Limbus Company 1章「属せない」 感想

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幸運を祈ります、管理人様。

FACE THE SIN, SAVE THE E.G.O

韓国のインディーゲームスタジオ「Project Moon」が贈る初のソシャゲ、「Lobotomy Corporation」「Library Of Ruina」に連なるシリーズ3作目です。全部Lから始まっていることに今気がついた。
巨大なディストピア都市を背景に、プレイヤーは管理人兼囚人の「ダンテ」として、自分含め13名の囚人たちと共に黄金の枝を探す旅へ出ます。
前2つは積んでいる状態。本作プレイ中にいい加減やるか……となり、「Lobotomy Corporation」を始めましたが、3日目で死にまくってうぇっへっへwwってなってます。俺、これ、クリアできるんか……?

なんで本作から始めたかというと、前々から気になっていたゲームシリーズのソシャゲ(始めるのが早ければ早いほどいい)だってことと、TGS 2022で先行プレイしておもしれ~ってなったからです。
一応初日勢ですが、なんたって古いPCのSteamでやっているもんだから、全然進まない!
加えてこの手のゲームは、個人的に、元ネタをできれば履修した状態でプレイしたいとは思いつつも、あまりの量に加えて現時点では未履修の作品が多く……(感想のところで、現時点で何を履修しているか否か、残しときます。多分進んでいくうちに履修済みが増える、増やしたいね)

面倒くさい自分と折り合い付けつつ、なんとかかんとか1章クリアまで行きました。期間限定イベントあった事実に泣いたし、1章の人の心のなさにも泣いた。プロムンの洗礼を受けたわね……

以下、ネタバレあり感想。

●ダンテ / ヴェルギリアス / カロン

元ネタは履修中。
元々「うみねこのなく頃に」が好きで(こちらも履修が中途半端ですが……)、理解を深めるために『神曲』を購入して積んでいました。プレイしながらロード時間に読んでいます。
どうでもいいのですが、実際のベアトリーチェはダンテを嫌悪していた節すらあるのに慈しむ恋人のように描かれ、憧れのヴェルギリアスはダンテに甘い師匠として描かれ。「知識と教養はある童貞が書いた夢小説みたいだな……」って印象を今のところ受けています。すまん……

ダンテの感覚自体はプレイヤーに近しいものだと思うのですが、彼の記憶が失われているというのが今のところの不安。ダンテと囚人たちが凄い打ち解けた後に、実はすっごい冷酷な性格だった以前のダンテが出てきたら泣いちゃう。あの場面でグレゴールに発破かけれたあたり、その素質はあるんじゃないかなと思ったり。序章では最初ソロだったし……

反面、ヴェルギリアスは、思っていたよりも話が通じる感じでした。最後の遺品のところとか。
遺品のくだり、ヴェルギリアスも、カロンに邪魔ではないか聞いてはいるものの、無駄な行動だと言ったりか笑ったりとかはしていないんですよね。それをする価値すらなかっただけかもしれないけれど。でもユーリがカロンに地図を教えていた時間が無駄ではなかったと思っていて欲しいな……

カロンはひたすらにかわいい、ぶるんぶるん。

●イサン

元ネタは未履修、1作もです。

今のところ口数少ないので判断材料も少ないのですが、道中でのユーリへのフォローなど、気遣いができて、マイペースで、割と陽キャな印象、陽キャだったという印象。決別したっぽい知り合いも出てきたし、まあなんかあったんやろな……
ユーリをフォローしたのが、イサン/ファウストという、頭良い組だったのが意外でした。ファウストは理詰めの割合が多いフォローな印象だったんですけれど、イサンは理詰めとフォローが半々な印象を受けたので余計に。そういうことされると軽率に好きになっちゃうからやめてほしいね。

因みに、現在進行形で、イサンのガチャで爆死してます。あなや~~~! いやだって、顔も性能も良いし、私が梅大好きだから……つい……

●ファウスト

元ネタは未履修。

一人称ファウストなので、ファウストの台詞で「ファウスト」だけは毎回聞き取れるので、何か嬉しくなる。

「そして、人間が何かを悟るために熱心に悩むのは最も楽しいことなのです。ファウストは台無しにしたくないですね。」
↑これ、かなり好き台詞でした。知識を得ることが本当に好きなんだと思う。そんな姿勢の彼女が良いなってなったのと、前述の名前のことがあわさり、好き……って噛みしめる感じの好きになっています。でもポジションがポジションだから、なんかでっかい爆弾持ってそうで怖いね! このゲーム、そんなんばっかだね!

●ドンキホーテ

元ネタは未履修。

かわいい~♡ とか思っていたら、良秀殺すことに何のためらいもなくてひょえってなりました。結構狂人度が上の方。
良秀殺したドンキホーテと殺していないドンキホーテの、そのあたりの切り替えが彼女の中にはなくて、全部「ドンキホーテという自分」という地続きで見ていそう。
「どちらも同じ私ですのに、なぜ区別するのですか!?」みたいな

●良秀

元ネタは履修済み、芥川が好きなので。全作品は読めとらんが……今のところ『河童』が1番好きです。

煙草のくだり、めっちゃ良かった~~~! 良い女だ、好きだ……「死人に縋るのは意味ないけど、死人を想うのは意味あるだろ」みたいな考えをしていそう。

あと、初期人格のホームボイスとか元ネタとか考えると、地獄絵図に対して何かしらありそう。
案外、地獄を中から見た娘の方がベースなのかな。元ネタが好きだと「どういう感じで展開するのかな!?」って楽しみがあります。

●ムルソー

元ネタは未履修。

生真面目な仕事人の印象。ここだけ切り取るとイシュメールもなんですけれど、ムルソーとイシュメールの違いは口数が多いかどうかかなあ。あとムルソーの方が天然っぽいかなってイメージ。

●ホンル

元ネタは未履修。

ほわほわしていて可愛い。悪意自体は認識できていて、悪意が持ち続けると疲れちゃうものだからいらなくない? みたいな思考回路をしていそう、って今のところ思っています。
確執ありそうな兄貴出てきたな……ホンルのほうが優秀で劣等感拗らせているか、兄貴の方が優秀なのに周りから愛されているホンルに対して憎しみを抱いているかのどっちかにカシオミニをかけます。

●ヒースクリフ

元ネタは未履修。

頭に血が上らなければ割と冷静に物事を見れる人という印象です。まあその、頭に血が上ることのトリガーが簡単に引かれるタイプなのですが……
囚人の中だと、今のところ誰と仲が良いんだろう。あまりイメージがわかない。ドンキホーテとかシンクレアとかに、何故か懐かれていそうなイメージはある。
ただ、煙草はあまり吸っていなさそうってイメージです。なんとなく。

めちゃくちゃ余談なのですが、「『嵐が丘』って何文庫で出ているんだろう」と思って調べたら、結婚する前の堀北真希と山本耕史でやっている映画? 舞台? がありました。つまり原作のヒースクリフって……そういう男だってコト!?(風評被害)

●イシュメール

元ネタは未履修。

紐の結び方らへんからが本当切なかった。ユーリに対して、未来を提示したのがイシュメールなんですよ。で、そこからユーリがグレゴールに対して甘えるように未来を伺って、グレゴールが本当にうれしそうにそれを肯定する。
イシュメールにとっては何ともなかったかもしれないけれれど、「どう生きればよかったのか」と悩む彼女に対する灯りだったんじゃないかなって思いました。生真面目なイシュメールは生き方に悩むユーリと相性良かったのかもね。
あと髪色可愛い。

●ロージャ

元ネタは未履修。

すっげ~良い女、好みかもしれん……カマキリみたいに俺を食べて欲しい(?)

湿っぽいことが大嫌いって感じのムードメーカー。ユーリに対して、マスコットなんてどう? って一見突拍子もないことを言いつつも、囚人は難しいけど聞くだけ聞くことはできる、といった考えに基づいている。CoCでいうと、低EDU高INTタイプだと思います。
一度懐に入れると愛着湧いちゃう面倒見が良いタイプなんじゃないかな……かわいい……

雑談で地雷踏みかけることもあるけれど、踏まずにとりなせるタイプ。んで周りの地雷除去もたいていできる、って印象でした。

●シンクレア

元ネタは未履修。

「かわいそうはかわいい」といった嗜好の方たちに好かれそうなキャラ。いうてある時ぷっつんして俺を殺してきそうな雰囲気もしないでもない……あと二重人格っぽい雰囲気、文アルの中島敦みたいな。

カロンに丁寧にユーリのフォローしつつ地図を教えて、ユーリの死を悲しんで。そんな彼が志願するってのは、何かしらの力を得たかったとか、やらねばならないような復讐に近い動機があるとか、そんな感じかなと思っています。曇らせ展開あっても(まああるだろうが……)、その優しさを捨てないでいて欲しい……

●ウーティス

元ネタは未履修……だと思うんですけれど、『オデュッセイア』は大学の講義のどっかで扱った気がしないでもない。わからん。わからんので未履修判定で。

ダンテに対して丁寧に接しているように見えて、生き返りがなければ殺してやるぞと言わんばかりの態度。わっはっは、愉快なり。ダンテには目がないのでのくだり、まじで笑った。落語か?

過去に軍の上の方の階級に所属していたのかな。「任務以外のことを考えさせるな」と言われているということは過去を考える暇を与えるなということなので、過去封印系の記憶操作されているのかなという気もします。言動は染みついているというか。
ダンテへの対応がどこまで彼女の意志で、どこまで彼女の本心か気になるところです。主人公になる章でわかるかな。

●グレゴール

元ネタは履修済み。
というかよりによって1章主人公だったので、話読んでいる途中で元ネタに気が付いて、妹いたんだろうなってことがわかって(背景的にもう死んでいそう)、そこに絡みのある1章ゲストっぽい女の子がおるなってなって、アッ……って……なってぇ…………

ちなみに、なぜか『変身』のグレゴールは、蜘蛛や芋虫のイメージがあったんですけれど、読み返したら「甲殻のように固い背中」「何本もの弓形のすじにわかれてこんもりと盛り上がっている自分の茶色の腹」ってあって「お、俺の記憶はいったい……!?」ってなりました。「あさりちゃん」で『変身』を扱う回があってそれで『変身』自体を知った記憶もあるので、そっち釣られた記憶だったのかも?

「グレゴールがユーリについて行きたそうにしている」みたいな表記が出た時に「あっ! ここの戦闘でグレゴールを入れていないとグレゴール選べなくてユーリ死んじゃうのか! 分岐するのか~! 戦闘メンバーに入れてて良かった~」って思いながらグレゴールを選んだん……です、けれど……;;
まじで、目の前で死んだユーリに、まだ助かると言わんばかりに行動したのが辛かった。実の妹の方も、目の前で死んだのではなかろうか。本当は助からないことわかっているのだろうけれど、脳が理解を拒否して、直後にあれだよ!!
すごい捻くれた見方をすると、実験中の林檎が人間の比喩で、その中に実の妹ちゃんいたり……して……自分で言っていてやだなってなったのでこの話終わり!!

