを理解してもどかしさを感じている節もあり。
俺、カーラ・ボナーの立場でシャーマィンが居てくれたら惚れた自信しかねえよ……

●マチルダ

かわいい(しみじみ)。
モル・パンクをプレイした時点で彼女が出てくるメインストーリーまでやれていなかったのですがそれでも十二分にかわいかった。光でいてくれ、頼む。

●カンジーラ

あまり好きになれなかった…………のだけれど、彼女にとっての大切なものを守ろうとする姿勢は好き。大切な人が大切にしているものだからって大切にする……というわけでないところも好き。あれ!? 結構好きなのでは!?(カーラとシャーマィンが良すぎて、相対的に「そこまでだな」枠に入れていたのかもしれない)

●クマール

本人の境遇などには同情はするのですが、それはそれとしてこういう事態になったのは本人の気質もあるんだろうな、という気もして。多分、パワハラ気質じゃなければもう少しましな終わり方ができた。本人はそれを認識していないのか、わかっていて目を逸らしたいのか。
境遇的には最推しのトゥースフェアリーと似ているところがあると思っていて(「力」の有無でいうと逆なのですけれど)、最終的に何が彼女たちを分けたのかって、本人たちの気質なのだと思います。
嫌いになりきれないけど好きになりきることもできない。そんなキャラでした。

容量の関係で現在絶賛おさぼり中ですが相変わらず好きです、まじまじ。

The Room Two 感想

マイニンテンドーストアはこちら

んで、私の前作感想はこちら

前作より全体的にパワーアップした感じ! パズル面だけでなくストーリー面でも強化されているのですが、全体的にホラーな方面へ強化されているので、苦手な人は注意かも。
操作性は相変わらず、ジョイコンでやるのが楽しい感じです。

ただ、前作はからくり箱をどんどん開けていくというのに対し、今作はそういう感じではなく、脱出ゲーム感の方が強化された感じです。
ストーリーもあわせて「こっち方面に行ったか~」という感想はなくもない。まあでも前作楽しめたのならおすすめです。

void* tRrLM2(); //ボイド・テラリウム2 感想

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【トリコちゃん、思い残しはありませんか?】

人類が汚染菌類によって滅びてから数百年後の世界……人類最後の少女「トリコ」と、そんな彼女をお世話する「ロボット」と「ファクトリーAI」は、人間がなんとか生存できる環境「テラリウム」を作り、その中でトリコちゃんをお世話していきます。
が、トリコちゃんの身体が少しずつ朽ちていく症状が……はっきりとした原因がわからないその病気の謎と治療法を求めて、「ロボット」と「ファクトリーAI」は人類の過去を調査し始めます。
すべてはトリコちゃんを生き延びさせるために――

珍しく2からプレイしました。借りたもんでさ。ストーリー的にもなんとかなりそうなもんだったんでさ。
不思議なダンジョン系下手なのですが、初回クラフトボーナスによる基礎能力があったので割といけました。後半ダンジョンモンスターハウスが多いけど、その分ボーナス小部屋も多いので、こういうものなのかなって思ったり。

ストーリーはまあこうなるわなエンドなのですが、それでも実際に自分がプレイしているとなると来るものがありました。幼い子が理不尽に大変な思いをしているだけと言え場だけなのですが、それってやっぱ……許せねえよなあ……!

エンド名は「True」「False」でしたが、多分プログラムとしてのT/Fなのだと思います。目標としてはFalseなので。
ロボットとファクトリーAIのそれは愛なのかエゴなのか、でも愛情なんてそんなもんじゃない? って思います。両親のそれも同じではあるのですが……
ただ、「取り戻す」というところに重きを置きすぎたんだろうなあ、と。トリコとしてはどちらが幸せだったんでしょうね。というより、トリコはどこまで「トリコ」としての意識があるんでしょうね。

割と必要最低限のお世話しかしていなかったと思っているのですが、ストーリー上で起こる病気以外にはかからずで、判定が結構甘いのか自分が自認識よりまめなのかわかりませんでした。まあ女の子が必要以上に痛い目に遭う必要はないからこれで良いよ。
Gに関しては最初からフィルターかけていたので、出会った時に「(フィルター)これかぁ~……」ってなりました。食べるご飯として出ているときにフィルターかかっていないじゃんとは思っていたけど、あれ以上リアルに描写されているってことでしょ? そういう方面に進むのやめな~!? 日本一くんさぁ~!? 1もやるけどさぁ~!?

