RPGタイム!~ライトの伝説~ 感想

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面白い部分もちょっと辛い部分も、すべてをひっくるめて懐かしくなるゲームでした。アイデアゲームだよマジで。いろんな賞にノミネート/受賞されたのも納得です。

ゲームクリエイターを目指す友人「ケンタくん」による手作りのノートRPG「ライトの伝説」を放課後の教室で遊ばせてもらう……というていのゲーム。
TRPGとかゲームブックに近い感じで正直好き嫌いわかれるだろうなと思います。あとRPGというよりミニゲーム集といった感じです。終盤のレースだけは許さん。

ストーリーも懐かしさを感じさせる王道、それが良かった。
「こてこて展開には飽きたよ~」って人にはおすすめしません。逆に「懐かしい気持ちになりたいな~」とか、「最近摂取していないから王道ものがやりたいな~」って人におすすめです。あとTRPGを電子ゲームでやりたい人。

小学生の頃、隣の席の男の子が「バイオハザード」が好きで、その自流ノベライズをノートに書いていたことを思い出しました。頼み込んで読ませてもらっていました。多分映画を主軸にしているもの? で、自分はその頃ゲーム禁止で、映像系の怖い系グロい系が本当だめで(今もグロ得意というわけではないけれど)、初めて触れた「バイオハザード」で。だからこそ新鮮に楽しく読ませてもらった覚えがあります。

比較的仲が良かった方だと思いますが(彼は一部の人にしかそのノートを見せてくれなかったので)、彼はホモソーシャル社会のいろいろがあって、中学生の終わり際で不登校になってしまった。自分は高校で不登校していましたが。
彼は同窓会にもいなかった、今何しているのかな。元気でいてくれていると良いな。私にとっての「ケンタくん」です。

廃品回送 感想

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「バイナリ・シンドロームTGS体験版」「L0ST M@IL」に続いてプレイ(プレイした順番的には、「L0ST M@IL」→「バイナリ・シンドロームTGS体験版」→「廃品回送」だったかな……?)

「L0ST M@ILと同じ作者さんなんですか……!? 前作と同じ世界観なんですか……!? 本当に……!?」と言いたくなる、なった。言った。まあ前作からきな臭い雰囲気はあったけど……
というのも本作、ばりばりの階級制度、管理社会で、これぞ近未来SFディストピアって感じです。好き~。市民、貴方は幸福ですか?

グラフィックはパワーアップ。退廃的なSF世界観をここまで綺麗なドット絵グラフィックで魅せてくるのは本当すごい。
あと個人的には、足音が鳴ること、終盤のとある出来事を境に足音が鳴らなくなることが好き。

主人公は妹と生き別れていて、ゲーム序盤で再会するのですが、まあ再会の仕方からしてろくな未来が見えね~~~! ってなります。なった。

探索が前作よりもわかりやすくなっているほか、EDの分岐もわかりやすいです(EDは2つ)。
片方のEDの演出が本当、ゲームのストーリーや画面を最大限に生かした演出で、見た後に思わず鳥肌が立って笑いが出ました。人間、訳が分からない時、なぜか笑いが出たりするよね……って実感しました。褒めてます。
バイナリ・シンドロームはフリーゲーム2作と比べると、ノベルADVとして注力できるのではないかという雰囲気で、作者さんの得意とするところだと思います。楽しみ~。

タイニーバン・ストーリー(The Tiny Bang Story) 感想

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シンプルなポイント&クリック型のアドベンチャーゲームです。「Steamの実績の名残だろうなこれ……」ってのがちょいちょいある。

ほのぼのと優しい雰囲気の惑星が、隕石の衝突でいきなりバラバラになるところから始まります。でもゲーム内雰囲気も全然そんな悲観的な感じではなくて、ゲーム内雰囲気もずっとほのぼの。ゲームの進行とは別にバラバラになった星のパズルピースを集めることができ、それがおそらくSteam実績の名残です。

ヒントハエもいるので詰むことはない。ボリュームはセール価格で丁度いい感じかなあ、といったところです。結構頻繁にセールしている印象。
欲を言うのであればEDが欲しい、けどこの手のゲームではEDなしも珍しくないんじゃないかなという感じなので、ままええかって思いました。