彼の戦場は終わっていないんだろうな。でもここはもう戦場ではなくて、新しい地獄で。それを自覚した1章だったのではないかな、なんて思いました。上司(ヘルマンじゃない方)とのやり取りとかランボーみたい、ポプテピでしか履修していないが。
勝手に息子呼ばわりされてプロパガンダ広告塔にされて、PTSDにならないわけがない。そのPTSDも1章のなかでやわらいでいるわけではなくて、せいぜい「過去と向き合い始めた」といったレベル。
ただ、その向き合うことは1人ではできなかったと思います。囚人たちも、ドンキホーテが妹と年齢近そうだけれど、ユーリとタイプが全く違うからな……
過去と向き合うきっかけをくれたユーリは、グレゴールにとって、一生大切な女の子であり続けると思います。遺品大切にしろよ。

ただ、多分なのですが、ユーリが死ぬまでグレゴールは妹と重ねている割合の方が大きかったと思います。「ユーリ」自身を見ていたのはイシュメールとかの方が見てたと思う。ユーリが死んでから、グレゴールは初めて、「ユーリ」自身を見たのではないかなと。
ある意味グレゴールへの罰だったのかなという気持ちと、この代償の大きさが許されてたまるかという気持ちと、愛しさと切なさと心細さ……

あと余談ですが、「cv三木眞一郎のキャラが好きな知り合いが好きそう」と思って聞いてみたら好きだったし、声優さんは韓国でcv三木眞一郎の吹き替えを担当している声優さんという情報を得ました。狙い撃ちじゃん。

●ユーリ

死亡描写があっさりしすぎていて「わ、わかってはいたけれど……! もっと丁寧に……!」って思っていたら、死体蹴りがあまりにも丁寧すぎて美しいほどで泣いてしまった。これがプロムンのやり方ですか(そうだよ)。

「じゃあ私はどうしろっていうんですか? 生き残るのが罪だっていうんですか?」
この問いが、1回目と2回目で、全然声色が違うこと、受ける印象が全然違うこと、周りの反応が全然違うこと。そしてどちらも辛く苦しく、切実なこと。本当にこのあたり辛かった……

アヤも、ユーリを可愛がってはいたけれど、ガスマスクのことを知らせなくてアヤ自身の分は確保していたあたり、なんかペット、というか実験動物や家畜に気まぐれで抱く愛情に近かった気もします。でもベルト交換しているんだよな……いやベルトは生死には関わらないか……
もしそういう可愛がり方であったのなら、ユーリは一生知らなくて良いです。もう知ることも出来ねえ……(自分で書いておいて、自分でダメージを受けた)

ホプキンス、殴りて~~~~! って気持ちしかないです。殴りて~~~~~~~~! ヴェルギリアスが嫌いそうなタイプだってことが救いです、私の中の。生死わからんけれども、実際にあのままヴェルギリアスに報告していたとしたら死んでいるだろうと思う。報告すらも方便で逃げ出して生きていたら、憧れもその程度だったんだと思う。
ホプキンスに辛辣だな、俺な……

やっぱ、1章のメインだったから、グレゴールとユーリに対しての文量が多いですね。1章からこんな展開持ってこられて、物語全体が終わる頃にはどうなっているんでしょうね……

名前部分の色はまた変えるかも。どうすれば見やすいかなあ。

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Limbus Company 1章 感想

わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! トキメキUP! 感想

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幼少期にわがままファッションの1をかなりプレイしていたこともあり、「なんか久々にガールズモードしたい……」となりました。あと「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100(+900)」にガルモ4の楽曲が入っていて、それがなかなかいい曲だったので自力で聞きたくなったのもあり、2-4を一気に購入して順番にやっています。

店長としてお店を任されるプレイヤーは、来店するお客さまに積極して、洋服やアクセサリー、靴をコーディネートします。店長ですから服の仕入れにも行くし、メイクなどで自分自身のおしゃれを楽しんだりも。お店の内装やBGMも自分が扱いたい服にあわせて変更できるので、専門店的遊び方を私はいつもしています(ゴスロリ/ロリータ中心)。

また、出されるテーマにそったコーディネートをして、センスを競うコンテストも開催されます。このコンテストを優勝していくことで、ストーリーの進行や扱えるアイテムが広がります。専門店的遊び方をしていると、たまにやるコンテストが新鮮で面白いんだなこれが。
そして2からの追加点として、メンズファッションも扱えるようになりました。人により良し悪し変わる箇所だと思いますが、個人的にはコンテストと同じく、たまにやって新鮮で面白かったです。コンテストよりちょっと難しく感じたのは確かだけどね。

個人的には1が完成度高かった+グラフィックが綺麗になったことの弊害か、読み込みに時間がかかることが多くテンポが悪く感じて「1の方が良かったな……」と思うことも少なくなかったのです。が、1が日付連動でもどかしい思いをよくしていたので、そこが変更されたのが嬉しかったです。
不満点として、コンテストに優勝してきてくれるようになるお客が、基本的にセレブ客だということ! まだ仕入れるのも大変な時期に「高級ブランドの服が欲しい、それしかいらない」がたくさん来るのは正直辛かったです……。うるせえゴスロリを着ろ。

恋愛要素はまあ1の美也が丁度良かったので、それくらいのかる〜い感じで、ストーリーに絡む何かがあって良かったのでは、と思わないでもない。折角メンズファッションもできるんだし。(夢彼氏は個人的になんか違いました)

3、4はどんな感じになってるかな~? 好きシリーズなので、Switchでも新作が出て欲しいところです。とりあえず3やります。

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ミノニヨクシティ 感想

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自覚してはいけない。

主人公の「ピギュラ」は「ミノニヨクシティ」に引っ越してきたばかりの好奇心旺盛な少年(一つ目)。町長代理の「ホポポ」に勧められて、夢である「雑貨屋」さんを開くための準備に奔走します。

住民と交流を深める中で自覚してはいけないピギュラはなぜこのミノニヨクシティに引っ越して来たのか自覚してはいけないこの町の住民たちは自覚してはいけないなにをかかえているのかこの町に自覚してはいけない隠された秘密とは自覚してはいけない自覚してはいけない自覚してはいけない

自覚してはいけない。

以下、ネタバレあり感想。

優しい死を描く作品でした。クリアしたときに切ない気持ちになっちゃうんですけれど、これで良かったんだなって気持ちにもなる。

●戦わない優しさ

ピギュラ(ユウヤ)の死因で思うことはいろいろあると思います。
世論で「教育が行き届いていなかったり、一人で行かせたりすぐに息子に気が付かなかった親のせい」「不注意だった息子自身のせい」「子どもに気が付かなかった運転手のせい」「交通量の多い道の整備を怠った行政のせい」とかとか、いろいろ言われるものと思います。

でも結局、ミノニヨクシティにきたピギュラ(ユウヤ)自身には関係ない。知る由もない。
そして、ピギュラ(ユウヤ)は責められない(=傷つかない=戦わない)。死者が鞭打たれることはない。死者には祈りが捧げられる。

辛い作品ではあるのですが、あたたかい気持ちで溢れているのには、こういう要素もあると思いました。お母さんたちが後悔で押しつぶされていないのも良い。

●「自覚」した人たちは人の形をしている(のかな?)

人間形態をしているキャラクターたちが、ルナ / サナ / ジェミニ(微妙なライン?) / ジーキル / ギルバート
作中で人間形態になるキャラが、カラコロ→ショータ / ピギュラ→ユウヤ
ゲーム内で、この幼い2人について、ご飯を食べながらあれやこれやを知れるのは、よもつへぐいしながらいろいろ自覚しているということなのかもですね。黄泉の国とよもつへぐいは切っても切り離せない関係なので。

センセーとジョシュは、個人的には微妙なライン。2人とも幼子の死に疲れちゃったのかな。自覚しているけれど目を背けているのかもしれない。
センセーがロールシャッハ・テストなのは、「いろんな見方があって、貴方(プレイヤー)次第で善人にも悪人にも見えますよ」ってことなのかな。医者ってそういうところある……ない? インフルエンザの予防接種とか、注射を持つ先生は子どもにとって怖いだろうけれど、子どもがインフルとかにかからないように打つので。視点の問題。

ジェミニも微妙なラインですが、自覚はしている感じはするしなあ。同じく、自覚しているけれど背けているのかも。
自覚したうえで夢に溺れている時と、そんな自分を冷ややかに見ている自分がいるときがある感じがする。そんなところが好き。

因みに、最後ついてきてもらったのはジーキルでした。大人の保護者にさあ……ついてきて欲しいやん……?
ジェミニ、ギルバートと3択で迷いました。ジェミニは上記通り、ただジーキル・ギルバートに比べて若く感じたので真っ先に選択肢からいなくなっちゃった。
ギルバートも好きです。元々の気質もあるのだろうけれど、ずっとベッドの上にいたから、空想が友達。そういうところに共感を覚えました。ギルバートには共感でジーキルには憧れって感じを覚えて、だから最後はジーキル選んだ感じ。

●「ナンジノユ」

キャラごとのパーソナルスペースとしてお部屋、またお風呂(ナンジノユ)があります。
ナンジノユがその本人にしか見れないの、ゲームとしては新鮮ですけれどいいなあって思った。キャラのパーソナルスペースが守られている、作者さんのこだわりを感じる。

作者さんによると、一部キャラは、没になった過去作からということでした。
没になった過去作もやってみた~い! 上の方は悪食娘コンチータから着想を得ているのではないかと思うのですが、もう作られないかなあ。新作のSRPGの作成もされているし。SRPGが好きなので凄い楽しみです!
でも順番にやりたいから次は「END ROLL」だ!