探偵撲滅 感想

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八ツ裂き公」を名乗る謎の人物が起こした連続殺人事件。
たくさんの命が失われ、社会全体は大混乱。
政府は優れた探偵たちが集う「探偵同盟」へ、八つ裂き公事件の捜査を依頼。

そんなある日、探偵同盟に憧れる駆け出し探偵の主人公「北条和都」のもとに、探偵同盟の一人を名乗る男「老師探偵」が訪れます。
「君は探偵同盟のメンバーに選ばれた」と宣言するや否や、有無を言わさずに眠らされ……目を覚ました孤島では1人、北条和都はどうなるのか。

言ってしまえばダンガンロンパのフォロワー作品です。
ただ、単なるフォロワーに終わらず、独自のゲーム性やストーリーの良さも感じます。同社の「追放選挙」を積んでいるのですが、こういっちゃなんだけど、フォロワーで終わったのであろう追放選挙を反省したんじゃないかな……と、邪推はちょっとしてしまう。これはまあ、追放選挙やってからまた判断するわ!
このジャンルのゲームはパイオニアであるダンガンロンパとどうしても比べてしまうのですが、本作はフォロワーゲームで終わらず、また出した展開や結末、キャラクター達も納得のいく気持ちが良いもので、好感が持てました。思っていたよりもSF感があるなってのは否めないけど。

ダンガンロンパのほか、JDCシリーズの影響も感じます。といっても本家読んだことまだなくて、トリビュート作品の西尾維新2作品やダンガンロンパ霧切とかしか読んでいないのですが。本家も読みたいな。この設定好き。

もし調査パートで詰まっている方がいたら

①「検証」の数値が高いキャラを後回しにして調査等を進める(調査等が終わり、新たに「検証」が出てくる場面などあるので)
②移動距離で詰まっている場合、移動以外そのターン行動できなくなるが、今いるフロアのどこへでも行ける全体移動を使用する(チュートリアルで説明ないんだよなこれ……強いのに)
③特定のキャラよりも先に動かしたい別のキャラがいる場合(Aを行動させてからBの行動を考えたい時)、行動決定→先行を心掛ける

を覚えておけば大丈夫だと思います。それでも無理なところあったら気軽にお題箱にでもSOSを投げてや、Twitterかブルースカイで答えるので。俺は頑なにTwitterって呼ぶので。
というか後半の方が難易度低いんだよな、仕様的にどうしても……

●無能探偵
いろいろ受けとめて前を向くのは才能なので、最初から無能じゃねえんだよなあ……
理想探偵の手助け、自分の過去を抜きにしても、割と序盤から頼もしい、好感が持てる主人公でした。個人的には割とずっと「このサイカちゃんは僕の願望が生み出した幻覚だ」ってスタンスなのがすげぇ……ってなりました。あまりにも覚悟が決まりすぎている。さいかちゃんもそういうところに惚れたんやろうなあ……

●理想探偵
最後の復活は賛否わかれる気がしないでもない。自分は、「いやまああっても良いけど、なくて良いかな……」派。でも無能くんがそれで良いなら俺は良いよ……みたいな。
本来自分のものでない才能を使用していたこともあり、無能くんにかかる身体負担を見る限り、遅かれ早かれ無理が祟る日が来ていた気がしますね(その日までになんらかの対策ができていなければ、八つ裂き公がなくても探偵同盟が瓦解し始める気もする)。
無能くんが探偵を志していることを知っていろんな気持ちだったんだろうな……

●武装探偵
愚直なまでに他者を信じるお前が好き……まじであのひたむきさは生き残り組の太陽でした。生きて地上に出れたときにまずすることが妹の埋葬なのですが、多分サイカちゃん以外であってもそうした気がする……都度都度怪しい行動はするんですけれど、全部そういう行動なんですよね、サンドイッチ持ってきてくれるところ良かった……
「妹を枷に絡めた理由の一因は、目の前にいる自分が信頼している男」っていうのがわかってからもあそこまでまっすぐ信じるのさ~ぁ~……眩しい……