メギド72 2章 感想

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2章からこんな展開していいの……!? ってなってました。こん、こんな……こんな人の心がない展開を……2章から……!? 「王都防衛」要素だけ見ても、一般的なゲームなら中盤〜終盤にありそうな展開だなあって思います。

以下ネタバレあり感想。

ヴィータ・メギド・ハルマの価値観の違いが改めてわかる章でした。ソロモンくんの考えを支持してくれているメギドは思考がヴィータ寄りなんだろうなーっておもったり。
ヒロインとの出会いが結構平成的な感じで(「転校生を紹介するぞ」「あ! あいつは今朝ぶつかった女!!」みたいな)、あらあらうふふってなっていたら、決別までが思いのほか早くて笑いました。主人公ヒロイン決別RTA? いや今後を考えると笑っている場合ちゃうんですけどね。

⚫︎ソロモン

名前変更できたのでソロモンくんに変更しました。健やかに育て。
「王」としての覚悟がもうバチバチに決まっているの、何~~~!? ソロモンくんがガッシュで、エイルがコルルだったりする? 自分、物語としてのヒロインはティオだと思うんですけど、「ガッシュ個人にとってのヒロイン」はコルルだと思っているオタクなので……

年頃の女の子を気遣うのも、自分の辛い過去を引き摺りながらも背負っていくことを決めたことも、青くてでもそれでいいと思っているところも、女王に啖呵切って飛び出すところも、全部良かったぁ~……。あの啖呵は本当見事でした、ちょっと王の器がすぎるんよ~~!

●ブネ

他のメギドと合流する前からハルマゲドン阻止のために、ハルマ側ともコンタクトとってたってことですよね、凄いな……相容れないながらも「それでもやらねばならぬ」となっていたということでもある。それほどヴァイガルドやヴィータを愛するようになったのか、あるいはメギドラルに良い思い出がないか。どっち~~~!?

⚫︎モラクス

今のところちょっと印象薄目。物語もなのですが、戦闘面でもあまり使っていなくて……(ヒント:そもそも始めた理由がフルカスに一目惚れ)。
ただでもやっぱり、「アニキ(=ソロモン)はそれで良いんだよ」って声に出していってくれるキャラの一人なので、そこは純粋に好き。ソロモンくんの傍にずっと居て欲しいし、それをずっとものかげから見ていたいです。俺は何処目線で話しているんだ?

進化素材に甘いもの多くて可愛い、たんとおたべ。

⚫︎バルバトス

ブネよりもバルバトスの方がブレーン感あるなって思いました。というより参謀? バルバトス(元ネタ72柱の方)って確か交渉に長けている悪魔なので、そこから転じて参謀悪魔になったのかも? ブネはどちらかというと保護者って感じがする。

バルバトスは、ブレーン・参謀というのもそうなんだけど、目線がメギド勢の中でも年上な気がします。そういやメギドたちの年齢ってどうなってんだ? メギドラルで生きていた記憶とか時間とかもあるんだろうし、見た目通りじゃないんだろうな。

⚫︎ウェパル

背の低さと、私が初めて認識したcv名塚佳織キャラがコードギアスのナナリーということもあり、ついつい妹キャラみたく見えちゃうんだけど中身かなりお姉さんだよなって改めて思いました。

ガブリエル、ウェパルに対して結構こう……勝手に幻想を押し付けている感、ない!? いつか手酷いしっぺ返しを受けて欲しい。まあ彼にとっての理想のウェパルでなかったのでもう受けているのかもしれない……

⚫︎シャックス

めっちゃ個人的な印象だしうまく言えずに申し訳ないのですが、モラクスは「おばか」って感じのキャラで、シャックスは「あほ」って感じのキャラ、みたいな方向性が何となく感じます。
彼女の中で興味ある/なしがはっきり分かれていて、それで興味あることに対してはとことん詳しくなるけど、興味のないことに対しては本当に覚えられないやつかなあ、なんて思いました。

進化素材にめっちゃきのこ使うね!? 俺もきのこ好きなので嬉しくなりました。

⚫︎ガープ

ソロモンに対して異性に対しての接し方を語るのがガープってのがまじで良い、しかもその方面でも結構な手練れ間が出ている。この時点でもう噂の女性を想っているんかな、関係も結構進んでいるんかな。