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ミノニヨクシティ 感想

バイナリシンドローム TGS特別試遊版 感想

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TGS向けに公開されていた体験版(TGS特別試遊版)を、TGS終了後期間限定でboothに公開されていたものをプレイしました。通常公開verはプレイしていません。普段体験版はプレイしないスタイルなのですが(一目惚れした作品は製品版でやればいいと思っているので)、TGS限定版ということでDLプレイ。
同作者さんの過去作品は、2つともプレイ済み(感想書き中)です。体験版やるの久々だし、どうせなら発売前に書いた方が貢献できるかなってこっち先に書いちゃった♪

PC-98リスペクトのコマンドクリック型アドベンチャーゲームです。自分はこの時代のおたくではありませんが憧れがあり(作者さんも同様とのことでした)、プレイ中「ええわ~」とずっと噛みしめていました。ええわ〜。ここ数年、その時代の積みゲーめっちゃ増やしている。

舞台は西暦2101年。人工島の実験都市「ゼルノア島」の研究所で、主人公はアンドロイドのカウンセラーとして働いています。
TGS体験版では3人のアンドロイドのカウンセリングをすることができ、みんなとてもいい子でcute。各5分ほどで終わります。
カウンセリングが進むとカルテにも症状が書き込まれていく、TGS体験版ではとりあえず悩みを聞いたあたりで終了です。

マウス操作が推奨されているのですが、そのマウス操作が本当にプレイしやすい。システムも真似ているとしたら、PC98時代にADVが盛んだったのも納得。可愛いドット絵に拘られているシステム、製品版が楽しみです。

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バイナリシンドローム TGS版体験版 感想

深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to 感想

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根暗な兄妹がどうでもいい世間話に興じながら深夜の町を散歩するだけのお話。(公式より引用)

実家で一人暮らしをしているオカルトライターの新の元へ、妹の括弧ちゃんが帰省してきます。昼に括弧が借りたレンタルDVDを、延滞料金なしで返す為に、二人で深夜の地元へ繰り出すお話しです。
深夜徘徊に行くまでも結構あり、深夜徘徊よりも兄妹の距離感や関係性に主軸を置いた作品。哲学をこねくりまわしたい、そんな深夜二時を少し過ぎたあたりにおすすめ作品。哲学をこねくり回すのは考える葦の特権ですから。

ここらへんから薄らネタバレ

兄妹の両親は亡くなっています。なので兄妹でありつつも、どこか親子のような、保護者と被保護者も担っている。
家族に対する、感謝とか不満とか、そういうのを全部二人で行っていたんだろうな。映画AKIRAの金田と鉄雄を思い出す。

ふたりぼっちの世界が広げていくということは、周りの壁を壊していくことと同義です。

お兄ちゃんも同性愛者だったんかな~これ。そんな気がする。
妹の性的思考を知らなかった=恋愛相談受けていなかったんだな、ってことに、多分本人が気が付いたので何となく寂しくなる。それでも括弧が今度恋人を連れてくるねという、家族が増えるという楽しみと、数少ない友達の一人を紹介していいという確かな信頼が見える終わり方をするのが暖かかったです。同作者の他作品もやります。

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深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to 感想

Fire Emblem Engage(ファイアーエムブレム エンゲージ) 感想

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初めに言っておくと、覚醒もifも楽しみましたし好きですが、思うところが全くないというと嘘になる。それは風花も同じで、大好きですが思うところがないというと嘘になる。
で、その上で、価値観やゲーム内外の言動が理由で、小室氏本人が無理寄りの苦手です。もう少し言葉を選びたかったですが。(なんかあれなので追記しておきますが、覚醒自体はゲーム作品の中でもかなり好きですし思い入れのある作品です。坊主憎けりゃ感想ではないと思います。憎けりゃそも本作クリアまでやらんです。)
シリーズ30周年をお祝いする作品の予定で作られたと噂されている作品で、過去作嫌いを明言していたり自分作品以外のファンはどうでもいいと言えたり、歴代キャラを大切にしていたサイファ生放送にああいう暴言を吐く人を、本作のシナリオディレクターとしているのが本当、本当……

加えて、私自身「美少女戦士セーラームーン」が大好きなのですが、本作はセーラームーンのオマージュ要素が多すぎるのも引きました。一応オマージュとは言っていますが、正直パクリのレベルだと思っています。ジャンルの代表作にも名前があげられることの多いシリーズで、歴史のあるシリーズの商業作品でして良いことではないと思います。

シナリオ及び小室氏に対するあれやそれやの言及は各所でいろんな方がされているので、私は「本作が『美少女戦士セーラームーン』のオマージュ要素がどれほどあるのか」ということを書いていきたいと思います。

また、小室氏はおそらくアニメ版セーラームーンのファンで、私は原作版セーラームーンのファンです。セーラームーンもいろんな作品の例に漏れず、アニメ版と原作版でファンたちの対立があったりします。コードギアスで、TVシリーズ版しか認めない人と、復活の方が好きな人がいる事象のようなもんです。
原作派ではありますが、アニメ版の知識もあることにはあるので、それも交えつつ話していきます。ただ、アニメ版の知識が完璧ではないことだけ先に断っておきます。

以下、本作及び「美少女戦士セーラームーン」のネタバレと、「刀剣乱舞」の話が少しあります。

●リュールについて

父親が敵側、身体を親によって作り替えられている、作中で死亡するなど、セーラームーンのセーラーサターン(土萠ほたる)が元ネタ。
また、物語における父的存在(マルス・シグルド)が実体のない身体で行動を共にする、偉大な母を持つ、その母が自分を庇って犠牲になる(+母親の声優が三石さん)など、セーラーちびムーン(ちびうさ)も元ネタであると思います。

ヴェイルとのやり取りを見てもそれは顕著で、作中でヴェイルが操られていたのを振り切ってリュールに指輪を投げ手渡す→「ごめんなさい……! でも……! 私は友達になれてうれしかった……!」「ヴェイルーーーーー!!」みたいなシーンがあるじゃないですか。
ほたるちゃんとちびうさもあるんですよね。「ミストレス9」に身体を乗っ取られ、意識だけになったほたるちゃんが、ちびうさやセーラー戦士の魂を守るために最後の力を振り絞り(ミストレス9がちびうさの魂なども取り込んでいた)、それらを引き剥がして元の持ち主たちの元へ届ける。届けることはできたのですが、力を使い果たしてしまったので、ほたるちゃん(意識)は死んでしまう。
「……会えてよかった……友だちになれてよかった、ちびうさちゃん。――ありがとう。……さよなら」
「ほたるちゃん!? まって、消えないで!」
というやりとりを死ぬ前にちびうさと交わして。
付け加えて言うのであれば、一連の流れの前に、ちびうさとほたるちゃんはちょっと気まずい仲になります。「貴方なんて友達じゃありませんっ!」って感じのやりとりではないですが……もっと丁寧に登場人物たちの心情を描いたうえでの気まずい仲ですが……

こんな感じでキャラクターだけでなく、物語の展開も基本的にセーラームーンであるものです。セーラームーンでの物語の順番をごちゃまぜにして、かつ説明パートを全部省いているので、???? ってなるのだと思います。

あと発売前インタビューで「本当はもっとなよなよしていた」旨の発言ですが、リリスさーーーん!! うわあああああああッッッ!! の再来を、お上から指摘されてマシにしたのかな、なんて思いました。その結果が「貴方なんて友達じゃありませんっ!」ですか?

あと「竜の時水晶」は「幻の銀水晶」から。あるいは、アニメであった「虹水晶」。虹水晶は敵味方で奪い合うものだったので、本作の指輪に似ていますね。虹水晶のほうかも。

また、全体的に主君に対してため口を使用する従者キャラが多いですが、これもセーラームーン要素。

●リトスのキャラクターたち

ルミエルは言わずもがなセーラームーン(月野うさぎ)が元ネタ。1人で戦い続行けていたところは、セーラーコスモス感があります。まあ結局うさぎちゃんよ。
クラン・フランですが、ドルオタやミーハーな要素が、ムーンやヴィーナス(愛野美奈子)(+アニメ版だとマーズ(火野レイ)、ジュピター(木野まこと)も)だなあ、と思いました。
ドルオタ要素自体は別に良いんだけどさ、流石に人の形をした敵を倒す時に「目線いただきました~♡」をされると、ちょっと……となりました。最初に敵に囲まれてピンチになっているだけに、戦闘には集中して欲しいところです。

ヴァンドレにはシリーズおなじみのジェイガンポジションということもあり、流石にセーラームーン要素を感じなかったので安心しつつも、逆にここしかnot要素がないのか、とも思いました。
あと、ヴァンドレ(は老人だからだけど)とフランクラン全員白髪ですが、「白髪の守り人」という要素で、エリオスを感じなくもない。ルフレ男のデフォルトや公式のルフ男×ルキナ推しを見るに、多分氏は、エリオス×ちびうさが好きなんだと思います。

●フィレネのキャラクターたち

名前の元ネタがファッションブランドではないか、あるいはフランスの一般的な名前を使用しているのではないか、というのを見ました。各国でフィレネだけ「これ!」って感じの名前の元ネタはない。

フィレネだけは、セーラームーンやプリキュア(ソルムのみ)の要素は薄く、最初に出てくる国だからか、FE要素を感じるキャラが比較的多いかな、とは思います。
ただ、クロエは、色合いやメリンとの支援会話を考えると、セーラーネプチューン(海王みちる)を少しは元にしていると思います。
あとセリーヌ。セレーネー(月の女神)が名前の元ネタなので。覚醒/ifで、「月の女神の名前をしている、ツインテールで、ペガサスに乗ることが出来る少女」を出しておいて、さ……

あとこれは全員に言えることなのですが――特にセリーヌで思ったからここで書きます――「何か1点の個性を主張しない支援会話の方が出来がいい」「そしてそれはおそらく、氏が担当していないか、氏の監修が入っていないかのどちらか」です。セリーヌでいうと、紅茶の話題がない支援会話の方が圧倒的に出来がいいし面白いです。

●ブロディアのキャラクターたち

名前の元ネタが鉱石。
各キャラの元ネタを考えるに、セーラームーンのブラックムーン一族から着想を得ているのだと思います。

ディアマンドは名前の元ネタがダイヤモンドということと兄ということから、プリンス・デマンド。
スタルークは青色の弟、ダイヤモンドの兄の存在からサフィール。
ラピスは主人に惚れていること、ピンクを基調としたキャラデザ、主従3人の中で初期職がパワータイプであることなどから、コーアンをベースとしてベッツの要素も少し、といったキャラ。
シトリニカは黄色を基調としたキャラデザ、ユナカのことを見抜くなど大切なものを守るために周りを見ている(としたいのではなかろうか)性格、3人の中で初期魔導職という後方職であることなどから、カラベラスをベースとしてベルチェの要素も少し、といったキャラ。

また、ブロディア王の死体が操られた場面や、その後に指輪が取られた場面は、ギャラクティカ編のラストを元ネタとしていると思われます。
ギャラクティカ編では、
タキシード仮面を含めセーラー戦士たちが敵側にNTRされる→セーラームーンと戦い、セーラームーンが全員殺す結果となる→タキシード仮面NTRも丁寧に描写した上で、敵がタキシード仮面を殺す。
なので、セーラー戦士=紋章士たち、タキシード仮面=ブロディア王と置き換えると納得できるかと思われます。
再度の説明になりますが、オリジナリティを出すためか言い逃れのためか、説明を省いて順番を変えており、そのせいでツッコミどころしかない展開となっているのだと思います。

●ソルムのキャラクターたち

名前の元ネタがお菓子です。
「美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士終結! ブラック・ドリーム・ホールの奇跡」という映画に出てくる敵の名前や要素も元ネタがお菓子なので、ここから着想を得ていると思われます。(というか、某スレでそのことを指摘したら、ID隠した変な人が湧いたので、9割9分そうなのだと思います……)

ミスティラの声優がCrystalのセーラージュピター(木野まこと)。面倒見が良いキャラなことも、まこちゃんを意識しているかと思われます。
メリンはキャラクターまんまセーラーウラヌス(天王はるか)ですね。
パネトネの中の人がウマ娘のハルウララの声優さんだって、今調べて知りました。マジ? 声優すごい。

というかソルムは、セーラー要素よりも、プリキュア感がします。声優とかからだけど。男性声優もプリキュア出ていた人だし。
お菓子元ネタの国で、セーラーウラヌスを意識して作られたキャラと噂される(プリキュア専門ではないのでこういう言い方します)キュアショコラの声優さん持ってくるの、まじさあ……
(セーラームーンの要素をオマージュしているプリキュアは、東映繋がりでわかりますし、許されます。)