●科学探偵
いうて車椅子は仕方なくね~!? って気持ちと、いやまあ外道の言うこともわかるしな……科学くんも納得しとるようやし……という気持ちがあった。
子ども+車椅子で、立派な探偵とはいえ普段から不特定多数に舐められている部分があって、本人もだんだんマヒしてきちゃって、そういう意味で無能くん武装さんや外道は良くも悪くも対等な仲間として接して彼の成長につながったのかもしれない。師匠はどうしたって師匠なので。

●華族探偵
ED後に無能くんがくっつく可能性のあるヒロインその1。
「この状況だとぽんこつだけど部下がいると有能なんですよ」が、終盤の展開や後日談合わせてわかったのが良かった。リボーンのディーノか?
まじで誇り高く気高く、それに見合う覚悟を持ち合わせているのが、サ……好きなんだよね…………
猪突猛進ガールなところもあるのですが、何事も諦めない、他者を想い死者を敬う心を持つ、ノブリスオブリージュを体現した好みの女でした。ちょっとちんまいの可愛いよね……

●文学探偵
ED後に無能くんがくっつく可能性のあるヒロインその2。
理不尽ツンデレロリそんな好きではなく、文学ちゃんも初手「苦手だな……」と思いつつも、その後の無能くんに信頼を寄せていく描写とその説得性、本音をこぼすシーンの可愛さで「ええな……」ってなりました。我ながらちょろいな……
元ネタの芥川のお嫁さんが文ちゃんなのでそれが名前かと思っていた(それもあるとは思うんですけれど)ら、ヘブンだった、すげえ名前や。魔界の娘が天国なの、地味に好き。

●魔界探偵
うおーーー!! 立派な大人!! 立派な大人!!(自分が大人側に立つようになったことにより、子どもを守護る立派な大人キャラがより一層好きになってしまった)
一見色物設定なのに、「どういう背景があってこういう思考に至ったのか」がちゃんとしている。また、文学ちゃんに限らず、年下のキャラを守ろう・導こうとしている大人なのが非常に好(ハオ)でした。
声優さん、ヘルシェイク矢野の人なんだ!?

●大和探偵
見せ場なく死んでしまった感。いうて花札の部分とかは見せ場ではあるんですけれど。

●美食探偵
社畜の遺体を痛めつけるところはちょっと……ってなりました。探偵としての信念が強い人・大和が嫌いそうなこと・唐突のヤンデレ化みたいな感じだったので、「美食さんこういうことやるかなあ、ライターの性癖でキャラ性曲げてないかなあ、ウーーーン……」みたいな。ライターとキャラ解釈バトルしようとすなーっ!

それ以外の面だと個人的にかなり好きなキャラでした。sexyだし頼れるし行動原理が個人的に好みだし……魔界さんもなんだけど、悲しい思いをする子どもを減らそう守ろうとするキャラに弱いねんな俺……
声優さん、キュアパインってマジ!?!?

●老師探偵
探偵を志した理由、八つ裂き公に協力してしまった理由、それでも無能くんに託したくなった理由、全部がわかるもので「あ、あぁ~~……」ってなってしまった。眩しすぎたのかもしれないですね。

●渋谷探偵
残留思念回収の時に、無能「先輩」、○○(任意の探偵)「ちゃん」なのに、被虐「探偵」だったので、おほほ! やりよるわい! となった。詳しくは被虐のところで語りますが、ここでも黒幕悟った。彼女らしいですね。
CVがVの方なのですが、本職の声優さんたちに遜色ない演技で驚きました。追い詰められた~死までの演技も凄い。Vに疎くてすまんやで。
ちょっとギャル像が古い気もしないでも……ない!