⚫︎マルコシアス

この殺意の高さ、たまんねぇなってなりました。前回も言ってなかった? いやでも戦闘面でも頼りになりすぎて……
ソロモンくんを「ソロモン王」(=自分たちの王)として認めていて、それをがんがん言葉にも態度にも出しているの良い。彼女の正義のお眼鏡にかなったようで何よりです。

ソロモンくんの笑顔を守りたいよ~~! 近所に住む初恋の人になって、大きくなって恋人連れてきたソロモンくんに嬉しいやら寂しいやら複雑な感情を覚えたいよ~~~! そのキャラになったら開始数分で死んでますね。 

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ポケットモンスター ハートゴールド 感想

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ポケモンシリーズの所謂第2世代にあたる作品、「ポケットモンスター 金(・銀)」および追加要素が含まれた「クリスタル」のリメイク作品です。ポケモンにしては珍しく続き物であることが明言されており、金銀クリスタルは初代赤緑(と青黄)の3年後の世界であり、そのリメイク作品のHGSSも、初代のリメイク作品であるファイアーレッド・リーフグリーン(FRLG)の3年後の世界となります。

主人公はお隣に住むウツギ博士(リメイク前だと「仲良しの博士」と明言されているっぽいすね)からポケモンを貰い、博士の研究を手伝うこととなります。といってもやるのは、そのポケモンと旅をすること。
ウツギ博士の元に泥棒が襲撃しにきたり、ウツギ博士からポケモンの「たまご」を預かったり、何やら3年前にお隣のカントー地方で解散したはずの「ロケット団」が何やら悪さをしていたり……
主人公は相棒と、ポケモンにまつわる遺跡や伝説が多く残る地方・ジョウト地方で、いったいどんな旅を繰り広げるのでしょうか。

いい加減に第1-2世代をちゃんと履修したかった+俺はとにかくどんなゲームでも自分でやってから判断したいタイプ+積んでいる+ポケモンに飢えていた、ので手を付けました。
元の金銀の物語をベースにしつつ、イベントもマップも追加要素もりもり。追加要素はありつつも、変えないとこは変えない(はかいこうせんのシーンとか)。完成されたドット絵。そして最後に待ち受ける、原点にして頂点(この概念に弱い)。
ジョウト地方のあとにカントー地方に行けるのが良いし、それを削らずに入れてくれたことも嬉しい。容量の限界に挑戦してくれてありがとう。
8-9世代やってから戻ると少し辛いのは否めないですが(主にレベル上げ)、ポケモンリメイクの最高峰といわれるだけはあります。カイリューのはかいこうせん大好き。

連れ歩きシステムも本当良い。面倒くさい一面もあるっちゃあるのですが、やっぱり良いよ……ポケモンたちが場所時間に応じていろんな反応してくれるのが良い……ちまちま歩くのが可愛い……でかポケモンでっけぇ……
SVのレッツゴーに対してちょっと面倒くさいの方が勝ちつつあるので、可愛さ全振りしたこの時代の方が俺に合っているかもしれんな……ってなってました。あとEDが最高にかわいい。

ただ、御三家で明確にチコだけ不遇なの、何~!?!? ってなりました。かわいさだけではちょっと擁護しきれない不遇ぷり。ストーリージムで1人だけタイプ相性有利取れないの、まじで何!? あとマツバがムウマ使わないの、何!? 第2世代唯一の追加ゴーストタイプなんだから強化前から使え。
その後知り合いから聞いたのですが、カントー(初代)で草有利のジムをほぼほぼ使いきっていたのが理由じゃないか、と(あとロケット団の手持ち。初代でのvsキクコや今作のvsマツバでの草タイプ実質相性不利と同じ問題)。明確に第1世代の続きだからってそんなことするな。

レッド戦だけアイテム解禁しました。強いというのも理由なのですが、レベル上げするにも技構成考えるにも、ポケセン戻るのが絶妙に嫌な距離だったので……8-9世代に慣れ切っちまったよ俺は……HGクリアしてFRを購入したのに大丈夫かな…………