●イルシオンのキャラクターたち

名前の元ネタが植物です。
フィオレやセーラームーンアニオリ編である魔界樹編など、このあたりから着想を得ていると思われます。あと、キャラ的にはデッドムーンサーカスの要素が強い。

アイビーは、赤髪などの色合いや「テイマー」という職、またリーダー格であることからアマゾネスカルテットのベスベス(余談ですが、アマゾネスカルテットは原作とアニメ版でかなり設定が違います。アニメ版リーダー格はベスベスで、原作ではリーダーがセレセレ(セーラーセレス)であることが明確に書かれています。アマゾネスカルテット周りの設定は、アニメ派と原作派の対立を深めている要因の1つです。)
ゼルコバは、褐色肌、年長者であること(一応言うと、イルシオン王女姉妹+その臣下2人ずつの中で、です)、子どもを引き取って育てていることから、セーラープルート(冥王せつな)。
オルテンシアは童顔であることや言動、また球をモチーフにしているキャラデザからパラパラ。
ロサードは説明不要でフィッシュアイ。
ゴルドマリーは、黄色をイメージカラーにしている、自分に自信のある性格、長身なこと、毒舌お嬢様(言葉)キャラということから、セレセレをモデルにしているとわかります。

カゲツは元ネタあるかどうかわからないのですが、子安枠の新しい可能性を感じられて、そこは素直に良いなと思えました。
また、ハイアシンス王(とその関連の話の流れ)は、邪竜信仰に多少なりの洗脳が混じっていそうな様子がアニメ版土萠教授(「優しかったころのパパ」に娘が思いをはせるのも教授要素)。心の弱さに漬け込まれた結果、他国と戦争する、という点はクイン・ベリルを元にしていると思われます。

●敵側(元敵側)

ヴェイルは、リュールのところでも言った通り、セーラーサターンが元ネタ。狂暴な別人格がいるロリ、別人格に身体の支配を乗っ取られる(のちのち打ち勝つ)、父親想い、パパ呼び、なども。

セピアは、主人へ恋心を抱いていた女幹部ということから、カオリナイトやエスメロード。余談だけどエスメロードも竜に変身する(させられた)キャラでしたね。
また、声優さんや、四天王のリーダーということから、セーラーヴィーナス(愛野美奈子)も意識しているでしょう。というか氏の1番好きなセーラー戦士がヴィーナスらしいので、深見さんを採用したい+長台詞を話してもらいたいから、ああいう感じになった気がする。

Crystalでのヴィーナスの声優は伊藤静(ベレス)さんですが、「自分が担当していないシリーズ作品に出るなんて!! もう知らない!!」って気持ちで、風花からはベレトが選ばれ、それに伴って男女比という名目が成り立つので、覚醒からはマイユニでも主人公でもない、子世代のルキナ(氏の自己投影先その1)が選ばれたのだと思います。
「この状態(not仮面ルキナ)を見た時に第一声が「マルス……?」になるわきゃね~~~だろ!!」ってなっていました。その台詞でキャラ選抜理由の正当性を出せると思うな。

●馬糞について

※この項目は「流石に難癖感があるかな」と自分でも思いましたが、まあ少しでも感じてしまったことは事実ではあるので、残しておきます※

多分なのですが、小室氏が「刀剣乱舞」の「鯰尾藤四郎」が好きなのではないかなと思っています。if発売が2015年で、刀剣乱舞サービス開始も2015年なので、彼女が刀剣乱舞にはまって、そのオマージュ要素/キャラクターを出すのならば本作が初めてになるので、なくはない気がしています。
予め断っておくと、私は刀剣乱舞はサービス開始当初はそれなりにプレイしつつも、修行要素(艦これでいう「改二」あたりと思ってください)がダメで(「元主と刀」で楽しんでいた口なので……)引退しました。大包平実装あたりまではやってたし全刀所持しているはず。

話をエンゲージに戻して「なぜ刀剣乱舞が出てくるの?」ですが、ジャンル外の方には何を言っているかわからないと思いますが、一時期「鯰尾藤四郎のとあるポーズがセーラームーンに似ている」と話題になったことがありました。まとめがまだ残っていますので、気になる方は「鯰尾藤四郎 セーラームーン」で検索してみてください。

氏が刀剣乱舞に触れる→「鯰尾藤四郎」というキャラがセーラームーンに似ている要素が少しあると話題になる→気になる→好きになる
という流れはなくはないと思います。
そんでもってこの鯰尾藤四郎というキャラ、修行以降はどうなのかは引退したのでわからないのですが、少なくとも修行前の彼ですとゲーム内に「馬糞は嫌いな奴に投げる」という台詞があったり、アニメで実際に馬糞を投げるシーンがあったりします。

鯰尾藤四郎は馬糞だけの子ではないんです。ないのですが、当時のpixivオールキャラギャグ漫画などですと、馬糞キャラにされがちでした。辛かったです。
こういう「何かしらの要素一点を特化させて、それだけを連呼する」みたいなキャラ造詣は、氏の得意手法でもありますので、なんか当時の空気感とか思い出して、そして「これ(馬糞要素)、鯰尾藤四郎ちゃうか……?」となりました。というお話でした。

少なくとも、次回は発売日当日購入や発売前予約はしないです(今回した)。氏が関わっているかどうかが明らかになるまでは待つかな。過去作を積んでいるしね。
というか、会社として彼女が良人材だと思っているのであれば、発売前インタビューで出すべき。会社としてもギリギリまで隠したかった(=復帰が悪手だと思っている)のであれば復帰させるべきではなかった。のになあ、と思います。会社としてどういうスタンスをとりたいのかわからない。

言いたいことは他にもある。使いにくいUIや、あまりにも女性主人公前提すぎる作り。LGBTQ+向けを履き違えた投げやり使用(前作では履き違えていなかった+私が当事者なので、結構切実です)。クィアペインティングに近いんだよな。
割と本気で、どの層に向けた作品なのかなと疑問です。言ってもキリないし、散々言われているから今回省略しただけで。
ただなんか、怒りとか悲しみとか通り越して、呆れや無関心の域に行ってます。うけるね〜うけないです。

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Fire Emblem Engage(ファイアーエムブレム) 感想

ポケットモンスター バイオレット 感想

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壮大な自然と色彩豊かな街並みが織りなす「パルデア地方」。世界でも有数の歴史ある学校「グレープアカデミー(スカーレットだとオレンジアカデミー)」に新入生として通うことになった主人公。校長のクラベル先生にパートナーとなるポケモンを貰ったり、お隣さんかつ生徒会長のネモちゃんに学校やポケモンのことなどいろんなことを教わりながら、学校へ向かいます。
寮生活が始まるということもあり、新天地でわくわくどきどきの新生活の始まりです!

そんな初日登校中に、なにやら不思議なポケモンと出会う主人公。怪我を負っていたその子にママから貰ったサンドイッチを渡せばすっかり元気に。そのポケモンと訳ありっぽいペパーくんと出会ったり、学校の不良集団「スター団」に絡まれているボタンちゃんを助けたりと、初日から波乱万丈です。

さて、そんな主人公の通う学校では、課外授業があり、本作は登校初日から少したって始まる、この課外授業を作中で旅していきます。
テーマは「宝探し」。パルデア地方を旅して、自分だけの宝物を見つけに行きましょう!

本作はオープンワールド形式なので、この宝探しというのが、本当にプレイヤーによって違います。大まかに物語が用意されていて、ジムチャレンジとかもどのジムから挑んでも良い!
ただ、ゲーム側が推奨している順番はなんとなくあって、よく考察されていた(というよりアニメ設定でもあったのかな? アニメにわかです)「ジムリーダーはチャレンジャーのバッチの数によって、ポケモンのレベルを調整している」みたいなやつではないです。個人的ちょっと残念ポイント。

その他にも残念ポイントは多々あり――というかゲームとSwitchのスペックが噛み合っていないなあと思う――加点方式と減点方式のどちらでゲームを見ているかで評価が分かれるな、と思いました。自分自身、本作の加点箇所はめっちゃあるし、減点箇所もめっちゃあります。
減点箇所というか不満箇所はオープンワールドゲームに求めている要素の他に、「剣盾とレジェアルでできていたのに何で本作でこの機能ができないの」というところが多いです。
あとは遭遇したバグも多い、まじで多い。バグは最後にまとめて書きます、途中で書くとなんか悲しくなってきちゃうので……。自分、バグを使用するRTAとかも好きではあるのですが、通常プレイの阻害になったり、ゲームプレイという夢から覚まさせるバグが個人的にだめなんだなあって思いました。

加点箇所は主にシナリオ。ボーイ・ミーツ・ガールのスタンド・バイ・ミー。一夏の死体探しならぬ、一夏の宝探しです。これが本当に「あ、私だけの宝探しなんだな」って体験ができる。
多分、私がこのゲームで体験した思い出と、貴方が体験する(あるいはした)思い出は、別物になり、それぞれ違う宝物になります。そういうゲームで、そこが魅力のゲームなのです。

そしてシナリオのもう1つの特徴が、「終わったあとの物語である」ということ。みんなに既に物語があり、主人公はそこへ後から入っていくのです。それがどういうことなのか、どういうことを意味するのか。それは君の目で確かみてみろ!

ゲームに対してシナリオを求めるかシステムを求めるかで分かれる、そんな感じ。
私はシナリオを求めていますが、かといってシステムが全てどうでもいいわけではないのでちょっと複雑です。名作だと胸を張って言えるんだけど、傑作だとは言えない的なやつ。アプデで改善されないかなあ。

以下、ネタバレあり感想。

●主人公

他のキャラクターたちの物語が終わった後にやってくる主人公。そのことに気が付いてからは、終わった物語の歪みを正していくというか、エンドロールの向こう側を覗きに行くというか、そんな心境でした。
私の物語の主人公ではあるのだけれど、このゲームの物語のヒーローではあるのだけれど、このゲームの物語の主人公ではない。

でもこれで良いんだよなあって思える物語でした。余談だけれど大の大人ですらよろめくテラスタルを、片手で微動だにせず行うの何? 強すぎるな……バトルもポケモンを捕まえるのも体感も強いな…………

●ネモ

「チャンピオンロード」中の話を先にすると、彼女はキバナのいなかったダンデなんだな、と思いました。
パルでア地方って、ポケモンバトル以外が盛んなんですよね。アーティストのコルサ、インフルエンサーのナンジャモ、ラッパーのライムなど、文化がいろいろと発展している。
なのでジムリーダーも基本的に兼業。過去作でもそういうキャラや地方はありましたが、今までのジムリーダーと違うのは「ジムリーダーになりたくてなった専任ジムリーダーがいない」ということです(専任ジムリーダーで言えばグルーシャがいるのですが、彼もまた元プロスノーボーダーで、怪我で引退してジムリーダーに専念しているキャラ、なので)。
ガラルでいうキバナとかカブさんとか、「バトルに魅入られている人」というのかな、そういうキャラがいないんですよ。オモダカもそういうキャラではないので。