●社畜探偵
同社のジャック・ザ・リッパーのハリー(自分の感想)と同じ声優さんとわかって、「これ、製作陣に、この声優さんに曇らせ男キャラやらせるのが性癖のやつ、おるやろ!!」ってなりました。確かにハリーの救えなかった恋人(故人)になりてぇ(意訳)とは俺も言ったけどさあ……!!
webで公開されている公式小説の、魔界さんとの絡みが良いのでぜひ見てください。良いコンテンツとはいえ、ゲーム外コンテンツが多いと複雑な気持ちになるな……

あと公式小説には社畜さんと外道の話もあります。社畜さんは大和ちゃん殺した時点で積みではあったのですが、外道からしてみればあれも大和の命を背負っていないように見えたんだろうね。文学ちゃん人質にしたところとかね。

●外道探偵
なんだかんだで無能のことは好きだったと思います、ちゃんと命を背負っているので。そういう意味で被虐は大嫌いなんだろうな。全てから目を背けているので。
最後に一矢報いたところがハガレンのキンブリーみたいな感じ、芯を通していないと敵味方関係なしに許せないみたいな。信念を突き通すキャラだったし、言ってること全部本音だったと思います。良いキャラだった。
過去に因縁のあった社畜(鬼畜)探偵すらさん付けする無能くんが唯一呼び捨てにしているのほんま笑う、いわば同志みたいな立場なのにね。

ダンガンロンパの狛枝がオマージュ元と思われるキャラなのですが、出した結論・選んだ信念等が全く違い、またそれが納得できるもので、開発陣が作品に対して真摯であることを感じて好感が持てました。

●被虐探偵
まあ自分の行いを「救済」と正当化している時点で無能探偵に勝てないだろうなあと思いました。外道探偵よりも覚悟の格が下というか、外道と合わせて「命を背負っていないってこういうことだよ」みたいな感じ。

被虐くんが悪役なのは社畜離脱あたりからわかった。不滅探偵候補が5人で外道が17歳ってわかって、無能・理想・外道・被虐が同い年でアッ……てなるので。
あとその後あたりから明確に探索パートでの台詞が1人だけ推理時の方向が違う・ミスリードへ誘おうとする台詞が多くなる。上で言った渋谷ちゃんのもあわせて「こ、こいつ……!」ってなりました。
いうて後日談読むと、一番救われたがっているのは本人だねってなる、そしてそれを自覚できていない……というか、目を逸らしているのだと思います。そのままだったら無能ちゃんにそのうち負けるよ。別に死は救済自体を否定するつもりもないし、八つ裂き公の正体をこういう書き方したからには公式としても否定するつもりはないんだと思います。

ダンガンロンパと比べて登場キャラの年齢幅が広いので、だからこそ表現できることはあったのですが、逆に全員探偵だからこそ「お前本当に探偵か……?」ってなるところがちょいちょいあったのだけ残念。あと獣医探偵も「探偵の勧誘の仕方それでええんか……?」ってなりました、あれだけはどうしても納得いかない。

あと、振り返ってダンガンロンパ(と同じ制作陣ゲーム)に対して思うようになったのが、露骨な、ちょっと笑えないレベルの下品なネタが多い。自分が年を取ったからそう思うのかはわからないけれど。
本作はそのあたりのネタに対してゲーム内で突っ込んでいるので好きでした。バランスが良い。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝 感想

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んでもって自分のバイオレット感想はこちら

面白かったんだけど人間模様ちょっと露悪的できっつ……ってなりました。田舎の悪いところがめっちゃ田舎でさ……悪いところ描くのなら良いところも釣り合いとれる程度には描きなよという気持ちになっちゃった。
おもしれ~って気持ちと、これポケモンで見たくね~って気持ちがありました。この二つは両立する。

剣盾DLCの鎧の孤島 / 冠の雪原(感想はこちら。)でも思ったのですが、ポケモンはDLCで本編のifや裏側が描きたいのだと思います。本編が全部綺麗に成功した欠片の世界線で、DLCはどこかでやらかして残酷さが露呈しているお話。
泥臭いお話は割と好きなのですが、本DLCはその言葉では片づけられない掬いきれないやるせなさみたいなのがある。その清濁も併せ吞んで大人になれよと言われたらそれまでなのかもしれない。
結局解決していない問題もあるけれど、それはまあ本編もだな……子どもや個人にできる範囲というものはあるので、そちらはあまり気になりませんでした。