これは考察や世界観に想いを馳せるのが大好きなおたくの戯言なのですが、やっぱジョウトは因習村・家系が多いね……ってなりました。俺、割と因習家系なので……

クリア時(レッド撃破含む)手持ちは、ベイリーフ(NM:いばら)、アリアドス(NM:かぶら)、ゴースト(NM:パイラ)、デンリュウ(NM:きらら)、ヌオー(NM:キーラ)、ホウオウ(NM:かるら)でクリアしました。
使ってみての感想としては、やっぱ伝説は種族値すごいね。1進化の子が多かったこともあり、結構ホウオウを頼りました。他の子も頑張ってくれたけど。ヌオーとか、鈍足なんだけどかなり頼りになりました。
あと、名前は「○○ら」縛りにしました。考えるの楽しかった。キーラはkofネタのつもりだったんだけど、調べ直したら「クーラ」ちゃんだなこれ……さては名前入力の時にずれたか……?
アリアドスは次の世代とかで追加進化きても良い……気はする。でもアリアドスで見た目が完成されているからな……7世代以降は吸血が強化されているしまあ良いか……良いか?

ケートス号にまつわる記録 感想

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発狂したAI搭載無人潜水艦「ケートス号」。かつて戦争を終わらせた彼女は、人を狂わせる歌を歌うようになってしまった。
人類はケートス号の監視のため、死刑囚を乗せた潜水艦を送り出すが……

めっちゃおもしれ~~~! こんなブログ読んでないではよやれ~~~! プレイしてから帰ってきてくれると嬉しい(小声)。
SFとパニックホラーが混ざった世界観、問題だらけだけど魅力的な乗組員たち。潜水艦を舞台とした映画のような良作短編ゲームでした。「Return of the Obra Dinn」リスペクトだったりする? まだやってなくてごめん。
同じ作者さんの他ゲームもやりたいです。この前Twitterで話題になっていたあのゲームの作者さんだったのか。

●北神(END1「52Hzの沈黙」)

全く精神汚染されなかったのも、彼にとっては妻と対話していたからなんでしょうね。妻に会いたかったからわざと囚人になったような気がします。
考えてみたら歌っていたしずっと精神汚染0だし、割と最初からわかるようになっていた。そういうのだいすき。

●東斬(END2「鬼神墜つ」)

詳しくは南波のところでも語りますが、東斬の弟=南波だと思っており、殺した女=AI化する前の主人公だと思っています。
それを踏まえたうえで、東斬が最後にすがる相手がその女(だったもの)、東斬が切り捨てた愛に飢えていたことを悟ること。因果応報だなあというか、尊厳凌辱というか、作者の癖だな、と思いました。俺も嫌いじゃないぜ。AIに「呆れた」という表現を使わせているのも徹底しているなと思いました。

●西海(END3「水泡に帰す」)

主人公をAI化させたのは彼だと思っています。
北神のことを憎んで追いかけて奥さんもAIにしたのに、自分のことを歯牙にもかけていなかったし、一人で自死してしまった。
国に捨てられたこともあって、「可哀想が可愛い」枠だったと思います。

●南波(END4「うつろ船」)

南波の過去には改竄した形跡があるとのことでしたが、これってもしかして、主人公が自分の愛した女性を使用したAIだったと知って会いたいから罪を犯したのか、他の乗船予定だった人のデータを乗っ取ったのか(リボーンの骸とランチアみたいな)だったのかなって思います。

好きだと言えなかったとあるので、殺された女性とは恋仲になる前だったんだろうなあ。
プログラムが指輪、人差し指なんだね……ってちょっぴり切なくなった。主人公のことを知った日から用意していたのかな。お前の愛した俺じゃなくても愛してくれてありがとうな……

ドラゴンズクラウン 感想

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かつて繁栄を極めながらも突然の終焉を迎えた「エリシア文明」の在った地、ハイドランド王国
主人公と相棒の盗賊・ロニは、広大な地下迷宮を探検していた日々の中、主人公の力量を聞きつけた王家からとある依頼を受けます。しかしその依頼にも、様々な思惑が入り混じっており……
ドラゴンを操る魔力を持つと言われる王冠「ドラゴンズクラウン」を中心に、物語は思いもよらぬ方向へと進んでいきます。