で、ネモちゃんは魅入られている。そして、なんで周りのみんなは魅入られていないのか。周りのみんなが芸術などの文化を好むように彼女もポケモンバトルを好んでいるだけのに、どうしてそれが理解されないのか。そのことで苦しんでいる。
そんな中で何も知らない主人公がお隣さんとして引っ越してきたんだもん。そりゃ、実らせたくもなる。そんな主人公がめきめきと実力をつけていくんだもん。そりゃ、ライバルになって欲しいとも思う。主人公はもしかしたら軽い気持ちで「そこまで言うならチャンピオン目指してみるー」くらいだったかもしれませんが、ネモにとってはその軽い気持ちですら、周りがくれなかったものなので。
ネモが、トップチャンピオンであるオモダカと戦った時にですら得られなかった感情を、主人公がくれた。ずっと渇望していたんだなあ。

あと「ザ・ホームウェイ」の話をすると、そちらでは船長役なんでしょうね。ネモ船長。宝物を見つけられなかった航海(前回の宝探し)と見付けられた航海(今回の宝探し)の両方を体験しているので、見つけられなかった航海を体験していないボタンや、スパイス探しは終わったけれど親との関係という意味でまだ宝探し中であるペパーを、先導する(できる)立場にいる。

船長(ネモ)が人々を導く星(北極星=カシオペア=ボタン)を伴って、宝物(金と同じ重さで取引された胡椒=ペッパー)を探しに行く。なるほど、本作の舞台をスペインにしたのも納得じゃねーの。

●オモダカ(+四天王/ジムリーダー)

四天王が交流しているところを描写してもらえるの、良~~~~~! 四天王ってちゃんと交流あるんだね……(?)
本作は四天王チャンピオン(トップチャンピオン)ともに、「どういう立場なのか」というのが伝わってよかった。チリちゃんとかいうキャラずるい、俺も大好き。ハッサク先生、ワタルたちの一族なんかなやっぱ。

オモダカとアオキは同級生なのではないかと思います。オモダカはアオキはもっと上に行けるのにって思っていて、上昇志向のないアオキにやきもきしているんじゃないかな。オモダカには上昇志向がない人の気持ちが理解できなさそうなので、あるいはする気がないので(ネモちゃんがポケモンバトルを楽しくないという人の気持ちが理解できなさそうなので、このあたりが似ている)。まあアオキは自己肯定感バチクソ高くて、ただ単に面倒ごと(オモダカの思想がこれに該当する。してしまう)には関わりたくないというタイプの男なのですが……

アオキがジムリーダーの中で唯一、オモダカのジムリーダー視察代理を言わずとも理解する(「あの人の考えそうなことです」みたいな発言)というほか、オモダカ側も、四天王としてのアオキにエースのムクホークのタイプであるひこうタイプを振るなど(無茶ぶりしたければひこうタイプ以外を指定すればいいので)、悪い関係でないことがわかります。アオキもマジでガチで嫌だったらパルデアから逃げているよ、そういう男だよあいつ。
あと個人的に好きなのが、主人公がネモとのストーリーラストバトル前の選択肢で宝食堂があること。宝食堂を選ぶとオモダカが「アオキが嫌がりそうです」といって断ります。あれってつまり、オモダカとアオキにとっての特別な場所があそこだから選択肢にあるのではないのかな。
ネモにとっての主人公が、オモダカにとってのアオキなのだと思います。ネモや主人公が切磋琢磨する姿を素晴らしいと評する彼女が求めているもの。本気を出して欲しい、ライバルで居て欲しい。だから振り回している、そんな感じ。あれだ、以前Twitterで流れてきたnoteで読んだ、おてプリとヤレ執(おてんばプリンセスとヤレヤレ執事のこと。「おてプリとヤレ執」で検索!)の系統を感じます。

●ペパー

「ザ・ホームウェイ」がまじでスタンド・バイ・ミーで、でもゴーディのポジションが主人公じゃなくてペパーくんってのが良かった。ゲーム起動画面にモンスターボールがあって、クリアすると無くなるじゃないですか。あれってもしかして、ペパーのマフィティフなのかな。クリアして快復したから基本ボールの外にいるようになった、みたいな。

ミライドンとの関係も、スタンド・バイ・ミーのゴーディも兄に対して持っていた。まんまカインコンプレックス。

本作、スタッフに相当な犬好き兄貴姉貴いる気がする。というのも、「レジェンドルート」通してのペパーのマフィティフに対する態度、特に終盤で快復したマフィティフに駆け寄るあの瞬間。犬介護していた身としてはすごいよくわかるし、「この動きするな……したな……」ってなるんですよ。もうすぐ命日なので介護の日々を思い出して泣いちゃう……
マフィティフも最高なのですが、犬好きゴーストタイプ使いとしてはボチ / ハカドッグがまじで助かった。

手持ちがさ~~~! 良いんだよな~~~! 「そこらへんで捕まえた」ポケモンたちなのに、みんな料理に関連しているポケモンだってこととか、みんなしっかり愛情込めて育てていることがわかるのが凄くいい。
授業に登場するペパーがオラチフを連れているのは(時期によってはマフィティフっぽい)、マフィティフがもう駄目なケースも覚悟はしていたんだろうなあって……2代目として捕まえたんだろうなあって…
ペパーの性格上、マフィティフ快復後もあのオラチフを悪いようにはしていないとは思う。個人的には「代わりにしちゃうのは良くない」って里親探していそうって思うな~

●フトゥー(+ミライドン / マフィティフ)

日記(個人的日記か研究記録か不明)にペパーのことを書き残すのだから、間違いなく愛していた。というより、なんかな、「愛する息子と暮らしたいからこの研究を早く完成させねば」みたいな焦りを、日記後半から感じるんですよね。

ラスボス戦の演出めっちゃ良かったな……システムのことを聞いて理解しているボタンが、ペパーに対していの一番に言葉をかけるのも良かった……寄り道して帰ろうの演出もめっちゃ良かった……デビルマンMADみたいにここ好きしか言えない……

ミライドンも犬枠。もう1匹のミライドンを見る限り、フトゥーの保護下にあったので野性を忘れていると思うんですよね。そりゃ縄張り争いにも負けるわけで。
初めて主人公と出会ったとき、凄い勇気を出してくれたんだろうなあ。

●ボタン

お父さんはピオニーだと思いますし、その前提で話を進めますね。
(シャクヤちゃんとはどっちが姉なんだろう……リーグカード考えると、ボタンが妹なのかな)

ボタンを含めたスター団たちのいじめって、かなりひどいと思っていて。というのも、アカデミーの生徒には大人も子どももいるので、日本の中学高校に比べると、大学に近いと思うのですよね。私自身、中学高校共にあまり愉快ではない思い出が多いですが、大学はそうでもない。さまざまな地方や年齢、人種、性別(自認含む)の人と関われて、濃い交流したり薄い交流したりで、楽しかったです。
グレープアカデミー(オレンジアカデミー)も同様のことと思われます。歴史のある名門校であるからなおさらです。そりゃ大人の生徒は夜の部に通う割合の方が多いでしょうが、昼の部に通う大人の生徒だってそれなりにいるでしょう。

で、スター団のいじめられっこたちは、腐っていた先生たちだけではなく、生徒の大人たち――もっというのであれば大人になってからも学びたい意思のある大人です――からもいじめを見て見ぬふり / 気が付かれなかったということになる。これって、かなり深刻だと思うんですよね。

そんないじめのケリをスター団たちがつけて、責任取る形でガラルに戻ってきた娘を、ピオニーはまたパルデアへ送り出す。
パルデアに戻ることはボタンの意志だったと思います、スター団のみんなが心配だったでしょうから。
で、ピオニーは娘を心配していないってことは絶対にないお父さんではありますが、娘たちのやりたいことや意志を尊重することができるお父さんです。「ボタちゃんの宝物があるんだな」って、信じて送り出したことも容易に想像できます。でも凄すぎない? 教師陣総入れ替えあったとはいえ、ボタンの気持ちを尊重できるの、本当凄いと思う。そりゃボタンもマジボスとして慕われるような人物に育つ。

●スター団

ボールで各キャラの性格を、初対面の時から推測できるのめっちゃ良い~~~~!!!!

クリア後に学校に通いだして、校則違反の制服をそのまま着用できる環境というのも本当嬉しいし(校長先生がみんなの個性を尊重するためになんとか頑張ったんだろうな……)、スター団を大切にスター団のイメージアップを図りつつもスター団以外と個人的に交流しようとしているのが嬉しいし、気負い過ぎたものが抜けて本当に見ていて嬉しい。
嬉しいしか言っていなくない? でも嬉しいから仕方ない。

●先生たち

ネルケはクラベルの、青春時代に憧れていた格好なのかなって。かっこいい髪型でリーゼントを選ぶと「ですよね!」と反応する先生が可愛かったです。優等生であることを誇りに思っていたのだろうけれど、不良たちに対する憧れというか羨ましさとかもあったのだろうなって。
「かっこいい不良」って仁義の不良だから、スター団たちも「まずは自分の眼でしっかりと確かめなければ!!」となったんだろうなあ。

先生たちみんなすきすきすっきでスキスキスキッスしようぜってなる。スター団もみんななる、ジムリーダーもみんななる。登場人物みんななる。
先生たちの中で最推しを言っておくとミモザ先生でした。俺の中の夢男曰く、「ミモザ先生の幼馴染になり、勝気な彼女に振り回されて大変そうねえって周りからは思われつつも自分自身はまんざらでもないというかむしろ悪い虫を追い払えるから都合がよく、そのままアカデミーへ入学、そして卒業。卒業後はリーグ職員として稼ぎを溜めつつ夢を追いかける彼女を見守り、彼女の夢の再起を後押しできた存在が自分でないことに少し悲しみを覚えつつも笑顔でアカデミーへ教師として通う彼女を見守りながらプロポーズの準備をするために指輪のサイズを図る機会を伺いたい。退勤の時間が近い日はアカデミーまで迎えに行って、悪い虫を牽制したい。なお、ミモザは俺の好意には気が付きつつも関係性に言葉をつけるのが怖くてはっきりとさせることができなくて、でも5歳に俺が言った「ミモザちゃんをおよめさんにする」を覚えていているということにする。」とのことです。怪文書じゃん。

遭遇バグ一覧より先に本作の手持ち書いちゃお! 本作は、マスカーニャ / ハカドッグ / デンリュウ / ソウブレイズ / デカヌチャン / アノホラグサでクリアしました。
基本新ポケで旅パを組むのですが、何故デンリュウがいるのかというと、旅パ確定する前に色違いに遭遇できたからでした。羊に弱いんだって!!(好きだからハンネにしている)

今作のMy favorite nicknameはアノホラグサの「あくたがわ」でした。
「アノクサ、ダンブルウィードとはわかっているけれど、反対向きの柳みたいだな」→「柳? 柳いうたら柳川隆之介や! 君の名前は『やなぎがわ』で!」→「しっくりこないからやっぱり『あくたがわ』にしよう」です。でもなかなか可愛いでしょう(自画自賛)。