●キタカミ姉弟

ネットの評判宛てにならねーなって思いました。ネットのゼイユ、あまりにも理不尽な姉として描かれすぎている……誇張表現……

この姉弟なのですが、多分だけれど片親or両親死別だと思うんですよね。
ゼイユがきつい姉なのは間違いないのですがそれと同じくらい優しい姉だし、ゼイユがそういう態度を取らなくちゃいけないくらいスグリが問題児なのも事実だし。ゼイユ、スグリの母も兼ねているんだよな、なまじ前半だとおばあちゃんが全然話に絡んでこないこともあり。ヤングケアラー。
スグリの問題点は、本当の鬼さまを見なかったこと、挙句の果てにトロフィーワイフ扱いしたことだと思います。それから結構「姉に甘やかしてもらっている弟」で。ネットだとゼイユの「理不尽な姉への造詣が深い、本人たちの自覚もない、うちの姉もこう」みたいな意見をよく目にしましたが、逆もそうじゃんって思いました。弟側にも甘やかしてもらっている自覚がない。テラパゴスで困った時とかまず姉見てんのにね。
本当の鬼さまを見なかったというのは「いや、俺は鬼の良さわかっているから……」の姿勢を変えられなかったことです。ゼイユは真相知った時「出るとこ出てやるわ!!」になったので。割とマジで、自分のためじゃなく身内のためでもなく、出るとこ出てやる判断できるのは慈愛の心だと思います。
別にゼイユがきつい姉なことを否定するつもりはありません、弟の好きなものを「変なの」っていうのはダメ。それはそう。ですが、ガラルのジムリーダーたちが割と二次創作で見かけるキャラと「いや実際はそれだけのキャラじゃなくね……? そういうキャラじゃなくね……?」になりがちな状況だったことを思い出しました。きついだけのキャラだったら弟と一緒に休学しね~~~~よ!

あと、田舎の描写がリアルなの何? 公民館のあの微妙にずれた感じ、何? 海外に伝わるんかあれ。
本家の方が丁度あのあたりなので「あー一面のクソミドリ」ってなりました。

●ブルべ学園

カキツバタに関しては、お山の大将やっていたいところもあって留年しているんだろうな、と思いました。地元に帰ればアイリスがいるわけですからね。血がつながらない姉なのか妹なのか微妙だけれど、コンプレックス発動するにきまってるんだよな。
スター団が作中では恋愛匂わせないのに対して、ブルベリーグはばりばり恋愛要素があって、わざと対比的に描いたんだろうなあと思います。ゼイユがネリネを「おもしれ~女」って言っているの好き、俺もお前に思っている。お前たちに思っている。

ただ、なんというかな。明確な悪役がかかれていないのがSMから3世代連続なので、ちょっともう限界があるのでは……なんて思ってしまいました。過食ぎみ。
明確な悪役がいること=悪いことor浅い物語 ではないです(まあ逆もまた然りですが……)。そうでなければ「悪のカリスマ」なんて言葉は生まれないでしょう。「サカキのカリスマ」出しているから、そこ理解しているとは思うんですけれど……まあゲーフリだしな……

割とガチでブライア先生は教員免許取り上げた方が良い、ストッパーを用意して研究に没頭させていたほうがまだまし。ジニア先生もですが、四災以外に関してはレホール先生は割と真っ当に先生しているなって再確認しました。四災も主人公にしかけしかけてないしな……そもそも主人公自体が災害なところあるからな……

●スター団

素顔や、全員学校で「浮く」理由がわかるんだな……もちろん、「いじめられた側にも責任がある」なんていうつもりではありませんが、薄ら納得するキャラ造形。だからこそスター団あってよかったよね本当。
なんだろうな。FE風花雪月でもあったんですけれど。深く描写できる時代になったからこそ生まれたキャラなんだろうなあって感じました。だからってそういう方面にばかりリアルにならなくていいよって思うのは私だけ?

●キビキビパニック

ノリが完全に一昔前のOVAのそれなんじゃ。

割とゼイユに惚れているかもしれん。前回の感想でミモザ幼馴染俺怪文書を生み出したんだが、浮気するのか……!?