美しい2DグラフィクとTRPGを意識した演出が特徴の、ハスクラベルトアクションRPGです。まじでTRPGテイストがたまらね~~~です! 丁寧なGM、クラシックなBGMと世界観。最高の絵柄。D&D好きな人はプレイして損はないって感じ。
ソーサレスのお胸につられて始めたのですが、使用キャラは太ももが魅力的なアマゾンに落ち着きました。魔法キャラ難しすぎるよ! NORMALクリア時点でアマゾンLv31、HARD以降は投げることにしました。

ヴァニラウェアくんの絵とこだわりの凄いフェティシズムは最高やな! ってなる、なった。
人魚のお尻とかやばくない!? もともと結構な人外フェチで人魚は特に好きなのですが、あれはね……やばかった……スリット好きだけどあれも凄い良かった……

今から始めるならプロの方が良いです、絶対。でもvitaの操作性を生かしているゲームだと言われればそれはそう……

L0ST M@IL 感想

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とあるアンドロイドの記録を探すお手伝いをするゲームです。
エンディング1種類のノベル要素強め短編ADVです。特に分岐もありません。
色々調べてお話を読み、雰囲気を楽しんでください。
落ち着いた近未来の世界観がお好きな方にどうぞ。

……とのこと!(公式サイトより)

以前感想を書いた「バイナリ・シンドローム TGS体験版」のゲームの作者さんの過去作です。
雰囲気とドット絵が良い。探索もユーザーフレンドリーで、30分くらいで後味の良い作品が欲しかったらまずプレイして間違いないです。
ただ、処女作ということもあり、後発作品に比べるとテンポがもどかしいのも事実。「同じ作者さんの他の作品もこれも気になってる!」という方は、まず本作からプレイすることを推奨します。ほっこりしたい人にもおすすめです、少し不穏だけど。

殺人探偵ジャック・ザ・リッパー 感想

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私立探偵「アーサー・ヒューイット」は連続殺人事件の調査中、死体を発見した強いショックからか「切り裂きジャック」を自称する別人格の存在を近くする。
奇妙な相棒を得たアーサーを中心に巻き起こる数々の事件は、やがてロンドンに蠢く闇に集束していく。

探偵として理知的に調査し、犯罪者の罪を暴くのか。
殺人鬼の昂る衝動に任せ、犯罪者を自らの手で裁くのか。

本当にその選択は正しいものだったのか。
後悔に苛まれない様によく考えろ。

選べ、善か悪か――。
(公式サイトより)

ロンドン(我々の世界の19世紀ロンドンではない)で探偵としての道か殺人鬼としての道か選べというゲームなのですが、正直「探偵ルート」と「殺人者ルート」の分岐がうまく生かしきれていないと思いました。
ちょいちょいの差分と各章の終わり方、そして終盤が違うのですが……なんだろうな、周りの人からの反応は終盤の終盤まで変わらないというか。ヒロインがマフィアと自警団の二人いるのですが、そのあたりの反応というか。

箇所箇所が雑なのも個人的にうーん……。マフィアのヒロインは左手にタトゥーをしているのですが、立ち絵によっては右手になる。立ち絵反転させているからだと思います。
あとはセーブに連打が必要なUIだったり、誤字があったり、周回させる作りなのに既読スキップができなかったり(既読未読関係なしの全スキップになります)。

で、「どっちのルートも違ってどっちも良い」という感じではなくて片方にトゥルーエンドみを感じてもやもや。
あと、推理物ではなく、サスペンスとかそういうジャンルなので、「思っていたと違った」パターンはちょっとあるかも。日本一あるあるですね。

絵は良い、特に腕の筋とかめっちゃ良いです。
ストーリー的にはもう少し富裕層視点の味方キャラいても良かったんじゃないかな、と思います。ジャックザリッパーがモチーフだからなのか、貧困層出身キャラ/寄り添うキャラが多かった印象。
キャラを好きになれるかどうかでだいぶ印象が変わるゲームだと思います。全体的に序盤で全体的にキャラヘイトが貯まるつくり。

終盤には涙ぐむところもあったのですが、それに至るまでが長いというか、そこまでに挫折する人や、片方のルート見てもう良いやってなる人も多そうだなあという印象でした。日本一の良いところと悪いところが出ているよ。