●遭遇したバグ一覧(世界の裏側見えているのとかサンドイッチの挙動とかは省いています。バグなのか読み込みの問題なのか判別難しくない?)
・強制終了(バグというよりエラー?)
・表情バグ
・テラレイド中に表情が固定される。なんか最初ずっとつらそうな表情でテラクリスタルするので、メガ進化みたいになにか代償があるのかと思っていた。そんなことはなかった。
・ピクニックで表情と動作が固定される。Twitterに動画上げているので見た方が早いです。
・落ちているアイテム(モンスターボールシンボル)が拾えない。ポケモンに拾ってもらうことで対処可能とは聞いていたので、それを実行。無事にポケモンに拾ってもらえました。
・ユニオンサークル中、エリアゼロで他プレイヤーが見れる。まあ便利だったので良いのですが。因みに相手からは私の姿は見れないままでした。(通話しながらやったので判明)→画像
・再戦ジムリーダーアオキ戦で、おかみさんのテラピース黄色吹き出しが表示され続けている。→画像
・再戦ジムリーダーアオキ戦で、アオキ最後の1体台詞時になんか黒い線が表示される。→画像
・ポケモンの技の部分で見れる「Y 技の説明」の表示が消えなくなり、以降電源切るまでずっと表示されている。→画像
・レイドで手持ちの攻撃モーション時、トレーナー(つまりプレイヤー)の方を向いて殴ってくる。(デンリュウのほうでんで複数回確認)

クリア後レイドでもバグには遭遇しているので、新しいのに遭遇すれば随時更新します。

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ポケットモンスター バイオレット 感想

嘘つき姫と盲目王子 感想

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本当のわたしではあなたに触れられない

王子さまは、夜な夜な森から聞こえてくる美しい歌声に聞き惚れており、その声の主に会いたいと考えるようになっていました。
しかしその美しい歌声の主というのは、人を食べる恐ろしい狼だったのです! ただ、その狼は王子に恋をしており、自らの姿を見られて嫌われてしまうことが恐ろしくてたまりません。自らの姿を見ようとやってきた王子に向かって、つい、手が出てしまいます。自らの手に鋭い爪があることを忘れて。狼の爪により、王子は眼に怪我を負ってしまいました。
目が見えなくなってしまった役立たずの王子はお城に幽閉されてしまいます。そのことを知った狼は、森に住む魔女に王子の眼を治してもらおうと思いつき、王子のもとへと向かうのでした。

……といった感じの導入!
日本一の幼女に厳しいシリーズかと思いきや、絵本シリーズとでもいえるようなやさしい新シリーズです。やさしいよ、本当だよ。発売前に「ほらきた姫とめくら王子」って言われていたのほんま笑う。

基本はステージクリア型の2Dアクションゲームです。姫(の姿をした狼)を操作し、目の見えない王子の手を引きながらステージをクリアしていきます。手を繋いだ時に姫と王子が笑顔になるのがかわいい。
操作性は~……あまり良くないかな……割ともどかしい感じの想いをする箇所が多めです。スペランカーかな。

で、肝心の物語の方はというと王道話です。絵本のような世界観で語られる切ない物語。
俺は汚い大人になってしまったので、終盤の狼と王子に多少苛ついてしまいました……全て魔女のおかげなので……しかし、導入で視力を奪わねば全て王子が解決するんじゃないかなと思わせるようなタフさはなかなか好感が持てます。いやまじでED後の王子、すごくない?? タフって言葉は王子のためにある。

ゲームというより絵本だな! 遊べる動く絵本。朗読の声優さんが雰囲気にマッチしていて、また声も聴いていて安心する。志方あきこさんの音楽やBGMも素晴らしい。世界観も大好物。あれだ、「あらしのよるに」とか好きな方に抜群に刺さりそう。
お値段とボリュームを考えると割高感は否めないので、セール期間などに購入するのをおすすめします。

休日や、なかなか寝付けない夜に、そっとプレイしてほしい。そんな作品でした。ぜひ、ご自身の手でね。

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嘘つき姫と盲目王子 感想

シルバー事件 HD 感想

「シルバー2425」の「シルバー事件 HD」部分をプレイ/クリアしました。シルバー2425の公式サイトはこちら

面白かったし普通に好きなのですが、だからこそ続編で主人公変わるときいて「じゃあ続編は別に良いかな……」となり、今のところプレイしていません。主人公がアキラだからこそ、シルバー事件を好きになったというか。名前表記カタカナ推奨なのは名前を付ける前に言ってほしかったかな!

ノベルゲームに分類されるとは思うのですが、コマの見せ方というのかな、そういうのもこだわっていてノベルより漫画に近い感じ。それでいて台詞が出るときにタイプ音が流れたりするので(タイプ音の音の数が、文字数ではなく発音に合わせられているのが、また良い!)、フィルム映画見ている感じになります。ハードボイルド~。
刑事ものかと思いきや、どちらかというとオカルトものなテイストが強いので、「思っていたのと違った」という人は多そう。実際私もその口ですが、思っていたのと違っても名作であることに変わりはありませんでしたのでヨシッ! って感じでした。

人を選ぶ感じではありますが、少し古めの映画やハードボイルドなものが好きな人にはおすすめでした。

本作の好き曲:Uehara Kamui(「プラシーボ」の2だか3だかのチャプター選択画面の特殊効果かかっているやつ? がめちゃすき)

以下、ネタバレありの感想とか考察とか。

●主人公は結局なんだったの

オリジン「ウエハラカムイ」の、
①血のつながった子ども
②オリジンの記憶保持用に選ばれた器(だけど結局記憶はどこかで破損した)

だと思っています。
カムイ後継者たちの中では何かしら特別ではあるのだけれど、優秀ではないというアレ。生き残った事実を考えれば優秀寄りではあるかな。②だとしたら、悪運が強いだけかもしれないですね。

あるいは、他のカムイたちにはいて主人公にはいなかった、主人公にとってのアヤメがいなかったから生き延びられたのかも。主人公にとっての一番アヤメっぽいサクラは、なんだろうな。「ボスの忘れ形見だから守らなくては」って印象の方が強くないですか? まあボスは生死不明だけど……。
でもサクラの存在は、それを含めてエディプスコンプレックスなのかもしれない。父的存在に代わり、かつて父的存在のものだった女を手に入れる、という。
この作品は全体を通して父と息子の関係性を描いているので、やっぱりオリジンウエハラカムイとのあいだに何かしらの特別な関係があるのではないかな、と思います。

●ウエハラカムイは結局なんだったの

なんだかんだで何かしらの殺しはした可能性は高いと思っているのですが(銀の眼を得るにあたり何かしらした気がする)、スケープゴートにされた普通の人。

結局のところ作中でナカテガワも話に出して利用しようとしているように、マスメディアなんですよ。マスメディアがウエハラカムイにどうあって欲しいかの願望なのですよ。水面に落ちた一滴の水が、ずっと波紋を作るように、その存在が大きな影響力を持ち、やがて影響力しか残らない。ウェルテル効果ですね。
政府としても飼い殺しにしている分には、民衆の眼がカムイのほうに行くし、カムイたちの育成方針にもなるし。もしかしたらカムイたちがカムイたちであるがため必要なものに、オリジンウエハラカムイの何か(細胞とか)が必要で飼い殺しにしていたのかもしれない、なんて思っています。

●作中でのクサビの行動(コトブキ/モリカワ/ハチスカ殺し)はなんだったの

コトブキ殺しに関しては、エディプスコンプレックス、エディパール的行動。
で、残り二人はどちらかというと、アブラハムコンプレックスに近そう。と思ったんだけれども、モリカワは同世代っぽいから微妙かなあ。

詳しくは後ろのキャラごとの感想のところに書きますが、結局のところスミオの一件を受けて「こう(悪い方向)なってしまうこいつを見たくない」「自分の手の届かない(=自分が守れない)ところに行ってしまうくらいならば、そこに行ってしまう前に行けなくする(=殺す)」とかだったのかなあ。

●主人公について

トキオ視点での「こいつこっわ!」という印象が強いです。いやめちゃくちゃに怖くない!? 怖かった。
作中で過去は一切説明されないんだけれど、主人公にとっての鏡写しの存在である他のカムイたちの存在で、なんとなく知ることができる。プレイヤーによってそのあたりの解釈や妄想は異なるので、割と好きにしても大丈夫なのが個人的にイイ! と思いました。

終盤の「俺が終わらせなくちゃ……俺はなんも悪くねえけど……」という雰囲気、割と好きだよ。
なんか大人たちからは気味悪がられたりするけれど、子どもたちからはよく好かれる描写が多いあたり、子どもの目線に立って話せるというか、裏切られた青年というか、そんな印象を受けます。太宰治?
実際、始まってすぐにボスという保護者存在を失って精神的にだめになっていたっぽい+その後は全て年上に流されるがままなので、精神的に同世代に比べても幼いのだと思います。

●クサビについて

ひでえ渾名つけやがって……w
仲間たちのことがなんだかんだで好きだったのだと思います。で、彼の中で「成長」と「変化」は違った。「成長」するデカチンは良かったけれど、「停滞」を選ぶコトブキや、悪い方向へ暴走する感じに「変化」したり、自分の手の届かない所へ行くことを選択するように「変化」していくハチスカ/モリカワはだめだったのかなあ、と。

●スミオについて

パレードはまじで良かった……。
好きなキャラでした。まじで、自分の行動(パレード自体)に対して何も後悔していないところとか。確固たる信念があるキャラが好きなんですよ。他人に悟らせないほどに読唇術を習得したり、復讐のためだけに生きていて自分も磨いて密かに仲間と連絡を取り合っていたのだろうなって。親を含めた故郷に対して、憎しみしかないんだろうなって。
それはそれとして「クサビに申し訳ないなあ」とは絶対に思っているじゃないですか。クサビが彼にとっての、本来の意味での保護者的存在だったんだろうなって。実際の親たちは守ってくれなかったから。

●コトブキについて

変化を恐れることは、ハチスカ(区長の方)たちと同じ、銀の眼を求める老人たちと同じになるということ。
クサビには許せなかったんでしょうね、敬愛するコトブキがそんな存在に成り下がるのが。

●モリカワについて

ハチスカのことは本気で愛していたとは思います。
クサビもなのですが、上と下がいる難しい世代。オリジン・ウエハラカムイのことを当時から比較的現場に近い立場で知りつつ、かつ今育てるべき守るべき下の世代がいるのがこの二人なんですよね(ナカテガワには下がいないし、公安でもどちらかというと補佐っぽかったのかな)。ここの二人は対比的存在なのだと思う。

●ハチスカについて

ハチスカが女として愛したのはカムイ世代でないモリカワだったので、そういう意味ではアヤメとして落第だったのかな、と思います。
カムイたちとは裏腹に、アヤメたちは生きていることが多いので、アヤメとして落第だったハチスカは死ぬ運命にあったのかなあ、なんて思いました。

●ナカテガワについて

ナカテガワはクサビに殺されたというわけではないのですが、変化したいがためにカムイ殺しに憑りつかれて、それしか見えなくなった感じがしました。それより前では一歩引いた位置にいつつ、時々「いやお前……」みたいなことをするキャラ、という印象だったのですが。
彼自身は成長を目指しているつもりだったけれども、それは後ろを向いていた。あるいは全く違う方向を向いていた。そんな感じ。