Behind the Frame ~とっておきの景色~ 感想

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画家の女性を操作し、どこかに忘れてきてしまった絵の具を探しながら作品を完成させるまでの彼女の物語を見守っていくゲームです。
締切が近い缶詰状態の彼女の毎日はとてもシンプル。時々コーヒーや軽食で一息つきながら、お気に入りの音楽を流してキャンバスに向かい続ける。向かいに住む、猫を飼っている、自分と同じく絵を描くおじいさんとの交流をはかろうとして、なんかうまくできなかったり……
そうして毎日同じことの繰り返しの、それでいて少しずつ変化していく日々の謎を、少しずつ紐解いていきます。

なんでも「90分の休憩時間に何をしたいのか?」に制作陣が雑談して出てきたのが「映画を見る」「小説を読む」「ゲームをする」の3つらしく(俺もそう。「お昼寝したい」もあるけれど……)、その3つの要素をすべて楽しめるゲームにしよう、というアイデアから生まれたのが本作とのことです。おっしゃれい!

「ラ・ラ・ランド」好きな人は好きそう。Pretenderなお話しです。
本当に90~120分くらいの時間でできるため、普段ゲームやらない人も映画1本の代わりにプレイするのはおすすめですね。難易度もそこまで難しくないし、絵柄もジブリちっくなので馴染みやすいと思います。

YELLOW LIQUID 感想

ノベルゲームコレクションはこちら

良く思いついたなこんなゲーム(褒めている)。

しっぽからガソリンを出す女の子のゲームです。
ガソリンです。

ガソリンが漏れそうになるのを我慢する可愛い女の子たちのゲームです。
ガソリンです。

そんな女の子たちに「(ガソリンを)出していいよ」ってするゲームです。
ガソリンです。

ぎ、技術力と発想力のある紳士……! とは思いつつ、全年齢でのちょっと危ない匂わせ程度(ヤンジャン程度)で終わるので、個人的に好みでした。ドット絵かわいいし……可愛い女の子大好きだし……なんだかんだで俺もこういう設定好きなので……

え、この作者さんにもっと作って欲しい……ちょっとえっちなSSノベルゲームもっと欲しい……

わるい王様とりっぱな勇者 感想

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かつて邪悪な魔王として恐れられていたが、勇者に倒されて以降は魔物も人間も守ろうとするようになったドラゴン。王様ドラゴン
かつて魔王を倒した勇者に憧れて自分も勇者になりたい勇者の娘だが、その「かつての魔王」が誰なのかは知らない少女。ゆう
ゆうは王様ドラゴンを「おとうさん」と呼び慕い、立派な勇者になるために毎日修行に励むゆうを王様ドラゴンは優しく見守って育てています。

しかし、なにせ魔物と人間はかつて対立していました。それに加えて、昔の王様を慕う魔物たちだっています。
それになにより、勇者になるため必要なこととは……そう、「魔王を倒すこと」ではありませんか。

1匹と1人の親子関係は、いったいどうなってしまうのでしょうか。「その時」が来た時、ゆうはどんな選択を取るのでしょうか。
ゆうは、果たして勇者になれるのでしょうか。

『嘘つき姫と盲目王子』(感想はこちら)の精神的続編なのですが、ゲームとしては正直「そ、そっちに進んじゃったかぁ~……」という感想でした。絵本のような美しさが魅力で、前作ではその世界観に浸れる没入感が魅力だったのに、戦闘部分でその魅力を損なうような感じ。その戦闘システムも、よく言えばレトロ、悪く言えば2-3世代くらい前なシステムです。

ストーリーはグラフィックは前作から更にパワーアップしています。ネイサンとハリーや魔本といった、サブクエストも魅力的。サブクエストは所謂「お使いクエスト」だし、ファストトラベルもいまいち使いにくい関係で少し大変ではあるのですが,それを吹き飛ばす良さは確かにあります。
不満点を羅列すると「ほぼ戦闘面だな……」ってなります。前作も良かった+ゲームシステムとの相性も良かったので、ハードル上げすぎていたかも。
おすすめできるゲームではあるのですが、レベリングがそれなりに辛いことは覚悟しておいた方が良いと思います。でもそれを乗り越えた先にある志方さんのEDは素晴らしいねんな、まじであれでおつりがくるよ。