●主人公たち+診療所組

探偵ルートの終わり方はバディものとして良かった。殺人鬼ルートはなんというか、自暴自棄感が凄くて……先に見れば印象変わったかもしれない。(探偵→殺人鬼→いろいろ回収、の順番でプレイしました)

元ネタの方のジャックザリッパーの正体説の1つにウォルター・シッカートがいるので、ウォルターの元ネタはそれかな。元々黒幕の予定だったようだし。
ソフィーの初恋がアーサーなんじゃないかなって思いながら見ていました。毎日「今日はアーサー来る日だったっけ、どうだっけ。予約していない日でも会いに来てくれるかな」みたいに思っていたのかなと想像して、サブストーリーの彼女に想いを馳せて、勝手に苦しくなってた……

●マフィア組

ヒロインレースはどうしても、ゲーム開始時の前提や秘密共有しているためにローリィの方が強い印象。自分もローリィの方が好きでしたが、シャーロットが割食っちゃうなあという感じでした。シャーロットは結婚EDでも秘密を明かすことはないので……あと見せ場がね、どうしてもこっちの方がかっこよくなる印象がありましたね。

Extraでのゴンザレスとミシェル先生の組み合わせが個人的に良かった。割と尻に敷いてそう。

●警察組

ハリーが好きでした。腕がどうのこうのでばれている気がする。ハリーが過去に救えなくてずっと未練と化している死んだ恋人とかになりてぇよ俺。

殺人鬼ルートでどうしてもさ~、直接的にではないにしろシャーロットが原因でローリィが死んじゃうのがさ~…………ヘイト管理として難しいところだな、なんて思いました。
殺人鬼ルートでも「人を疑うことも時には大事だよ」「それでも私は、これこれこういう理由で疑いたくない」みたいなやりとりをがっつりする章がその前にあればよかったかもですね。シャーロット自身もこれで良いのかな……みたいな感じになって、その後最悪な形でその予感が当たってしまい「ちが……私こんなつもりじゃ……」になってたので。

Pygmalion(ピグマリオン) アーリーアクセス 感想

Steamはこちら。アーリーアクセスです。
アーリーアクセス分のストーリークリアしたのでとりあえず感想。パズルモードはちまちまクリアしていきます。

そもそもこのゲームの存在を知ったのは2023年のTGSでした。ドット絵好きでビジュアルに惹かれていたら、試遊やっていきませんか~みたいになり。TGSに来てくれてありがとう。

主人公のP、P……ピスタチオは、とある事情から家出して住み込みの研究室に応募した青年。ところがどっこい、その研究室はなかなかになかなかでした。助手かと思いきや奴隷契約だし、ブラックだし、研究内容には過去のトラウマが少しあるし、先輩はなーんにもしてくれないし。
P、P……ピノキオはこれからどうなってしまうのでしょうか。

同じ色のブロックをぶつけて消すパズルゲームです。進めるにつれて、色を混ぜたり分離させたりも出てきて、単純なように見えてこの混色・分離が本当に面白い。一発でクリアできた時とかめっちゃ気持ちいいです。
やり直しもテンポ良くできるし、一手前に戻る機能もあるし。ストーリー限定ですがヒントも実装されているし。本当に痒いところに手が届きます。
あとね、色盲に対応しています!

ところどころ怪しいところもありますが、日本語訳も本当丁寧。アニメ・漫画のパロディも作中で多々出てきたり、ドット絵も本当にかわいいし、制作陣は日本のサブカルチャーを本当に愛してくれているんだなと嬉しくなります。せんきゅう!

主人公のP、P……プレパラートを取り巻くのは、からかい上手の理不尽お姉さん、ツンデレ中二病ロボットちゃん、ロリ天才の教授、おしゃべり誇大妄想癖後輩ちゃん。……なかなかにまともな人がいないな!
メインヒロインは「ピグマリオン」というタイトルからも、ロボットちゃんかと思います。個人的にツンデレはそこまで……なのですが、現在アーリーアクセスで実装されているストーリー終盤あたり、かわいい……ってなりました。我ながらチョロいな……

正式リリースが楽しみ! それまでパズルモード制覇できるよう頑張ります~!