●トキオについて

バーでのマスターとのやりとりめちゃすき。
デカチンよりは精神的に安定していると思います。というか、なんだろうな。自立している? デカチンは一人で生きていけない存在で、作中で一通りの事件を体験することで、独立した。
時雄は最初から自立していて、そこからさらに強くなる、成長するための作中での事件で、そして旅に出た。そんな印象です。俺だったかもしれないお前。

5万貸してくれ。

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シルバー事件 シルバー2425 The Silver Case 感想

グノーシア 感想

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PSvitaで出ている時に知ってはいたのですが、買うタイミングを逃していたらSwitch移植されて、Steam移植されて。
vitaに対してクソデカ感情を抱いているので、移植された時はしばらく複雑な思いを抱いていました。グノーシアは悪くない、vitaも悪くない、俺が悪いんだ……。
それはそれとして名作だとは聞いていたので、いい加減面倒くさいオタクくんな自分とも区切りをつけ、プレイするに至った次第であります。

グノーシアは嘘をつく。
人間のふりをして近づき、だまし、人間達を消し去っていく――

一人用の人狼ADVです。チュートリアルが非常に丁寧で、人狼をプレイしたことのない人でも安心。また、特殊役職は少しずつ増えていくことや、複雑すぎる役職は出てこないという点からも、人狼ゲームとして見ると初心者向きでプレイしやすいです。

医療用ポッドから目覚めた主人公は、セツと名乗る軍人さんから、宇宙船にいること、また船に「グノーシア」という、人に擬態して、人をだまして、そして人を「消し去って」しまう存在が、宇宙船の中に紛れ込んでしまっている、という状況であることを説明されます。

だから議論してグノーシアと思わしき人物をコールドスリープ(人狼で言うところの処刑)し、平穏を掴みとる必要があるのですが、物語はそれだけではなく、どうやら主人公とセツの2人は、ループの中にいるとのこと。議論に決着がついても議論開始前に巻き戻り、グノーシア騒動は終わることが終わることがありません。加えて2人は同じループの中にはいないため、時として互いがグノーシアになり、敵対関係になったりします。

どうして2人はループの中にいるのか。グノーシア騒動はなぜ起きたのか、そもそもグノーシアとは一体なんなのか。

主人公はセツと共に、宇宙の孤独な旅路へそれぞれ旅立つのでした。

ところでこのグノーシアにはという、後天的手術で性別を無くした性別が出てきて、このセツさんも性別が汎だったりします。おそらく生まれ的には女性。他の性別:汎である登場キャラクターは、男性でまだ手術はしていないけれど性別:汎、というキャラクターも出てきます。
はパンセクシャル / バイセクシャルではなく、Xジェンダー、あるいはアセクシャルやノンセクシャルあたりで考えるのが良いと思います。開幕思うよりも万能な概念ではありません。
ただ、私はセックスとジェンダーをいっしょくたにされるのがま~~~じで嫌羊なので、そこはちゃんと別ですよ、って言ってもらえて本当良かったです。

以下、ネタバレあり感想や考察。

●グノーシア(グノース)についての考察

「グノース」はまあ、グノーシス主義が元ネタだと思います。マークからしても。グノーシス主義とは、悪しき神がつくりだしたこの世界から逃れるために、自己の本質と真の神についての認識に到達することを求める思想です。
グノースの本質を「認識」したり、「知識」を得た人が、グノーシアにあたるのではないでしょうか。グノーシアになった人は、抑圧されていた自分を開放したり、動物的本能を満たすことがあると本編でも言われています。

わかりやすい例がレムナンやラキオ、ステラだと思います。
レムナンは、抑圧されていた自己を出せるようになっている。レムナンは本質的には、攻撃的というか、執着的な性格をしています。グノーシアのレムナンは、それがより被害妄想というか、閉じた世界のまま発揮されている。
ラキオは「本当は生まれ故郷から逃げ出したかった」。めちゃくちゃ雑な言い方をすると、本音を言っています。
ステラは、理性で隠していた人間になりたい自分を、人間しか味わえない悦びを求めるという欲求を抑えなくなる。

で、逆にしげみちや沙明や夕里子などは、グノーシア時の変貌があまりないキャラクターです。普段からあまりそういった抑圧はしていないから、解放するも何もないから変わりようがない。グノースの徒になったよ~くらいの変化。

特殊な例としてSQちゃん。ある意味での二重人格をああいう形で再現したのは思わず舌を巻きました。あれは見事。パケ絵に使われているのは、SQとマナンという意味なのでしょうね。物語の元凶。
もしかしたら電脳化技術を確立させたのがマナンなのかもしれないな。SQの言葉チョイスを考えると、マナンは軍事関係者だった過去もありそうだと思うんですよね、軍事研究者あたりの。生まれて間もないSQと、長年生きた(生きている)老獪なマナン。そりゃ、動物的本能(=グノーシア化)で考えたら、マナンになるよなあって。

電脳化された人間がグノースであることは作中で、巫女であった夕里子によって断言されています。
グノース単体では更なる知識が得られないのでグノーシアを生産。電脳化自体は一般的なことであることがわかりますが、その結果がグノーシアになることである、というのは一般的ではなさそう。(あと金額も)
対して、銀の鍵も知識を得たい存在で、かつこちらも単体では知識の習得が無理なので持ち主に寄生する。ニアリーイコール的存在。グノースと銀の鍵が敵対していたら面白いなあと、何か書いていて思いました。

作中で電脳化が判明しているジナ母ですが、ジナの発言や態度を見るに、生前とは多少異なっている……というか、映画上映のように、「電脳化する前の、その人」をトレースし続けることしかできないようです。
電脳化を行うには教会が必要。星の家の人たちは受付で、星船の巫女が実際にグノーシア化させる担当者。ラキオの出身国を考えるとある程度国家(というか宇宙連合)が絡んでいるだろうし、電脳化に伴う金銭的利益が、そういった国や組織の主な収入源になっていると思います。グノーシアになった人間はグノースにはなれないのでは!? 今気がついた。殉教者とは作中でも言われているけれど、グノースから見ても手駒前提なんだな。

国家や連合の大人の事情や金銭的問題に加えて、「それでも生物(人間以外もいるので、あえてこの言い方をします)には、心のよりどころが必要」ということもあると思います。終末思想、終末思想に伴う宗教の繁栄。

●セツ

物語のキャラクター役割としての、俺らのヒロイン。バディともいうべきか。
どんな性別であれどんなプレイスタイルであれ誰が推しキャラであれ、全プレイヤーに、セツと敵対すると「ちょっとこの周、辛いなあ」と思わせるような絶妙なキャラなんですよね。医務室の出現率が高いのは、「俺」がそこにいるからなんだろうな…………最初に出会ったセツが、最後のセツになるって良いよね、イイ……

最近知ったのですが、グノーシス主義にはセツ派というものがあるらしいですね。グノーシス主義の主流の地位を確立した宗派の一つらしいです。名前からして物語の核なんだな……

通常EDを迎えてから真EDまでの「セツに会いたいなあ」と、深夜2時に思わず漏らしてしまうような、そんな過程が見事。愛しいね。一緒の世界線を生きていけはしないかもしれないけれど、文通とかしたい……
「私」の1ループ目の最初の説明、セツはどんな気持ちでしていたのだろう。「私のことを知らない貴方に会う」って、すっごく怖くないですか? あのループは心細かった、私はラキオがいてくれたけど。ラキオがいてくれたから乗り越えられた。そんなループを、お前は1人で乗り切った、あるいは乗り切るつもりでいた……セツ…………好きだ……

ところで、セツが沙明を“やってしまった”周が、特記事項を埋めた周回以外にありませんでした。という話をグノーシアをプレイした友人に話したら驚かれました。珍しかったのかな。
Steam版も買ってやろうかな、と考えているので(実績解禁したいなあ、なんて思いまして)、その時はどうなるかな。

●ジナ

シナリオライターさんのヒロイン。
食いしん坊キャラなのがかわいい。母親のこともあり、どことなく「ここにいない、何処かの誰かを追っている」という、目を離したら消えてしまいそうなジナは、実際に外壁イベントがそんな感じなのですが、食べ物関係の時は「あ、そこにジナいるな」って思えて安心します。いやまじで沢山食べてくれ、食べ放題行こう。〆にラーメン行こう。
ED後でSQと一緒に暮らしているのも安心しました。SQちゃんだったら絶対、ジナをどこかへやったりとかしなさそうじゃん。

太らせるのが好きなのも、食いしん坊な彼女に合っていてかわいい。もしかしたら母親共々よく食べる家系なのかもしれないですね。食が彼女にとって、家族を繋ぐもので、あたたかい想い出に溢れているのかも。

●SQ

少し芝居がかった口調をするのは、マナンの模倣をして、マナンではないSQという、「自分」というのが何者なのかを探しているのでしょうね。探偵になったのも「人間模様が良く知れる職業だから」というのがあるかも。
SQは、眠っている方のククルシカに何となく直観づいて地下に行かないんだろうな。レムナンとはまあ……互いに関わらない方が良い、SQもマナンが怖いので。

作中でのSQにとって、生まれた時に一人ぼっちだったことは、結構大きなトラウマだと思うんですよね。真EDでは少なくともジナ、それからもしかしたらラキオ/ステラに見守られて生まれてきているので、あの世界線のSQは何も憂うことなく生きていけるのではないかな。

●ステラ

好きな色を緑にしていたためでしょうが、めちゃくちゃ協力を持ち掛けて来てくれました。俺のこと好き?
あとチュートリアル後の初敗北グノ顔を見たのがステラでした。ステラのグノ顔は非常にインパクトがあるのですが、それはそれとして、フフ……興奮……しちゃいましてね…………となりました。

人間に、人間がすなる恋というものに、憧れている機械娘。俺、こういう設定に弱いんだ……
グノーシアにならない時のステラが作中通して一番人間みの強いキャラクターまであるのが面白いです。ジョナス凍結イベントを見るに、LeVi本体も人間に憧れているところはあるのかな。お前の王子様になりてえ……

●コメット

コメットは割と、自分を含めて客観的に見ることができるキャラクターという印象を受けました。というか、ED後のシピとの関係や粘菌と共生関係である(あった)ことをみるに、人間の器に重要性が見いだせないんじゃないかな、と感じたり。

あとはやはり、粘菌イベントの印象が強いですね。沙明恋愛イベントとしての印象なのですが。粘菌自体は結構攻撃的な感じなのではないかと思います。
普段はあくまで宿主のコメットの意志を優先していて、グノーシアの時は粘菌としての本能を優先しているのかもしれない。粘菌がヴェールみたいにぶわ~~~ってなっているやつ、好きなんだ。綺麗だ……

粘菌で思い出したのですが、ED後に売っているじゃないですか。個人的にはコメットにとって「初めての友達」くらいに考えていたのですが、もっとドライで、クマノミとイソギンチャクみたいな共生関係くらいの仲なのかも。考えてみればその細菌のせいで実質的に生まれ故郷に閉じ込められているわけだし。
生まれ故郷に閉じ込める粘菌と、密航を手伝ってくれた猫。まあ後者を取るわな。全部売ったのかな

●ククルシカ

真EDを見ると、ククルシカが初対面の時に花冠くれた理由が「再会できたことへの喜び」だということが分かるのが良いよね。ループ構造だからこその演出。アーニャもククルシカだったんだろうな、と最初は思っていたのですが、最近になって銀河鉄道999みたいな感じで、若くして死んだアーニャの遺体をアレコレして、剥製みたいな感じで人形化したものがククルシカだったりしたら、より絶望的だなって思いました。

留守番時にレムナンをアレしてしまったり、銀の鍵のための情報収集のためにどこにでも現れたり、「憐れみ」や「軽蔑」という描写があったりと、「あーやっぱりマナンなんだな」と、道中での何気ない描写が、EDを見れば全部わかるのが、糸がするするする~とほどけていくようで気持ちが良い。

人狼ゲームという議論が必要なゲームが元になっているゲームで、発声できないのに強いキャラクターというのが面白かったです。敵対する時はたまったものではないのですが。
発生できないから鍵の起動はできないけれど、鍵の情報埋めているのを見るあたり、人形ではない永遠の美を諦めていないと思うんですよね。グノーシアの時はそれが強く出ているのかも。グノーシア時(あと特記事項の留守番時)以外は人格がごりごりに削れたり、長旅の中で少し丸くなったり、そんな感じかな。

●オトメ

ステラが人間でないと気が付いていたのとかククルシカと詳細な会話が出来ていたっぽいのは、エコーロケーションですかね。彼女のイベントは音に拘られているのが多くて、人間に憧れてはいるんだけれど、イルカである彼女自身や、人間とイルカを繋ぐ架け橋になるだとか。そういった、今の彼女自身を否定しない憧れの在り方が好きです。
オトメは何歳まで生きられるのだろう……母って言われるくらいだし、長生きできたかな。長生きできているよね!
実は釣りイベントを回収できていないこともあり(映画みた)、比較的印象薄目なキャラクターであったりもします。いややっぱりSteam版も買っちゃおうかなあ。

●夕里子

まじで諸刃の剣の擬人化のようなステをした女で、火力高くてヘイトも集めやすいキャラなので、強いけれど割と生存させるのが難しかったです。夕里子をセツと協力してコールドスリープさせるのは、セツと「頑張ろう」選び続けました、頑張るセツが可愛かったので……クリアしてから「頑張るな」の方が良いっていうやつを見ましたが、案外そこまででもない。頑張ろう連打でもなんとかなります。

グノース教団に対して思うところがありそうだし、彼女がグノーシアの周回は、少し皮肉というか、切ないというか、そんな心境になりました。
星船から逃げ出してきた夕里子はどこにも行けないだろうけれど、それはどこにでも行けることでもあるので、どこかのびのびと生きることが出来る場所を見つけて欲しいなあ、と思います。

でもそんな彼女が、最後「不明」だったの、正直めちゃくちゃ興奮しました。それでこそ夕里子だ……(?)
物語を俯瞰視点から見ていたんだけれど、みんなが好きで、少し頑張って物語の外から手を差し伸べて。そして物語の外へ帰って行った。そんな感じが好きなのかも。あくまでも気まぐれとかではなくて、多少なりともこの余興(物語)を気に入ってくれていたのではないかと思います。

●ラキオ

なんだかんだでわかりやすい。優しい子で、多分グリーゼの教育に疑問を持っていたのだけれども、でも自分自身は中級〜上流階級に所属しているから反乱を起こすのもおかしいし(周りに同志もいないだろうし)、と抑圧されていたのだろうな。グノーシア時にその不満を感じる。
汎なのも、グノースの教育で性別に対する疑問があったのではないかなあ、と。というより性差の方かな。なんとなく、セツは入隊に伴う強制汎化だと思うのですが、ラキオは間違いなく自由意志じゃないですか。私はパンなのですが、「どうしてジェンダーの方の性別に拘って性差を自ら作るんだろう」って思うことがあるんですね。そんな感じ。セックスの方の性差は必然のものだと思います。
ラキオもそんな感じに考えていて、汎で手術を受ける予定でもあるけれど、故郷では勉強でそんな余裕なかったから後回しにしている、みたいな印象。

ちょっとお口が悪かったり、釣られる時にめちゃくちゃ早口になるのは、口頭でのやり取りに慣れていないからでしょうね。レムナンも、もしかしたらマナンが同じパターンの時があって多少慣れていた可能性があるのかも。
ED後ではそういう抑圧部分をうまい具合に互いに補える相棒を見つけられたという印象。いいバディだと思う。ラキオはレムナンの過去を聞いて、鼻で笑いつつも気にかけてくれそうなので、過干渉すぎなくてレムナンにも丁度いいのではないかな。

●ジョナス

恐らく作中で唯一、初対面時からクリアまでに好感度が下がるキャラクターなのでは、と思いました。そこがジョナスの魅力ではあるのですが。なんというかな、嫌いというわけではないですし好きなのですが、こ、こいつぅ……! という感情が常にある。ボブネミミッミ1期10話?

このジョナス」という言い回しをしたり、自分が人間の敵だと(=人類の英雄ではなくなる)自分はなんなのだとなると呆然する描写があるし、自分の過去がないと廃人ではない状態を保てないんだろうな。なんだろう、統合失調症も少しあると思うんだよな。少なくとも半身麻痺しているし……
一緒に旅をしているのが、(非常に人間みが溢れるとはいえ)人形と機械なので、そういった意味でもノスタルジアなキャラですね。まあその機械に殺されることもあるんだが……ジョナス、多分機械音痴ですよね。LABにも現れないし。
ファム・ファタールに狂わされたノスタルジア……もう二度と会えない運命の女……ククルシカの項目で、亡くなったアーニャを使用してのではないかと言ったのもここら辺に理由します。再会した運命の女が中身が全くの別人で、だからこそ身体が本人だとは永遠に気がつけない……みたいなの、人の心がなくない!? ないと思う。ないと思うから、物語的にはありそうな気がする……(?)

あと、俺に比翼連理言ってくるの何???? 比翼連理とか忍たまの鉢屋三郎が不破雷蔵が言っているのくらいしか見たことなかった、公式です。

●しげみち

初手、悩んだらラキオかしげみちだよね。ごめんね……

やっぱり映画館のシーンで好きになりましたね。「2人をコールドスリープさせるのを本人たちに伝える」という辛い役割を引き受けるし(自分から言いだしていそう)、それなのに2人が映画を観終えるまで待ってくれるところが好き。そりゃ真エンドの入りで、主人公もあのエピソード出す。

しげみちは「人間の肉体を失った前向きな人間」なのですが(対抗がマナン)、そういった経緯もあって、正体に気が付いていないとはいえステラに惚れたりしたのかな。コメットと並んで、人間とか猫とかイルカとか機械とか、そういう種族を重要視していないキャラクターなのかもしれない。

●シピ

クロネコヤマトの宅急便やん!(やん!!)

PC/NPC問わず積極的に「協力しよう」を持ちかけていた思い出と、それはそれとして一線を引き、誰も信用していなさそうな印象を受けます。猫に関してどうのこうの言われた過去があるんじゃないかなあ。
そういう意味で、そもそも粘菌と共生関係にある(あった)コメットと旅に出るのは、納得でした。シピグノーシア時の特殊台詞は、一線を主人公が超えてきた、という感じなのかも。自分から一線を越えることはなさそう。

でもその一線も、結構内側ギリギリなのではないかと思います。割と、絆されれば溶けていきそうな一線のような気もする。AC主義者のチュートリアルで「グノーシアと話し合おう」と提案する彼ですが、コメットの密航を手伝ったりと、事なかれ主義ではありません。ただ優しいんだよな。D.Q.O.で沢山絆されてくれねえかなあ!?(!?)
寒いところに出没しなかったり、睡眠に関する台詞が多いのは猫だな~って思いました。

●レムナン

他人の加虐的嗜好を引き出す才能がある、かわいそう。なんたって、コメットの特記事項かつ沙明の恋愛イベントである粘菌イベントで、下半身が溶けた1枚絵が用意されているという徹底ぶりです。いやまじでかわいそう。

ただ、かわいそうなだけのキャラではなくて、作中の男性陣の中では寧ろトップレベルで攻撃的なキャラクターです。執着的ともいうべきか。彼の根本に根付いているのが怒りの感情で、それをラキオがうまいこと手綱握るから活きる狂犬ですわよ。大暴れしてくれ。
ラキオのやさしさがわかって沙明のやさしさがわからなかったのは、まあレムナンが男だったからというのが大きいと思います。

●沙明

土下座が似合う男に惚れるとは思わんかった。水質管理室に頻繁に脚を運ぶお前がすきだ……いや、生き延びるために土下座をする男が、恋愛イベントでコールドスリープから目覚めないことを選ぶの、ずるくない!? ずるい。

すごい寂しがり屋。でもボノボのこともあって、沙明も最後の一歩を踏み込むということができなさそう。シピと違うのは、シピは最後の一歩を踏み込む(踏み込ませる)気がある意味でなくて、沙明は一応あるということでしょうか。本命童貞感がするのはここらへんが理由だろうな。
セクハラはしますが沙明のそれって(というか作中登場人物全員を通して)、セツがイケるというものを除いて、ルッキズムに基づいたものではないんですよね。かつ、攻撃性がない、うざさはあるのですが。良い塩梅だったなあと。と同時に、特に性的なことが苦手そうなセツが沙明をやっちゃうのも納得。

●主人公

てっきりゲームシステムから排除していたかと思っていた初日犠牲者の概念を、こう持ってくるかー! となりました。やられた(?)

不思議なんですよね。多分卵が先か鶏が先かにはなるのですが、「私」は全員「私」で、「私」はセツを助けたかったからああいう行動を取ったのだし、セツも「私」を助けたかったからああいう行動を取ったんですよ。
でもそれはあのグノーシア騒動のループの中で培われた絆で、そしてそれぞれ別のループ(宇宙)に行ってて、それがたまたま螺旋状に重なる時があるだけだよ、って感じで、もう会えそうにはなくて……でもバディなんですよねえ……

真EDでセツに会うことができたのは、ゲームシステム的な問題省いて物語的な面で考えると、ラキオが手伝ってくれたのかなあ、なんて思っています。
物語を通して、PCとセツが交流しているのに、真EDの一連の流れはなんというか、PCじゃなくてPLがセツと交流している気分。だからノーマルEDも真EDも、それぞれの味がして、それぞれで好きです。
めちゃくちゃ余談ですが、グノーシア(ゲーム全体の方)が好きになった人は「All You Need Is Kill」を呼んで欲しいな……原作の小説と映画版で結構設定が異なるのですが、私はどちらも好きです……漫画もありますので是非……

良い作品だった……この作品全体を通してなのですが、井伏鱒二が訳した勧酒を思い出しました。この盃を受けてくれ、どうぞなみなみ注がしておくれ、花に嵐の例えもあるぞ、「さよなら」だけが人生だ。

それでは皆様、良い旅を!

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グノーシア 感想